JP2005114911A - プロジェクタシステムおよびプロジェクタシステムの画像表示方法 - Google Patents

プロジェクタシステムおよびプロジェクタシステムの画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 外光の影響を受け難く、高コントラストの画像表示を行うことが可能な、プロジェクタシステムを提供する。
【解決手段】 画像光を投射するプロジェクタ320と、プロジェクタ320から投射された画像光を反射表示するスクリーン10とを備えたプロジェクタシステム1であって、そのスクリーン10は、画像光を集光する集光レンズ20と、集光された画像光を拡散反射する反射シート30とを有し、その反射シート30には、画像光が集光される領域全体に光反射部32が形成され、光反射部32の形成領域以外の領域全体に光吸収部34が形成されている構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタシステムおよびプロジェクタシステムの画像表示方法に関するものである。
プロジェクタから投射された画像光を反射表示する反射型スクリーンを備えた、フロント型(前面投射型)プロジェクタシステムが知られている。また、プロジェクタから投射された画像光を透過表示する透過型スクリーンを備えた、リア型(背面投射型)プロジェクタシステムが知られている。そのうち、フロント型プロジェクタシステムの反射型スクリーンは、プロジェクタから投射された画像光を集光する集光レンズと、集光レンズにより集光された画像光を反射する光反射部とを備えている。
特許文献1に記載された反射型映写スクリーンでは、光反射性の基材シートの表面に、レンチキュラーレンズシートが積層されている。そして特許文献1には、レンズシート下面の映写光が到達しない部分に、吸光パターンを設ける構成が開示されている。この吸光パターンが映写光以外の迷光を吸収することにより、明るい場所でも鮮明な画像を映し出すことができるとされている。
特開平6−59341号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、プロジェクタとスクリーンとの位置関係が考慮されていない。そのため、プロジェクタの位置によっては、投射された画像光が吸収パターンに吸収されてしまうという問題がある。
一般に、プロジェクタは画像光を拡大投射するため、画像光は平行光ではなく放射光としてスクリーンに入射する。ところが、特許文献1のスクリーンは、画像光が平行光であることを前提に、レンチキュラーレンズを構成する小レンズのピッチと吸光パターンのピッチとを一致させて形成されている。そのため、スクリーンの端部では画像光が光反射部に集光されず、その外側に配置された吸光パターンに集光されて、その吸光パターンにより吸収されてしまう。その結果、明るさやコントラストのムラが生じて、所期の鮮明な画像が得られないことになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、外光の影響を受け難く、高コントラストの画像表示を行うことが可能であり、また明るい画像表示を行うことが可能な、プロジェクタシステムおよびプロジェクタシステムの画像表示方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のプロジェクタシステムは、画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を反射表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムであって、前記スクリーンは、前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を反射する光反射部と、前記画像光以外の光を吸収する光吸収部とを有し、前記プロジェクタから投射された前記画像光が前記集光レンズによって集光される領域全体に前記光反射部が形成され、前記集光領域以外の領域全体に前記光吸収部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクタから投射された画像光の集光領域全体にスクリーンの光反射部が形成されているので、すべての画像光が光反射部に入射する。これにより、すべての画像光を反射表示に利用することが可能になり、明るい画像表示を行うことができる。また、画像光の集光領域以外の領域全体に光吸収部が形成されているので、画像光以外の光の大部分は光吸収部に入射する。これにより、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことができる。
