JP2005112780A - 抗酸化剤及びこれを含む化粧料 - Google Patents

抗酸化剤及びこれを含む化粧料

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Abstract

【課題】有効性と生体安全性とを兼ね備え、化粧品配合原料として用いて有用な抗酸化剤を提供すること、並びに該抗酸化剤を含み、皮膚や毛髪を酸化反応によるダメージから保護してそれらを健常で若々しい状態に保持或いは改善する化粧料を提供すること。
【解決手段】アブラナ科ブラシカ属に属する植物の抽出物を有効成分とする抗酸化剤、並びにアブラナ科ブラシカ属に属する植物の抽出物を有効成分とする抗酸化剤を含む皮膚外用剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、酸化による皮膚や毛髪の損傷、不健全化或いは老化亢進の防止或いは緩和に有効な抗酸化剤並びに該抗酸化剤を含む化粧料に関し、詳しくは、紫外線や空気中の窒素酸化物、硫黄酸化物等による皮脂の酸化の防止或いは緩和に有効な抗酸化剤、並びに該抗酸化剤を含み、皮膚を健常かつ若々しい状態に保持或いは改善するために用いて有用な化粧料に関する。
皮膚が紫外線などを浴びると、皮脂が過酸化される。皮脂の過酸化は皮膚表面に留まらず、ラジカル連鎖反応により真皮組織の細胞膜まで酸化するに至る。その結果、細胞機能の低下を起こし、肌荒れやツヤの低下、さらには小皺の発生など皮膚に種々の悪影響が及ぶこととなる。また、紫外線は皮膚だけではなく、毛髪の脂質を過酸化することで、毛髪の乾燥、パサツキ、切れ毛、ツヤの喪失、滑らかさの低下を起こす。
このため、従来より化粧料や皮膚外用剤中にブチルヒドロキシトルエンやビタミンEなどの抗酸化剤を配合することが行われているが、それら従来の抗酸化剤による方法の場合、安全性の面で化粧料中への配合量に一定の制限があったり、配合量を制限すると有効性が必ずしも十分でなくなったりするなどの問題があった。
本発明者等は、上述の如き皮膚や毛髪の酸化を防ぐ方法に係わる技術開発の現状に鑑み、強い抗酸化力と高い生体安全性とを兼ね具えた新たな抗酸化成分を見出し得たならば、これによって皮膚や毛髪を酸化から防御することのできる従来類を見ないすぐれた化粧料の提供が可能となる観点から、そのような成分を天然物中に求めるべく鋭意研究を行った結果、アブラナ科ブラシカ属植物の抽出物がかかる要求に合致するものであることを知り、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は第一に、アブラナ科ブラシカ属(Brassica)に属する植物の抽出物を有効成分とする抗酸化剤に関するものである。
本発明は第二に、アブラナ科ブラシカ属(Brassica)に属する植物の抽出物を有効成分とする抗酸化剤を含有する化粧料に関するものである。
なお、本明細書に於いて、化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品をも含む広義で用いる。
アブラナ科ブラシカ属植物の化粧料への利用については、特開平6−206814号に、カラシナの抽出物を含む入浴剤(効能:保温効果)が、特開平7−17846号に、クロガシラ(黒芥子)のエキスがコウジ酸の美白作用と抗炎症作用を増強する効果を有することが、特開平7−25763号公報に、カラシナ(黄芥子)のエキスがコウジ酸の美白作用等の持続性を改善する効果を有することが、特開平7−285833号公報に、白芥子の抽出物を含有する養毛剤が、又特開平8−325130号公報に、アブラナ科ブラシカ属植物の抽出物がチロシナーゼ活性の阻害に基づくメラニンの生成抑制作用とリポキシゲナーゼ活性の阻害による抗炎症作用とを有し、これを配合してなる化粧料が、皮膚に対して美白効果と炎症抑制効果とを示すことがそれぞれ開示されているが、アブラナ科ブラシカ属植物の抽出物が顕著な抗酸化作用を奏することは従来全く知られておらず、かかる事実は本発明をまって初めて明らかとなったところである。
特開平6−206814号公報 特開平7−17846号公報 特開平7−25763号公報 特開平7−285833号公報 特開平8−325130号公報
本発明の抗酸化剤は、その強い抗酸化力に基づいて、皮脂や毛髪の脂質の過酸化を抑止して、肌荒れや皮膚のツヤの低下、さらには小皺の発生を防ぎ、又毛髪の乾燥、パサツキ、切れ毛、ツヤの喪失、滑らかさの低下等を防止するといった効果を奏する。それに加えて、本発明の抗酸化剤は、植物由来の成分からなるが故に皮膚刺激等が少なく生体安全性に極めてすぐれており、皮膚或いは毛髪用の化粧料の配合成分として用いて有用である。
又、かかる抗酸化剤を含有してなる本発明の化粧料は、これを皮膚や毛髪に適用したとき、皮膚や毛髪を酸化反応の悪影響から保護して、皮膚を健常かつ若々しい状態に保持或いは改善し、また毛髪のツヤ、しっとり感、くし通り等を向上させる効果を奏する。又、本発明の化粧料は安全性が高く、長期間の使用によっても皮膚や毛髪に傷害を生じさせる恐れがない。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の抗酸化剤の調製に用いるアブラナ科ブラシカ属の植物としては、例えば白芥子(Brassica alba)、黄芥子(Brassica juncea)、黒芥子(Brassica nigra)、アブラナ(Brassica ropa)などが挙げられる。
それらのうちでも、抽出物の抗酸化能の観点から白芥子の使用が最も好ましい。
それらアブラナ科ブラシカ属植物の抽出物の調製は、該植物の種子、葉、茎、根、全草など適宜の部分、好ましくは種子を抽出原料として用い、必要に応じてこれを予め水洗、乾燥、細切もしくは粉砕した上、浸漬法、向流抽出法など適宜の手段により抽出溶媒と接触せしめることによって行われる。
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n−ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独でもしくは二種以上混合して用いられる。
