JP2005115690A - 通信アダプタ、家電機器及びホームネットワークシステム - Google Patents

通信アダプタ、家電機器及びホームネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】通信アダプタに対して容易にアプリケーションをダウンロードして管理可能とし、ユーザのニーズに合わせた好適な機能を家電に付加する。
【解決手段】通信アダプタ40は、通信アダプタに搭載されている第1の通信レイヤAソフトウェア上に、機器本体と接続するためのアダプタ通信ソフトウェアと、機器本体に搭載されている通信レイヤソフトウェアと同様の第2の通信レイヤBソフトウェアを搭載し、さらに、この上でダウンロードされたエージェントが動作するように構成される。第2の通信レイヤBは、通信アダプタ上に搭載されているエージェントの識別子を記憶する手段と、前記第1の通信レイヤAからメッセージを受け取った際に、そのメッセージを宛先とエージェント識別子とを基に前記エージェントに渡すか機器アダプタインタフェースを介して機器本体に転送させるかを判断して処理する手段を具備する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、通信アダプタ、家電機器及びホームネットワークシステムに係り、特に、家電機器やコンピュータ機器を通信ネットワークに接続するための通信アダプタ、通信アダプタを備えた家電機器及びホームネットワークシステムに関する。
家電機器やコンピュータ機器等の機器をネットワークに接続するための通信機能をもった通信アダプタは、既に多くの製品として販売され知られている。これらの製品は、例えば、非特許文献1、2等に記載された規格に基く通信機能を持つPCIバス接続カードやPCMCIAカード等である。また、家電機器の接続用途に特化した通信アダプタについても、その仕様の規格化が既に進んでおり、例えば、ECHONET(エコーネット)規格で定められている伝送メディア付加機器アダプタがその1つとして知られている。
一般に、前述したような通信アダプタにおける通信プロトコルは、例えば、OSI参照モデルのように、論理的な通信レイヤ構成をとる。このような通信アダプタは、通信アダプタと機器本体とを分離して構成して通信処理を行わせる場合、通信レイヤのある部分で上下を分離し、それぞれ、機器本体と通信アダプタとに分担して処理させる形態となる。
IEEE1394 規格書 IEEE802.11b 規格書
ところで、近年、家電機器は、その高機能化がますます進みつつあり、家電本来の機能以外の様々な付加価値機能が搭載されるようになってきている。例えば食材の管理を行う冷蔵庫や、インターネットからレシピ情報をダウンロードして調理を行う電子レンジ等がある。このような付加価値機能を実現するためのプログラムは、予め製品製造時に内蔵させておくか、あるいは、後から家電にインストールされる。しかし、内蔵させておいたプログラムを変更することがでなきない場合、ユーザのニーズに合わせた新しいサービスの提供が不可能となる。また、家電に後からプログラムをインストールする場合、ダウンロードされるプログラム(以下アプリケーションという)は、年月が経つに連れてますます高機能化していき、実行に必要とするCPUの処理能力やメモリ容量が、アプリケーションの高機能化に伴って増加していくことが予想される。このため、高機能化したアプリケーションを保存したり動作させたりするために必要な家電内に設けられるメモリ容量やCPU能力を見積もることができず、場合によっては家電を買い換えなければならなくなる可能性がある。
前述したようなことを解決するために、アプリケーションを通信アダプタにダウンロードするという方法が考えられる。しかし、このような方法は、以下に説明するような問題点を生じる。
(1)すなわち、前述の方法は、ダウンロードされたアプリケーションと機器との間で通信を行うために、アプリケーションに機器本体側のプロトコルソフトウェアと同一のレイヤのプロトコルソフトウェアを実装しなければならず、プログラムの開発が困難である。
(2)また、前述の方法は、アプリケーションが機器本体側にダウンロードされた場合と、通信アダプタ側にダウンロードされた場合とで、他の機器からこのアプリケーションの監視や制御を行うときの方法(通信プロトコル)が異なってしまうため、その管理が面倒となる。
本発明の目的は、前述したような点に鑑みてなされたものであり、家電機器等の機器構成(ネットワークに直接接続されているか、通信アダプタにより接続されているか)の違いを意識することなく、ダウンロードしたアプリケーションから機器本体を監視・制御したり、また、他の機器から前述のアプリケーションの監視・制御を行うことができるようにする通信アダプタ、通信アダプタを備えた家電機器及びホームネットワークシステムを提供することにある。
本発明によれば前記目的は、通信アダプタを、第1の通信レイヤ処理手段と、第2の通信レイヤ処理手段と、前記機器の本体との間で通信を行う通信手段とを備えて構成し、前記第1の通信レイヤ処理手段によって、前記第2の通信レイヤ処理手段を持つ機器をネットワークに接続することにより、また、前記通信アダプタが、前記機器の本体の状態を読み出すアプリケーション、前記機器の本体を操作する機能を有するアプリケーションの少なくとも一方を備えることにより達成される。
また、前記目的は、家電機器を、第1の通信レイヤ処理手段と、第2の通信レイヤ処理手段と、前記機器の本体との間で通信を行う通信手段とを備えて構成され、前記第1の通信レイヤ処理手段によって、第2の通信レイヤ処理手段を持つ機器をネットワークに接続する通信アダプタを有して構成することにより達成される。
また、前記目的は、ホームネットワークシステムを、第1の通信レイヤ処理手段と、第2の通信レイヤ処理手段と、前記機器の本体との間で通信を行う通信手段とを備えて構成され、前記第1の通信レイヤ処理手段によって、第2の通信レイヤ処理手段を持つ機器をネットワークに接続する通信アダプタを有する家電機器の複数を、前記通信アダプタを介して前記ネットワークに接続し、前記ネットワークに機器監視装置を接続して構成したことにより達成される。
本発明によれば、機器にダウンロードするアプリケーションを通信アダプタにダウンロードさせ、そのアプリケーションが機器本体を監視制御したり、また他の機器からアプリケーションを監視制御することが容易になる。
