JP2005114279A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】給水動作がし易く、庫内棚の食品収納スペースをとらない、また構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】タンクユニットが貯水タンク17とタンクカバー25とシールパッキン33とより構成され、タンクカバー25には後部突起25aを有し、タンクカバー25を貯水タンク17にシールパッキン33を介して後部突起25aで係止したものであり、タンクユニットの構造を簡素化しコンパクトにすることで、貯水タンク17を扉庫内棚の上部に設置することができ、扉庫内棚での食品収納スペースを大きく設定できる。これにより、ポンプを使用せずに給水が可能で、構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器付き冷蔵庫を提供できる。
【選択図】図3
【解決手段】タンクユニットが貯水タンク17とタンクカバー25とシールパッキン33とより構成され、タンクカバー25には後部突起25aを有し、タンクカバー25を貯水タンク17にシールパッキン33を介して後部突起25aで係止したものであり、タンクユニットの構造を簡素化しコンパクトにすることで、貯水タンク17を扉庫内棚の上部に設置することができ、扉庫内棚での食品収納スペースを大きく設定できる。これにより、ポンプを使用せずに給水が可能で、構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器付き冷蔵庫を提供できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、扉に給水器を備えた冷蔵庫に関するものである。
従来、この種の冷蔵庫は庫内側に配置された水タンクと、庫外扉上に設けられ前記水タンクからの水が流出する取出し口と、前記水の流出を調整するポンプとを備えている。(例えば、特許文献1参照)
図6は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示すものである。図6に示すように、冷蔵庫の扉1は外板2と扉内棚3に囲まれた空間内に発泡断熱材4(図示せず)を有する。扉内棚3に取付けられた棚枠5で収納スペースを構成している。棚枠5の収納スペースには、貯水タンク6が収納されており、貯水タンク6の上部にはポンプ7が設置されている。扉1の前面には給水器8(図示せず)が設置され、貯水タンク6とポンプ7の間は給水管9で連結されている。また、ポンプ7と給水器8は接続管10(図示せず)で連結されている。
図6は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示すものである。図6に示すように、冷蔵庫の扉1は外板2と扉内棚3に囲まれた空間内に発泡断熱材4(図示せず)を有する。扉内棚3に取付けられた棚枠5で収納スペースを構成している。棚枠5の収納スペースには、貯水タンク6が収納されており、貯水タンク6の上部にはポンプ7が設置されている。扉1の前面には給水器8(図示せず)が設置され、貯水タンク6とポンプ7の間は給水管9で連結されている。また、ポンプ7と給水器8は接続管10(図示せず)で連結されている。
上記構成において、動作を説明する。
貯水タンク6に溜められた水はポンプ7が作動した時、給水管9を通りポンプ7、接続管10を経て扉1の前面部に設置されている給水器8から供給される。
特開2002−115960号公報
しかしながら、上記従来の構成では水の流出を調整する為にポンプを備え、扉前面に設置した給水器の位置より下部に貯水タンクを設置し、給水器と貯水タンク位置の中間にポンプを設置している為、貯水タンクを扉棚の中間部に設置しなければならず貯水タンクへの水の補給動作が難しくなるという課題を有していた。
またポンプを備えている為、取付スペースも必要であり食品を収納するスペースが減るという課題も有していた。
さらに、ポンプ構成や制御のための部品等が多く必要であり、給水器関係のコストも高く付くという課題を有していた。
また、電源事情の悪い地域では停電時には給水器が使えないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、給水動作がし易く、庫内棚の食品収納スペースをとらない、また構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器付き冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、扉内棚上部に設けたタンクユニットと、前記タンクユニットに相対して扉の前面部に設けた給水器と、前記タンクユニットと前記給水器を接続する給水制御ユニットとを備えた冷蔵庫において、前記タンクユニットは貯水タンクとタンクカバーとシールパッキンとより構成され、前記タンクカバーには後部突起を有し、前記タンクカバーを貯水タンクにシールパッキンを介して前記後部突起で係止したものである。
