JP2005113871A - 過給エンジンの排気還流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、空気を加圧してエンジンの吸気マニホルドに供給するターボチャージャを備えたエンジンに好適する過給エンジンの排気還流装置に関し、ターボチャージャによる高過給下においても排気ガス再循環を確実に行うことを目的とする。
【解決手段】 空気を加圧してエンジンの吸気マニホルドに供給するターボチャージャを備えたエンジンの前記吸気マニホルドに、前記エンジンからの排気を再循環させる過給エンジンの排気還流装置において、前記エンジンの排気マニホルドを前記吸気マニホルドに排気還流通路により連通するとともに、前記排気還流通路に、前記エンジンからの排気を利用することなく前記排気マニホルドからの排気を加圧する加圧手段を設けてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンからの排気を吸気マニホルドに再循環させる排気還流装置に係わり、特に、空気を加圧してエンジンの吸気マニホルドに供給するターボチャージャを備えたエンジンに好適な過給エンジンの排気還流装置に関する。
従来、エンジンからの排気を吸気マニホルドに再循環させて燃焼温度を下げ、NOxの生成を抑制する排気ガス再循環(EGR:exhaust gas recirculation)が知られている。
また、ターボチャージャにより、空気を加圧してエンジンの吸気マニホルドに供給してエンジンの出力を増大することが行われている。
そして、従来、ターボチャージャを備えたエンジンに、排気ガス再循環を適用した過給エンジンの排気還流装置として、特開平7−91325号公報に開示されるものが知られている。
この公報の過給エンジンの排気還流装置では、消音器の下流側の排気を、エンジンの排気により駆動される排気還流用送気装置を介してエンジンに還流しており、比較的低温の排気をエンジンに供給することができる。
特開平7−91325号公報
しかしながら、上述した公報に開示される過給エンジンの排気還流装置では、消音器の下流側の圧力の低くなった排気を、エンジンの排気により駆動される排気還流用送気装置を介してエンジンに還流しているため、排気ガス再循環を確実に行うことが困難になるおそれがあるという問題があった。
すなわち、ターボチャージャを備えたエンジンでは、排気圧より給気圧の方が高くなる運転領域(特に低速高負荷域)が存在するため、このような運転領域においては、排気ガス再循環を確実に行うことが困難になるおそれがある。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、ターボチャージャによる高過給下においても排気ガス再循環を確実に行うことができる過給エンジンの排気還流装置を提供することを目的とする。
請求項1の過給エンジンの排気還流装置は、空気を加圧してエンジンの吸気マニホルドに供給するターボチャージャを備えたエンジンの前記吸気マニホルドに、前記エンジンからの排気を再循環させる過給エンジンの排気還流装置において、前記エンジンの排気マニホルドを前記吸気マニホルドに排気還流通路により連通するとともに、前記排気還流通路に、前記エンジンからの排気を利用することなく前記排気マニホルドからの排気を加圧する加圧手段を設けてなることを特徴とする。
請求項2の過給エンジンの排気還流装置は、請求項1記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記加圧手段は、前記排気還流通路に配置されるコンプレッサと、前記コンプレッサを駆動する電気モータとを有してなることを特徴とする。
請求項3の過給エンジンの排気還流装置は、請求項1または請求項2記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記エンジンは、排気行程が互いにオーバラップする気筒からなる第1の気筒群と第2の気筒群とを有し、前記排気マニホルドは、前記第1の気筒群と第2の気筒群に対応して分割される第1の排気マニホルド部と第2の排気マニホルド部とを有し、前記排気還流通路の流入部を、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路と、前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路とを合流して形成してなることを特徴とする。
請求項4の過給エンジンの排気還流装置は、請求項3記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記排気還流通路の流入部に、前記第1の排気マニホルド部および前記第2の排気マニホルド部からの排気の逆流を防止する逆流防止手段を配置してなることを特徴とする。
請求項5の過給エンジンの排気還流装置は、請求項4記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記逆流防止手段は、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に配置される逆止弁からなることを特徴とする。
請求項6の過給エンジンの排気還流装置は、請求項4記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記逆流防止手段は、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路と前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路との合流部に配置されるパルスコンバータからなることを特徴とする。
請求項7の過給エンジンの排気還流装置は、請求項4記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記逆流防止手段は、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に配置される可変絞り弁からなることを特徴とする。