以下、本発明による通信アダプタ、通信アダプタを介する通信方法、通信アダプタを備えた家電機器及びホームネットワークシステムの実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態によるホームネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。図1において、1はユーザ宅、2は機器監視装置、3はサービスセンタ、4はネットワーク、5はLAN、6はエアコン、7は照明機器、8は冷蔵庫、9は人感センサ、10は照度センサ、11は温度センサ、12は湿度センサ、13は電力センサである。
図1に示すように、本発明の実施形態によるホームネットワークシステムは、ユーザ宅1(一般住宅のみならず、工場、ビル等の施設も含むものとする)に設置された機器監視装置2と、サービスセンタ3とが、電話回線、光ファイバー、インターネット等のネットワーク4を介して相互に接続されて構成されている。なお、図1には、サービスセンタ3及び機器監視2をそれぞれ1つ示しているが、これらは複数設けられていてもよい。また、ユーザ宅1も複数備えていてよく、ユーザ宅1内に備えられる機器としても、図示しているもの以外に、電子レンジ、電気オーブン等の他の各種の家電機器が備えられていてよい。
機器監視装置2は、LAN5を介してユーザ宅1の様々な家電機器6〜13と接続される。LAN5は、例えば、ユーザ宅1内の電力線利用によるネットワーク、無線ネットワーク、有線ネットワーク等のネットワークを用いることができる。また、LAN5に接続することができる家電機器6〜13としては、例えば、エアコン6、照明機器7、冷蔵庫8、人感センサ9、照度センサ10、温度センサ11、湿度センサ12、電力センサ13等の様々な家電機器や住宅設備機器を接続することができる。また、サービスセンタ3は、機器監視装置2を介してユーザ宅1内の機器を監視・制御したり、機器監視装置2や宅内の機器にインストールされるプログラムを保持し必要に応じてこれらにダウンロードするサーバであり、WebサーバやFTPサーバ等により構成される。
家電機器6〜13は、LAN5を介して機器制御装置2からのコマンドを受け取り、自身の状態を機器制御装置2に返したり、あるいは、自身を制御する。また、家電機器自らが他の家電機器に対してコマンドを送り、その状態を取得したり、制御指示を行うことができる。また、家電機器6〜13は、自身の状態をLAN5を介して他の家電機器に通知することができる。例えば、エアコン6は、人感センサ9の状態を常時監視し、人がいなくなったら省エネ運転を行ったり、自身の消費電力の履歴を保持しておき、機器監視装置2からのコマンドにより、この消費電力の履歴を機器監視装置2に返したり、ブレーカに取り付けられた電力センサ13からの通知情報を受け取り、ブレーカが落ちないようにエアコンの出力を下げたりする、というようなエネルギー管理サービスを行う。このような機能は、必要に応じて各家電機器にアプリケーションとして内蔵されており、相互に連携して動作する。
また、機器監視装置2は、パーソナルコンピュータ、ホームサーバ、ホームコントローラ、テレビ、携帯情報端末、携帯電話、インターホン、電話機等の情報機器であり、使用者からの指示受付等の所定のイベントに従い、家電機器を監視・制御したり、あるいは、自身が保持しているアプリケーションを家電機器に対してダウンロードする指示を行ったり、ダウンロードしたアプリケーションの起動・停止・アンインストールを指示したり、また、これらのアプリケーションをサービスセンタからダウンロードして自身に保持する。
図2は通信プロトコルのレイヤ構成をOSI参照モデルに沿ったものとして示す図であり、次に、LAN5を介して機器監視装置2や各家電機器6〜13(図2には家電機器の例としてエアコン6を示している)が相互に通信を行う場合の通信プロトコルについて、図2を参照して説明する。
本発明の実施形態では、OSI参照モデルレイヤのうち、第1層、第2層、第3層及び第7層に相当する部分のみを用いることとする。なお、以下の説明では、説明の便宜上、第2層及び第3層の部分を通信レイヤAとし、第7層の部分を通信レイヤBとする。
図3はLAN5を介して機器監視装置2や各家電機器6〜13が相互に交換するメッセージのフォーマットの例を示す図であり、次に、これについて説明する。
このメッセージ101は、通信レイヤA部分のヘッダ情報を格納するレイヤAヘッダと、通信レイヤB部分のヘッダ情報を格納するレイヤBヘッダと、そのペイロードになるレイヤBペイロードとにより構成される。レイヤAヘッダは、図2に示した通信レイヤAに相当するソフトウェアで処理されるものであり、レイヤBヘッダは、図2に示した通信レイヤBに相当するソフトウェアで処理されるものである。
レイヤAヘッダは、レイヤA制御情報格納領域102と、送信元アドレス格納領域103と、送信先アドレス格納領域104とにより構成される。送信元アドレス格納領域103と、送信先アドレス格納領域104とに格納されるアドレスは、LAN5上で各機器を一意に識別し、通信に使用される通信アドレスである。
レイヤBヘッダは、レイヤB制御情報格納領域105と、送信元アプリケーション識別子格納領域106と、送信先アプリケーション識別子格納領域107とにより構成される。送信元アプリケーション識別子格納領域106と、送信先アプリケーション識別子格納領域107とに格納されるアプリケーションの識別子は、アプリケーションのオブジェクト識別子、プロセス番号、ポート番号等のメッセージを渡す先のアプリケーションが一意に識別できる識別子である。
レイヤBペイロードは、コマンド格納領域108と、コマンドデータ格納領域109とにより構成される。コマンド格納領域108には、送信先のアプリケーションに対する指示内容を指定するためのコマンドが格納される。格納されるコマンドは、例えば、「設定要求」、「参照要求」、「状態の遷移要求」、「ダウンロード要求」、「起動要求」、「停止要求」、「設定応答」、「参照応答」、「状態の遷移応答」、「ダウンロード応答」、「起動応答」、「停止応答」等を指定する。コマンドデータ格納領域109には、これらのコマンドの実行に必要なデータあるいはコマンドの実行結果が格納される。
図3には、メッセージ101の具体例として、例えば、エアコン6への要求メッセージ110の例を示している。この要求メッセージ110は、アドレス「0001」の機器上の、アプリケーション識別子「2301」で識別されるアプリケーションから、アドレス「0011」のエアコン6上のアプリケーション識別子「1601」で識別されるアプリケーションに対して、運転モードを冷房に設定する場合のメッセージ内容の例である。この例において、運転モードを設定するコマンドを「0105」とし、冷房とするデータとして「01」を割り当てている。