これによって、タンクユニットの構造を簡素化しコンパクトにすることで、貯水タンクを扉庫内棚の上部に設置することができ、扉庫内棚での食品収納スペースを大きく設定することができる。
本発明の冷蔵庫は、ポンプを使用せずに給水が可能で、構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器付き冷蔵庫を提供できる。また、タンクユニットの構造をコンパクトすることで食品収納スペースを大きくでき、使い勝手の向上が図れる。また、電源事情の悪い地域で停電時にも給水器を使用することができる。
請求項1に記載の発明は、扉内棚上部に設けたタンクユニットと、前記タンクユニットに相対して扉の前面部に設けた給水器と、前記タンクユニットと前記給水器を接続する給水制御ユニットとを備えた冷蔵庫において、前記タンクユニットは貯水タンクとタンクカバーとシールパッキンとより構成され、前記タンクカバーには後部突起を有し、前記タンクカバーを貯水タンクにシールパッキンを介して前記後部突起で係止したものであり、タンクユニットの構造を簡素化しコンパクトにすることで、貯水タンクを扉庫内棚の上部に設置することができ、扉庫内棚での食品収納スペースを大きく設定することができる。これにより、ポンプを使用せずに給水が可能で、構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器付き冷蔵庫を提供できる。また、タンクユニットの構造をコンパクトすることで食品収納スペースを大きくでき、使い勝手の向上が図れる。また、電源事情の悪い地域で停電時にも給水器を使用することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、貯水タンクの前部にはスライドレバーを有し、前記スライドレバーによりタンクカバーと貯水タンクを固定したものであり、スライドレバーを操作するだけでタンクカバーを取り外すことができ、貯水タンクを取り外さなくても貯水タンク内の掃除を簡単にできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、貯水タンクの上部を扉の庫内棚に設けた突起に固定し、貯水タンクの下部は扉の庫内棚に設けた摺動するストッパーにより固定したものであり、貯水タンクの重量を庫内棚に設けた突起で受け、給水制御ユニットとの接続部はストッパーを摺動させて固定することができ、簡単な構成の貯水タンクを提供できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、貯水タンクのタンクカバーに円形の回転式タンクキャップを備えたものであり、水補給時に貯水タンクのタンクカバーを開けなくてもキャップタンクを回転させることで取り外すことができ、簡単に水を貯水タンクに補給できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、貯水タンクの前部スライドレバーを複数個備えたものであり、スライドレバーを小形化することができ、低コスト化が図れる。また、分割し小形化することで、小さな力で操作でき、操作性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同実施の形態における給水器部断面図、図3は同実施の形態における貯水タンクユニット拡大図、図4は同実施の
形態におけるタンクユニットの分解図、図5は同実施の形態におけるタンクユニットの正面図である。
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同実施の形態における給水器部断面図、図3は同実施の形態における貯水タンクユニット拡大図、図4は同実施の
形態におけるタンクユニットの分解図、図5は同実施の形態におけるタンクユニットの正面図である。
図1から図5において、冷蔵庫本体11は前面に取付けられた扉12と、扉12は外板13と扉内棚14に囲まれた空間内に、発泡断熱材15を有する。
扉12の外板13の前面部には、給水器16が設置され、扉内棚14には貯水タンク17が設置されている。貯水タンク17と相対する扉12の前面の高さに給水器16が設置され、貯水タンク17と給水器16は給水制御ユニットを構成する給水パイプ18で直接に接続されている。
扉12の外板13の前面部には、給水器16が設置され、扉内棚14の上部には貯水タンク17が設置されている。貯水タンク17と相対する扉12の前面の高さに給水器16が設置され、貯水タンク17と給水器16は給水パイプ18で直接に接続されている。