請求項8の過給エンジンの排気還流装置は、請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記ターボチャージャからの加圧空気を前記吸気マニホルドに導く吸気通路にエジェクタのノズル側を配置し、前記排気還流通路の出口部を、前記エジェクタの吸引側を介して前記吸気マニホルドに連通してなることを特徴とする。
請求項9の過給エンジンの排気還流装置は、請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の過給エンジンの排気還流装置において、前記ターボチャージャが、空気を加圧するコンプレッサと、前記コンプレッサを前記排気マニホルドからの排気により駆動する排気タービンとを備え、前記排気タービンが可変容量排気タービンであることを特徴とする。
(作用)
請求項1の過給エンジンの排気還流装置では、ターボチャージャにより空気が加圧されエンジンの吸気マニホルドに供給される。そして、エンジンの排気マニホルドからの比較的高圧の排気が、排気還流通路に流入され、エンジンからの排気を利用しない加圧手段により大きく加圧された後、吸気マニホルドに導かれる。
請求項2の過給エンジンの排気還流装置では、加圧手段が、排気還流通路に配置されるコンプレッサと、コンプレッサを駆動する電気モータとを有しており、電気モータによりコンプレッサを駆動することにより、排気マニホルドからの排気が加圧される。
請求項3の過給エンジンの排気還流装置では、エンジンが多気筒エンジンとされ、排気行程が互いにオーバラップする気筒からなる第1の気筒群と第2の気筒群とを有しており、排気マニホルドが、第1の気筒群と第2の気筒群に対応して分割される第1の排気マニホルド部と第2の排気マニホルド部とを有している。そして、排気還流通路の流入部が、第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路と、第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路とを合流して形成されている。
請求項4の過給エンジンの排気還流装置では、排気還流通路の流入部に、第1の排気マニホルド部および第2の排気マニホルド部からの排気の逆流を防止する逆流防止手段が配置される。
請求項5の過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段が、第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に逆止弁を配置して構成される。
請求項6の過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段が、第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路と第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路との合流部にパルスコンバータを配置して構成される。
請求項7の過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段が、第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に可変絞り弁を配置して構成される。
請求項8の過給エンジンの排気還流装置では、ターボチャージャからの加圧空気を吸気マニホルドに導く吸気通路にエジェクタが配置され、排気還流通路からの排気がエジェクタに吸引されて吸気マニホルドに導かれる。
請求項9の過給エンジンの排気還流装置では、ターボチャージャの排気タービンが可変容量排気タービンとされる。
請求項1の過給エンジンの排気還流装置では、エンジンの排気マニホルドからの比較的高圧の排気を排気還流通路に流入し、エンジンからの排気を利用しない加圧手段により大きく加圧した後、吸気マニホルドに導くようにしたので、ターボチャージャによる高過給下においても排気ガス再循環を確実に行うことができる。
請求項2の過給エンジンの排気還流装置では、電気モータによりコンプレッサを駆動することにより、排気マニホルドからの排気を加圧するようにしたので、排気を容易,確実に高圧にすることができる。
請求項3の過給エンジンの排気還流装置では、排気マニホルドを、排気行程が互いにオーバラップする気筒からなる第1の気筒群と第2の気筒群に対応して分割し、第1の排気マニホルド部と第2の排気マニホルド部とを形成したので、ターボチャージャの排気タービンに流入する排気パルス(動圧)を弱めることがなくなり、排気タービンの効率を高く維持することができる。
請求項4の過給エンジンの排気還流装置では、排気還流通路の流入部に、第1の排気マニホルド部および第2の排気マニホルド部からの排気の逆流を防止する逆流防止手段を配置したので、第1の排気マニホルド部および第2の排気マニホルド部からの排気が排気脈動により逆流することを防止することができる。また、第1の排気マニホルド部または第2の排気マニホルド部からの排気パルスが、第2の排気マニホルド部または第1の排気マニホルド部に逃げることを防止することができる。
請求項5の過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段を、第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に逆止弁を配置して構成したので、逆流防止手段を容易,確実に得ることができる。
請求項6の過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段を、第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路と第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路との合流部にパルスコンバータを配置して構成したので、逆流防止手段を容易,確実に得ることができる。
