JP2005121499A - 試料セル、光学測定装置及び光学的測定方法 - Google Patents

試料セル、光学測定装置及び光学的測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 試料を希釈したり濃縮したりする必要のない吸光度計を提供する。
【解決手段】 光路長連続可変セルを用い、低濃度の試料に対しては光路長の長い部分で測定し、高濃度の試料に対しては光路長の短い部分で測定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体試料の吸光度や蛍光を測定するための試料セル及びそれを用いる光学測定装置に関する。
図2に従来の吸光度計の模式図を示す。光源21からの光を分光計やバンドパスフィルター等の波長選択手段22を通すことで所望の波長の単色光を取り出し、スリット23から直進性のある光を試料セル24に照射する。試料セル24は四角柱の形をした石英等からなる容器であり、中に測定する試料溶液が入っている。測定は、試料セル24中の試料溶液を透過した光25aを光検出器26aで検出することにより、あるいは光照射によって励起された蛍光25bを、蛍光選択フィルター27を通して光検出器26bで検出することにより行われる。
従来の吸光度計による濃度測定では、まず検量線を作成するために、物質Aの濃度が既知の4種の希釈系列、例えば1mM濃度の溶液、2mM濃度の溶液、4mM濃度の溶液、8mM濃度の溶液を調製し、それぞれについて吸光度計で吸光度測定を行なう。測定の結果は図3のようになる。図3の横軸は物質Aの濃度、縦軸は吸光度である。試料セル24を透過する光は、試料セルの内部に充填している試料溶液中に含まれる吸光物質の濃度に比例して減衰する。この減衰した強度を光検出器26aで読み取りを行なう。このときの減衰値によって溶液中の指定波長に対して吸収をもつ物質の濃度を相対的に比較することが可能になる。
図3の測定結果から物質Aの濃度を正確に求めるためには、吸光度が0.2〜1.2の範囲で読み取りを行なえるようにしなくてはならない。未知濃度の物質Aを試料セルに充填して同様に吸光時計で吸光度測定を行なったときに、吸光度が2以内の範囲に収まっていれば、それを図3の検量線に当てはめて濃度を算出することが可能である。しかし、吸光度が2を超えていると、正確な濃度を求めるためには試料を希釈して再測定する必要があり、逆に吸光度が小さすぎる場合にはノイズの影響が無視できなくなり試料を濃縮して再測定する必要がある。
特開平5−223734号公報
四角柱の形状をした試料セルを用いて吸光度計で吸光度を測定する場合には、試料濃度が一定以上になると吸光度の変化が少なくなり、正確な測定ができなくなる。また試料濃度が非常に薄い場合にも、同様に正確な濃度測定ができない。従って、試料セルに試料を充填して測定した吸光度が検量線の直線部分に入っていない場合には、測定された吸光度が検量線の直線部分に入るように試料を濃縮あるいは希釈したり、試料セルの大きさを変えたりして測定し直す必要があった。
本発明は、広い濃度範囲の試料を希釈や濃縮する必要なく測定することのできる吸光度計を提供することを目的とする。
本発明では、試料セルとして光路長を連続的に変えることのできる光路長連続可変セル、例えば三角柱の形状をした試料セル、あるいは上部が開放した四角柱状の容器の内部を当該四角柱の対角線位置に設けた隔壁によって2分割した形状を有する試料セルを利用する。光路長連続可変セルによると、直行性をもった光が試料中を通過する距離を試料セルへの光照射位置によって可変することが可能になる。そのため、試料セルの中に入っている試料を濃縮、希釈等する必要がなくなる。また従来は、装置のダイナミックレンジ内であっても、濃度と吸収度は完全には比例しないことから標準溶液の希釈系列を作成して、濃度測定用の検量線を作成する必要性があったが、光路長可変セルを使用することで、標準試料の希釈系列を作成することなく濃度の測定が可能になる。
本発明による光学測定装置は、光源と、光源から発生された光線の光路を2分割する光学系と、前記光学系により2分割された一方の光路中に配置された第1の試料セルと、第1の試料セルを透過した光線を検出する第1の光検出器と、前記光学系により2分割された他方の光路中に配置された第2の試料セルと、第2の試料セルを透過した光線を検出する第2の光検出器と、第2の試料セルを当該試料セルに照射される光線の光路を横切る方向に駆動する駆動部とを含み、第1の試料セルは試料中を透過する光線の光路長が固定の試料セルであり、第2の試料セルは駆動部による駆動量に応じて試料中を透過する光線の光路長が連続的に変化する試料セルであることを特徴とする。光源からの光線を2分割する手段はハーフミラーを用いた空間的な分割であってもよいし、光反射部と光透過部を交互に有するチョッパーなどを用いた時間的な分割であってもよい。
