JP2005119245A - 製函装置 - Google Patents

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Shigeki Oshitani
茂樹 押谷
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Abstract

【課題】 従来よりも製函精度を高めた製函装置を提供し、特に、段ボールシートの折曲げ位置の内側における内部干渉を小さくして製函精度を高めることを目的とする。
【解決手段】 製函装置のフォールディング部には、外側押え部40と内側押え部100とが設けられていて、外側押え部40には、段ボールシートDの折曲げ部を外側から押さえる雌型成形ローラ55が設けられており、内側押え部100には、段ボールシートDの折曲げ部を内側から押さえる雄型成形ローラ130が設けられている。雌型成形ローラ55は、モータにより回転駆動される。雌型成形ローラ55の回転軸と、雄型成形ローラ130の回転軸は、段ボールシートの搬送路の搬送面に対してγ1の角度をなしていて、このγ1は45度となっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、製函装置に関するものであり、特に、フォルダーグルアに関するものである。
従来より、平板形状の段ボールシートを折曲げ加工する製函装置としてフォルダーグルアが存在する。ここで、従来における製函装置を説明すると、図12に示す製函装置Bのように構成される。
すなわち、図12に示すフォルダーグルアBは、供給部1010と、フォールディング部1020と、ホッパー部1200と、カウンタエジェクタ部1300等を有している。ここで、供給部1010は、平板状を呈するとともに所定の切込みと折曲げ用の罫線とを有する段ボールシートを積層状に載置するとともに、該段ボールシートをフォールディング部1020側に1つずつ供給するものである。また、フォールディング部1020は、該段ボールシートを搬送方向に送りながら段ボールシートにおける所定の片部を折り曲げるものであり、供給部1010とホッパー部1200間にY1−Y2方向に設けられたフレーム部1030や、段ボールシートが搬送されるに従って段ボールシートにおける所定の片部を折り曲げるためのガイド棒1160等が設けられている。なお、フレーム部1030は、X1側とX2側にそれぞれ設けられていて、該一対のフレーム部1030は、互いに平行に設けられている。各フレーム部1030の外側の側面には、ガイド棒1160が水平方向に対して傾斜して取り付けられていて、これにより、搬送される段ボールシートの両側の片部が垂直方向に折り曲げられるようになっている。また、このフォールディング部1020における搬送方向下流側には、垂直方向に折り曲げられた片部をさらに水平方向にまで(折曲げ対象の片部以外の片部と平行に重なり合うようになるまで)折り曲げるための折曲げベルト(図示せず)が設けられている。つまり、フォールディング部1020は、搬送方向上流側に第1折曲げ領域R11が設けられ、この第1折曲げ領域R11に続いて第2折曲げ領域R12が設けられ、図13に示すように、第1折曲げ領域R11において段ボールシートにおける両側の片部を垂直方向に折り曲げ、さらに、第2折曲げ領域R12において該両側の片部を水平方向に折り曲げるものといえる。
このフォルダーグルアBの動作を簡単に説明すると、供給部1010における段ボールシート積載部1012に重ねた状態で載置された段ボールシートは、1つずつフォールディング部1020に供給される。すると、フォールディング部1020においては、最初に段ボールシートの糊代部に接着剤が塗布された上で搬送されていき、まず、第1折曲げ領域R11において段ボールシートにおける両側(つまり、X1側とX2側)の片部H1、H2(図13参照)(つまり、折曲げ対象の片部)が下方に折り曲げられ、略垂直にまで折り曲げられる。そして、その状態で段ボールシートが第2折曲げ領域R12に送られると、該折曲げ対象の片部がさらに折り曲げられて、折曲げ対象でない片部H3と略平行になるまで折り曲げられて、糊代部に塗布された接着剤を介して片部H1と片部H2とが接着される。つまり、この第1折曲げ領域R11と第2折曲げ領域R12とで折曲げ対象の片部は約180度折り曲げられることになる。そして、折曲げ対象の片部H1、H2が片部H3と平行となった状態で、ホッパー部1200に送られる。
ホッパー部1200に送られた段ボールシートは、このホッパー部1200に貯められ、所定個数ごとにカウンタエジェクタ部1300に送られ、個数をカウントするとともに、紐部材で締結して排出する。
なお、出願人は、先行技術文献の調査は行っておらず、記載すべき先行技術文献は存在しない。
しかし、上記従来の構成の製函装置Bにおいては、フォールディング部1020における第1折曲げ領域R11において、折曲げ対象の片部を罫線に沿って略垂直に折り曲げた後にそのまま折曲げ対象の片部をさらに折り曲げていくので、製函精度が高くないという問題があった。つまり、段ボールシートは、断面波状の中芯と該中芯の両側に設けられたライナーとを有する構造のためある程度の厚みを有することから、所定の折曲げ境界位置で単に折り曲げるのみでは折曲げ部の内側において内部干渉が発生してしまい、折曲げ対象の片部を折り曲げて全体を平板状にした状態(つまり、図13のNの状態)に成形した際に片部の縁部がずれる等して十分な製函精度が得られない。1つの例として、上記従来の構成の製函装置Bにおけるフォールディング部1020で折曲げを行った場合の段ボールシートの状態を示すと図14のように折曲げ境界位置を介して一方の片部H1の内側には盛り上がった部分が生じ、他方の片部H3の内側には凹んだ部分が生じて折曲げ部の内側の形状が対称にはならない状態が発生する。なお、この図14は、折曲げ対象の片部を180度まで折り曲げたものを略90度の位置にまで戻して視認した状態を示すものといえる。
そこで、本発明は、従来よりも製函精度を高めた製函装置を提供することを目的とするものであり、特に、段ボールシートの折曲げ位置の内側における内部干渉を小さくして製函精度を高めることを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、製函装置であって、所定の折れ線を介して折り曲げられた段ボールシートの折曲げ部を外側から押さえる第1ローラと、内側から押さえる第2ローラとを有することを特徴とする。
この第1の構成の製函装置においては、上記第1ローラと第2ローラとが設けられているので、第1ローラで段ボールシートの折曲げ部の外側を押さえながら、第2ローラで該折曲げ部の内側を押さえることができるので、折曲げ部の内側の内部干渉が解消され、製函精度を向上させることができる。
なお、上記第1の構成において、上記第1ローラの周面に切欠部が形成されていることを特徴とするものとしてもよい。
また、上記第1の構成において、上記第1ローラの断面で、第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角であることを特徴とするものとしてもよい。
また、上記第1の構成において、上記第2ローラの外周の断面形状で、該第2ローラの回転軸に沿った面で切断した場合の断面形状の先端が鋭角に形成されていることを特徴とするものとしてもよい。
また、上記第1の構成において、上記製函装置が、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるものであり、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、上記第2片部の搬送路面に対して傾斜して設けられていることを特徴とするものとしてもよい。