また、別の例として、前述の要求メッセージに対する応答メッセージ120の例を示している。この応答メッセージ120は、アドレス「0011」のエアコン6上の、アプリケーション識別子「1601」で識別されるアプリケーションから、アドレス「0001」の機器上のアプリケーション識別子「2301」で識別されるアプリケーションに対する応答として、運転モードを冷房に設定するメッセージの応答メッセージ内容の例である。この例において、運転モードの設定に対する応答のコマンドとして「0115」が割り当てられている。
また、別の例として、エアコン6のアプリケーションのダウンロードを要求するメッセージ130の例を示している。このダウンロード要求メッセージ130は、アドレス「0001」の機器上のアプリケーション識別子「2301」で識別されるアプリケーションからアドレス「0011」のエアコン6上のアプリケーション識別子「2101」で識別されるアプリケーションに対して、アプリケーションのダウンロードを指示する例である。この例において、ダウンロードを指示するコマンドとして「05FF」が割り当られ、、コマンドデータ格納領域109に実際のアプリケーションのバイナリコードが格納される。
図4は機器監視装置2の概略構成を示すブロック図であり、次に機器監視装置2について説明する。図4において、21は中央処理装置、22は主記憶装置、23は二次記憶装置、24は宅外通信装置、25は入力装置、26は表示装置、27は宅内通信装置、28は宅外通信部、29はエージェント配信部、30は通信レイヤB部、31は通信レイヤA部、32はアプリケーション部である。
図4に示すように、機器監視装置2は、中央処理装置21と、自身を動作させるためのプログラムを記憶しておく主記憶装置22と、家電機器にダウンロードするアプリケーション等を記憶しておく二次記憶装置23と、ネットワーク4と接続するための宅外通信装置24と、キーボードやマウス等のユーザからの指示入力を受け付けたり、CD(コンパクトディスク)ドライブやメモリカードドライブ等の主記憶装置に記憶させておくアプリケーションを読み込むための入力装置25と、家電機器の状態、自身の動作状態やダウンロードするアプリケーションの選択画面を表示する表示装置26と、宅内のLAN5と接続するための宅内通信装置27とを備えて構成される。
主記憶装置22には、宅外通信装置24を制御しながら宅外とのデータ送受信処理を行うプログラムである宅外通信部28と、サービスセンタ3からアプリケーションをダウンロードして二次記憶装置22に格納したり、二次記憶装置22に格納されたアプリケーションを家電機器にダウンロードしたり、ダウンロードするアプリケーションの選択画面を作成する処理を行うプログラムであるエージェント配信部29と、家電機器を監視制御して省エネ等の制御を行ったり、自身の動作を管理したりするプログラムであるアプリケーション部32と、宅内通信装置27を制御しながら宅内の家電機器とのデータ送受信処理を行うプログラムである通信レイヤA部31及び通信レイヤB部30とが記憶されている。これらは、中央処理装置21によって処理されて動作する。
図5は通信アダプタが接続されたエアコン6の物理構成の例について説明する図である。図5において、40は通信アダプタ、51は家電本体である。なお、ここでは、エアコン6を例に説明するが、他の家電機器7〜13の場合も同様である。
エアコン6は、家電本体51と通信アダプタ40とにより構成され、これらが通信線によって接続されている。物理的な構成としては、様々な形態が考えられる。例えば、図5(a)に示す例は、通信アダプタをエアコン本体の筐体の内部に内蔵する形態とした場合の例である。この場合、通信アダプタ40は、エアコン出荷時に家電機器メーカが予め内蔵させていてもよいし、ユーザがエアコンを購入後、通信アダプタを組み込むようにしていてもよい。図5(b)に示す別の例は、通信アダプタ40を外付けとし、通信線として赤外線を使用し、通信アダプタ40をエアコンの赤外線リモコン用の受光部と通信できるように取り付けた例である。図5(c)に示す別の例は、通信アダプタ40を外付けとし、通信線をシリアル通信ケーブル等の有線を用いることとした例である。さらに、図5(d)に示す別の例は、通信線を赤外線や無線とし、通信アダプタ40をエアコンとは離れた位置に置くようにした例である。
図6は通信アダプタが接続されたエアコン6の機能構成を示すブロック図であり、次に、これについて説明する。なお、ここでは、エアコン6を例に説明するが、他の家電機器7〜13の場合も、エアコン6の場合と同様の構成でよく、エアコンそのものの機能を実現する機械部品やソフトウェア部分をそれぞれの家電機器毎に置きかえればよい。図6において、41、52は中央処理装置、42、53は主記憶装置、43、54は二次記憶装置、44、56はアダプタ通信装置、45は宅内通信装置、46は通信レイヤA部、47、58は通信レイヤB部、48はエージェント部、49、57はアダプタ通信部、50は通信線、55は家電装置、59は家電本体処理部、70はエージェント管理部である。
図6に示すように、エアコン6は、家電本体51と通信アダプタ40とにより構成され、これらが通信線50によって接続されて構成される。通信線50は、シリアル通信ケーブル、赤外線、USB(ユニバーサルシリアルバス)等を使用することができる。通信アダプタ40は、通信線50を介して家電本体51に対して、例えば、エアコンのスイッチのオン・オフ指示、運転モードの切り替え、設定温度の設定、急速冷暖房運転や睡眠省エネ運転の指示、タイマーの設定、状態の読み出し(スイッチ状態、運転モード状態、設定温度、急速冷暖房運転や睡眠省エネ運転の状態、タイマー状態、現在室温、現在外気温等)等の一般に製品として出まわっているエアコン製品のリモコンと同様の操作・情報取得が可能である。また、通信アダプタ40は、前述の他、操作履歴、現在消費電力、消費電力の履歴、故障情報等のエアコンの様々な情報を取得することができる。
なお、前述の操作・情報取得のためのコマンドは、図3により説明したレイヤB部ヘッダとレイヤBペイロード部分とで記述される。送信元アプリケーション識別子格納領域106、送信先アプリケーション識別子格納領域107、コマンド格納領域108、コマンドデータ領域109に格納するデータの内容について、何らかの取り決めを行って共通標準化すれば、通信アダプタ40と家電本体51とが異なるメーカのものであっても容易に接続することができる。
