JP2005120697A - 扉の開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、家庭用冷蔵庫のように扉の閉鎖にバネ力を利用せず、その扉裏側のパッキングに冷蔵庫本体の前面の磁性体部分に吸着する永久磁石を内蔵させ、手で扉を開閉する形態のものにおいても、扉の閉鎖が確実に行える扉の開閉装置を提供するものである。
【解決手段】 前面開口の本体の一側にヒンジ装置のヒンジ軸によって横方向に開閉自在に支持された扉が設けられ、ヒンジ軸と同軸に周囲に多数の歯を形成した固定歯車が設けられ、扉には固定歯車の歯に噛み合って扉の開閉に伴って回転する回転歯車と回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設け、扉の閉鎖動作時にこの蓄積した電力によって回転機を扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御部を設けたこと。
【選択図】 図4

Description

本発明は、扉の開閉装置に関し、特に、扉の開動作によって発電された電力を閉扉時に利用する扉の開閉装置に関する。
扉の開閉動作に関連して発電機が設けられ、扉の閉鎖速度に応じて制動をかけて常に一定の速度で閉鎖できるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものは、扉の開放動作により帯状ばねが巻かれてエネルギーを蓄積し、扉の閉鎖動作時は、蓄積された帯状ばねのエネルギーによって扉が閉鎖動作をする。この扉の閉鎖動作に伴って制動用発電機が回転して発電し、この電力が発電機へ入力されて制動力となるものである。
特開2002−4701号公報
この特許文献1の発明では、扉の閉鎖をバネ力によって行う場合に、扉の閉鎖速度を一定にするために制動用発電機を利用するものである。このため、バネ力によって扉が確実に閉まるように設計された形態である。しかし、家庭用冷蔵庫のように扉の閉鎖をバネ力で行うのではなく、その扉裏側のパッキングに冷蔵庫本体の前面の磁性体部分に吸着する永久磁石を内蔵させ、手で扉を開閉する形態のものにおいては、磁石の磁力をあまり強くすると扉を開ける際に大きな力が必要となって扉を開け難くなるため、あまり強い磁力の磁石にすることができない。このような関係から、扉を閉めたときのパッキングの弾力による反発や、扉を閉めたつもりでも磁石が確実に吸着していないこと等によって、扉が確実に閉まっていないことがある。
本発明は、上記の点に鑑み、家庭用冷蔵庫のように扉の閉鎖にバネ力を利用せず、その扉裏側のパッキングに冷蔵庫本体の前面の磁性体部分に吸着する永久磁石を内蔵させ、手で扉を開閉する形態のものにおいても、扉の閉鎖が確実に行える扉の開閉装置を提供するものである。
第1の発明は、前面開口の本体の一側にヒンジ装置のヒンジ軸によって横方向に開閉自在に支持された扉が設けられ、前記ヒンジ軸と同軸に周囲に多数の歯を形成した固定歯車が設けられ、前記扉には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車が設けられ、前記扉にはこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設け、前記扉の閉鎖動作時にこの蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする。
第2の発明は、前面開口の本体の一側にヒンジ装置によって横方向に開閉自在に扉が設けられ、この扉の裏側には前記本体の前面開口周縁部に当接する磁石内蔵パッキングが取り付けられ、前記ヒンジ装置は前記本体の上面に取り付けたヒンジ板から下方へ延びて前記扉が回動自在に支持されたヒンジ軸を備え、このヒンジ軸を中心にして周囲に多数の歯を形成した固定歯車が前記ヒンジ板の下側でこのヒンジ軸又は前記ヒンジ板に取り付けられ、前記扉の上側には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車が設けられ、前記扉にはこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設け、前記扉の閉鎖動作時にこの蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする。
第3の発明は、前面開口の本体の一側にヒンジ装置のヒンジ軸によって横方向に開閉自在に支持された扉が設けられ、前記ヒンジ軸と同軸に周囲に多数の歯を形成した固定歯車が設けられ、前記扉には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車が設けられ、前記扉にはこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部と、磁石とホール素子の組み合わせにより前記扉の開閉位置を検出する扉位置検出装置とを設け、前記扉の閉鎖動作時にこの扉位置検出装置の検出に基づき前記蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする扉の開閉装置である。