また、本発明の他のプロジェクタシステムは、画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を透過表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムであって、前記スクリーンは、前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を透過する光透過部と、前記画像光以外の光を吸収する光吸収部とを有し、前記プロジェクタから投射された前記画像光が前記集光レンズによって集光される領域全体に前記光透過部が形成され、前記集光領域以外の領域全体に前記光吸収部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクタから投射された画像光の集光領域全体にスクリーンの光透過部が形成されているので、すべての画像光が光透過部に入射する。これにより、すべての画像光を透過表示に利用することが可能になり、明るい画像表示を行うことができる。また、画像光の集光領域以外の領域全体に光吸収部が形成されているので、画像光以外の光の大部分は光吸収部に入射する。これにより、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことができる。
なお、前記集光レンズは、マイクロレンズアレイであってもよい。また、前記集光レンズは、レンチキュラーレンズであってもよい。
この構成によれば、広視野角の画像表示を行うことができる。
また、前記プロジェクタは、前記スクリーンに対して前記画像光を拡大投射するものであり、前記集光レンズを構成する複数の小レンズと前記プロジェクタとの光軸上に、それぞれ前記光反射部または前記光透過部が配置されていることが望ましい。
この構成によれば、画像光を拡大投射する通常のプロジェクタを採用した場合でも、画像光の集光領域に光反射部または光透過部を配置することができる。したがって、明るく高コントラストな画像表示を行うことができる。
また、前記集光レンズを構成する複数の小レンズの非焦点位置に、それぞれ前記反射部が配置されていることが望ましい。
この構成によれば、光反射部で反射された画像光が集光レンズにより再集光されて結像される位置を、観察者から離れた位置に設定することが可能となり、広視野角の画像表示を行うことができる。
また、前記集光レンズを構成する複数の小レンズの焦点位置に、それぞれ前記光透過部が配置されていることが望ましい。
この構成によれば、広視野角の画像表示を行うことができる。また、画像光以外の光のすべてが光吸収部に入射するので、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことができる。
また、前記光反射部または前記光透過部は、前記画像光を反射または透過させるとともに、前記画像光を拡散させることが望ましい。
この構成によれば、広視野角の画像表示を行うことができる。また、外光の影響を受け難く、高コントラストの画像表示を行うことができる。
一方、本発明のプロジェクタシステムの画像表示方法は、画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を反射表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムの画像表示方法であって、前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を反射する光反射部と、前記光反射部の形成領域以外の領域全体に形成された光吸収部とを有するように前記スクリーンを構成し、前記プロジェクタから投射された前記画像光が、前記集光レンズによって前記光反射部の形成領域全体に集光されるように、前記プロジェクタを配置して画像表示を行うことを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクタから投射された画像光が、スクリーンの光反射部全体に集光されるので、すべての画像光を反射表示に利用することが可能になる。したがって、明るい画像表示を行うことができる。また、画像光の集光領域以外の領域全体に光吸収部が形成されているので、画像光以外の光の大部分は光吸収部に入射する。これにより、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことができる。
また、本発明の他のプロジェクタシステムの画像表示方法は、画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を透過表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムの画像表示方法であって、前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を透過する光透過部と、前記光反射部の形成領域以外の領域全体に形成された光吸収部とを有するように前記スクリーンを構成し、前記プロジェクタから投射された前記画像光が、前記集光レンズによって前記光透過部の形成領域全体に集光されるように、前記プロジェクタを配置して画像表示を行うことを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクタから投射された画像光が、スクリーンの光透過部全体に集光されるので、すべての画像光を透過表示に利用することが可能になる。したがって、明るい画像表示を行うことができる。また、画像光の集光領域以外の領域全体に光吸収部が形成されているので、画像光以外の光の大部分は光吸収部に入射する。これにより、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[第1実施形態]
