JP2005114957A - 撮像装置及び該撮像装置を備えた携帯端末 - Google Patents

撮像装置及び該撮像装置を備えた携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 カムへ異物が付着せず、撮像光学系の正確な作動が得られ、撮像装置内部に配置される撮像素子への湿気の侵入を防止することができる、マクロ撮影可能な撮像装置及びこれを備えた携帯端末を得ること。
【解決手段】 撮像素子と、撮像光学系と、撮像光学系の光学有効面以外の部位に形成された当接部と当接するカム面を有するカム部材と、カム部材を保持するベース部材と、を有し、カム部材は、カム面よりも低い段差部を有し、段差部に塗布される接着剤によりベース部材と接着されている撮像装置とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に携帯端末等に内蔵される小型で薄型のマクロ撮影可能な撮像装置に関するものである。
従来より小型で薄型の撮像装置が、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の小型、薄型の電子機器である携帯端末に搭載されるようになり、これにより遠隔地へ音声情報だけでなく画像情報も相互に伝送することが可能となっている。
これらの撮像装置に使用される撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子が使用されている。
近年、これらの撮像装置は、より機能の充実を目指し、撮像光学系を固定して深い被写界深度を利用したパンフォーカス撮影のみならず、撮像光学系を移動させマクロ撮影を可能としたものも市販されるようになってきた。
これら、マクロ撮影を可能とした撮像装置として、撮影レンズと筒状のホルダーに、突起と傾斜したカム溝を相互に形成し、撮影レンズを回動させることにより撮影レンズを光軸方向に移動させ、組み立て時のピント調整をおこない、さらにこの傾斜溝を利用して近接撮影を可能とするものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−82271号公報
これら携帯端末に内蔵される撮像装置は、搭載する機器の薄型化に伴い極力薄いことが求められ、従来のセラミックパッケージや樹脂モールドパッケージを使用しては、この要求に対応することは困難である。このため、撮像素子であるマイクロレンズアレイの形成された半導体イメージセンサチップをそのまま、撮像装置を構成するプリント基板に実装した後、光学系等を組み立てて一体化することで小型薄型化をおこなうのが一般的である。
また、これら携帯端末は、ユーザーに携帯され各種の環境条件下において使用される。特に撮像素子が高湿度下に長時間さらされると、撮像素子の表面が腐食したりマイクロレンズに悪影響を与え、信頼性が低下することになる。
これに対し、特許文献1に記載された撮像装置は、撮影レンズに突起を、筒状のホルダーに傾斜したカム溝を形成し、撮像装置先端に配置した開口絞り付き押さえを回動させることにより撮影レンズを回動させ、この傾斜溝に沿って光軸方向に移動させるものであり、このような構成を用いると、撮影レンズ円周のうち突起の無い部分と筒状のホルダー内側の間の隙間から湿気が簡単に侵入し、撮像素子に悪影響をあたえてしまう問題がある。
また、カム溝或いはカム面を用いて、撮像光学系をこのカムに沿って移動させる場合には、このカム面に異物が付着すると撮像光学系の作動に支障をきたしたり、撮像光学系の光軸が傾いてしまうという問題がある。
本発明は上記問題に鑑み、撮像光学系をカムに沿って移動させる構成であって、カムへ異物が付着せず、撮像光学系の正確な作動が得られ、撮像装置内部に配置される撮像素子への湿気の侵入を防止することができる、マクロ撮影のために撮影光学系を移動可能とした撮像装置及びこれを備えた携帯端末を得ることを目的とするものである。
上記の課題は、以下のようにすることで解決される。
1) 被写体光を光電変換する撮像素子と、該撮像素子の光電変換領域に被写体光を導く撮像光学系と、該撮像光学系の光学有効面以外の部位に形成された当接部と当接するカム面を有するカム部材と、前記カム部材を保持するベース部材と、を有し、前記カム部材は、前記カム面よりも低い段差部を有し、該段差部に塗布される接着剤により前記ベース部材と接着されていることを特徴とする撮像装置。
2) 前記カム部材は、前記カム部材の外周側面で前記ベース部材と嵌合され、前記接着剤により前記撮像素子側の空間を封止した1)の撮像装置。
