JP2005112179A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 暖房運転開始時にエンジン冷却水の温度を早急に上昇させてエンジン効率を向上させることができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、車両室内の空気を調和する車両用空調装置1であって、冷房運転時に蒸発器として機能し暖房運転時に加熱器として機能する車室内熱交換器6と、この室内熱交換器の下流に設けられエンジン24の冷却水を熱源とするヒータコア22と、車室内熱交換器及びヒータコア又は車室内熱交換器により空調された空気を車室内の所定の方向に吹出すように設定された複数の空調モードから1つの空調モードを選択する空調モード選択手段と、暖房運転時に、冷却水の温度が所定値以下で且つ外気の温度が所定値未満のときはヒータコアの機能を停止させ、冷却水の温度が所定値以上または外気の温度が所定値以上であるときはヒータコアを機能させるエアミックスダンパ30と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用空調装置に係り、特に、室内熱交換器とエンジンの冷却水を熱源とするヒータコアとにより空調を行う車両用空調装置に関する。
従来から、例えば、特許文献1に記載されているように、室内熱交換器とエンジンの冷却水を熱源とするヒータコアとにより空調を行う車両用空調装置が知られている。
この従来の車両用空調装置では、調和される空気が流れる空調用ダクト内において、空気流の上流側にヒートポンプサイクルの室内熱交換器が設けられ、この室内熱交換器の下流側にはヒータコアが設けられている。また、従来の車両用空調装置は、上述した空調用ダクトに対して並列させてヒータコアをバイパスするバイパス通風路を備え、さらに、このバイパス通風路またはヒータコアへの空気出入口を選択的に閉鎖するバイパス路ダンパを備えている。このバイパス路ダンパは、エンジンの冷却水の温度を検知するエンジン冷却水温センサからの信号に基づき、暖房運転時に室内熱交換器によって暖められた空気がヒータコアを通過する量を調節するようになっている。
この従来の車両用空調装置は、暖房運転において、エンジンの始動時にエンジン冷却水温センサが設定値以下を検知すると、バイパス路ダンパがヒータコアの出入口を閉鎖すると共にバイパス通風路を開放し、ヒートポンプの室内熱交換器によって暖められた空気はエンジン始動直後の冷えているヒータコアを避けてバイパス路を通過し、ダクト吹出口から送出される。その後、エンジン冷却水が設定温度以上に昇温すると、バイパス路ダンパがヒータコアの出入口を開放し、バイパス通風路を閉ざす位置に変位され、ヒータコアとヒートポンプが共に働き、最強の暖房運転が行われる。
特開昭61−178213号公報(第5−16頁、第1図ないし第3図)
しかしながら、上述した従来の車両用空調装置において、暖房運転中、エンジン冷却水が設定温度以下であるかぎり、バイパス路ダンパがヒータコアの出入口を閉鎖すると共にバイパス通風路を開放し続けて、ヒートポンプの室内熱交換器によって暖められた空気が下流のヒータコアで冷却されることを防ぐ。この結果、ヒータコアのエンジン冷却水が暖まるのに時間がかかり、エンジン効率が低い状態で長時間運転が行われ、燃費が悪化するという問題がある。
また、従来の車両用空調装置においては、バイパス路ダンパの制御を行うことにより、空調用ダクト内において空気の圧力損失が急激に変化して送風音が増加し、この結果、乗員のフィーリングが悪化するという問題もある。
さらに、従来の車両用空調装置では、ヒートポンプサイクルとして熱媒体の高圧側の圧力が熱媒体の臨界圧力を超える超臨界ヒートポンプサイクルを適用させた場合、暖房運転時に放熱器となる室内熱交換器の入口側と出口側との間で、熱媒体が定圧条件下で温度勾配を持つことになる。このため、室内熱交換器の下流の空気温度に温度差が生じ、乗員のフィーリングが悪くなるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、暖房運転開始時にエンジン冷却水の温度を早急に上昇させてエンジン効率を向上させることができる車両用空調装置を提供することを目的としている。
