JPH08313429A - 分光光度計用セル - Google Patents

分光光度計用セル

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JPH08313429A
JPH08313429A JP11812095A JP11812095A JPH08313429A JP H08313429 A JPH08313429 A JP H08313429A JP 11812095 A JP11812095 A JP 11812095A JP 11812095 A JP11812095 A JP 11812095A JP H08313429 A JPH08313429 A JP H08313429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
optical path
sample
spectrophotometer
path length
Prior art date
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Pending
Application number
JP11812095A
Other languages
English (en)
Inventor
Michinari Kamitsuma
道成 上妻
Kazunari Imai
一成 今井
Yasuaki Setsu
育明 薛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】光源1,モノクロメータ2,光検出器4,増幅
器5,演算及び信号表示装置6からなる分光光度計にお
いて、未知試料を測定するために複数の異なる光路長を
もつセル3を用いる。光源1から放射された光はモノク
ロメータ2で単色光7になり、セル3を通過する。この
ときの吸光度によってセルの位置を移動方向10を変え
て適当な光路長の位置において測定レンジ内にない場合
でも測定することが可能となる。 【効果】濃縮,希釈の手間が省け、作業時間の短縮に役
立つ。測定レンジの狭い検出器を使うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シングルビーム分光光
度計,二波長分光光度計,クロマトグラフィ用モニタ等
に用いられ、液体,気体の測定に用いるセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から利用されている分光光度計用の
吸収セルは、一定の光路長をもっている。通常、多く利
用されているセルは光路長Lが10mmのものである。試
料を測定し、吸光度が測定レンジより高い場合は、試料
を希釈する必要があった。または、光路長の短いセルに
交換して測定していた。このような際に、希釈率を間違
えたりして正確な吸光度を出すことができない場合もあ
った。あるいは、セルの交換や試料の移しかえに手間と
時間がかかった。反対にノイズと区別ができないくらい
信号が低い場合、試料の濃縮や光路長の長いセルへの試
料の移しかえ等の必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまで、未知の試料
を測定するとき、測定レンジ以上の吸光度の測定値が出
た場合、または、ノイズと区別ができないくらい吸光度
が小さい場合、測定レンジの範囲内に入るように試料の
希釈や濃縮,セルの交換等をする必要があった。本発明
の目的は、試料の希釈,濃縮の手間と時間をかけずに未
知試料が測定できる分光光度計用セルを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数個の異
なる光路長を持つセルを用いることにより達成すること
ができる。
【0005】
【作用】未知試料の吸光度が測定レンジ内を越える場
合、あるいは信号とノイズとの区別がつかない場合、光
路の位置を適当な光路長のところへ移動する。それによ
って、試料の測定値が測定レンジ内に入るようになるの
で、測定レンジを越える場合やノイズと区別がつかない
試料でも測定できるようになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。吸光度を測定する装置は種々の型があるが、その基
本構成は、図1のように、光源1,モノクロメータ2,
吸収セル3,光検出器4,増幅器5,演算及び信号表示
装置6より成る。光源1より放射された光は、モノクロ
メータ2に入り、単色光束7になって、セル3を通過
し、光検出器4に入る。セル3を通過するとき、試料に
よる光の吸収はBouger-Beerの法則(数1)に従う。
【0007】
【数1】 −log(I/I0 )=a×L×c …(数1) I0 :入射光束の強さ I:透過した後の光束の強さ a:吸光係数 L:液層の長さ(光路長) c:試料の濃度 セル3を通過した光8は、光検出器4で電気信号9に変
換され、増幅器5で信号が増幅され、演算及び信号表示
装置6に測定結果が表示される。
【0008】具体的に光路長L=10mmのとき、核酸試
料の測定結果を図2に示す。低濃度から高濃度へは濃度
