JP2005120034A - 金属微粒子複合体及びこれを用いたx線造影剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率性や選択性の高い0価遷移金属微粒子を用いた金属微粒子複合体およびこれを用いたX線造影剤を提供する。
【解決手段】(1)トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物と0価遷移金属微粒子とを含むこと、(2)トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物及び親水性配位子と0価遷移金属微粒子とを含むこと、(3)0価遷移金属微粒子とトランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物との複合比率が0.01〜50質量%であること、を各々特徴とする金属微粒子複合体である。
【選択図】 なし
【解決手段】(1)トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物と0価遷移金属微粒子とを含むこと、(2)トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物及び親水性配位子と0価遷移金属微粒子とを含むこと、(3)0価遷移金属微粒子とトランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物との複合比率が0.01〜50質量%であること、を各々特徴とする金属微粒子複合体である。
【選択図】 なし
Description
本発明は金属微粒子複合体及びこれを用いたX線造影剤に関する。
X線単純撮影やCT撮影は今日の画像診断の中核をなしている。骨や歯などのいわゆる硬組織はX線を良く吸収するため容易に高コントラスト像を得ることができるが、軟組織間ではX線吸収の差が小さいため高いコントラストが得られない。このような場合にコントラストの高い画像を得るために造影剤を利用することが一般に行われている。
現在実用化されているX線造影剤の大部分は、トリヨードフェニル基を水溶性化した化合物である。これらは、血管、尿管、輸卵管等の管腔部位に投与され、管腔の形状、狭窄等の診断に使用されている。しかしながら、これらの化合物は組織や疾患部位と相互作用することなく管腔部位から速やかに排出されるため、組織や疾患部位をより詳細に診断する目的には不充分である。このため目的とする組織もしくは疾患部位に選択的に集積し、その他の部位と明瞭なコントラストで区別できる画像を提供するX線造影剤が望まれている。
特許文献1には、トリヨードフェニル基を水溶性化した化合物以外の物質として金コロイドとポリエチレングリコール及びトロンビンの混合物を血管塞栓剤として血管内に導入して使用する技術が開示されている。この技術では金コロイドが造影剤として機能しX線でモニターしながら患部付近にカテーテルを挿入でき動脈瘤や動脈奇形などの血管障害の治療に用いようというものである。金コロイドの分散安定化にポリエチレングリコールを使用しているが安定性は低く、患部付近への血管内導入であって血管塞栓を目的に使用するのあれば問題ないが、これ以外の目的には分散安定性が不十分であった。
特許文献2には、遷移金属特に、平均粒径2.5nmの金コロイドと3−メルカプトプロピオン酸の複合体が生理食塩水濃度で安定に分散し、X線造影効果があることが開示されている。しかしながら、この金コロイド造影剤は、従来のヨード系造影剤と同様に組織や疾患部位と相互作用することなく管腔部位から速やかに排出されるため、大量の投与が必要で、ヨード系造影剤と比べ経済性が著しく劣るばかりか、目的とする組織もしくは疾患部位に選択的に集積し、その他の部位と明瞭なコントラストで区別できる画像を提供することはできない。
特開平5−17369
特開平10−330288
本発明の課題は、効率性や選択性の高い0価遷移金属微粒子を用いた金属微粒子複合体およびこれを用いたX線造影剤を提供することである。
本発明の上記課題は、下記構成によって達成される。
1.トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物と0価遷移金属微粒子とを含む金属微粒子複合体。
1.トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物と0価遷移金属微粒子とを含む金属微粒子複合体。