請求項7の過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段を、第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に可変絞り弁を配置して構成したので、逆流防止手段を容易,確実に得ることができる。
請求項8の過給エンジンの排気還流装置では、ターボチャージャからの加圧空気を吸気マニホルドに導く吸気通路にエジェクタを配置し、排気還流通路からの排気をエジェクタにより吸引して吸気マニホルドに導くようにしたので、吸気マニホルドに排気を確実に導くことができる。
請求項9の過給エンジンの排気還流装置では、ターボチャージャの排気タービンを可変容量排気タービンとしたので、過給圧を容易,確実に制御することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の過給エンジンの排気還流装置の第1の実施形態を示すもので、この実施形態では、本発明が、ディーゼルエンジンに適用される。
図1において、符号11は、ディーゼルエンジンからなるエンジンを示している。
このエンジン11は、エンジン11への吸気を行う吸気マニホルド13、および、エンジン11からの排気を排出する排気マニホールド15を備えている。また、クランクシャフトギヤ17およびトランスミッション19を有している。
そして、エンジン11には、空気を加圧してエンジン11の吸気マニホルド13に供給するターボチャージャ21が配置されている。
このターボチャージャ21は、空気を加圧するコンプレッサ23と、コンプレッサ23を排気マニホルド15からの排気により駆動する排気タービン25とを備えている。
排気タービン25は、排気マニホルド15に接続される排気管27に介装されている。また、排気管27には、消音器29が介装されている。
コンプレッサ23には、外部からの空気がフィルタ31を介して吸引される。コンプレッサ23は、吸気通路33により吸気マニホルド13に接続されている。吸気通路33には、インタクーラ35およびエジェクタ37が介装されている。
そして、この実施形態では、エンジン11には、エンジン11からの排気を再循環させる排気還流手段39が配置されている。
この排気還流手段39は、エンジン11の排気マニホルド15を吸気マニホルド13に連通するための排気還流通路41を有している。
排気還流通路41には、エンジン11からの排気を利用することなく排気マニホルド15からの排気を加圧する加圧手段であるEGRブースタ43が設けられている。
このEGRブースタ43は、排気還流通路41に配置されるコンプレッサ45と、コンプレッサ45を駆動する電気モータ47とを有している。
この実施形態では、エンジン11は、例えば、6気筒の多気筒エンジン11とされ、排気行程が互いにオーバラップする気筒からなる第1の気筒群と第2の気筒群とを有している。
そして、排気マニホルド15は、第1の気筒群と第2の気筒群に対応して分割される第1の排気マニホルド部15Aと第2の排気マニホルド部15Bとを有している。
そして、排気還流通路41の流入部が、第1の排気マニホルド部15Aに開口する第1の管路41Aと、第2の排気マニホルド部15Bに開口する第2の管路41Bとを合流して形成されている。
排気還流通路41の流入部には、第1の排気マニホルド部15Aおよび第2の排気マニホルド部15Bからの排気の逆流を防止する逆流防止手段が配置されている。
この実施形態では、逆流防止手段は、第1の排気マニホルド部15Aに開口する第1の管路41Aおよび第2の排気マニホルド部15Bに開口する第2の管路41Bに配置される逆止弁49からなる。
排気還流通路41の流入部とEGRブースタ43との間には、排気を冷却するためのEGRクーラ51が介装されている。
そして、排気還流通路41の出口部が、エジェクタ37の吸引側に開口されている。すなわち、ターボチャージャ21からの加圧空気を吸気マニホルド13に導く吸気通路33にエジェクタ37のノズル側が配置され、排気還流通路41の出口部が、エジェクタ37の吸引側を介して吸気マニホルド13に連通されている。
上述した過給エンジンの排気還流装置では、ターボチャージャ21により外部の空気が加圧され、インタクーラ35およびエジェクタ37を介してエンジン11の吸気マニホルド13に供給される。
一方、エンジン11の排気マニホルド15からの比較的高圧の排気が、逆流防止手段である逆止弁49を介して排気還流通路41に流入され、EGRクーラ51で冷却された後、エンジン11からの排気を利用しないEGRブースタ43により大きく加圧された後、エジェクタ37を介して吸気マニホルド13に導かれる。
上述した過給エンジンの排気還流装置では、エンジン11の排気マニホルド15からの比較的高圧の排気を排気還流通路41に流入し、エンジン11からの排気を利用しないEGRブースタ43により大きく加圧した後、吸気マニホルド13に導くようにしたので、ターボチャージャ21による高過給下においても排気ガス再循環を確実に行うことができる。
また、上述した過給エンジンの排気還流装置では、電気モータ47によりコンプレッサ45を駆動することにより、排気マニホルド15からの排気を加圧するようにしたので、排気を容易,確実に高圧にすることができる。
そして、上述した過給エンジンの排気還流装置では、排気マニホルド15を、排気行程が互いにオーバラップする気筒からなる第1の気筒群と第2の気筒群に対応して分割し、第1の排気マニホルド部15Aと第2の排気マニホルド部15Bとを形成したので、ターボチャージャ21の排気タービン25に流入する排気パルス(動圧)を弱めることがなくなり、排気タービン25の効率を高く維持することができる。
