JP2005115851A - 戻り区間発見支援システムとその方法とそのためのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品供給系に含まれる工程間の連鎖関係や位置関係等を正確に把握し、その上で部品の輸送が非効率な区間、特に戻り区間の発見を支援する。
【解決手段】 1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間を選択し(ステップS644)、その連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し(ステップS646〜ステップS652)、区関数別に設定された比率の基準値を満たさない連続複数区間を、戻り区間として検索し(ステップS654)、戻り区間に対する対策を実行する(ステップS656)。
【選択図】 図12
【解決手段】 1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間を選択し(ステップS644)、その連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し(ステップS646〜ステップS652)、区関数別に設定された比率の基準値を満たさない連続複数区間を、戻り区間として検索し(ステップS654)、戻り区間に対する対策を実行する(ステップS656)。
【選択図】 図12
Description
本発明は、部品供給系の問題点の一つである非効率な部品の輸送を行っている区間、特に戻り区間の発見を支援する技術に関する。
本明細書中で使用する主要な用語等についての説明をする。
本明細書では、最終製品を生産する工程から順に番号をつけるものとする。例えば最終製品が自動車である場合、第0次工程(製品生産工程)で自動車を生産し、第1次工程(最終部品生産工程)で燃料タンクサブアッシーを生産し、第2次工程で燃料ポンプアッシーを生産し、第3次工程で燃料ポンプを生産し、第4次工程でモータを生産し、第5次工程でアーマチュアを生産し、第6次工程(最低次の部品生産工程)でコイルを生産する。すなわち、番号の数字が小さいほど高次工程、高次部品であり、番号の数字が大きいほど低次工程、低次部品である。
なお上記の第1次工程は、燃料タンクサブアッシーという製品を生産するということができる。すなわち「製品」とは、消費者から見た製品に限られない。燃料タンクサブアッシーもそれを生産する第1次工程にとっては製品であり、燃料タンクサブアッシーを製品として生産する工程に対しては燃料ポンプアッシーが第1次部品となる。
図18に模式的に例示するように、第4次工程でモータが生産され、第3次工程で燃料ポンプが生産され、第2次工程で燃料ポンプアッシーが生産され、第1次工程で燃料タンクサブアッシーが生産され、製品生産工程で自動車を生産する場合、燃料タンクサブアッシーという製品を生産する工程を自工程として考えると、前記した第2次工程が第1次工程であり、第3次工程が第2次工程であるということができる。
本明細書では、1つの最終部品供給系は、例えば第5次工程−第4次工程−第3次工程−第2次工程−第1次工程−製品生産工程の連鎖から成る階層構造で構成される。また、全体部品供給系は、この部品供給系が、最終部品毎に展開して構成される。
本明細書では、最終製品を生産する工程から順に番号をつけるものとする。例えば最終製品が自動車である場合、第0次工程(製品生産工程)で自動車を生産し、第1次工程(最終部品生産工程)で燃料タンクサブアッシーを生産し、第2次工程で燃料ポンプアッシーを生産し、第3次工程で燃料ポンプを生産し、第4次工程でモータを生産し、第5次工程でアーマチュアを生産し、第6次工程(最低次の部品生産工程)でコイルを生産する。すなわち、番号の数字が小さいほど高次工程、高次部品であり、番号の数字が大きいほど低次工程、低次部品である。
なお上記の第1次工程は、燃料タンクサブアッシーという製品を生産するということができる。すなわち「製品」とは、消費者から見た製品に限られない。燃料タンクサブアッシーもそれを生産する第1次工程にとっては製品であり、燃料タンクサブアッシーを製品として生産する工程に対しては燃料ポンプアッシーが第1次部品となる。
図18に模式的に例示するように、第4次工程でモータが生産され、第3次工程で燃料ポンプが生産され、第2次工程で燃料ポンプアッシーが生産され、第1次工程で燃料タンクサブアッシーが生産され、製品生産工程で自動車を生産する場合、燃料タンクサブアッシーという製品を生産する工程を自工程として考えると、前記した第2次工程が第1次工程であり、第3次工程が第2次工程であるということができる。
本明細書では、1つの最終部品供給系は、例えば第5次工程−第4次工程−第3次工程−第2次工程−第1次工程−製品生産工程の連鎖から成る階層構造で構成される。また、全体部品供給系は、この部品供給系が、最終部品毎に展開して構成される。
本明細書で説明する技術では、部品展開情報に含まれる低次の各部品に対して、その供給元の工程や、供給元の工程から供給先の工程までの区間の距離の他、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイム、部品の物流情報、部品の点数、部品の属性、部品の種類数等が対応付けられて記憶される。これらの情報を集合的に「部品供給情報」という。
本明細書では、直近低次工程から直近高次工程まで部品が輸送される経路を「区間」という。このうち直近低次工程から直近高次工程までの区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している区間を「戻り区間」という。例えば図19に例示するように、第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γに対し、第2次工程c1から第1次工程b1までの区間βは戻り区間となる。あるいは、第5次工程f1から第4次工程e1までの区間εに対し、第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γは戻り区間となる。なおここでいう「往復」とは、必ずしも往路に対して復路が戻り切ることに限定されず、往路の少なくとも一部に復路が実質的に重複すること、あるいは、復路の少なくとも一部に往路が実質的に重複することをいう。重複は厳密な意味での重複に限定されず、ほぼ重なっている場合も含むものとする。
本明細書では、直近低次工程から直近高次工程まで部品が輸送される経路を「区間」という。このうち直近低次工程から直近高次工程までの区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している区間を「戻り区間」という。例えば図19に例示するように、第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γに対し、第2次工程c1から第1次工程b1までの区間βは戻り区間となる。あるいは、第5次工程f1から第4次工程e1までの区間εに対し、第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γは戻り区間となる。なおここでいう「往復」とは、必ずしも往路に対して復路が戻り切ることに限定されず、往路の少なくとも一部に復路が実質的に重複すること、あるいは、復路の少なくとも一部に往路が実質的に重複することをいう。重複は厳密な意味での重複に限定されず、ほぼ重なっている場合も含むものとする。
通常の生産系では、前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返されている。例えば自動車の生産系では、前工程でコイルが生産され、その次工程でコイルを利用してアーマチュアが生産され、その次工程でアーマチュアを利用してモータが生産され、その次工程でモータを利用して燃料ポンプが生産され、その次工程で燃料ポンプを利用して燃料ポンプアッシーが生産され、その次工程で燃料ポンプアッシーを利用して燃料タンクサブアッシーが生産され、その次工程でその燃料タンクサブアッシーを利用して自動車が生産される。このように生産系で生産される製品とそれを構成する部品には、製品−第1次部品−第2次部品−第3次部品−・・・という連鎖から成る階層構造が存在する。
また、製品生産系で生産される製品とそれを構成する部品群の間には、製品は複数の第1次部品群から構成され、各第1次部品は複数の第2次部品群から構成され、各第2次部品は複数の第3次部品群から構成され、・・・という展開関係が存在する。
また、製品生産系で生産される製品とそれを構成する部品群の間には、製品は複数の第1次部品群から構成され、各第1次部品は複数の第2次部品群から構成され、各第2次部品は複数の第3次部品群から構成され、・・・という展開関係が存在する。
製品とそれを構成する部品の階層構造と展開関係を、容易に把握できるようにする技術が開発されている。例えば特許文献1には、階層ツリー構造によって、製品生産工程に供給される第1次部品群リスト、各第1次部品を構成する第2次部品群リスト、各第2次部品を構成する第3次部品群リスト等の階層構造と部品展開関係を図式化して表示する技術が開示されている。
高品質な製品を安価で短納期で生産できるようにするためには、様々な工程を経て供給される部品の供給系において、部品の輸送が効率的に行われることが重要である。部品の輸送が効率的に行われていない場合には、それを発見して対策を講じることによって、輸送にかかるコストや時間を削減することが必要である。
部品の輸送は、典型的には、前工程から次工程輸送までの区間の距離が長いと非効率となる。しかしながら、単に距離に着目するだけでは、部品の輸送が非効率な区間を全て発見できるとは限らない。例えば単一の区間として評価したときには必ずしも距離が長いとはいえない場合であっても、その区間が、前の区間と実質的に往復しているような戻り区間であれば、その区間での部品の輸送は非効率といえる。部品が輸送される区間が実質的に往復していれば、合計輸送距離が長くなり、輸送にかかるコストや時間が増大してしまう。
部品の輸送は、典型的には、前工程から次工程輸送までの区間の距離が長いと非効率となる。しかしながら、単に距離に着目するだけでは、部品の輸送が非効率な区間を全て発見できるとは限らない。例えば単一の区間として評価したときには必ずしも距離が長いとはいえない場合であっても、その区間が、前の区間と実質的に往復しているような戻り区間であれば、その区間での部品の輸送は非効率といえる。部品が輸送される区間が実質的に往復していれば、合計輸送距離が長くなり、輸送にかかるコストや時間が増大してしまう。
上記特許文献1に記載の技術では、部品の階層構造と展開関係を把握できても、部品供給系に含まれる各工程間の連鎖関係や位置関係等を把握することができない。したがって、部品の輸送が効率的でない戻り区間を発見することはできない。
本発明は、部品供給系に含まれる工程間の連鎖関係や位置関係等を正確に把握し、その上で部品の輸送が非効率な区間、特に戻り区間の発見を支援する。
これにより、戻り区間に対する対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することによって、高品質な製品を安価で短納期で生産することができるようになる。
これにより、戻り区間に対する対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することによって、高品質な製品を安価で短納期で生産することができるようになる。
(課題を解決するための一つの手段)
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくするシステムを創作した。このシステムは、前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程(第1次工程)で最終部品(第1次部品)を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系に対して用いられる。
このシステムは、製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の部品に対して、その低次部品の供給元工程を対応付けて記憶している「部品展開情報/供給元工程」記憶手段を有する。また、連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に記憶している「比率基準値」記憶手段を有する。
またこのシステムは、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次部品の供給元工程とに基づいて、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握する手段と、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、「比率基準値」記憶手段に区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段とを有する。
さらにこのシステムは、全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示する手段を有し、その表示手段では、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間が、他から識別可能に表示される。
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくするシステムを創作した。このシステムは、前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程(第1次工程)で最終部品(第1次部品)を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系に対して用いられる。
このシステムは、製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の部品に対して、その低次部品の供給元工程を対応付けて記憶している「部品展開情報/供給元工程」記憶手段を有する。また、連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に記憶している「比率基準値」記憶手段を有する。
またこのシステムは、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次部品の供給元工程とに基づいて、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握する手段と、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、「比率基準値」記憶手段に区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段とを有する。
さらにこのシステムは、全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示する手段を有し、その表示手段では、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間が、他から識別可能に表示される。
(その作用と効果)
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報を記憶している。部品展開情報は、図18に模式的に例示するように、製品(その1つであるAが例示されている)と、その製品を構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リストであり、その1つであるB1が例示されている)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品に対しては第2次部品群のリストが相当し、第2次部品に対しては第3次部品群のリストが相当し、第3次部品に対しては第4次部品群のリストが相当する。第1次部品B1に対しては第2次部品群C1,C2のリストが例示され、第2次部品C1に対しては第3次部品群D1,D2のリストが例示され、第3次部品D1に対しては第4次部品群E1,E2,E3,E4のリストが例示されている)の連鎖を多段階に記憶している。
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、この部品展開情報に含まれる各部品に対して、その供給元の工程を対応付けて記憶している。図18の例示では、第1次部品B1に対して供給元工程b1を対応付け、第2次部品C1に対して供給元工程c1を対応付け、第3次部品D1に対して供給元工程d1を対応付け、第4次部品E1に対して供給元工程e1、E2に対して供給元工程e2、E3に対して供給元工程e3、E4に対して供給元工程e4を対応付けて記憶している。
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報を記憶している。部品展開情報は、図18に模式的に例示するように、製品(その1つであるAが例示されている)と、その製品を構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リストであり、その1つであるB1が例示されている)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品に対しては第2次部品群のリストが相当し、第2次部品に対しては第3次部品群のリストが相当し、第3次部品に対しては第4次部品群のリストが相当する。第1次部品B1に対しては第2次部品群C1,C2のリストが例示され、第2次部品C1に対しては第3次部品群D1,D2のリストが例示され、第3次部品D1に対しては第4次部品群E1,E2,E3,E4のリストが例示されている)の連鎖を多段階に記憶している。
