JP2005111980A - インフレーション押出成形方法及びそれに用いられる押出成形装置、ならびに粘着シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】 インフレーション法により押し出された粘着シート等の樹脂材料を容易に偏平な楕円状に変形させ、折り畳まれた後にしわ等の発生を抑制できるインフレーション押出成形方法及びそれに用いられる押出成形装置を提供する。
【解決手段】 一又は複数の押出機から押し出された樹脂材2料を金型1内に導入した後、金型1からインフレーション法により押出して所定の径の円筒状に膨大せしめた後、所定角度で相対向し、円筒状に膨大した樹脂材料2を偏平な楕円状に変形せしめる安定板5a,5b間を通過させて所定幅のフィルム又はシートを作製するインフレーション押出成形方法であって、円筒状に膨大した樹脂材料2をガイド手段によって、容易に偏平な楕円状に変形し得るようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、単層または多層のフィルム又はシートのインフレーション押出成形方法及びその装置、ならびにこれらによる粘着シートの製造方法に関する。
インフレーション押出成形方法によるフィルム又はシートの製造方法によると、効率よくフィルム又はシートを製造することが可能となることから、従来から広く利用されている。しかしながら、一方に粘着剤層を有する粘着シートあるいは粘着テープ等をインフレーション押出成形法によって製造する場合、押出機から押し出され、円筒状に膨大した粘着シートを複数列のガイドローラ群で構成される安定板で偏平にしつつ移送しようとすると、粘着シートの一方の粘着剤層が、ガイドローラ群へ粘着するためにガイドロールとの接触長さが長くなったり、短くなったりして進行するようになる。このため、粘着シートは安定板間を断続的に移動することになり、粘着テープ表面が波打ったり、しわが発生したりするおそれがあった。
そこで、安定板を構成するガイドロール群の表面にテフロン(登録商標)を被覆し、粘着剤層との粘着を抑えるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特公昭50−20578号公報
しかしながら、安定板を構成するガイドロール群の各ガイドロールに長軸のガイドロールを用いた場合、インフレーション法により円筒状に膨大した樹脂材料が楕円状に折り畳まれる際の樹脂材料の展開方向と、ガイドロールの回転方向が一致しないため、ガイドロールの表面にテフロン(登録商標)等を被覆した場合であっても、樹脂材料が揺動してしまい、樹脂材料の楕円状への展開がスムースに行われず、折れしわの発生が不定期に起こっていた。
特に、粘着シートのように一方の面に粘着剤層が形成されたものの場合、特許文献1に示されるように、安定板を構成するガイドロールの表面にテフロン(登録商標)等を被覆するだけでは、近年の多岐にわたる粘着剤層に対応することが困難となっている。即ち、特許文献1に示されるように、安定板を構成するガイドロールの表面にテフロン(登録商標)等を被覆しただけでは、粘着性の高い粘着剤層が形成されているような場合には、ガイドロールへの粘着を防止できず、円筒状に膨大した粘着シートの表面にしわ等が発生しないように偏平な楕円状に折り畳むことが困難となっている。
そこで、本発明は、インフレーション法により押し出された粘着シート等の樹脂材料を容易に偏平な楕円状に変形させ、折り畳まれた後にしわ等の発生を抑制できるインフレーション押出成形方法及びそれに用いられる押出成形装置を提供することを目的とする。
本発明は前述の課題を解決するためになされたものであり、すなわち、本発明に係るインフレーション押出成形方法は、一又は複数の押出機から押し出された樹脂材料を金型内に導入した後、前記金型からインフレーション法により押出して所定の径の円筒状に膨大せしめた後、所定角度で相対向し、前記円筒状に膨大した樹脂材料を偏平な楕円状に変形せしめる安定板間を通過させて所定幅のフィルム又はシートを作製するインフレーション押出成形方法であって、前記円筒状に膨大した樹脂材料をガイド手段によって、容易に偏平な楕円状に変形し得るようにしたことを特徴とするものである。