この光学測定装置は、第1の試料セルを透過する光線の光路長と、第1の試料セルの透過光強度と第2の試料セルの透過光強度が等しくなるときの第2の試料セルを透過する光線の光路長の情報と、第1又は第2の試料セルの一方に入っている既知濃度の試料の濃度に基づいて、他方の試料セルに入っている未知濃度の試料の濃度を演算する演算部を有するのが好ましい。
本発明による光学的測定方法は、光路長が固定の第1の試料セルと光路長が可変の第2の試料セルを用意するステップと、第1と第2の試料セルの一方に濃度が既知の試料を注入し、他方に濃度が未知の試料を注入するステップと、光源からの光線を第1の試料セルに照射し、透過光強度を検出するステップと、光源からの光線を第2の試料セルに照射し、透過光強度を検出するステップと、第2の試料セルの光路長を変化させ、第1の試料セルの透過光強度と第2の試料セルの透過光強度が等しくなる光路長を求めるステップと、第1の試料セルの光路長と、第2の試料セルの光路長と、既知の濃度をもとに未知の濃度を算出するステップとを含む。
また、本発明による光学的測定方法は、光路長が可変の試料セルに既知濃度の試料溶液を注入するステップと、光源からの光線を試料セルに照射し、試料セルの光路長を変化させて吸光度を測定し、光路長と吸光度の関係を取得するステップと、その関係を、試料セルに未知濃度の試料を注入したときの光路長と吸光度の関係に一般化するステップと、試料セルに未知濃度の試料を注入して光路長と吸光度の関係を求めるステップと、求めた光路長と吸光度を前記一般化した関係に適用して未知濃度の試料の濃度を算出するステップとを含む。
本発明によると、吸光度計や蛍光強度計などにおける試料のハンドリングが容易になる。また、セルを2分割にすることにより、片方に既知試料、片方に未知試料を入れることで、1セルでの濃度測定が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明による光路長連続可変セルの一例を示す図である。ここに示した光路長連続可変セル(以下、単に試料セルという)10は、四角柱の形状をした試料セルの内部を対角線位置に設けた隔壁11によって2分割したものであり、内部に三角柱の形状をした空間が2つ形成されている。この2つの三角柱状空間の一方を、試料溶液を注入する第1試料セル12として用い、他方を純水等のブランク溶液を注入する第2試料セル13として用いる。ブランク試料を注入する第2セル13を設けることにより、試料セル10に入射する入射光の方向と試料セル10から出射する出射光の方向をほぼ一致させることができ、試料セル10を組み込む吸光度計の光軸合わせが容易になる。ブランク試料を入れる第2セルは必ずしも設ける必要はないが、三角柱の形状をした第1試料セル12のみで光路長連続可変セルを構成すると、試料セルへの入射前後で光線が大きく屈折するため、光検出器が試料セルからの出射光を効率よく受光できるように吸光度計の光軸調整を行う必要がある。
図4は、本発明による試料セル10を上方から見た模式図であり、光路長可変方法についての説明図である。第1セル12には試料溶液を注入し、第2セル13には純水を注入して測定する。図中の矢印は、試料セルへの光照射位置を示している。
図の一番左(100%と表示)の照射位置aを用いると、測定光が試料溶液中を透過する距離が一番長いために、吸光度の測定値が一番大きくなる。照射位置aで測定したとき吸光度が1.2以上であると正確な測定が行なえないために、右に照射位置を移動することで試料の希釈なしに正確な濃度測定を行うことが可能となる。また、一番右(10%)の照射位置dで測定した吸光度が0.2以下の場合は、照射位置dでは試料の存在量が少ないために正確な測定が困難であるが、左側に照射位置を移動することで試料の濃縮なしに正確な濃度測定が可能になる。このように、試料セル10への光照射位置を選択することによって無限段階に希釈系列を作ることが可能である。
光路長連続可変セルとしては、光照射位置を変化させたとき試料溶液中の光路長が単調に変化する形状であれば任意の形状の試料セルを用いることができる。図5には、一例として円錐形状の試料セルと円柱形状の試料セルを示した。図5(a)に示す円錐形状の試料セルは、測定光に対して試料セルを上下に移動することにより試料溶液中の光路長を変えることができる。また、図5(b)に示した円柱形状の試料セルの場合には、測定光に対して試料セルを側方に移動することにより試料溶液中の光路長を変えることができる。