最初に、本発明の第1実施形態につき、図1ないし図4を用いて説明する。図1は、第1実施形態のプロジェクタシステムの概略を示す平面図である。第1実施形態のプロジェクタシステム1は、プロジェクタ320から投射された画像光を反射表示する反射型スクリーン10を備えた、フロント型(前面投射型)のプロジェクタシステムである。その反射型スクリーン10は、プロジェクタ320から投射された画像光を集光する集光レンズ20と、集光レンズ20の背面に配置された反射シート30とを備えている。そして、その反射シート30は、集光レンズ20により集光された画像光を拡散反射する光反射部32と、画像光以外の光を吸収する光吸収部34とを備えている。
(プロジェクタ)
図2は、プロジェクタの概略構成図である。図中、符号322は光源、321R,321G,321Bは液晶ライトバルブ(光変調手段)、333はクロスダイクロイックプリズム(色光合成手段)、334は投写レンズ(投写手段)を示している。
光源322には、メタルハライドランプやキセノンランプ、超高圧水銀ランプ(UHP)等の放電型ランプが用いられている。なお、光源光の照度分布を均一化させるための均一照明系として、光源322の後方にロッドレンズやフライアイレンズ等を配置してもよい。
光源322の後方に、ダイクロイックミラー326が配置されている。ダイクロイックミラー326は、光源322からの白色光に含まれる赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射するものである。透過した赤色光は反射ミラー323で反射されて、赤色光用の液晶ライトバルブ321Rに入射するようになっている。また、ダイクロイックミラー326で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー327によって反射され、緑色光用の液晶ライトバルブ321Gに入射するようになっている。なお、ダイクロイックミラー326で反射された青色光は、ダイクロイックミラー327を透過する。青色光に対しては、長い光路による光損失を防ぐため、入射レンズ330、リレーレンズ331および出射レンズ332を含むリレーレンズ系からなる導光手段が設けられている。この導光手段を介して、青色光が青色光用の液晶ライトバルブ321Bに入射するようになっている。
各液晶ライトバルブ321R,321G,321Bの入射側および出射側には、偏光板(不図示)が配置されている。そして、各色光を構成する光束のうち、所定方向の直線偏光のみが入射側偏光板を透過して、各液晶ライトバルブに入射する。なお、入射側偏光板の前方に偏光変換手段(不図示)を設けてもよい。この場合、偏光ビームスプリッタで反射した光の偏光軸を1/2波長板で回転することが可能になり、偏光ビームスプリッタを透過した光の偏光軸と揃えることができるので、光の利用効率を向上させることができる。また、入射側の偏光板として反射型の偏光板を用いた構成の偏光変換手段を用いる場合には、偏光板で反射された光束をリサイクルして各液晶ライトバルブに入射させることが可能になり、光の利用効率を向上させることができる。
各液晶ライトバルブ321R,321G,321Bによって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム333に入射する。このプリズムは4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その貼り合わせ面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。そしてその画像光は、投写光学系である投写レンズ334により、スクリーン上に拡大投射されるようになっている。
(スクリーン)
一方、図1に示すように、上述したプロジェクタ320に対向して、スクリーン10が配置されている。スクリーン10は、プロジェクタ320から投射された画像光を集光する集光レンズ20と、その後方に配置された反射シート30とを主として構成されている。なお図示しないが、集光レンズ20と反射シート30との間には、集光レンズ20に対して屈折率の異なる材料が充填されて、集光レンズ20と反射シート30とが貼り合わされている。これにより、スクリーン10が一体的に形成されている。
集光レンズ20として、マイクロレンズアレイが採用されている。図3(a)は、マイクロレンズアレイの正面図である。マイクロレンズアレイ21は、複数の小さな凸レンズ22をマトリクス状に配列し、隙間なく結合させることによって形成されている。そのため、各小レンズ22は略矩形状とされている。このマイクロレンズアレイ21は、プラスチック材料を用いて金型により一体成形することが可能である。このようなマイクロレンズアレイ21を採用することにより、広視野角の画像表示を行うことが可能になる。
