JP2005113750A - スクロール流体機械 - Google Patents

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Takeshi Tsuchiya
豪 土屋
Mutsunori Matsunaga
睦憲 松永
Yasunari Iizuka
泰成 飯塚
Masaru Otawara
優 太田原
Keiji Tanaka
慶治 田中
Toshinori Yasunori
俊典 安則
Shuji Hasegawa
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Abstract

【課題】
ロータバランスウェイトが周囲のガスを攪拌することによる攪拌損失を低減し、電動機の入力を減少させる。
【解決手段】
密閉容器1内には、固定スクロール6と旋回スクロール5を有する圧縮機構部及び該圧縮機構部を駆動する電動機3を収容している。電動機の駆動力を旋回スクロールに伝達する駆動軸は、主軸受部4aと、該主軸受部とは電動機を挟んで反対側に設けられた副軸受部4bにより支持されている。電動機のロータ19の下部にはロータバランスウェイト21が取り付けられている。このロータバランスウェイトの周囲を覆うようにバランスウェイトカバー54が副軸受部に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駆動軸を主軸受部と副軸受部の両側で支持する構造のスクロール流体機械に関する。
駆動軸を主軸受部と副軸受部の両側で支持した構造のスクロール流体機械としては、特許文献1に記載されたものなどがある。
特開平3−37390号公報
上記の構造のスクロール流体機械においては、特許文献1にも記載されているように、電動機の回転子にロータバランスウェイトを備えるものが多い。しかし、このロータバランスウェイトが周囲のガスを攪拌することによる攪拌損失により電動機の入力が増加することについては何ら配慮が為されていなかった。
本発明の目的は、ロータバランスウェイトが周囲のガスを攪拌することによる攪拌損失を低減し、電動機の入力を減少させることにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、固定スクロールと旋回スクロールを有する圧縮機構部及び該圧縮機構部を駆動する電動機を収容した密閉容器と、前記電動機の駆動力を前記旋回スクロールに伝達する駆動軸と、電動機と旋回スクロールの間に設けられ前記駆動軸を支持する主軸受部と、該主軸受部とは電動機を挟んで反対側に設けられ前記駆動軸を支持する副軸受部と、電動機の回転子に設けられたロータバランスウェイトとを備えたスクロール流体機械において、前記ロータバランスウェイトを覆うように前記副軸受部に取り付けられたバランスウェイトカバーを備えることにある。
本発明によれば、ロータバランスウェイトを覆うように副軸受部に取り付けられたバランスウェイトカバーを備えているので、ロータバランスウェイトが回転してもそれにより攪拌されるガスはカバー内のガスに限定され、カバー外側のガスの攪拌を抑制できるから、ロータバランスウェイトによる攪拌損失を大幅に低減できる。この結果、電動機の入力を減少させることができるスクロール流体機械が得られる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すもので、スクロール圧縮機の全体構造を示す図である。
密閉容器1内には、スクロール圧縮機を構成する圧縮機構部2、これを駆動するモータ(駆動機)3、主軸受部4a及び副軸受部4b等が設けられている。圧縮機構部2は旋回スクロール5、固定スクロール6、フレーム7、駆動軸8、自転防止部材(オルダムリング)9等から構成されている。
旋回スクロール5は、鏡板10上に直立する渦巻き状のラップ11を有し、鏡板10の背面には自転防止部材9が設けられている。また、旋回スクロール鏡板の中央部背面には、駆動軸8のクランク部12が挿入される旋回軸受13が装着されている。固定スクロール6は鏡板14に直立する渦巻き状のラップ15を有し、その外周部には吸入口16が、鏡板中央部には吐出口17がそれぞれ設けられている。旋回スクロール5と固定スクロール6は、互いにラップを内側にして組み合わされ、固定スクロール6はフレーム7に締結されている。
モータ3は、密閉容器1に取り付けられたステータ18と、駆動軸7と一体に締結されたロータ19等から構成されている。
固定スクロール6の吸入口16は、密閉容器1に設けた吸入管18と接続され、更に密閉容器1には吐出管22が設けられる。
モータ3の回転により駆動軸8が回転すると、旋回スクロール5は自転防止部材9の働きにより姿勢を保ったまま固定スクロール6に対して旋回運動を行う。その旋回運動により生じる不釣り合い力を打ち消す為、ロータ19と旋回スクロール5との間の駆動軸にはバランスウェイト20が設けられ、更にロータ19にはロータバランスウェイト21が取り付けられている。24はロータ19上部に設けた前記バランスウェイト20の周囲を覆うように配置されたバランスウェイトカバーで、このバランスウェイトカバー24は主軸受部4aをフレーム7に固定する軸受押え25又は前記フレーム7にねじ等で固定されている。26は主軸受部4aの潤滑油を密閉容器下部の油溜りに戻すための排油パイプである。
駆動軸8が回転すると、旋回スクロール5及び固定スクロール6とで対象的な一対の密閉空間が形成され、該一対の密閉空間は、スクロールの中心部へ移動するに従ってその容積を減少し、吸入口16から吸入したガスを圧縮して吐出口17から密閉容器1内の吐出空間30に吐出する。吐出されたガスは、吐出空間30からフレーム7の下部空間31、32内に流入し、更に空間40、41を通り、最終的には吐出管22から密閉容器外に吐出される。
図2は図1の副軸受部4b付近の拡大図である。
駆動軸8を支持する副軸受部4bは、軸受51を挿入した副軸受ハウジング52及びこの副軸受ハウジング52を締結するための下フレーム53を有し、下フレーム53は密閉容器1に固定されている。図5に示すように、副軸受ハウジング52には、ロータバランスウェイト21の周囲を覆うようにバランスウェイトカバー54がねじ23によって固定されている。
このように構成することにより、ステータ18とロータ19の隙間42を通り、空間43へ向かって流れてきたガスは、バランスウェイトカバー54があるために、空間43に入ることなく、空間40,44を通り、最終的には吐出管22から吐出される。
もし、ロータバランスウェイトカバー21が無い場合には、図3に示すように、隙間42から流入してきたガスは空間43に流入し、ロータバランスウェイト21により攪拌される。この場合の攪拌損失を図4を用いて説明する。
図4に示すように、ロータバランスウェイト21の投影面積をS、バランスウェイト平均外周速度をU、ガスの密度をρ、バランスウェイト平均半径をR、回転子の回転角速度をωとすると、攪拌損失Wは次式から概算することができる。
W ∝ ρ×U2×S×R×ω …(1)
上記式(1)から、バランスウェイト平均外周速度U、バランスウェイト平均半径R、回転子の回転角速度ω、及びバランスウェイトの投影面積Sが大きくなるほど攪拌損失が大きくなることがわかる。攪拌損失を減少させるためには、バランスウェイトの形状を攪拌損失を低減できる形状にすることも考えられるが、空間43に流入してきたガスを攪拌することに変わりはなく、損失を大幅に低減することはできない。
本実施例では、ロータバランスウェイト21を包囲するようにバランスウェイトカバー54を設けたことにより、空間43へ向かって流れてきたガスは、空間43に流入することが防止され、空間40へ到達する。この結果、隙間42からのガスが、ロータバランスウェイト21によって攪拌されることがなくなるので、攪拌損失による電動機の入力の増加を防ぎ、圧縮機入力を低減できるスクロール圧縮機が得られる。
バランスウェイトカバーを副軸受ハウジングに取り付ける他の例を図6に示す。この例では、バランスウェイトカバー54cを副軸受ハウジング52に圧入して設けるようにしたもので、このように取り付けても同様の効果が得られる。
バランスウェイトカバーを副軸受部に取り付ける更に他の例を図7に示す。図7は副軸受部4bの周辺拡大図を示すもので、図2に相当する図である。
駆動軸8を支持する副軸受部4bは、軸受51を挿入した副軸受ハウジング52b及びこの副軸受ハウジング52bを締結する下フレーム53bから構成され、更に前記下フレーム53bは密閉容器1に固定されている。この実施例では、下フレーム53bに、ロータバランスウェイト21を覆うためのバランスウェイトカバー54bを取り付けたものである。
本実施例においても、ステータ18とロータ19の隙間42を通り、空間43bへ向かって流れてきたガスは、バランスウェイトカバー54bにより、空間43bに入ることを抑制され、空間40b、44bを通って吐出管22から吐出される。この結果、攪拌損失による電動機の入力の増加を防ぎ、圧縮機入力を低減できる。
本発明のスクロール流体機械の実施例1を示す縦断面図である。 図1に示す副軸受部を拡大して示す拡大断面図である。 従来のスクロール流体機械における副軸受部の構造及びその作用を説明する拡大断面図である。 ロータバランスウェイトによる攪拌損失を説明するための説明図である。 ロータバランスウェイトを覆うロータバランスウェイトカバーの取付け例を説明する説明図である。 本発明の実施例2を示す図で、図2に相当する図である。 本発明の実施例3を示す図で、図2に相当する図である。
符号の説明
1…密閉容器、2…スクロール圧縮機構部、3…モータ(駆動機)、4…副軸受部、5…旋回スクロール、6…固定スクロール、7…フレーム、8…駆動軸、9…自転防止部材(オルダムリング)、10…鏡板、11…ラップ、12…クランク部、13…旋回軸受、14…鏡板、15…ラップ、16…吸入口、17…吐出口、18…ステータ、19…ロータ、20…バランスウェイト、21…ロータバランスウェイト、22…吐出管、23…ねじ、24…バランスウェイトカバー、25…軸受押え、26…排油パイプ、30…吐出空間、31,32,40,41,42,43,44,44…空間、51…軸受、52,52b…副軸受ハウジング、53,53b…下フレーム、54,54b,54c…バランスウェイトカバー、S…バランスウェイトの投影面積、U…バランスウェイト平均外周速度、ρ…ガスの密度、R…バランスウェイト平均半径、ω…回転子の回転角速度、W…攪拌損失。

