JP2005121972A - 光ファイバ - Google Patents

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聡 伊勢
Fumio Takahashi
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Abstract

【課題】信号光の伝送帯域を1625〜1700nmの長波長側に拡大し、1530〜1700nmの波長領域においてラマン増幅を利用してWDM伝送を行うのに最適な光ファイバを提供すること。
【解決手段】波長領域1530〜1700nmにおいて、波長分散が2〜12ps/nm/km、分散スロープが0.05ps/nm2/km以下、伝送損失が0.4dB/km以下である光ファイバ。光ファイバは、大容量の情報をWDM伝送によって長距離伝送しても、非線型光学現象による信号光の波形劣化および累積波長分散による信号光の波形劣化の双方が抑制され、信号光を長距離に亘って伝送することができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、光通信用の光ファイバ、特に、多波長の信号光を波長多重して伝送する光ファイバに関するものである。
近年の光通信技術における発達により、Erドープ光ファイバを用いた光増幅装置(EDFA)や、EDFAで増幅可能な波長領域で複数波長の信号光を用いて情報を伝送する波長分割多重(WDM: Wavelength Division Multiplexing)光伝送が実用化され、Cバンド(1530〜1565nm)や、より長波長側のLバンド(1565〜1625nm)の信号光を使用した大容量通信が実現されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、最近のインターネット人口の増加に代表されるトラフィックの増大により、更なる伝送容量の増大が望まれている。このような要求に対応するため、光通信においては、伝送される信号光の波長間隔を狭くし、高密度に波長帯域を利用する伝送方法や、短波長側のSバンド(1460〜1530nm)における信号光を用いることで波長帯域を拡大する伝送方法が試みられ、実用化されようとしている。
特開2002−162529号公報(第4−6頁、図1)
ところで、Sバンド(1460〜1530nm)での光通信を達成するためには、この波長域で使用できる光増幅装置が必要である。しかし、上述のEDFAは、この波長域で使用での光増幅が不可能であることから、現在、ラマン増幅装置の利用が検討されている。
ラマン増幅は、一般に、信号光の約100nm短波長の励起光源を用いた場合に最も励起効率が良いことが知られている。このため、ラマン増幅を利用するためには、1360〜1435nmの励起光源が必要となる。しかし、一般に、石英系光ファイバは、1383nmを中心にOH基に起因した吸収損失が存在する。このような理由で励起光源の安定性に欠けることから、Sバンド(1460〜1530nm)の波長域では、光伝送の実用化が困難である。
一方、光ファイバは、信号光の伝送帯域を短波長側にすると、光が伝播する実効コア断面積Aeffが小さくなることが知られている。このため、WDM方式においてSバンド(1460〜1530nm)の信号光を伝送する場合、光ファイバ内を伝播する信号数が多くなるにつれて単位面積あたりの光強度が大きくなり、非線形光学現象による信号劣化が生じてしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、信号光の伝送帯域を1625〜1700nmの長波長側に拡大し、1530〜1700nmの波長領域においてラマン増幅を利用してWDM伝送を行うのに最適な光ファイバを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係る光ファイバは、波長領域1530〜1700nmにおいて、波長分散が2〜12ps/nm/km、分散スロープが0.05ps/nm2/km以下、前記波長領域における伝送損失が0.4dB/km以下であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光ファイバは、波長1530〜1700nmに亘る広い波長帯域においてゼロ分散となる波長が存在せず、波長分散及び分散スロープが上記数値範囲内の値であるので、1530〜1700nmの波長領域においてラマン増幅を利用してWDM伝送を行うのに最適で、大容量の情報を長距離伝送しても、非線型光学現象による信号光の波形劣化および累積波長分散による信号光の波形劣化の双方が抑制される。また、光ファイバは、波長領域1530〜1700nmにおける伝送損失が十分に小さいため、信号光を長距離に亘って伝送することができる。
また、請求項2の発明に係る光ファイバは、上記の発明において、ルースチューブ型のケーブルに加工した際の伝送損失が、前記波長領域において0.25dB/km以下であることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、この発明の光ファイバを一般的なケーブル構造であるルースチューブ型のケーブルに加工して光伝送システムで用いたとき、光伝送システムは、中継間隔が長くなり、光増幅器の設置台数が少なくなるので、全体として安価なものとなる。
また、請求項3の発明に係る光ファイバは、上記の発明において、波長1700nmにおける実効コア断面積Aeffが50μm2以上であることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、光ファイバは、非線型光学現象による信号光の波形劣化が更に抑制され、ケーブル化等で発生する曲げに対しても、伝送損失の増加が抑制される。
また、請求項4の発明に係る光ファイバは、上記の発明において、22m長におけるケーブルカットオフ波長λccが、1500nm以下であることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、光ファイバは、波長1500nm以上でシングルモード動作が可能となるため、1530nm〜1700nmの波長範囲全体を信号波長帯域とするWDM伝送路を実現する。
また、請求項5の発明に係る光ファイバは、上記の発明において、光軸中心を含み、第1の屈折率を有する中心コアと、前記中心コアを取り囲み、前記第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2コアと、前記第2コアを取り囲み、前記第2の屈折率より大きい第3の屈折率を有する第3コアと、前記第3コアを取り囲み、前記第3の屈折率より小さい第4の屈折率を有するクラッドとを備えることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、このような構成とすることで、波長領域1530〜1700nmにおいて波長分散が2〜12ps/nm/kmとなる分散シフト光ファイバが実現される。
