JP2005111441A - 微生物処理用成形体及び生物処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 強度が高く、かつ、組み込んだ装置が運転を開始してから安定状態になるまでの立ち上がり時間が短く、被処理水中の有機物の除去に優れた生物処理用成形体と、この生物処理用成形体を微生物担体として用いた生物処理装置を提供する。
【解決手段】 平板状部材2と、活性炭繊維を含有する波板状部材1とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材2が織編物で構成され、かつ、波板状部材1の山高さ(H)が5〜100mm、山のピッチ(P)が5〜100mmである微生物処理用成形体。平板状部材2は、合成樹脂フイルムで構成されてもよい。上記微生物処理用成形体は、微生物担体として生物処理装置に用いられる。
【選択図】 図1
【解決手段】 平板状部材2と、活性炭繊維を含有する波板状部材1とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材2が織編物で構成され、かつ、波板状部材1の山高さ(H)が5〜100mm、山のピッチ(P)が5〜100mmである微生物処理用成形体。平板状部材2は、合成樹脂フイルムで構成されてもよい。上記微生物処理用成形体は、微生物担体として生物処理装置に用いられる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、観賞魚、養殖用水の浄化、水耕栽培水の浄化、食品工場排水、厨房排水、下水など有機物を含む一般排水処理、半導体工場の排水処理、及び半導体産業等で用いられる超純水の使用後の回収システム等に、微生物担体として組込んで使用することができる微生物処理用成形体と生物処理装置に関するものである。
現在、微生物担体として活性炭を用いて水処理する生物活性炭法の研究が盛んである。生物活性炭法は、微生物と基質の接触時間の増大や、阻害因子の吸着除去などの作用で、難分解性物質の処理が可能となり、また、生物処理効率の上昇などをもたらすと言われている。
従来、生物活性炭法に用いられる担体としては、球状又は粒状の活性炭が使用され、処理方式としては流動床法(up flow)や固定床法(down flow)があるが、流動床法(up flow)による処理が一般的である。しかし、流動床法には、次のような欠点がある。
(1)曝気洗浄を行なうと、活性炭が流出するため、生物処理槽の洗浄ができず、このため長時間の運転を行うと、槽内の微生物量が多くなり過ぎて処理能力が低下する。
(2)微粉炭が発生するため、後段に膜分離装置が設置されている場合には、後段の膜分離装置に目詰まりが発生する。
(3)活性炭が生物膜によって凝集して塊状になり、槽壁等に付着することにより、被処理液の流れが不均一になる(いわゆる片流れを生じる)。
(4)活性炭を流動状態に保つことが難しく、保守が繁雑である。
(5)流動状態を保つために槽内の被処理水量を大きくする必要があるので、槽以外に循環槽を設けて、ここで曝気をする形式の間接曝気になる。
(6)流動床の場合には、流動状態で活性炭が相互に衝突するため、固定床の場合に比べて表面に付着する生物膜がはがれやすい傾向にある。このため、特に、半導体産業における使用後の超純水のような、有機物濃度の低い被処理水を処理する場合のように、微生物の増殖速度が本来的に遅い場合には、装置が運転を開始してから安定状態になるまでの時間(立ち上がり時間)が長くなる。
(1)曝気洗浄を行なうと、活性炭が流出するため、生物処理槽の洗浄ができず、このため長時間の運転を行うと、槽内の微生物量が多くなり過ぎて処理能力が低下する。
(2)微粉炭が発生するため、後段に膜分離装置が設置されている場合には、後段の膜分離装置に目詰まりが発生する。
(3)活性炭が生物膜によって凝集して塊状になり、槽壁等に付着することにより、被処理液の流れが不均一になる(いわゆる片流れを生じる)。
(4)活性炭を流動状態に保つことが難しく、保守が繁雑である。
(5)流動状態を保つために槽内の被処理水量を大きくする必要があるので、槽以外に循環槽を設けて、ここで曝気をする形式の間接曝気になる。
(6)流動床の場合には、流動状態で活性炭が相互に衝突するため、固定床の場合に比べて表面に付着する生物膜がはがれやすい傾向にある。このため、特に、半導体産業における使用後の超純水のような、有機物濃度の低い被処理水を処理する場合のように、微生物の増殖速度が本来的に遅い場合には、装置が運転を開始してから安定状態になるまでの時間(立ち上がり時間)が長くなる。
一方、球状、あるいは粒状の活性炭を用いた固定床法(down flow)による処理においては、活性炭の周囲の生物膜が比較的短時間で肥大化し、すぐに目詰まりを起こすという問題がある。
上記の問題を解決するために、特許文献1には、フェルト布状活性炭繊維を波板状になるように不織布に貼着した成形体を使用する生物処理装置が提案されている。
しかしながら、この装置では、フェルト布状活性炭繊維を貼着する不織布がルーズな構造であるため、成形体の強度が弱いという問題があった。
特許第3107950号公報
本発明は、上記の問題を解決し、強度が高く、かつ、組み込んだ装置が運転を開始してから安定状態になるまでの立ち上がり時間が短く,被処理水中の有機物の除去に優れた微生物処理用成形体と、この微生物処理用成形体を微生物担体として用いた生物処理装置を提供することを技術的な課題とするものである。
