JP2005112996A - 固形燃料の製造方法及び固形燃料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固形燃料を製造工程で別の燃料の消費をともなう点を解決することで、二酸化炭素(CO)の発生量を削減し環境の保全に寄与することができる固形燃料の製造方法及び固形燃料を実現することを可能にする。
【解決手段】 刈草を自然乾燥する乾燥工程と、この乾燥した刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する混合工程と、この混合した混合物を破砕装置で破砕して燃料ペレットとする破砕工程と、この燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する圧縮工程と、圧縮した燃料ペレットを整粒して固形燃料にする整粒工程と、から構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、刈草を原料とすることで刈草の有効利用ができる固形燃料の製造方法及び固形燃料に関するものである。
固形燃料として、古新聞などの古紙、家庭から出る可燃ごみを蒸焼きにしたごみ炭、工場から出る廃プラスチックなどを再利用する固形燃料が実用に供されている。
実用の固形燃料は、古紙、ごみ炭若しくは廃プラスチックを適当な配合で固形にすれば実用上十分であった。
このような固形燃料として、上記のごみ炭を原料として固形にするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−329281公報(第5頁、図1)
図8は従来の基本原理の説明図であり、特許文献1の固形燃料は、可燃ごみを炭化装置で蒸し焼きにしてごみ炭にする工程と、このごみ炭にバインダを所定の分量で混合する工程と、バインダを混合したごみ炭を圧縮装置で圧縮する工程と、圧縮したごみ炭を整粒して固形燃料にする整粒工程と、から構成するものであり、可燃ごみを炭化装置で蒸し焼きにすることでごみ炭にし、このごみ炭にバインダを所定の分量で混合し、バインダを混合したごみ炭を圧縮装置で圧縮し、圧縮したごみ炭を整粒して固形燃料にするものである。
しかし、特許文献1の固形燃料では、可燃ごみを有効利用するために、可燃ごみを炭化装置で蒸し焼きにする必要があり、固形燃料を製造工程で別の燃料の消費をともなうという問題があった。
また、特許文献1の固形燃料では、可燃ごみを再利用することで可燃ごみの量の削減を図ることはできるものの、固形燃料を製造工程で別の燃料の消費をともなうために、新たに、二酸化炭素(CO)を発生させてしまうという欠点があった。
すなわち、二酸化炭素(CO)の発生量を削減し環境保全に寄与することができる固形燃料の製造方法及び固形燃料が望まれる。
本発明は、固形燃料を製造工程で別の燃料の消費をともなう点を解決し、二酸化炭素(CO)の発生量を削減し環境の保全に寄与することができる固形燃料の製造方法及び固形燃料を提供することを課題とする。
請求項1の固形燃料の製造方法に係る発明は、刈草を自然乾燥する乾燥工程と、この乾燥した刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する混合工程と、この混合した混合物を破砕装置で破砕して燃料ペレットとする破砕工程と、この燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する圧縮工程と、圧縮した燃料ペレットを整粒して固形燃料にする整粒工程と、から構成したことを特徴とする。
例えば、固形燃料を製造するときに別の燃料を使用することなく製造できるとすれば、コストの低減を図ることができるとともに二酸化炭素(CO)の発生量を削減し環境保全に寄与することができるので好ましいことである。
すなわち、固形燃料の製造工程を、刈草を自然乾燥する乾燥工程と、この乾燥した刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する混合工程と、この混合した混合物を破砕装置で破砕して燃料ペレットとする破砕工程と、この燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する圧縮工程と、圧縮した燃料ペレットを整粒して固形燃料にする整粒工程と、から構成することで、例えば、固形燃料を製造するときに別の燃料を使用することはない。従って、固形燃料の製造コストの削減を図ることができるとともに二酸化炭素(CO)の発生量を削減し環境保全に寄与することができる。
請求項2に係る発明は、乾燥合工程が、刈草の含水量を20〜40%まで乾燥させるものであることを特徴とする。
乾燥合工程で刈草の含水量を20〜40%まで乾燥させることで、固形燃料の品質の向上を図る。刈草の含水量が20%を下回ると圧縮行程において冷却効果を得にくいことに基づき、刈草の含水量が40%を超えると固形燃料として固形となりにくいことに基づく。
請求項3に係る発明は、混合工程が、刈草及び廃プラスチックに古紙を所定の分量で混合するものであることを特徴とする。
混合工程で刈草及び廃プラスチックに古紙を所定の分量で混合することで、固形燃料を緻密に形成することができる。