それら抽出溶媒のうちでも、得られる抽出物の抗酸化能の観点、さらには化粧料への幅広い適用が可能であるという点から、水、低級アルコール類及び多価アルコール類から選ばれた一種又は二種以上の混合溶媒の使用、就中水を単独で用いるか、もしくは水とエチルアルコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコールのいずれかとの混合溶媒を用いることが特に好ましい。
混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば水とエチルアルコールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:1〜25:1、水とグリセリンとの混合溶媒であれば1:1〜15:1、又水と1,3−ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、1:1〜15:1の範囲とすることが好ましい。
又、本発明の抽出物の調製に際して、抽出液のpHは5〜9の範囲に保持されることが好ましく、かかる意味で、必要ならば上記の抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を配合し、所望のpHとなるように調整してもよい。
抽出温度、時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類、植物の抽出部位・細切度等によっても異なるが、例えば浸漬法の場合であれば、抽出温度は、一般に20〜80℃、好ましくは30〜60℃の範囲であり、又抽出時間は、室温抽出の場合で10分〜1日程度、特に30分〜2時間程度が好適である。
ここに得られる抽出物溶液は、一般にはpHを4〜8に調整した上、これをそのままもしくは減圧濃縮等により適宜の濃度として皮膚外用剤に配合してもよく、又場合によっては、スプレードライ法、凍結乾燥法など常法に従って粉末化して配合してもよい。
以上の如くして調製される本発明のブラシカ属植物の抽出物は、後に試験例に示す通り、強い抗酸化作用を有し、しかも皮膚刺激性が少ないなど生体安全性にすぐれ、化粧料配合用の抗酸化剤として有用なものである。
かかる抗酸化剤を含有する本発明の化粧料としては、例えば乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、洗顔料などの基礎化粧料、口紅、ファンデーション、リキッドファンデーション、メイクアッププレスパウダーなどのメイクアップ化粧料、ヘアーシャンプー、ヘアーリンス、ヘアートリートメント、コンディショナー、染毛料、整髪料などの頭髪化粧料、洗顔料、ボディーシャンプー、石けんなどの清浄用化粧料、さらには浴剤等が挙げられるが、勿論これらに限定されるものではない。
本発明の化粧料中の抗酸化剤の配合量は、その有効成分たるブラシカ属植物の抽出物の固形分として、例えば基礎化粧料については、一般に0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜3重量%の範囲、メイクアップ化粧料ついては、一般に0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜2重量%の範囲、頭髪化粧料については、一般に0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲、又清浄用化粧料については、一般に0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲とするのがよい。
本発明の化粧料には、必須成分のブラシカ属植物抽出物を有効成分とする抗酸化剤のほかに、通常化粧料に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、色素、香料、生理活性成分等を必要に応じて適宜配合することができる。
又、本発明の抗酸化剤の有効性や特長を損なわない限り、他の抗酸化剤を組み合わせ配合することもできる。
ここで、油性成分としては、例えばオリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、植物由来スクワランなどの植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油などの動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリンなどのロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワランなどの炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis−11−エイコセン酸などの脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2−エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)などの合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
界面活性剤としては,例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩などのアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級〜第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩などのカチオン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシルアミドプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタインなどの両性界面活性剤等を使用することができる。