インフレーション法により押し出され、所定の径の円筒状に膨大した樹脂材料を安定板間で、偏平な楕円状に変形せしめる際に、ガイド手段によって、樹脂材料が偏平な楕円状に変形するのを抑制する拘束力が低減され、安定板間を通過したフィルム又はシートの折り畳まれた時の不定期なしわの発生を抑え、安定して高品質の所定幅のフィルム又はシートを作製することが可能となる。
また、本発明に係るインフレーション押出成形方法は、前記安定板が、複数列に配列されたロール部で構成されてなり、前記ロール部を、その回転方向が、前記樹脂材料が偏平な楕円状に変形する際に展開する方向と略同一方向となるように配列することによって前記ガイド手段としているものが好ましい。
安定板が複数列に配列されたロール部で構成されているため、押し出された樹脂の進行方向への摩擦抵抗が低減される。さらに、そのロール部の回転方向が、樹脂材料が偏平な楕円状に変形する展開方向と略同一方向となるように配列されているため、偏平な楕円状への変形がより容易に行われるようになり、折り畳み時のしわの発生をより確実に抑えることができる。
また、本発明に係るインフレーション押出成形方法は、前記ロール部が、複数個のロールが一列に配列されてなるものが好ましい。
安定板を構成する各ロール部が、複数個の狭幅のロールが一列に配列されて構成されているため、これらロール部と樹脂材料との間の接触部分が大きな面接触でなくなり、両者間の摩擦抵抗を低減することが可能となる。
また、本発明に係るインフレーション押出成形装置は、一又は複数の押出機から押し出された樹脂材料を金型内に導入した後、前記金型からインフレーション法により押出して所定の径の円筒状に膨大せしめた後、所定角度で相対向し、前記円筒状に膨大した樹脂材料を偏平な楕円状に変形せしめる安定板間を通過させて所定幅のフィルム又はシートを作製するインフレーション押出成形装置であって、前記安定板が、複数列に配列されたロール部で構成されてなり、前記ロール部が、その回転方向が、前記樹脂材料が偏平な楕円状に変形する際に展開する方向と略同一方向となるように配列されていることを特徴とするものである。
インフレーション法により押し出され、所定の径の円筒状に膨大した樹脂材料を安定板間で、偏平な楕円状に変形せしめる際に、ガイド手段によって、樹脂材料が偏平な楕円状に変形するのを抑制する拘束力が低減され、安定板間を通過したフィルム又はシートの折り畳まれた時の不定期なしわの発生を抑え、安定して高品質の所定幅のフィルム又はシートを作製することが可能となる。また、安定板が複数列に配列されたロール部で構成されているため、押し出された樹脂の進行方向への摩擦抵抗が低減される。さらに、そのロール部の回転方向が、樹脂材料が偏平な楕円状に変形する展開方向と略同一方向となるように配列されているため、偏平な楕円状への変形がより容易に行われるようになり、折り畳み時のしわの発生をより確実に抑えることができる。
また、本発明に係るインフレーション押出成形装置は、前記複数列に配列されたロール部が、各ロール部の直径以下のロール間ギャップで配列されてなるものが好ましい。
各ロール部が、各ロール部の直径以下のロール間ギャップで配列されているため、樹脂材料が各ロール部間に入り込むことを防止することが可能となり、製造されるフィルム又はシートの表面のしわの発生を抑制することができる。
また、本発明に係るインフレーション押出成形装置は、前記ロール部の各ロールが、複数個のロールが一列に配列されてなるものが好ましい。
安定板を構成する各ロール部が、複数個の狭幅のロールが一列に配列されて構成されているため、これらロール部と樹脂材料との間の接触部分が大きな面接触でなくなり、両者間の摩擦抵抗を低減することが可能となる。
また、本発明に係る粘着シートの製造方法は、粘着剤層となる樹脂材料と、基材となる樹脂材料とをそれぞれ別個の押出機から共に押し出して同一の金型内に導入した後、前記金型からインフレーション法により前記樹脂材料を共に押し出して所定の径の円筒状に膨大せしめた後、所定角度で相対向し、前記円筒状に膨大した樹脂又は高分子材料を偏平な楕円状に変形せしめる安定板間を通過させて所定幅の粘着シートを作製する粘着シートの製造方法であって、前記円筒上に膨大した樹脂材料をガイド手段によって、容易に偏平な楕円状に変形し得るようにしたことを特徴とするものである。