請求項4の固形燃料に係る発明は、刈草を原料とする固形燃料において、この固形燃料を、刈草と廃プラスチックとから構成し、一辺若しくは径が8〜20mmのピースにしたことを特徴とする。
固形燃料のピースの大きさが8mm未満であれば、燃焼させにくいので燃焼効率が低下し残灰の量も増える。また、ピースの大きさが20mmを超えると、ピースが崩れやすく運搬に不向きである。そこで、一辺若しくは径が8〜20mmのピースにすることで、燃焼効率の向上を図るとともに扱いやすい固形燃料にする。
請求項5に係る発明は、刈草及び廃プラスチックに、古紙を混合したことを特徴とする。
刈草及び廃プラスチックに古紙を混合して固形燃料を緻密なものにすることで、火持ちのよい固形燃料にする。
請求項1に係る発明では、固形燃料の製造工程を、刈草を自然乾燥する乾燥工程と、この乾燥した刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する混合工程と、この混合した混合物を破砕装置で破砕して燃料ペレットとする破砕工程と、この燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する圧縮工程と、圧縮した燃料ペレットを整粒して固形燃料にする整粒工程と、から構成したので、例えば、固形燃料を製造するときに別の燃料を使用することはない。従って、固形燃料の製造コストの削減を図ることができるとともに二酸化炭素(CO)の発生を抑え環境保全に寄与することができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、乾燥合工程で刈草の含水量を20〜40%まで乾燥させたので、固形燃料の品質の向上を図ることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、混合工程で刈草及び廃プラスチックに古紙を所定の分量で混合することで、固形燃料を緻密に形成することができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、一辺若しくは径が8〜20mmのピースにしたので、燃焼効率の向上を図るとともに扱いやすい固形燃料にすることができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、刈草及び廃プラスチックに古紙を混合して固形燃料を緻密なものにすることで、火持ちのよい固形燃料にすることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る固形燃料の製造方法を示すフロー図である。なお、ST××はステップ番号を示す。
ST01:選別工程
風力(風力選別)を利用して刈草のみを飛ばすことで、刈草から小石若しくは砂を取り除く。なお、刈草とは、繊維質のある雑草、苅り芝若しくは果樹の小枝等を言う。
ST02:乾燥工程
一般的に、刈ったばかりの刈草は含水量が60〜70%、熱量が2000kcal/kgであり、この刈草を天日干しなどの自然乾燥をさせることで含水量が20〜40%、熱量が2500kcal/kgの刈草にする。
ST03:混合工程
自然乾燥させた刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する。後述するように、刈草及び廃プラスチックを混合物の熱量を石炭に近い4000〜6000kcal/kgに設定する。
ここで、廃プラスチックは、熱可塑性の廃プラスチックが好ましく、熱可塑性の廃プラスチックは、常温では固体であるが、熱を加えると溶けて軟化し、流動体となり、また冷えると固まって固体になるもので、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどがこれにあたる(以下、廃プラスチックは熱可塑性の廃プラスチックを言うものとする)。
ST04:破砕工程
混合した混合物を破砕装置で破砕して所定の大きさの燃料ペレットを生成する。
ST05:圧縮工程
燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する。燃料ペレットの廃プラスチック成分は高圧で圧縮することで、摩擦熱が発生する。この熱で燃料ペレットは軟化する。また、刈草に含有させた20〜40%の水分は圧縮装置の温度上昇を抑えるという役目を果たす。
なお、圧縮行程で、補助的にヒータなどで燃料ペレットを加熱することで、燃料ペレットの軟化を促進することを妨げるものではない。
ST06:整粒工程
圧縮した燃料ペレットを整粒して一辺若しくは径が8〜20mmのピースの固形燃料にする。
本発明の固形燃料の製造方法は、刈草を自然乾燥する乾燥工程と、この乾燥した刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する混合工程と、この混合した混合物を破砕装置で破砕して燃料ペレットとする破砕工程と、この燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する圧縮工程と、圧縮した燃料ペレットを整粒して固形燃料にする整粒工程と、から構成したものと言える。