また、上記第1の構成において、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、製函装置の水平方向又は鉛直方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とするものとしてもよい。
また、上記第1の構成において、上記製函装置が、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるものであり、上記第1ローラの回転軸の方向に対する垂直な平面と、上記第2ローラの回転軸の方向に対する垂直な平面とは、段ボールシートの折曲げ境界位置を通る平面で、第1片部と第2片部とが該平面を介して対象の角度をなす平面と同じ方向をなすことを特徴とするものとしてもよい。
また、上記第1の構成において、上記第1ローラと第2ローラとはそれぞれ搬送方向に複数設けられていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第2には、上記第1の構成において、上記第1ローラの周面に切欠部が形成されているとともに、上記第2ローラの外周の断面形状で、該第2ローラの回転軸に沿った面で切断した場合の断面形状の先端が鋭角に形成されており、さらに、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、上記段ボールシートの搬送路面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする。よって、第1ローラの断面が上記のように形成されているので、段ボールシートの折曲げ部の外側の形状に合わせて該外側の領域を適切に押さえることができ、また、第2ローラの断面が上記のように形成されているので、折曲げ部の内側の領域を効果的に潰すことができ、段ボールシートの折曲げ部の内部干渉を効果的に解消することができ、また、上記のように第1ローラと第2ローラの回転軸が傾斜しているので、第1ローラが段ボールシートの折曲げ部の外側面を均等に押さえることができ、また、第2ローラが段ボールシートの折曲げ部の内側面を均等に押さえることができ、よって、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第3には、製函装置であって、段ボールシートを搬送しながら折り曲げるフォールディング部で、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるフォールディング部を有し、該フォールディング部に、該第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の外側の領域を押さえる第1ローラと、該第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の内側の領域を押さえる第2ローラと、が設けられていることを特徴とする。
この第3の構成の製函装置においては、フォールディング部に上記第1ローラと第2ローラとが設けられているので、第1ローラで段ボールシートの折曲げ部の外側を押さえながら、第2ローラで該折曲げ部の内側を押さえることができるので、折曲げ部の内側の内部干渉が解消され、製函精度を向上させることができる。
また、第4には、製函装置であって、段ボールシートを搬送しながら折り曲げるフォールディング部で、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるフォールディング部を有し、該フォールディング部は、搬送方向に設けられた一対のフレーム部で、各フレーム部が所定の間隔を介して平行に設けられ、各フレーム部が段ボールシートの搬送路の上方に設けられたフレーム部と、各フレーム部の外側に設けられた外側押え部で、該段ボールシートの第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の外側の領域を押さえる第1ローラと、該第1ローラを回転自在に支持する取付け部で該フレーム部に設けられた取付け部と、該第1ローラを回転駆動するための駆動部と、を有する外側押え部と、該搬送路の下側に設けられた一対の内側押え部で、該第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の内側の領域を押さえる第2ローラと、該第2ローラを回転自在に支持する支持部と、を有する内側押え部と、を有することを特徴とする。
この第4の構成の製函装置においては、フォールディング部に上記第1ローラと第2ローラとが設けられているので、第1ローラで段ボールシートの折曲げ部の外側を押さえながら、第2ローラで該折曲げ部の内側を押さえることができるので、折曲げ部の内側の内部干渉が解消され、製函精度を向上させることができる。また、第1ローラが駆動部により回転駆動されるので、段ボールシートは第1ローラと第2ローラの間を円滑に搬送されることができる。
また、第5には、上記第4の構成において、上記一対のフレーム部と一対の内側押え部とは、搬送方向に対して直角な横方向に移動可能に形成されていることを特徴とする。よって、段ボールシートの横方向の長さが異なる場合でも外側押え部と内側押え部を適切な位置に設定することができる。
また、第6には、上記第3から第5までのいずれかの構成において、上記第1ローラの周面に切欠部が形成されていることを特徴とする。よって、段ボールシートの折曲げ部の外側の形状に合わせて該外側の領域を適切に押さえることができる。
なお、上記第6の構成において、上記第1ローラの断面で、第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部の形状が、第1ローラの回転軸に垂直な平面を介して線対称の形状になっていることが好ましい。
また、この第6の構成において、上記第1ローラの断面で、第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角であることを特徴とする。これにより、第1片部が第2片部に対して直角に折り曲げられた状態で第1ローラと第2ローラの間を通過させる場合に、折り曲げ部の外側を適切に押さえることができる。
また、第7には、上記第3から第6までのいずれかの構成において、上記第2ローラの外周の断面形状で、該第2ローラの回転軸に沿った面で切断した場合の断面形状の先端が鋭角に形成されていることを特徴とする。よって、折曲げ部の内側の領域を効果的に潰すことができ、段ボールシートの折曲げ部の内部干渉を効果的に解消することができる。
なお、上記第7の構成において、上記第2ローラの断面で、第2ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部の形状が、第2ローラの回転軸に垂直な平面を介して線対称の形状になっていることが好ましい。