扉12の前面に取付けられた給水器16の内部には、給水パイプ18と給水パイプ18の出口近傍上部に設置された天部カバー19と、天部カバー19を貫通して装着される摺動棒20と、摺動棒20の外周に装着されるスプリング21と、摺動棒20に装着されるゴム蓋22と天部カバー19の上部でピン23で摺動棒20と固定される給水レバー24とで構成している給水制御ユニットを有している。
扉内棚14の上部には貯水タンク17が設置されており、貯水タンク17の上部にはタンクカバー25が装着されており、タンクカバー25の中央部にはタンクキャップ26が設置されている。タンクカバー25の前面部にはスライドレバー27が装着され貯水タンク17の上部リブ17aに摺動固定している。
給水制御ユニットを構成する給水パイプ18および周辺構成部品の組立品は、扉12の外板13と扉内棚14の間に設けられたガイド28とタンク側のホルダ29の中に挿入され、給水パイプ18の左右に形成されたフランジ(図示せず)を、ネジ(図示せず)で扉12に固定される。
給水パイプ18と貯水タンク17の接続部には、パッキン31が設けられ貯水タンク17の排水口17b内に装着される。貯水タンク17の下部突起部17cはストッパー32により固定されている。
貯水タンク17とタンクカバー25の間にはシールパッキン33が装着されており、タンクカバー25の後部には突起25aが複数あり、相対する貯水タンク17の穴17dに挿入されている。スライドレバー27は突起27aとリブ27bでタンクカバー25の前面に装着されており、スライドレバー27の下部リブ27cにより貯水タンク17の上部リブ17aを保持している。
また、貯水タンク17の上部は庫内棚14の左右に設けられた突起14aに取付けられ、貯水タンクのガイドリブ17eによって位置決めされる。円形の回転式タンクキャップ26はタンクカバー25の穴25bに挿入され、穴25に間欠に設けられたリブ25cとタンクキャップ26に形成された楔状リブ26aと回転して密着接合している。なお、スライドレバー27は左右に分ける等小形化し複数個に分割することもできる(図示せず)。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、給水器16の給水レバー24をコップ等で押すと給水レバー24の上部先端が支点となり給水レバー上部のピン23取付位置を上部へ押し上げる。ピン23に保持されている摺動棒20とゴム蓋22も連動して上へ押し上げられ、スプリング21が圧縮され給水制御ユニット18の給水口を開け貯水タンク17内の水が吐出される。
また、貯水タンク17はスライドレバー27を操作し、タンクカバー25の前部を外しタンクカバー25の後部は突起25aを貯水タンク17の穴17dから抜くことでタンクカバー25を外すことが出来る。また、貯水タンク17は上部へ持ち上げ庫内棚14の左右に設けられた突起14aより外すことで、庫外へ取り外すことができる。また、タンクキャップ26はタンクカバー25の穴25bに挿入されているので、タンクキャップ26を90°逆回転させることでタンクカバー25より外すことができる。
以上のように、本実施の形態において、扉内棚上部に設けたタンクユニットと、前記タンクユニットに相対して扉の前面部に設けた給水器16と、前記タンクユニットと前記給水器を接続する給水制御ユニットとを備えた冷蔵庫において、前記タンクユニットは貯水タンク17とタンクカバー25とシールパッキン33とより構成され、前記タンクカバー25には後部突起25aを有し、前記タンクカバー25を貯水タンク17にシールパッキン33を介して前記後部突起25aで係止したものであり、タンクユニットの構造を簡素化しコンパクトにすることで、貯水タンク17を扉庫内棚の上部に設置することができ、扉庫内棚での食品収納スペースを大きく設定することができる。これにより、ポンプを使用せずに給水が可能で、構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器付き冷蔵庫を提供できる。また、タンクユニットの構造をコンパクトすることで食品収納スペースを大きくでき、使い勝手の向上が図れる。また、電源事情の悪い地域で停電時にも給水器を使用することができる。
また、スライドレバー27は突起27aとリブ27bでタンクカバー25の前面に装着されており、スライドレバー27の下部リブ27cにより貯水タンク17の上部リブ17aを保持しているので、スライドレバー27を操作するだけでタンクカバー25を取り外すことができ、貯水タンク17を取り外さなくても貯水タンク17内の掃除を簡単にできる。
また、貯水タンク17の上部は庫内棚14の左右に設けられた突起14aに取付けられ、貯水タンクのガイドリブ17eによって位置決めされるとともに、貯水タンク17の下部突起部17cはストッパー32により固定されるので、貯水タンク17の重量を庫内棚に設けた突起14aで受け、給水制御ユニット18との接続部はストッパー32を摺動させて固定することができ、簡単で確実な構成の貯水タンクの保持が可能になる。