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、活性炭繊維を主成分とする波板状部材の山の形態を適切に規定するとともに、波板状部材を接着させる平板状部材として、織編物や合成樹脂フイルムで構成された部材を用いればよいことを知見して本発明に到達した。
すなわち、本発明は、次の構成を要旨とするものである。
(1)平板状部材と、活性炭繊維を含有する波板状部材とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材が織編物で構成され、かつ、波板状部材の山高さが5〜100mm、山のピッチが5〜100mmであることを特徴とする微生物処理用成形体。
(2)平板状部材と、活性炭繊維を含有する波板状部材とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材が合成樹脂フイルムで構成され、かつ、波板状部材の山高さが5〜100mm、山のピッチが5〜100mmであることを特徴とする微生物処理用成形体。
(3)上記(1)又は(2)記載の微生物処理用成形体を微生物担体として用いた生物処理装置。
(1)平板状部材と、活性炭繊維を含有する波板状部材とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材が織編物で構成され、かつ、波板状部材の山高さが5〜100mm、山のピッチが5〜100mmであることを特徴とする微生物処理用成形体。
(2)平板状部材と、活性炭繊維を含有する波板状部材とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材が合成樹脂フイルムで構成され、かつ、波板状部材の山高さが5〜100mm、山のピッチが5〜100mmであることを特徴とする微生物処理用成形体。
(3)上記(1)又は(2)記載の微生物処理用成形体を微生物担体として用いた生物処理装置。
本発明によれば、強度が高くて長寿命であり、かつ、組み込んだ装置が運転を開始してから安定状態になるまでの立ち上がり時間が短く,被処理水中の有機物の除去に優れた微生物処理用成形体と、この微生物処理用成形体を微生物担体として用いた生物処理装置が提供される。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の微生物処理用成形体は、平板状部材と波板状部材とが重ねられてなる成形体である。例えば図1で示したように、波板状部材1と平板状部材2とが上下に接合されており、波板状部材1と平板状部材2との間に透孔3が存在して本発明の微生物処理用成形体Xが形成されている。
波板状部材は、活性炭繊維とバインダー繊維とを主成分としたシート状物を波板状に加工したものである。波板状部材となるシート状物としては、微生物の担持性や、活性炭繊維の脱落及び経済性を考慮すると、目付が40〜200g/m2、活性炭繊維含有量が5〜40質量%、厚みが0.2〜5mmであるものが好ましく、目付が50〜100g/m2、活性炭繊維含有量が10〜30質量%、厚みが0.5〜3mmのシートがより好ましい。
波板状部材に用いられる活性炭繊維は、石炭ピッチ系、フェノール系、及びセルロース系繊維等から合成されたものが使用できる。活性炭繊維の比表面積は、500〜2500m2/gであることが好ましい。
活性炭繊維とともに波板状部材に用いられるバインダー繊維としては、ポリエステル、ポリアミド、エチレンビニルアルコール(EVA)、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンからなる芯鞘構造の複合繊維である熱融着性繊維が好ましく、芯、鞘部ともポリオレフィンからなるバインダー繊維が、微生物で分解され難いので特に好ましい。
活性炭繊維とともに波板状部材に用いられるバインダー繊維としては、ポリエステル、ポリアミド、エチレンビニルアルコール(EVA)、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンからなる芯鞘構造の複合繊維である熱融着性繊維が好ましく、芯、鞘部ともポリオレフィンからなるバインダー繊維が、微生物で分解され難いので特に好ましい。
波板状部材とともに本発明の微生物処理用成形体を形成する平板状部材としては、産業資材用に用いられる織編物や合成樹脂フイルムを採用することができるが、通水性、通気性の面からは織編物,特に剛性のあるメッシュ状のものが好ましい。織物や編物は,それらを構成する糸条が連続(フイラメント)するか又は撚で拘束されて(紡績糸)おり、その上, 織組織や編組織で拘束されているので,不織布より強度が高く、また、合成樹脂フイルムは、繊維より強力が大きいため、いずれも本発明の微生物処理用成形体の強度を向上させることができる。
平板状部材を構成するポリマーとしては、織編物、合成樹脂フイルムとも、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロン6,ナイロン6.6などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポロブチレンテレフタレートなどのポリエステルを採用することができる。また、織編物にはガラス繊維からなるものも使用することができるが、ポリオレフィンからなる平板状部材は、微生物で分解され難いので好ましい。