さらに、本発明は、熱媒体の高圧側の圧力が熱媒体の臨界圧力を超える超臨界ヒートポンプサイクルにおいて、車室内に吹出す空気流の温度差を低減させ、乗員のフィーリングの悪化を防止することができる車両用空調装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両室内の空気を調和する車両用空調装置であって、冷房運転時に蒸発器として機能し暖房運転時に加熱器として機能する室内熱交換器と、この室内熱交換器の下流に設けられ車両駆動装置の冷却水を熱源とするヒータコアと、上記室内熱交換器及びヒータコア又は室内熱交換器により空調された空気を車室内の所定の方向に吹出すように設定された複数の空調モードから1つの空調モードを選択する空調モード選択手段と、暖房運転時に、上記冷却水の温度が所定値以下で且つ外気の温度が所定値未満のときは上記ヒータコアの機能を停止させ、上記冷却水の温度が所定値以上または外気の温度が所定値以上であるときは上記ヒータコアを機能させる制御手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、冷却水温度が所定温度以下であっても外気温が所定温度以上であれば、エンジン始動時にヒータコアが機能し、室内熱交換器で加熱された空気がヒータコアに送り込まれる。この結果、エンジン始動時にエンジン冷却水の温度を早急に上昇させると共に、エンジン効率を上昇させ、燃費を向上させることができる。
また、本発明において、好ましくは、制御手段は、空調モードとしてデフモードが選択された場合、冷却水の温度が所定値以下の場合、ヒータコアの機能を停止させる。
このように構成された本発明によれば、室内熱交換器で加熱された空気がヒータコアをバイパスして車両のフロント窓ガラスの方向に直接送り込まれ、車両のフロントの視界の確保が優先されるため、運転者に対する安全性と即温性を十分に満たすことができる。
また、本発明において、好ましくは、更に、ヒータコアの入口側又は出口側に設けられたエアミックスダンパを有し、制御手段は、このエアミックスダンパの開度を制御することによりヒータコアの機能を停止させると共にヒータコアを機能させる。
また、本発明において、好ましくは、更に、車両駆動装置からヒータコアに流す冷却水の流量を制御する流量調整弁を有し、制御手段は、この流量調整弁を閉鎖してヒータコアの機能を停止させると共に流量調整弁の開度を制御してヒータコアを機能させる。
さらに、本発明において、好ましくは、室内熱交換器は、熱媒体の高圧側の圧力が臨界圧力を超える超臨界ヒートポンプサイクルの放熱器である。
このように構成された本発明によれば、超臨界ヒートポンプサイクルにおいて、室内熱交換器で加熱されて温度差のついた空気がヒータコアで再度加熱されるため、車室内に吹出す空気流の温度差を低減させ、この結果、乗員フィーリングの悪化を防止することができる。
以上説明したように本発明の車両用空調装置によれば、暖房運転開始時にエンジン冷却水の温度を早急に上昇させてエンジン効率を向上させることができる。
さらに、本発明の車両用空調装置によれば、熱媒体の高圧側の圧力が熱媒体の臨界圧力を超える超臨界ヒートポンプサイクルにおいて、車室内に吹出す空気流の温度差を低減し、乗員のフィーリングの悪化を防止することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の車両用空調装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による車両用空調装置において、超臨界ヒートポンプサイクルを適用させた場合の全体構成図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による車両用空調装置1は、熱媒体を圧縮する圧縮機2と、冷房時と暖房時の回路を切り換える四方弁4と、熱媒体と車室内の空気の間で熱交換をする車室内熱交換器6と、熱媒体の流路を絞り減圧する第1電子膨張弁8と、を有する。また、車両用空気調和装置1は、回路を流れる熱媒体の間で熱交換をする内部熱交換器10と、熱媒体の流路を絞り減圧する第2電子膨張弁12と、熱媒体と外気の間で熱交換をする車室外熱交換器14と、流入した熱媒体を気相と液相に分離し、気相の熱媒体を流出させるアキュムレータ16と、を有する。