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、この部品展開情報に含まれる各部品に対して、その供給元の工程を対応付けて記憶している。図18の例示では、第1次部品B1に対して供給元工程b1を対応付け、第2次部品C1に対して供給元工程c1を対応付け、第3次部品D1に対して供給元工程d1を対応付け、第4次部品E1に対して供給元工程e1、E2に対して供給元工程e2、E3に対して供給元工程e3、E4に対して供給元工程e4を対応付けて記憶している。
本システムは、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次部品に対応付けられた供給元工程とに基づいて、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握する。図18の例示では、第1次工程b1−第2次工程c1−第3次工程d1−第4次工程e1,e2,e3,e4、及び、第1次工程b1−第2次工程c1−第3次工程d2−第4次工程e5,e6,e7,e8から構成される最終部品供給系と、第1次工程b1−第2次工程c2−第3次工程d3−第4次工程e9,e10,e11,・・・から構成される最終部品供給系等が明確となり、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握することができる。
本システムでは、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離を計算する。
ここで1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続する複数の区間とは、例えば図19(1)に示す部品供給系の場合は、連続する2つの区間は低次から、「第5次工程f1から第4次工程e1までの区間εと第4次工程e1から第3次工程d1までの区間δ」、「第4次工程e1から第3次工程d1までの区間δと第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γ」、「第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γと第2次工程c1から第1次工程b1までの区間β」、「第2次工程c1から第1次工程b1までの区間βと第1次工程b1から第0次工程aまでの区間α」の4つが存在する。同様に連続する3つの区間は低次から、「区間εと区間δと区間γ」、「区間δと区間γと区間β」、「区間γと区間βと区間α」の3つが存在し、連続する4つの区間は低次から、「区間εと区間δと区間γと区間β」、「区間δと区間γと区間βと区間α」の2つが存在し、連続する5つの区間は低次から、「区間εと区間δと区間γと区間βと区間α」の1つが存在する。
始点工程から終点工程までの最短距離や、各区間の距離の計算には、横型探索法やダイクストラ法やA*アルゴリズム等の既存の最短経路探索方法を用いることができる。これらの方法では対象とする2つの工程の一方を出発地点とし、他方を目的地点とし、工程間の最短経路を探索する。この際に距離が計算される。例えば2つの連続区間のうち、図19(1)の「区間εと区間δ」が探索されたときは始点工程f1から終点工程d1までの最短距離Dが計算され、「区間δと区間γ」が探索されたときは始点工程e1から終点工程c1までの最短距離Cが計算され、「区間γと区間β」が探索されたときは始点工程d1から終点工程b1までの最短距離Bが計算され、「区間βと区間α」が探索されたときは始点工程c1から終点工程aまでの最短距離Aが計算される。同様に、各連続区間の中の各区間の距離が計算される。
ここで1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続する複数の区間とは、例えば図19(1)に示す部品供給系の場合は、連続する2つの区間は低次から、「第5次工程f1から第4次工程e1までの区間εと第4次工程e1から第3次工程d1までの区間δ」、「第4次工程e1から第3次工程d1までの区間δと第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γ」、「第3次工程d1から第2次工程c1までの区間γと第2次工程c1から第1次工程b1までの区間β」、「第2次工程c1から第1次工程b1までの区間βと第1次工程b1から第0次工程aまでの区間α」の4つが存在する。同様に連続する3つの区間は低次から、「区間εと区間δと区間γ」、「区間δと区間γと区間β」、「区間γと区間βと区間α」の3つが存在し、連続する4つの区間は低次から、「区間εと区間δと区間γと区間β」、「区間δと区間γと区間βと区間α」の2つが存在し、連続する5つの区間は低次から、「区間εと区間δと区間γと区間βと区間α」の1つが存在する。
始点工程から終点工程までの最短距離や、各区間の距離の計算には、横型探索法やダイクストラ法やA*アルゴリズム等の既存の最短経路探索方法を用いることができる。これらの方法では対象とする2つの工程の一方を出発地点とし、他方を目的地点とし、工程間の最短経路を探索する。この際に距離が計算される。例えば2つの連続区間のうち、図19(1)の「区間εと区間δ」が探索されたときは始点工程f1から終点工程d1までの最短距離Dが計算され、「区間δと区間γ」が探索されたときは始点工程e1から終点工程c1までの最短距離Cが計算され、「区間γと区間β」が探索されたときは始点工程d1から終点工程b1までの最短距離Bが計算され、「区間βと区間α」が探索されたときは始点工程c1から終点工程aまでの最短距離Aが計算される。同様に、各連続区間の中の各区間の距離が計算される。
このようにして計算された最短距離が連続複数区間の合計距離に占める比率を求め、「比率基準値」記憶手段に区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する。比率の基準値は、部品が戻り輸送される区間を検索するために設定される(比率が大きければ部品が戻り輸送されることにはならない)。例えば区間数2について、{B/(γ+β)}<Y2<{D/(ε+δ),C/(δ+γ),A/(β+α)}の関係を満たす比率の基準値をY2と設定することができ、B/(γ+β)が比率となる連続複数区間γ,βが検索される。検索された連続複数区間γ,βのうち、区間βが区間γに対して戻り区間となる。
本システムは、全体部品供給系に含まれる各区間を地図上に表示する手段を有し、地図上で検索された連続複数区間γ,βが、他から識別可能に表示される。これによって、戻り区間γが視覚的に容易に把握される。
本システムによると、部品供給系に含まれる工程間の連鎖関係や位置関係等を正確に把握することができるようになる。その上で部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示する。これにより、戻り区間が明確化されて対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
(課題を解決するための好ましい手段)
連続複数区間の合計距離の基準値を、区間数別に記憶している「合計距離基準値」記憶手段が付加され、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、「合計距離基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計距離の基準値を参照し、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索することが好ましい。
連続複数区間の合計距離の基準値を、区間数別に記憶している「合計距離基準値」記憶手段が付加され、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、「合計距離基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計距離の基準値を参照し、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索することが好ましい。
(その作用と効果)
連続複数区間の合計距離の基準値は、部品が戻り輸送されると効率が悪くなる区間を検索するために設定される(合計距離が短ければ部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない)。
基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、このように設定された合計距離の基準値を参照して、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索することが好ましい。例えば区間数2について設定された合計距離の基準値がX2であれば、図19(1)に示す「区間εと区間δ」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定する。同様に「区間δと区間γ」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定し、「区間γと区間β」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定し、「区間βと区間α」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定する。そして合計距離の基準値を超えると判定された連続複数区間の中から、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する。
これにより、合計距離が短くて部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない連続複数区間が、検索対象から外される。
連続複数区間の合計距離の基準値は、部品が戻り輸送されると効率が悪くなる区間を検索するために設定される(合計距離が短ければ部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない)。
基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、このように設定された合計距離の基準値を参照して、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索することが好ましい。例えば区間数2について設定された合計距離の基準値がX2であれば、図19(1)に示す「区間εと区間δ」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定する。同様に「区間δと区間γ」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定し、「区間γと区間β」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定し、「区間βと区間α」の合計距離が基準値X2を超えるか否かを判定する。そして合計距離の基準値を超えると判定された連続複数区間の中から、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する。
これにより、合計距離が短くて部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない連続複数区間が、検索対象から外される。
(課題を解決するための好ましい手段)
各工程の所在地を記憶している所在地記憶手段と、地図情報を記憶している地図情報記憶手段をさらに有し、所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の中の各区間の距離を計算して合計距離を計算することが好ましい。
(その作用と効果)
所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、例えば最短経路探索方法を用いることによって、距離を計算することができる。
各工程の所在地を記憶している所在地記憶手段と、地図情報を記憶している地図情報記憶手段をさらに有し、所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の中の各区間の距離を計算して合計距離を計算することが好ましい。
(その作用と効果)
所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、例えば最短経路探索方法を用いることによって、距離を計算することができる。
(課題を解決するための好ましい手段)
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、供給元工程から供給先工程までの区間距離を対応付けて記憶しており、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された区間距離に基づいて、連続複数区間の合計距離を計算することが好ましい。
(その効果)
この構成により、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段が必要とする計算量や計算時間を節約することができる。
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、供給元工程から供給先工程までの区間距離を対応付けて記憶しており、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された区間距離に基づいて、連続複数区間の合計距離を計算することが好ましい。
(その効果)
この構成により、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段が必要とする計算量や計算時間を節約することができる。
(課題を解決するための他の手段)
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくする他のシステムを創作した。
このシステムは、製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の部品に対して、その低次部品の供給元工程を対応付けて記憶している「部品展開情報/供給元工程」記憶手段を有する。また、連続する複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を当該複数区間で合計した合計角度の基準値を、区間数別に記憶している「合計角度基準値」記憶手段を有する。
またこのシステムは、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次部品の供給元工程とに基づいて、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握する手段と、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算して合計角度を計算し、「合計角度基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段とを有する。
さらにこのシステムは、全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示する手段を有し、その表示手段では、前記検索された基準値未満の合計角度となる連続複数区間が、他から識別可能に表示される。
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくする他のシステムを創作した。
このシステムは、製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の部品に対して、その低次部品の供給元工程を対応付けて記憶している「部品展開情報/供給元工程」記憶手段を有する。また、連続する複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を当該複数区間で合計した合計角度の基準値を、区間数別に記憶している「合計角度基準値」記憶手段を有する。
またこのシステムは、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次部品の供給元工程とに基づいて、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握する手段と、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算して合計角度を計算し、「合計角度基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段とを有する。
さらにこのシステムは、全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示する手段を有し、その表示手段では、前記検索された基準値未満の合計角度となる連続複数区間が、他から識別可能に表示される。
(その作用と効果)
本システムは、連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度によって、戻り区間か否かを判定する。
そのために本システムでは、検索された連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算する。例えば3つの連続区間のうち、図19(2)の「区間εと区間δと区間γ」が探索されたときは区間εと区間δが成す角度θ4と区間δと区間γが成す角度θ3が計算され、「区間δと区間γと区間β」が探索されたときは区間δと区間γが成す角度θ3と区間γと区間βが成す角度θ2が計算され、「区間γと区間βと区間α」が探索されたときは区間γと区間βが成す角度θ2と区間βと区間αが成す角度θ1が計算される。