2.トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物及び親水性配位子と0価遷移金属微粒子とを含む金属微粒子複合体。
3.0価遷移金属微粒子とトランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物との複合比率が0.01〜50質量%であることを特徴とする前記1又は2に記載の金属微粒子複合体。
4.ポリアルキレングリコール部分が10〜3500のオキシエチレン単位でであるポリエチレンオキサイド化合物であることを特徴とする前記1〜3のいずれかに記載の金属微粒子複合体。
5.0価遷移金属微粒子が金コロイドであることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載の金属微粒子複合体。
6.前記1〜5のいずれかに記載の金属微粒子複合体を必須成分とするX線造影剤。
本発明によれば、効率性や選択性の高い0価遷移金属微粒子を用いた金属微粒子複合体およびこれを用いたX線造影剤を提供でき、特に腫瘍部分では造影レベルが持続する金属微粒子複合体およびこれを用いたX線造影剤を提供できる。
本発明を更に詳しく説明する。
本発明において遷移金属とは、周期律表において3A、4A、5A、6A、7A、8、1B、及び2Bの各族に属する元素である。具体的には、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)等のスカンジウム族元素、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)等のチタン族元素、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)等のバナジウム族陽元素、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)等のクロム族元素、マンガン(Mn)、テクネチウム(Tc)、レニウム(Re)等のマンガン族元素、鉄(Fe)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)等の鉄族元素、コバルト(Co)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)等のコバルト族元素、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)等のニッケル族元素、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)等の銅族元素、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)等の亜鉛族元素、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)等のランタノイド元素、アクチニウム(Ac)、トリウム(Th)、プロトアクチニウム(Pa)、ウラン(U)、ネプツニウム(Np)、プルトニウム(Pu)、アメリシウム(Am)、キュリウム(Cm)、バークリウム(Bk)、カリホルニウム(Cf)、アインスタイニウム(Es)、フェルミウム(Fm)、メンデレビウム(Md)、ノーベリウム(No)等のアクチノイド元素である。
X線造影剤としては、上記の元素のうち原子番号が高いものほど効果的である。具体的には、周期律表の第4、第5、第6及び第7周期に属する元素が挙げられる。但し、その効果と経済性の観点から第6周期に属する元素が好ましく、中でもランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム等のランタノイド元素、あるいは金、白金等の貴金属元素が好ましく、最も好ましくは金である。
金属微粒子は、平均粒径が0.3nm〜1000nm、好ましくは0.5nm〜500nm、更に好ましくは0.5〜100nmが好ましい。特に好ましくは、粒径5〜50nmの金コロイドである。
本発明において、平均粒径とは、電子顕微鏡観察で無作為に選んだ約20個の粒子の最大径を単純平均したものである。