インフレーション法により押し出され、所定の径の円筒状に膨大した粘着剤層及び基材となる樹脂材料を安定板間で、偏平な楕円状に変形せしめる際に、ガイド手段によって、粘着剤層及び基材となる樹脂材料が偏平な楕円状に変形するのを抑制する拘束力が低減され、安定板間を通過し、粘着シートとして折り畳まれた時のしわの発生を抑え、安定して高品質の所定幅の粘着シートを作製することが可能となる。
また、本発明に係る粘着シートの製造方法は、前記安定板が、複数列に配列されたロール部で構成されてなり、前記ロール部を、その回転方向が、前記樹脂材料が偏平な楕円状に変形する際に展開する方向と略同一方向となるように配列することによって前記ガイド手段としているものが好ましい。
安定板が複数列に配列されたロール部で構成されているため、押し出された樹脂の進行方向への摩擦抵抗が低減される。さらに、そのロール部の回転方向が、樹脂材料が偏平な楕円状に変形する展開方向と略同一方向となるように配列されているため、偏平な楕円状への変形がより容易に行われるようになり、安定板に粘着剤層が接触する場合であっても、折り畳み時のしわの発生をより確実に抑えることができ、粘着シートの形成を行うことができる。
また、本発明に係る粘着シートの製造方法は、前記ロール部が、複数個のロールが一列に配列されてなるものが好ましい。
安定板を構成する各ロール部が、複数個の狭幅のロールが一列に配列されて構成されているため、これらロール部と樹脂材料との間の接触部分が大きな面接触でなくなり、両者間の摩擦抵抗を低減することが可能となる。このため、粘着剤層を含む粘着シートであっても、容易にかつ安定してしわのない粘着シートを形成することができる。
本発明は、以上のように構成されており、インフレーション法により円筒状に膨大した粘着シートや樹脂材料を偏平な楕円状に変形させる際に、円筒状に膨大した樹脂材料を挟圧し、偏平な楕円状に変形させる安定板を構成する複数列のロール群を複数個の小幅のロールで構成するとともに、その回転方向を樹脂材料が膨張展開する方向と略同一方向とすることによって、樹脂材料が偏平な楕円状に展開する際に、その展開を拘束するロール群との接触摩擦抵抗を低減させ、容易に偏平な楕円状に変形することが可能となる。このため、各種樹脂材料はもちろんであるが、一方の面に粘着剤層が形成されているような粘着シートの押出成形であっても、しわの発生を抑制できるインフレーション押出成形方法とできる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るインフレーション押出成形方法の実施形態の一例について説明する。
図1は、本実施形態例におけるインフレーション押出成形方法を説明するための模式概略図である。図1において、1は図示しない一又は複数の押出機から押し出された樹脂材料が導入される金型である。金型1には、図示しないが、一又は複数の押出機から導入された樹脂材料の通路が形成され、金型内に導入された樹脂材料が噴出する噴出口が同心円状となるように形成されている。ここで、粘着シートを形成する場合は、粘着剤層となる樹脂材料を外層とし、基材となる樹脂材料が内層となるように各々の樹脂材料をそれぞれの通路に導入する。基材となる樹脂材料が内層となるように配置するのは、後述するが、偏平状の楕円状に折り畳んだ際に、基材部が内面に位置するようにするためである。
図1において、2は金型1から押出されて噴出口から噴出し、所定の径の円筒状に膨大された樹脂材料である。3a,3b,4a,4bは、金型1から噴出してきた樹脂材料が前後左右にぶれないように位置決めするガイドである。このガイド3a,3b,4a,4bによって、円筒状に膨大された樹脂材料はぶれることなく上方に移動いていくことができる。
5a,5bは、所定角度で左右対称となるように相対向し、円筒状に膨大した樹脂材料2を偏平な楕円状に変形せしめる安定板である。そして、6a,6bは安定板5a,5b間を通過し、折り畳まれた樹脂材料を図示しない巻き取りロール等に送り出すピンチロールである。ここで、安定板5a,5b間の開度θは、円筒状に膨大した樹脂材料2の安定板5a,5b間での変形勾配及び安定板5a,5b間との接触面積等を考慮する必要があり、樹脂材料2の粘度によって適宜選択することが好ましく、10°〜45°、好ましくは10°〜30°、より好ましくは10°〜25°の範囲とすることが好ましい。