そして、「合計角度基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する。合計角度の基準値は、部品が戻り輸送される区間を検索するために設定される(合計角度が大きければ部品が戻り輸送されることにはならない)。例えば区間数3について、(θ2+θ3),(θ3+θ4)≦Z3≦(θ1+θ2)の関係を満たす合計角度の基準値をZ3と設定することができ、(θ2+θ3)が合計角度となる連続複数区間δ,γ,βと、(θ3+θ4)が合計角度となる連続複数区間ε,δ,γが検索される。検索された連続複数区間δ,γ,βのうち、区間βが区間γに対して戻り区間となり、連続複数区間ε,δ,γのうち、区間γが区間εに対して戻り区間となる。
検索された連続複数区間δ,γ,β、及び連続複数区間ε,δ,γは、表示手段において地図上で他から識別可能に表示される。これによって、戻り区間βと戻り区間γが視覚的に容易に把握される。
本システムは、連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度によって、戻り区間か否かを判定する。
そのために本システムでは、検索された連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算する。例えば3つの連続区間のうち、図19(2)の「区間εと区間δと区間γ」が探索されたときは区間εと区間δが成す角度θ4と区間δと区間γが成す角度θ3が計算され、「区間δと区間γと区間β」が探索されたときは区間δと区間γが成す角度θ3と区間γと区間βが成す角度θ2が計算され、「区間γと区間βと区間α」が探索されたときは区間γと区間βが成す角度θ2と区間βと区間αが成す角度θ1が計算される。
そして、「合計角度基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する。合計角度の基準値は、部品が戻り輸送される区間を検索するために設定される(合計角度が大きければ部品が戻り輸送されることにはならない)。例えば区間数3について、(θ2+θ3),(θ3+θ4)≦Z3≦(θ1+θ2)の関係を満たす合計角度の基準値をZ3と設定することができ、(θ2+θ3)が合計角度となる連続複数区間δ,γ,βと、(θ3+θ4)が合計角度となる連続複数区間ε,δ,γが検索される。検索された連続複数区間δ,γ,βのうち、区間βが区間γに対して戻り区間となり、連続複数区間ε,δ,γのうち、区間γが区間εに対して戻り区間となる。
検索された連続複数区間δ,γ,β、及び連続複数区間ε,δ,γは、表示手段において地図上で他から識別可能に表示される。これによって、戻り区間βと戻り区間γが視覚的に容易に把握される。
本システムは、部品供給系に含まれる工程間の連鎖関係や位置関係等を正確に把握する。その上で部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示する。これにより、戻り区間が明確化されて対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
(課題を解決するための好ましい手段)
連続複数区間の合計距離の基準値を、区間数別に記憶している「合計距離基準値」記憶手段が付加され、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、「合計距離基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計距離の基準値を参照し、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することが好ましい。
連続複数区間の合計距離の基準値を、区間数別に記憶している「合計距離基準値」記憶手段が付加され、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、「合計距離基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計距離の基準値を参照し、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することが好ましい。
(その作用と効果)
本システムは、連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す合計角度の基準値だけでなく、合計距離の基準値を併せて利用して、戻り区間を検索する。
連続複数区間の合計距離の基準値は、部品が戻り輸送されると効率が悪くなる区間を検索するために設定される(合計距離が短ければ部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない)。
そして基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値を満たさない距離比率となる連続複数区間を検索することが好ましい。
これにより、合計距離が短くて部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない連続複数区間が、検索対象から外される。
本システムは、連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す合計角度の基準値だけでなく、合計距離の基準値を併せて利用して、戻り区間を検索する。
連続複数区間の合計距離の基準値は、部品が戻り輸送されると効率が悪くなる区間を検索するために設定される(合計距離が短ければ部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない)。
そして基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値を満たさない距離比率となる連続複数区間を検索することが好ましい。
これにより、合計距離が短くて部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえない連続複数区間が、検索対象から外される。
(課題を解決するための好ましい手段)
「合計距離基準値」記憶手段は、さらに連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離の基準値を、区間数別に記憶しており、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、始点工程から終点工程までの最短距離が基準値を満たさない連続複数区間を検索し、当該検索された連続複数区間の中から、さらに基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することが好ましい。
「合計距離基準値」記憶手段は、さらに連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離の基準値を、区間数別に記憶しており、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、始点工程から終点工程までの最短距離が基準値を満たさない連続複数区間を検索し、当該検索された連続複数区間の中から、さらに基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することが好ましい。
(その作用と効果)
本システムは、隣接する2つの区間が成す合計角度の基準値、合計距離の基準値、さらに始点工程と終点工程までの最短距離の基準値を併せて利用して、戻り区間を検索する。
始点工程から終点工程までの最短距離の基準値は、部品が戻り輸送される区間を検索するために設定される(合計角度が基準値未満であり、かつ、合計距離が基準値を超えても、始点工程から終点工程までの最短距離が長ければ、部品が戻り輸送されるとはいえない)。
基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、始点工程から終点工程までの最短距離が基準値を満たさない連続複数区間を検索し、当該検索された連続複数区間の中から、さらに基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することが好ましい。
これにより、連続複数区間のうち、始点工程と終点工程の最短距離の関係から部品が戻り輸送されるとはいとはいえないものが、検索対象から外される。
本システムは、隣接する2つの区間が成す合計角度の基準値、合計距離の基準値、さらに始点工程と終点工程までの最短距離の基準値を併せて利用して、戻り区間を検索する。
始点工程から終点工程までの最短距離の基準値は、部品が戻り輸送される区間を検索するために設定される(合計角度が基準値未満であり、かつ、合計距離が基準値を超えても、始点工程から終点工程までの最短距離が長ければ、部品が戻り輸送されるとはいえない)。
基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、始点工程から終点工程までの最短距離が基準値を満たさない連続複数区間を検索し、当該検索された連続複数区間の中から、さらに基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することが好ましい。
これにより、連続複数区間のうち、始点工程と終点工程の最短距離の関係から部品が戻り輸送されるとはいとはいえないものが、検索対象から外される。
(課題を解決するための好ましい手段)
各工程の所在地を記憶している所在地記憶手段と、地図情報を記憶している地図情報記憶手段をさらに有し、所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、連続複数区間の中の各区間の距離を計算して合計距離及び/又は最短距離を計算することが好ましい。
(その作用と効果)
所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、例えば最短経路探索方法を用いることによって、距離を計算することができる。
各工程の所在地を記憶している所在地記憶手段と、地図情報を記憶している地図情報記憶手段をさらに有し、所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、連続複数区間の中の各区間の距離を計算して合計距離及び/又は最短距離を計算することが好ましい。
(その作用と効果)
所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、例えば最短経路探索方法を用いることによって、距離を計算することができる。
(課題を解決するための好ましい手段)
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、供給元工程から供給先工程までの区間距離を対応付けて記憶しており、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された区間距離に基づいて、合計距離を計算することが好ましい。
(その効果)
この構成により、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段が必要とする計算量や計算時間を節約することができる。
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、供給元工程から供給先工程までの区間距離を対応付けて記憶しており、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された区間距離に基づいて、合計距離を計算することが好ましい。
(その効果)
この構成により、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段が必要とする計算量や計算時間を節約することができる。
(課題を解決するための一つの手段)
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくする方法を創作した。
この方法は、コンピュータに以下の工程、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備する工程と、
・連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に記憶する工程と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する工程と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する工程と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する工程と、
を実行させる。
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくする方法を創作した。
この方法は、コンピュータに以下の工程、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備する工程と、
・連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に記憶する工程と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する工程と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する工程と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する工程と、
を実行させる。
(その作用と効果)
図18に模式的に例示した情報量は膨大であり、容易なことでは整備することができない。製品生産工程では、供給元の第1次工程やそこで生産される部品の情報を知ることは容易であるが、第2次工程、第3次工程となると調査に大変な労力を要する。
したがって、各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、その直近低次の各部品に供給元の工程を対応付けてデータベースを整備し、各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータに対するリンク情報を整備する工程を実行させる。
図18の例示では、第1次工程で、その工程で生産する第1次部品B1に対応付けて第2次部品C1,C2の部品群リストを整備し、第2次工程で、その工程で生産する第2次部品C1に対応付けて第3次部品D1,D2の部品群リストを整備し、第3次工程で、その工程で生産する第3次部品D1に対応付けて第4次部品E1,E2,E3,E4の部品群リストを整備する。そしてこれらの各部品に、供給元の工程を対応付けてデータベースを整備する。また、第1次工程が整備するデータ103に、第2次部品C1を生産する第2次工程が整備するデータ105に対するリンク情報を整備し、第2次工程が整備するデータ105に、第3次部品D1を生産する第3次工程が整備するデータ107に対するリンク情報を整備する。
リンク情報によって、部品とそれを構成する直近低次の部品群リストと各部品の供給元の工程を対応付けたデータベースをリンクするようにすると、各工程では比較的調査しやすい情報を整備するだけですみ、膨大な情報量となる大規模な全体部品供給系を記述するデータベースが短時間に整備される。
このリンク情報を活用すれば、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの各最終部品供給系と、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握することができる。
図18に模式的に例示した情報量は膨大であり、容易なことでは整備することができない。製品生産工程では、供給元の第1次工程やそこで生産される部品の情報を知ることは容易であるが、第2次工程、第3次工程となると調査に大変な労力を要する。
したがって、各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、その直近低次の各部品に供給元の工程を対応付けてデータベースを整備し、各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータに対するリンク情報を整備する工程を実行させる。
図18の例示では、第1次工程で、その工程で生産する第1次部品B1に対応付けて第2次部品C1,C2の部品群リストを整備し、第2次工程で、その工程で生産する第2次部品C1に対応付けて第3次部品D1,D2の部品群リストを整備し、第3次工程で、その工程で生産する第3次部品D1に対応付けて第4次部品E1,E2,E3,E4の部品群リストを整備する。そしてこれらの各部品に、供給元の工程を対応付けてデータベースを整備する。また、第1次工程が整備するデータ103に、第2次部品C1を生産する第2次工程が整備するデータ105に対するリンク情報を整備し、第2次工程が整備するデータ105に、第3次部品D1を生産する第3次工程が整備するデータ107に対するリンク情報を整備する。
リンク情報によって、部品とそれを構成する直近低次の部品群リストと各部品の供給元の工程を対応付けたデータベースをリンクするようにすると、各工程では比較的調査しやすい情報を整備するだけですみ、膨大な情報量となる大規模な全体部品供給系を記述するデータベースが短時間に整備される。
このリンク情報を活用すれば、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの各最終部品供給系と、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握することができる。