又、乳化剤乃至乳化助剤として、酵素処理ステビアなどのステビア誘導体、レシチン及びその誘導体、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀など)、ジュアゼイロ(Zizyphus juazeiro:Rhamnaceae)抽出物等を配合することもできる。
保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース等の糖類、乳酸菌醗酵米、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体など)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、ビャッキュウ抽出物、魚介類由来コラーゲン及びその誘導体、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻或いは紅藻由来成分、ビャッキュウ抽出物、ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体等の多糖類、キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム等のガム類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体、ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、1,2−ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物等がある。
粉体成分としては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、6−又は12−ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビなど)のパウダー、豆類(大豆、小豆など)のパウダー等がある。
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−ターシャリーブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
生理活性成分としては、例えば美白成分として、t−シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、ソウハクヒ抽出物、ユキノシタ抽出物、米糠抽出物、米糠抽出物加水分解物、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀類)、白芥子加水分解抽出物、ムラサキシキブ抽出物、パンダヌス・アマリリフォリウス(Pandanus amaryllifolius Roxb.)抽出物、アルカンジェリシア・フラバ(Arcangelicia flava Merrilli)抽出物、カミツレ抽出物(商品名:カモミラET)、コンブ等の海藻の抽出物、アマモ等の海草の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸など)、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体等が、又皮膚老化防止・美肌化成分として、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t−シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、アラントイン、α−ヒドロキシ酸類、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、ゲンチアナエキス、甘草エキス、ハトムギエキス、カミツレエキス、ニンジンエキス、アロエエキスなどの生薬抽出エキス、米抽出物加水分解物、米糠抽出物加水分解物、米醗酵エキス、ミツイシコンブ抽出物、アナアオサ抽出物、アマモ等の海草の抽出物、ソウハクヒエキス、ジュアゼイロ(Zizyphus juazeiro)抽出物等がある。
上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L−アスコルビン酸−2−グルコシド(2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸)、L−アスコルビン酸−5−グルコシド(5−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸)などのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L−アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3−O−エチルアスコルビン酸、L−アスコルビン酸−2−リン酸−6−O−パルミテートナトリウム等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)、α−アルブチン(ハイドロキノン−α−D−グルコピラノシド)等が、レゾルシノール誘導体としては、例えば4−n−ブチルレゾルシノール、4−イソアミルレゾルシノール等が、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5−ジアセトキシ安息香酸、2−アセトキシ−5−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−5−プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、ビタミンE誘導体としては、例えばビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等が、α−ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α−ヒドロキシオクタン酸等がある。
さらに、抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ビタミンE及びその誘導体、ビャッキュウ抽出物、イネ抽出物等がある。