第4の発明は、前記固定歯車と永久磁石を前記本体側に設け、前記ホール素子、前記回転歯車、前記回転機、前記蓄電部及び前記制御回路部を前記扉側に設けたことを特徴とする。
第5の発明は、前面開口の本体の一側にヒンジ装置によって横方向に開閉自在に扉が設けられ、この扉の裏側には前記本体の前面開口周縁部に当接する磁石内蔵パッキングが取り付けられた冷蔵庫において、前記ヒンジ装置は前記本体の上面に取り付けたヒンジ板から下方へ延びて前記扉が回動自在に支持されたヒンジ軸を備え、このヒンジ軸を中心にして周囲に多数の歯を形成した固定歯車が前記ヒンジ板の下側でこのヒンジ軸又は前記ヒンジ板に取り付けられ、前記扉の上側には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車が設けられ、前記扉にはこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設け、前記磁石に対応して前記本体に設けたホール素子の組み合わせにより前記扉の開閉位置を検出する扉位置検出装置を設け、前記扉の閉鎖動作時にこの扉位置検出装置の検出に基づき前記蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする。
第6の発明は、前記固定歯車と前記回転歯車は前記扉の上面に形成した窪みに配置され、前記回転機が前記扉に内蔵されたことを特徴とする。
第1の発明は、扉の開放動作時に発電した電力によって扉の閉鎖動作を強制するため、扉の閉鎖が確実になる。
第2の発明では、家庭用冷蔵庫のように手で扉を開閉する形態であって、永久磁石内蔵パッキングを扉裏側に取り付けて冷蔵庫本体の前面の磁性体部分に吸着させる形態において、扉の開閉動作のし易さと気密保持とを考慮して、磁石を適度の強さに設定した場合にも、パッキングの弾力による反発や扉を閉めたつもりでも磁石が確実に吸着していないこと等によって、扉が確実に閉まっていない状況になっても、扉の開放動作時に発電した電力によって扉の閉鎖動作を強制するため、扉の閉鎖が確実になる。
第3の発明は、扉の開閉位置を検出する扉位置検出装置によって、扉が閉じる直前において電動機を駆動して扉を強制的に閉鎖することができる。扉が大きく開かれた状態から扉が閉まり始めると同時に電動機を駆動する場合には、多くの蓄積電力が必要となるため装置が大掛かりになるが、本発明では蓄積した電力供給が所定開度の扉位置からの有効に利用されるため、小さい装置によって扉の不確実な閉鎖状態を解消できるものとなる。
第4の発明は、冷蔵室扉9側に関連部品をまとめて配置収納できるため、組み立て易い構成となる。
第5の発明は、第3発明の効果に加えて、磁石を扉密閉用に設けたパッキンに内蔵された磁石を利用できるため、別個の磁石が不要となり、磁石の取り付けに特別の構造が不要となる。
第6の発明は、固定歯車と回転歯車が扉の上面に形成した窪みに配置されることによって、扉の実質的な高さを制限でき、冷蔵庫等の高さを制限できる。また電動機が扉に内蔵されることによって、耐水構造と安全性の確保ができる。
本発明は、扉の開放動作時に発電した電力によって扉の閉鎖動作を強制する扉の開閉装置であり、本発明の実施例を以下に記載する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る冷蔵庫の冷蔵室部分の開扉状態斜視図、図2は本発明の扉開閉装置の扉閉鎖状態平面図、図3は本発明扉開閉装置の扉の約45°開放状態平面図、図4は本発明扉開閉装置の扉の約10°開放状態平面図、図5は本発明の扉開閉装置の歯車部分の関係を示す側面図である。
本発明を図に基づき説明する。1は冷蔵庫であり、前面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。冷蔵庫本体2は外箱(外壁板)と内箱(内壁板)との間に発泡断熱材を充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内には、上から冷蔵室3、冷凍室4、野菜室(図示せず)が区画して設けられ、冷蔵室3内の底部にはその上方の冷蔵室3と棚板5にて区画された特定低温室6が設けられている。冷蔵室3内には、その左右側壁に設けた棚支持部42に選択的に載置される複数段の棚板5が配置されている。
冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部に上下のヒンジ装置10にて支持されて横方向回動にて開閉される回動式扉9にて閉塞される。冷凍室4内上部には自動製氷機8が設けられ、その下部に貯氷容器(図示せず)を配置している。冷凍室4と野菜室にはそれぞれ左右レールが設けられ、この左右レールに前方へ引き出し自在に容器が支持され、この容器と共に前方へ引き出し自在な扉によって冷凍室4と野菜室の前面開口は開閉される構成である。冷凍室4と野菜室の前面開口も冷蔵室扉9と同様に前記容器とは分離して開閉される回動式扉構造とすることもできる。
7は自動製氷機8へ供給する製氷用水を貯める給水容器であり、冷蔵室3内において特定低温室6の横に区画形成した小室に配置されており、冷蔵室3の前面扉9を開いて前方へ取り出し自在である。製氷用水は給水容器7からポンプによって吸い上げられて給水パイプを介して自動製氷機8の製氷皿へ供給される仕組みである。
冷蔵庫1は、圧縮機で圧縮した冷媒を凝縮器で凝縮した後、膨張弁又はキャピラリチューブを通して減圧し、蒸発器(冷却器)で蒸発させて圧縮機へ帰還せしめ、再び圧縮機で圧縮して同じ循環を繰り返す冷凍システムを備えている。この冷凍システムの蒸発器(冷却器)で冷却した空気を冷蔵室3、特定低温室6、冷凍室4及び野菜室へ送風機で循環して、各室を所定温度に冷却する構成である。冷蔵室3へは複数の冷気吹き出し口11から冷気が供給される。冷蔵室扉9の裏側には複数段に冷蔵食品を収納できるポケット部12を設けている。
冷蔵室扉9の裏側周縁部には冷蔵庫本体2の前面開口周縁部の磁性体部に吸着する可撓性の永久磁石13Aを内蔵した可撓性パッキング14が取り付けられ、パッキング14が冷蔵庫本体2の前面開口周縁部に当接することによって、冷蔵庫本体2と冷蔵室扉9との気密を保つ構成である。
冷蔵室扉9を支持する上下のヒンジ装置10のうち、上部のヒンジ装置10に対応して冷蔵室扉9の上面には窪み25が形成されている。冷蔵室扉9を支持する上下のヒンジ装置10のうち、上部のヒンジ装置10は、本体2の上面に取り付け螺子16によって取り付けられて冷蔵室扉9の上面の窪み25対応位置にまで延びたヒンジ板15と、このヒンジ板15の先端部から下方へ延びて冷蔵室扉9内に侵入して冷蔵室扉9を回動自在に支持したヒンジ軸17を備え、このヒンジ軸17を中心にして周囲に多数の歯19を形成した固定歯車18がヒンジ板15の下側で窪み25内において、ヒンジ軸17又はヒンジ板15に回転しない状態に取り付けられている。そして、冷蔵室扉9の上側には固定歯車18の歯19に噛み合って冷蔵室扉9の開閉に伴って回転する回転歯車20の軸が軸受け21によって回転自在に支持されて、窪み25内に配置されている。
そして、冷蔵室扉9内には回転歯車20の回転によって発電する回転機22が設けられている。回転歯車20の軸は、図示しない複数の歯車を介して回転機22の回転軸に連結されており、これによって、回転歯車20の回転によって回転機22が回転歯車20の回転よりもかなり速く多くの回転をするように構成される。
冷蔵室扉9の開放に伴って回転機22は発電する。一つの構造としては、回転歯車20の回転によって回転する回転子に複数の永久磁石を配置し、この回転子の回転によって固定子のコイルから発電電力を取り出すことができ、またこの固定子コイルに直流電力を通電することによって回転子が回転する仕組みであり、直流電動機構成である。このため、回転機22は発電することからすれば発電機と称することもできるが、電動機と称することもできる。このため、以下、回転機22は電動機22と称することとする。
この発電電力は冷蔵室扉9内に設けた蓄電部23で貯えられる。この発電電力の蓄電制御とこの蓄電電力を後述のように電動機22へ供給する制御等は、冷蔵室扉9内に設けた制御回路部24で行われる。蓄電部23はコンデンサや電池で構成され、蓄電部23と制御回路部24は冷蔵室扉9内に設ける代わりに、その双方又はいずれか一方を本体2に設けることもできる。
本発明では、永久磁石13とホール素子26の組み合わせにより冷蔵室扉9の開閉位置を検出する扉位置検出装置を設けている。このホール素子26は、永久磁石13の磁界を受けてホール効果によるホール起電力を出力する。磁石13とホール素子26は、いずれか一方が冷蔵室扉9側に設けられ他方が冷蔵室扉9に対する固定側、即ち本体2側に設けられ、冷蔵室扉9の開閉によって相対的に離間しまた近接する状態に構成する。
図示の構成では、磁石13は固定側となる本体2側である合成樹脂製固定歯車18に一体的に埋め込まれており、その磁界は主として固定歯車18の下側に形成されるような配置である。また、ホール素子26は冷蔵室扉9側となる冷蔵室扉9内において冷蔵室扉9の窪み25に対応した位置に設けられている。