その上で、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する工程と、検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を他から識別可能に表示する工程を実行すれば、戻り区間が明確化され、それに対する対策を講ずることが可能となる。
(課題を解決するための他の手段)
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくする他の方法を創作した。
この方法は、コンピュータに以下の工程、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備する工程と、
・連続する複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を当該複数区間で合計した合計角度の基準値を、区間数別に記憶する工程と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する工程と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算して合計角度を計算し、区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する工程と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の合計角度となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する工程と、
を実行させる。
(その作用と効果)
本方法では、部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示する。これにより、戻り区間が明確化され、それに対する対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくする他の方法を創作した。
この方法は、コンピュータに以下の工程、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備する工程と、
・連続する複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を当該複数区間で合計した合計角度の基準値を、区間数別に記憶する工程と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する工程と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算して合計角度を計算し、区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する工程と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の合計角度となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する工程と、
を実行させる。
(その作用と効果)
本方法では、部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示する。これにより、戻り区間が明確化され、それに対する対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
(課題を解決するための一つの手段)
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくするためのプログラムを創作した。
・このプログラムは、コンピュータに以下の処理、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備するように案内する処理と、
・連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に入力を促す処理と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する処理と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する処理と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する処理と、
を実行させる。
(その作用と効果)
本プログラムは、部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示させる。これにより、戻り区間が明確化されて対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくするためのプログラムを創作した。
・このプログラムは、コンピュータに以下の処理、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備するように案内する処理と、
・連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に入力を促す処理と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する処理と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する処理と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する処理と、
を実行させる。
(その作用と効果)
本プログラムは、部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示させる。これにより、戻り区間が明確化されて対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
(課題を解決するための他の手段)
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくするための他のプログラムを創作した。
このプログラムは、コンピュータに以下の処理、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備するように案内する処理と、
・連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に入力を促す処理と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する処理と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する処理と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する処理と、
を実行させる。
(その作用と効果)
本プログラムは、部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示させる。これにより、戻り区間が明確化されて対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
本発明では、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間を発見しやすくするための他のプログラムを創作した。
このプログラムは、コンピュータに以下の処理、即ち、
・各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備するように案内する処理と、
・連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に入力を促す処理と、
・前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する処理と、
・1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する処理と、
・全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する処理と、
を実行させる。
(その作用と効果)
本プログラムは、部品の輸送が非効率な戻り区間を検索して表示させる。これにより、戻り区間が明確化されて対策を講ずることが可能となり、部品の輸送にかかるコストや時間を削減することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を最初に列記する。
(形態1)部品展開情報には、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイム、部品の物流情報、部品の点数、部品の属性、部品の種類数のいずれか一種又は二種以上が対応付けて記憶されている。
(形態2)部品展開情報は、各部品生産工程が維持管理する記憶手段に記憶されており、各部品生産工程の部品展開情報記憶手段は、当該工程で生産する部品を構成する低次の部品を供給する工程が維持管理する記憶手段中に当該部品を生産部品として記憶しているデータに対するリンク情報を記憶している。
(形態1)部品展開情報には、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイム、部品の物流情報、部品の点数、部品の属性、部品の種類数のいずれか一種又は二種以上が対応付けて記憶されている。
(形態2)部品展開情報は、各部品生産工程が維持管理する記憶手段に記憶されており、各部品生産工程の部品展開情報記憶手段は、当該工程で生産する部品を構成する低次の部品を供給する工程が維持管理する記憶手段中に当該部品を生産部品として記憶しているデータに対するリンク情報を記憶している。
次に、図1を参照して、本発明を具現化した戻り区間発見支援システムの構成について説明する。
ネットワーク201には、部品供給系の問題点解析用コンピュータ203が接続されている。問題点解析用コンピュータ203はデータを入力し、記憶し、演算し、演算結果を出力し、演算結果に基づいて周辺装置を機能させるコンピュータであり、純然たるハードウエアの説明は省略する。問題点解析用コンピュータ203を用いることによって、部品供給系の問題点の一つである戻り区間が解析される。さらにネットワーク201には、製品生産工程コンピュータ207、第1次工程に設置されるコンピュータ230、第2次工程に設置されるコンピュータ240等が接続されている。これらのコンピュータも問題点解析用コンピュータ203と同様の構成であり、純然たるハードウエアの説明は省略する。各コンピュータには入出力装置が接続されている。
図示のコンピュータは一部であり、第1次工程は複数存在するため、第1次工程用コンピュータも複数存在する。また、第2次工程も複数存在するため、第2次工程用コンピュータも複数存在する。さらに、第3次工程よりも低次の工程に設置されるコンピュータもネットワーク201に接続されている。
ネットワーク201には、部品供給系の問題点解析用コンピュータ203が接続されている。問題点解析用コンピュータ203はデータを入力し、記憶し、演算し、演算結果を出力し、演算結果に基づいて周辺装置を機能させるコンピュータであり、純然たるハードウエアの説明は省略する。問題点解析用コンピュータ203を用いることによって、部品供給系の問題点の一つである戻り区間が解析される。さらにネットワーク201には、製品生産工程コンピュータ207、第1次工程に設置されるコンピュータ230、第2次工程に設置されるコンピュータ240等が接続されている。これらのコンピュータも問題点解析用コンピュータ203と同様の構成であり、純然たるハードウエアの説明は省略する。各コンピュータには入出力装置が接続されている。
図示のコンピュータは一部であり、第1次工程は複数存在するため、第1次工程用コンピュータも複数存在する。また、第2次工程も複数存在するため、第2次工程用コンピュータも複数存在する。さらに、第3次工程よりも低次の工程に設置されるコンピュータもネットワーク201に接続されている。
問題点解析用コンピュータ203には、部品展開情報の各部品に対応付けられて記憶されている部品供給情報を検索するための検索プログラムと、基準値と基準値を達成するための標準的対策のリストを記憶するデータベースと、工程の所在地(具体的には住所)と名称を記憶しているデータベースと、地図データを記憶している地図データベースが格納されている。また、各工程で作成される部品供給系データベース(後述する)を最低次から累積し、一つのまとまりのある大規模データベースに編集するための全体部品供給系データベース編集プログラムが記憶されている。
製品生産工程コンピュータ207には、部品供給系データベース作成プログラムと、部品供給系データベースが格納されている。製品生産工程コンピュータ207で作成される部品供給系データベースには、製品とそれを構成する部品群(第1次部品群)の関係を記憶している部品展開情報と、第1次部品群中の各部品に対応付けられた部品供給情報のデータが入力されて記憶されている
部品生産工程に設置されているコンピュータ230,240等にも、部品供給系データベース作成プログラムと、部品供給系データベースが格納されている。コンピュータ230,240等で作成される部品供給系データベースには、これらのコンピュータが設置されている工程で生産される部品とそれを構成する直近低次の部品群の関係を記憶している部品展開情報と、直近低次部品群の各部品に対応付けられた部品供給情報のデータが入力されて記憶されている。
各コンピュータ207,230,240では、部品供給系データベース作成プログラムを利用することによって、定式化した標準フォーマットで部品供給系データベースが整備される。
部品生産工程に設置されているコンピュータ230,240等にも、部品供給系データベース作成プログラムと、部品供給系データベースが格納されている。コンピュータ230,240等で作成される部品供給系データベースには、これらのコンピュータが設置されている工程で生産される部品とそれを構成する直近低次の部品群の関係を記憶している部品展開情報と、直近低次部品群の各部品に対応付けられた部品供給情報のデータが入力されて記憶されている。
各コンピュータ207,230,240では、部品供給系データベース作成プログラムを利用することによって、定式化した標準フォーマットで部品供給系データベースが整備される。
図1によって、各コンピュータ207,230、240等で作成されたデータベースについて説明する。以下では、製品生産工程コンピュータ207で作成されたデータベースを例にとって説明する。
製品領域209には、製品生産工程で生産される製品が記憶される。ここでは名称「A」で記憶されているが、品番等で記憶してもよい。なお第1次工程以下では、各部品生産工程で生産する部品が製品として記憶される。
部品領域211には、製品領域209の製品を構成する直近低次の部品群が記憶される。ここでは図18で示されたように、製品「A」を構成する部品として「B1」「B2」が記憶されている。なお第1次工程コンピュータ230には、「B1」が「C1」「C2」を利用して生産されることが記憶され、第2次工程コンピュータ240には、「C1」が「D1」「D2」を利用して生産されることが記憶される。
製品領域209には、製品生産工程で生産される製品が記憶される。ここでは名称「A」で記憶されているが、品番等で記憶してもよい。なお第1次工程以下では、各部品生産工程で生産する部品が製品として記憶される。
部品領域211には、製品領域209の製品を構成する直近低次の部品群が記憶される。ここでは図18で示されたように、製品「A」を構成する部品として「B1」「B2」が記憶されている。なお第1次工程コンピュータ230には、「B1」が「C1」「C2」を利用して生産されることが記憶され、第2次工程コンピュータ240には、「C1」が「D1」「D2」を利用して生産されることが記憶される。
部品生産工程領域213には、直近低次の部品を生産する工程が記憶される。ここでは工程の所在地が属する地域(住所よりも広い範囲であり、例えば市町村)及び名称が記憶されている。例えば、部品「B1」は、「岡崎市にある工場2のラインAの工程a」と「大阪府にある工場3のラインBの工程b」を意味する「岡崎2Aa」と「大阪3Bb」で生産されることが記憶されている。ここに記憶された工程はデータベース中のデータをリンクするリンク先でもあり、また部品を供給する供給元でもある。
部品種類数・部品属性領域217には、直近低次の部品の種類数と属性が記憶される。ここでは部品の種類数として、同じ部品について何ヴァージョンが製造されているのかが数字で表示されている。また、部品の属性として、専用品か、共通品か、汎用品かが区別されて表示されている。例えば「岡崎2Aa」で生産されている「B1」という部品には2ヴァージョンあり、部品種類数として「2」という数字が表示されている。また、「B1」は専用品であるため、部品属性の「専用品」の欄に表示されている。
物流情報領域219には、直近低次の部品がその直近低次の工程で実際には生産していない場合に、その工程がどのようにその部品を入手したかを示す物流情報が記憶される。直近低次の工程において在庫されていたものである場合は「在庫」、直近低次の工程へ商社を経由して入手された場合には「商社」、対価が必要とされる条件で入手された場合は「要対価」と表示されている。
距離領域221には、供給元の工程から供給先の工程までの区間の距離が記憶される。ここでは距離の長さに対応して横方向の棒軸で表示されている。例えば第1次部品B1に対応して、その工程である「岡崎市にある工場2のラインAの工程a」から製品生産工程までの区間の距離が記憶されている。