図6は、本発明による吸光度計の一例を示す概略図である。制御コンピュータ31によって制御される光源32からの出射光は50%透過のハーフミラー33で2分割され、一方の光はハーフミラー33によって反射され、全反射ミラー34で反射されて光路を曲げられ、第1の試料セル35に照射される。第1の試料セル35を透過した光は第1の光検出器36aで検出される。ハーフミラー33を透過した光は、第2の試料セル37に照射され、その透過光は第2の光検出器36bによって検出される。ここで、第1の試料セル35は従来型の四角柱の形状をした光路長固定の試料セルであり、第2の試料セル37は、図1及び図4に示した試料溶液注入部分が三角柱の形状をした光路長連続可変セルである。第2の試料セル37は光路に対して垂直な方向に移動可動になっていて、試料溶液中の光路長を自由に変えることができるようになっている。これは例えば、モータ41によって駆動されるベルト42上に第2の試料セル37を固定することで実現できる。
図7は、第2の試料セル37の駆動機構の一例を示す模式図である。プーリー43,44に掛けられた無端42ベルトの上に、固定具45a,45bによって第2の試料セル37が固定されている。一方のプーリー43にはモータ41の駆動軸46が固定されている。従って、制御コンピュータ31の指令によってモータ41を駆動すると、ベルト42が移動し、その上に固定されている第2の試料セル37も光路に垂直な方向に移動する。
図8は、制御コンピュータ31の表示画面例を示す図である。表示画面の上方には第1の試料セル(光路長固定セル)35に関する情報51が表示され、下方には第2の試料セル(光路長連続可変セル)37に関する情報52が表示される。図示の例の場合、第1の試料セル35は光路長が1cmで固定であるので、吸光度の測定結果の値も一意である。第2の試料セル37は、図6及び図7に示したように、モータ41とベルト42によって入射光に対して横方向に移動することで光路長を可変できるようになっている。「Manual Setting」ボタン53は、第2の試料セル(光路長連続可変セル)37の光路長を指示した値に設定するためのボタンであり、「AutoScan」ボタン54は第2の試料セル37を光軸に対して横方向に移動して、可変光路長の全域にわたって吸光度測定を行うためのボタンである。
「Manual Setting」ボタン53を押すと、図9に示す画面に遷移し、マニュアルモードに移行する。この画面で軸の位置(モータによる試料セルの移動距離)を入力すると、使用している試料セルに合わせて、その位置での光路長とその際に測定した吸光度を即座に表示する仕様となっている。このモードは、三角柱の試料セルに入れる溶液の濃度を調整したい場合に用いると便利である。
通常の測定に当たっては、「AutoScan」ボタン54を押し、図8の右下のグラフ56に示されているような測定結果を得る。この測定結果から第1の試料セル35内の試料溶液濃度が未知の場合でも、第2の試料セル37内の試料溶液濃度が未知の場合でも、他方の試料セル中の試料溶液濃度が既知であればその未知濃度を求めることができる。
いま、第1の試料セル35中の溶液濃度をp(M)、光路長をxとし、第2の試料セル37中の溶液濃度をp(M)とする。モータ41を駆動して第2の試料セル37の光照射位置を移動し、第1の試料セル35による吸光度と等しい吸光度を示す第2の試料セル37の位置を探す。その時の第2の試料セル37の光路長をxとすると、x・p=x・pである。従って、第1の試料セル35中の溶液濃度p(M)が既知であれば、第2の試料セル37の溶液濃度p(M)は、次式(1)から求めることができる。逆に、第2の試料セル37に入っている溶液の濃度p(M)が既知であれば、第1の試料セル35の溶液濃度p(M)は、次式(2)によって計算することができる。
=p・(x/x) …(1)
=p・(x/x) …(2)
図8の表示画面で、セル1濃度(第1の試料セル中の溶液濃度)あるいはセル2濃度(第2の試料セル中の溶液濃度)の部分に既知の値を入力し、「Calculate」ボタン55を押すと、制御コンピュータ31は、上記の関係に従って未知濃度の方を自動的に計算して結果を表示する。また、濃度測定するための条件が例えば、信頼区間以外になっており、正確に濃度の計算ができない場合には「信頼区間外」と表示した後に結果を表示する。吸光度(Abs)が同じであれば、ほぼ同じ濃度と言えるが、Absが低い場合はノイズによる影響が、Absが高い場合は検量線の傾きが一般的になだらかになるため誤差が大きくなる。そのため、エラー表示は出さないが、その旨は計算結果に反映している必要性が生じる。
次に、本発明の試料セルを用いた別の濃度測定方法について説明する。
検量線を作成するために1種類の既知濃度の溶液を用意し、測定するポイント毎に吸光度計で測定し、例えば図10のように2mMの物質Aの検量線を作成する。具体例によって説明すると、まず、図10のようにして作成された検量線から2mMの時の直線は次のように表すことができる。吸光度0.2〜1.0の間は直線性が維持されており信頼区間と仮定すると図10のグラフから、測定位置50%のところの吸光度(Abs)は0.35である。よって、2mMの時の検量線は次式(3)で表される。ここでpは位置を示し、50%の場合は50である。