3) 前記カム面は前記カム部材に複数個形成され、前記段差部を複数個のカム面の間の領域にも形成した1)又は2)の撮像装置。
4) 前記カム部材は、前記撮像素子に当接する脚部を備え、該脚部が前記撮像素子と当接した状態で前記ベース部材に接着され、
前記撮像光学系は、付勢部材により前記撮像素子方向に付勢されて、前記当接部で前記カム部材のカム面と当接している1)〜3)のいずれかの撮像装置。
5) 1)〜4)のいずれかの撮像装置を備えたことを特徴とする携帯端末。
本発明の、撮像素子と、撮像光学系と、撮像光学系の光学有効面以外の部位に形成された当接部と当接するカム面を有するカム部材と、カム部材を保持するベース部材と、を有し、カム部材は、カム面よりも低い段差部を有し、段差部に塗布される接着剤によりベース部材と接着されている撮像装置、とすることにより、接着剤がカム部材に形成されたカム面上にはみ出さず、接着剤及び異物の付着を防止することができ、撮像光学系の作動に支障のない撮像装置を得ることができる。
また、カム部材の外周側面でベース部材と嵌合することで、接着剤が毛管現象により外周側面部とベース部材の内周の側面部に入り込み、撮像素子の空間を封止することができ、この撮像素子の空間への外部からの湿気の侵入を防止した撮像装置が得られる。
また、カム面をカム部材に複数個形成し、段差部をカム面の間の領域にも形成することで、接着剤の注入位置に広い面積を確保することができ、接着工程を容易とすることができるようになる。
また、カム部材は、撮像素子に当接する脚部を備え、脚部が撮像素子と当接した状態でベース部材に接着され、撮像光学系は、付勢部材により撮像素子方向に付勢されて、当接部でカム部材のカム面と当接するようにすることで、撮像光学系の光軸方向の位置決めに関し介在部品を最少にすることで低コスト化でき、加えて、組み立て後の焦点位置精度を向上させることができる。
更に、上記の撮像装置を備えた携帯端末とすることにより、撮像光学系の正確な作動と、撮像装置内部に配置される撮像素子への湿気の侵入を防止することができる、マクロ撮影可能な携帯端末を得ることが可能となる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の撮像装置を備えた携帯端末の一例である携帯電話機Tの外観図である。
同図に示す携帯電話機Tは、表示画面Dを備えたケースとしての上筐体71と、操作ボタンPを備えた下筐体72とがヒンジ73を介して連結されている。撮像装置Sは、上筐体71内の表示画面Dの下方に内蔵されており、上筐体71の外表面側から被写体光を取り込めるよう配置されている。また、上筐体71内の表示画面Dの下方には、手動操作部材75が配置されている。
なお、この撮像装置Sの位置は上筐体71内の表示画面Dの上方に配置してもよい。また携帯電話機は折りたたみ式に限るものではない。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について説明する。
図2は、本発明に係る撮像装置100の斜視図である。この撮像装置100が図1に示す撮像装置Sの位置に内蔵されるものである。
同図に示すように撮像装置100の外表面は、撮像素子の実装されたプリント基板11と、携帯端末の他の制御基板に接続のためのコネクタ17、ベース部材12、開口部13kを有する蓋部材13と化粧板14、回動させるための操作部15sが形成された回動部材15で構成されている。操作部15sは、図1に示す手動操作部材75と内部で機械的に連結され、手動操作部材75に連動して回動部材15は回動するよう構成されている。またプリント基板11上には、図示しないが各種の抵抗、コンデンサ等の電気部品が実装されている。
この撮像装置100は、携帯端末に内蔵されるに際し、蓋部材13もしくは化粧板14に、ゴムのOリング等を介してカバーガラスに押しつけられるように組み込まれる。このため、携帯端末に内蔵後は、この開口部13kから塵が侵入することは無い。また、携帯端末への内蔵前はシート材等で開口部13kは遮蔽され、塵の侵入を防止している。
図3は、本発明の撮像装置100の内部構造を示す概略の断面図である。同図は図1に示すF−F線で切断して、その断面を示したもので、撮像光学系の光軸Oを境に、右側は撮像光学系の焦点を過焦点距離に合わせた状態を示し、左側は撮像光学系の焦点を被写体側に所定量移動させ近距離に焦点を合わせたマクロ撮影時の状態を示している。以下の図においては、説明の重複を避けるため、同機能部品には同符号を付与し説明する。なお、以下の説明は、図3(a)を用いて説明する。