また、第8には、上記第3から第7までのいずれかの構成において、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、上記第2片部の搬送路面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする。よって、第1ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの外側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の外側面とを均等に押さえることができ、また、第2ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの内側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の内側面とを均等に押さえることができ、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第9には、上記第3から第8までのいずれかの構成において、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、製函装置の水平方向又は鉛直方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする。よって、第1ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの外側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の外側面とを均等に押さえることができ、また、第2ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの内側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の内側面とを均等に押さえることができ、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第10には、上記第3から第9までのいずれかの構成において、上記第1ローラの回転軸の方向に対する垂直な平面と、上記第2ローラの回転軸の方向に対する垂直な平面とは、段ボールシートの折曲げ境界位置を通る平面で、第1片部と第2片部とが該平面を介して対称の角度をなす平面と同じ方向をなすことを特徴とする。よって、第1ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの外側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の外側面とを均等に押さえることができ、また、第2ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの内側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の内側面とを均等に押さえることができ、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
なお、上記各構成において、第1ローラの回転軸に垂直な平面で切欠部の先端を通る平面と、第2ローラの回転軸に垂直な平面で周方向の先端を通る平面とは、同一面上にあるように構成されていることを特徴とするものとしてもよい。
また、第11には、上記第3から第10までのいずれかの構成において、上記第1ローラと第2ローラとはそれぞれ搬送方向に複数設けられていることを特徴とする。よって、第1ローラと第2ローラとが複数設けられているので、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第12には、上記第3から第11までのいずれかの構成において、製函装置におけるフォールディング部は、上記第1片部が第2片部に対して同一面にある状態から略直角の角度をなす状態にまで折曲げを行う第1搬送領域と、該第1搬送領域に続く第2搬送領域であって、該第1片部が第2片部に対して略直角をなす状態で搬送される第2搬送領域と、該第2搬送領域に続く第3搬送領域であって、該第1片部が第2片部に対して略直角の状態からさらに折り曲げて第2片部の裏側に第2片部と略平行になるように折曲げを行う第3搬送領域と、を有し、上記第1ローラと第2ローラとは、該第2搬送領域に設けられていることを特徴とする。
よって、第1片部が第2片部に対して略直角の状態で段ボールシートの折曲げ部が第1ローラと第2ローラにより押さえられるので、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第13には、上記第12の構成において、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、上記第2片部の搬送路面に対して45度傾斜して設けられおり、また、上記第1ローラの断面で第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角であることを特徴とする。よって、第1ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの外側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の外側面とを均等に押さえることができ、また、第2ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの内側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の内側面とを均等に押さえることができ、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第14には、上記第12又は第13の構成において、上記第1ローラと第2ローラは、さらに、上記第1搬送領域にも設けられていることを特徴とする。よって、第2搬送領域以外でも内部干渉の解消を行うことができ、総じて十分段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第15には、第14の構成において、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸とは、その上方が製函装置の横方向内側で該回転軸の下方が製函装置の横方向外側となるように傾斜し、各回転軸と上記第2片部の搬送路面とのなす角度は、その鋭角となる角度において、45度より小さくなっており、また、上記第1ローラの断面で第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角より大きいことを特徴とする。よって、第1ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの外側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の外側面とを均等に押さえることができ、また、第2ローラが第1片部の折曲げ境界位置近くの内側面と第2片部の折曲げ部の折曲げ境界位置の内側面とを均等に押さえることができ、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第16には、上記第12から第15までのいずれかの構成において、上記第1ローラと第2ローラは、さらに、上記第3搬送領域にも設けられていることを特徴とする。よって、第2搬送領域以外でも内部干渉の解消を行うことができ、総じて十分段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を効果的に解消することができる。
また、第17には、上記第16の構成において、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸とは、その上方が製函装置の横方向内側で該回転軸の下方が製函装置の横方向外側となるように傾斜し、各回転軸と上記第2片部の搬送路面とのなす角度は、その鋭角となる角度において、45度より大きくなっており、また、上記第1ローラの断面で第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角より小さいことを特徴とする。
