JP2005120856A - 液体圧送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エネルギー損失を伴うことなく液体を圧送することのできる液体圧送装置を提供する。
【解決手段】 駆動流体管2にディスク式スチームトラップ3とエゼクタ5と圧送通路6をそれぞれ接続する。ディスク式スチームトラップ3の入口側と変圧室10を連通管9で接続する。連通管9に液位開閉弁4を介在する。エゼクタ5の吸込室20に吸込通路22を連通する。吸込通路22には逆止弁24を取り付ける。
雨水7の水位が低い場合は、ディスク式スチームトラップ3のディスク弁17が閉弁しており、エゼクタ5へ吸引力を発生するだけの駆動流体は供給されない。一方、水位が所定の高さになると、ディスク弁17が開弁して多量の駆動流体がエゼクタ5へ供給され吸引力を発生して雨水7を吸引し、圧送通路6から所定箇所へ圧送する。
【選択図】 図1
【解決手段】 駆動流体管2にディスク式スチームトラップ3とエゼクタ5と圧送通路6をそれぞれ接続する。ディスク式スチームトラップ3の入口側と変圧室10を連通管9で接続する。連通管9に液位開閉弁4を介在する。エゼクタ5の吸込室20に吸込通路22を連通する。吸込通路22には逆止弁24を取り付ける。
雨水7の水位が低い場合は、ディスク式スチームトラップ3のディスク弁17が閉弁しており、エゼクタ5へ吸引力を発生するだけの駆動流体は供給されない。一方、水位が所定の高さになると、ディスク弁17が開弁して多量の駆動流体がエゼクタ5へ供給され吸引力を発生して雨水7を吸引し、圧送通路6から所定箇所へ圧送する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に各種プラントや石油化学コンビナート等において、水などの液体を高圧の蒸気や圧縮空気等で所定箇所へ圧送する液体圧送装置に関する。
液体圧送装置は、電動ポンプのように電力を用いることなく、高圧駆動流体の圧力を駆動源として液体を圧送するものである。
この液体圧送装置においては、高圧駆動流体としての高圧蒸気を絶えず供給しなければならず、この供給蒸気の有効利用箇所が別途あれば問題ないのであるが、供給蒸気の適当な有効利用箇所がない場合は、この供給蒸気を廃棄しなければならず、周辺の環境を悪化させたり、また、熱エネルギーの廃棄というエネルギー損失を伴ってしまう問題点があった。
実開平3−106200号公報
解決しようとする問題点は、圧送装置へ高圧駆動流体を絶えず供給することなく、圧送に必要な時のみ高圧駆動流体を供給することによって、エネルギー損失を伴うことなく被圧送液体を圧送することのできる液体圧送装置を提供することである。
本発明は、駆動流体源とエゼクタのノズルを駆動流体管で接続して、ノズルの周囲に吸込室を形成し、エゼクタのディフューザを圧送通路と連通して、吸込室と液体溜部を連通する吸込通路を設けたものにおいて、駆動流体管にディスク式スチームトラップを介在して、当該ディスク式スチームトラップの入口側の駆動流体管とディスク式スチームトラップの変圧室とを連通管で連通し、当該連通管に液体溜部の液位に応じて開閉弁する液位開閉弁を取り付けるとともに、ディスク式スチームトラップの変圧室とディスク式スチームトラップの出口側とを常時連通する細孔を設けたことを特徴とする。
本発明の液体圧送装置は、駆動流体管にディスク式スチームトラップを介在して、このディスク式スチームトラップの変圧室と入口側の駆動流体管とを連通管で連通し、この連通管に液体溜部の液位に応じて開閉弁する液位開閉弁を取り付けるとともに、ディスク式スチームトラップの変圧室と出口側とを常時連通する細孔を設けたことによって、液体溜部の液位が所定高さになると液位開閉弁が閉弁して、駆動流体管から連通管を通ってディスク式スチームトラップの変圧室へ供給されていた駆動流体が閉止され、一方、変圧室に残留していた駆動流体は細孔を通って出口側へ排出されることにより、ディスク式スチームトラップが開弁して駆動流体をエゼクタに供給し、この時エゼクタで発生する吸引力でもって吸込通路を介して液体溜部から液体を吸引して所定箇所へ圧送することができる。従って、液体溜部に圧送すべき液体が所定の液位になるまで溜まって初めてエゼクタへ高圧の駆動流体が供給されて液体を圧送することにより、多量の高圧駆動流体を廃棄してしまうというエネルギー損失を防止することができる利点がある。