図1に示すように安定板5a,5bは、金型1から噴出して円筒状に膨大した樹脂材料を偏平な楕円状に変形できるように、樹脂材料の進行方向に対してその通路を狭めるようにして所定角度で相対向して配置されている。これら安定板5a,5bは、複数列に配列されたロール部7で構成されている。これらロール部7は、各ロール部7の直径以下のロール間ギャップhとなるように各ロール部7が任意の取り付け間隔Hで配列されている。これによって、これらロール部7に接触しつつ進行する樹脂材料2が、進行中にこれら各ロール部7間に入り込むことがなくなり、樹脂材料2の表面のしわの発生を抑制するとともに、樹脂材料2の肉厚等を一定のものとすることができる。
そして、各ロール部7は、図2に示すように、円筒状に膨大した樹脂材料2を偏平な楕円状に変形させるガイド手段の一つとして、安定板5a,5bの各々の中心部において、山形になるよう所定角度で傾斜して配置されている。これら各ロール部7の傾斜角度αは、樹脂材料2を偏平な楕円状に変形させた際の幅及び前述した安定板5a,5b間の開度θから得られる樹脂材料2の端部軌跡によって決定される。これによって、円筒状に膨大した樹脂材料2が偏平な楕円状に変形していく際に、樹脂材料2が展開していく方向と、各ロール部7の回転方向とが略同一となるように決定することができる。このように、安定板5a,5bが複数列に配列されたロール部7で構成されているため、金型1から押し出された樹脂材料2が、安定板5a,5bと面で接触することなく、断続的に線接触となるため、樹脂材料2の進行方向への摩擦抵抗が低減される。さらに、これらロール部7の回転方向が、樹脂材料が偏平な楕円状に変形する展開方向と略同一方向となるように配列されているため、樹脂材料2が展開する際に、その展開を抑制するような摩擦抵抗が低減されるとともに、樹脂材料2が進行する上で揺動が抑制でき、安定して樹脂材料2をピンチロール6a,6b間に送ることができ、偏平な楕円状への変形がより容易に行われるようになり、折り畳み時のしわの発生をより確実に抑えることができる。
また、複数列に配列されている各ロール部7は、図2に示すように、複数個の狭幅のロール8,8‥が一列に配列されて構成されている。このため、これらロール部7と樹脂材料2との間の接触部分がロール部7で連続した線接触でなくなり、断続的な線接触となり、樹脂材料2とロール部7の両者間の摩擦抵抗が低減する。これによって、確実に折り畳み時に発生する不定期なしわの発生を抑えることができる。これら狭幅のロール8,8‥は、以上のように樹脂材料2との接触面積が小さくなることが好ましく、各ロール8,8‥それぞれの幅は10〜15mmであることが好ましい。また、各ロール8,8‥は、個々のロールをできる限り隙間が生じないように配列することが好ましい。なお、このロール幅、ロール隙間は限定されるものではなく、樹脂材料2の粘度等によって、適宜選択することが好ましい。
また、これら狭幅のロール8,8‥は、各ロール部7の各列間のロール8,8‥が千鳥上に配列するように配置することが好ましい。これによって、樹脂材料2との接触部分が、連続的とならないため、摩擦抵抗が低減し、例えば、粘着シートのように粘着剤層を有する樹脂材料であっても、確実に折り畳み時に発生する不定期なしわの発生を抑えることができる。
これら狭幅のロール8,8‥は、表面の摩擦係数が低い材質のものであれば、摩擦係数を低減する上で好ましく、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEという。)、ポリフルオロアルコキシル(以下、PFAという。)、テトラフルオロエチレンヘキサフルオロプロピレン共重合体(以下、FEPという。)、ポリクロロトリフルオロエチレン(以下、CTFEという。)を使用することができる。
また、ロール部7は、前述した複数の狭幅のロール8,8‥で構成されるものに限定されるものでなく、例えば、図3に示すように、1本の長軸のロール9を使用することもできる。この長軸のロール9を図3に示すように、樹脂材料2の展開方向と、ロール9との回転方向とが略同一となるように所定角度で傾斜して配置することで、前述同様に、円筒状に膨大した樹脂材料2が、偏平な楕円状に変形する際に、容易に展開できるようになり、折り畳まれたときの不定期なしわの発生を抑制することができる
以上のように構成されてなるインフレーション押出成形装置によるインフレーション押出成形方法について以下に説明する。