なお、上記の各構成において、通常、製函対象の段ボールシートにおいては、第1片部は両側に一対設けられている。
また、以下の構成としてもよい。すなわち、「製函装置であって、段ボールシートを搬送しながら折り曲げるフォールディング部で、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるフォールディング部を有する製函装置の該フォールディング部に用いられ、第1片部と第2片部間の折曲げ部の外側を押さえる押え装置であって、該段ボールシートの第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の外側の領域を押さえる第1ローラと、該第1ローラを回転自在に支持する取付け部で製函装置に段ボールシートの搬送方向に設けられた一対のフレーム部に設けられた取付け部と、該第1ローラを回転駆動するための駆動部と、を有することを特徴とする押え装置。」としてもよい。
また、「製函装置であって、段ボールシートを搬送しながら折り曲げるフォールディング部で、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるフォールディング部を有する製函装置の該フォールディング部に用いられ、第1片部と第2片部間の折曲げ部の内側を押さえる押え装置であって、該第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の内側の領域を押さえる第2ローラと、該第2ローラを回転自在に支持する支持部と、を有することを特徴とする押え装置。」としてもよい。
本発明に基づく製函装置によれば、第1ローラで段ボールシートの折曲げ部の外側を押さえながら、第2ローラで該折曲げ部の内側を押さえることができるので、折曲げ部の内側の内部干渉が解消され、製函精度を向上させることができる。
本発明においては、段ボールシートの折曲げ部の内側における内部干渉を小さくして製函精度を高めるという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づく製函装置(フォルダーグルアとしてもよい)Aは、図1〜図7に示されるように構成され、供給部10と、フォールディング部20と、ホッパー部200と、カウンタエジェクタ部300等を有している。
ここで、供給部10は、上記従来における製函装置Bにおける供給部1010と同様の構成であり、平板状を呈するとともに所定の切込みと折曲げ用の罫線とを有する段ボールシートを積層状に載置するとともに、該段ボールシートをフォールディング部20側に1つずつ供給するものである。
また、フォールディング部20は、該段ボールシートを搬送方向に送りながら段ボールシートにおける所定の片部を折り曲げるものであり、フレーム部30と、外側押え部40と、内側押え部100と、送りベルト150と、ガイド棒160と、第3折曲げ領域R3(図1参照)に設けられた折曲げベルト(図示せず)等を有している。
ここで、該フレーム部30は、供給部10とホッパー部200間にY1−Y2方向(このY1−Y2方向は、段ボールシートの搬送方向と同じ又は搬送方向の逆方向であり、Y1からY2への方向は搬送方向と同じ方向で、Y2からY1への方向は搬送方向と逆方向であるといえる)に設けられ、フレーム部30は一対互いに平行に設けられている。つまり、フレーム部30は、図1に示すように、製函装置AのX1側に設けられているとともに、反対側のX2側にも設けられている。このフレーム部30は、折曲げ対象の段ボールシートの幅が異なる場合に対応するためX1−X2方向(X1−X2方向はY1−Y2方向に直角の方向でY1側を正面とすると左右方向であるといえる。また、Z1−Z2方向は上下方向である。)に摺動するようになっている。つまり、所定の駆動部が該フレーム部30を摺動させるためのシャフト部Sに作動的に連結されていて、該駆動部の回転方向により一対のフレーム部30間の距離を広げたり狭くしたりすることができるようになっている。つまり、フレーム部30間の距離を広げる場合には、フレーム部30はフレーム部30間の距離が広がるようにそれぞれ移動し(つまり、X1側のフレーム部30はX1側に移動し、X2側のフレーム部30はX2側に移動する)、一方、フレーム部30間の距離を狭くする場合には、フレーム部30はフレーム部30間の距離が狭くなるようにそれぞれ移動する(つまり、X1側のフレーム部30はX2側に移動し、X2側のフレーム部30はX1側に移動する)。なお、このフレーム部30は、図3、図5に示すように、基本的には板状の棒状を呈している。
また、外側押え部40は、各フレーム部30の外側に取り付けられている。つまり、外側押え部40は、X1側のフレーム部30のX1側に取り付けられ、また、外側押え部40は、X2側のフレーム部30のX2側にも取り付けられている。つまり、製函装置Aにおいては、一対の外側押え部40が設けられている。各外側押え部40は、Y1−Y2方向の中心線を介して対称に構成されている点を除いて同様の構成であるので、以下ではX1側のフレーム部30に設けられた外側押え部40を例に取って説明する。
該外側押え部40は、図3に示すように、取付け部50と、雌型成形ローラ(第1ローラ)55と、ローラ回転機構部60とを有している。このローラ回転機構部60が、上記の「第1ローラを回転駆動するための駆動部」に当たる。
ここで、取付け部50は、ローラ回転機構部60を取り付けるための取付け部材であり、第1部材52aと、第2部材52bと、第3部材52cと、第4部材52dと、第5部材52eとを有している。この第1部材52aは、フレーム部30の外側の側面に取り付けられ、外側には傾斜した(厳密にはフレーム部30の側面に対して45度傾斜した方向(P1−P2方向(このP1−P2方向は、X1−X2方向及びZ1−Z2方向に対して45度の角度の方向である)))端面を有している。また、第2部材52bは、板状を呈し、第1部材52aに取り付けられている。また、第3部材52cは、横長長方形状の板状を呈し、第1部材52a及び第2部材52bに取り付けられている。つまり、第3部材52cは、P1−P2方向に傾斜して設けられている。また、第3部材52cは、第1部材52aに対してP1−P2方向に摺動可能となっていて、これにより雌型成形ローラ55のP1−P2方向の位置を調整可能となっている。また、第4部材52dは、横長長方形状の板状を呈し、第3部材52cのQ2側の面に取り付けられていて、この第4部材52dは、Q1−Q2方向に設けられている(Q1−Q2方向は、P1−P2方向に対する直角な方向で、Y1−Y2方向とは異なる方向である)。また、第5部材52eは、横長長方形状の板状を呈し、第4部材52dのQ2側の面に取り付けられていて、この第5部材52eは、P1−P2方向に設けられている。
また、雌型成形ローラ55は、図3、図6に示すように、円柱状の形状の周面に切欠部55aを設けるとともに円柱状の凹部と該凹部に挿通穴を設けた形状を呈している。つまり、雌型成形ローラ55の周面、つまり、側面には切欠部55aが設けられており、また、雌型成形ローラ55の上面には円柱状の凹部55bが形成され、さらに、該凹部55bと雌型成形ローラ55の下面を貫通する挿通穴55cが設けられている。なお、切欠部55aの断面形状、すなわち、回転中心を通る断面で切断した場合の断面形状は、図3、図6に示すように形成され、その切欠部の断面のなす角度α1は略直角(丁度直角としてもよい)となっている。なお、該切欠部55aの断面形状は、P1−P2方向の中心軸を介して線対称に形成されている。この雌型成形ローラ55は、軸部62に取り付けられている。なお、雌型成形ローラ55は、外側押え部40において複数設けられ、具体的には、計5つの雌型成形ローラ55が設けられている。