本発明で使用される平板状部材は、織編物、合成樹脂フイルムともに、厚みが30〜500μm,特に50〜300μmのものが好ましい。また、メッシュ状の織編物の場合は、50mm間の糸本数が10〜100本、特に20〜50本のものが好ましい。
本発明の微生物処理用成形体は、波板状部材の山高さ(H)5〜100mm、ピッチ(P)5〜100mmであることが必要であり、山高さ8〜80mm、ピッチ8〜80mmが好ましく、山高さ10〜50mm、ピッチ10〜50mmがより好ましい。波板状部材の山高さやピッチが5mm未満になると、波板状部材と平板状部材とを接合して形成される透孔に微生物が詰まりやすくなり、排水処理の能力が低下する。また、波板状部材の山高さやピッチが100mmを超えると、微生物と排水の接触がうまくいかず、良好な排水処理ができなくなる。
本発明の微生物処理用成形体は、例えば図2で示したような生物処理装置の処理槽4内に充填し(固定床)、被処理水タンク5からポンプ6で被処理水を下方から処理槽4内に供給するとともに、エアポンプ7で空気を処理槽4内に吹込んで処理し、処理槽4の上部から処理液を取り出すものである。
次に、本発明の微生物処理用成形体の製法例について説明する。
まず、活性炭繊維とバインダー繊維とを所定の質量比で混綿した後、ランダムカード、パラレルカード等のカード機を用い、活性炭繊維とバインダー繊維からなるフェルト状活性炭繊維シートを形成する。
このようにして形成したフェルト状活性炭繊維シートをシングルフエザーやダブルフエザーで加工して波板状部材とし、これと平板状部材とを重ね合わせ、その接点をホットメルト接着剤で接着して図1のようなハニカム状の微生物処理用成形体を製造する。このようにして作製した微生物処理用成形体を、さらに多段に重ね合わせ接着することによりブロック状の微生物処理用成形体とすることもできる。また、図1の微生物処理用成形体を筒状に巻き上げることにより円筒状の微生物処理用成形体とすることもできる。
波板状部材と平板状部材とを接着させるための接着剤としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、エチレンビニルアルコール(EVA)などのホットメルト接着剤が好ましく使用できるが、ポリオレフィン、EVAなどのホットメルト接着剤が微生物分解され難いので特に好ましい。
本発明の微生物処理用成形体は、強度が高く、かつ、運転開始から目標とする処理水質に到達するまでの立上げ時間が短縮され、被処理水中の有機物の除去に優れており、特にTOC濃度が20mgC/Lというような低有機物濃度の水の処理、例えば半導体工場の排水処理や半導体産業等で用いられる超純水の使用後の回収システム等に組込んで使用するのに好適であるが、有機物濃度がこれより高い観賞魚や養殖魚用水の浄化、水耕栽培水の浄化、食品工場排水、厨房排水、下水など有機物を含む一般排水の処理にも適用することもできる。
次に, 本発明を実施例により具体的に説明する。
(実施例1)
活性炭繊維M(比表面積700m2/g:ユニチカ社製 アドール A−7)と、芯成分がポリプロピレン、鞘成分がポリエチレンからなるポリオレフィン系バインダー繊維N(大和紡社製 ESC 鞘部融点:80℃)とをパラレルカードを用いて質量比(M:N)が20/80となる不織ウェブを形成した後、クロスラッパーにより不織ウェブをクロスラップさせ、ニードルパンチ装置により機械的に繊維の三次元交絡を生じさせて一体化した不織ウェブを作成した。引き続き、この不織ウェブを、130℃の温度の乾燥機中を通過させ、目付60g/m2 、厚み1.8mmのフェルト状活性炭繊維シートを作製した後、このシートをシングルフエザーで成型して、山高さ20mm、ピッチ15mmの波板状部材を得た。
(実施例1)
活性炭繊維M(比表面積700m2/g:ユニチカ社製 アドール A−7)と、芯成分がポリプロピレン、鞘成分がポリエチレンからなるポリオレフィン系バインダー繊維N(大和紡社製 ESC 鞘部融点:80℃)とをパラレルカードを用いて質量比(M:N)が20/80となる不織ウェブを形成した後、クロスラッパーにより不織ウェブをクロスラップさせ、ニードルパンチ装置により機械的に繊維の三次元交絡を生じさせて一体化した不織ウェブを作成した。引き続き、この不織ウェブを、130℃の温度の乾燥機中を通過させ、目付60g/m2 、厚み1.8mmのフェルト状活性炭繊維シートを作製した後、このシートをシングルフエザーで成型して、山高さ20mm、ピッチ15mmの波板状部材を得た。
次いで、平板状部材としてメッシュ状の織物であるポリプロピレンメッシュ(呉羽合繊社製、ポリプロピレン製網 50mm間の糸本数が35本)を用い、上記で得た波板状部材の山の稜線部分にEVA系ホットメルト接着剤を塗布して接着剤側を平板状部材上に重ね、熱処理して波板状部材がポリプロピレンメッシュに熱接着した微生物処理用成形体を得た。
この微生物処理用成型体を上下方向に数段重ね合わせ、EVA系ホットメルト接着剤で接着してブロック状微生物処理用成形体Aを得た。(サイズ:400×400×400mm)
(実施例2)
平板状部材として、ポリプロピレンメッシュの代わりに合成樹脂フイルム(東レ社製、無延伸ポリプロピレンフイルム 厚み100μm)を使用した以外は、実施例1と同様にして微生物処理用成形体Bを得た。