まず、図示しない一又は複数の押出機から溶融状態の樹脂材料2を金型1に送り込む。そして、この金型1内に送り込まれた樹脂材料2を金型1に設けられた同心円状に形成された環状の噴出口から上方に円筒状に押し出す。そして、図示しない金型1内に形成された空気導入管を介して円筒状の樹脂材料2内に空気を吹き込み、樹脂材料2を円筒状に膨大させる(図1参照)。円筒状に膨大した樹脂材料2は、所定角度で対向した安定板5a,5b間に導入され、偏平な楕円状に狭圧されたあと、折り畳まれながら、1対のピンチロール6a,6bに導かれる。
このとき、樹脂材料2は、複数列に配列されたロール部7によって構成されている安定板5a,5b間で、前述したように、進行方向に対して広がるように展開しつつ折り畳まれていくが、この際、その展開方向と各ロール部7の回転方向とが略同一方向であるため、展開時に樹脂材料2と各ロール部7との間の摩擦抵抗が小さくなり、折り畳まれる際にしわ等が発生することなく折り畳まれる。
このように、安定板5a,5b間において、樹脂材料2は容易に展開し、不定期なしわの発生も抑えられることから、各種樹脂材料を成形することが可能である。成形可能な樹脂材料としては、例えば、エチレンを共重合成分とするブロック系、ランダム系等のプロピレン系ポリマー、低密度、高密度、リニア低密度等のエチレン系ポリマー、ポリスチレン、ポリエステル、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体などのエチレンと他モノマーとの共重合体であるオレフィン系ポリマーやスチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソプレンブロック共重合体(SI)、スチレン・ブタジエンブロック共重合体(SB)、スチレン・エチレンプロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレンブチレンプロピレンブロック共重合体(SEP)、スチレン・エチレンブチレンブロック共重合体(SEB)、スチレン・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロック共重合体(SEBC)、オレフィン結晶・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロック共重合体(CEBC)、スチレン・イソブチレン・スチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン・ブタジエンランダム共重合体(SBR)、水添スチレン・ブタジエンランダム共重合体(HSBR)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・プロピレンゴム(EPR)、エチレン・プロピレン・αオレフィンゴムなどが挙げられる。もしくはこれらの1種もしくは2種以上を混合したものであってもよい。
また、以上のように、各種樹脂材料の成形が可能であるとともに、例えば、粘着シート等のように、一方の面に粘着剤層が設けられているような場合であってもしわの発生のない粘着シートを形成することが可能である。粘着シートをこの方法で作製する場合は、まず、粘着剤となる樹脂材料、例えば、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソプレンブロック共重合体(SI)、スチレン・ブタジエンブロック共重合体(SB)、スチレン・エチレンプロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレンブチレンプロピレンブロック共重合体(SEP)、スチレン・エチレンブチレンブロック共重合体(SEB)、スチレン・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロック共重合体(SEBC)、オレフィン結晶・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロック共重合体(CEBC)、スチレン・イソブチレン・スチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン・ブタジエンランダム共重合体(SBR)、水添スチレン・ブタジエンランダム共重合体(HSBR)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・プロピレンゴム(EPR)、エチレン・プロピレン・αオレフィンゴムなどが挙げられる。もしくはこれらの1種もしくは2種以上を混合したものであってもよい。
