JP2005117811A - モールド整流子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電動工具に使用される整流子電動機が過負荷時等に拘束された場合に、整流子片とブラシ間に過電流が発生した再に発生する整流子片の片間段差の発生を抑制する整流子を提供すること。
【解決の手段】 整流子片2のブラシ5との接触面直下に位置する樹脂3と整流子2の間に低膨張断熱材料6を配設する。低膨張断熱材料6は整流子2の軸方向でブラシ5の幅Wの少なくとも50%以上をカバーするように配設する。
【選択図】 図1
【解決の手段】 整流子片2のブラシ5との接触面直下に位置する樹脂3と整流子2の間に低膨張断熱材料6を配設する。低膨張断熱材料6は整流子2の軸方向でブラシ5の幅Wの少なくとも50%以上をカバーするように配設する。
【選択図】 図1
Description
本発明は電動工具等に使用される整流子電動機のモールド整流子に関するものである。
従来のモールド整流子8は、図5に示す如く、整流片2と前記整流子片2のブラシ5との接触面直下の樹脂3とは直接触していた。
現在の電動工具用整流子電動機はコスト低減のため低コストのモールド整流子が主流となっている。一方、電動工具の出力を向上させるために高出力、高トルク化が進み整流子への負荷は益々増大する傾向である。この様に高出力、高トルク化が進む中で特に丸のこやディスクグラインダ等は、使用中に電動機が拘束される機会が多く一瞬にして一枚の整流片2に多大な電流が流れる場合がある。
拘束時、熱伝導率の高い銅を主成分とした整流子片2は瞬時にフェノール等の熱硬化性樹脂の熱変形温度を超えた温度まで上昇する。整流子片2は膨張し整流子片2と直接触する樹脂3(特にブラシ接触面の直下部)はふくれ等の変形を引き起こす。時間が経てば整流子片2は収縮するが一度ふくれ変形した樹脂3は元に戻らずその結果整流子片2が浮き上がり隣りの整流子片2との段差が発生する。この状態で電動機の運転を再開すると整流不良や最終的にはモールド整流子8の破壊に至る場合がある。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のモールド整流子は、整流子片のブラシとの接触面直下に位置する整流子片と樹脂の間に低膨張断熱材料を配設することを特徴としている。
かかる構成のモールド整流子によれば、整流子片から樹脂への熱伝達が抑えられ、樹脂の熱変形と整流子片の浮き上がりが防止されるようになる。
請求項2記載のモールド整流子は、請求項1記載の特徴に加えて、前記低膨張断熱材料を、整流子軸方向でブラシ幅の少なくとも50%以上をカバーするように配設することを特徴としている。
以上のように本発明によれば、整流子片から樹脂への熱の伝達を抑えられ、樹脂の熱変形と整流子片の浮き上がりを抑制できる整流子を提供することが可能となる。
本発明によるモールド整流子の一実施形態を図1〜図4を用いて説明する。
図1は本発明によるモールド整流子1の一実施形態を示す要部断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は本発明で低膨張断熱材料を環状にしたときの整流子片への取り付けの詳細を示す斜視図、図4は本発明でセグメントマイカを低膨張断熱材料として利用したときの整流子片への取り付けの詳細を示す斜視図である。
図1は本発明によるモールド整流子1の一実施形態を示す要部断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は本発明で低膨張断熱材料を環状にしたときの整流子片への取り付けの詳細を示す斜視図、図4は本発明でセグメントマイカを低膨張断熱材料として利用したときの整流子片への取り付けの詳細を示す斜視図である。
整流子1は整流子片2のブラシ5との接触面直下に位置する樹脂隣接面と樹脂3の間に低膨張断熱材料6を配設し、整流子片2で発生した熱を直接樹脂3に伝達されるのを防いでいる。また、前記低膨張断熱材料6は整流子軸方向でL≧W/2になるように配設されている。低膨張断熱材料6はセラミック等のように環状に成形できる材料であれば図3のようして整流子片2への組み込みが楽にできる。なおWはブラシ5の幅である。
また、セグメントマイカ7aを利用する場合は図4のように折り返しを付けて組み込むこともできる。
1、8はモールド整流子、2は整流子片、3は樹脂、4はスリーブ、5はブラシ、6は低膨張断熱材料、7はセグメントマイカ。
Claims (2)
- 一体成形されるモールド整流子であって、整流子片のブラシとの接触面直下の整流子片と樹脂の間に熱膨張率が低く熱伝導度の低いセラミックやマイカ等の低膨張断熱材料を配設したことを特徴とするモールド整流子。
- 前記低膨張断熱材料は整流子軸方向でブラシ幅の少なくとも50%以上をカバーするように配設されたことを特徴とする請求項1記載のモールド整流子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003350337A JP2005117811A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | モールド整流子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003350337A JP2005117811A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | モールド整流子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005117811A true JP2005117811A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34541923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003350337A Withdrawn JP2005117811A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | モールド整流子 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200480616Y1 (ko) * | 2015-02-05 | 2016-06-17 | 콜렉터신영 (주) | 결속력과 강성을 상승시킨 정류자 편 |
CN113991378A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-01-28 | 浙江利丰电器股份有限公司 | 一种钩型换向器、加工工艺及其加工装置 |
-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003350337A patent/JP2005117811A/ja not_active Withdrawn
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