図3(b)は、マイクロレンズアレイに対応した反射シートの正面図である。反射シート30は、マイクロレンズアレイ21と同等の大きさに形成されている。この反射シート30には、マイクロレンズアレイ21の各小レンズ22に対応して、複数の光反射部32が形成されている。この光反射部32の少なくとも表面には、光反射率の高い金属材料等が配置されている。また、光反射部32の表面には微細な凹凸が形成されている。これにより光反射部32は、マイクロレンズアレイ21によって集光された画像光を拡散反射しうるようになっている。これにより、広視野角の画像表示を行うことが可能になる。また、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことが可能になる。なお、光反射部32をプラスチック材料等で構成し、その内部に屈折率の異なるフィラー等を分散させることにより、画像光を拡散反射させることも可能である。
上述した光反射部32は、図1に示すように、プロジェクタ320と各小レンズ22との光軸80上に配置されている。一般に、プロジェクタ320は画像光を拡大投射するものである。そのため、スクリーン10の周縁部においては、小レンズ22の中心より外側に光反射部32が配置されている。なお、プロジェクタ320から投射された画像光が平行に近い角度でスクリーンに入射する場合には、集光レンズ20における各小レンズ22のピッチと各光反射部32のピッチとを一致させればよい。
また光反射部32は、各小レンズ22によって画像光が集光される領域全体に配置されている。すなわち、各小レンズ22により反射シート30の表面に集光される画像光の輪郭と一致するように、光反射部32の輪郭が形成されている。ところで、図5(a)に示すように、小レンズ22の焦点位置25に光反射部32を配置すると、光反射部32によって拡散反射された光が各小レンズ22によって再集光されるので、観察者の位置によっては画像光が見にくくなるおそれがある。よって、図5(b)に示すように、小レンズ22による画像光の集光途中や、図5(c)に示すように、画像光が集光後拡散する状態の位置に、光反射部32を配置することが望ましい。すなわち、小レンズ22による非焦点位置(焦点位置25より前方または後方の位置)に、光反射部32を配置すればよい。この場合、光反射部23で拡散した光が各小レンズ22で再集光する位置と、観察者5の位置を大きく異なる位置に設定することが可能となり、観察者にはスクリーンからの拡散光として感知されるため、通常の拡散性スクリーンと同様に広視野角の画像表示を行うことが可能になる。
そして、反射シート30における光反射部32の形成領域以外の領域全体に、光吸収部34が形成されている。光吸収部34は、各色光を吸収しうる黒色材料を、少なくとも反射シート30の表面に配置して形成されている。具体的には、黒色のインクを印刷する方法や、黒色の金属材料を蒸着またはメッキする方法によって、光吸収部を形成することが可能である。
以上には、集光レンズ20としてマイクロレンズアレイを採用する場合について説明したが、集光レンズ20としてレンチキュラーレンズを採用することも可能である。図4(a)は、レンチキュラーレンズの正面図である。レンチキュラーレンズ121は、複数のストライプ状の凸レンズ122を並列配置し、隙間なく結合させることによって形成されている。なお、各小レンズ122は、反射シート130側に凸部を有する片凸レンズとしてもよい。このようなレンチキュラーレンズ121を採用することにより、広視野角の画像表示を行うことが可能になる。
図4(b)は、レンチキュラーレンズに対応した反射シートの正面図である。レンチキュラーレンズ121を構成する小レンズ122は画像光をストライプ状に集光するため、反射シート130にはストライプ状の光反射部132が形成されている。この光反射部132は、レンチキュラーレンズ121によって集光された画像光を拡散反射しうるようになっている。また図1に示すように、この光反射部132は、プロジェクタ320と各小レンズ122との光軸180上に配置されている。さらに、各小レンズ122によって画像光が集光される領域全体に、光反射部132が形成されている。特に、各小レンズ122による集光途中または集光後拡散する状態の位置に、光反射部132を配置することが望ましい。そして、反射シート130における光反射部132の形成領域以外の領域全体に、光吸収部134が形成されている。
第1実施形態のプロジェクタシステムは、以上のように構成されている。なお、第1実施形態のプロジェクタシステムは、プロジェクタから投射された画像光の集光領域全体に光反射部を配置する構成としたが、光反射部の形成領域全体に画像光が集光されるようにプロジェクタを配置してもよいし、光反射部の形成領域全体に画像光が集光されるように集光レンズを形成してもよい。すなわち、本発明はプロジェクタ、集光レンズおよび光反射部の相互関係を規制するものであって、上記構成はいずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
[プロジェクタシステムの画像表示方法]
次に、第1実施形態に係るプロジェクタシステムの画像表示方法につき、図1を用いて説明する。
まず、上記のように構成したスクリーン10に対向して、プロジェクタ320を配置する。その際、プロジェクタ320から投射された画像光が、スクリーン10における光反射部の形成領域全体に集光されるように、プロジェクタ320を配置する。