また、粘着性をさらに向上させるため、上記樹脂材料に添加する粘着付与剤(粘着付与樹脂)としては、例えば、脂肪族系や芳香族系、脂肪族・芳香族共重合体系や脂環式系等の石油系樹脂、クマロンインデン系樹脂やテルペン系樹脂やテルペンフェノール系樹脂やアルキルフェノール系樹脂やロジン系や重合ロジン系樹脂やキシレン系樹脂、あるいはそれらの水添系樹脂などの粘着剤で公知の適宜なものを1種又は2種以上用いることができる。同様に、軟化剤としては、例えば、低分子量のポリイソブチレン、ポリブテン、ポリイソプレン、ポリブタジエン、水添ポリイソプレン、水添ポリブタジエン及びこれらの片末端もしくは両末端にOH基やCOOH基やエポキシ基等の反応基を持った誘導体、プロセス油、ナフテン油、ひまし油、アマニ油、大豆油、フタル酸エステル系可塑剤やリン酸エステル系可塑剤、液状脂肪族系石油樹脂など適宜なものの1種又は2種以上を用いることができる。
これらと、基材となる樹脂材料、例えば、エチレンを共重合成分とするブロック系、ランダム系等のプロピレン系ポリマー、低密度、高密度、リニア低密度等のエチレン系ポリマー、ポリスチレン、ポリエステル、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体などのエチレンと他モノマーとの共重合体であるオレフィン系ポリマーやスチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソプレンブロック共重合体(SI)、スチレン・ブタジエンブロック共重合体(SB)、スチレン・エチレンプロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレンブチレンプロピレンブロック共重合体(SEP)、スチレン・エチレンブチレンブロック共重合体(SEB)、スチレン・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロック共重合体(SEBC)、オレフィン結晶・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロック共重合体(CEBC)、スチレン・イソブチレン・スチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン・ブタジエンランダム共重合体(SBR)、水添スチレン・ブタジエンランダム共重合体(HSBR)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・プロピレンゴム(EPR)、エチレン・プロピレン・αオレフィンゴム等とを、それぞれ別の押出機から金型1内に送り込む。そして、金型1内に送り込まれたこれら粘着剤となる樹脂材料と基材となる樹脂材料を、粘着剤となる樹脂材料が外層となるようにして、金型1に設けられている環状のリングから共に押し出す。ここで、粘着剤層を外層となるようにするのは、安定板5a,5b間で折り畳まれた後に内面で粘着することを防止するためである。
折り畳まれた粘着シートを含む各種樹脂材料は、1対のピンチロールにより引き取られ、更に図示しない巻き取り機により巻き取られる。巻き取り機に巻き取られる際に、折り畳まれた端面を切断することによって2枚のシートとすることが可能となる。
以上のように、本発明に係るインフレーション押出成形方法によると、粘着シートを含む各種樹脂材料をしわの発生のない高品質に成形することが可能となる。
以下、粘着シートを例に取り、実施例の一例により本発明に係るインフレーション押出成形方法について、更に具体的に説明する。なお、本発明に係るインフレーション押出成形方法は、下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
低密度ポリエチレン80重量%に対して、密度が0.882g/cm3のエチレン−オクテン−1共重合体20重量%の樹脂混合物100重量部に対して酸化チタン4重量部、天然シリカ(平均粒径5.0μm)0.2重量部からなる基材となる樹脂材料と、粘着剤となるスチレン・エチレンブチレン・スチレンポリマーを100重量部とを、それぞれ別のΦ60mmスクリュー押出機の樹脂供給口に供給し、粘着剤用押出機回転数15rpm、基材用押出機回転数140rpmで運転し、これらを金型1に吐出させた。金型1の直径は400mmで、環状の噴出口が同心円状に2重に設けられており、各噴出口のギャップは3.0mmである。そして、粘着剤用押出機の設定温度を平均220℃、基材用押出機の設定温度を平均180℃、金型1の設定温度を220℃としてこれら各樹脂材料を共押出成形した。共押出成形され円筒状に膨大した樹脂材料は安定板5a,5b間を通過して偏平な楕円状に折り畳むように成形される。安定板5a,5bは、傾斜角α(図2参照)が6°となるように、左右対称に配列されたPTFEからなる17mm幅、ロール径Φ46mmの狭幅のロールを一列に56個設け、各ロール間の取り付け間隔H1を55mmとし、ロール間ギャップh1が9mmとなるように8段配置された第1ロール部7aと、12mm幅、ロール径Φ38mmの狭幅のロールを一列に90個設け、各ロール間の取り付け間隔H2を50mmとし、ロール間ギャップh2が12mmとなるように2段配置された第2ロール部7bと、で構成されている。なお、ここで、第1ロール部7aと、第2ロール部7bとの隙間bは8mmとなるように配置している。そして、これら各狭幅のロールが千鳥上に配列され、開度θ(図1参照)が24°に設定されている。この安定板間を通過させることによって、厚さ110μm×幅1350mmの2枚の粘着シートを得ることができた。これら各シートは、表面にしわもなく、また、各シートは厚みも略均等であり、高品質の粘着シートであった。
(実施例2)
低密度ポリエチレン75重量%に対して密度が0.882g/cm3のエチレン−オクテン−1共重合体25重量%の樹脂混合物100重量部に対して、酸化チタン4重量部、滑剤0.6重量部とを混合した基材となる樹脂材料と、粘着剤となるスチレン・エチレンブチレン・ランダムポリマー100重量部からなる樹脂材料とを、それぞれ別のΦ60mmスクリュー押出機の樹脂供給口に供給し、粘着剤用押出機回転数20rpm、基材用押出機回転数150rpmで運転し、これらを金型1に吐出させた。金型1の直径は400mmで、環状の噴出口が同心円状に2重に設けられており、各噴出口のギャップは3.0mmである。そして、粘着剤用押出機の設定温度を平均200℃、基材用押出機の設定温度を平均180℃、金型1の設定温度を200℃としてこれら各樹脂材料を共押出成形した。共押出成形され円筒状に膨大した樹脂材料を、実施例1と同様の安定板5a,5b間に通過させて偏平な楕円状に折り畳むように成形した。これによって、厚さ110μm×幅1350mmの2枚の粘着シートを得ることができた。これら各シートは、表面にしわもなく、また、各シートは厚みも略均等であり、高品質の粘着シートであった。
(実施例3)
低密度ポリエチレン70重量%に対して密度が0.902g/cm3のエチレン−オクテン−1共重合体30重量%の樹脂混合物100重量部に対して、酸化チタン4重量部、耐候安定剤0.1重量部とを混合した基材となる樹脂材料と、粘着剤となるプロピレン系共重合体100重量部からなる樹脂材料とを、それぞれ別のΦ60mmスクリュー押出機の樹脂供給口に供給し、粘着剤用押出機回転数15rpm、基材用押出機回転数100rpmで運転し、これらを金型1に吐出させた。金型1の直径は400mmで、環状の噴出口が同心円状に2重に設けられており、各噴出口のギャップは3.0mmである。そして、粘着剤用押出機の設定温度を平均220℃、基材用押出機の設定温度を平均190℃、金型1の設定温度を220℃としてこれら各樹脂材料を共押出成形した。共押出成形され円筒状に膨大した樹脂材料を、実施例1と同様の安定板5a,5b間に通過させて偏平な楕円状に折り畳むように成形した。これによって、厚さ110μm×幅1350mmの2枚の粘着シートを得ることができた。これら各シートは、表面にしわもなく、また、各シートは厚みも略均等であり、高品質の粘着シートであった。
(実施例4)
安定板に、ロール径Φ46mm、軸長さ1600mmのロールを、傾斜角α(図2参照)が6°となるように、左右対称にこれを11段配置し、開度θ(図1参照)が24°に設定されたものを使用した以外、実施例1と同一の樹脂材料を同様の条件で成形した(図3参照)。これによって、厚さ110μm×幅1350mmの2枚の粘着シートを得ることができた。これら各シートは、表面にしわもなく、また、各シートは厚みも略均等であり、高品質の粘着シートであった。