同図(a)に示すように、撮像装置100の内部は、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、と各レンズに取り付けられた絞りで構成された撮像光学系50と、第3レンズの光学有効面以外の像面側に一体で形成された3箇所の突起部3d(当接部)と当接する位置にカム部7cを形成したカム部材7、プリント基板11に実装された撮像素子8が配置されている。
図示のように第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3は、光学有効面以外のフランジ部で相互に当接され、接着剤等で互いに固着することで一体にユニット化されており、他の部材を介さず構成することで、相互のレンズ間隔を誤差無く組み立てることができるようになっている。
カム部材7は、透光性の材料が用いられ、撮像素子の光電変換面側を覆うように形成された被写体光束の透光部7aを有し、この透光部7aの面7b1、7b2のうち被写体光入射側の面7b1をカム面より突出した位置に形成すると共に、赤外光カットコーティングが施されている。また、カム部材7には脚部7dが複数箇所一体で形成され、撮像素子8の光電変換面側の光電変換面以外の領域に当接している。
このように脚部7dを撮像素子8に当接させることで、撮像光学系50の光軸方向の位置を決めるカム面の、撮像素子8に対する位置が正確に決められる。
一体にユニット化された撮像光学系50は、第3レンズ3のフランジ部が付勢部材である圧縮コイルバネ9により撮像素子8方向に付勢される。これにより、撮像光学系50は、カム部材7を介し、撮像素子8との光軸方向の間隔が決められている。
カム部材7は、ベース部材12の内側で嵌合して接着剤により接着され保持されている。また、ベース部材12には、撮像光学系50を内包する外枠部材16が組み付けられる。この外枠部材16の外側面には、回動部材15が回動可能に組み付けられる。この回動部材15は、内側に一体で形成された係合部15tが第3レンズ3の係合部3tと係合するよう組み付けられる。蓋部材13は、圧縮コイルバネ9の組み込み後に外枠部材16に組み付けられる。
また、外枠部材16には開口部が形成され、回動部材15に形成された係合部15tが回動する領域となっている。この開口部は、図示のように、回動部材15によって、遮蔽されている(図3の光軸Oより右側参照)。
即ち、外枠部材16の外側で支持された回動部材15の操作部15sを回動させることにより回動部材15に形成された係合部15tは回動する。これに伴い係合部15tに係合する第3レンズ3、即ち撮像光学系50も回動し、第3レンズ3の突起部3dが、カム部材7のカム部7c上のカム面に沿って移動することにより、圧縮コイルバネ9の付勢力に抗して、光軸O方向に移動し、近距離に焦点の合ったマクロ撮影の状態となる(図3の光軸Oより左側参照)。この時、撮像光学系50は、図示のように第3レンズ3のフランジ部外周が外枠部材16の内側で嵌合され、この嵌合部により光軸O方向に案内されるようになっている。
更に、各部材の斜視図である図4〜図9を用いて、本発明の撮像装置をより詳しく説明する。
図4は、ベース部材12の斜視図である。同図は、ベース部材12を撮像素子8の実装されたプリント基板11上に組み付けた状態を示している。
ベース部材12は、プリント基板11上に実装された撮像素子8の位置を、治具上に備えられたTVカメラで確認して、撮像素子8に対する位置が所定の位置となるように載置され、全外周部を例えば紫外線硬化型の接着剤を用いてプリント基板11に接着固定される。
図示のように、ベース部材12は、2箇所の凹部12hと4箇所の接着剤溜まり部12sが形成されている。なお凹部12hが対称位置に2箇所形成されているのは、このベース部材12が組み付け時に180度回転していても組み付け可能に、組み付け時の自由度を増加させるためである。
図5は、カム部材7の斜視図である。同図は、カム部材7を被写体側斜め上方から見た図である。このカム部材7は透光性の材料で撮像素子8の上面を覆うように透光部7aが形成されているものである。
同図に示すように、カム部材7の外周には、凸部7hが形成されこの凸部7hが、図4に示すベース部材12の一方の凹部12hに嵌合され周方向の位置決めがなされる。また、凸部7hと180度ずれた位置に形成されたゲート部7qは、凸部7hよりも幅及び突出量が小さく形成され、ベース部材12の他方の凹部に収納される。外周の側面部7fは図4に示すベース部材12の内周の側面部12fと嵌合して組み付けられるようになっている。