ここで、本実施形態では、超臨界ヒートポンプサイクルに使用される熱媒体として、高圧側の圧力が臨界圧力を超える超臨界流体である二酸化炭素(CO2)を使用している。
圧縮機2は、アキュムレータ16から流出した気相の熱媒体を圧縮して圧力を増大させ、熱媒体を四方弁4に送り込む開放コンプレッサであり、その回転数は車両のエンジン回転数と連動している。四方弁4は、4つの流出入口4a、4b、4c、4dを有し、暖房時は流出入口4aと4b、4cと4dがそれぞれ連通し、冷房時は流出入口4aと4d、4bと4cがそれぞれ連通するように切り換えられるようになっている。
また、本実施形態の車両用空気調和装置1では四方弁4を切り換えることによって、熱媒体は、暖房時においては、圧縮機2→車室内熱交換器6→第1電子膨張弁8→内部熱交換器10→第2電子膨張弁12→車室外熱交換器14→アキュムレータ16→内部熱交換器10→圧縮機2の順に流れるようになっている(図1に実線で示す暖房回路参照)。
一方、冷房時においては、熱媒体は、圧縮機2→車室外熱交換器14→第2電子膨張弁12→内部熱交換器10→第1電子膨張弁8→車室内熱交換器6→アキュムレータ16→内部熱交換器10→圧縮機2の順に流れるようになっている(図1に一点破線で示す冷房回路参照)。
車室内熱交換器6は、車室内に配置され、隣接して配置されたブロワー20によって生じた気流を受けて車室内熱交換器6の内部を流れる熱媒体と車室内の空気の間で熱交換を行う。この車室内熱交換器6は、暖房時には、圧縮機2によって圧縮されて温度が上昇した熱媒体が流入し車室内の空気に熱を放出する加熱器として機能し、冷房時には、第1電子膨張弁8によって膨張されて温度が低下した熱媒体が流入し車室内の空気から熱を吸収する蒸発器として機能するようになっている。
第1電子膨張弁8は、熱媒体の流路を絞ることによって熱媒体の流れの下流側の圧力を低下させる。この第1電子膨張弁8は、暖房時には、車室内熱交換器6から流入した熱媒体の圧力を低下させ、内部熱交換器10に流出する熱媒体の温度を下げ、冷房時には、内部熱交換器10から流入した熱媒体の圧力を低下させることによって車室内熱交換器6に流出する熱媒体の温度を下げるようになっている。
内部熱交換器10は、第1電子膨張弁8と第2電子膨張弁12との間を流れる熱媒体と、アキュムレータ16と圧縮機2との間を流れる熱媒体の間で熱交換を行うように配置されている。
本実施形態においては、冷房時と暖房時とも、アキュムレータ16と圧縮機2との間を流れる熱媒体よりも第1電子膨張弁8と第2電子膨張弁12との間を流れる熱媒体の方が温度が高いので、熱は、アキュムレータ16と圧縮機2の間を流れる熱媒体の方へ移動する。また、内部熱交換器10における熱交換量は、アキュムレータ16と圧縮機2との間を流れる熱媒体と、第1電子膨張弁8と第2電子膨張弁12との間を流れる熱媒体との温度差に比例するので、各熱媒体の温度差が小さいほど少なくなる。
第2電子膨張弁12は、熱媒体の流路を絞ることによって熱媒体の流れの下流側の圧力を低下させる。この第2電子膨張弁12は、暖房時には、内部熱交換器10から流入した熱媒体の圧力を低下させ、車室外熱交換器14に流出する熱媒体の温度を下げ、冷房時には、車室外熱交換器14から流入した熱媒体の圧力を低下させることによって内部熱交換器10に流出する熱媒体の温度を下げる。第2電子膨張弁12も、第1電子膨張弁と同様の構造の電子膨張弁を使用することができる。
車室外熱交換器14は車室外に配置され、車室外熱交換器14の内部を流れる熱媒体と外気の間で熱交換を行う。この車室外熱交換器14は、暖房時には、内部熱交換器10を通過した熱媒体が流入し、外気から熱を吸収し、冷房時には、圧縮機2によって圧縮されて温度が上昇した熱媒体が流入し外気に熱を放出する。
アキュムレータ16は、暖房時には車室外熱交換器14によって熱交換された熱媒体を受け入れて、熱媒体を気相と液相に分離し、気相の熱媒体を内部熱交換器10へ流出させ、冷房時には車室内熱交換器6によって熱交換された熱媒体を受け入れて、熱媒体を気相と液相に分離し、気相の熱媒体を内部熱交換器10へ流出させる。
