JP2005114509A - 走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーおよびその製造方法 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 1枚の半導体基板から寸法上のばらつきがない多数の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーを作製する方法を提供すること。
【解決手段】 走査型プローブ顕微鏡用カンチレバー10は、レバー11の一端に探針12、他端に支持体13が一体に形成され、SOIウエハ100から作製される。製造工程は、レバー11の長さ方向をSOIウエハ100の厚さ方向に選び、探針12の長手方向をSOIウエハ100の表面と平行に選んで、SOIウエハ100を選択的に除去するものである。SOIウエハ100の代わりにSi単結晶ウエハを用いてもほぼ同様の工程で走査型プローブ顕微鏡用カンチレバー10を作製できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーおよびその製造方法に関する。
走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope)は、カンチレバーの探針を試料に原子径レベルで近接させ、試料表面を2次元走査することにより、試料と探針との相互作用に基づく力や微小開口を通過する光を検出する装置である。SPMのカンチレバーは、IC製造プロセスを応用してSiウエハから作製されるものが主流となっている。このSi製カンチレバーは、レバー部の長さ方向と厚さ方向がSiウエハの表面と平行に選ばれ、レバー部の幅方向がシリコンウエハの厚さ方向に選ばれ、1枚のSiウエハから多数作製される(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-337563号公報(第2頁、図8〜10)
SPMのカンチレバーは、試料表面を走査することで損耗や汚染等が発生することが多いために、通常、ある程度の数のスペアを用意しておき、必要に応じて新品と交換している。すなわち、カンチレバーは消耗品として扱われるので、個々のカンチレバーに寸法上のばらつきがあってはならず、また、1枚の半導体基板からできるだけ多数のカンチレバーを作製することがコスト低減の点から望まれている。上記の従来技術では、レバー部の長さ方向をSiウエハの表面と平行に選ぶので、Siウエハ表面上に高密度にカンチレバーを配する材料取りができず、製造コストの低減は困難であった。
(1)請求項1の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法は、レバー部の一端に探針部、他端に支持部が一体に形成され、半導体基板から作製する方法であって、レバー部の長さ方向を半導体基板の厚さ方向と平行に選び、探針部の長手方向を半導体基板の表面と平行に選んで、半導体基板を選択的に除去することを特徴とする。
(2)請求項2の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法は、半導体基板の厚さ方向にエッチングしてレバー部の長さを規定する第1の工程と、第1の工程により露出したレバー部の側面をエッチングしてレバー部の厚さを規定するとともに探針部を形成する第2の工程とを有することを特徴とする。
(3)請求項1または2の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法では、半導体基板にSOIウエハを用いることができる。この場合、レバー部の長さは、SOIウエハの一方のSi層の厚さに等しくすることが好ましい。
(4)請求項1または2の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法では、半導体基板にSiウエハを用いることができる。この場合、レバー部の長さは、ICP−RIE法によりSiウエハをその厚さ方向に除去した深さに等しくすることが好ましい。
(5)請求項7の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーは、請求項1〜6のいずれかの製造方法によって作製されたことを特徴とする。
本発明によれば、1枚の半導体基板から寸法上のばらつきがない多数の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーを作製することができる。
以下、本発明による走査型プローブ顕微鏡用カンチレバー(以下、SPM用カンチレバーと言う)について図1〜7を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態のカンチレバーを取り付けたSPMの主要部の構成を模式的に示す概略構成図である。SPM用カンチレバー10は、レバー11、探針12および支持体13を有し、ホルダー14に着脱可能に保持される。すなわち、ホルダー14は、支持体13を着脱可能に保持する構造であり、SPM用カンチレバー10全体を支持する。着脱方法には、支持体13をホルダー14の溝部にスライドさせる方法や支持体13をホルダー14に取り付けられた板バネで押圧する方法などがある。
レバー11は、例えば、長さL=150μm、厚さt=2μm、幅30μmの薄膜状である。探針12は、例えば、長さd=5μmの三角錐である。支持体13は直方体である。