不良率領域223には、直近低次の部品生産時に不良品が発生する確率が記憶される。ここではパーセンテージの大きさに対応して横方向の棒軸で表示されている。
コスト領域225には、直近低次の部品のコストが記憶される。ここでは値段の高さに対応して横方向の棒軸で表示されている。
リードタイム領域227には、直近低次の部品の発注から納入までにかかるリードタイムが記憶される。ここではリードタイムの長さに対応して横方向の棒軸で表示されている。また、発注から納入までの各段階のリードタイムに分割して表示されており、直近低次の工程で受注してから生産完了までに要する仕掛リードタイム、生産が完了した部品が出荷されるまでに保管されている在庫リードタイム、直近低次工程からの輸送にかかる時間を表す輸送リードタイムのそれぞれに分割されて、これらの和が表示されている。
部品生産工程コンピュータ230でも同じ構造のデータベースが作成されており、部品生産工程コンピュータ240でも同じ構造のデータベースが作成されている。この場合、製品生産工程コンピュータ207では第1次部品とされている部品が、第1次工程コンピュータ230では製品として記憶され、第1次工程コンピュータ230では第1次部品とされている部品が、第2次工程コンピュータ240では製品として記憶されている。
各コンピュータ207,230,240等では、直近低次工程が作成するデータベース中のデータに対するリンク情報228,231等が入力される。リンク情報228,231等を活用することによって、各コンピュータ207,230,240等でばらばらに整備されたデータベース中のデータは、ネットワーク201を介して、必要に応じて高次工程のデータベース中のデータから低次工程のデータベース中のデータへ順にリンクされていく。
具体的には図1に示すように、リンク情報228によって、製品生産工程コンピュータ207のデータベース中の第1次部品B1の岡崎2Aaのデータに、岡崎2Aaに設置されたコンピュータ230のデータベース中の製品B1のデータがリンクされている。またリンク情報231によって、岡崎2Aaに設置されたコンピュータ230のデータベース中の部品C1の浜松1Baのデータに、浜松1Baに設置されたコンピュータ240のデータベース中の製品C1のデータがリンクされている。
このように各コンピュータ207,230,240等で整備されたデータベースから、1つのまとまりのある大規模な全体部品供給系データベースが構成される。
各コンピュータ207,230,240等では、直近低次工程が作成するデータベース中のデータに対するリンク情報228,231等が入力される。リンク情報228,231等を活用することによって、各コンピュータ207,230,240等でばらばらに整備されたデータベース中のデータは、ネットワーク201を介して、必要に応じて高次工程のデータベース中のデータから低次工程のデータベース中のデータへ順にリンクされていく。
具体的には図1に示すように、リンク情報228によって、製品生産工程コンピュータ207のデータベース中の第1次部品B1の岡崎2Aaのデータに、岡崎2Aaに設置されたコンピュータ230のデータベース中の製品B1のデータがリンクされている。またリンク情報231によって、岡崎2Aaに設置されたコンピュータ230のデータベース中の部品C1の浜松1Baのデータに、浜松1Baに設置されたコンピュータ240のデータベース中の製品C1のデータがリンクされている。
このように各コンピュータ207,230,240等で整備されたデータベースから、1つのまとまりのある大規模な全体部品供給系データベースが構成される。
次に、戻り区間発見支援処理の手順を説明する。図8は、この処理のメイン処理を示すフローチャートである。戻り区間発見支援処理では、全体部品供給系データベースを作成する処理(ステップS2)と、基準値−標準的対策リストデータベースを作成する処理(ステップS4)と、戻り区間を検索する処理(ステップS6)を行う。
最初に、図8のメイン処理のうち、ステップS2の全体部品供給系データベース作成処理について説明をする。この処理は、問題点解析コンピュータ203と製品生産工程コンピュータ207と部品生産工程コンピュータ230,240等によって実行される。図9に、この処理の詳細な手順のフローチャートが示されている。
まずステップS22では、製品生産工程コンピュータ207と部品生産工程コンピュータ230,240等によって、部品供給系データベース作成プログラムを使用して、各工程でデータベースを整備する。
具体的には図1の207,230,240において示したように、自己の工程で生産する部品(製品生産工程の場合は製品)と、それを構成する直近低次の部品のリストと、直近低次の部品の部品供給情報を調べて入力する。各コンピュータ207,230,240では、共通の部品供給系データベース作成プログラムを利用することによって、部品供給系データベースが定式化した標準フォーマットで整備される。
まずステップS22では、製品生産工程コンピュータ207と部品生産工程コンピュータ230,240等によって、部品供給系データベース作成プログラムを使用して、各工程でデータベースを整備する。
具体的には図1の207,230,240において示したように、自己の工程で生産する部品(製品生産工程の場合は製品)と、それを構成する直近低次の部品のリストと、直近低次の部品の部品供給情報を調べて入力する。各コンピュータ207,230,240では、共通の部品供給系データベース作成プログラムを利用することによって、部品供給系データベースが定式化した標準フォーマットで整備される。
図9のステップS22では、上記のようにデータベースを整備すると共に、リンク情報も入力する。
例えば図1のリンク情報228,231に示すように、直近低次の部品の供給元の工程のデータベース中に、その部品を製品として記憶しているデータに対するリンク情報を入力する。各コンピュータ207,230,240等で整備されたデータベース中のデータは、問題点解析コンピュータ203において、リンク情報を活用することによって、部品供給系データベース編集プログラムを利用して、最低次から累積された一つのまとまりのある大規模なデータベースに編集される。これにより部品群を連鎖で多段階に記憶した部品展開情報となり、全体部品供給系データベースが完成する(ステップS24)。
またこの結果、製品生産工程から最低次の部品生産工程までに至る部品供給系に含まれる工程が明確化される。すなわち、製品Aを構成する部品供給系データベースは、Aが生産される製品生産工程で整備されたデータベース中の製品Aのコラムとそのリンク先に混在する。第1次部品B1を構成する部品供給系のデータベースは、B1が生産される岡崎2Aaで整備されたデータベース中の製品B1のコラムとそのリンク先に混在する。同様に、第1次部品B1に必要な第2次部品C1を構成する部品供給系のデータベースは、C1が生産される浜松1Baで整備されたデータベース中の製品C1のコラムとそのリンク先に混在する。したがって、製品Aの工程−第1次製品B1の工程−第2次製品C1の工程−・・・の各工程から構成される部品供給系が明確化される。
このように、各工程では比較的調査しやすい直近低次の部品に関するデータを整備するだけで、膨大な情報量となる大規模な生産系の部品供給系の全体を記述する全体部品供給系データベースが完成する。また、製品生産工程から最低次の部品生産工程までに至る各部品供給系が明確化される。
例えば図1のリンク情報228,231に示すように、直近低次の部品の供給元の工程のデータベース中に、その部品を製品として記憶しているデータに対するリンク情報を入力する。各コンピュータ207,230,240等で整備されたデータベース中のデータは、問題点解析コンピュータ203において、リンク情報を活用することによって、部品供給系データベース編集プログラムを利用して、最低次から累積された一つのまとまりのある大規模なデータベースに編集される。これにより部品群を連鎖で多段階に記憶した部品展開情報となり、全体部品供給系データベースが完成する(ステップS24)。
またこの結果、製品生産工程から最低次の部品生産工程までに至る部品供給系に含まれる工程が明確化される。すなわち、製品Aを構成する部品供給系データベースは、Aが生産される製品生産工程で整備されたデータベース中の製品Aのコラムとそのリンク先に混在する。第1次部品B1を構成する部品供給系のデータベースは、B1が生産される岡崎2Aaで整備されたデータベース中の製品B1のコラムとそのリンク先に混在する。同様に、第1次部品B1に必要な第2次部品C1を構成する部品供給系のデータベースは、C1が生産される浜松1Baで整備されたデータベース中の製品C1のコラムとそのリンク先に混在する。したがって、製品Aの工程−第1次製品B1の工程−第2次製品C1の工程−・・・の各工程から構成される部品供給系が明確化される。
このように、各工程では比較的調査しやすい直近低次の部品に関するデータを整備するだけで、膨大な情報量となる大規模な生産系の部品供給系の全体を記述する全体部品供給系データベースが完成する。また、製品生産工程から最低次の部品生産工程までに至る各部品供給系が明確化される。
また図9のステップS24では、問題点解析コンピュータ203で編集され完成された全体部品供給系データベースが、問題点解析コンピュータ203の出力装置205や製品生産工程コンピュータ207の出力装置で表示される。
このようにして、図8のメイン処理のうち、ステップS2の全体部品供給系データベース作成処理が終了する。
このようにして、図8のメイン処理のうち、ステップS2の全体部品供給系データベース作成処理が終了する。
次に、図8のメイン処理のうち、ステップS4の基準値−標準的対策リストデータベース作成処理を実行する。この処理は、問題点解析用コンピュータ203によって実行される。
この処理では、部品供給情報の各項目について、目標とする基準値と、その基準値を満たさない場合、あるいは基準値を超える場合の標準的対策を決定する。
距離については、図2に例示するように、単一区間の距離についての基準値と標準的対策に加え、連続する複数区間の距離の基準値と、連続複数区間の始点工程と終点工程の最短距離が合計距離に占める比率の基準値と、これらに対する標準的対策も決定する。例えば距離の基準値は、単一区間については150km以下であり、2区間については合計100km以下であり、3区間については合計150km以下であり、以下同様に4区間以上の距離の基準値が決定されている。また比率の基準値は、2区間については0.25以上であり、3区間については0.2以上であり、以下同様に4区間以上の比率の基準値が決定されている。さらに標準的対策として、表示された工程よりも近くの位置に存在する他の工程を新たに選択するか、表示された工程で行っていた生産を直近高次工程に統合することが示されている。
そしてこれらの部品供給情報の各項目についての基準値と標準的対策や、工程数の基準値をリストしてデータベース化し、問題点解析コンピュータ203に格納する。
この処理では、部品供給情報の各項目について、目標とする基準値と、その基準値を満たさない場合、あるいは基準値を超える場合の標準的対策を決定する。
距離については、図2に例示するように、単一区間の距離についての基準値と標準的対策に加え、連続する複数区間の距離の基準値と、連続複数区間の始点工程と終点工程の最短距離が合計距離に占める比率の基準値と、これらに対する標準的対策も決定する。例えば距離の基準値は、単一区間については150km以下であり、2区間については合計100km以下であり、3区間については合計150km以下であり、以下同様に4区間以上の距離の基準値が決定されている。また比率の基準値は、2区間については0.25以上であり、3区間については0.2以上であり、以下同様に4区間以上の比率の基準値が決定されている。さらに標準的対策として、表示された工程よりも近くの位置に存在する他の工程を新たに選択するか、表示された工程で行っていた生産を直近高次工程に統合することが示されている。
そしてこれらの部品供給情報の各項目についての基準値と標準的対策や、工程数の基準値をリストしてデータベース化し、問題点解析コンピュータ203に格納する。
最後に、図8のメイン処理のうち、ステップS6の戻り区間検索処理について説明をする。この処理は、問題点解析用コンピュータ203によって実行される。図10に、この処理の詳細な手順のフローチャートが示されている。
まずステップS62では、距離の基準値を満たさない(超える)部品を検索し、検索された部品に対する対策を実行する。すなわち、単一区間の距離の基準値を超える部品を検索する。この処理については図11のフローチャートにさらに詳細な手順が示されている。
図11のステップS622では、検索プログラムを利用して、基準値を超える部品を検索する。
続くステップS624では、検索結果から、基準値を超える部品の名称及び/又は部品供給情報の該当項目を、問題点解析コンピュータ203の出力装置205に一見して認識できるように強調表示する。また、それに対する標準的対策を併せて表示する。
まずステップS62では、距離の基準値を満たさない(超える)部品を検索し、検索された部品に対する対策を実行する。すなわち、単一区間の距離の基準値を超える部品を検索する。この処理については図11のフローチャートにさらに詳細な手順が示されている。
図11のステップS622では、検索プログラムを利用して、基準値を超える部品を検索する。
続くステップS624では、検索結果から、基準値を超える部品の名称及び/又は部品供給情報の該当項目を、問題点解析コンピュータ203の出力装置205に一見して認識できるように強調表示する。また、それに対する標準的対策を併せて表示する。
図3に、リンク情報を活用して完成した全体部品供給系データベースに、基準値と標準的対策が表示された例を示す。ここでは距離だけでなく、他の項目についても基準値と標準的対策を表示している。
この表示では部品領域が階層ツリー構造で図式化されている。具体的には、最上段の部品「B1」の欄が部品領域の左端まで達しており、部品「B1」が製品「A」の直近低次の部品であることが表されている。また「B1」は「岡崎2Aa」「大阪3Bb」の2つの工程から供給されることが示されている。「B1」の下段に位置する「C1」の欄は「B1」の欄より一段右寄りからはじまっており、「C1」が「B1」の直近低次の部品であり2つの工程から供給されることが示されている。同様に、「D1」の欄は「C1」の欄よりさらに一段右寄りからはじまっており、「D1」が「C1」の直近低次の部品であり2つの工程から供給されることが示されている。
基準値401には、噴き出し内に具体的な基準値の数値等が示されている。また併せてその数値が縦軸方向の破線等で明示される場合もある。例えば、距離については「150」が基準値とされ、縦軸方向の破線で明示されている。
また、401で示される基準値を満たさない項目については、部品毎に標準的対策403が表示されている。例えば、部品生産工程の欄には、基準値が「1」であるのに対し、同じ部品が2つの工程から供給され重複数が「2」となっており、基準値を超えている。したがって標準的対策である「集約化」が必要であることが表示されている。ここでの記号「A」は「集約化」を示している。同様に部品点数については、基準値「2」個に対して「4」個が使用されており、基準値を超えている。したがって標準的対策である「統合化」(記号B)が必要であることが表示されている。部品種類数及び部品属性については、基準値「共通部品1」に対して「専用部品2」となっており、基準値を超えている。したがって標準的対策である「共通化又は汎用化(記号C)」が必要であることが表示されている。以下同様に、物流情報が基準値を満たさない場合には「直接入手化(D)」が表示され、距離が基準値を超える場合は「短縮化(E)」が表示され、不良率が基準値を超える場合は「品質改良(F)」が表示され、コストが基準値を超える場合は「部品点数の低減や汎用部品化(G)」が表示され、リードタイムが基準値を超える場合は「距離の短縮化(H)」が表示される。なお図示された標準的対策は一部であり、複数の標準的対策が併記されることがある。
この表示では部品領域が階層ツリー構造で図式化されている。具体的には、最上段の部品「B1」の欄が部品領域の左端まで達しており、部品「B1」が製品「A」の直近低次の部品であることが表されている。また「B1」は「岡崎2Aa」「大阪3Bb」の2つの工程から供給されることが示されている。「B1」の下段に位置する「C1」の欄は「B1」の欄より一段右寄りからはじまっており、「C1」が「B1」の直近低次の部品であり2つの工程から供給されることが示されている。同様に、「D1」の欄は「C1」の欄よりさらに一段右寄りからはじまっており、「D1」が「C1」の直近低次の部品であり2つの工程から供給されることが示されている。
基準値401には、噴き出し内に具体的な基準値の数値等が示されている。また併せてその数値が縦軸方向の破線等で明示される場合もある。例えば、距離については「150」が基準値とされ、縦軸方向の破線で明示されている。
また、401で示される基準値を満たさない項目については、部品毎に標準的対策403が表示されている。例えば、部品生産工程の欄には、基準値が「1」であるのに対し、同じ部品が2つの工程から供給され重複数が「2」となっており、基準値を超えている。したがって標準的対策である「集約化」が必要であることが表示されている。ここでの記号「A」は「集約化」を示している。同様に部品点数については、基準値「2」個に対して「4」個が使用されており、基準値を超えている。したがって標準的対策である「統合化」(記号B)が必要であることが表示されている。部品種類数及び部品属性については、基準値「共通部品1」に対して「専用部品2」となっており、基準値を超えている。したがって標準的対策である「共通化又は汎用化(記号C)」が必要であることが表示されている。以下同様に、物流情報が基準値を満たさない場合には「直接入手化(D)」が表示され、距離が基準値を超える場合は「短縮化(E)」が表示され、不良率が基準値を超える場合は「品質改良(F)」が表示され、コストが基準値を超える場合は「部品点数の低減や汎用部品化(G)」が表示され、リードタイムが基準値を超える場合は「距離の短縮化(H)」が表示される。なお図示された標準的対策は一部であり、複数の標準的対策が併記されることがある。
