JP2005117456A - 携帯端末、動画編集方法および動画編集プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像処理部131は、撮影した動画、あるいはネットワークを介してダウンロードした動画に対して、1つまたは2つのオリジナル動画の先頭フレーム、または最終フレームを元に段階的に動画が遷移していくトランジション動画を生成し、オリジナル動画に結合してトランジション効果を加えた動画を生成する。また、画像処理部131は、トランジション効果を確認すべく、生成したトランジション動画をプレビュー再生する際に、トランジション動画から9フレームだけ抽出し、該フレームからサムネイルを生成して一画面上に順次配列して表示する。
【選択図】 図2
Description
図1は、本発明の実施形態によるカメラ付き携帯電話の外観図(開状態:正面図、背面図)である。本実施形態における携帯電話1は、蓋部2と本体部3とからなる二つ折り構造である。スピーカ101は、蓋部2の前面側に設けられており、電話モードにおける通話時には音声出力を行なう。表示部(メイン表示部)102は、カラー液晶であり、QVGAの解像度を有し、撮像した画像、動画やダウンロードした画像、動画を表示可能となっている。アンテナ103は、本体部の背面に設けられており、伸縮自在となっている。
次に、上述した実施形態の動作について説明する。ここで、図3ないし図9は、本実施形態によるカメラ付き携帯電話1による動画編集の動作を説明するためのフローチャートである。また、図10ないし図18は、本実施形態による動画編集時におけるカメラ付き携帯電話1の表示例を示す模式図である。
カメラ付き携帯電話1において、動画編集が選択されると、まず、図10に示すように、動画選択画面をメイン表示部102に表示する(S10)。図10はこのケースにおける表示部102の表示態様を示したものであり、現在選択されているモードがムービーモードであることを示すアイコン1021が表示され、定常的に電波受信状態を示すアイコン1022、電池残量を示すアイコン1023、現在時刻1024が表示される。またRAM124に保存されている最大9つの動画ファイルの、先頭フレームのサムネイル1025がマルチ表示され、その下には、再生指示領域1026(カメラキー104の操作検出に対応)、解除表示領域1027(決定キー107の操作検出に対応)、及び、確定表示領域1028(アドレスキー108の操作検出に対応)が表示されている。また、サムネイル1025に表示される動画ファイルとしては、自機により撮影した動画ファイル、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードした動画ファイルなどがある。ユーザは、動画選択画面から動画編集(トランジション効果)を行いたい動画を、十字キー106を操作して選択し、アドレスキー108を操作して決定する。
切り替えパターン選択では、図12(a)または図12(b)に示す切り替えパターン選択画面(リスト、サムネイル)を表示する(S20)。図12(a)に示す切り替えパターン選択画面(リスト)には、2つの動画を切り替える際の切替パターンのリストが表示され、解除表示領域1027、確定表示領域1028に差替えて、OK表示領域1029(決定キー107の操作検出に対応)、及び、サムネイル表示指示領域1030(アドレスキー108の操作検出に対応)が表示されている。また、図12(b)に示す切り替えパターン選択画面(サムネイル)には、2つの動画を切り替える際の切替パターンのサムネイルが表示され、解除表示領域1027、確定表示領域1028に差替えて、OK表示領域1029(決定キー107の操作検出に対応)、及び、リスト表示指示領域1031(アドレスキー108の操作検出に対応)が表示されている。また、図示の例では、切替パターン(トランジション効果)として、チェック、ブラインド、V字、クロックワーク1、クロックワーク2、クロックワーク3、クロス(逆)およびラジアルが用意されている。ここでは、第1の動画ファイルの最終フレームと、第2の動画ファイルの先頭フレームとを元に、第1の動画ファイルの最終フレームから切替パターンに従って第2の動画ファイルの先頭フレームへ遷移していく動画を生成する切替パターンを選択する。
次に、カメラ付き携帯電話1では、切り替えパターン選択においてユーザにより選択された切り替えパターンに従って、第1の動画ファイルの最終フレームと、第2の動画ファイルの先頭フレームとを元に、第1の動画ファイルの最終フレームから切り替えパターンに従って第2の動画ファイルの先頭フレームへ遷移していくトランジション動画を生成する(S28)。トランジション動画の生成については後述する。