と吸光度は比例関係であるが、ある濃度以上になると光
検出器が飽和状態になり、これ以上の濃度の試料は測定
できない。また、低濃度ではノイズと信号との区別がつ
かなくなる。
【0009】図1の実施例において、セルは、移動方向
10に移動できるようになっている。図3に本発明の
(a)立体図,(b)正面図を示す。例えば、このセルは
光路長12,13,14,15をもっており、それぞれ
1mm,10mm,20mm,100mmである。試料は、注入
口11から注入され、全ての光路長のところで測定でき
るように満たされている。試料に核酸を使い、図3のセ
ルを用いて光路長12,13,14,15において測定
した結果を図4に示す。光路長12,13,14,15
のときの吸光度と濃度の関係はそれぞれ16,17,1
8,19である。表1には光路長と測定可能な濃度範囲
の関係を示す。
【0010】
【表1】
【0011】セルの光路長15のところで濃度c=20
0μg/mlの試料を測定する場合を考える。光路長1
5での吸光度は測定レンジ3Absを越えるので測定で
きない。そこでセルを方向10に移動し、光路長14に
なるところで測定する。吸光度は14においても測定レ
ンジ内に入らないので、光路長13に移動する。ここで
も測定レンジ内にないので、光路長12のところに移動
する。ここでは、測定値が0.4 Absとなるので測定
することができる。この場合、試料を100倍に希釈し
た結果と同じ効果を得ることができる。逆に濃度c=
0.1 μg/mlの試料を光路長12で測定する場合、
吸光度は0.001 Abs位でノイズと区別がつかな
い。このときは、光路長15のところで測定すれば吸光
度は0.1Absとなり測定できるようになる。100
倍に濃縮した結果と同じになる。このように試料の希釈
や濃縮の手間を省き、希釈や濃縮の際の誤操作を防ぐこ
とができる。また、希釈,濃縮のできない試料での測定
も可能にする。そして、測定レンジの狭い光検出器を使
用することも可能にする。
【0012】図5は本発明の実施例を示したものであ
る。光源1,モノクロメータ2,セル3,光検出器4,
増幅器5,演算及び信号表示装置6,固定されたミラー
20,可動式ミラー21からなる。モノクロメータ2で
単色光7になった光は、固定式のミラー20で反射さ
れ、移動式のミラー21で各光路のところを通過するよ
うに、方向22に移動できる。セルを通過した光8は再
び可動式ミラー21,固定式ミラー20で反射され光検
出器4で検出される。図3とは違いセルの移動ではな
く、ミラー21の位置が移動することによって、光路が
移動し、光路長12,13,14,15の位置で測定で
きる。本実施例においても図1の実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、濃縮,希釈の手間が省
け、作業時間の短縮に役立つ。測定レンジの狭い光検出
器を使うことができる。試料の希釈,濃縮の誤操作を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例その1のブロック図。
【図2】測定例である濃度と吸光度の関係を示す特性
図。
【図3】本発明の実施例その2のセルの説明図。
【図4】測定例である各光路長における吸光度と濃度と
の関係を示す特性図。
【図5】本発明の実施例その3のブロック図。
【符号の説明】
1…光源、2…モノクロメータ、3…セル、4…検出
器、5…増幅器、6…演算及び信号表示装置、7…単色
光束、8…試料を通過後の光束、9…電気信号、10…
セルの移動方向。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分光光度計において液体,気体試料の吸光
    度,透過率の測定に用いる石英ガラス製またはガラス製
    またはプラスチック製のセルにおいて、複数の異なる光
    路長を持つことを特徴とする分光光度計用セル。
  2. 【請求項2】光源と、モノクロメータと、請求項1に記
    載の前記セルと、光検出器と、増幅器と、演算及び信号
    表示装置からなる分光光度計において、測定結果によっ
    て自己設定範囲内にあるかないかを自己判定し、前測定
    時の光路と異なる光路長の位置へ移動させる機能と、光
    路長を自己補正する機能を有する分光光度計。
  3. 【請求項3】光源と、モノクロメータと、請求項1に記
    載の前記セルと、光検出器と、増幅器と、演算及び信号
    表示装置からなる分光光度計において、単色光を試料に
    導入するミラーと前記試料を透過した単色光を光検出器
    に導入するミラーを同じ駆動装置に設けることにより、
    試料の測定結果によって自己設定範囲内にあるかないか
    が自己判定され、ない場合は前記駆動装置と異なる光路
    長の位置へ移動する機能と、光路長を自己補正する機能
    を有する分光光度計。
JP11812095A 1995-05-17 1995-05-17 分光光度計用セル Pending JPH08313429A (ja)

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