そして、プロジェクタ320から画像光を拡大投射する。拡大投射された画像光は、集光レンズ20により集光されて、反射シート30における光反射部32の形成領域に入射する。したがって、すべての画像光が光反射部32により拡散反射されることになる。拡散反射された画像光は、集光レンズ20により再集光されて、観察者5の元に到達する。これにより、プロジェクタから投射されたすべての画像光を画像表示に利用することが可能になり、明るい画像表示を行うことができる。なお本実施形態のプロジェクタシステムによれば、スクリーン10の斜め前方にプロジェクタ320を配置する場合でも、すべての画像光を画像表示に利用することが可能になり、明るい画像表示を行うことが可能である。
なお、画像光以外の外光が存在する明るい環境下でプロジェクタシステム1を使用する場合には、画像光とともに外光もスクリーン10に入射する。この外光が光反射部32で反射されて観察者5に到達すると、画像光のコントラストが低下することになる。しかしながら、上述したスクリーンでは、画像光の集光領域全体に光反射部32が形成され、それ以外の領域全体に光吸収部34が形成されている。そのため、プロジェクタ320以外の方向からスクリーン10に入射する外光の大部分は、光吸収部34に集光されて吸収され、観察者5に向かって反射されることがない。これにより、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタシステムにつき、図6を用いて説明する。図6は、第2実施形態のプロジェクタシステムの概略を示す平面図である。第2実施形態のプロジェクタシステム201は、プロジェクタから投射された画像光を透過表示する透過型スクリーンを備えた、リア型(背面投射型)のプロジェクタシステムである。その透過型スクリーン210は、プロジェクタ320から投射された画像光を集光する集光レンズ220と、集光レンズ220の後方に配置された透過シート230とを主として構成されている。そして、その透過シート230は、集光レンズ220により集光された画像光を透過拡散する光透過部232と、画像光以外の光を吸収する光吸収部234とを備えている。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、その説明を省略する。
透過シート230の光透過部232は、集光レンズ220により集光された画像光を透過させつつ拡散させるものである。そのため、光透過部232はガラスやプラスチック等の光透過性材料によって構成されている。また、光透過部232の表面には微細な凹凸が形成され、出射光を拡散させうるようになっている。この光透過部232は、集光レンズを構成する各小レンズ222とプロジェクタ320との光軸280上に配置されている。また、各小レンズ222によって画像光が集光される領域全体に、光透過部232が形成されている。特に、各小レンズ222の焦点位置に、光透過部232を配置することが望ましい。この場合、画像光はスクリーン210上の点から拡散するので、広視野角の画像表示を行うことが可能になり、また高コントラストの画像表示を行うことが可能になる。そして、透過シート230における光透過部232の形成領域以外の領域全体に、光吸収部234が形成されている。
上述したプロジェクタシステムにおいて画像を表示するには、まずプロジェクタ320から投射された画像光が、スクリーン210における光透過部232の形成領域全体に集光されるように、プロジェクタ320を配置する。次に、プロジェクタ320から画像光を拡大投射する。拡大投射された画像光は、集光レンズ220により集光されて、透過シート230の光透過部232に入射する。したがって、すべての画像光が透過シート230を透過して、観察者5の元に到達することになる。これにより、プロジェクタから投射されたすべての画像光を画像表示に利用することが可能になり、明るい画像表示を得ることができる。
なお、観察者5側からスクリーン210に入射した外光が、スクリーン210で反射されて観察者5に到達すると、画像光のコントラストが低下することになる。しかしながら、上述したスクリーンでは、画像光の集光領域のみに光透過部232が形成され、それ以外の部分全体に光吸収部234が形成されている。そのため、観察者5側からスクリーン210に入射する外光の大部分は、光吸収部234によって吸収され、観察者5に向かって反射されない。特に、集光レンズによる焦点位置に光透過部232を形成し、それ以外の領域全体に光吸収部234を形成した場合には、観察者5側からスクリーン210に入射する外光のすべてを光吸収部234によって吸収することができる。これらにより、外光の影響を受け難くなり、高コントラストの画像表示を行うことができる。
第1実施形態のプロジェクタシステムの概略を示す平面図である。 プロジェクタの概略構成図である。 (a)はマイクロレンズアレイの正面図であり、(b)はマイクロレンズアレイに対応した反射シートの正面図である。 (a)はレンチキュラーレンズの正面図であり、(b)はレンチキュラーレンズに対応した反射シートの正面図である。 小レンズの焦点位置とスクリーンとの位置関係の説明図である。 第2実施形態のプロジェクタシステムの概略を示す平面図である。