次に、実施例、試験例及び処方例(化粧料の実施例)を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下に於いて、部はすべて重量部を、又%はすべて重量%を意味する。
実施例1.抗酸化剤の調製(1)
白芥子の種子の粉砕物50gに精製水1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物溶液(固形分濃度0.98%)からなる抗酸化剤810gを得た。
実施例2.抗酸化剤の調製(2)
白芥子の種子の粉砕物50gに30%1,3−ブチレングリコール水溶液1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物溶液(固形分濃度0.94%)からなる抗酸化剤790gを得た。
実施例3.抗酸化剤の調製(3)
白芥子の種子の粉砕物50gに20%エタノール水溶液1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物溶液(固形分濃度0.94%)からなる抗酸化剤850gを得た。
実施例4.抗酸化剤の調製(4)
黄芥子の種子の粉砕物50gに精製水1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の黄芥子抽出物溶液(固形分濃度0.96%)からなる抗酸化剤830gを得た。
実施例5.抗酸化剤の調製(5)
黒芥子の種子の粉砕物50gに精製水1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の黒芥子抽出物溶液(固形分濃度0.96%)からなる抗酸化剤850gを得た。
実施例6.抗酸化剤の調製(6)
実施例1と同様にして調製した白芥子抽出物溶液500gを凍結乾燥した後粉砕し、微黄色の白芥子抽出物粉末からなる抗酸化剤4.8gを得た。
試験例1.過酸化脂質抑制試験
実施例1で得られた本発明の抗酸化剤の抗酸化作用を、ビタミンEと対比して調べた。
[試料]
(1)実施例1の抗酸化剤を2.5%の濃度で含む水溶液(本発明試料a)
(2)実施例1の抗酸化剤を5.0%の濃度で含む水溶液(本発明試料b)
(3)0.01%ビタミンE水溶液(比較試料)
(4)精製水(対照)
[試験方法]
リノール酸にUV−B(1.4mW/cm2)を1.5時間照射して過酸化を誘導し、ここに得られた過酸化リノール酸を500mMの濃度となるようにエタノールに溶解した。
500mM過酸化リノール酸エタノール溶液1.0mLに、0.2Nリン酸緩衝液10mL、エタノール9mL及び試料5mLを混合し、この混合液を40℃で5日間インキュベートした。
インキュベート開始前(インキュベート0日)、開始後1日目、3日目及び5日目に混合液をサンプリングし、以下の方法により過酸化脂質の生成量を測定した。
即ち、サンプリングした混合液0.1mLに、75%エタノール4.7mL、30%チオシアン酸アンモニウム水溶液0.1mLを混合し、測定直前にこれに0.02M塩化第一鉄3.5%塩酸水溶液0.1mLを加えて500nmに於ける吸光度(ABS500)を測定した。
結果を図1に示す。
図1に示す通り、白芥子抽出物を有効成分としてなる本発明の抗酸化剤は、経時的に進行する過酸化脂質の生成を顕著に抑制し、強い抗酸化作用を示す。
試験例2.毛髪脂質の過酸化抑制試験
[試験方法]
黒髪及びカラーリングを施術した毛束(およそ8〜9g)に、それぞれ実施例2の抗酸化剤の10%水溶液2mlを塗布し乾燥した後、各毛束にシャンプー処理と紫外線照射処理(紫外線ランプ:FL20S・E(東芝)、紫外線強度:UVB:9J/cm2、UVA: 2J/cm2)を、1日1回13日間行った。。
上記の処理の開始前(0日目)及び処理開始後1、5、13日目に、それぞれの毛束から経時的にサンプリングを行い、過剰量のヘキサンで洗浄した後風乾し、エタノールで拭いて1〜2mmに裁断した。それぞれの毛髪を抽出溶媒(クロロホルム:メタノール:水=18:9:1)で冷温24時間抽出し、抽出液中の遊離脂肪酸および過酸化脂質を測定した。過酸化脂質の測定はロダン鉄法で実施し、遊離脂肪酸は抽出液に銅試液を加え、抽出操作後に発色試薬を加えて480nmでの吸光度を測定した。
ここに得られた結果から遊離脂肪酸中の過酸化脂質の比率を算出し、過酸化の抑制度合いを測定した。
なお、比較のため、本発明の実施例2の抗酸化剤に代えて精製水をカラーリング毛束に塗布した場合についても、同様の試験を実施した。
[結果]
結果を図2に示す。
図2に示す通り、白芥子抽出物を有効成分とする本発明の抗酸化剤は、毛髪に含まれる脂質中の過酸化脂質の割合の上昇を顕著に抑制しており、紫外線による毛髪脂質の過酸化の防止に用いて有用である。
試験例3.皮膚刺激性
[試料]
(1)実施例1の抗酸化剤を日局親水ワセリンに5%の濃度となるように練合し たもの(本発明試料)
(2)日局親水ワセリン(対照)
[試験方法]
年齢20〜50歳の成人男女40名を被験者とし、各々の上腕部内側をエタノールで拭って皮脂を除去し、該部位に、フィンチャンバーのアルミ板に本発明試料及び対照の日局親水ワセリンをそれぞれ0.2g宛塗布したものを貼付した。24時間後にフィンチャンバーを除去し、皮膚刺激の程度をつぎに述べる方法並びに基準により判定した。
[判定]
パッチ除去後1時間後、24時間後及び48時間後に、貼付部位の紅斑及び浮腫の状況を、以下の「ドレイズ法による皮膚刺激性判定基準」に基づき目視判定し、被験者40名の平均値を求めた。
(紅斑)
スコア 皮膚の状態
0 : 紅斑なし
1 : 極軽度の紅斑
2 : 明らかな紅斑
3 : 中程度から強い紅斑
4 : 深紅色の強い紅斑に軽い痂皮形成
(浮腫)
スコア 皮膚の状態
0 : 浮腫なし
1 : 極軽度の浮腫
2 : 明らかな浮腫(周囲と明らかに区別可能)
3 : 中程度の浮腫(1mm以上の盛り上がり)
4 : 強い浮腫(さらに周囲にも広がり)
[結果]
結果を表1に示す。
Figure 2005112780
表1の結果から明らかな通り、白芥子抽出物を有効成分としてなる本発明の抗酸化剤は皮膚刺激が殆どなく、安全性に極めてすぐれている。