空調装置1は、さらに、空調用ダクトケーシング18を備え、この空調用ダクトケーシング18内には上述した車室内熱交換器6が設けられており、空調用ダクトケーシング18内の車室内熱交換器6の上流にはブロワー20が設けられ、このブロワー20が空気吸入口21から空気を吸入して車室内熱交換器6に向けて送り込み、車室内熱交換器6で加熱された空気を下流へ送り出すようになっている。空調用ダクトケーシング18内の車室内熱交換器6の下流には、ヒータコア22が設けられ、このヒータコア22とエンジン24との間には、両者間においてエンジン24の冷却水(温水)を循環させる冷却水循環回路26a,26bが設けられている。この冷却水循環回路26a,26bのうち、ヒータコア22の上流側に配置される上流側冷却水循環回路26aには、エンジン24によって駆動され、循環回路26a,26b内で冷却水を圧送させるポンプ28が設けられている。
また、空調用ダクトケーシング18内の車室内熱交換器6とヒータコア22との間には、エアミックスダンパ30が設けられている。このエアミックスダンパ30は、車室内熱交換器6で暖められた空気がヒータコア22に流れる量を調節するためものである。図1では、エアミックスダンパ30がヒータコア22の入口22aを完全に開放した状態の位置をAで示し、入口22aを完全に閉鎖した状態の位置をBで示しており(詳細は後述する)、ダンパ30は制御部32によって位置Aと位置Bとの間で開閉可能に制御されるようになっている。
さらに、ヒータコア22には冷却水温度センサ34が設けられ、この冷却水温度センサ34が、ヒータコア22の内部を循環するエンジン冷却水(温水)の温度Tcを検出し、検出した信号をダンパ30の制御部32に送信するようになっている。
また、空調用ダクトケーシング18の外部に外気温度センサ36が設けられ、この外気温度センサ36が外気の温度Toを検出し、検出した信号をダンパ30の制御部32に送信するようになっている。エアミックスダンパ30の開閉位置(開度)は、これらの冷却水温度センサ34及び外気温度センサ36による温度情報に基づきダンパ30の制御部32によって制御されるようになっている。
ここで、図1に示す本実施形態では、一例としてエアミックスダンパ30がヒータコア22の入口側22a(上流側)に設けられた形態を説明しているが、ダンパ30がヒータコア22の出口側22b(下流側)に設けられてもよい。
また、空調用ダクトケーシング18内の最下流には空気吹出口38が設けられ、この空気吹出口38は、デフロスタ(DEF)吹出口38aと、フェイス(FACE)吹出口38bと、フット(FOOT)吹出口38cの3つの吹出口によって構成されている。デフロスタ吹出口38aについては、空調モードとしてデフロスタモード(以下「デフモード」と呼ぶ)が選択された場合に上流側から吹出口38に送り込まれた空調風(主に温風)を車両のフロント窓ガラスの内面に向けて吹出すようになっている。フェイス吹出口38bについては、空調モードとしてフェイスモードが選択された場合に上流側から吹出口38に送り込まれた空調風(主に冷風)を乗員の頭胸部に向けて吹出すようになっている。フット吹出口38cについては、空調モードとしてフットモードが選択された場合に上流側から吹出口38に送り込まれた空調風(主に温風)を乗員の足元部に向けて吹出すようになっている。これらの各吹出口38a,38b,38cには、吹出口を選択的に開閉する吹出しモード切替ドア40a,40b,40cがそれぞれ回動可能に設けられている。
ここで、上述した各モード切替ドア40a,40b,40cは、リンク機構(図示せず)を介してサーボモータ等のアクチュエータ(図示せず)により駆動されるようになっている。
上述したように、本発明の第1実施形態による車両用空調装置1は、冷暖房の両方の運転モードを備えた空調装置であるが、以下、暖房運転に関してのみ説明する。
図2は、本発明の第1実施形態による車両用空調装置において、二酸化炭素を熱媒体として使用した場合の超臨界ヒートポンプサイクルを示すモリエ線図(P−h線図)である。ここで、図2において、「40℃」、「55℃」、「170℃」と示した曲線は等温線である。