Claims (4)

  1. 固定スクロールと旋回スクロールを有する圧縮機構部及び該圧縮機構部を駆動する電動機を収容した密閉容器と、
    前記電動機の駆動力を前記旋回スクロールに伝達する駆動軸と、
    電動機と旋回スクロールの間に設けられ前記駆動軸を支持する主軸受部と、
    該主軸受部とは電動機を挟んで反対側に設けられ前記駆動軸を支持する副軸受部と、
    電動機の回転子に設けられたロータバランスウェイトとを備えたスクロール流体機械において、
    前記ロータバランスウェイトを覆うように前記副軸受部に取り付けられたバランスウェイトカバーを備えることを特徴とするスクロール流体機械。
  2. 請求項1において、前記バランスウェイトカバーは副軸受部の副軸受ハウジングに取り付けていることを特徴とするスクロール流体機械。
  3. 請求項1において、前記バランスウェイトカバーは副軸受部の下フレームに取り付けていることを特徴とするスクロール流体機械。
  4. 請求項2において、前記バランスウェイトカバーは副軸受部の副軸受ハウジングに圧入して取り付けたことを特徴とするスクロール流体機械。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100924203B1 (ko) 2007-01-05 2009-10-29 히타치 어플라이언스 가부시키가이샤 스크롤 압축기
JP2015108334A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機
JP2021076064A (ja) * 2019-11-08 2021-05-20 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 圧縮機、室外機および空気調和装置

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