図6には、電源を示していないが、通信アダプタ40が交流あるいは直流の外部電源から電源供給を受けて家電本体51に電力を供給してもよい。また、通信アダプタ40がバッテリーを持ち、家電本体51に電力を供給してもよい。また、逆に、家電本体51が交流あるいは直流の外部電源から電源の供給を受け、通信アダプタ40に電力を供給するようにしてもよい。また、家電本体51がバッテリーを持ち、通信アダプタ40に電力を供給するようにしてもよい。これらの電源の供給には、可能であるなら通信線50を用いてもよいし、別の電源供給線を用いてもよい。なお、通信アダプタ40、家電本体が独立して電源を持っていてもよいのは言うまでもない。
家電本体51は、中央処理装置52と、家電装置55を制御したりデータ送受信処理を行ったりするプログラムが格納される主記憶装置53と、通信アダプタ40上にダウンロードするアプリケーションを予め格納しておく二次記憶装置54と、空調を実際に行う機械部分である家電装置55と、通信アダプタ40との間でのデータ送受信処理を行うアダプタ通信装置56とを備えて構成される。二次記憶装置54は、必ずしも設けられていなくてもよい。
主記憶装置53には、アダプタ通信装置56を制御して通信アダプタ40との間でのデータ送受信処理を行うプログラムであるアダプタ通信部57と、通信レイヤB部分のプロトコル処理を行うプログラムである通信レイヤB部58と、家電装置55を実際に監視・制御する様々なアプリケーションによって構成されるプログラムである家電本体処理部59とが記憶されている。これらは、中央処理装置52によって処理されて動作する。
通信アダプタ40は、中央処理装置41と、データ送受信処理を行ったりエージェントをダウンロードしたりするプログラムが格納される主記憶装置42と、必要に応じてデータを格納する二次記憶装置43と、家電本体との間のデータ送受信処理を行うアダプタ通信装置44と、LAN5との間のデータ送受信処理を行う宅内通信装置45とを備えて構成される。二次記憶装置43は、必ずしも設けられていなくてもよい。
主記憶装置42には、宅内通信装置45を制御してLAN5との間でのデータ送受信処理を行い、通信レイヤA部分のプロトコル処理を行うプログラムである通信レイヤA部46と、通信レイヤB部分のプロトコル処理を行うプログラムである通信レイヤB部47と、必要に応じてダウンロードされるプログラムであり、他の家電機器や家電本体51の状態を取得し、これに基づいて他の家電機器や家電本体51を制御するプログラムであるエージェント部48と、アダプタ通信装置44を制御して家電本体51との間でのデータ送受信処理を行うプログラムであるアダプタ通信部49と、アプリケーションをダウンロードしてエージェント部48として格納したり、エージェント部48に格納されたアプリケーションの動作開始や停止、アンインストールを指示したりするエージェント管理部70が記憶されている。これらは、中央処理装置41によって処理されて動作する。
エージェント管理部70は、機器監視装置2から送られてきたアプリケーションのダウンロードの指示を受け、適切なアプリケーションを機器監視装置2あるいはサービスセンタ3からダウンロードしてエージェント部48の1つのプログラムとして格納する機能と、機器監視装置2から送られてきたアプリケーションの動作開始指示、停止指示、データバックアップ記憶指示、再起動指示を受け、適切なアプリケーションに対してその制御を行う機能と、動作中のアプリケーションの動作状態を常時監視する機能と、その動作状態をログとして記憶しておく機能と、その動作状態に異常が発生した場合には機器監視装置2に通知する機能と、エージェント部48のアプリケーションとしてどのようなものがあるかを管理し、問い合わせがあった際にそのアプリケーションを識別する識別子を応答する機能と、そのアプリケーションに変更があった場合に、通信レイヤB部47に登録あるいは削除指示を出す機能とを有している。なお、エージェント管理部70は、機器監視装置2あるいはサービスセンタ3から直接送られてきたアプリケーションをエージェント部48の1つのプログラムとして格納するようにしてもよく、また、機器監視装置2から送られてきたアプリケーションのダウンロードの指示を受け、家電本体51の例えば二次記憶装置に予め記憶しておいたアプリケーションを家電本体51からダウンロードしてエージェント部48の1つのプログラムとして格納するようにしてもよい。
図7は通信アダプタの通信レイヤB部47の構成と他のプログラムとの関係について説明する図、図8は図7に示すアプリケーション管理テーブル60の構成例を示す図である。図7において、60はアプリケーション管理テーブル、61は管理部、62は送受信処理部であり、他の符号は図6の場合と同一である。
図7に示すように、通信レイヤB部47は、アプリケーション管理テーブル60と、管理部61と、送受信処理部62とを有している。アプリケーション管理テーブル60は、図8に示すように、アプリケーションをシステム内で一意に識別する識別子が格納されるアプリケーション識別子エリア64と、そのアプリケーションそれぞれが通信アダプタ40上に存在するのかあるいは家電本体51上に存在するのかを記憶する所在場所エリア65とにより構成されるテーブルである。
図7に示す管理部61は、アプリケーション管理テーブル60に格納する情報を管理する処理を行う。管理部61は、例えば、通信アダプタ40が起動したときに、家電本体51から存在するアプリケーションの識別子を取得し、図8に示すテーブルに格納する処理、エージェント管理部70から存在するアプリケーションの識別子を取得し、図8に示すテーブルに格納する処理を行う。また、管理部61は、エージェント管理部70が新しいアプリケーションをダウンロードしたりアンインストールした際に、エージェント管理部70からの登録あるいは削除指示を受け、アプリケーション管理テーブルの内容を変更する処理を行う。また、送受信処理部62は、通信レイヤA部46、エージェント部48、アダプタ通信部49及びエージェント管理部70の相互のデータの受け渡しを仲介する。
次に、送受信処理部62での具体的な処理について、通信レイヤA部46、エージェント部48、アダプタ通信部49、エージェント管理部70からデータ入力があった場合のそれぞれの処理について説明する。
図9は通信レイヤA部46からデータ入力があった場合の送受信処理部62の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)送受信処理部62は、通信レイヤA部46からメッセージ(レイヤBヘッダとレイヤBペイロード)と送信元アドレスとを受け取ると、メッセージに格納された送信先アプリケーション識別子に対応するアプリケーションが自身の機器にあるか否かをアプリケーション管理テーブル60のアプリケーション識別子エリア64に格納された情報から調べる(ステップ1001、1002)。