カム部材7は、カム部7cがその外周近傍に略120度間隔で周期的に配置されている。更に、このカム部7cは、それぞれ光軸方向の位置の異なる水平面7mと7n、この水平面7mと7nを繋ぐ傾斜面7jで形成されている。
また、このカム部とカム部の間には、カム面である水平面7mと7n、この水平面7mと7nを繋ぐ傾斜面7jより低い段差部7gが形成されている。この段差部7gは、カム部7cの側面と外周の側面部7fとの間にも形成され、凸部7h及びゲート部7qを除くカム部材7の周囲にわたって形成されている。
このカム部材7を図4に示すベース部材12に落とし込むことで、このカム部材7に一体で形成された脚部7dが図4に示す撮像素子8に当接する。この当接した状態で段差部7gに、例えば紫外線硬化型の接着剤を塗布することで、カム部材7は図4に示すベース部材12に接着固定される。
このようにすることで、接着剤がカム部7cのカム面である水平面7mと7n、この水平面7mと7nを繋ぐ傾斜面7j上にはみ出すことを防止することができ、接着剤及び異物の付着を防止することができると共に、毛管現象により外周の側面部7fとベース部材12の内周の側面部12fの間に入り込み、撮像素子8の空間を封止することができ、撮像素子8の空間への外部からの湿気の侵入を防止することが可能となる。
更に、撮像素子8の上面を覆うように形成された透光部7aの面7b1、7b2のうち、被写体光入射側の面である7b1はカム部7cより高く、即ち高い方の水平面7mよりも光軸方向被写体側の位置に形成されている。この被写体光入射側の面である7b1に、赤外光を撮像素子8へ到達させないための、例えば誘電体多層膜による赤外光カットコーティングが施される。
このように、赤外光カットコーティングを施す面を、少なくともその周面部がカム部7cより光軸方向被写体側の位置(突出した位置)に形成した面7b1とすることにより、コーティング装置内でカム部材を保持する治具から被コーティング面7b1が露出しやすくなり、面7b1に均一に膜を形成することが可能となる。加えて、カム部7cにコーティングがされるのを防止でき、摩耗等による塵の発生を防止することが可能となる。更に、赤外カットコーティングを施す面を撮像光学系50の後方の像面側の空間に配置することで撮像装置100の厚みを抑え、薄型化を可能とできる。
また、図示のように、被コーティング面7b1の周囲には、この面7b1より微小に高い枠部7pを形成することが望ましい。これは、何らかの理由で被コーティング面7b1が下面となるように置かれた時に、被コーティング面7b1が接触しないようにするためである。なお、本例では、円周にわたって形成したものを示したが、複数個の突起等でもよい。
また、図3(b)に示すように、被コーティング面である7b1を被写体光入射側から見て凹面としてもよい。一般に本発明のような光学系では射出瞳までの距離が短くなり、周辺で射出角が大きくなるが、このようにすることで撮像光学系50の最終面から射出される被写体光束の周辺部の光束の傾きに対して、被コーティング面7b1への入射角を減少させることができ、誘電体多層膜への入射角の変化による、分光透過率の変化を抑制することも可能となる。また、赤外カットコーティングの代わりにカム部材7を赤外光吸収部材で成形してもよい。
図6は、外枠部材16の斜視図である。この外枠部材16は、図4に示すベース部材12上に組み付けられ、突部16aが嵌合した状態で接着剤溜まり部12sで接着固定される。
同図に示すように、外枠部材16は円筒状に形成された円筒部16eと、この円筒部16eに開けられた開口部16k及び、リブ16bが形成されている。この外枠部材16の円筒部の内径は、撮像素子側で小さく、被写体側で大きくなるよう形成されている(図3(a)の光軸Oより左側参照)。これは、撮像光学系50を被写体側から組み込むためである。
図7は、一体にユニット化された撮像光学系50の斜視図である。同図(a)は、撮像光学系50を被写体側斜め上方から見た図であり、同図(b)は、撮像光学系50を撮像素子側斜め下方から見た図である。
同図(a)に示すように、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、と各レンズに取り付けられた絞りで構成された撮像光学系50は、第3レンズ3のフランジ部に略120度間隔で3箇所の係合部3tが形成されている。この係合部3tの1つと、図3に示す回動部材15に形成された係合部15tが係合させられ回動するようになっている。