図3は、車室内熱交換器6の入口から出口へ通過する熱媒体の温度変化を示す線図である。ここで、図3において、本実施形態の車両用空調装置1の熱媒体である二酸化炭素(CO2)の温度変化を実線で示し、これと比較するため、代替フロン(R134a)のものを破線で示す。
本発明の第1実施形態による車両用空調装置1においては、車両用空調装置1を作動させると圧縮機2が回転し、図2の点Aの状態の熱媒体が圧縮機2に吸入されて圧縮される。
圧縮機2によって圧縮された熱媒体は、圧力P、エンタルピhが上昇し、ほぼ170℃付近にある超臨界状態である点Bの状態になる。圧縮機2によって圧縮された熱媒体は、流出入口4aから四方弁4に流入し、流出入口4bから流出する。四方弁4を通過した熱媒体は、車室内熱交換器6の入口付近では、点B付近の温度約170℃よりもある程度低い温度で車室内熱交換器6内に流入する。車室内熱交換器6内を通過した熱媒体は、車室内の空気に熱を放出することによってエンタルピhが減少し、車室内熱交換器6の出口付近では、ほぼ55℃付近の点Cの状態になり、車室内の空気が暖められる。このとき、熱媒体は超臨界状態にあるため熱媒体の相変化はなく、熱媒体が熱を放出するにつれて熱媒体の温度は低下するようになっている。なお、代替フロン(R134a)を熱媒体として使用した場合は、熱媒体は車室内熱交換器6の通過前後で温度変化がほとんどない(図3参照)。
車室内熱交換器6によって熱交換された熱媒体は、第1電子膨張弁8に流入する。第1電子膨張弁8は開放されており、第1電子膨張弁8を通過した熱媒体の圧力は変化せず、点Cの状態の熱媒体が内部熱交換器10にそのまま流入する。内部熱交換器10の他方の側を流れる熱媒体は点Fの状態にあり、点Cの状態の熱媒体よりも温度が低いので、内部熱交換器10に流入した熱媒体は、熱を奪われエンタルピhが減少して、ほぼ40℃付近にある点Dの状態になる。
内部熱交換器10によって熱交換された熱媒体は、第2電子膨張弁12を通過することによって減圧され気液2相の点Eの状態になり、温度が低下する。第2電子膨張弁12を通過して温度が低下した熱媒体は、車室外熱交換器14に入り、外気から熱を吸収する。これにより、車室外熱交換器14内を流れる熱媒体は気化しながら、エンタルピhが増大して点Fの気相状態となる。
点Fの気相状態となった熱媒体は、流出入口4dから四方弁4に流入し、流出入口4cから流出する。四方弁4を通過した熱媒体は、アキュムレータ16に入り、液相の成分が除去される。アキュムレータ16で液相の成分が除去された熱媒体は、内部熱交換器10に流入する。
前述のように、アキュムレータ16から内部熱交換器10に流入した点Fの状態の熱媒体は、第1電子膨張弁8から内部熱交換器10に流入した点Cの状態の熱媒体よりも温度が低いので、点Fの状態の熱媒体は、熱を吸収してエンタルピhが増大し、点Aの状態に戻り1回のサイクルが完了する。なお、点C−D間の長さと点F−A間の長さは、ほぼ等しくなる。
つぎに、図4を参照して、暖房運転時におけるエアミックスダンパ30の制御部32がダンパ30の開度を制御する方法の一例を具体的に説明する。図4は、エアミックスダンパ30の開度を制御する方法手順を示すフローチャートである。ここで、図4における「S」は、各ステップを示している。
まず、S1においてエンジン24が始動されたかどうかを判定し、始動されている場合には、S2に進み、暖房運転が指令されたかどうかを判定する。
S2において、暖房運転指令されていれば、S3に進み、冷却水温度センサ34により検出されたヒータコア22の内部を循環するエンジン冷却水(温水)の温度Tcが所定温度T1(例えば20℃〜40℃)以上であるかどうかを判定する。冷却水温度Tcが所定温度T1以下の場合には、S4へ進み、冷却水温度Tcが所定温度T1よりも大きい場合にはS7へ進む。
つぎに、S4では、外気温度センサ36が外気の温度Toを検出し、この検出した外気温度Toが所定温度T2(例えば5℃)以上である場合にはS5へ進み、外気温度Toが所定温度T2未満である場合にはS6へ進む。
S5では、空調モードが選択され、吹出しモードとしてデフモードが選択された場合にはS6へ進み、S6においてエアミックスダンパを閉鎖位置B(図1参照)に位置決めする。一方、S5において吹出しモードとしてデフモード以外のモードが選択された場合には、S7へ進み、エアミックスダンパを開放位置A(図1参照)に位置決めする。