SPMは、次のように試料Sの表面を計測する。探針12を試料Sの表面に原子径レベルで近接させると、探針12の先端と試料Sの表面との相互作用によってレバー11の先端部が変位する。この変位量は、例えば、光てこ方式により測定される。すなわち、光ファイバー15を経由してきたレーザ光をレバー11の背面に入射させ、2分割フォトダイオード16で反射光の入射位置を検出することにより変位量を測定できる。探針12を試料Sの表面に沿って2次元走査すると、相互作用に応じた変位量の分布図が得られる。
図2(a)は、本実施の形態によるSPM用カンチレバー10の構造を説明する斜視図である。図2(b)は、X方向から見た側面図、図2(c)は、Y方向から見た正面図である。図3は、図2(a)の主要部の部分拡大図である。図2(a)および図3では、レバー11の長さ方向をZ方向、厚さ方向をY方向、幅方向をX方向にとる直交座標で方位が表わされている。
以下、これらの図を参照してSPM用カンチレバー10について詳細に説明する。
図2は、1枚のウエハから多数のカンチレバーを作製する工程にある3個のカンチレバーを示している。図示のように、YZ面に平行な2つの平面29で切断することにより、寸法形状が等しい3個のSPM用カンチレバー10が得られる。SPM用カンチレバーは、SOI(Silicon on Insulator)ウエハ100から一体で作製される。SOIウエハ100は、2枚のSi単結晶板の一方にSiO層を形成し、SiO層を介して張り合わせたものである。
SPM用カンチレバー10は、レバー11の一端に探針12が形成され、レバー11の他端に支持体13が設けられている。レバー11および探針12は、SOIウエハ100の上部Si層20(2点鎖線で表示)から形成され、支持体13は、SiO層30と下部Si層40から形成される。すなわち、SPM用カンチレバー10は、レバー11と支持体13との結合部のみがSiOであり、その他はすべてSiから成る。レバー11の長さは、上部Si層20の厚さに等しい。
図3は、レバー11と探針12の構造を詳細に示す要部斜視図である。レバー11は、長さL、厚さt、幅wのほぼ四角柱形状をなしている。上部Si層20の表面を主面(001)(ハッチングで表示)にとると、レバー11の長さ方向は、Z方向、すなわち<001>方向である。(001)面は、後述するようにエッチングレートが他の面よりも大きいので、深くエッチングするには好適である。レバー11の長さLは、上部Si層20の厚さに等しいので、上部Si層20の厚さを管理すれば、レバー11の長さを非常に正確に調整することができる。
探針12は、Y方向に長手方向をもつ長さdの三角錐である。この三角錐は、三角柱を頂点A,B,Cを結ぶ平面で切り落とした形状であり、頂点Aが探針12の先端である。上部Si層20の表面を主面(001)にとると、探針12の稜線12aで分割される2つの面の方位はいずれも{111}面であり、頂点A,B,Cを結ぶ三角形も{111}面である。{111}面は原子稠密面であり、3つの{111}面が交差する頂点Aは、微視的な強度が大きく化学的安定性が高い。従って、探針12は、耐摩耗性や耐食性が高い。
探針12は、3つの{111}面で囲まれた形状なので、形状の再現性、安定性に優れている。また、探針12の長さdは、上部Si層20の結晶構造と、稜線12aをもつ稜線構造の高さhによって決まる。Si単結晶の場合、探針12の長さdと稜線構造の高さhとの関係は、d=0.71hである。従って、稜線構造の高さhを正確に作製すれば、探針12の長さdの寸法の再現性や安定性が期待できる。
なお、レバー11の下端には、後述する製造工程に起因する三角柱の突起部14が形成されている。また、仮想線(2点鎖線)で表示する部分は、製造工程により上部Si層20が除去された部分である。
次に、本発明によるSPM用カンチレバー10の製造工程について、図4〜7を参照しながら詳しく説明する。製造工程は、図4〜6の部分斜視図で示されるように、工程(a)〜(l)まで順に進む。
先ず、図4を参照する。
工程(a)では、SOIウエハ100を準備する。SOIウエハ100は、厚さ150μmの上部Si層20、厚さ1μmのSiO層30、厚さ500μmの下部Si層40の3層構造を有する。上部Si層20の結晶方位は、XY平面が(001)、ZX平面が(110)、Y方向が<110>である。以下、説明の便宜上、SOIウエハ100の表面を<110>に平行に2分割し、面P1,P2とする。
工程(b)では、面P2の上部Si層20の上に、スパッタリングにより窒化珪素(SiN)層21を形成する。
工程(c)では、SiN層21をマスクとして、KOH水溶液を用いて面P1の上部Si層20が露出している表面に対して異方性エッチングをする。このとき、SiN層21との境界部分には、{111}面が形成される。
工程(d)では、面P1の上部Si層20のエッチング面に対して局所酸化により、厚さ200nmの酸化膜22を形成する。酸化方法は、酸素ガスと水素ガスを高温で反応させて生成する水蒸気を用いた水蒸気酸化である。
次に、図5を参照する。
工程(e)では、面P1の酸化膜22をマスクとして、RIEにより面P2のSiN層21を除去する。すなわち、プロセスガスとしてCFを用い、エッチング速度12nm/minのエッチングを行う。
工程(f)では、面P2の露出した上部Si層20の表面に対してKOH水溶液を用いて異方性エッチングをする。