(比較例)
安定板に、ロール材質アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)からなるロール径Φ46mm、軸長さ1550mmの一軸ロールを11段配列し、開度θ(図1参照)が24°に設定されたものを使用した以外、実施例1と同一の樹脂材料を同様の条件で成形した。これによって、厚さ110μm×幅1350mmの2枚の粘着シートを得ることができた。しかしながら、これら各シートは、表面に不定期なしわが発生した。
本発明に係るインフレーション押出成形装置の模式概略図である。 本発明に係るインフレーション押出成形装置の安定板の実施形態の一例の概略図を示す図である。 本発明に係るインフレーション押出成形装置の安定板の実施形態の他の一例の概略図を示す図である。
符号の説明
θ 開度
α 傾斜角
1 金型
2 樹脂材料
3a,3b,4a,4b ガイド
5a,5b 安定板
6a,6b ピンチロール
7 ロール部
8 ロール(狭幅)
9 ロール(長軸)

Claims (9)

  1. 一又は複数の押出機から押し出された樹脂材料を金型内に導入した後、前記金型からインフレーション法により押出して所定の径の円筒状に膨大せしめた後、所定角度で相対向し、前記円筒状に膨大した樹脂材料を偏平な楕円状に変形せしめる安定板間を通過させて所定幅のフィルム又はシートを作製するインフレーション押出成形方法であって、
    前記円筒状に膨大した樹脂材料をガイド手段によって、容易に偏平な楕円状に変形し得るようにしたことを特徴とするインフレーション押出成形方法。
  2. 前記安定板が、複数列に配列されたロール部で構成されてなり、前記ロール部を、その回転方向が、前記樹脂材料が偏平な楕円状に変形する際に展開する方向と略同一方向となるように配列することによって前記ガイド手段としている請求項1に記載のインフレーション押出成形方法。
  3. 前記ロール部が、複数個のロールが一列に配列されてなる請求項2に記載のインフレーション押出成形方法。
  4. 一又は複数の押出機から押し出された樹脂材料を金型内に導入した後、前記金型からインフレーション法により押出して所定の径の円筒状に膨大せしめた後、所定角度で相対向し、前記円筒状に膨大した樹脂材料を偏平な楕円状に変形せしめる安定板間を通過させて所定幅のフィルム又はシートを作製するインフレーション押出成形装置であって、
    前記安定板が、複数列に配列されたロール部で構成されてなり、前記ロール部が、その回転方向が、前記樹脂材料が偏平な楕円状に変形する際に展開する方向と略同一方向となるように配列されていることを特徴とするインフレーション押出成形装置。
  5. 前記複数列に配列されたロール部が、各ロール部の直径以下のロール間ギャップで配列されてなる請求項4に記載のインフレーション押出成形装置。
  6. 前記ロール部の各ロールが、複数個のロールが一列に配列されてなる請求項4又は5に記載のインフレーション押出成形装置。
  7. 粘着剤層となる樹脂材料と、基材となる樹脂材料とをそれぞれ別個の押出機から共に押し出して同一の金型内に導入した後、前記金型からインフレーション法により前記樹脂材料を共に押し出して所定の径の円筒状に膨大せしめた後、所定角度で相対向し、前記円筒状に膨大した樹脂又は高分子材料を偏平な楕円状に変形せしめる安定板間を通過させて所定幅の粘着シートを作製する粘着シートの製造方法であって、
    前記円筒上に膨大した樹脂又は高分子材料をガイド手段によって、容易に偏平な楕円状に変形し得るようにしたことを特徴とする粘着シートの製造方法。
  8. 前記安定板が、複数列に配列されたロール部で構成されてなり、前記ロール部を、その回転方向が、前記樹脂材料が偏平な楕円状に変形する際に展開する方向と略同一方向となるように配列することによって前記ガイド手段としている請求項7に記載の粘着シートの製造方法。
  9. 前記ロール部が、複数個のロールが一列に配列されてなる請求項8に記載の粘着シートの製造方法。


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