(2)ステップ1002の調べで、対応するアプリケーションが自身の機器になかった場合、自通信アダプタが設けられた機器での動作ではないため、受け取ったメッセージを廃棄してここでの処理を終了する(ステップ1003)。
(3)一方、ステップ1002の調べで、対応するアプリケーションが自身の機器にあった場合、そのアプリケーションが存在する場所をアプリケーション管理テーブル60の存在場所エリア65に格納された情報から調べる(ステップ1004)。
(4)ステップ1004の調べで、アプリケーションが通信アダプタ上にはなかった場合、そのアプリケーションが家電本体51に存在するはずであるので、家電本体51にメッセージを転送するため、アダプタ通信部49にメッセージをそのまま渡してここでの処理を終了する(ステップ1007)。
(5)ステップ1004の調べで、アプリケーションが通信アダプタ上にあった場合、メッセージからレイヤBヘッダ部分を削除し、データ部分を取り出して、エージェント部48の宛先アプリケーションあるいはエージェント管理部70にデータと送信元アドレスと送信元アプリケーション識別子とを渡してここでの処理を終了する(ステップ1005、1006)。
図10はアダプタ通信部49からデータ入力があった場合の送受信処理部62の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)送受信処理部62は、アダプタ通信部48からメッセージ(レイヤBヘッダとレイヤBペイロード)と送信先アドレスとを受け取ると、宛先アドレスが自身宛てか否かを調べる(ステップ1011、1012)。
(2)ステップ1012の調べで、宛先アドレスが自身宛てでなかった場合、メッセージが他の機器に対するものであるので、通信レイヤA部46にメッセージと送信先アドレスと送信元アドレスとを渡してここでの処理を終了する(ステップ1013)。
(3)ステップ1012の調べで、宛先アドレスが自身宛てであった場合、メッセージに格納された送信先アプリケーション識別子に対応するアプリケーションが自身の通信アダプタ上に有るか否かをアプリケーション管理テーブル60のアプリケーション識別子エリア64に格納された情報から調べる(ステップ1014)。
(4)ステップ1014の調べで、対応するアプリケーションが自身の通信アダプタ上になかった場合、自機器での動作ではないとして、そのメッセージを廃棄してここでの処理を終了する(ステップ1015)。
(5)一方、ステップ1014の調べで、対応するアプリケーションが自身の通信アダプタ上にあった場合、そのメッセージからレイヤBヘッダ部分を削除し、データ部分を取り出して、エージェント部48の宛先アプリケーションあるいはエージェント管理部70にデータと送信元アドレスと送信元アプリケーション識別子を渡してここでの処理を終了する(ステップ1016、1017)。
図11はエージェント部48からデータ入力があった場合の送受信処理部62の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)送受信処理部62は、エージェント部48からデータ(レイヤBペイロード)、送信先アドレス、送信先アプリケーション識別子及び送信元アプリケーション識別子を受け取ると、受け取ったデータが自身の機器宛てであるか否かを判断する(ステップ1021、1022)。
(2)ステップ1022の判断で、受け取ったデータが自身の機器宛てでなく、他の機器が宛先であった場合、受け取ったデータにレイヤBヘッダを作成して付加し、このレイヤBヘッダを付加したデータと送信先アドレスとを通信レイヤA部46に渡して、ここでの処理を終了する(ステップ1023、1024)。
(3)ステップ1022の判断で、受け取ったデータが自身の機器宛てであった場合、宛先のアプリケーションが存在する場所が通信アダプタ上であるか否かをアプリケーション管理テーブル60の存在場所エリア65に格納された情報から調べる(ステップ1025)。
(4)ステップ1025の調べで、受け取ったデータの宛先のアプリケーションが通信アダプタ40上にあった場合、エージェント部48の適切なアプリケーションに対して、データ、送信先アプリケーション識別子及び送信元アプリケーション識別子を渡して、ここでの処理を終了する(ステップ1026)。
(5)ステップ1025の調べで、受け取ったデータの宛先のアプリケーションが通信アダプタ40上になかった場合、そのアプリケーションが家電本体51上にあるか否かを調べ、そのアプリケーションが家電本体51上になかった場合、受け取ったデータが自身の機器で使用するものではないため、そのデータを廃棄して、ここでの処理を終了する(ステップ1027、1028)。
(6)ステップ1027の調べで、そのアプリケーションが家電本体51上にあった場合、家電本体51にメッセージを転送するため、受け取ったデータにレイヤBヘッダを作成して付加し、このレイヤBヘッダを付加したデータと送信元アドレスとをアダプタ通信部49に渡し、ここでの処理を終了する(ステップ1029、1030)。
エージェント管理部70からデータ入力があった場合の送受信処理部62の処理は、図11により説明したエージェント部48からデータ入力があった場合の処理とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
前述までで、家電機器の構成について説明したが、次に、全体的な動作について、通信レイヤA部46、エージェント部48、アダプタ通信部49からデータ入力があった場合のそれぞれの動作について説明する。
図12は通信レイヤA部46からデータ入力があった場合の全体的な動作について説明する図であり、まず、これについて説明する。通信レイヤA部46からデータ入力があるのは、通信レイヤA部46がLAN5上からメッセージを受信した場合である。
図12に示すように、通信アダプタ40の通信レイヤA部46には、LAN5からレイヤAヘッダ、レイヤBヘッダ、レイヤBペイロードから構成されるメッセージが入力される。通信レイヤA部46は、レイヤAヘッダ部分に基づいた通信プロトコル処理を行い、レイヤBヘッダとレイヤBペイロードからなるメッセージを通信レイヤB部47に渡す。通信レイヤB部47は、宛先のアプリケーションによって処理を変え、エージェント部48のアプリケーション宛てである場合に、レイヤBペイロード部分のデータをエージェント部48に渡し、家電本体51のアプリケーション宛てである場合に、レイヤBヘッダとレイヤBペイロードからなるメッセージをそのままアダプタ通信部49に渡す。アダプタ通信部49とアダプタ通信部57とは、レイヤBヘッダとレイヤBペイロードからなるメッセージにアダプタ通信を行うためのアダプタ通信ヘッダを付加して通信を行う。家電本体51のアダプタ通信部57は、アダプタ通信ヘッダを削除し、通信レイヤB部58に渡す。通信レイヤB部58は、レイヤBペイロードを取り出し家電本体処理部59の中の適切なアプリケーションに対して渡す。