続いて図11のステップS626では、上記の表示方法を変更するか否かを選択し、YESの場合はステップS628に移行する。
ステップS628では、工程が所在する地域の地図上の位置に、部品供給情報を図式表示する。これは、工程−所在地−名称データベースに記憶された工程の住所を、地図情報記憶手段に記憶された地図情報から検索し、工程の所在地が属する地域の地図上の位置に重ねることによって表示することができる。
この表示を図4に例示する。例えば、製品Aを生産する製品生産工程へ部品B1を供給する岡崎2Aaを第1次工程とし、この第1次工程へ部品C1を供給する浜松1Baを第2次工程とし、この第2次工程へ部品D1を供給する部品生産工程を第3次工程とし、この第3次工程へ部品E1を供給する部品生産工程を第4次工程とする場合を考える。この場合地図上では、701において製品Aを生産する製品生産工程が、所在する地域の位置に「0」(第0次工程であることを意味する)で表示されている。同様に703において岡崎2Aaが、所在する地域の位置に「1」(第1次工程であることを意味する)で表示され、705において浜松1Baが、所在する地域の位置に「2」(第2次工程であることを意味する)で表示され、707において第3次工程が、所在する地域の位置に「3」(第3次工程であることを意味する)で表示され、711において第4次工程が、所在する地域の位置に「4」(第4次工程であることを示す)で表示されている。また、直近高次の工程から直近低次の工程までの間が直線で結ばれている。この直線の長さが区間の距離を近似して示している。
これらの表示により、各工程の所在地が属する地域の位置と、各区間の距離が、視覚的に明確になる。
ここで、区間の距離が基準値を超える場合は、その部分の直線を強調表示することができる。例えば図4では、第3次工程707と第4次工程711との間の区間709が、白抜き二重線で強調表示されている。
また、701,703,705,707及び711で示される各工程の表示部分をクリックすると、各工程で生産される製品や部品に関する供給情報と、基準値及び標準的対策が詳細表示される。例えば703の表示をクリックすると、713の詳細表示が現れる。713の詳細表示の内訳は715に示されている。713の最上段の「B1」は715では「製品名」であり、703で示される工程で部品B1が製品として生産されることを示している。同様に、713の2段目の「岡崎2Aa」は715では「工程所在地域−名称」であり、703で示される工程が「岡崎市にある工場2のラインAの工程a」であることを示している。713の左側3段目の「4」は715では「部品点数」であり、AのためにB1が4点必要であることを示している。713の右側3段目の「専用2種」は715では「部品種類数」であり、B1には4ヴァージョンあることを示している。713の左側4段目の「在庫」は715では「物流情報」であり、B1が在庫品であることを示している。713の右側4段目の「50km」は715では「距離」であり、岡崎2Aaから第0次工程までの区間の距離が50kmであることが示されている。713の左側5段目の「11%」は715では「不良率」であり、B1の生産に際して不良品が発生する確率が11%であることが示されている。713の左側6段目の「1050円」は715では「コスト」であり、B1の値段が1050円であることが示されている。713での右側6段目の「10日」は715では「累積L/T」であり、最低次の工程から直近低次の工程までの各段階のリードタイムを累積すると10日となることが示されている。
なお713では、基準値を満たさない(超える)項目が丸印で強調表示されている。また713では、715での対策欄に対応して、各項目に関する標準的対策が表示されている。
ステップS628では、工程が所在する地域の地図上の位置に、部品供給情報を図式表示する。これは、工程−所在地−名称データベースに記憶された工程の住所を、地図情報記憶手段に記憶された地図情報から検索し、工程の所在地が属する地域の地図上の位置に重ねることによって表示することができる。
この表示を図4に例示する。例えば、製品Aを生産する製品生産工程へ部品B1を供給する岡崎2Aaを第1次工程とし、この第1次工程へ部品C1を供給する浜松1Baを第2次工程とし、この第2次工程へ部品D1を供給する部品生産工程を第3次工程とし、この第3次工程へ部品E1を供給する部品生産工程を第4次工程とする場合を考える。この場合地図上では、701において製品Aを生産する製品生産工程が、所在する地域の位置に「0」(第0次工程であることを意味する)で表示されている。同様に703において岡崎2Aaが、所在する地域の位置に「1」(第1次工程であることを意味する)で表示され、705において浜松1Baが、所在する地域の位置に「2」(第2次工程であることを意味する)で表示され、707において第3次工程が、所在する地域の位置に「3」(第3次工程であることを意味する)で表示され、711において第4次工程が、所在する地域の位置に「4」(第4次工程であることを示す)で表示されている。また、直近高次の工程から直近低次の工程までの間が直線で結ばれている。この直線の長さが区間の距離を近似して示している。
これらの表示により、各工程の所在地が属する地域の位置と、各区間の距離が、視覚的に明確になる。
ここで、区間の距離が基準値を超える場合は、その部分の直線を強調表示することができる。例えば図4では、第3次工程707と第4次工程711との間の区間709が、白抜き二重線で強調表示されている。
また、701,703,705,707及び711で示される各工程の表示部分をクリックすると、各工程で生産される製品や部品に関する供給情報と、基準値及び標準的対策が詳細表示される。例えば703の表示をクリックすると、713の詳細表示が現れる。713の詳細表示の内訳は715に示されている。713の最上段の「B1」は715では「製品名」であり、703で示される工程で部品B1が製品として生産されることを示している。同様に、713の2段目の「岡崎2Aa」は715では「工程所在地域−名称」であり、703で示される工程が「岡崎市にある工場2のラインAの工程a」であることを示している。713の左側3段目の「4」は715では「部品点数」であり、AのためにB1が4点必要であることを示している。713の右側3段目の「専用2種」は715では「部品種類数」であり、B1には4ヴァージョンあることを示している。713の左側4段目の「在庫」は715では「物流情報」であり、B1が在庫品であることを示している。713の右側4段目の「50km」は715では「距離」であり、岡崎2Aaから第0次工程までの区間の距離が50kmであることが示されている。713の左側5段目の「11%」は715では「不良率」であり、B1の生産に際して不良品が発生する確率が11%であることが示されている。713の左側6段目の「1050円」は715では「コスト」であり、B1の値段が1050円であることが示されている。713での右側6段目の「10日」は715では「累積L/T」であり、最低次の工程から直近低次の工程までの各段階のリードタイムを累積すると10日となることが示されている。
なお713では、基準値を満たさない(超える)項目が丸印で強調表示されている。また713では、715での対策欄に対応して、各項目に関する標準的対策が表示されている。
続いて図11のステップS630では、上記で明確化された距離が基準値を超える部品について、対策を実行する。この場合、表示された標準的対策に従って実行してもよく、例えば「短縮化」という対策を実行する。すなわち、図2に示した標準的対策のように、表示された工程よりも近くの位置に存在する他の工程を新たに選択するか、表示された工程で行っていた生産を直近高次工程に統合する。例えば図5のような部品供給系について、第6次工程513で基準値の「150km以下」とならない部品が生産されていた場合(区間64は150kmを超える)、より近くの位置に存在する工程515を新たに選択する(区間62は150km以下である)。
このようにして、図11の処理、すなわち図10のステップS62の処理が終了する。
このようにして、図11の処理、すなわち図10のステップS62の処理が終了する。
次に、図10のステップS64では、区関数別に、戻り輸送となる区間を検索し、検索された区間に対する対策を実行する処理を繰り返す。この処理については図12のフローチャートにさらに詳細な手順が示されている。
まず図12のステップS642において、任意の区間数nを2に設定し、ステップS644において、1つの部品供給系の中から連続する2区間を1つ選択する。例えば図5では、最低次の第6次工程515から第4次工程509までの2区間62,60を選択する。
まず図12のステップS642において、任意の区間数nを2に設定し、ステップS644において、1つの部品供給系の中から連続する2区間を1つ選択する。例えば図5では、最低次の第6次工程515から第4次工程509までの2区間62,60を選択する。
続く図12のステップS646では、選択した2区間の合計距離を計算する。合計距離の計算は、工程−所在地−名称データベースに記憶された工程の住所と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報に基づいて行う。
まず選択した2区間のうち各区間の距離を計算する。例えばナビゲーション装置等で用いられる既存の横型探索法やダイクストラ法やA*アルゴリズム等によって、各区間の最短経路をシミレーション計算して探索する。具体的には、工程−所在地−名称データベースに工程の住所が記憶されているため、直近低次工程を出発地点、直近高次工程を目的地点として設定し、出発地点から目的地点までの最短経路を、地図データベースに記憶された地図データを用いて探索する。このように探索された最短経路の距離が区間の距離となる。各区間について計算した距離を合計すれば、2区間の合計距離を計算することができる。
なお、第5次工程から第4次工程までの区間60については、部品供給系データベースに部品供給情報として距離が記憶されている。このため、部品供給系データベースに記憶された距離を利用して2区間の合計距離を計算してもよい。
このようにして図5の第6次工程515から第5次工程511までの区間62は100km、第5次工程511から第4次工程509までの区間60は100kmと計算され、合計距離が200kmと計算されたとする。
そして図12のステップS648では、計算された合計距離が基準値を超えるか否かを判定する。図2より2区間の距離の基準値は合計100km以下であるためYESと判定され、戻り区間を検索するために図12のステップS650に移行する。
これに対し、合計距離が基準値を超えないと判定された場合(NOの場合)は、戻り区間を検索せずにステップS658に移行する。合計距離が基準値を超えず短ければ、部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえないためである。
まず選択した2区間のうち各区間の距離を計算する。例えばナビゲーション装置等で用いられる既存の横型探索法やダイクストラ法やA*アルゴリズム等によって、各区間の最短経路をシミレーション計算して探索する。具体的には、工程−所在地−名称データベースに工程の住所が記憶されているため、直近低次工程を出発地点、直近高次工程を目的地点として設定し、出発地点から目的地点までの最短経路を、地図データベースに記憶された地図データを用いて探索する。このように探索された最短経路の距離が区間の距離となる。各区間について計算した距離を合計すれば、2区間の合計距離を計算することができる。
なお、第5次工程から第4次工程までの区間60については、部品供給系データベースに部品供給情報として距離が記憶されている。このため、部品供給系データベースに記憶された距離を利用して2区間の合計距離を計算してもよい。
このようにして図5の第6次工程515から第5次工程511までの区間62は100km、第5次工程511から第4次工程509までの区間60は100kmと計算され、合計距離が200kmと計算されたとする。
そして図12のステップS648では、計算された合計距離が基準値を超えるか否かを判定する。図2より2区間の距離の基準値は合計100km以下であるためYESと判定され、戻り区間を検索するために図12のステップS650に移行する。
これに対し、合計距離が基準値を超えないと判定された場合(NOの場合)は、戻り区間を検索せずにステップS658に移行する。合計距離が基準値を超えず短ければ、部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえないためである。
ステップS650に移行した場合は、選択した2区間の始点工程と終点工程の最短距離を計算する。ここでも上記のように、工程−所在地−名称データベースに記憶された工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報に基づいて、始点工程を出発地点、終点工程を目的地点として設定し、最短経路をシミレーション計算して探索する。探索された最短経路の距離が始点工程と終点工程の最短距離となる。このようにして図5の第6次工程515と第4次工程509の最短距離68が180kmと計算されたとする。
図12のステップS652では、始点工程と終点工程の最短距離が2区間の合計距離に占める比率を算出する。図5の例では、始点工程(第6次工程515)と終点工程(第4次工程509)の最短距離68は180kmと計算され、2区間62,60の合計距離は200kmと計算されていたために、比率は約0.9と算出される。
図12のステップS654では、計算された比率が基準値を超えるか否かを判定する。図2より2区間の比率の基準値は0.25以上であるため戻り区間ではない(YES)と判定され、ステップS658に移行する。
続く図12のステップS658では、部品供給系の中に他の2区間があるか否かを検索し、図5に示すように次の第5次工程511から第3次工程507までの2区間60,58がある場合はYESと判定し、図12のステップS644に戻ってこの2区間を選択する。
図12のステップS654では、計算された比率が基準値を超えるか否かを判定する。図2より2区間の比率の基準値は0.25以上であるため戻り区間ではない(YES)と判定され、ステップS658に移行する。
続く図12のステップS658では、部品供給系の中に他の2区間があるか否かを検索し、図5に示すように次の第5次工程511から第3次工程507までの2区間60,58がある場合はYESと判定し、図12のステップS644に戻ってこの2区間を選択する。
ステップS646において2区間60,58の合計距離を計算し、ステップS648で3区間の距離の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は100km以下であるのに対し、区間60は100km、区間58は100km、合計距離は200kmと計算されたとすれば、YESと判定されて図12のステップS650に移行する。
ステップS650では2区間60,58の始点工程(第5次工程511)と終点工程(第3次工程507)の最短距離66を計算し、ステップS652ではこの最短距離が2区間60,58の合計距離に占める比率を算出する。算出結果が約0.2となれば、ステップS654において比率の基準値0.25以上を満たさないため戻り区間である(NO)と判定され、ステップS656に移行する。
ステップS650では2区間60,58の始点工程(第5次工程511)と終点工程(第3次工程507)の最短距離66を計算し、ステップS652ではこの最短距離が2区間60,58の合計距離に占める比率を算出する。算出結果が約0.2となれば、ステップS654において比率の基準値0.25以上を満たさないため戻り区間である(NO)と判定され、ステップS656に移行する。
ステップS656では、戻り区間に対する対策を実行する。すなわち、図5に示す第4次工程509から第3次工程507までの区間58は、第5次工程511に戻るような区間であるため、部品の輸送が非効率となる。したがって、図2の標準的対策に示したように、表示された工程よりも近くの位置に存在する他の工程を新たに選択するか、表示された工程で行っていた生産を直近高次工程に統合する。例えば図6に示すように、第4次工程509で行っていた生産を第3次工程507に統合する。この結果、511は第4次工程となり、515は第5次工程となり、工程数も減少される。このようにして部品の輸送が効率化されると共に、部品供給系も効率的に整理される。
続く図12のステップS658では、部品供給系の中に他の2区間があるか否かを検索し、図6に示すように次の第4次工程511から第2次工程505までの2区間70,56がある場合はYESと判定し、図12のステップS644に戻ってこの2区間を選択する。そしてステップS646からステップS658までの一連の処理を繰返す。70,56の2区間については戻り区間が検索されなかったため変更はなく、再度ステップS658からステップS644に戻って次の第3次工程507から第1次工程503までの2区間56,54を選択し、ステップS646からステップS658までの一連の処理を繰返す。56,54の2区間については戻り区間が検索されなかったため変更はなく、さらにステップS658からステップS644に戻って次の第2次工程505から第0次工程501までの2区間54,52を選択し、ステップS646からステップS658までの一連の処理を繰返す。