また、第3レンズ3のフランジ部の平面部3bに、図3に示す付勢部材である圧縮コイルバネ9が掛けられる。圧縮コイルバネ9は、3箇所の係合部3tにより、バネはずれの防止がなされている。また、第3レンズ3のフランジ部の外周部3fと、図3及び図6に示す外枠部材16の内周が嵌合し、撮像光学系50の光軸方向の移動の案内部となっている。なお、この係合部3tの光軸方向の深さは撮像光学系50が光軸方向に移動しても、係合量は充分に確保されている。なお、係合部3tは、少なくとも1箇所あればよい。
同図(b)に示すように、撮像光学系50の第3レンズ3には、撮像素子側の面の光学有効面以外の領域で、図5に示すカム部材7のカム部7cに対応した位置に、3箇所の突起部3dが形成されている。この3箇所の突起部3dが、図5に示すカム部材の3箇所のカム部7cに当接し、水平面7nから傾斜面7jを経由して水平面7mへ移動することで、過焦点位置からマクロ撮影の位置となり、水平面7mから傾斜面7jを経由して水平面7nへ移動することにより、マクロ撮影の位置から過焦点位置へ戻るようになっている。
この突起部3dは、同図のような円柱の一部とすることが望ましく、このようにすることで衝撃等に対し充分な強度を維持できる。なお、この突起部3dは、先端が丸められた三角柱の一部や球面の一部等の形状であってもよい。
図8は、回動部材15の斜視図である。
この回動部材15は図6に示す外枠部材16の円筒部16eの外周面に組み込まれ、リブ16bが受け部になる。また、係合部15tは図6に示す外枠部材16の開口部16kの領域に位置し、図7に示す撮像光学系50の係合部3tの1つと係合するように組み込まれる。
この回動部材15の円筒部の長さ(図8にてHで示す)は、図6に示す外枠部材16のリブ16bより上部の長さ(図6にてHで示す)と略同一に形成されている。これにより、外枠部材16の側面に配置された回動部材15により、外枠部材16の開口部16kを遮蔽することができる。
操作部15sの位置と係合部15tの位置は周方向で異なる位置となっている。このように配置することで、各種の異なるレイアウトの携帯端末に内蔵する場合に、操作部15sの位置を適合させた、回動部材15を用意するだけで対応な撮像装置100を得ることができる。
なお、回動部材15に形成された係合部15tは、図7に示す撮像光学系50が光軸方向に移動しても、光軸方向で干渉が無いように設定されているのは勿論である。
図9は、外枠部材16を挟んで、回動部材15と撮像光学系50の第3レンズ3の係合関係を示す断面図である。
同図に示すように、外枠部材の円筒部16eを挟み、内部に第3レンズ3、外周に回動部材15が配置され、外枠部材の開口部16kに回動部材15の係合部15tが突出し、第3レンズ3の係合部3tと係合している。これにより、回動部材15と第3レンズ3は、円筒部16eを挟み一体的に開口部16kの範囲内で回動可能となる。即ち、撮像光学系50は第3レンズ3のフランジ部外周3fと外枠部材の円筒部16eの内側で案内され、回動部材15は外枠部材円筒部16eの外側で支持されている。
なお、係合部3tは、フランジ部外周3fより内側に形成することが望ましい。こうすることにより、同回動角であっても、開口部16kの領域を小さくできる利点がある。
以上説明したように、外枠部材16の側面に配置された回動部材15により、外枠部材16の開口部16kを遮蔽し、また上面は、図3で示したように、蓋部材13が取り付けられる。既に、図2で説明したように、携帯端末にこの撮像装置100を組み込むときは蓋部材13にゴムのOリング等を介してカバーガラスに押しつけられるように組み込まれるため、携帯端末に内蔵後は、撮像装置100に外部から塵が侵入することを防止でき、マクロ撮影のために撮影光学系を移動可能としつつ、撮像装置内部への塵埃の侵入を阻止することのできる撮像装置を得ることが可能となる。
また、外枠部材16とベース部材12は、一体で形成してもよいが、上述のように分離することで、接着剤を塗布するニードルを所定の位置に容易に近接させることができ、接着封止をより確実におこなうことができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態については、第1の実施の形態と同機能部品については、同符号を付与し説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図10は、本発明に係る撮像装置200の斜視図である。この撮像装置200が図1に示す撮像装置Sの位置に内蔵されるものである。
同図に示すように撮像装置200の外表面は、図2に示す撮像装置100とは、回動部材15と蓋部材13の接する位置が異なりより基板に近い位置となっており、その他は撮像装置100と同様である。