図13はアダプタ通信部49からデータ入力があった場合の全体的な動作について説明する図であり、次に、これについて説明する。アダプタ通信部49からのデータ入力があるのは、家電本体51の家電本体処理部59のアプリケーションからの送信要求があった場合である。
図13に示すように、家電本体処理部59のアプリケーションから通信レイヤB部58に、レイヤBペイロードが渡される。通信レイヤB部58は、レイヤBペイロードにレイヤBヘッダを付加してアダプタ通信部57に渡す。アダプタ通信部57は、レイヤBヘッダが付加されたレイヤBペイロードに、さらに、アダプタ通信ヘッダを付加して通信アダプタ40内のアダプタ通信部49に渡す。アダプタ通信部49は、アダプタ通信ヘッダを削除し、レイヤBヘッダとレイヤBペイロードとを通信レイヤB部47に渡す。通信レイヤB部47は、宛先の機器及びアプリケーションによって処理を変え、エージェント部48のアプリケーション宛てである場合に、レイヤBヘッダを削除してレイヤBペイロードをエージェント部48のアプリケーションに渡し、また、他の機器のアプリケーション宛てである場合に、レイヤBヘッダとレイヤBペイロードとをそのまま通信レイヤA部46に渡す。通信レイヤA部46は、受け取ったレイヤBヘッダとレイヤBペイロードとにレイヤAヘッダを付加して、LAN5上に送信する。
図14はエージェント部48からデータ入力があった場合の全体的な動作について説明する図であり、次に、これについて説明する。
図14に示すように、エージェント部48のアプリケーションから通信レイヤB部47にレイヤBペイロードが渡される。通信レイヤB部47は、宛先の機器及びアプリケーションによって処理を変え、他の機器のアプリケーション宛てである場合に、レイヤBヘッダを付加して通信レイヤA部46に渡し、通信レイヤA部46は、レイヤBヘッダとレイヤBペイロードとにレイヤAヘッダを付加してLAN5に送信する。一方、通信レイヤB部47は、家電本体51上のアプリケーション宛てである場合に、レイヤBペイロードにレイヤBヘッダを付加し、これをアダプタ通信部49に渡す。アダプタ通信部49は、このレイヤBヘッダとレイヤBペイロードとにアダプタ通信ヘッダを付加して家電本体51内のアダプタ通信部57に渡す。アダプタ通信部57は、アダプタ通信ヘッダを削除し、これを通信レイヤB部58に渡す。通信レイヤB部は、レイヤBペイロードを取り出し家電本体処理部59の中の適切なアプリケーションに渡す。
エージェント管理部70からデータ入力があった場合の動作は、図14により説明したエージェント部48からデータ入力があった場合の動作とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
前述した本発明の実施形態における各処理は、処理プログラムとして構成することができ、この処理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することができる。
前述で説明したような全体動作を行う本発明の実施形態によれば、次に説明するような効果を得ることができる。
従来技術の通信アダプタは、機器監視装置2がLAN5を介して家電機器等の機器上のアプリケーションに対して何からのコマンドを送る場合、機器監視装置2上のアプリケーション部32が、通信アダプタ40上のアプリケーションに対して通信する場合と、家電本体51のアプリケーションに対して通信する場合とにより通信プロトコルを変える必要があったため、プログラムの開発効率が悪かったという問題があった。
これに対して、前述した本発明の実施形態によれば、通信アダプタ40上のアプリケーションに対しても、家電本体51のアプリケーションに対しても、全く同様の手順で処理を行うことが可能となり、また、その応答についても、機器監視装置2が同様に受け取ることができるため、通信プロトコルを変える必要がなく、プログラムの開発効率の向上を図ることができる。
また、従来技術の通信アダプタは、通信アダプタ40上のアプリケーションが家電本体51上のアプリケーションに対して何らかのコマンドを送り、この応答を受け取る場合、家電本体51側にアプリケーションからのコマンドを解釈するプログラムを新たに用意するか、あるいは、通信アダプタ40上のアプリケーションのそれぞれに通信レイヤB部分に相当する処理をさせる必要があるという問題があった。
これに対して、前述した本発明の実施形態によれば、家電本体51側は、要求が機器監視装置2からきているのか、同じ機器のエージェント部48から来ているのかを意識することなく全く同じ手順で処理を行うことができるので、新たなプログラムを用意する必要がなく、通信アダプタ40上のアプリケーションも通信レイヤB部分を意識しなくてもよくなるため、処理が簡便になりプログラムの開発効率を向上させることができる他、家電本体51の汎用性も向上させることができる。
また、本発明の実施形態によれば、通信アダプタ40上のアプリケーションが他の機器上のアプリケーションに対して何らかのコマンドを送り、この応答を受け取ることが可能となり、また、家電本体51のアプリケーションが他の機器上のアプリケーションに対して何らかのコマンドを送り、この応答を受け取ることも可能となる。
また、本発明の実施形態によれば、図4に示したように、機器監視装置2上のアプリケーション部32が他の機器と通信する場合に、通信レイヤB部30を用いるようにしており、機器監視装置2上のアプリケーションも、通信アダプタ40のエージェント部48のアプリケーションも通信レイヤBのプロトコルを使用する点で同じレイヤに位置しているため、プログラムの開発を非常に効率良く行うことが可能となる。そして、機器監視装置2の通信レイヤB部30と、通信アダプタ40の通信レイヤB部47とのアプリケーションプログラミングインタフェースを同一とすれば、これらの通信アダプタ40上のアプリケーションを機器監視装置2上で開発、テストすることが可能となり、これが完了してから通信アダプタにダウンロードするようにすれば、プログラムの開発効率を大きく向上させることができる。