次に、ローラ回転機構部60は、雌型成形ローラ55を回転させるための機構部であり、軸部62と、軸受部64と、プーリ66と、補助ローラ68と、設置台部70と、モータ72と、プーリ74と、ベルト80と、ベルト82とを有している。
ここで、軸部62は、その先端に雌型成形ローラ55が取り付けられていて、軸受部64に回転自在に軸支されている。軸受部64は具体的にはベアリングにより構成される。この軸受部64は、第5部材52eに取り付けられていて、これにより、軸部62は、Q1−Q2方向に設けられている。よって、雌型成形ローラ55の回転軸はQ1−Q2方向となっていて、これにより、段ボールシートDにおける折曲げ対象でない片部の面に対しては約45度の角度で傾斜していることになる。つまり、雌型成形ローラ55の回転軸は、折曲げ対象でない片部H3の搬送路の搬送面(搬送路面)に対して45度の角度で傾斜している。なお、雌型成形ローラ55の回転軸は、上側が製函装置Aの横方向の内側に傾斜している。また、プーリ66は、軸部62のQ2側の端部に取り付けられ、ベルト82を懸架可能に形成されている。また、補助ローラ68は、各プーリ66の間の位置に回転自在に第5部材52eに設けられている。また、プーリ66とプーリ74の間の位置にも補助ローラ68が設けられてている。この補助ローラ68は、ベルト82の張り具合を調整するためのものである。
また、設置台部70は、第5部材52eに取り付けられた台部であり、モータ72を設置するためのものである。また、モータ72は、該設置台部70に設置されていて、その出力軸にはプーリ73が設けられている。なお、設置台部70の設置面はQ1−Q2方向に傾斜して設けられていて、これによりモータ72も傾斜して設けられている。よって、モータ72はの出力軸もQ1−Q2方向を向いている。
また、プーリ74は、第5部材52eに回転自在に設けられていて、ベルト80とベルト82とが懸架可能に構成されている。
また、ベルト80は無端ベルトであり、プーリ73とプーリ74間に懸架されている。また、ベルト82も無端ベルトであり、プーリ74と5つのプーリ66に懸架されている。なお、具体的には、ベルト80、82は歯付きベルトになっており、プーリ66、74の周面も歯付きベルトの歯と噛み合うために凹凸に形成されている。
ローラ回転機構部60を以上のような構成とすることにより、モータ72が回転するとベルト80によりプーリ74が回転し、さらに、プーリ74の回転によりベルト82を介して各プーリ66が回転して、結果として、雌型成形ローラ55が回転駆動されることになる。
なお、X2側のフレーム部30に設けられた外側押え部40は、図5に示すように構成されるが、Y1−Y2方向及びZ1−Z2方向の対称面を介して対称に形成されている以外は同様の構成であるので、詳しい説明は省略する。
次に、内側押え部100について説明する。この内側押え部100は、フレーム部30のやや内側の下方位置に設けられている。つまり、内側押え部100は、X1側のフレーム部30のややX2側の下方に設けられ、また、内側押え部100は、X2側のフレーム部30のややX1側の下方にも設けられている。つまり、製函装置Aにおいては、一対の内側押え部100が設けられている。各内側押え部100は、Y1−Y2方向の中心線を介して対称に構成されている点を除いて同様の構成であるので、以下ではX1側のフレーム部30のやや内側の下方に設けられた内側押え部100を例に取って説明する。
該内側押え部100は、フレーム部110と、フレーム部120と、取付け部122と、軸部124と、雄型成形ローラ(第2ローラ)130と、軸受部132と、摺動支持部140とを有している。
ここで、フレーム部110は、Y1−Y2方向に設けられた板状部材であり、後述する取付け部122と一体に形成されている。また、フレーム部120も、Y1−Y2方向に設けられた板状部材であり、摺動支持部140と、該摺動支持部140よりもY1側に設けられた支持部(図示せず)(供給側支持部とする)により支持されている。このフレーム部110とフレーム部120とは平行に設けられている。
なお、以下に説明するように、摺動支持部140は、X1−X2方向に摺動可能に構成されているので、摺動支持部140の摺動に伴いフレーム部110とフレーム部120はともにX1−X2方向に摺動する。なお、フレーム部110の供給側の端部やフレーム部120の供給側の端部は該供給側支持部に対してX1−X2方向に摺動可能に支持されているので、摺動支持部140が摺動することによりフレーム部110とフレーム部120は、Y1−Y2方向に方向を保ったままX1−X2方向に摺動する。
また、取付け部122は、図3に示すように、断面略L字状を呈する部材であり、フレーム部120の上端に取り付けられている。この取付け部122は、複数(具体的には5つ)の雄型成形ローラ130を取り付けるために、Y1−Y2方向に所定の長さを有している。また、軸部124は、該取付け部122に対して固定して設けられている。つまり、軸部124は、Q1−Q2方向に傾斜して設けられ、そのQ1側の端部が取付け部122に固定されている。また、取付け部122の上面には、板状部123が設けられている。この板状部123は、折曲げ対象の段ボールシートDがその上面を搬送されていく。
また、雄型成形ローラ130は、軸受部132を介して該軸部124に回転自在に取付けられている。この雄型成形ローラ130は、図3、図7に示すように、その周端部が鋭角に尖った形状を呈したローラであり、軸受部132を設けるための貫通穴を有する円環状を呈する本体部131aと、該本体部131aの周囲に設けられた周囲部131bとを有し、該周囲部131bは、略円板状を呈し、その厚みが外側に行くほど小さくなる形状、すなわち、尖った形状を呈している。なお、該周囲部131bの少なくとも先端部分の断面形状は、P1−P2方向の中心軸を介して線対称に形成されている。この周囲部131bの先端部分の断面形状、すなわち、回転中心を通る断面で切断した場合の断面形状は、図3、図7に示すように形成され、その断面のなす角度β1は鋭角であり、例えば、35度〜45度(好適には40度)に形成されている。なお、この雄型成形ローラ130は、軸部124に対して回転自在に軸支されているので、この雄型成形ローラ130の回転中心は、Q1−Q2方向を向いているといえる。つまり、雄型成形ローラ130の回転軸は、折曲げ対象でない片部H3の搬送路の搬送面に対して45度の角度で傾斜している。なお、雄型成形ローラ130の回転軸は、上側が製函装置Aの横方向の内側に傾斜している。また、この雄型成形ローラ130は、図4に示すように、雌型成形ローラ55に対応した位置にそれぞれ設けられている。つまり、各雌型成形ローラ55の内側の下方にそれぞれ設けられ、雄型成形ローラ130の周端は、雌型成形ローラ55の周端と対向するようになっている。つまり、雌型成形ローラ55の回転軸(これは軸部62の中心軸であるともいえる)と雄型成形ローラ130の回転軸(これは軸部124の中心軸であるともいえる)とは、ともにQ1−Q2方向を向いていて、雌型成形ローラ55の回転軸のY1−Y2方向の位置と、雄型成形ローラ130のY1−Y2方向の位置とは同じ位置となっている。また、雄型成形ローラ130の周端は、雌型成形ローラ55の周端と対向するようになっていて、これにより、雌型成形ローラ55の切欠部55aの先端を通るP1−P2方向の平面J1と雄型成形ローラ130の周方向の先端を通るP1−P2方向の平面J2とは、同一面上にあるように構成されている。