図11は、本発明の撮像装置200の内部構造を示す概略の断面図である。同図は図10に示すG−G線で切断して、その断面を示したもので、撮像光学系の光軸Oを境に、右側は撮像光学系の焦点を過焦点距離に合わせた状態を示し、左側は撮像光学系の焦点を被写体側に所定量移動させ近距離に焦点を合わせたマクロ撮影時の状態を示している。
同図に示す撮像装置200は、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、と各レンズに取り付けられた絞りで構成された撮像光学系50、カム部材7、プリント基板11に実装された撮像素子8、付勢部材である圧縮コイルバネ9、ベース部材12、化粧板14、外枠部材16の形状、動作等、既に第1の実施例で説明したものと同様である。
同図に示すように撮像装置200は、外枠部材16のリブ16bより上部の長さHに対し、回動部材15の円筒部の長さKは短く形成されている。一方、蓋部材13には円筒方向で外枠部材16に被さるように長さLのオーバーハングを形成し、外枠部材16の開口部16k(図6参照)を回動部材15と蓋部材13により遮蔽したものである。
更に、蓋部材は、回動部材15の円筒部の内側に突出するように舌部13jが形成されている。
このようにすることにより、外枠部材16の開口部16kを蓋部材13の舌部13jと回動部材15の円筒部で、2重に遮蔽する部位を形成することができ、外部からの塵の侵入の防止をより完全なものとすることができる。
以上説明したように、外枠部材16の側面に配置された回動部材15と上面に配置された蓋部材13により、外枠部材16の開口部16kを遮蔽することにより、既に、図2で説明したように、携帯端末にこの撮像装置100を組み込むときは蓋部材13にゴムのOリング等を介してカバーガラスに押しつけられるように組み込まれるため、携帯端末に内蔵後は、撮像装置100に外部から塵が侵入することを防止でき、マクロ撮影のために撮影光学系を移動可能としつつ、撮像装置内部への塵埃の侵入を阻止することのできる撮像装置を得ることが可能となる。
なお、この第2の実施の形態で説明した蓋部材に形成する舌部は、前述の第1の実施の形態にも適用可能なのは勿論である。
本発明の撮像装置を備えた携帯端末の一例である携帯電話機Tの外観図である。 本発明に係る撮像装置100の斜視図である。 本発明の撮像装置100の内部構造を示す概略の断面図である。 ベース部材の斜視図である。 カム部材の斜視図である。 外枠部材の斜視図である。 一体にユニット化された撮像光学系の斜視図である。 回動部材の斜視図である。 外枠部材を挟んで、回動部材と撮像光学系の第3レンズの係合関係を示す断面図である。 本発明に係る撮像装置200の斜視図である。 本発明の撮像装置200の内部構造を示す概略の断面図である。
符号の説明
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
7 カム部材
8 撮像素子
9 付勢部材
11 プリント基板
12 ベース部材
13 蓋部材
14 化粧板
15 回動部材
16 外枠部材
17 コネクタ

Claims (5)

  1. 被写体光を光電変換する撮像素子と、該撮像素子の光電変換領域に被写体光を導く撮像光学系と、該撮像光学系の光学有効面以外の部位に形成された当接部と当接するカム面を有するカム部材と、前記カム部材を保持するベース部材と、を有し、
    前記カム部材は、前記カム面よりも低い段差部を有し、該段差部に塗布される接着剤により前記ベース部材と接着されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記カム部材は、前記カム部材の外周側面で前記ベース部材と嵌合され、前記接着剤により前記撮像素子側の空間を封止したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記カム面は前記カム部材に複数個形成され、前記段差部を複数個のカム面の間の領域にも形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記カム部材は、前記撮像素子に当接する脚部を備え、該脚部が前記撮像素子と当接した状態で前記ベース部材に接着され、
    前記撮像光学系は、付勢部材により前記撮像素子方向に付勢されて、前記当接部で前記カム部材のカム面と当接していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯端末。
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