(比較例1)
平板状部材として、ポリプロピレンメッシュの代わりにポリプロピレン不織布(目付40g/m2)を使用した以外は、実施例1と同様にして微生物処理用成形体Cを得た。
(実施例2)
平板状部材として、ポリプロピレンメッシュの代わりに合成樹脂フイルム(東レ社製、無延伸ポリプロピレンフイルム 厚み100μm)を使用した以外は、実施例1と同様にして微生物処理用成形体Bを得た。
(比較例1)
平板状部材として、ポリプロピレンメッシュの代わりにポリプロピレン不織布(目付40g/m2)を使用した以外は、実施例1と同様にして微生物処理用成形体Cを得た。
次いで、図2に示す生物処理装置を用い、別々の処理槽4にそれぞれ微生物処理用成形体A(実施例1)、微生物処理用成形体B(実施例2)、微生物処理用成形体C(比較例1)を充填し(固定床)、全有機炭素量(TOC)の除去を行なった。この場合、エアポンプ7で処理槽4内に空気を10ml/秒の割合で吹込んだ。また、被処理水は、メタノール、アセトン及びイソプロパノールを主成分として含むTOC濃度約20mgC/Lの水で、これを処理槽4での滞留時間が10分となるように供給した。
運転時間(経過時間)と、得られた処理水のTOC測定結果との関係を図3に示す。なお、TOC測定は、TOC計(島津製作所(株)製 TOC−5000)を用いて行った。
図3から明らかなように、実施例1、2の微生物処理成形体A、Bを用いると、処理開始後約10日後には所定の処理性能が発揮されるのに対して、比較例1の微生物処理成形体Cを用いると、排水と活性炭繊維との接触効率が悪いためか効果の発揮する時間が約20日目からであった。
また、微生物処理成形体Cを使用した装置では、約20日後〜60日後まではTOC濃度が約4mgC/lで安定していたが、平板状部材に使用している不織布の強度不足のためか約60日目を過ぎるころから形が崩れだし、120日をすぎると形態保持ができなくなり、TOC濃度も上昇したので測定を中止した。
一方、微生物処理成形体A、Bは、180日をすぎても形が崩れるなどの問題は生じることがなく、また、処理水質も、約2〜3mgC/lで安定していた。
Claims (3)
- 平板状部材と、活性炭繊維を含有する波板状部材とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材が織編物で構成され、かつ、波板状部材の山高さが5〜100mm、山のピッチが5〜100mmであることを特徴とする微生物処理用成形体。
- 平板状部材と、活性炭繊維を含有する波板状部材とが重ねられてなる成形体であって、前記平板状部材が合成樹脂フイルムで構成され、かつ、波板状部材の山高さが5〜100mm、山のピッチが5〜100mmであることを特徴とする微生物処理用成形体。
- 請求項1又は2記載の微生物処理用成形体を微生物担体として用いた生物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003352298A JP2005111441A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 微生物処理用成形体及び生物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003352298A JP2005111441A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 微生物処理用成形体及び生物処理装置 |
Publications (1)
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JP2005111441A true JP2005111441A (ja) | 2005-04-28 |
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ID=34543278
Family Applications (1)
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JP2003352298A Pending JP2005111441A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 微生物処理用成形体及び生物処理装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005111441A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102491498A (zh) * | 2011-12-16 | 2012-06-13 | 北京化工大学 | 生态碳纤维复合材料、其制备方法以及包括其的污水处理反应器 |
-
2003
- 2003-10-10 JP JP2003352298A patent/JP2005111441A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102491498A (zh) * | 2011-12-16 | 2012-06-13 | 北京化工大学 | 生态碳纤维复合材料、其制备方法以及包括其的污水处理反应器 |
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