例えば、固形燃料を製造するときに別の燃料を使用することなく製造できるとすれば、コストの低減を図ることができるとともに二酸化炭素(CO)の発生量を削減し環境保全に寄与することができるので好ましいことである。
そこで、単純消却若しくは堆肥にするのが一般的であった刈草を原料とした固形燃料の製造方法を発明するに至った。
すなわち、固形燃料の製造工程を、刈草を自然乾燥する乾燥工程と、この乾燥した刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する混合工程と、この混合した混合物を破砕装置で破砕して燃料ペレットとする破砕工程と、この燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する圧縮工程と、圧縮した燃料ペレットを整粒して固形燃料にする整粒工程と、から構成することで、例えば、固形燃料を製造するときに別の燃料を使用することはない。従って、固形燃料の製造コストの削減を図ることができるとともに二酸化炭素(CO)の発生量を削減し環境保全に寄与することができる。
また、本発明の固形燃料の製造方法は、乾燥合工程が、刈草の含水量を20〜40%まで乾燥させるものであるとも言える。
乾燥合工程で刈草の含水量を20〜40%まで乾燥させることで、固形燃料の品質の向上を図る。刈草の含水量が20%を下回ると圧縮行程において冷却効果を得にくいことに基づき、刈草の含水量が40%を超えると固形燃料として固形となりにくいことに基づく。
図2(a),(b)は本発明に係る固形燃料の説明図であり、(a)は固形燃料10の1ピースの正面形状を示し、(b)は固形燃料10の混合配分表を示す。
(a)において、固形燃料10は、、刈草を原料とする固形燃料において、この固形燃料を、刈草と廃プラスチックとから構成し、一辺L若しくは径が8〜20mmのピース14にしたものである。
固形燃料10は、一辺L(若しくは径)が8〜20mmのピース14にすることで、燃焼効率の向上を図り、高温で安定した熱を得るようにする。ここでは、固形燃料10の単体をピース14と呼び、これらのピース14の集合体を固形燃料10と呼ぶ。
すなわち、固形燃料10のピース14の大きさが8mm未満であれば、燃焼させにくいので燃焼効率が低下し残灰の量も増える。また、ピース14の大きさが20mmを超えると、ピース14が崩れやすく運搬に不向きである。そこで、一辺若しくは径が8〜20mmのピース14にすることで、燃焼効率の向上を図るとともに扱いやすい固形燃料にする。
(b)において、刈草及び廃プラスチックの配合を設定することで、固形燃料10の熱量を調整する。
含水量20〜40%の刈草の熱量を2500kcal/kg、廃プラスチックの熱量を8500kcal/kgとするときに、例えば、刈草を75重量%、廃プラスチックを25重量%で混合すると、約熱量が4000kcal/kgの固形燃料を作ることができ、刈草を40重量%、廃プラスチックを60重量%で混合すると、約熱量が6000(6100)kcal/kgの固形燃料を作ることができる。
すなわち、石炭並みの熱量(石炭の熱量:4000〜6000kcal/kg)の固形燃料10を作ることができ、一般のボイラなどで使用し易い熱量の燃料にすることができる。当然ながら、刈草及び廃プラスチックの混合を変えることで熱量の調整が可能であり、配合割合を適宜変更することは差支えない。
図3は本発明に係る固形燃料の製造に好適な破砕装置の原理図であり、破砕装置30は、上から投入した廃プラスチック11を、固定刃32と回転刃33とで切断し、10〜50mmの目のスクリーン34を通じて落下させる装置である。スクリーン34を替えることで破砕廃プラスチック12の大きさを変更することができる。35はプッシャであり、回転刃33の回転速度に応じて廃プラスチック11を押出す作用をなす。36は排出コンベヤである。
この破砕装置30で廃プラスチックを10〜50mmの破砕廃プラスチック12にすることができる。なお、破砕装置30の構成は一例を示すものであり、10〜50mmの破砕廃プラスチック12が得られれば他の構造ものでも差支えない。
図4は本発明に係る固形燃料の製造に好適な圧縮・整粒装置の原理図であり、圧縮装置及び整粒装置としての圧縮・整粒装置40は、破砕廃プラスチック12を回転ドラム状のダイ41に投入する投入ダクト42と、ダイ41を支えるとともに回転させるローラ43,44と、ダイ41に開けた多数のダイ孔45・・・(・・・は複数個を示す。以下同様。)と、ダイ41の外周面に沿って配置したカッタ46と、ケーシング47とからなり、投入ダクト42を通じてダイ41に投入した破砕廃プラスチック12はローラ43で強く押された結果、ダイ孔45・・・に進入する。その後にカッタ46で切断することで整粒ペレット14・・・になる。この作用は分かりにくいので次図で詳しく説明する。
図5は本発明に係る固形燃料の製造に好適な圧縮・整粒装置の作用原理図であり、便宜上、円筒形状のダイ41は展開して平板形状にした。
ダイ孔45には前の圧縮廃プラスチック12が入っており、そこへローラ43で別の圧縮廃プラスチック12を押し込むと、「ところてん」のようにダイ41の厚さに相当するだけダイ41から圧縮廃プラスチック12Aが食み出す。そこで、この食み出した整粒ペレット12Aをカッタ46で切断すれば、一定の径で、一定の長さの整粒ペレット14を切出すことができる。