本発明に用いられるトランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物は、既知のポリアルキレングリコール部分への抗体の導入方法を応用して合成することができ、例えば再公表特許WO00/61114実施例1記載の方法でCEA抗体の替わりにトランスフェリンを用いて、一方の末端がメルカプト基で他方の末端にトランスフェリンが結合したポリエチレングリコール部分を含む化合物(TF−PEG−SH)を合成することができる。
本発明に用いる親水性配位子は、上記で述べた0価遷移金属微粒子と相互作用し金属微粒子を水系媒体中で分散安定化させる。このような非イオン性水性配位子は、分子内にイオン結合性構造、例えばカルボン酸塩、スルホン酸塩、燐酸塩、アンモニウム塩、ホスホニウム塩等の構造を有さず、しかも親水性基を有し、同時に0価の遷移金属に対する親和性(あるいは配位能)を有する官能基を有する化合物である。
親和性を有する官能基は、特定の0価の遷移金属との結合あるいは相互作用を血流中で安定に生じせしめる限りにおいて特に制限はないが、例えば、メルカプト基(チオール基)、セレノール基、ジスルフィド基、スルフィド基、ジセレニド基、セレニド基、ニトリル基(シアノ基)、イソニトリル基、ニトロ基、3価リン原子、イソチオシアネート基、キサンテート基、チオカルバメート基、チオ酸基(−COSH)、ジチオ酸基(−CSSH)等を例示できる。このうち、安全性と遷移金属への親和性の点で好適なのは、メルカプト基、ジスルフィド基、スルフィド基、ニトリル基、イソニトリル基、ニトロ基、キサンテート基、チオカルバメート基、チオ酸基、ジチオ酸基等であり、中でもメルカプト基、ジスルフィド基、スルフィド基、ニトリル基、イソニトリル基、チオカルバメート基等はより好適であり、最も好適なのはメルカプト基とニトリル基である。なお、かかる0価の遷移金属に対する親和性を有する官能基は、該配位子分子中に1つだけ存在するのが望ましい。これは、かかる官能基が該配位子分子中に2つ以上存在すると、該配位子が複数の金属微粒子複合体を架橋するため凝集構造を生じ、造影効率の低下、ひいては沈殿性の凝集構造を生じる場合があるためと推測される。
親水性配位子の親水性基とは、本発明の金属微粒子複合体を造影剤として血流中に注入した場合の溶解性、あるいは血流中で沈殿性の凝集構造を生じせしめない性質を賦与する構造である。具体的には、水酸基、アミノ基、ヒドラジド基、カルボキシル基、スルホン酸基、アミド基、カーバメート基、尿素基等の活性水素原子を有する官能基、あるいはカルボニル基、エステル基、ニトリル基、ニトロ基、アルデヒド基、ポリアルキレンオキシド基等の活性水素原子を有さない官能基等が例示される。
ここで言うポリアルキレンオキシド基の好適な例としては、ポリエチレンオキシド基、ポリプロピレンオキシド基、ポリブチレンオキシド基、ポリペンチレンオキシド基、ポリヘキシレンオキシド基、ポリイソプロピレンオキシド基、ポリイソブチレンオキシド基、ポリシクロペンチレンオキシド基、ポリシクロヘキシレンオキシド基等の炭素数6以下のアルキレン基を有するモノマー単位構造が挙げられ、これらのモノマー単位構造は2種以上が共重合されていても構わない。
これらのうち好ましいのは、水酸基、アミノ基、尿素基、及びポリエチレンオキシド基等のポリアルキレンオキシド基であり、最も好ましいのは水酸基、及びポリエチレンオキシド基等のポリアルキレンオキシド基である。また、本発明の金属微粒子複合体の親水性を損なわない限りにおいて、その構成成分として、上記の親水性基2種以上を1分子内に有する非イオン性親水性配位子を用いても良く、また異なる種類の非イオン性親水性配位子を混合して用いても良い。
上記の諸条件を備えた親水性配位子でメルカプト基を分子内に1つ有する化合物の具体例としては、2−メルカプトエタノール、3−メルカプト−n−プロパノール、4−メルカプト−n−ブタノール、5−メルカプト−n−ペンタノール、6−メルカプト−n−ヘキサノール等の炭素数6以下のω−メルカプトアルコール類、2−ヒドロキシメチル−3−メルカプト−n−プロパノール、ビス(2−ヒドロキシメチル)−3−メルカプト−n−プロパノール、1−メルカプト−1−デオキシグルコース、1−メルカプト−1−デオキシガラクトース、1−メルカプト−1−デオキシマンノース、1−メルカプト−1−デオキシフコース、1−メルカプト−1−デオキシキシロース、1−メルカプト−1−デオキシリボース、1−メルカプト−1−デオキシアラビノース、2−メルカプト−2−デオキシグルコース、3−メルカプト−3−デオキシグルコース、4−メルカプト−4−デオキシグルコース、6−メルカプト