次に、カメラ付き携帯電話1では、テンキー113の操作検出によってメッセージ入力するか否かを判断する(S40)。そして、メッセージ入力が選択されなかった場合には、後述するオープニング編集へ進む。一方、ユーザがテンキー113を操作してメッセージ入力を選択すると、図14に示すメッセージ入力画面を表示する(S42)。メッセージ入力画面では、動画再生と同時にテロップ表示されるメッセージを入力することができる。次に、ユーザによりメッセージを入力した後、確定操作(アドレスキー108の操作)を行ったか否かを判断する(S44)。そして、OK操作が行われると、次のオープニング編集へ進む。
オープニング編集へ進むと、まず、オープニング編集を行うか否かを判断する(S469)。オープニング編集は、選択されたオリジナル動画ファイルの先頭フレームを用いてトランジション効果を付加したトランジション動画を作成する処理であり、任意に選択可能である。ユーザがオープニング編集を選択しなかった場合には、後述するエンディング編集へ進む。
次に、カメラ付き携帯電話1では、オープニング選択においてユーザにより選択されたトランジションパターンに従って、選択されたオリジナル動画ファイルの先頭フレームを元に、デフォルト画面(所定の単一色画面または予め選択された色の画面)からトランジションパターンに従って段階的に映像効果が変化していき、オリジナル動画ファイルの先頭フレームへ遷移していくオープニング・トランジション動画を生成する(S56)。トランジション動画の生成については後述する。
エンディング編集へ進むと、まず、エンディング編集を行うか否かを判断する(S66)。エンディング編集は、選択されたオリジナル動画の最終フレームを用いてトランジション効果を付加したトランジション動画を作成する処理であり、上述したオープニング編集と同様に、任意に選択可能である。ユーザがエンディング編集を選択しなかった場合には、後述する再生処理(エンコード処理)へ進む。
次に、カメラ付き携帯電話1では、エンディング選択においてユーザにより選択されたトランジションパターンに従って、選択されたオリジナル動画ファイルの最終フレームを元に、該最終フレームからトランジションパターンに従って段階的に映像効果が変化していき、デフォルト画面(所定の単一色画面または予め選択された色の画面)へ遷移していくエンディング・トランジション動画を生成する(S76)。トランジション動画の生成については後述する。
再生処理へ進むと、まず、再生を行うか否かを判断する(S86)。そして、再生が指示されると、オリジナル動画ファイルとこれまでに生成したトランジション動画ファイル(切り替えトランジション動画、オープニング・トランジション動画、エンディング・トランジション動画)とを結合する(S88)。
次に、上述したトランジション動画の生成手順について説明する。まず、オリジナル動画の先頭フレームまたは最終フレームを取得する(S100)。すなわち、1つの動画が選択され、オープニングでのトランジション効果が選択されている場合には、動画の先頭フレームを取得し、エンディングでのトランジション効果が選択されている場合には、動画の最終フレームを取得する。また、2つの動画が選択され、オープニングでのトランジション効果が選択されている場合には、第1番目の動画の先頭フレームを取得し、エンディングでのトランジション効果が選択されている場合には、第2番目の動画の最終フレームを取得し、さらに、切り替えパターンが選択されている場合には、第1番目の動画の最終フレームと第2番目の動画の先頭フレームと取得する。
また、上述した実施の形態では、カメラ(動画撮影機能)付携帯電話についてのものだが、半導体記憶媒体を備えたデジタルビデオカメラ(モーションJPEGによる動画撮影機能を備えるデジタルカメラ)や動画撮影機能を備えたPDA、あるいは、放送メディアを受信・記録できる各種電子機器にも本発明は適用できる。
2 蓋部
3 本体部
101 スピーカ
102 メイン表示部
103 アンテナ
104 カメラキー
105 メールキー
106 十字キー
107 決定キー
108 アドレスキー
109 ネット接続キー
110 クリアキー
111 オンフックキー
112 オフフックキー
113 テンキー
114 マイク
115 録音用マイク
116 サブ表示部
117 報知用LED
118 撮像レンズ
119 フラッシュ用LED
120 報知スピーカ
121 無線送受信部
122 制御部
123 アドレスデータバス処理部
124 RAM
125 プログラムROM
126 音源IC
127 アンプ
128 表示モジュール系ドライバ
130 撮像デバイス
131 画像処理部
1221 通信データ処理部
1223 オーディオインターフェース