工程(g)では、50%フッ酸水溶液にて面P1の酸化膜22を除去する。上部Si層20の表面には、面P1とP2の境界部分に断面が三角形の線状の突起(ナノワイヤー)23が形成される。
工程(h)では、ナノワイヤー23の中央部にパターニングされた厚膜レジスト24を形成する。厚膜レジスト24のパターン形状は、Z方向から見ると、中央部分の幅が狭い矩形状であり、線分25に対して対称である。厚膜レジスト24は、面P1,P2の全面にスピンコーターによりレジストを塗布し、ホットプレート上で110℃でベークし、紫外線露光を行った後に現像することにより形成される。
続いて図6を参照する。
工程(i)では、パターニングされた厚膜レジスト24をマスクとして、ICP−RIE(inductively coupled plasma - reactive ion etching)により上部Si層20を深くエッチングし、柱状構造体26を形成する。柱状構造体26は、後工程で作製されるレバー11の原型である。ICP−RIEによるエッチング作用は、SiO層30により停止するので、エッチング深さ、換言すれば柱状構造体26の高さは、上部Si層20の厚さである150μmに等しい。エッチング後には、SiO層30の面が露出する。
ICP−RIEは、0.05〜1Paの比較的低い圧力下で、高密度プラズマ中のプロセスガスのイオンと試料表面との化学反応を利用して試料をエッチングするものであり、異方性の高いエッチング加工ができる。プロセスガスとしては、CClあるいはCF等の酸化性ガスが用いられる。Siの場合、主面(001)は、{111}面よりものエッチング速度が大きいので優先的に除去される。
工程(j)では、RIE、すなわち酸素ガスを用いたアッシング、レジスト専用のリムーバーまたは硫酸過水(硫酸:過酸化水素=3:1)溶液などにより、マスクとして用いた厚膜レジスト24を除去し、その後、柱状構造体26の全面に0.5μm厚の酸化膜を形成し、酸化膜で覆われた柱状構造体27を作製する。
工程(k)では、線分25上を主面(001)に直角にダイシングする。ダイシングによって柱状構造体27を完全に分離させて、同一の寸法形状をもつ2つの柱状構造体28とするが、下部Si層40は、完全に切り離さずに接続部分41を残す。図6(d)には、ダイシングにより2分割された一方の柱状構造体28について、ダイシングによりSi層が露出した切断面がハッチングで表示されている。この切断面は、(110)面である。
工程(l)では、KOH水溶液を用いて、ダイシングによる切断面である(110)面に対して異方性エッチングをする。この異方性エッチングのエッチング条件により、レバー11の厚さtを決定する。例えば、70℃、30wt%のKOH水溶液を用いると、Siの(110)面のエッチングレートは、約0.8μm/minであるから、エッチング時間によりレバー11の厚さtを調整できる。実際の作業では、測長顕微鏡を用いてレバー11の厚さを測定しながらエッチングを行い、最終的にt=2μm±0.2μmに調整した。
一方、探針12も、KOH水溶液を用いた異方性エッチングにより形成される。探針12の形状は、前述したように、Si単結晶の3つの{111}面で決まる三角錐であり、異方性エッチングのエッチング条件に多少の誤差があっても、常に同一形状の探針12を作製できる。本実施の形態では、工程(g)で形成されるナノワイヤー23の高さhを所望の高さで形成し、式d=0.71hによって決まる探針12の長さdを5μm±0.2μmに調整した。
工程(l)の後に、平面29で主面(001)に直角にスライシングすれば、SPM用カンチレバー10が完成する。図1のSPM装置にSPM用カンチレバー10を取り付けて、試料Sの測定を行う。取り付けの際に、レバー11の下端に形成される三角柱の突起部14が試料Sに当接しないように、探針12側を試料Sに近づけるように若干傾斜させるとよい。
以上、1個のSPM用カンチレバーについての一連の製造工程を説明したが、実際の製造工程は、SOIウエハ単位で行われる、いわゆるバッチ処理である。
図7は、1枚のSOIウエハ100上の複数の柱状構造体27の配置を示す上面図である。図7は、上述した工程(i)〜(k)に対応する図として示されている。図7では、図6(a)、(b)の線分25は、X方向に平行な切断面25として表わされ、図6(e)の平面29は、Y方向に平行な切断面29として表わされている。また、柱状構造体27について、レバー11の幅、厚さ、探針12の長さは、それぞれw、t、dで表されている。
本実施の形態では、レバー11の長さ方向はZ方向であり、上部Si層20の厚さのみに依存するので、正確な長さのレバー11を作製することができる。また、探針12は、Si単結晶の3つの{111}で決まる三角錐であるので、再現性、安定性に優れる探針12が得られる。さらに、1枚のSOIウエハ100上に多数の柱状構造体27を高密度に配して材料取りができるので、1枚のSOIウエハ100からより多くのSPM用カンチレバー10を作製することができ、その結果、材料のムダがほとんど生じない。このことは、特にバッチ処理では大幅な製造コストの削減をもたらすものである。
以下、変形例について説明する。図8は、本実施の形態のSPM用カンチレバーの変形例を説明するための部分断面図である。前述した図5の工程(g)では、面P1とP2の境界部分にナノワイヤー23が形成され、この横断面形状は、図8(a)で示される二等辺三角形である。図8(b)に示されるナノワイヤー23aの横断面形状は、面P2側が主面(001)に垂直な直角三角形であり、図8(c)に示されるナノワイヤー23bの横断面形状は、2つの斜面が曲面であるが、いずれも本発明に適用できる。