−6−デオキシグルコース、6−メルカプト−6−デオキシガラクトース、6−メルカプト−6−デオキシマンノース、4−O−(6−メルカプト−6−デオキシグルコシル)グルコース等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類、2−メルカプトエチルアミン、3−メルカプト−n−プロピルアミン、4−メルカプト−n−ブチルアミン、5−メルカプト−n−ペンチルアミン、6−メルカプト−n−ヘキシルアミン等のω−メルカプトアルキルアミン類、N−(2−アミノエチル)−N−(2−メルカプトエチル)アミン、N,N−ビス(2−アミノエチル)−N−(2−メルカプトエチル)アミン、N−{2−(N’−2’−アミノエチル)アミノエチル}−N−(2−メルカプトエチル)アミン、N,N−ビス{2−(N’−2’−アミノエチル)アミノエチル}−N−(2−メルカプトエチル)アミン等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアミン類、メルカプト酢酸、3−メルカプトプロピオン酸、4−メルカプトブタン酸、5−メルカプトペンタン酸、6−メルカプトヘキサン酸等のω−メルカプト脂肪酸類、チオリンゴ酸、チオクエン酸等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリカルボン酸類、2−メルカプトエタンスルホン酸、3−メルカプトプロパンスルホン酸、4−メルカプトブタンスルホン酸、5−メルカプトペンタンスルホン酸、6−メルカプトヘキサンスルホン酸等のω−メルカプト脂肪族スルホン酸類、上記したω−メルカプト脂肪酸類、メルカプト基を分子内に1つ有するポリカルボン酸類、及びω−メルカプト脂肪族スルホン酸類をアンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン等の低級アミン類と反応させて得られるメルカプト基を分子内に1つ有する酸アミド類、上記したω−メルカプトアルコール類、及びメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類の水酸基をカーバメート化して得られるメルカプト基を分子内に1つ有するカーバメート類、上記したω−メルカプトアルキルアミン類、及びメルカプト基を分子内に1つ有するポリアミン類を尿素化して得られるメルカプト基を分子内に1つ有する尿素類、上記したω−メルカプトアルコール類、及びメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類の水酸基をチオカーバメート化して得られるメルカプト基を分子内に1つ有するチオカーバメート類、上記したω−メルカプトアルキルアミン類、及びメルカプト基を分子内に1つ有するポリアミン類をチオ尿素化して得られるメルカプト基を分子内に1つ有するチオ尿素類、片末端にメルカプト基を有するポリエチレンオキシド、片末端にメルカプト基を有するポリプロピレンオキシド等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルキレンオキシド類、あるいは、1−メルカプト−1−デオキシグルクロン酸、2−メルカプト−2−デオキシグルクロン酸、3−メルカプト−3−デオキシグルクロン酸、4−メルカプト−4−デオキシグルクロン酸等のメルカプト基を分子内に1つ有する糖カルボン酸類、1−メルカプト−1−デオキシグルコサミン、1−メルカプト−1−デオキシガラクトサミン、1−メルカプト−1−デオキシマンノサミン、1−メルカプト−1−デオキシフコサミン、1−メルカプト−1−デオキシキシロサミン、1−メルカプト−1−デオキシリボサミン、1−メルカプト−1−デオキシアラビノサミン、3−メルカプト−3−デオキシグルコサミン、4−メルカプト−4−デオキシグルコサミン、6−メルカプト−6−デオキシグルコサミン、4−O−(6−メルカプト−6−デオキシグルコシル)グルコサミン等のメルカプト基を分子内に1つ有するアミノデオキシ糖類、上記したω−メルカプトアルコール類、メルカプト基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類、ω−メルカプトアルキルアミン類、及びメルカプト基を分子内に1つ有するポリアミン類等の水酸基あるいはアミノ基の一部あるいは全部をアセチル基等でエステル化したもの、システイン、エチレンジアミン4酢酸(EDTA)やジエチレントリアミン5酢酸(DTPA)あるいは1、4、7、10−トリ(アセティックアシッド)テトラアザシクロドデカン(DOTA)等のポリアミノカルボン酸の1つのカルボキシル基がメルカプト基に変換されたもの等の1つのメルカプト基を有するアミノカルボン酸類等、複数の親水性基を有する化合物等が挙げられる。