つぎに、本発明の第1実施形態による車両用空調装置1による暖房運転時の動作を説明する。
車両のエンジン24が始動すると共に空調装置1が作動し、圧縮機2が熱媒体を吸入圧縮し、車室内熱交換器(放熱器)6に熱媒体を吐出する。車室内熱交換器6は臨界圧力を超える熱媒体を放熱し、車室内熱交換器6から流出した熱媒体は、第1電子膨張弁8によって減圧される。
第1電子膨張弁8で減圧された熱媒体は、内部熱交換器10及び第2電子膨張弁12を通過した後、車室外熱交換器(蒸発器)14によって蒸発され、アキュムレータ16によって液相熱媒体と気相熱媒体とに分離され、気相熱媒体が圧縮機2に送出される。これらのサイクルにより、車室外熱交換器14は蒸発器として作動して外気中から熱を回収し、車室内熱交換器6は放熱器として作動して車室外熱交換器14で回収した熱を空調用ダクトケーシング18内に放出する。
空調用ダクトケーシング18内においては、ブロワー20によって空気吸入口21からケーシング18内に吸入された空気が、車室内熱交換器6に送り込まれて加熱され、下流にあるエアミックスダンパ30付近に送られる。このとき、冷却水温度センサ34が、ヒータコア22の内部を循環するエンジン冷却水の温度Tcを検出し、外気温度センサ36が外気温度Toを検出し、それぞれの検出信号がエアミックスダンパ30の制御部32に送信される。
このエアミックスダンパ30の制御部32は、上述したエアミックスダンパ30の開度の制御手順(図4参照)に従ってダンパ30の開度を制御する。
具体的には、まず、冷却水温度Tcが所定温度T1以下である場合には、制御部32が外気温度センサ36で検出した外気温度Toを判別し、外気温度Toが所定温度T2(例えば5℃)未満であれば、ヒータコア22の前に設けられているダンパ30は閉鎖され、位置Bとなる。
また、冷却水温度Tcが所定温度T1以下であり、且つ外気温度センサ36で検出した外気温度Toが所定温度T2(例えば5℃)以上であるか、或いは、冷却水温度Tcが所定温度T1より大きい場合には、空調モードが選択される。
この空調モードとしてデフモードが選択された場合には、ダンパ30が閉鎖され、車室内熱交換器6で加熱された空気がヒータコア22をバイパスしてデフロスタ吹出口38aに直接送り込まれ、車両のフロントの視界の確保が優先される。
一方、空調モードとしてデフモード以外のモードが選択された場合には、ダンパ30が開放される。
上述したように、本発明の第1実施形態の車両用空調装置1によれば、冷却水温度が所定温度以下であっても外気温が所定温度以上であれば、エンジン始動時にダンパ30が開放され、車室内熱交換器6で加熱された空気がヒータコア22に送り込まれる。この結果、エンジン始動時にエンジン冷却水の温度を早急に上昇させると共に、エンジン効率を上昇させ、燃費を向上させることができる。
また、本実施形態の車両用空調装置1によれば、冷却水温度が所定温度以下であり、かつ空調モードがデフモードである場合には、車室内熱交換器6で加熱された空気がヒータコア22をバイパスしてデフロスタ吹出口38aに直接送り込まれ、車両のフロントの視界の確保が優先されるため、運転者に対する安全性と即温性を十分に満たすことができる。
さらに、本実施形態の車両用空調装置1によれば、車室内熱交換器6で加熱された空気がヒータコア22を通過する量が、エンジン冷却水や外気の温度情報に応じて適当に制御されるため、空調ダクトを通過する空気の圧力損失が緩和され、乗員フィーリングの悪化を防止することができる。
また、本実施形態の車両用空調装置1によれば、超臨界ヒートポンプサイクルにおいて、車室内熱交換器6の入口側と出口側で加熱されて温度差のついた空気が、ヒータコア22で再度加熱されるため、車室内に吹出す空気流の温度差を低減させ、この結果、乗員フィーリングの悪化を防止することができる。