1222 システムROM
Claims (11)
- 動画ファイルを再生する携帯端末において、
動画ファイルを記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された動画ファイルを読み出す読出手段と、
この読出手段により読み出された動画ファイルの所定のフレームから、段階的な映像効果を付与した複数のフレームを生成するフレーム生成手段と、
このフレーム生成手段により生成された複数のフレームを一画面上に配列して表示する表示手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。 - 前記フレーム生成手段により生成された複数のフレームを動画ファイルに変換する動画ファイル変換手段と、
前記読出手段より読み出された動画ファイルと前記動画ファイル変換手段により変換された動画ファイルとを結合する結合手段と
を具備することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。 - 前記フレーム生成手段は、予め設定したフレームを起点とし、前記読み出された動画ファイルの先頭フレームを終点とする段階的に変化する映像効果を付与した複数のフレームを生成することを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末。
- 前記フレーム生成手段は、前記読み出された動画ファイルの最終フレームを起点とし、予め設定したフレームを終点とする段階的に変化する映像効果を付与した複数のフレームを生成することを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末。
- 前記記憶手段は複数の動画ファイルを記憶するとともに、前記読出手段は、この記憶手段より第1の動画ファイルと第2の動画ファイルとを読出し、前記フレーム生成手段は、前記第1の動画ファイルの最終フレームを起点とし、前記第2の動画ファイルの先頭フレームを終点とする段階的に変化する映像効果を付与した複数のフレームを生成することを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末。
- 撮像手段を更に備え、
前記記憶手段は、この撮像手段によって取得された動画ファイルを記憶することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の携帯端末。 - 動画ファイルに段階的な映像効果を付与する動画編集方法において、
メモリより動画ファイルを読み出す読出ステップと、
この読出しステップにより読み出された動画ファイルの所定のフレームから段階的な映像効果を付与した複数のフレームを生成する生成ステップと、
この生成ステップにより生成された複数のフレームから所定の間隔で複数のフレームを抽出する抽出ステップと、
この抽出ステップにより抽出された複数のフレームを一画面上に配列して表示部に表示させる表示ステップと
からなること特徴とする動画編集方法。 - 前記フレーム生成ステップにて生成された複数のフレームを動画ファイルに変換する動画ファイル変換ステップと、
前記読出しステップにて読み出された動画ファイルと前記動画ファイル変換ステップにて変換された動画ファイルとを結合する結合ステップと
を更に含むことを特徴とする請求項7記載の動画編集方法。 - 前記メモリは複数の動画ファイルを記憶するとともに前記読出しステップは、第1の動画ファイルと第2の動画ファイルとを読出し、前記フレーム生成ステップは、前記第1の動画ファイルの最終フレームを起点とし、前記第2の動画ファイルの先頭フレームを終点とする段階的に変化する映像効果を付与した複数のフレームを生成することを特徴とする請求項7または8記載の動画編集方法。
- 前記動画ファイルはカメラより撮影され取得されたものであることを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の動画編集方法。
- 表示部とメモリとを備えたコンピュータで実行される動画編集プログラムであって、
前記メモリより動画ファイルを読み出す読出ステップと、
この読出しステップにより読み出された動画ファイルの所定のフレームから段階的な映像効果を付与した複数のフレームを生成する生成ステップと、
この生成ステップにより生成された複数のフレームから所定の間隔で複数のフレームを抽出する抽出ステップと、
この抽出ステップにより抽出された複数のフレームを一画面上に配列して表示部に表示させる表示ステップと
を実行させることを特徴とする動画編集プログラム。
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