親水性配位子でニトリル基を分子内に1つ有する化合物の具体例としては、2−シアノエタノール、3−シアノ−n−プロパノール、4−シアノ−n−ブタノール、5−シアノ−n−ペンタノール、6−シアノ−n−ヘキサノール等の炭素数6以下のω−シアノアルコール類、2−ヒドロキシメチル−3−シアノ−n−プロパノール、ビス(2−ヒドロキシメチル)−3−シアノ−n−プロパノール、1−シアノ−1−デオキシグルコース、1−シアノ−1−デオキシガラクトース、1−シアノ−1−デオキシマンノース、1−シアノ−1−デオキシフコース、1−シアノ−1−デオキシキシロース、1−シアノ−1−デオキシリボース、1−シアノ−1−デオキシアラビノース、2−シアノ−2−デオキシグルコース、3−シアノ−3−デオキシグルコース、4−シアノ−4−デオキシグルコース、6−シアノ−6−デオキシグルコース、6−シアノ−6−デオキシガラクトース、6−シアノ−6−デオキシマンノース、4−O−(6−シアノ−6−デオキシグルコシル)グルコース等のシアノ基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類、2−シアノエチルアミン、3−シアノ−n−プロピルアミン、4−シアノ−n−ブチルアミン、5−シアノ−n−ペンチルアミン、6−シアノ−n−ヘキシルアミン等のω−シアノアルキルアミン類、N−(2−アミノエチル)−N−(2−シアノエチル)アミン、N,N−ビス(2−アミノエチル)−N−(2−シアノエチル)アミン、N−{2−(N’−2’−アミノエチル)アミノエチル}−N−(2−シアノエチル)アミン、N,N−ビス{2−(N’−2’−アミノエチル)アミノエチル}−N−(2−シアノエチル)アミン等のシアノ基を分子内に1つ有するポリアミン類、シアノ酢酸、3−シアノプロピオン酸、4−シアノブタン酸、5−シアノペンタン酸、6−シアノヘキサン酸等のω−シアノ脂肪酸類、2−シアノエタンスルホン酸、3−シアノプロパンスルホン酸、4−シアノブタンスルホン酸、5−シアノペンタンスルホン酸、6−シアノヘキサンスルホン酸等のω−シアノ脂肪族スルホン酸類、上記したω−シアノ脂肪酸類、及びω−シアノ脂肪族スルホン酸類をアンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン等の低級アミン類と反応させて得られるシアノ基を分子内に1つ有する酸アミド類、上記したω−シアノアルコール類、及びシアノ基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類の水酸基をカーバメート化して得られるシアノ基を分子内に1つ有するカーバメート類、上記したω−シアノアルキルアミン類、及びシアノ基を分子内に1つ有するポリアミン類を尿素化して得られるシアノ基を分子内に1つ有する尿素類、上記したω−シアノアルコール類、及びシアノ基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類の水酸基をチオカーバメート化して得られるシアノ基を分子内に1つ有するチオカーバメート類、上記したω−シアノアルキルアミン類、及びシアノ基を分子内に1つ有するポリアミン類をチオ尿素化して得られるシアノ基を分子内に1つ有するチオ尿素類、片末端にシアノ基を有するポリエチレンオキシド、片末端にシアノ基を有するポリプロピレンオキシド等のシアノ基を分子内に1つ有するポリアルキレンオキシド類、あるいは、1−シアノ−1−デオキシグルクロン酸、2−シアノ−2−デオキシグルクロン酸、3−シアノ−3−デオキシグルクロン酸、4−シアノ−4−デオキシグルクロン酸等のシアノ基を分子内に1つ有する糖カルボン酸類、1−シアノ−1−デオキシグルコサミン、1−シアノ−1−デオキシガラクトサミン、1−シアノ−1−デオキシマンノサミン、1−シアノ−1−デオキシフコサミン、1−シアノ−1−デオキシキシロサミン、1−シアノ−1−デオキシリボサミン、1−シアノ−1−デオキシアラビノサミン、3−シアノ−3−デオキシグルコサミン、4−シアノ−4−デオキシグルコサミン、6−シアノ−6−デオキシグルコサミン、4−O−(6−シアノ−6−デオキシグルコシル)グルコサミン等のシアノ基を分子内に1つ有するアミノデオキシ糖類、上記したω−シアノアルコール類、シアノ基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類、ω−シアノアルキルアミン類、及びシアノ基を分子内に1つ有するポリアミン類等の水酸基あるいはアミノ基の一部あるいは全部をアセチル基等でエステル化したもの、エチレンジアミン4酢酸やジエチレントリアミン5酢酸等のポリアミノカルボン酸の1つのカルボキシル基がシアノ基に変換されたもの等の1つのシアノ基を有するアミノカルボン酸類等、複数の親水性基を有する化合物等が挙げられる。
上記したその他の0価の遷移金属に対する親和性を有する官能基についても、ここに例示した非イオン性親水性配位子の構造例に準じて好ましい具体的な例、例えばシスチンのようなジスルフィド基を有するアミノ酸を容易に想定できるのは言うまでもない。
上記の例示された親水性配位子の具体例のうち、造影剤用途に適したものとしては、2−メルカプトエタノール、3−メルカプト−n−プロパノール、4−メルカプト−n−ブタノール等の炭素数4以下のω−メルカプトアルコール類、ビス(2−ヒドロキシメチル)−3−メルカプト−n−プロパノール、1−メルカプト−1−デオキシグルコース、1−メルカプト−1−デオキシガラクトース、1−メルカプト−1−デオキシマンノース、1−メルカプト−1−デオキシフコース、1−メルカプト−1−デオキシキシロース、1−メルカプト−1−デオキシリボース、1−メルカプト−1−デオキシアラビノース、6−メルカプト−6−デオキシグルコース、6−メルカプト−6−デオキシガラクトース、6−メルカプト−6−デオキシマンノース等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類、メルカプト酢酸、3−メルカプトプロピオン酸、4−メルカプトブタン酸等のω−メルカプト脂肪酸類、チオリンゴ酸、チオクエン酸等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリカルボン酸類、片末端にメルカプト基を有するポリエチレンオキシド等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルキレンオキシド類、あるいは、1−メルカプト−1−デオキシグルクロン酸、4−メルカプト−4−デオキシグルクロン酸等のメルカプト基を分子内に1つ有する糖カルボン酸類等が挙げられ、中でも2−メルカプトエタノール、3−メルカプト−n−プロパノール等のω−メルカプトアルコール類、ビス(2−ヒドロキシメチル)−3−メルカプト−n−プロパノール、1−メルカプト−1−デオキシグルコース、1−メルカプト−1−デオキシガラクトース、6−メルカプト−6−デオキシグルコース、6−メルカプト−6−デオキシガラクトース等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類、片末端にメルカプト基を有するポリエチレンオキシド等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルキレンオキシド類等が更に好ましい。
造影剤用途に好ましい遷移金属と非イオン性親水性配位子の組み合わせの例としては、鉄、コバルト、ニッケル、銅、銀、ガドリニウム、白金、及び金からなる群から任意に選ばれる遷移金属と、2−メルカプトエタノール、3−メルカプト−n−プロパノール等のω−メルカプトアルコール類、ビス(2−ヒドロキシメチル)−3−メルカプト−n−プロパノール、1−メルカプト−1−デオキシグルコース、1−メルカプト−1−デオキシガラクトース、6−メルカプト−6−デオキシグルコース、6−メルカプト−6−デオキシガラクトース等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルコール類や糖類、片末端にメルカプト基を有するポリエチレンオキシド等のメルカプト基を分子内に1つ有するポリアルキレンオキシド類からなる群から任意に選ばれる非イオン性親水性配位子との組み合わせが挙げられ、中でも、金の使用が安全性と造影効果の点で最適である。