処方例1.クリーム
[A成分] 部
流動パラフィン 5.0
ヘキサラン (注1) 4.0
パラフィン 5.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
(注1)株式会社テクノーブル製 トリオクタン酸グリセリル
[B成分]
実施例1の抗酸化剤 10.0
グリセリン 5.0
メチルパラベン 0.1
モイストン・C (注2) 1.0
精製水 全量が100部となる量
(注2)株式会社テクノーブル製 NMF成分
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。
処方例2.クリーム
処方例1のB成分中実施例1の抗酸化剤に代えて実施例2の抗酸化剤を用いるほかは処方例1と同様にしてクリームを得た。
処方例3.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
実施例1の抗酸化剤 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。こ
れを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
処方例4.ローション
[成分] 部
実施例3の抗酸化剤 10.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
処方例5.化粧水
[A成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルエーテル 0.5
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
実施例4の抗酸化剤 10.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。
これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。
処方例6.乳液
処方例3のB成分中、実施例1の抗酸化剤に代えて実施例2の抗酸化剤を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
処方例7.乳液
処方例3のB成分中、実施例1の抗酸化剤に代えて実施例3の抗酸化剤を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
処方例8.乳液
処方例3のB成分中、実施例1の抗酸化剤に代えて実施例5の抗酸化剤を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
処方例9.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
実施例1の抗酸化剤 10.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
処方例10.乳液
処方例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは処方例9と同様にして乳液を得た。
処方例11.乳液
処方例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム2.0部を用いるほかは処方例9と同様にして乳液を得た。
処方例12.乳液
処方例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン2.0部を用いるほかは処方例9と同様にして乳液を得た。
処方例13.乳液
処方例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(株式会社テクノーブル製、商品名「グレイスノウ*雪*HP」、固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは処方例9と同様にして乳液を得た。
処方例14.乳液
処方例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてγ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸1.0部を用いるほかは処方例9と同様にして乳液を得た。
処方例15.ローション
[成分] 部
実施例1の抗酸化剤 10.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
アルギン酸ナトリウム 0.1
水酸化カリウム 適量
香料 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
処方例16.プレストパウダー
[A成分] 部
ベンガラ 0.5
黄酸化鉄 1.5
黒酸化鉄 0.1
酸化チタン 10.0
6−ナイロンパウダー 4.0
セリサイト 全量が100部となる量
マイカ 23.0
タルク 25.0
実施例6の抗酸化剤 0.1
[B成分]
スクワラン 1.0
メチルポリシロキサン 4.0
プロピルパラベン 0.1
デヒドロ酢酸 0.1
流動パラフィン 2.0
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ混合攪拌し混合した後、200メッシュのタイラーメッシュの篩にかけ、得られた混合粉末を金型に打型してプレストパウダーを得た。
処方例17.リキッドファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
[B成分]
実施例2の抗酸化剤 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ加温した後混合攪拌した。これを再加温し、上記のC成分を添加して型に流し込み、室温になるまで攪拌してリキッドファンデーションを得た。
実施例18.クリームファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸 5.0
セタノール 2.0
モノステアリン酸グリセリル 3.0