また、摺動支持部140は、フレーム部110やフレーム部120を支持するものであり、下部に車輪が設けられ、該車輪は、X1−X2方向にレールが設置されたレール設置部142のレール上を移動するようになっている。なお、内側押え部100は、上記のようにX1側とX2側とに一対設けられているが、X1側の内側押え部100における摺動支持部140用のレールと、X2側の内側押え部100における摺動支持部140用のレールとは、Y1−Y2方向にずれて配設されているので、両方の内側押え部100が互いに内側に移動しても、両方の摺動支持部140が接触することはない。
また、上記において、フレーム部30はX1−X2方向に摺動するとして説明したが、フレーム部30が摺動するとそれに併せて内側押え部100も摺動するように構成されている。つまり、フレーム部30が所定の方向(つまり、X1とX2のいずれか)に所定距離移動させる場合には、内側押え部100も同じ方向に同じ距離移動するように、ネジ軸やチェーンをフレーム部30や摺動支持部140を移動させるためのモータと作動的に連結して構成している。これにより、例えば、幅の広い段ボールシートに対応するためにフレーム部30間の距離を広げる場合には、これに併せて一対の内側押え部100もこれに合わせて移動する。つまり、X1側の内側押え部100はX1側に移動し、X2側の内側押え部100はX2側に移動する。一方、幅の狭い段ボールシートに対応するためにフレーム部30間の距離を狭くする場合には、これに併せて一対の内側押え部100もこれに合わせて移動する。つまり、X1側の内側押え部100はX2側に移動し、X2側の内側押え部100はX1側に移動する。なお、取付け部122やフレーム部120や摺動支持部140は、上記「第2ローラを回転自在に支持する支持部」に当たる。
なお、X2側に設けられた内側押え部100は、図5に示すように構成されるが、Y1−Y2方向及びZ1−Z2方向の対称面を介して対称に形成されている以外は同様の構成であるので、詳しい説明は省略する。
また、送りベルト150は、無端ベルトであり、該板状部123の上方に設けられている。この送りベルト150が周回することにより、段ボールシートDが上流側から下流側に搬送されていく。
また、ガイド棒160は、フレーム部30の側部に設けられた取付け部材に取り付けられていて、段ボールシートDの搬送方向に対して傾斜して設けられている。つまり、Y1側からY2側に行くほど下方に傾斜して設けられている。なお、ガイド棒160は、X1側のフレーム部30とX2側のフレーム部30のそれぞれに設けられている。
このフォールディング部20を搬送領域を機能的に分類すると、図1に示すように、第1領域(第1搬送領域)R1と、第2領域(第2搬送領域)R2と、第3領域(第3搬送領域)R3とが設けられているといえ、フォールディング部30のY1側の端部から外側押え部40や内側押え部100の手前までの領域が第1領域R1に当たり、外側押え部40や内側押え部100が設けられている領域が第2領域R2に当たり、外側押え部40や内側押え部100よりも下流側の領域は、第3領域R3に当たる。
また、ホッパー部200は、フォールディング部20から送られた段ボールシートの貯留等を行うものであり、また、カウンタエジェクタ部300は、個数をカウントするとともに、紐部材で締結して排出するものである。
上記構成の製函装置Aの動作について、図1〜図9、特に、図8、図9により説明する。供給部10における段ボールシート積載部12に重ねた状態で載置された段ボールシートは、1つずつフォールディング部20に供給される。この段ボールシートは、平板状を呈するとともに所定の切込みと折曲げ用の罫線とを有しているものである。
すると、フォールディング部20においては、最初に段ボールシートの糊代部に接着剤が塗布された上で搬送されていき、まず、第1領域R1において段ボールシートにおける両側(つまり、X1側とX2側)の片部H1(第1片部)と片部H2(第1片部)(図8参照)(つまり、折曲げ対象の片部)が下方に折り曲げられ、略垂直にまで折り曲げられる。つまり、段ボールシートDが搬送されると折曲げ対象の片部がガイド棒160に接触し、ガイド棒160にガイドされながら下方に折り曲げられていく。なお、折曲げ境界位置を介して片部H1と隣接する片部(例えば、片部H3又は片部H3の中の片部H1側の片部)が第2片部となり、また、同じく、折曲げ境界位置を介して片部H2と隣接する片部(例えば、片部H3又は片部H3の中の片部H2側の片部)が第2片部となる。
すると、段ボールシートDが第2領域R2に送られると、折曲げ部(つまり、角部。この折曲げ部は、角部の領域であり、折曲げ境界位置(この折曲げ境界位置とは、折曲げを行う2つの片部の境界位置であり、厳密には、段ボールシートの厚み方向に平面状に存在するといえる)を含んだ領域を指す)M(なお、折曲げ部Mは、1つの段ボールシートDにおいて、X1側とX2側にそれぞれ存在する)は外側押え部40と内側押え部100とにより押さえられて内部干渉が解消される。すなわち、モータ72が回転するとベルト80は図2の矢印に示す方向に周回し、これによりベルト82は図2の矢印に示す方向に周回して、各雌型成形ローラ55が回転する。すると、搬送ベルト150に搬送されながら第2領域R2に至った段ボールシートDの折曲げ部Mは、雌型成形ローラ55と雄型成形ローラ130により挟まれた状態で搬送される。
その際、折曲げ位置(つまり、角部)の外側の面U1a、U1bは雌型成形ローラ55に押さえられて規制されるとともに、折曲げ位置の内側の面U2a、U2bは、雄型成形ローラ130により押さえられて潰される。このように折曲げ位置の内側の面U2a、U2bを第3領域R3でさらに折り曲げられる前に予め潰しておくので、折曲げ部の内側の内部干渉が解消され、製函精度を向上させることができる。つまり、図9に示すように、段ボールシートDの折曲げ部の内側の面U2a、U2bが潰されて、内部干渉が解消される。
また、特に、この場合、雌型成形ローラ55と雄型成形ローラ130の回転中心は段ボールシートDの搬送面(つまり、板状部123の上面)に対して45度傾斜して設けられるとともに、雄型成形ローラ130の周方の先端は、鋭角に尖っているとともに、P1−P2方向の中心線を介して対称に形成されているので、折曲げ位置の内側の面U2aとU2bとは均等に押さえられて潰される。つまり、内側の面U2aとU2bの潰れ具合は少なくとも略同一となる。また、雌型成形ローラ55の切欠部55aもP1−P2方向の中心線を介して対称に形成されているので、これにより折曲げ位置の外側の面U1aとU1bもともに均等に押さえられるので、これによっても、内側の面U2aとU2bの潰れ具合は少なくとも略同一となり、内側の面の内部干渉は極めて効果的に解消される。
さらにいえば、雌型成形ローラ55と雄型成形ローラ130とからなる一対のローラが複数(具体的には5つ)設けられているので、段ボールシートの折曲げ部Mの内部干渉を十分解消することができる。
なお、雌型成形ローラ55が回転駆動されるので、折曲げ部Mが雌型成形ローラ55と雄型成形ローラ130とに挟まれた状態でも第2領域R2を円滑に搬送することができる。
外側押え部40と内側押え部100を通過して第3領域R3に至った段ボールシートは、折曲げ対象の片部H1、H2がさらに折り曲げられて、折曲げ対象でない片部H3(第2片部)と略平行になるまで折り曲げられる。その際、第2領域R2においてすでに折曲げ部Mの内部干渉が解消された状態で第3領域R3で折り曲げされるので、正確に折り曲げることができ、折曲げ対象の片部を折り曲げて全体を平板状にした状態(つまり、図8のNの状態)に成形した際に片部の縁部がずれる等の問題が生じない。この第3領域R3では、片部H1と片部H2とが片部H3と平行になるように折り曲げられて、糊代部に塗布された接着剤を介して片部H1と片部H2とが接着される。段ボールシートは、その後、折曲げ対象の片部H1、H2が片部H3と平行となった状態で、ホッパー部200に送られる。