本発明の金属微粒子と親水性配位子の混合物の製造方法は特に制限がないが、以下のような複合体として作製すたものが好ましい。相当する金属陽イオンの塩と配位子とを同時に溶解し、該陽イオンを0価の金属に変換するために適当な還元剤を作用させて製造する。かかる金属陽イオンの対陰イオンは、上記の還元剤の作用で生成するプロトンとともに酸を形成した場合にこれが揮発性あるいは分解性となるものが特に好適である。これは、蒸留等により該対陰イオンを容易に除去できるからである。かかる対陰イオンとしては塩化物イオン、臭化物イオン、沃化物イオン等のハロゲン化物イオン、蟻酸イオン、酢酸イオン、蓚酸イオン等の脂肪酸イオン、炭酸イオン、炭酸水素イオン等が挙げられる。
また、上記の還元剤としては、水溶性かつ人体に対する毒性の低いものであるのが望ましい。これは、かかる還元剤は目的とする金属微粒子錯体からの除去が困難な場合があるためである。即ち、該錯体とともに人体に対して使用しても差し支えないことが望ましい。かかる条件を満たす好適な還元剤としては、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類、クエン酸、アスコルビン酸(ビタミンC)、ビタミンE等の酸化され易い有機酸類、システイン等の酸化され易いアミノ酸、ヒドロキノン、トコールやトコフェロール類(あるいはビタミンE)等の酸化されてキノン構造となり易いフェノール類等が例示できる。このうち特に好ましいのはエタノール、クエン酸、アスコルビン酸、ビタミンE、システインである。
上記の還元剤を使用する製造方法の反応溶媒としては、水、あるいはメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類等の水溶性溶媒、あるいはこれらを含む混合溶媒が好適である。かかる溶媒系には、必要に応じて適当な添加剤、例えば界面活性剤、酸化防止剤、塩類等を共存させても構わない。
本発明の造影剤は、静脈内投与などの非経口投与の方法が用いられる。
造影剤中のリポソームの濃度は、リポソーム中の金属微粒子量、該造影剤の性質、意図する最終生成物の投与経路及び臨床上の指標といった因子により、任意に設定することができる。典型的な金属微粒子量の含有量は5〜90wt%、好ましくは20〜70wt%である。
本発明の造影剤は、投与後にリポソームが体内に安定に維持されるように、好ましくは体内の浸透圧に対して等張の溶液または懸濁液の形でリポソーム中に封入される。媒質として、水、緩衝液、例えばTris−HCl緩衝液、リン酸緩衝液、クエン酸緩衝液等を使用することができる。 室温での好ましいpH範囲は6.5〜8.5、さらに好ましくは6.8〜7.8である。多ヒドロキシル基を有する水溶性非イオン性ヨウド化合物である場合、緩衝液は好ましくは、米国特許第4278654号に記載されているような負の温度係数を有するものである。アミン緩衝液は要求される性質を持ち好ましくはTRISである。このタイプの緩衝液はオートクレープ温度において低いpHを有し、このことがオートクレープ中のX線造影剤の安定性を増し、他方室温においては生理的に許容されるpHに戻る。
等張の溶液または懸濁液を得るためには、等張液を提供する濃度で造影剤を媒質中に溶解または懸濁させる。例えば造影剤の溶解性が低いために造影剤が単独では等張液を提供できない場合、等張溶液が形成されるように他の非毒性水溶性物質、例えば塩化ナトリウムの如き塩類、マンニトール、グルコース、ショ糖、ソルビトール等の糖類を媒質に添加することができる。
本発明の造影剤において、ポリエチレングリコールを必要に応じて含有させることができる。ポリエチレングリコールはオキシエチレン単位が10〜3500のポリエチレングリコールであれば良い。また、使用する場合の使用量は金属微粒子に対し、0.1〜30質量%含めば良く、好ましくは1〜15質量%程度含めば良い。
本発明の造影剤は、一般に所望の造影効果が副作用を伴うことなく得られる投与量で投与され、造影目的に応じて任意の量を用いることができる。一般にはおおよそ一回の診断につき、体重1kgあたり0.1mg〜1g、好ましくは1mg〜0.4gである。
以下、実施例を挙げて本発明を例証する。
比較例1
超純水で調整した1%塩化金酸(HAuCl4・4H2O)及びクエン酸ナトリムを100mlの沸騰水にそれぞれ1ml、1.5ml加え、5分間加熱後200mM炭酸カリウムでpH7.0に調整し、金コロイド液を得た。得られた金コロイド液10mlに特開平7−48449号の実施例3の方法により合成したHS−(CH2CH2O)n−H(n=57)を1.25g添加し撹拌しながら60℃まで一旦昇温しその後放冷しながら約2時間撹拌を続けた。その後、遠心分離を行い、上積み液を取り除き、等張グルコース液を加えて0.5mg金/mlの濃度とし超音波をかけて分散し、末端にメルカプト基を有するポリエチレンと金コロイドとの超微粒子複合体を含む造影剤を作成した。