本発明は、ディスク式スチームトラップの開閉弁を利用してエゼクタへの高圧駆動流体の供給と停止を行うものであり、液体の液位検出センサや自動開閉弁等を用いることなく簡単で且つ安価に液体を所望箇所へ圧送することができる。
ディスク式スチームトラップは例えば実開昭56−85797号公報に開示されているように従来より周知なものである。
図1は本発明の1実施例の構成図であって、各種工場に数多く設けられている地下ピット1内に溜まった雨水7を圧送する場合に適用した例を示す。液体溜部としての地下ピット1内に配置した駆動流体管2とディスク式スチームトラップ3と液位開閉弁4とエゼクタ5、及び、圧送通路6で液体圧送装置を構成する。
駆動流体管2は、上端を駆動流体としての高圧蒸気源と接続し、下端をディスク式スチームトラップ3の入口8と接続する。駆動流体管2を分岐して連通管9を取り付けて、後述するディスク式スチームトラップ3の変圧室10と連通する。連通管9には液位開閉弁4を介在する。
液位開閉弁4は弁本体11とフロート12とレバー13で構成して、フロート12が地下ピット1内の雨水7の水面上に浮かんでおり、図1に示す状態から更に水面が上昇するとフロート12も上昇して、連結したレバー13を介して弁本体11内の図示しない弁体を閉弁させ、駆動流体管2から連通管9とこの液位開閉弁4を通ってディスク式スチームトラップ3の変圧室10へ供給していた高圧蒸気の供給を停止する。
ディスク式スチームトラップ3の断面構成図を図2に示す。ディスク式スチームトラップ3は、駆動流体管2と接続した入口8と、入口8と連通した入口連通路15と、入口連通路15の上端外周に同芯状に形成した出口環16と、変圧室10と、変圧室10内で入口連通路15と出口環16の上端部に載置した円板状のディスク弁17、及び、出口環16と出口14を連通する出口連通路18とで構成する。
入口8側に接続した駆動流体管2と変圧室10の上部を連通管9で連通するとともに、この連通管9の途中に液位開閉弁4の弁本体11を配置する。また、出口環16の周壁の一部に細孔21を設ける。この細孔21は、変圧室10と出口連通路18を常時連通しており、液位開閉弁4の弁本体11を通って変圧室10内へ流入してきた駆動流体としての高圧蒸気の一部を出口連通路18から出口14側へ常時流下させている。
図1において、ディスク式スチームトラップ3の出口14とエゼクタ5の吸込室20を管路19で接続する。エゼクタ5は、吸込室20内に図示しないノズルを内蔵して管路19と接続し、吸込室20の下部に吸込通路22を接続するとともに、エゼクタ5のディフューザ23を圧送通路6と接続する。吸込通路22の下端は液体溜部としての地下ピット1の底部に開口する。吸込通路22の途中には、吸込通路22の下端側から吸込室20方向への流体の通過のみを許容し反対方向の流体の通過を阻止する逆止弁24を取り付ける。
地下ピット1底部の雨水7の水位が低い場合は、駆動流体管2から供給される高圧蒸気が連通管9と液位開閉弁4を通ってディスク式スチームトラップ3の変圧室10へ流入するために、ディスク式スチームトラップ3のディスク弁17が入口連通路15と出口環16の上端部に着座しており、入口8から出口14へ高圧蒸気が流下することはない。但し、変圧室10へ流入した高圧蒸気の一部、すなわち、液位開閉弁4から供給される高圧蒸気量よりも少ない量の蒸気は、細孔21を通って出口14からエゼクタ5へと流下するが、蒸気量が極めて少ないためにエゼクタ5で吸引力を発生することはない。
地下ピット1底部の雨水7の水位が上昇するとともにフロート12も上昇して液位開閉弁4を閉弁すると、ディスク式スチームトラップ3の変圧室10への高圧蒸気の供給が停止され、変圧室10内の残留蒸気が細孔21から排出されて変圧室10内の蒸気圧力が低下することにより、入口連通路15側の高圧蒸気によってディスク弁17が上方へ、又は右側へ変位させられ離座することによって、入口8側の高圧蒸気が出口14側へ大量に流下する。流下した高圧蒸気は管路19からエゼクタ5内へ流入して、エゼクタ5の吸込室20で吸引力を発生して、吸込通路22から雨水7を吸引して高圧蒸気とともに圧送通路6から所定箇所へ雨水7を圧送する。