このような構成において、冷蔵室扉9が閉じた状態では、図2及び図5に示すように、永久磁石13とホール素子26が最も正規状態に近接した位置である。この状態から冷蔵室扉9が開放されると、その開放に従って固定歯車18の歯19に噛み合った回転歯車20が回転して電動機22はその回転子の回転によって発電し、この発電電力は蓄電部23に貯えられる。冷蔵室扉9は本体2に対して90°以上の角度に開くことができる構成であるが、図3は冷蔵室扉9が略45°開いた状態であり、ホール素子26は永久磁石13の磁界の影響を受けないように十分に離れた状態である。
冷蔵室扉9を開いた状態から閉鎖方向に回動すると、固定歯車18の歯19に噛み合った回転歯車20が回転しつつ冷蔵室扉9が閉じる。この場合、本体2に対する冷蔵室扉9の開放角度が所定角度以下の範囲において、ホール素子26は永久磁石13の磁界の影響を受けてホール効果によるホール起電力を出力する。この所定角度は種々設定できるが、本発明の目的達成のためには、冷蔵室扉9を開いた状態から閉鎖方向に回動して本体2に近接した状態から、電動機22によって冷蔵室扉9が強制的に閉鎖駆動されればよい。
このため、一つの実施例としては、冷蔵室扉9が閉じた位置を0°とすれば、この位置に対して本体2との角度が約10°の範囲まで冷蔵室扉9が閉じられたとき、ホール起電力を発生するようにホール素子26と永久磁石13の位置関係を定め、ホール起電力が制御回路部24に入力されるようにする。
冷蔵室扉9が閉じられてこの約10°の所定角度範囲に入ったとき、制御回路部24によって蓄電部23の電力を電動機22に供給して、冷蔵室扉9が閉じる方向に電動機22を回転させることにより、冷蔵室扉9が強制的に閉鎖駆動されるため、万一冷蔵室扉9が本体2に近接した状態で不完全閉鎖状態になっても、冷蔵室扉9を本体2にきちっと閉めることができる。
なお、冷蔵室扉9の閉鎖回動によって電動機22による回転歯車20の回転よりも速く回転歯車20が回転することができるため、冷蔵室扉9の閉鎖操作に支障が生じることはない。
このため、冷蔵室扉9の裏側周縁部に冷蔵室本体2の前面開口周縁部の磁性体部に吸着する永久磁石13Aを内蔵した可撓性パッキング14が取り付けられた構成において、冷蔵室扉9が比較的強く閉じられたときに生じるパッキング14の反発力によって、冷蔵室扉9が本体2から若干離れる場合にも、冷蔵室扉9を本体2にきちっと閉めることができる。
なお、冷蔵室扉9が閉鎖方向に回動するとき、固定歯車18の歯19に噛み合って回転歯車20が回転し発電するが、所定角度範囲に入るまでの発電電力を制御回路部24によって蓄電部23に蓄電するようにしてもよい。この場合、冷蔵室扉9が閉鎖方向に回動されて所定角度範囲に入ったとき、ホール素子26から発生するホール起電力に基づく制御回路部24の動作によって回路を切り換える制御して、蓄電部23に蓄電された電力を電動機22に供給するように制御する方式がある。
冷蔵室扉9が90°近くまで大きく開放された状態から閉じられる全範囲にわたって、蓄電部23に蓄電された電力を電動機22に供給するならば、装置が大掛かりになるが、上記のように、冷蔵室扉9が本体に近づいた状態から電動機22に電力を供給して、電動機22によって冷蔵室扉9を強制的に閉じることにより、蓄電電力を有効に利用でき、装置が小型化できるものとなる。
上記において、冷蔵室扉9が本体2の前面開口を閉じた状態で電動機22への通電をOFFさせる。その一つの方式として、冷蔵室扉9が本体2の前面開口を閉じた状態で、電動機22の回転子の回転は拘束されるため、通常の状態よりも大きな電流が流れる。このときの大きくなった電流変化か電圧変化を制御回路部24によって検知して、電動機22への通電をOFFさせることにより電動機22の損傷を防ぐことができる。
上記の実施形態においては、固定歯車18と永久磁石13を本体2側に設け、ホール素子26、回転歯車20、回転機22、蓄電部23及び制御回路部24を冷蔵室扉9側に設けている。これによって、冷蔵室扉9側にこれらをまとめて配置収納できるため、組み立て易い構成となる。
上記のように、磁石13を扉位置検出装置専用として特別に設けることもできるが、本発明では、可撓性パッキング14に内蔵した永久磁石13Aを利用することにより、構造の簡素化とコスト低減を図ることができる。この場合、ホール素子26Aは可撓性パッキング14が当接する本体2の前面部に対応して設けられる。動作は上記同様である。
本発明は、冷蔵庫に適用した実施例を述べたが、冷凍庫、温蔵庫、恒温庫やその他の筐体に適用することもでき、扉の開閉位置を検出する扉位置検出装置の磁石とホール素子の配置は、扉と本体の関係によって対応すればよく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の扉の開閉装置に適用できるものである。