比較例1
超純水で調整した1%塩化金酸(HAuCl4・4H2O)及びクエン酸ナトリムを100mlの沸騰水にそれぞれ1ml、1.5ml加え、5分間加熱後200mM炭酸カリウムでpH7.0に調整し、金コロイド液を得た。得られた金コロイド液10mlに特開平7−48449号の実施例3の方法により合成したHS−(CH2CH2O)n−H(n=57)を1.25g添加し撹拌しながら60℃まで一旦昇温しその後放冷しながら約2時間撹拌を続けた。その後、遠心分離を行い、上積み液を取り除き、等張グルコース液を加えて0.5mg金/mlの濃度とし超音波をかけて分散し、末端にメルカプト基を有するポリエチレンと金コロイドとの超微粒子複合体を含む造影剤を作成した。
この液を転移性腫瘍を持つマウスに静脈内注射し、X線画像で観察した。腫瘍部分以外の造影レベルは時間と共に減少する速度と、腫瘍部分の減少速度で、多少差があり腫瘍部分の方が早く造影レベルが落ちた。
実施例1
再公表特許WO00/61114実施例1記載の方法でCEA抗体の替わりにトランスフェリンを用いて、一方の末端がメルカプト基で他方の末端にトランスフェリンが結合したポリエチレングリコール部分を含む化合物(TF−PEG−SH)を合成した。
再公表特許WO00/61114実施例1記載の方法でCEA抗体の替わりにトランスフェリンを用いて、一方の末端がメルカプト基で他方の末端にトランスフェリンが結合したポリエチレングリコール部分を含む化合物(TF−PEG−SH)を合成した。
比較例1のHS−(CH2CH2O)n−H(n=57)の替わりに上記(Tf−PEG−SH)を用いた以外は同様にして造影剤を作製した。
この液を転移性腫瘍を持つマウスに静脈内注射し、X線画像で観察した。腫瘍部分以外では時間と共に造影レベルは減少したが、腫瘍部分では造影レベルが持続した。
実施例2
(TF−PEG−SH)を1/2量に減らし、残り1/2量をHS−(CH2CH2O)n−H(n=57)を加えた以外は実施例1と同様にして造影剤を作製した。
(TF−PEG−SH)を1/2量に減らし、残り1/2量をHS−(CH2CH2O)n−H(n=57)を加えた以外は実施例1と同様にして造影剤を作製した。
この液を転移性腫瘍を持つマウスに静脈内注射し、X線画像で観察した。腫瘍部分以外では時間と共に造影レベルは減少したが、腫瘍部分では造影レベルが持続したが、しばらくすると造影レベルが減少した。
Claims (6)
- トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物と0価遷移金属微粒子とを含む金属微粒子複合体。
- トランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物及び親水性配位子と0価遷移金属微粒子とを含む金属微粒子複合体。
- 0価遷移金属微粒子とトランスフェリンと反応したポリアルキレングリコール部分を含む化合物との複合比率が0.01〜50質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属微粒子複合体。
- ポリアルキレングリコール部分が10〜3500のオキシエチレン単位でであるポリエチレンオキサイド化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属微粒子複合体。
- 0価遷移金属微粒子が金コロイドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の金属微粒子複合体。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の金属微粒子複合体を必須成分とするX線造影剤。
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2003
- 2003-10-17 JP JP2003357655A patent/JP2005120034A/ja active Pending
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