JP2005111197A - 穴付き歯ブラシ - Google Patents

Abstract

【課題】歯ブラシの毛の間に、挟まってしまった歯垢、食べかす等を、簡単に除去して、毛の乾燥を早める。
【解決手段】毛束（２）の、はえぎわ周辺に、ヘッド（１）を貫通して、穴（３）を設ける。
【選択図】図１

Description

本発明は、歯ブラシの毛の間に、はさまってしまった歯垢、食べかす等を容易に除去することが出来て、毛の乾燥を早くすることが出来る、歯ブラシに関するものである。

歯ブラシとしては、歯の汚れを綺麗に除去するため、手動式の他に、電動振動式等があり、毛先を山形にカットした形状、ばねを使用した毛束のフロート機構付き、奥まで磨けるヘッドの形状、磨きやすい柄の形状等、歯垢除去能力をアップするための工夫を凝らしたものは、たくさんあった。

しかし、歯磨き後の歯ブラシの洗浄は、毛先の方向又は、毛横の方向から水をかけるしかなく、毛の間に挟まった歯垢、食べかすなどは、取れにくく、尚いっそう毛の奥のほうに、入り込んでしまうという欠点があった。

毛の中に入り込んでしまった歯垢、食べかす等を、つまようじなどで除去しようとしても、なかなかきれいに取れない、その上、毛をいためてしまい、毛が曲がったり、折れたり、開いたりしてしまうという欠点があった。

歯ブラシを洗浄した後、毛を乾燥させるのに、密林のように植毛した、毛のはえぎわは、空気の流通が悪いため、乾燥に時間がかかり、カビが発生しやすく、非衛生的であった。

解決しようとする問題点は、歯ブラシの毛の間に付いた、歯垢、食べかすなどが、簡単に綺麗に取れない点である。

本発明は、毛束（２）の、はえぎわ周辺に、ヘッド（１）を貫通して、穴（３）をあけたことを、最も主要な特徴とする。

本発明の穴付き歯ブラシは、各毛束の、はえぎわ周辺に、穴が開いているので、ヘッド上面から流した水は、ヘッドに貫通した穴を通り、毛の根元から次々と流出し、毛先の方向に流れて行く。この時毛に挟まっている、歯垢、食べかす等も水と一緒に押し出され、毛先から、流れ落ちて行く。このように簡単に洗い流すことが出来て、いつも清潔な歯ブラシを維持することが出来る。更に洗浄後は、密林のように植毛された毛束の周辺を貫通した穴により空気が流通するので、毛の乾燥時間も短縮され、カビ防止になり、口の中に入れて使用する歯ブラシを衛生面から守ることが出来る。

歯ブラシの毛の間に挟まった歯垢、食べかす等を、簡単に取り除くという目的と、毛の乾燥時間を短縮する目的を、部品点数を増やさず、強度も損なわず、最小のコストで実現した。

図１は、本発明の実施例の斜視図であり、図２は、本発明の実施例の断面図である。
歯ブラシのヘッド（１）に、複数植毛してある、毛束（２）の、はえぎわ周辺に、ヘッド（１）を貫通して、穴（３）をあける。

穴（３）は、ヘッド（１）に対して、直角でストレート穴以外に、斜めに角度がついた穴、テーパー付き穴、バリのような水はね付き穴などもよい。

手動歯ブラシの他に、電動系の交換用替ブラシも、同じように穴付き歯ブラシが実施できる。

穴付き歯プラシの実施方法を示した斜視図である。（実施例１） 穴付き歯ブラシの実施方法を示した断面図である。（実施例１） 穴付き歯ブラシの使用例を示した斜視図である。 穴付き歯ブラシの使用例を示した斜視図である。

符号の説明

１ ヘッド
２ 毛束
３ 穴
４ ヘッド上面

Claims (1)

1. 毛束の、はえぎわ周辺に、ヘッドを貫通して、穴を設けたことを特徴とする、穴付き歯ブラシ。

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