雨水7が圧送されて水位が低下すると、フロート12も降下して液位開閉弁4を開弁させることにより、再度、ディスク式スチームトラップ3の変圧室10へ高圧蒸気が流入してディスク弁17が着座することによって、ディスク式スチームトラップ3の入口8から出口14への高圧蒸気の流下が停止され、エゼクタ5の吸引力も発生しなくなり、吸込通路22からの雨水7の吸引が止まる。
このように、地下ピット1底部の雨水7の水位に応じて液位開閉弁4が開閉弁することによって、ディスク式スチームトラップ3のディスク弁17が開閉弁して、エゼクタ5への高圧蒸気の供給と停止を自動的に行うことにより、地下ピット1に所定水位の雨水が溜まったときのみエゼクタ5へ高圧蒸気が供給されて所定箇所へ圧送され、一方、地下ピット1内の水位が低い場合はエゼクタ5へ高圧蒸気は供給されないために、高圧蒸気を無駄に系外へ排出する必要がなく省エネルギーを図ることができる。
本実施例においては、エゼクタ5を1台だけ用いた例を示したが、複数台のエゼクタを並列に配置して使用することもできる。
エゼクタに供給する高圧駆動流体を、液位開閉弁とディスク式スチームトラップで制御するものであり、電動ポンプのような電力を使用することのできない箇所の液体を所定箇所へ自動的に圧送することができる。
1 地下ピット
2 駆動流体管
3 ディスク式スチームトラップ
4 液位開閉弁
5 エゼクタ
6 圧送通路
7 雨水
8 入口
9 連通管
10 変圧室
12 フロート
13 レバー
17 ディスク弁
20 吸込室
21 細孔
22 吸込通路
23 ディフューザ
24 逆止弁
2 駆動流体管
3 ディスク式スチームトラップ
4 液位開閉弁
5 エゼクタ
6 圧送通路
7 雨水
8 入口
9 連通管
10 変圧室
12 フロート
13 レバー
17 ディスク弁
20 吸込室
21 細孔
22 吸込通路
23 ディフューザ
24 逆止弁
Claims (1)
- 駆動流体源とエゼクタのノズルを駆動流体管で接続して、ノズルの周囲に吸込室を形成し、エゼクタのディフューザを圧送通路と連通して、吸込室と液体溜部を連通する吸込通路を設けたものにおいて、駆動流体管にディスク式スチームトラップを介在して、当該ディスク式スチームトラップの入口側の駆動流体管とディスク式スチームトラップの変圧室とを連通管で連通し、当該連通管に液体溜部の液位に応じて開閉弁する液位開閉弁を取り付けるとともに、ディスク式スチームトラップの変圧室とディスク式スチームトラップの出口側とを常時連通する細孔を設けたことを特徴とする液体圧送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354483A JP2005120856A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 液体圧送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354483A JP2005120856A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 液体圧送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005120856A true JP2005120856A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34612381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003354483A Pending JP2005120856A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 液体圧送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005120856A (ja) |
-
2003
- 2003-10-15 JP JP2003354483A patent/JP2005120856A/ja active Pending
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