以上のようにして部品供給系の中の全ての連続する2区間について戻り区間検索処理を実行したら、図12のステップS660に移行して、任意の区間数を3に設定する。ステップS662では、部品供給系の中に連続する3区間があるか否かを検索し、YESと判定された場合はステップS644に戻り、例えば図6では、第5次工程515から第2次工程505までの3区間62,70,56を選択する。
図12のステップS646では、選択した3区間62,70,56の合計距離を計算し、ステップS648で3区間の合計距離の基準値を超えるか否かを判定する。3区間の合計距離の基準値は図2に示すように150km以下であるのに対し、区間62は100km、区間70は60km、区間56は60km、合計距離は220kmと計算されたため、YESと判定されて図12のステップS650に移行する。
ステップS650では3区間62,70,56の始点工程(第5次工程515)と終点工程(第2次工程505)の最短距離74を計算し、ステップS652ではこの最短距離74が3区間62,70,56の合計距離に占める比率を算出する。算出結果は0.8となり、ステップS654において図2に示す3区間の比率の基準値0.2以上となり戻り区間ではない(YES)と判定されるため、ステップS658に移行する。
図12のステップS646では、選択した3区間62,70,56の合計距離を計算し、ステップS648で3区間の合計距離の基準値を超えるか否かを判定する。3区間の合計距離の基準値は図2に示すように150km以下であるのに対し、区間62は100km、区間70は60km、区間56は60km、合計距離は220kmと計算されたため、YESと判定されて図12のステップS650に移行する。
ステップS650では3区間62,70,56の始点工程(第5次工程515)と終点工程(第2次工程505)の最短距離74を計算し、ステップS652ではこの最短距離74が3区間62,70,56の合計距離に占める比率を算出する。算出結果は0.8となり、ステップS654において図2に示す3区間の比率の基準値0.2以上となり戻り区間ではない(YES)と判定されるため、ステップS658に移行する。
続く図12のステップS658では、部品供給系の中に他の3区間があるか否かを検索し、図6に示すように次の第4次工程511から第1次工程503までの3区間70,56,54がある場合はYESと判定し、図12のステップS644に戻ってこの3区間を選択する。そしてステップS646からステップS658までの一連の処理を繰返す。70,56,54の3区間については戻り区間が検索されなかったため変更はなく、再度ステップS658からステップS644に戻って次の第3次工程507から第0次工程501までの3区間56,54,52を選択する。
ステップS646において3区間56,54,52の合計距離を計算し、ステップS648で3区間の合計距離の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は150km以下であるのに対し、区間56は60km、区間54は35km、区間52は60km、合計距離は155kmと計算されたため、YESと判定されて図12のステップS650に移行する。
ステップS650では3区間56,54,52の始点工程(第3次工程507)と終点工程(第0次工程501)の最短距離72を計算し、ステップS652ではこの最短距離72が3区間56,54,52の合計距離に占める比率を算出する。算出結果は0.19となり、ステップS654において図2に示す3区間の比率の基準値0.2以上を満たさないため戻り区間である(NO)と判定され、ステップS656に移行する。
ステップS650では3区間56,54,52の始点工程(第3次工程507)と終点工程(第0次工程501)の最短距離72を計算し、ステップS652ではこの最短距離72が3区間56,54,52の合計距離に占める比率を算出する。算出結果は0.19となり、ステップS654において図2に示す3区間の比率の基準値0.2以上を満たさないため戻り区間である(NO)と判定され、ステップS656に移行する。
ステップS656では、戻り区間に対する対策を実行する。すなわち、図6に示す第1次工程503から第0次工程501までの区間52は、第3次工程507に戻るような区間であるため、部品の輸送が非効率となる。したがって、例えば図7に示すように、第3次工程507で行っていた生産を第2次工程505に統合する。この結果、511は第3次工程となり、515は第4次工程となり、工程数も減少される。このようにしてさらに部品の輸送が効率化されると共に、部品供給系も効率的に整理される。
以上のようにして部品供給系の中の全ての連続する3区間について戻り区間検索処理が実行されたら、図12のステップS660に移行して、任意の区間数を4に設定する。ステップS662では、部品供給系の中に連続する4区間があるか否かを検索し、YESと判定された場合はステップS644に戻って、ステップS658までの一連の処理を繰り返す。このようにして連続する区間数が部品供給系に含まれる区間数に達するまで一連の処理を繰返し、戻り区間を無くしていく。この結果を示したものが、図7である。図5と比較してみると、戻り区間と共に部品供給系自体が効率的に整理されていることがわかる。
このようにして、図8のメイン処理のうち、ステップS6の戻り区間の検索処理が終了する。
このようにして、図8のメイン処理のうち、ステップS6の戻り区間の検索処理が終了する。
以上のようにして、本実施例では、戻り区間に対して対策が実行されるため、部品供給系における部品の輸送が効率化される。特に、前工程で行っていた生産を次工程に統合する場合には、工程数も減少されて部品供給系自体が効率的に整理される。
(第2実施例)次に、第2実施例について説明する。第2実施例においては、図8のメイン処理のうち、ステップS6の戻り区間検索処理の手順が異なる。その他の処理については第1実施例と変わるところがないため、重複説明を省略する。
本実施例では、上記戻り区間検索処理において利用する基準値が第1実施例と異なる。図13に例示するように、本実施例では、距離の基準値と、角度の基準値を利用する。距離の基準値は、単一区間については第1実施例と変わらないが、2区間については合計100km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上とされ、3区間については合計150km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上とされている。これは、角度の基準値と併せて利用されるため、角度が小さくても始点工程から終点工程までの最短距離が長い連続複数区間は戻り区間から除外する必要があるためである。また角度(隣接する2つの区間が成す角度)の基準値は、2区間については30度以上とされ、3区間については合計185度以上とされ、以下同様に4区間以上についても決定されている。
次に、図8のメイン処理のうち、ステップS6の戻り区間検索処理について、本実施例における詳細な手順は、図10のフローチャートに示されている。
図10において、ステップS62の処理は第1実施例と同様に実行されるため、重複説明を省略する。続くステップS64の処理は第1実施例と異なっている。ステップS64の処理について、図14のフローチャートを参照して、本実施例における詳細な手順を説明する。
図10において、ステップS62の処理は第1実施例と同様に実行されるため、重複説明を省略する。続くステップS64の処理は第1実施例と異なっている。ステップS64の処理について、図14のフローチャートを参照して、本実施例における詳細な手順を説明する。
図14のステップS672において、任意の区間数nを2に設定し、ステップS674において、部品供給系の中から連続する2区間を1つ選択する。例えば図15では、第6次工程515から第4次工程509までの2区間62,60を選択する。
続く図14のステップS676では、選択した2区間の各区間の距離と、これらの合計距離を計算する。この結果、図15の第6次工程515と第5次工程511の区間62は100km、第5次工程511と第4次工程509の区間60は100kmと計算され、合計距離が200km、始点工程(第6次工程515)から終点工程(第4次工程509)までの最短距離が180kmと計算されたとする。
そして図14のステップS678では、計算された距離が基準値を超えるか否かを判定する。図13より2区間の合計距離の基準値は100km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上であるためYESと判定され、図14のステップS680に移行する。
これに対し、合計距離が基準値を超えないと判定された場合(NOの場合)は、戻り区間を検索せずにステップS686に移行する。合計距離が基準値を超えず短ければ、部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえないためである。また、合計距離が基準値を超えていても始点工程から終点工程までの最短距離が長ければ、部品が戻り輸送されるとはいえないためである。
そして図14のステップS678では、計算された距離が基準値を超えるか否かを判定する。図13より2区間の合計距離の基準値は100km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上であるためYESと判定され、図14のステップS680に移行する。
これに対し、合計距離が基準値を超えないと判定された場合(NOの場合)は、戻り区間を検索せずにステップS686に移行する。合計距離が基準値を超えず短ければ、部品が戻り輸送されても必ずしも効率が悪いとはいえないためである。また、合計距離が基準値を超えていても始点工程から終点工程までの最短距離が長ければ、部品が戻り輸送されるとはいえないためである。
ステップS680に移行した場合は、選択した2区間の成す角度を計算する(なおn=2の場合は角が1つしかないため、合計角度を計算する必要がない)。上記のステップS676で区間の距離を計算する際に、区間の方向も共に求められているため、角度を計算することができる。このようにして図15の区間62と区間60の成す角度θ4が120度と計算された。
そして図14のステップS682では、計算された角度が基準値を超えるか否かを判定する。図13より2区間の角度の基準値は30度以上であるため戻り区間ではない(YES)と判定され、図14のステップS686に移行する。
ステップS686では、部品供給系の中に他の2区間があるか否かを検索し、図15に示すように次の第5次工程511から第3次工程507までの2区間60,58がある場合はYESと判定し、図12のステップS644に戻ってこの2区間を選択する。
そして図14のステップS682では、計算された角度が基準値を超えるか否かを判定する。図13より2区間の角度の基準値は30度以上であるため戻り区間ではない(YES)と判定され、図14のステップS686に移行する。
ステップS686では、部品供給系の中に他の2区間があるか否かを検索し、図15に示すように次の第5次工程511から第3次工程507までの2区間60,58がある場合はYESと判定し、図12のステップS644に戻ってこの2区間を選択する。
ステップS676において2区間60,58の各区間の距離と合計距離を計算し、ステップS678で2区間の距離の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は合計200km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上であるのに対し、区間60は100km、区間58は100km、合計距離は200km、始点工程(第5次工程511)から終点工程(第3次工程507)の最短距離は40kmと計算されたため、YESと判定されて図14のステップS680に移行する。
ステップS680では2区間60,58の成す角度θ3を計算し、ステップS682で2区間の角度の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は30度以上であるのに対し、角度θ3は27度と計算されたため、戻り区間である(NO)と判定されてステップS684に移行する。
ステップS680では2区間60,58の成す角度θ3を計算し、ステップS682で2区間の角度の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は30度以上であるのに対し、角度θ3は27度と計算されたため、戻り区間である(NO)と判定されてステップS684に移行する。
ステップS684では、戻り区間に対する対策を実行する。例えば図16に示すように、第4次工程509で行っていた生産を第3次工程507に統合する。この結果、511は第4次工程となり、515は第5次工程となり、工程数も減少される。このようにして部品の輸送が効率化されると共に、部品供給系も効率的に整理される。
続く図14のステップS686では、部品供給系の中に他の2区間があるか否かを検索し、図16に示すように次の第4次工程511から第2次工程505までの2区間70,56がある場合はYESと判定し、図14のステップS674に戻ってこの2区間を選択する。そしてステップS676からステップS686までの一連の処理を繰返す。70,56の2区間については戻り区間が検索されなかったため変更はなく、再度ステップS686からステップS674に戻って次の第3次工程507から第1次工程503までの2区間56,54を選択し、ステップS676からステップS686までの一連の処理を繰返す。56,54の2区間については戻り区間が検索されなかったため変更はなく、さらにステップS686からステップS674に戻って次の第2次工程505から第0次工程501までの2区間54,52を選択し、ステップS676からステップS686までの一連の処理を繰返す。
以上のようにして部品供給系の中の全ての連続する2区間について戻り区間検索処理を実行したら、図14のステップS688に移行して、任意の区間数を3に設定する。ステップS690では、部品供給系の中に連続する3区間があるか否かを検索し、YESと判定された場合はステップS674に戻り、例えば図16では、第5次工程515から第2次工程505までの3区間62,70,56を選択する。
図14のステップS676では、選択した3区間62,70,56の合計距離を計算し、ステップS678で3区間の合計距離の基準値を超えるか否かを判定する。3区間の距離の基準値は図13に示すように合計150km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上であるのに対し、区間62は100km、区間70は60km、区間56は60km、合計距離は220km、始点工程(第5次工程515)から終点工程(第2次工程505)までの最短距離は176kmと計算されたため、NOと判定されて、戻り区間の検索処理は行わず図14のステップS6860に移行する。
図14のステップS676では、選択した3区間62,70,56の合計距離を計算し、ステップS678で3区間の合計距離の基準値を超えるか否かを判定する。3区間の距離の基準値は図13に示すように合計150km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上であるのに対し、区間62は100km、区間70は60km、区間56は60km、合計距離は220km、始点工程(第5次工程515)から終点工程(第2次工程505)までの最短距離は176kmと計算されたため、NOと判定されて、戻り区間の検索処理は行わず図14のステップS6860に移行する。
続く図14のステップS686では、部品供給系の中に他の3区間があるか否かを検索し、図16に示すように次の第4次工程511から第1次工程503までの3区間70,56,54がある場合はYESと判定し、図14のステップS674に戻ってこの3区間を選択する。そしてステップS676からステップS686までの一連の処理を繰返す。70,56,54の3区間については戻り区間が検索されなかったため変更はなく、再度ステップS686からステップS674に戻って次の第3次工程507から第0次工程501までの3区間56,54,52を選択する。
ステップS676において3区間56,54,52の距離を計算し、ステップS678で3区間の距離の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は150km以下、かつ、始点工程から終点工程までの最短距離が50km以上であるのに対し、区間56は60km、区間54は35km、区間52は60km、合計距離は155km、始点工程(第3次工程507)から終点工程(第0次工程501)の最短距離は31kmと計算されたため、YESと判定されて図14のステップS680に移行する。
ステップS680では3区間56,54,52の成す角度θ1,θ2を計算し、ステップS682で3区間の角度の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は合計185度以上であるのに対し、角度θ5は90度、角度θ6は90度、合計180度と計算されたため、戻り区間である(NO)と判定されてステップS684に移行する。
ステップS680では3区間56,54,52の成す角度θ1,θ2を計算し、ステップS682で3区間の角度の基準値を超えるか否かを判定する。基準値は合計185度以上であるのに対し、角度θ5は90度、角度θ6は90度、合計180度と計算されたため、戻り区間である(NO)と判定されてステップS684に移行する。