また、上述した過給エンジンの排気還流装置では、排気還流通路41の流入部に、第1の排気マニホルド部15Aおよび第2の排気マニホルド部15Bからの排気の逆流を防止する逆流防止手段である逆止弁49を配置したので、第1の排気マニホルド部15Aおよび第2の排気マニホルド部15Bからの排気が排気脈動により逆流することを防止することができる。そして、第1の排気マニホルド部15Aまたは第2の排気マニホルド部15Bからの排気パルスが、第2の排気マニホルド部15Bまたは第1の排気マニホルド部15Aに逃げることを防止することができる。
そして、上述した過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段を、第1の排気マニホルド部15Aに開口する第1の管路41Aおよび第2の排気マニホルド部15Bに開口する第2の管路41Bに逆止弁49を配置して構成したので、逆流防止手段を容易,確実に得ることができる。
また、上述した過給エンジンの排気還流装置では、ターボチャージャ21からの加圧空気を吸気マニホルド13に導く吸気通路33にエジェクタ37を配置し、排気還流通路41からの排気をエジェクタ37により吸引して吸気マニホルド13に導くようにしたので、吸気マニホルド13に排気を確実に導くことができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の過給エンジンの排気還流装置の第2の実施形態の要部の詳細を示している。
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態では、逆流防止手段が、第1の排気マニホルド部15Aに開口する第1の管路41Aと第2の排気マニホルド部15Bに開口する第2の管路41Bとの合流部にパルスコンバータ53を配置して構成されている。
すなわち、パルスコンバータ53は、下流のEGRクーラ51側に向けて縮径する筒状部53aを有しており、筒状部53aが仕切壁53bにより分割され第1の流路53cと第2の流路53dとが形成されている。第1の流路53cと第2の流路53dとは、筒状部53aの出口部で合流されている。
そして、筒状部53aの入口側のフランジ部53eに、第1の管路41Aおよび第2の管路41Bのフランジ部41aが連結され、第1の管路41Aが筒状部53aの第1の流路53cに接続され、第2の管路41Bが筒状部53aの第2の流路53dに接続されている。
この実施形態では、排気還流通路41の流入部に、パルスコンバータ53を配置したので、第1の排気マニホルド部15Aおよび第2の排気マニホルド部15Bからの排気が排気脈動により逆流することが防止される。
また、第1の排気マニホルド部15Aまたは第2の排気マニホルド部15Bからの排気パルスが、第2の排気マニホルド部15Bまたは第1の排気マニホルド部15Aに逃げることが防止される。
この実施形態の過給エンジンの排気還流装置においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
そして、この実施形態では、逆流防止手段を、第1の排気マニホルド部15Aに開口する第1の管路41Aおよび第2の排気マニホルド部15Bに開口する第2の管路41Bにパルスコンバータ53を配置して構成したので、逆流防止手段を容易,確実に得ることができる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の過給エンジンの排気還流装置の第3の実施形態を示している。
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態では、逆流防止手段が、第1の排気マニホルド部15Aに開口する第1の管路41Aおよび第2の排気マニホルド部15Bに開口する第2の管路41Bに可変絞り弁55を配置して構成されている。
また、ターボチャージャ21の排気タービンが、可変容量排気タービン25Aとされている。
さらに、ターボチャージャ21のコンプレッサ23の上流の吸気通路33には、吸気流量を測定する流量センサ57が配置されている。
そして、ECUからなるコントローラ59により、エンジン11の回転数Nおよび負荷Nの状態に応じて、可変容量排気タービン25A,可変絞り弁55,電気モータ47および燃料噴射装置61が制御される。
すなわち、この実施形態では、コントローラ59には、エンジン11の回転数N、エンジン11の負荷(アクセル開度または燃料噴射量指令値)Lおよび流量センサ57からの吸気流量Gaが入力され、これ等の値に基づいて可変容量排気タービン25A,可変絞り弁55および燃料噴射装置61が制御される。
図4は、コントローラ59による制御動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1において、エンジン11の回転数N、エンジン11の負荷Lおよび流量センサ57からの吸気流量Gaに基づいて、最適な空燃比およびEGR率となるように、可変容量排気タービン25Aの開度,燃料噴射量およびタイミング、可変絞り弁55の開度および電気モータ47の回転数が演算される。
次に、ステップS2において、可変容量排気タービン25Aの開度がステップS1で演算された値に制御される。
次に、ステップS3において、燃料噴射装置の燃料噴射量およびタイミングがステップS1で演算された値に制御される。
次に、ステップS4において、可変絞り弁55の開度がステップS1で演算された値に制御される。
次に、ステップS5において、電気モータ47の回転数がステップS1で演算された値に制御される。
この実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
そして、この実施形態の過給エンジンの排気還流装置では、逆流防止手段を、第1の排気マニホルド部15Aに開口する第1の管路41Aおよび第2の排気マニホルド部15Bに開口する第2の管路41Bに可変絞り弁55を配置して構成したので、逆流防止手段を容易,確実に得ることができる。
また、ターボチャージャ21の排気タービンを可変容量排気タービン25Aとしたので、過給圧を容易,確実に制御することができる。