前述で説明した本発明の実施形態は、家電機器の例としてエアコンに本発明を適用して説明したが、既に説明したように、本発明は、エアコンに限ることなく、図1に示したような照明機器、冷蔵庫、人感センサ、照度センサ、温度センサ、湿度センサ、電力センサにも適用可能である。また、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、前述した本発明の実施形態は、LAN5として、電力線等を利用することが可能であるとして説明しているが、機器監視装置2を各機器6と接続することのできるネットワークであれば、どのようなものであってもよい。例えば、無線LANや無線LANと電力線とを組み合わせたネットワークを利用してもよい。また、前述した本発明の実施形態は、特定のパケットフォーマットについて例示して説明したが、本発明は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/ Internet Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等の通信プロトコルにも適用することができる。また、通信アダプタには、例えば、人感センサ、温度センサ、湿度センサ、ガス漏れセンサ、電力センサなどのセンサが直接組み込まれていてもよいし、また、LEDやブザーや液晶ディスプレイなどの出力機器が直接組み込まれていてもよい。
また、通信アダプタ40に保持されるアプリケーションとしては、種々のものが考えられ、以下に、それらの例を説明する。
例えば、エアコン6のアプリケーションの例としては、周期的にエアコンの温度設定を上げ下げし、体感温度は維持しつつも省エネを図るようなゆらぎ制御を行うアプリケーション、照明機器7と連動し、夜間照明が消されたことを認識し、自動的に自身を睡眠運転モードに移行させるアプリケーション、温度センサ11と連動し、室内の温度状態によって、自身の運転設定温度を変更するアプリケーション、温度センサを室内に複数個置いて、その温度分布を把握し、風向や風量を制御して室内全体が満遍なく空調できるようにしたり、窓の結露を防止するように空調したりするアプリケーション、湿度センサ12と連動し、湿度に応じて運転モードを変えたり除湿能力を上下させるアプリケーション等を挙げることができる。
また、例えば、照明機器7のアプリケーションの例としては、エアコン6と連動し、暖房運転時には部屋を明るく調光したり、暖かみのある色を発色するようにして実際の室温よりも暖かく感じるようにしたり、冷房運転時には部屋を若干暗めに調光したり、青系統の色を多く発色するようにして実際の室温よりも涼しく感じるようにするアプリケーション、屋外に向けて取り付けられた照度センサ10と連動し、昼間明るいときには暗めに調光して省エネを図ったり、夕方暗くなってくると自動的に照明を点灯するアプリケーション等を挙げることができる。
また、例えば、冷蔵庫8のアプリケーションの例としては、照明7と連動し、夜間、照明が一定時間消されていると自動的に省エネ運転を開始するアプリケーション等を挙げることができる。
また、本発明の実施形態は、複数のエアコンがある家庭において、エアコン同士を連携させ、電力センサの値を読みながらブレーカーが落ちないように出力調整を行うようなアプリケーションを使用することもでき、また、複数の人感センサ同士を連携させ、人の在/不在情報を交換しながら、人検知の精度を向上させるようなアプリケーションを使用することもできる。
さらに、本発明の実施形態は、宅内でのユーザの状態に応じて、宅内全体の状態を「留守状態」、「睡眠状態」、「在宅状態」として定義し、これらの状態情報を機器監視装置2から各家電機器に対して送信すると、各家電機器のアプリケーションがその情報を受け取り、各家電機器に応じてその状態に適した制御を行うようにすることができる。例えば、留守状態、睡眠状態のときに、エアコン、照明、テレビを消し忘れであると判断して自動的にスイッチを切ったり、冷蔵庫や温水暖房便座を省エネ運転モードにするというものである。
以上、本発明の実施形態による通信アダプタ、これが適用される家電機器、家電機器が実際にどのように使用されるかの一例であるホームネットワークシステムについて説明したが、本発明は、ホームネットワークシステムに限ることなく、例えば、ビルや店舗内の設備機器、街の中に置かれる様々な機器にも適用することができる。
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク対応の家電機器を家電本体部分と通信アダプタ部分とに分離し、様々なアプリケーションを通信アダプタにダウンロードできるようにしているので、ユーザのニーズに合わせて好適なアプリケーションをダウンロードして、容易に家電機器の機能の向上を図ることができる。また、本発明によれば、他の機器からの本家電機器に対するコマンドの送受信処理を容易に行うことができ、また、通信アダプタ上のアプリケーションも家電本体の操作・問合せや他の家電機器に対する操作・問合せを容易に行うことができ、アプリケーションの開発効率を向上させることができ、システムの管理も容易になる。
本発明の一実施形態によるホームネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 通信プロトコルのレイヤ構成をOSI参照モデルに沿ったものとして示す図である。 LANを介して機器監視装置や各家電機器が相互に交換するメッセージのフォーマットの例を示す図である。 機器監視装置の概略構成を示すブロック図である。 通信アダプタが接続されたエアコンの物理構成の例について説明する図である。 通信アダプタが接続されたエアコンの機能構成を示すブロック図である。 通信アダプタの通信レイヤB部の構成と他のプログラムとの関係について説明する図である。 図7に示すアプリケーション管理テーブルの構成例を示す図である。 通信レイヤA部からデータ入力があった場合の送受信処理部の処理動作を説明するフローチャートである。 アダプタ通信部からデータ入力があった場合の送受信処理部の処理動作を説明するフローチャートである。 エージェント部からデータ入力があった場合の送受信処理部の処理動作を説明するフローチャートである。 通信レイヤA部からデータ入力があった場合の全体的な動作について説明する図である。 アダプタ通信部からデータ入力があった場合の全体的な動作について説明する図である。 エージェント部からデータ入力があった場合の全体的な動作について説明する図である。
符号の説明
1 ユーザ宅
2 機器監視装置
3 サービスセンタ
4 ネットワーク
5 LAN
6 エアコン
7 照明機器
8 冷蔵庫
9 人感センサ
10 照度センサ
11 温度センサ
12 湿度センサ
13 電力センサ
21、41、52 中央処理装置
22、42、53 主記憶装置