本発明に係る冷蔵庫の冷蔵室部分の開扉状態斜視図である。(実施例1) 本発明の扉開閉装置の扉閉鎖状態平面である。(実施例1) 本発明扉開閉装置の扉の約45°開放状態平面図である。(実施例1) 本発明扉開閉装置の扉の約10°開放状態平面図である。(実施例1) 本発明の扉開閉装置の歯車部分の関係を示す側面図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
9・・・冷蔵室扉
10・・ヒンジ装置
13・・永久磁石
13A・・永久磁石
14・・パッキング
15・・ヒンジ板
17・・ヒンジ軸
18・・固定歯車
20・・回転歯車
22・・回転機(電動機)
23・・蓄電部
24・・制御回路部
26・・ホール素子
26A・ホール素子

Claims (6)

  1. 前面開口の本体の一側にヒンジ装置のヒンジ軸によって横方向に開閉自在に支持された扉が設けられ、前記ヒンジ軸と同軸に周囲に多数の歯を形成した固定歯車が設けられ、前記扉には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車とこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設け、前記扉の閉鎖動作時にこの蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする扉の開閉装置。
  2. 前面開口の本体の一側にヒンジ装置によって横方向に開閉自在に扉が設けられ、この扉の裏側には前記本体の前面開口周縁部に当接する磁石内蔵パッキングが取り付けられた冷蔵庫において、前記ヒンジ装置は前記本体の上面に取り付けたヒンジ板から下方へ延びて前記扉が回動自在に支持されたヒンジ軸を備え、このヒンジ軸を中心にして周囲に多数の歯を形成した固定歯車が前記ヒンジ板の下側でこのヒンジ軸又は前記ヒンジ板に取り付けられ、前記扉の上側には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車が設けられ、前記扉にはこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設け、前記扉の閉鎖動作時にこの蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする扉の開閉装置。
  3. 前面開口の本体の一側にヒンジ装置のヒンジ軸によって横方向に開閉自在に支持された扉が設けられ、前記ヒンジ軸と同軸に周囲に多数の歯を形成した固定歯車が設けられ、前記扉には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車とこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部と、磁石とホール素子の組み合わせにより前記扉の開閉位置を検出する扉位置検出装置とを設け、前記扉の閉鎖動作時にこの扉位置検出装置の検出に基づき前記蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする扉の開閉装置。
  4. 前記固定歯車と永久磁石を前記本体側に設け、前記ホール素子、前記回転歯車、前記回転機、前記蓄電部及び前記制御回路部を前記扉側に設けたことを特徴とする請求項3に記載の扉の開閉装置。
  5. 前面開口の本体の一側にヒンジ装置によって横方向に開閉自在に扉が設けられ、この扉の裏側には前記本体の前面開口周縁部に当接する磁石内蔵パッキングが取り付けられた冷蔵庫において、前記ヒンジ装置は前記本体の上面に取り付けたヒンジ板から下方へ延びて前記扉が回動自在に支持されたヒンジ軸を備え、このヒンジ軸を中心にして周囲に多数の歯を形成した固定歯車が前記ヒンジ板の下側でこのヒンジ軸又は前記ヒンジ板に取り付けられ、前記扉の上側には前記固定歯車の歯に噛み合って前記扉の開閉に伴って回転する回転歯車が設けられ、前記扉にはこの回転歯車の回転によって発電する回転機が設けられ、前記扉の開放に伴うこの回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設け、前記磁石に対応して前記本体に設けたホール素子の組み合わせにより前記扉の開閉位置を検出する扉位置検出装置を設け、前記扉の閉鎖動作時にこの扉位置検出装置の検出に基づき前記蓄積した電力によって前記回転機を前記扉閉鎖方向に回転する電力として供給する制御回路部を設けたことを特徴とする扉の開閉装置。
  6. 前記固定歯車と前記回転歯車は前記扉の上面に形成した窪みに配置され、前記回転機が前記扉に内蔵されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の扉の開閉装置。
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