また、この実施形態では、コントローラ59により、エンジン11の回転数Nおよび負荷Lの状態に応じて、可変容量排気タービン25A,可変絞り弁55,電気モータ47および燃料噴射装置61を制御するようにしたので、エンジン11を最適な空燃比およびEGR率となるように制御することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明をディーゼルエンジンからなるエンジン11に適用した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、ガソリンエンジンにも適用することができる。
また、上述した実施形態では、EGRブースタ43のコンプレッサ45を電気モータ47により駆動した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、クランクシャフトギヤ17やプーリ,ベルト等により機械的に駆動しても良い。
本発明の過給エンジンの排気還流装置の第1の実施形態を示す説明図である。 本発明の過給エンジンの排気還流装置の第2の実施形態の要部を示す説明図である。 本発明の過給エンジンの排気還流装置の第3の実施形態を示す説明図である。 図3のコントローラの制御動作を示す流れ図である。
符号の説明
11 エンジン
13 吸気マニホルド
15 排気マニホルド
21 ターボチャージャ
23 コンプレッサ
25 排気タービン
25A 可変容量排気タービン
33 吸気通路
37 エジェクタ
39 排気還流手段
41 排気還流通路
43 EGRブースタ
45 コンプレッサ
47 電気モータ
49 逆止弁
53 パルスコンバータ
55 可変絞り弁

Claims (9)

  1. 空気を加圧してエンジンの吸気マニホルドに供給するターボチャージャを備えたエンジンの前記吸気マニホルドに、前記エンジンからの排気を再循環させる過給エンジンの排気還流装置において、
    前記エンジンの排気マニホルドを前記吸気マニホルドに排気還流通路により連通するとともに、前記排気還流通路に、前記エンジンからの排気を利用することなく前記排気マニホルドからの排気を加圧する加圧手段を設けてなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  2. 請求項1記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記加圧手段は、前記排気還流通路に配置されるコンプレッサと、前記コンプレッサを駆動する電気モータとを有してなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記エンジンは、排気行程が互いにオーバラップする気筒からなる第1の気筒群と第2の気筒群とを有し、前記排気マニホルドは、前記第1の気筒群と第2の気筒群に対応して分割される第1の排気マニホルド部と第2の排気マニホルド部とを有し、前記排気還流通路の流入部を、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路と、前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路とを合流して形成してなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  4. 請求項3記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記排気還流通路の流入部に、前記第1の排気マニホルド部および前記第2の排気マニホルド部からの排気の逆流を防止する逆流防止手段を配置してなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  5. 請求項4記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記逆流防止手段は、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に配置される逆止弁からなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  6. 請求項4記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記逆流防止手段は、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路と前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路との合流部に配置されるパルスコンバータからなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  7. 請求項4記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記逆流防止手段は、前記第1の排気マニホルド部に開口する第1の管路および前記第2の排気マニホルド部に開口する第2の管路に配置される可変絞り弁からなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記ターボチャージャからの加圧空気を前記吸気マニホルドに導く吸気通路にエジェクタのノズル側を配置し、前記排気還流通路の出口部を、前記エジェクタの吸引側を介して前記吸気マニホルドに連通してなることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の過給エンジンの排気還流装置において、
    前記ターボチャージャが、空気を加圧するコンプレッサと、前記コンプレッサを前記排気マニホルドからの排気により駆動する排気タービンとを備え、前記排気タービンが可変容量排気タービンであることを特徴とする過給エンジンの排気還流装置。
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