ステップS684では、戻り区間に対する対策を実行する。例えば図17に示すように、第3次工程507で行っていた生産を第2次工程505に統合する。この結果、511は第3次工程となり、515は第4次工程となり、工程数も減少される。このようにしてさらに部品の輸送が効率化されると共に、部品供給系も効率的に整理される。
以上のようにして部品供給系の中の全ての連続する3区間について戻り区間検索処理が実行されたら、図14のステップS688に移行して、任意の区間数を4に設定する。ステップS690では、部品供給系の中に連続する4区間があるか否かを検索し、YESと判定された場合はステップS674に戻って、ステップS686までの一連の処理を繰り返す。このようにして連続する区間数が部品供給系に含まれる区間数に達するまで一連の処理を繰返し、戻り区間を無くしていく。この結果を示したものが、図17である。図15と比較してみると、戻り区間と共に部品供給系自体が効率的に整理されていることがわかる。
このようにして、図6のメイン処理のうち、ステップS6の戻り区間の検索処理が終了する。
このようにして、図6のメイン処理のうち、ステップS6の戻り区間の検索処理が終了する。
以上のようにして、本実施例でも、戻り区間に対して対策が実行されるため、部品供給系における部品の輸送が効率化される。特に、前工程で行っていた生産を次工程に統合する場合には、工程数も減少されて部品供給系自体が効率的に整理される。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するも
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するも
203:部品供給系の問題点解析用コンピュータ、
207:製品生産工程コンピュータ、
230,240:部品生産工程コンピュータ
207:製品生産工程コンピュータ、
230,240:部品生産工程コンピュータ
Claims (13)
- 前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系のなかから、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間の発見を支援するシステムであり、
製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の部品に対して、その低次部品の供給元工程を対応付けて記憶している「部品展開情報/供給元工程」記憶手段と、
連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に記憶している「比率基準値」記憶手段と、
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次部品の供給元工程とに基づいて、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握する手段と、
1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、「比率基準値」記憶手段に区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段と、
全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示する手段とを有し、
その表示手段では、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間が、他から識別可能に表示されることを特徴とする戻り区間発見支援システム。 - 連続複数区間の合計距離の基準値を、区間数別に記憶している「合計距離基準値」記憶手段が付加され、
基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、「合計距離基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計距離の基準値を参照し、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索することを特徴とする請求項1の戻り区間発見支援システム。 - 各工程の所在地を記憶している所在地記憶手段と、
地図情報を記憶している地図情報記憶手段をさらに有し、
所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の中の各区間の距離を計算して合計距離を計算することを特徴とする請求項1又は2の戻り区間発見支援システム。 - 「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、供給元工程から供給先工程までの区間距離を対応付けて記憶しており、
基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する手段は、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された区間距離に基づいて、連続複数区間の合計距離を計算することを特徴とする請求項1又は2の戻り区間発見支援システム。 - 前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系のなかから、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間の発見を支援するシステムであり、
製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(最終部品、即ち第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の部品に対して、その低次部品の供給元工程を対応付けて記憶している「部品展開情報/供給元工程」記憶手段と、
連続する複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を当該複数区間で合計した合計角度の基準値を、区間数別に記憶している「合計角度基準値」記憶手段と、
「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次部品の供給元工程とに基づいて、各最終部品供給系に含まれる工程群を把握する手段と、
1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算して合計角度を計算し、「合計角度基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段と、
全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示する手段とを有し、
その表示手段では、前記検索された基準値未満の合計角度となる連続複数区間が、他から識別可能に表示されることを特徴とする戻り区間発見支援システム。 - 連続複数区間の合計距離の基準値を、区間数別に記憶している「合計距離基準値」記憶手段が付加され、
基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、「合計距離基準値」記憶手段に区間数別に記憶された合計距離の基準値を参照し、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することを特徴とする請求項5の戻り区間発見支援システム。 - 「合計距離基準値」記憶手段は、さらに連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離の基準値を、区間数別に記憶しており、
基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、基準値を超える合計距離となる連続複数区間の中から、始点工程から終点工程までの最短距離が基準値を満たさない連続複数区間を検索し、当該検索された連続複数区間の中から、さらに基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索することを特徴とする請求項6の戻り区間発見支援システム。 - 各工程の所在地を記憶している所在地記憶手段と、
地図情報を記憶している地図情報記憶手段をさらに有し、
所在地記憶手段に記憶された各工程の所在地と、地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて、連続複数区間の中の各区間の距離を計算して合計距離及び/又は最短距離を計算することを特徴とする請求項6又は7の戻り区間発見支援システム。 - 「部品展開情報/供給元工程」記憶手段は、部品展開情報に含まれる低次部品に対して、供給元工程から供給先工程までの区間距離を対応付けて記憶しており、
基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する手段は、「部品展開情報/供給元工程」記憶手段に記憶された区間距離に基づいて、合計距離を計算することを特徴とする請求項6又は7の戻り区間発見支援システム。 - 前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系のなかから、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間の発見を支援する方法であり、コンピュータに以下の工程、即ち、
各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備する工程と、
連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に記憶する工程と、
前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する工程と、
1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する工程と、
全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する工程と、
を実行させる戻り区間発見支援方法。 - 前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系のなかから、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間の発見を支援する方法であり、コンピュータに以下の工程、即ち、
各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備する工程と、
連続する複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を当該複数区間で合計した合計角度の基準値を、区間数別に記憶する工程と、
前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する工程と、
1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算して合計角度を計算し、区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する工程と、
全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の合計角度となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する工程と、
を実行させる戻り区間発見支援方法。 - 前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系のなかから、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間の発見を支援するプログラムであり、コンピュータに以下の処理、即ち、
各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備するように案内する処理と、
連続する複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離が、連続複数区間の合計距離に占める比率の基準値を、区間数別に入力を促す処理と、
前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する処理と、
1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の始点工程から終点工程までの最短距離と、当該連続複数区間の合計距離と、最短距離が合計距離に占める比率を計算し、区間数別に記憶された比率の基準値を参照し、基準値未満の比率となる連続複数区間を検索する処理と、
全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の比率となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する処理と、
を実行させる戻り区間発見支援プログラム。 - 前工程で生産した部品を次工程に供給して次工程で高次部品を生産し、その次工程で生産した高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給する連鎖で1つの最終部品供給系が構成され、その最終部品供給系が最終部品毎に展開されている全体部品供給系のなかから、前工程から次工程までの輸送区間とそれよりも高次の工程間の輸送区間が実質的に往復している戻り区間の発見を支援するプログラムであり、コンピュータに以下の処理、即ち、
各部品生産工程で、その工程で生産する部品に対応付けて、その部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品に対応付けて、その各直近低次の部品を生産する工程が整備するデータベース中のデータに対するリンク情報を整備するように案内する処理と、
連続する複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を当該複数区間で合計した合計角度の基準値を、区間数別に入力を促す処理と、
前記リンク情報を活用して、最低次の部品生産工程から製品生産工程に至るまでの最終部品供給系に含まれる工程群を把握する処理と、
1つの最終部品供給系に含まれる任意の連続複数区間の中の隣接する2つの区間が成す角度を計算して合計角度を計算し、区間数別に記憶された合計角度の基準値を参照し、基準値未満の合計角度となる連続複数区間を検索する処理と、
全体部品供給系に含まれる区間を地図上に表示すると共に、前記検索された基準値未満の合計角度となる連続複数区間を、他から識別可能に表示する処理と、
を実行させる戻り区間発見支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003352516A JP2005115851A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 戻り区間発見支援システムとその方法とそのためのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003352516A JP2005115851A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 戻り区間発見支援システムとその方法とそのためのプログラム |
Publications (1)
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JP2005115851A true JP2005115851A (ja) | 2005-04-28 |
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Family Applications (1)
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JP2003352516A Pending JP2005115851A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 戻り区間発見支援システムとその方法とそのためのプログラム |
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JP (1) | JP2005115851A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021068332A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 株式会社日立製作所 | 製造の管理を支援するシステム及び方法 |
-
2003
- 2003-10-10 JP JP2003352516A patent/JP2005115851A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021068332A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 株式会社日立製作所 | 製造の管理を支援するシステム及び方法 |
JP7037533B2 (ja) | 2019-10-25 | 2022-03-16 | 株式会社日立製作所 | 製造の管理を支援するシステム及び方法 |
US11367032B2 (en) | 2019-10-25 | 2022-06-21 | Hitachi, Ltd. | System and method for supporting production management |
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