つぎに、図5を参照して本発明の車両用空調装置の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態による車両用空調装置において、二酸化炭素等を熱媒体とする超臨界ヒートポンプサイクルを適用させた場合の全体構成図である。ここで、図5において、上述したような図1に示す本発明の第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図5に示すように、本発明の第2実施形態による車両用空調装置50では、上述したエアミックスダンパ30を設ける代わりに、ヒータコア22の上流側の冷却水循環回路26aの途中に冷却水流量調整弁52が設けられている。この冷却水流量調整弁52は、車両用空調装置50が冷房運転モードの最大冷房時には常に閉鎖されているが、最大冷房時以外のときには流量調整弁52の開度が冷却水温度センサ34や外気温度センサ38による温度情報に基づいて調整され、この調整された弁52の開度によって冷却水循環回路26a,26b及びヒータコア22内を流れる冷却水(温水)の流量が決まるようになっている。
つぎに、本発明の第2実施形態による車両用空調装置1の動作を説明する。ここで、冷却水流量調整弁52の開度を制御手順については、図4に示す本発明の第1実施形態におけるダンパ制御の手順のフローチャートを参照する。本実施形態では、図4中のS6において「ダンパ閉鎖」を「流量調整弁閉鎖」に置き換え、S7において「ダンパ開放」を「流量調整弁開放」に置きかえ、これ以外のステップについては、第1実施形態と同様となる。
すなわち、ブロワー20によって空気吸入口21からケーシング18内に吸入された空気が、車室内熱交換器6に送り込まれて加熱され、下流にあるヒータコア22に送られる。このとき、ヒータコア22の冷却水温度センサ34が、ヒータコア22の内部を循環するエンジン冷却水の温度Tcを検出し、外気温度センサ36が外気温度Toを検出し、それぞれの検出信号が冷却水流量調整弁52の制御部(図示せず)に送信され、この制御部(図示せず)が水流量調整弁52の開度を制御する。
具体的には、まず、冷却水温度Tcが所定温度T1以下である場合には、冷却水流量調整弁52の制御部(図示せず)が外気温度センサ36で検出した外気温度Toを判別し、外気温度Toが所定温度T2(例えば5℃)未満であれば、冷却水流量調整弁52が閉鎖される。
また、冷却水温度Tcが所定温度T1以下であり、且つ外気温度センサ36で検出した外気温度Toが所定温度T2(例えば5℃)以上であるか、或いは、冷却水温度Tcが所定温度T1より大きい場合には、空調モードが選択される。
この空調モードとしてデフモードが選択された場合には、ヒータコア22の冷却水(温水)の温度Tcが所定温度T1(例えば20℃〜40℃)以上となるまで冷却水流量調整弁52が閉鎖され、車室内熱交換器6で加熱された空気による車両のフロントの視界の確保が優先される。
一方、空調モードとしてデフモード以外のモードが選択された場合には、冷却水流量調整弁52が開放される。
上述したように、本発明の第2実施形態の車両用空調装置50によれば、第1実施形態の効果と同様に、冷却水温度が所定温度以下であっても外気温が所定温度以上であれば、エンジン始動時にエンジン冷却水の温度を早急に上昇させると共に、エンジン効率を上昇させ、燃費を向上させることができる。
また、本実施形態の車両用空調装置50によれば、第1実施形態の効果と同様に、冷却水温度が所定温度以下であり、かつ空調モードがデフモードである場合には、車両のフロントの視界の確保が優先されるため、運転者に対する安全性と即温性を十分に満たすことができる。
さらに、本実施形態の車両用空調装置50によれば、車室内熱交換器6で加熱された空気がヒータコア22を通過する量が、エンジン冷却水や外気の温度情報等に応じて適当に制御されるため、空調ダクトを通過する空気の圧力損失が緩和され、乗員フィーリングの悪化を防止することができる。
また、本実施形態の車両用空調装置50によれば、超臨界ヒートポンプサイクルにおいて、車室内熱交換器6で加熱されて温度差のついた空気がヒータコア22で再度加熱されるため、車室内に吹出す空気流の温度差を低減させることができ、この結果、乗員フィーリングの悪化を防止することができる。
上述した本発明の第1及び第2実施形態による車両用空調装置では、ヒートポンプサイクルの一例として熱媒体の高圧側の圧力が熱媒体の臨界圧力を超える超臨界ヒートポンプサイクルを適用させた場合について説明したが、このような超臨界ヒートポンプサイクルに限定されず、熱媒体の高圧側の圧力が熱媒体の臨界圧力を超えないヒートポンプサイクルについても十分に適用可能である。