図8(b)の場合は、工程(d)〜(f)の代わりに、面P1にレジスト層を形成しておき、ICP−RIEにより面P2をエッチングする。図8(c)の場合は、工程(b)〜(f)の代わりに、工程(a)で面P1とP2の境界領域に帯状のレジスト層31を形成しておき、等方性エッチングをする。いずれの変形例も本実施の形態に比べて製造工程は簡略化されている。
本実施の形態では、SOIウエハを用いたが、単結晶のSiウエハを用いることもできる。Siウエハを用いる場合は、上述した工程(i)におけるICP−RIEのエッチング作用を停止させる働きをもつSiO層30が存在しないので、ICP−RIEの条件を制御する必要がある。Siウエハの{100}面に対して、150μmのエッチング深さを得るには、例えば、反応ガスとして(SF+C)混合ガスを用い、高周波出力600Wで約50分の処理を行う。Siウエハは、SOIウエハよりも安価であり、工程(i)のみを変更するだけで、他の総ての工程は本実施の形態と同様であるので、更なる製造コストの削減が可能となる。
本発明の実施の形態に係るカンチレバーを取り付けたSPMの主要部の構成を模式的に示す概略構成図である。 図2(a)は、本実施の形態に係るSPM用カンチレバーの構造を示す斜視図であり、図2(b)は、図2(a)のSPM用カンチレバーをX方向から見た側面図、図2(c)は、図2(a)のSPM用カンチレバーをY方向から見た正面図である。 図2(a)の部分拡大図である。 本発明の実施の形態に係るSPM用カンチレバーの製造工程(a〜d)を説明するための部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係るSPM用カンチレバーの製造工程(e〜h)を説明するための部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係るSPM用カンチレバーの製造工程(i〜l)を説明するための部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係る複数のSPM用カンチレバーの配置を説明するためのウエハ上面図である。 本発明の実施の形態の変形例を説明するための部分断面図である。
符号の説明
10:SPM用カンチレバー
11:レバー
12:探針
13:支持体
14:ホルダー
20:上部Si層
30:SiO
30:下部Si層
25:線分(切断面)
26,27,28:柱状構造体
29:平面(切断面)
100:SOIウエハ

Claims (7)

  1. レバー部の一端に探針部、他端に支持部が一体に形成された走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーを半導体基板から作製する方法であって、
    前記レバー部の長さ方向を前記半導体基板の厚さ方向に選び、前記探針部の長手方向を前記半導体基板の表面と平行に選んで、前記半導体基板を選択的に除去することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法。
  2. レバー部の一端に探針部、他端に支持部が一体に形成された走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーを半導体基板から作製する方法であって、
    前記半導体基板の厚さ方向にエッチングして前記レバー部の長さを規定する第1の工程と、
    前記第1の工程により露出した前記レバー部の側面をエッチングして前記レバー部の厚さを規定するとともに前記探針部を形成する第2の工程とを有することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法において、
    前記半導体基板は、SOIウエハであることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法。
  4. 請求項3に記載の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法において、
    前記レバー部の長さは、前記SOIウエハの一方のSi層の厚さに等しいことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法。
  5. 請求項1または2に記載の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法において、
    前記半導体基板は、Siウエハであることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法。
  6. 請求項5に記載の走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法において、
    前記レバー部の長さは、ICP−RIE法により前記Siウエハをその厚さ方向に除去した深さに等しいことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法によって作製された走査型プローブ顕微鏡用カンチレバー。
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