ホッパー部200に送られた段ボールシートは、このホッパー部200に貯められ、所定個数ごとにカウンタエジェクタ部300に送られ、個数をカウントするとともに、紐部材で締結して排出する。
なお、上記の説明においては、外側押え部40と内側押え部100とは第2領域R2に設けるものとして説明したが、第1領域R1や第3領域R3にも設けるようにしてもよい。すなわち、上記の説明では、段ボールシートの折曲げ対象の片部を垂直に曲げてから、さらに折曲げ対象の片部を略180度まで曲げるためにさらに折曲げを行うまでの区間において折曲げ対象の片部が折曲げ対象でない片部に対して略90度の状態のまま外側押え部40と内側押え部100を通過させて内部干渉を解消するものであるが、折曲げ対象の片部を略90度まで折り曲げるまでの間や、該折曲げ対象の片部が略90度の状態から折曲げ対象の片部を略180度まで折り曲げるまでの間にも上記のような外側押え部40や内側押え部100を設けるのである。このようにすることにより、第2領域R2のみならず、第1領域R1や第3領域R3においても、段ボールシートの折曲げ部の内側の内部干渉を解消することができ、第1領域R1から第3領域R3までにおいて十分該内部干渉を解消することが可能となる。
例えば、第1領域R1に設ける場合の例としては、第1領域R1の途中位置から第2領域R2の手前まで、外側押え部40と同様の構成の外側押え部や、内側押え部100と同様の構成の内側押え部を設ける。なお、第1領域R1の最初から外側押え部40や内側押え部100を設けてもよい。
第1領域R1に外側押え部40や内側押え部100を設ける場合には、図10に示すように、雌型成形ローラ55の回転中心に垂直な面J3や雄型成形ローラ130の回転中心に垂直な面J4と、段ボールシートの搬送面(つまり、板状部123の上面)との間の角度γ2は、45度よりも大きく形成される。また、雌型成形ローラ55の切欠部55aの断面形状、すなわち、回転中心を通る断面で切断した場合の断面形状は、図10に示すように形成され、その切欠部55aの断面のなす角度α2は90度よりも大きく形成される。また、雄型成形ローラ130の周囲部131bの先端部分の断面形状、すなわち、回転中心を通る断面で切断した場合の断面形状は、図10に示すように形成され、その断面のなす角度β2は鋭角であり、例えば、20度〜30度(好適には26度)に形成されている。なお、雌型成形ローラ55の回転中心に垂直な面で、雌型成形ローラ55の切欠部55aの先端を通る面J3と、雄型成形ローラ130の回転中心に垂直な面で雄型成形ローラ130の周方向の先端を通る面J4とは、同一面上にあるように構成されている。
なお、この第1領域R1では、折曲げ対象の片部は徐々に垂直となるように折り曲げられていくので、これに合わせて、外側押え部40における複数の雌型成形ローラ55の切欠部55aの断面のなす角度や、内側押え部100における複数の雄型成形ローラ130の周囲部131bの断面のなす角度を変化させるようにしてもよい。例えば、複数の雌型成形ローラ55において、下流側(Y2側)に行くほど、雌型成形ローラ55の切欠部55aの断面のなす角度α2を徐々に小さくしていく。これにより、段ボールシートの折曲げ部の外側のなす角度に対応させることができ、折曲げ部を均等に押さえることができて、内部干渉の解消に資する。また、段ボールシートを円滑に下流側に搬送することにもつながる。
例えば、第3領域R3に設ける場合の例としては、第3領域R3の始点から第3領域R3の途中位置まで、外側押え部40と同様の構成の外側押え部や、内側押え部100と同様の構成の内側押え部を設ける。なお、第3領域R3の終点まで外側押え部40や内側押え部100を設けてもよい。
第3領域R3に外側押え部40や内側押え部100を設ける場合には、図11に示すように、雌型成形ローラ55の回転中心に垂直な面J5や雄型成形ローラ130の回転中心に垂直な面J6と、段ボールシートの搬送面(つまり、板状部123の上面)との間の角度γ3は、45度よりも小さく形成される。また、雌型成形ローラ55の切欠部55aの断面形状、すなわち、回転中心を通る断面で切断した場合の断面形状は、図11に示すように形成され、その切欠部55aの断面のなす角度α3は90度よりも小さく形成される。また、雄型成形ローラ130の周囲部131bの先端部分の断面形状、すなわち、回転中心を通る断面で切断した場合の断面形状は、図11に示すように形成され、その断面のなす角度β3は鋭角であり、例えば、40度〜50度に形成されている。なお、雌型成形ローラ55の回転中心に垂直な面で、雌型成形ローラ55の切欠部55aの先端を通る面J5と、雄型成形ローラ130の回転中心に垂直な面で雄型成形ローラ130の周方向の先端を通る面J6とは、同一面上にあるように構成されている。
なお、この第3領域R3では、折曲げ対象の片部は徐々に垂直となるように折り曲げられていくので、これに合わせて、外側押え部40における複数の雌型成形ローラ55の切欠部55aの断面のなす角度や、内側押え部100における複数の雄型成形ローラ130の周囲部131bの断面のなす角度を変化させるようにしてもよい。例えば、複数の雌型成形ローラ55において、下流側(Y2側)に行くほど、雌型成形ローラ55の切欠部55aの断面のなす角度α3を徐々に小さくしていく。これにより、段ボールシートの折曲げ部の外側のなす角度に対応させることができ、折曲げ部を均等に押さえることができて、内部干渉の解消に資する。また、段ボールシートを円滑に下流側に搬送することにもつながる。なお、図11において、155は、片部をさらに折り曲げるための折曲げベルトである。
なお、図面において、図2は、外側押え部40とその周辺の構成をX1側から見た図であり、また、図3は、図2におけるV−V要部断面図であり、この図3は、X1側の外側押え部40と内側押え部100を示す図である。図4は、図3におけるW−W断面図である。また、図5は、X2側の外側押え部40と内側押え部100を示す要部断面図である。
本発明の実施例に基づく製函装置の構成を示す斜視図である。 外側押え部とその周辺の構成を示す側面図である。 図2におけるV−V要部断面図である。 図3におけるW−W断面図である。 X2側の外側押え部と内側押え部の構成を示す要部断面図である。 雌型成形ローラの断面図であり、回転軸を通る平面で切断した状態を示す断面図である。 雄型成形ローラの断面図であり、回転軸を通る平面で切断した状態を示す断面図である。 本発明の実施例に基づく製函装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施例に基づく製函装置の動作を説明するための要部断面図である。 第1領域に外側押え部と内側押え部を設ける場合を示す要部断面図である。 第3領域に外側押え部と内側押え部を設ける場合を示す要部断面図である。 従来における製函装置の構成を示す斜視図である。 従来における製函装置の動作を説明するための説明図である。 従来における製函装置の問題点を説明するための説明図である。
符号の説明
A 製函装置
10 供給部
20 フォールディング部
30、110、120 フレーム部
40 外側押え部
50、122 取付け部
55 雌型成形ローラ
60 ローラ回転機構部
62、124 軸部
66、73、74 プーリ
72 モータ
80、82 ベルト
100 内側押え部
130 雄型成形ローラ
140 摺動支持部
150 送りベルト
160 ガイド棒
200 ホッパー部
300 カウンタエジェクタ部

Claims (17)

  1. 製函装置であって、
    所定の折れ線を介して折り曲げられた段ボールシートの折曲げ部を外側から押さえる第1ローラと、内側から押さえる第2ローラとを有することを特徴とする製函装置。
  2. 上記第1ローラの周面に切欠部が形成されているとともに、上記第2ローラの外周の断面形状で、該第2ローラの回転軸に沿った面で切断した場合の断面形状の先端が鋭角に形成されており、さらに、上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、上記段ボールシートの搬送路面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の製函装置。
  3. 製函装置であって、
    段ボールシートを搬送しながら折り曲げるフォールディング部で、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるフォールディング部を有し、
    該フォールディング部に、
    該第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の外側の領域を押さえる第1ローラと、
    該第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の内側の領域を押さえる第2ローラと、
    が設けられていることを特徴とする製函装置。
  4. 製函装置であって、
    段ボールシートを搬送しながら折り曲げるフォールディング部で、折曲げ境界位置を介して複数の片部を有する段ボールシートにおける所定の片部で折曲げ対象の片部である第1片部を、該第1片部と隣接する片部である第2片部との間の折曲げ境界位置を介して折り曲げるフォールディング部を有し、
    該フォールディング部は、
    搬送方向に設けられた一対のフレーム部で、各フレーム部が所定の間隔を介して平行に設けられ、各フレーム部が段ボールシートの搬送路の上方に設けられたフレーム部と、
    各フレーム部の外側に設けられた外側押え部で、該段ボールシートの第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の外側の領域を押さえる第1ローラと、該第1ローラを回転自在に支持する取付け部で該フレーム部に設けられた取付け部と、該第1ローラを回転駆動するための駆動部と、を有する外側押え部と、
    該搬送路の下側に設けられた一対の内側押え部で、該第1片部が該第2片部に対して折れ曲がった状態で、該段ボールシートにおける該折曲げ境界位置を含む折曲げ部の内側の領域を押さえる第2ローラと、該第2ローラを回転自在に支持する支持部と、を有する内側押え部と、
    を有することを特徴とする製函装置。
  5. 上記一対のフレーム部と一対の内側押え部とは、搬送方向に対して直角な横方向に移動可能に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の製函装置。
  6. 上記第1ローラの周面に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4又は5に記載の製函装置。
  7. 上記第2ローラの外周の断面形状で、該第2ローラの回転軸に沿った面で切断した場合の断面形状の先端が鋭角に形成されていることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6に記載の製函装置。
  8. 上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、上記第2片部の搬送路面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7に記載の製函装置。
  9. 上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、製函装置の水平方向又は鉛直方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7又は8に記載の製函装置。
  10. 上記第1ローラの回転軸の方向に対する垂直な平面と、上記第2ローラの回転軸の方向に対する垂直な平面とは、段ボールシートの折曲げ境界位置を通る平面で、第1片部と第2片部とが該平面を介して対称の角度をなす平面と同じ方向をなすことを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7又は8又は9に記載の製函装置。
  11. 上記第1ローラと第2ローラとはそれぞれ搬送方向に複数設けられていることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10に記載の製函装置。
  12. 製函装置におけるフォールディング部は、
    上記第1片部が第2片部に対して同一面にある状態から略直角の角度をなす状態にまで折曲げを行う第1搬送領域と、
    該第1搬送領域に続く第2搬送領域であって、該第1片部が第2片部に対して略直角をなす状態で搬送される第2搬送領域と、
    該第2搬送領域に続く第3搬送領域であって、該第1片部が第2片部に対して略直角の状態からさらに折り曲げて第2片部の裏側に第2片部と略平行になるように折曲げを行う第3搬送領域と、を有し、
    上記第1ローラと第2ローラとは、該第2搬送領域に設けられていることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11に記載の製函装置。
  13. 上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸の方向が、上記第2片部の搬送路面に対して45度傾斜して設けられおり、また、上記第1ローラの断面で第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角であることを特徴とする請求項12に記載の製函装置。
  14. 上記第1ローラと第2ローラは、さらに、上記第1搬送領域にも設けられていることを特徴とする請求項12又は13に記載の製函装置。
  15. 上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸とは、その上方が製函装置の横方向内側で該回転軸の下方が製函装置の横方向外側となるように傾斜し、各回転軸と上記第2片部の搬送路面とのなす角度は、その鋭角となる角度において、45度より小さくなっており、また、上記第1ローラの断面で第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角より大きいことを特徴とする請求項14に記載の製函装置。
  16. 上記第1ローラと第2ローラは、さらに、上記第3搬送領域にも設けられていることを特徴とする請求項12又は13又は14又は15に記載の製函装置。
  17. 上記第1ローラの回転軸と上記第2ローラの回転軸とは、その上方が製函装置の横方向内側で該回転軸の下方が製函装置の横方向外側となるように傾斜し、各回転軸と上記第2片部の搬送路面とのなす角度は、その鋭角となる角度において、45度より大きくなっており、また、上記第1ローラの断面で第1ローラの回転軸を通る平面で切断した場合の断面における切欠部のなす角度が直角より小さいことを特徴とする請求項16に記載の製函装置。
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CN102343689A (zh) * 2011-11-11 2012-02-08 北京印刷学院 一种圆滚皮带式瓦楞纸箱的折合机构

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