具体的には、例えば代替フロン(R134a)等を熱媒体とする非超臨界のヒートポンプサイクルにおいて本発明の車両空調装置を適用した場合、本発明の車両空調装置は、上述した実施形態の効果と同様に、冷却水温度が所定温度以下であっても外気温が所定温度以上であれば、エンジン始動時にエンジン冷却水の温度を早急に上昇させると共に、エンジン効率を上昇させ、燃費を向上させることができる。また、空調ダクトを通過する空気の圧力損失が緩和され、乗員フィーリングの悪化を防止することができる。さらに、空調モードがデフモードである場合には、車両のフロントの視界の確保が優先されるため、運転者に対する安全性と即温性を十分に満たすことができる。
本発明の第1実施形態による車両用空調装置を示す全体構成図である。 本発明の第1実施形態による車両用空調装置のモリエ線図(P−h線図)である。 本発明の第1実施形態による車両用空調装置の車室内熱交換器の入口と出口との間の熱媒体の温度変化を示す線図である。 本発明の第1実施形態による車両用空調装置のエアミックスダンパの開度を制御する手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態による車両用空調装置を示す全体構成図である。
符号の説明
1,50 車両用空調装置
2 圧縮機
4 四方弁
6 車室内熱交換器
8 第1電子膨張弁
10 内部熱交換器
12 第2電子膨張弁
14 車室外熱交換器
16 アキュムレータ
18 空調用ダクトケーシング
20 ブロワー
21 空気吸入口
22 ヒータコア
24 エンジン
26 冷却水循環回路
28 ポンプ
30 エアミックスダンパ
32 制御部
34 冷却水温度センサ
36 外気温度センサ
38 空気吹出口
38a デフロスタ(DEF)吹出口
38b フェイス(FACE)吹出口
38c フット(FOOT)吹出口
40a,40b,40c 吹出しモード切替ドア
52 冷却水流量調整弁

Claims (5)

  1. 車両室内の空気を調和する車両用空調装置であって、
    冷房運転時に蒸発器として機能し暖房運転時に加熱器として機能する室内熱交換器と、
    この室内熱交換器の下流に設けられ車両駆動装置の冷却水を熱源とするヒータコアと、
    上記室内熱交換器及びヒータコア又は室内熱交換器により空調された空気を車室内の所定の方向に吹出すように設定された複数の空調モードから1つの空調モードを選択する空調モード選択手段と、
    暖房運転時に、上記冷却水の温度が所定値以下で且つ外気の温度が所定値未満のときは上記ヒータコアの機能を停止させ、上記冷却水の温度が所定値以上または外気の温度が所定値以上であるときは上記ヒータコアを機能させる制御手段と、
    を有することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 上記制御手段は、空調モードとしてデフモードが選択された場合、上記冷却水の温度が所定値以下のときは上記ヒータコアの機能を停止させる請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 更に、上記ヒータコアの入口側又は出口側に設けられたエアミックスダンパを有し、上記制御手段は、このエアミックスダンパの開度を制御することにより上記ヒータコアの機能を停止させると共にヒータコアを機能させる請求項1又は請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 更に、上記車両駆動装置から上記ヒータコアに流す冷却水の流量を制御する流量調整弁を有し、上記制御手段は、この流量調整弁を閉鎖して上記ヒータコアの機能を停止させると共に流量調整弁の開度を制御して上記ヒータコアを機能させる請求項1又は請求項2に記載の車両用空調装置。
  5. 上記室内熱交換器は、熱媒体の高圧側の圧力が臨界圧力を超える超臨界ヒートポンプサイクルの放熱器である請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用空調装置。
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