図6は本発明に係る別実施例の固形燃料の製造方法を示すフロー図である。なお、ST××はステップ番号を示す。
ST11:選別工程
風力を利用して(風力選別)刈草のみを飛ばすことで、刈草から小石若しくは砂を取り除く。
ST12:乾燥工程
一般的に、刈ったばかりの刈草は含水量が60〜70%、熱量が2000kcal/kgであり、この刈草を天日干しなどの自然乾燥をさせることで含水量を20〜40%、熱量を2500kcal/kgの刈草にする。
ST13:混合工程
自然乾燥させた刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する。このときに、廃プラスチックとともの古紙を混入する。後述するように、刈草、廃プラスチック及び古紙を混合物の熱量を石炭に近い4000〜6000kcal/kgに設定する。
ST14:破砕工程
混合した混合物を破砕装置で破砕して所定の大きさの燃料ペレットを生成する。
ST15:圧縮工程
燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する。燃料ペレットの廃プラスチック成分は高圧で圧縮することで、摩擦熱が発生する。この熱で燃料ペレットは軟化する。また、刈草に含有させた20〜40%の水分は圧縮装置の冷却効果が得られ、燃料ペレットを軟化するための安定した温度域を作るのに役立つ。
ST16:整粒工程
圧縮した燃料ペレットを整粒して一辺若しくは径が8〜20mmのピースの固形燃料にする。
本発明の固形燃料の製造方法は、混合工程が、刈草及び廃プラスチックに古紙を所定の分量で混合するものであるとも言える。
混合工程で刈草及び廃プラスチックに古紙を所定の分量で混合することで、固形燃料を緻密に形成することができる。
図7は本発明に係る別実施例の固形燃料の説明図であり含水量20〜40%の刈草の熱量を2500kcal/kg、廃プラスチックの熱量を8500kcal/kg、古紙の熱量を3500kcal/kgとするときに、例えば、刈草を70重量%、廃プラスチックを25重量%、古紙を5重量%で混合すると、約熱量が約4000(4050)kcal/kgの固形燃料を作ることができ、刈草を45重量%、廃プラスチックを55重量%、古紙を20重量%で混合すると、約熱量が約6000(6250)kcal/kgの固形燃料を作ることができる。
当然ながら、刈草、廃プラスチック及び古紙の混合を変えることで熱量の調整が可能であり、配合割合を適宜変更することは差支えない。
固形燃料60は、刈草及び廃プラスチックに、古紙を混合し、熱量が4000〜6000kcal/kgの固形燃料としたたものと言える。すなわち、刈草及び廃プラスチックに古紙を混合して固形燃料を緻密なものにすることで、火持ちのよい固形燃料にすることができる。
尚、実施の形態では図5に示すように、整粒ペレット14の製造を圧縮・整粒装置40で圧縮工程と整粒工程とを同時に行なうようにしたが、これに限るものではなく、圧縮装置及び整粒装置を別々に設け、圧縮工程と整粒工程とに分けて実施するものであってもよい。
また、実施の形態では図1に示すように、乾燥工程を天日干しなどの自然乾燥としたが、これに限るものではなく、例えば、脱水若しくはヒータ等による強制乾燥を組合わせたものであってもよい。
本発明固形燃料は、石炭を主要燃料とするボイラに好適である。
本発明に係る固形燃料の製造方法を示すフロー図である。 本発明に係る固形燃料の説明図である。 本発明に係る固形燃料の製造に好適な破砕装置の原理図である。 本発明に係る固形燃料の製造に好適な圧縮・整粒装置の原理図である。 本発明に係る固形燃料の製造に好適な圧縮・整粒装置の作用原理図である。 本発明に係る別実施例の固形燃料の製造方法を示すフロー図である。 本発明に係る別実施例の固形燃料の説明図である。 従来の基本原理の説明図である。
符号の説明
10,60…固形燃料、14…ピース、20…炭化装置、30…破砕装置、40…圧縮装置及び整粒装置(圧縮・整粒装置)。

Claims (5)

  1. 刈草を自然乾燥する乾燥工程と、この乾燥した刈草に廃プラスチックを所定の分量で混合する混合工程と、この混合した混合物を破砕装置で破砕して燃料ペレットとする破砕工程と、この燃料ペレットを圧縮装置で圧縮する圧縮工程と、圧縮した燃料ペレットを整粒して固形燃料にする整粒工程と、からなる固形燃料の製造方法。
  2. 前記乾燥合工程は、前記刈草の含水量を20〜40%まで乾燥させるものであることを特徴とする請求項1記載の固形燃料の製造方法。
  3. 前記混合工程は、刈草及び廃プラスチックに古紙を所定の分量で混合するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の固形燃料の製造方法。
  4. 刈草を原料とする固形燃料において、
    この固形燃料は、刈草と廃プラスチックとからなり、一辺若しくは径が8〜20mmのピースであることを特徴とする固形燃料。
  5. 前記刈草及び廃プラスチックに、古紙を混合したことを特徴とする請求項4記載の固形燃料。
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