流動パラフィン 5.0
スクワラン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.0
ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸グリセリル 2.0
プロピルパラベン 0.1
[B成分]
実施例1の抗酸化剤 5.0
ソルビトール 3.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
トリエタノールアミン 1.5
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 2.0
カオリン 5.0
ベントナイト 1.0
着色顔料 適 量
[D成分]
香料 0.3
C成分を混合し、粉砕機で粉砕した。B成分を混合し、これに粉砕したC成分を加え、コロイドミルで均一分散させた。A成分及び均一分散させたB、C成分をそれぞれ80℃に加温後、B、C成分にA成分を攪拌しながら加え、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、D成分を加えて攪拌混合し、さらに攪拌しながら30℃以下まで冷却してクリームファンデーションを得た。
処方例19.ヘアートニック
[A成分] 部
エタノール 60.0
l−メントール 0.5
香料 0.1
メチルパラベン 0.1
[B成分]
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
実施例3の抗酸化剤 10.0
精製水 全量が100部となる量
上記のA成分とB成分をそれぞれ常温で溶解した後、A成分にB成分を攪拌しながら加え溶解させてヘアートニックを得た。
処方例20.ヘアートリートメント
[成分] 部
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 6.0
ポリビニルピロリドン 4.0
グリセリン 1.0
エチルパラベン 0.1
実施例2の抗酸化剤 5.0
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を80℃に加温した後混合攪拌してヘアートリートメントを得た。
本品はヘアーパックとしても好適なものであった。
処方例21.ヘアーシャンプー
[A成分] 部
N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
クエン酸 0.1
実施例2の抗酸化剤 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアーシャンプーを得た。
処方例22.ヘアーリンス
[A成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.2
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
実施例2の抗酸化剤 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアーリンスを得た。
処方例23.ボディシャンプー
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
実施例2の抗酸化剤 10.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
処方例24.石けん
[A成分] 部
硬化ヒマシ油 26.0
ヤシ油 10.0
オリーブ油 4.0
[B成分]
水酸化ナトリウム 6.0
砂糖 10.0
グリセリン 5.0
実施例6の抗酸化剤 0.5
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
エタノール 20.0
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加えてケン化した。これを攪拌しながら50℃まで冷却し、C成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温下で数日間乾燥させ、充分に乾燥したものを型から取りだして石けんを得た。
図1は、試験例1の各試料の過酸化脂質生成抑制効果を示すグラフである(縦軸:過酸化脂質生成量(ΔABS)、横軸:経過時間(日))。 図2は、試験例2の各試料の毛髪脂質の過酸化に対する抑制効果を示すグラフである(縦軸:過酸化脂質/遊離脂肪酸比)
符号の説明
A 黒髪の毛束に実施例2の抗酸化剤の10%液を塗布した場合
B カラーリング毛の毛束に精製水を塗布した場合
C カラーリング毛の毛束に実施例2の抗酸化剤の10%液を塗布した場合

Claims (3)

  1. アブラナ科ブラシカ属(Brassica)に属する植物の抽出物を有効成分とする抗酸化剤。
  2. アブラナ科ブラシカ属に属する植物が白芥子(Brassica alba)である請求項1に記載の抗酸化剤。
  3. 請求項1の抗酸化剤を含有する化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009026944A1 (en) * 2007-08-27 2009-03-05 Dsm Ip Assets B.V. Tryptase inhibiting mustard extract
JP2011037781A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Kracie Home Products Ltd 毛髪損傷予防剤及びそれらを配合した毛髪化粧料
KR101135340B1 (ko) * 2009-09-16 2012-04-17 (주)아모레퍼시픽 항산화용 화장료 조성물
JP2014105167A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Kyoei Kagaku Kogyo Kk 化粧料

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