23、43、54 二次記憶装置
24 宅外通信装置
25 入力装置
26 表示装置
27 宅内通信装置
28 宅外通信部
29 エージェント配信部
30、47、58 通信レイヤB部
31、46 通信レイヤA部
32 アプリケーション部
40 通信アダプタ
51 家電本体
44、56 アダプタ通信装置
45 宅内通信装置
48 エージェント部
49、57 アダプタ通信部
50 通信線
55 家電装置
59 家電本体処理部
70 エージェント管理部
60 アプリケーション管理テーブル
61 管理部
62 送受信処理部

Claims (12)

  1. 第1の通信レイヤ処理手段と、第2の通信レイヤ処理手段と、機器の本体との間で通信を行う通信手段とを備え、前記第1の通信レイヤ処理手段によって、前記第2の通信レイヤ処理手段を持つ機器をネットワークに接続することを特徴とする通信アダプタ。
  2. 前記機器の本体の状態を読み出すアプリケーション、前記機器の本体を操作する機能を有するアプリケーションの少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項1記載の通信アダプタ。
  3. 前記アプリケーションをダウンロードする手段を備えることを特徴とする請求項2記載の通信アダプタ。
  4. 前記アプリケーションをダウンロードする手段は、ネットワークを介してサーバ機器からアプリケーションをダウンロードするか、宅内の機器からアプリケーションをダウンロードするか、あるいは、この通信アダプタが接続される前記機器からアプリケーションをダウンロードするかのいずれかであることを特徴とする請求項3記載の通信アダプタ。
  5. 前記第2の通信レイヤ処理手段は、自通信アダプタが保持しているアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報を記憶する手段と、前記第1の通信レイヤ通信手段が受信したメッセージを受け取った際、その宛先のアプリケーション情報と前記記憶しておいたアプリケーション識別情報とに基いて前記記憶しておいたアプリケーションにメッセージを渡すか、そのメッセージを前記機器に転送するかを判断して処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の通信アダプタ。
  6. 前記第2の通信レイヤ処理手段は、自通信アダプタが保持しているアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報を記憶する手段と、前記機器からの送信メッセージを受け取った際、その宛先のアドレス情報及びアプリケーション情報と前記記憶しておいたアプリケーション識別情報とに基いて前記アプリケーションに前記メッセージを渡すか、第1の通信レイヤ通信手段を介して前記メッセージをネットワークに送出するかを判断して処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の通信アダプタ。
  7. 前記第2の通信レイヤ処理手段は、自通信アダプタが保持しているアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報を記憶する手段と、前記アプリケーションから送信メッセージを受け取った際、その宛先のアドレス情報及びアプリケーション情報と前記アプリケーション識別情報とに基いて前記機器に受け取ったメッセージを転送するか、第1の通信レイヤ通信手段を介して受け取ったメッセージをネットワークに送出するかを判断して処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の通信アダプタ。
  8. 前記第2の通信レイヤ処理手段は、自通信アダプタが保持しているアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報を記憶する手段と、前記第1の通信レイヤ通信手段が受信したメッセージを受け取った際、その宛先のアプリケーション情報と前記記憶しておいたアプリケーション識別情報とに基いて前記記憶しておいたアプリケーションにメッセージを渡すか、そのメッセージを前記機器に転送するかを判断して処理を行う処理手段と、前記機器からの送信メッセージを受け取った際、その宛先のアドレス情報及びアプリケーション情報と前記記憶しておいたアプリケーション識別情報とに基いて前記アプリケーションに前記メッセージを渡すか、第1の通信レイヤ通信手段を介して前記メッセージをネットワークに送出するかを判断して処理を行う処理手段と、前記アプリケーションから送信メッセージを受け取った際、その宛先のアドレス情報及びアプリケーション情報と前記アプリケーション識別情報とに基いて前記機器に受け取ったメッセージを転送するか、第1の通信レイヤ通信手段を介して受け取ったメッセージをネットワークに送出するかを判断して処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の通信アダプタ。
  9. 第1の通信レイヤ部と、第2の通信レイヤ部と、機器の本体との間で通信を行う通信装置と、前記機器の本体の状態を読み出すアプリケーション、前記機器の本体を操作するアプリケーションの少なくとも一方とを備え、前記第1の通信レイヤ部によって、前記第2の通信レイヤ部を持つ機器をネットワークに接続することを特徴とする通信アダプタ。
  10. 第1の通信レイヤ処理手段と、第2の通信レイヤ処理手段と、前記機器の本体との間で通信を行う通信手段とを備えて構成され、前記第1の通信レイヤ処理手段によって、第2の通信レイヤ処理手段を持つ機器をネットワークに接続する通信アダプタを有することを特徴とする家電機器。
  11. 前記通信アダプタは、前記機器の本体の状態を読み出すアプリケーション、前記機器の本体を操作する機能を有するアプリケーションの少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項10記載の家電機器。
  12. 第1の通信レイヤ処理手段と、第2の通信レイヤ処理手段と、前記機器の本体との間で通信を行う通信手段とを備えて構成され、前記第1の通信レイヤ処理手段によって、第2の通信レイヤ処理手段を持つ機器をネットワークに接続する通信アダプタを有する家電機器の複数を、前記通信アダプタを介して前記ネットワークに接続し、前記ネットワークに機器監視装置を接続して構成したことを特徴とするホームネットワークシステム。
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