Abs=P×0.35/50 …(3)
濃度がYmMの時の検量線は下式(4)のように仮定できる。
Abs×Y/2=P×0.35/50 …(4)
ここで、未知濃度溶液を測定した際のAbs=0.5で測定位置p=60(%)の部分だったと仮定すると上式より、濃度Yは、次式(5)のように求められる。
Y=60×0.35/50÷0.5÷0.5=1.68mM …(5)
本発明による光路長連続可変セルの一例を示す図。 従来の吸光度計の模式図。 検量線の説明図。 本発明による試料セルを上方から見た模式図。 光路長連続可変セルの他の例を示す図。 本発明による吸光度計の一例を示す概略図。 試料セル駆動機構の一例を示す模式図。 制御コンピュータの表示画面例を示す図。 マニュアルモードの設定画面を示す図。 1種類の既知濃度の溶液を用いた検量線の例を示す図。
符号の説明
10:光路長連続可変セル、11:隔壁、12:第1試料セル、13:第2試料セル、21:光源、22:波長選択手段、23:スリット、24:試料セル、25a:透過光、25b:蛍光、26a,26b:光検出器、27:蛍光選択フィルター、31:制御コンピュータ、32:光源、33:ハーフミラー、34:全反射ミラー、35:第1の試料セル、36a,36b:光検出器、37:第2の試料セル、41:モータ、42:ベルト、43,44:プーリー、45a,45b:固定具、46:駆動軸

Claims (7)

  1. 上部が開放した四角柱状の容器の内部を当該四角柱の対角線位置に設けた隔壁によって2分割した形状を有することを特徴とする試料セル。
  2. 光源と、
    前記光源から発生された光線の光路を2分割する光学系と、
    前記光学系により2分割された一方の光路中に配置された第1の試料セルと、
    前記第1の試料セルを透過した光線を検出する第1の光検出器と、
    前記光学系により2分割された他方の光路中に配置された第2の試料セルと、
    前記第2の試料セルを透過した光線を検出する第2の光検出器と、
    前記第2の試料セルを当該試料セルに照射される光線の光路を横切る方向に駆動する駆動部とを含み、
    前記第1の試料セルは試料中を透過する光線の光路長が固定の試料セルであり、前記第2の試料セルは前記駆動部による駆動量に応じて試料中を透過する光線の光路長が連続的に変化する試料セルであることを特徴とする光学測定装置。
  3. 請求項2記載の光学測定装置において、前記第2の試料セルは、上部が開放した四角柱状の容器の内部を当該四角柱の対角線位置に設けた隔壁によって2分割した形状を有することを特徴とする光学測定装置。
  4. 請求項2記載の光学測定装置において、前記第1の試料セルを透過する光線の光路長と、前記第1の試料セルの透過光強度と前記第2の試料セルの透過光強度が等しくなるときの前記第2の試料セルを透過する光線の光路長の情報と、前記第1又は第2の試料セルの一方に入っている既知濃度の試料の濃度に基づいて、他方の試料セルに入っている未知濃度の試料の濃度を演算する演算部を有することを特徴とする光学測定装置。
  5. 光路長が固定の第1の試料セルと光路長が可変の第2の試料セルを用意するステップと、
    前記第1と第2の試料セルの一方に濃度が既知の試料を注入し、他方に濃度が未知の試料を注入するステップと、
    光源からの光線を前記第1の試料セルに照射し、透過光強度を検出するステップと、
    前記光源からの光線を前記第2の試料セルに照射し、透過光強度を検出するステップと、
    前記第2の試料セルの光路長を変化させ、前記第1の試料セルの透過光強度と前記第2の試料セルの透過光強度が等しくなる光路長を求めるステップと、
    前記第1の試料セルの光路長と、前記第2の試料セルの光路長と、前記既知の濃度をもとに前記未知の濃度を算出するステップとを含むことを特徴とする光学的測定方法。
  6. 光路長が可変の試料セルに既知濃度の試料溶液を注入するステップと、
    光源からの光線を前記試料セルに照射し、前記試料セルの光路長を変化させて吸光度を測定し、光路長と吸光度の関係を取得するステップと、
    前記関係を、前記試料セルに未知濃度の試料を注入したときの光路長と吸光度の関係に一般化するステップと、
    前記試料セルに未知濃度の試料を注入して光路長と吸光度の関係を求めるステップと、
    求めた光路長と吸光度を前記一般化した関係に適用して未知濃度の試料の濃度を算出するステップとを含むことを特徴とする光学的測定方法。
  7. 請求項5又は6記載の光学的測定方法において、前記光路長が可変の試料セルとして上部が開放した四角柱状の容器の内部を当該四角柱の対角線位置に設けた隔壁によって2分割した形状を有する試料セルを用いることを特徴とする光学的測定方法。
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