また、円形の回転式タンクキャップ26はタンクカバー25の穴25bに挿入され、穴25に間欠に設けられたリブ25cとタンクキャップ26に形成された楔状リブ26aと密着接合しているので、水補給時に貯水タンク17のタンクカバー25を開けなくてもキャップタンク26を回転させることで取り外すことができ、簡単に水を貯水タンク17に補給できる。
また、スライドレバー27は左右に分けて小形化し複数個に分割してもよい。この場合、小形化することで低コスト化が図れる。また、分割し小形化することで、小さな力で操作でき、操作性が向上する。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、給水動作が簡単で、収納スペースをとらず、構成部品点数が少なく機構も簡単なコストの安い給水器付き冷蔵庫の提供が可能となるの
で、冷水器、温水器等の用途にも適用できる。
で、冷水器、温水器等の用途にも適用できる。
11 冷蔵庫本体
12 扉
14 扉内棚
14a 突起
16 給水器
17 貯水タンク
18 給水パイプ
25 タンクカバー
25a 後部突起
26 タンクキャップ
27 スライドレバー
32 ストッパー
33 シールパッキン
12 扉
14 扉内棚
14a 突起
16 給水器
17 貯水タンク
18 給水パイプ
25 タンクカバー
25a 後部突起
26 タンクキャップ
27 スライドレバー
32 ストッパー
33 シールパッキン
Claims (5)
- 扉内棚上部に設けたタンクユニットと、前記タンクユニットに相対して扉の前面部に設けた給水器と、前記タンクユニットと前記給水器を接続する給水制御ユニットとを備えた冷蔵庫において、前記タンクユニットは貯水タンクとタンクカバーとシールパッキンとより構成され、前記タンクカバーには後部突起を有し、前記タンクカバーを貯水タンクにシールパッキンを介して前記後部突起で係止したことを特徴とする冷蔵庫。
- 貯水タンクの前部にはスライドレバーを有し、前記スライドレバーによりタンクカバーと貯水タンクを固定した請求項1に記載の冷蔵庫。
- 貯水タンクの上部を扉の庫内棚に設けた突起に固定し、貯水タンクの下部は扉の庫内棚に設けた摺動するストッパーにより固定した請求項1または2に記載の冷蔵庫。
- 貯水タンクのタンクカバーに円形の回転式タンクキャップを備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 貯水タンクの前部に設けるスライドレバーを複数個備えた請求項2に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
JP2003350533A JP2005114279A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 冷蔵庫 |
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US10/595,048 US7418828B2 (en) | 2003-10-09 | 2004-10-05 | Refrigerator |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2003350533A JP2005114279A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018003170A1 (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-04 | シャープ株式会社 | 飲料供給装置および扉構造 |
WO2022148133A1 (zh) * | 2021-01-06 | 2022-07-14 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 水路集成装置及具有其的冰箱 |
-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003350533A patent/JP2005114279A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018003170A1 (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-04 | シャープ株式会社 | 飲料供給装置および扉構造 |
WO2022148133A1 (zh) * | 2021-01-06 | 2022-07-14 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 水路集成装置及具有其的冰箱 |
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