また、請求項6の発明に係る光ファイバは、上記の発明において、前記中心コアおよび前記第3コアは、前記クラッドに対する比屈折率差が正に、前記第2コアは、前記クラッドに対する比屈折率差が負に、それぞれ設定されていることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、比屈折率差を上記のように設定することで、波長領域1530〜1700nmにおいて、波長分散が2〜12ps/nm/km、分散スロープが0.05ps/nm2/km以下、前記波長領域における伝送損失が0.4dB/km以下である光ファイバが実現される。
この発明によれば、波長領域1530〜1700nmにおいて、波長分散が2〜12ps/nm/km、分散スロープが0.05ps/nm2/km以下、前記波長領域における伝送損失が0.4dB/km以下であることを特徴とするので、信号光の伝送帯域を1625〜1700nmの長波長側に拡大し、1530〜1700nmの波長領域においてラマン増幅を利用してWDM伝送を行うのに最適な光ファイバを提供することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、この発明に係る光ファイバの好適な実施の形態について説明する。なお、本明細書において、各特性の定義及び測定方法は、特に断らない限りITU−T G.650に従うものとする。
図1−1及び図1−2は、この発明の実施の形態である光ファイバを示し、図1−1は光ファイバの構成図、図1−2は屈折率プロファイルを示す図である。実施の形態である光ファイバ1は、光軸中心Cを含む中心コア1a(屈折率=n1,外径D1)の周囲に第2コア1b(屈折率=n2,外径D2),第3コア1c(屈折率=n3,外径D3)及びクラッド1d(屈折率=n4,外径D4)が同心円状に形成されている。光ファイバ1は、各部分の屈折率をn1>n3>n4>n2とすることで、中心コア1aおよび第3コア1cのクラッド1dに対する比屈折率差Δ1,Δ3が正に、第2コア1bのクラッド1dに対する比屈折率差Δ2が負に、それぞれ設定されている。
このような屈折率プロファイルを有する光ファイバ1は、石英ガラスをベースとし、中心コア1a及び第3コア1cに対応する中心コア領域及び第3コア領域にドーパント(GeO2)を添加したプリフォームを線引きして製造される。
光ファイバ1は、図2に示すように、ゼロ分散波長が1530〜1700nmの範囲には存在せず、波長領域1530〜1700nmにおける波長分散が2〜12ps/nm/km、この波長領域における分散スロープが0.05ps/nm2/km以下である。従って、光ファイバ1は、1530〜1700nmの波長領域においてラマン増幅を利用してWDM伝送を行うのに最適で、信号光の波形劣化および累積波長分散に因る信号光の波形劣化の双方が抑制され、波長領域1530〜1700nmに亘る広い波長帯域における多波長の信号光を用いて大容量の長距離伝送が可能である。また、光ファイバ1は、波長領域1530〜1700nmにおける伝送損失が0.4dB/km以下であるため、信号光を長距離に亘って伝送することができる。
ここで、図1に示す構成の光ファイバ1を試作したところ、中心コア1aの外径D1は5.4μm、第2コア1bの外径D2は9.8μm、第3コア1cの外径D3は20μmであり、クラッド1dの外径D4は125μmであった。また、中心コア1aの比屈折率差Δ1は0.82%であり、第2コア1bの比屈折率差Δ2は−0.5%であり、第3コア1cの比屈折率差Δ3は0.2%であった。ここで、線引きされた光ファイバ1は、耐水素性を向上させるために、重水素からなる雰囲気中に3時間程、暴露した。
試作した光ファイバ1に関する特性を測定したところ、ゼロ分散波長が1475nm、波長1700nmにおける波長分散が9.8ps/nm/km、波長領域1530〜1700nmにおける分散スロープの最大値が0.023ps/nm/km、波長領域1530〜1700nmにおける伝送損失の最大値が0.35dB/kmであった。また、波長1700nmにおける実効コア断面積Aeffは52μm2で、22m長におけるケーブルカットオフ波長λccは1420nmであった。
また、試作した光ファイバ1を複数用いてルースチューブ型のケーブルを製造し、各光ファイバ1の波長領域1530〜1700nmにおける伝送損失を測定したところ、いずれの光ファイバ1も0.25dB/km以下であった。
以上のように、本発明にかかる光ファイバは、信号光の伝送帯域を1625〜1700nmの長波長側に拡大するのに有用であり、特に、1530〜1700nmの波長領域においてラマン増幅を利用してWDM伝送を行うのに適している。
この発明の実施の形態である光ファイバの構成図である。 この発明の実施の形態である光ファイバの屈折率プロファイルを示す図である。 この発明に係る光ファイバの波長分散特性を示す図である。
符号の説明
1 分散シフト光ファイバ
1a 中心コア
1b 第2コア
1c 第3コア
1d クラッド
D1〜D4 外径
C 光軸中心

Claims (6)

  1. 波長領域1530〜1700nmにおいて、波長分散が2〜12ps/nm/km、分散スロープが0.05ps/nm2/km以下、前記波長領域における伝送損失が0.4dB/km以下であることを特徴とする光ファイバ。
  2. ルースチューブ型のケーブルに加工した際の伝送損失が、前記波長領域において0.25dB/km以下であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 波長1700nmにおける実効コア断面積Aeffが50μm2以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ。
  4. 22m長におけるケーブルカットオフ波長λccが、1500nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光ファイバ。
  5. 光軸中心を含み、第1の屈折率を有する中心コアと、前記中心コアを取り囲み、前記第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2コアと、前記第2コアを取り囲み、前記第2の屈折率より大きい第3の屈折率を有する第3コアと、前記第3コアを取り囲み、前記第3の屈折率より小さい第4の屈折率を有するクラッドとを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光ファイバ。
  6. 前記中心コアおよび前記第3コアは、前記クラッドに対する比屈折率差が正に、前記第2コアは、前記クラッドに対する比屈折率差が負に、それぞれ設定されていることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ。
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