符号の説明
1プロジェクタシステム 10スクリーン 20集光レンズ 30反射シート 32光反射部 34光吸収部 320プロジェクタ

Claims (10)

  1. 画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を反射表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムであって、
    前記スクリーンは、前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を反射する光反射部と、前記画像光以外の光を吸収する光吸収部とを有し、
    前記プロジェクタから投射された前記画像光が前記集光レンズによって集光される領域全体に前記光反射部が形成され、前記集光領域以外の領域全体に前記光吸収部が形成されていることを特徴とするプロジェクタシステム。
  2. 画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を透過表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムであって、
    前記スクリーンは、前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を透過する光透過部と、前記画像光以外の光を吸収する光吸収部とを有し、
    前記プロジェクタから投射された前記画像光が前記集光レンズによって集光される領域全体に前記光透過部が形成され、前記集光領域以外の領域全体に前記光吸収部が形成されていることを特徴とするプロジェクタシステム。
  3. 前記集光レンズは、マイクロレンズアレイであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタシステム。
  4. 前記集光レンズは、レンチキュラーレンズであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタシステム。
  5. 前記プロジェクタは、前記スクリーンに対して前記画像光を拡大投射するものであり、
    前記集光レンズを構成する複数の小レンズと前記プロジェクタとの光軸上に、それぞれ前記光反射部または前記光透過部が配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  6. 前記集光レンズを構成する複数の小レンズの非焦点位置に、それぞれ前記反射部が配置されていることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項4または請求項5のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  7. 前記集光レンズを構成する複数の小レンズの焦点位置に、それぞれ前記光透過部が配置されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  8. 前記光反射部または前記光透過部は、前記画像光を反射または透過させるとともに、前記画像光を拡散させることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  9. 画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を反射表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムの画像表示方法であって、
    前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を反射する光反射部と、前記光反射部の形成領域以外の領域全体に形成された光吸収部とを有するように前記スクリーンを構成し、
    前記プロジェクタから投射された前記画像光が、前記集光レンズによって前記光反射部の形成領域全体に集光されるように、前記プロジェクタを配置して画像表示を行うことを特徴とするプロジェクタシステムの画像表示方法。
  10. 画像光を投射するプロジェクタと、前記プロジェクタから投射された前記画像光を透過表示するスクリーンとを備えたプロジェクタシステムの画像表示方法であって、
    前記プロジェクタから投射された前記画像光を集光する集光レンズと、前記集光レンズにより集光された前記画像光を透過する光透過部と、前記光透過部の形成領域以外の領域全体に形成された光吸収部とを有するように前記スクリーンを構成し、
    前記プロジェクタから投射された前記画像光が、前記集光レンズによって前記光透過部の形成領域全体に集光されるように、前記プロジェクタを配置して画像表示を行うことを特徴とするプロジェクタシステムの画像表示方法。
JP2003347099A 2003-10-06 2003-10-06 プロジェクタシステムおよびプロジェクタシステムの画像表示方法 Withdrawn JP2005114911A (ja)

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