JP2005110557A - 珈琲豆焙煎装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 珈琲豆を均一に焙煎するために熱風が装置内部から逃げず、焙煎に時間がかからず、焙煎時に珈琲豆に焼きムラを生じさせない珈琲豆焙煎装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、生の珈琲豆を投入する珈琲豆投入部と、前記珈琲豆投入部の下方向で珈琲豆を焙煎する焙煎装置部とからなる珈琲豆焙煎装置において、落下した珈琲豆を受ける豆受部と、前記豆受部の中央で熱風を吹き出し珈琲豆を焙煎する回転ヘッドと、前記回転ヘッドの上部で吹き出した熱風を装置内部に循環させる排気ダクトボックスとを有し、前記珈琲豆投入部の下部から前記焙煎装置部の上部に設けた焙煎部と、前記豆受部の下部に接続し、落下する珈琲豆を冷風で冷却する冷却ボックスと、前記冷却ボックスの上部から前記冷風を送り込む冷却ブロワとを有し、焙煎装置部の中央から下部に設けたことを特徴とする冷却部とからなることを特徴とする珈琲豆焙煎装置の構成とした。
【選択図】

図7

Description

本発明は、生の珈琲豆等を、短時間で熱風等により自動焙煎することで珈琲豆の焼ムラをなくし、珈琲豆の本来の味、香りが極めて良い焙煎された珈琲豆を提供できる珈琲豆焙煎装置に関する改良発明である。
従来、珈琲豆を焙煎珈琲豆する装置として、「熱風還流式焙煎機」があり、筒形状のシリンダで形成される還流炉の周囲に、開閉作動が自在なシャッターを備えた豆流入口と、送風口にヒーターを備えたブロワーから熱源を流入させる熱風送風口と、焙煎時に豆から離脱したシルバースキン及び焙煎時に発生する粉滓及び煙等を排出する排出口と、焙煎後に解放して下方の容器内に豆を放出する豆受け部を備えた豆放出口とを備えたことを特徴とする熱風還流式焙煎機の構造であった。
また他の珈琲豆を焙煎する装置として、「コーヒー生豆焙煎機」があり、コーヒー生豆を環状に収容する生豆容器、外部から生豆容器の内部に延長形成された空気流路、空気流路上に設置され、外気を生豆容器の内部に流動させるファン、空気流路上に設置され、生豆容器内部に流動してきた空気を加熱するためのヒーター、生豆容器の一側に設置され、コーヒー生豆から剥離される皮を収容するフィルター、及び生豆容器からフィルターの一側まで形成され、上記剥離された皮を流動させた空気を排出するための排出流路を有している装置であった。
しかしながら、従来の「熱風還流式焙煎機」のように、筒状のシリンダで形成される還流路の周面に、開閉作動が自在で長方形状のシャッターを備えた装置では、珈琲豆を均一に焙煎するための基準となる熱風が、前記シャッターを通じて容易に還流路内部から逃げてしまうため、珈琲豆に焼きムラを生じてしまい、極めて香り高い、美味しい珈琲豆を作ることができないということは極めて大きな問題である。
また従来の「コーヒー生豆焙煎機」のように、カプチーノ、エスプレッソ等を作る
珈琲豆約160g前後を焙煎するのに際し、焙煎時間が5分から10分以上もかかることは、短時間で珈琲豆を焙煎する珈琲豆の販売店や、珈琲豆専門店にとっては極めて時間と手間とコストがかかることは問題である。
また従来の珈琲豆を焙煎する装置の内部には釜ヒーターを使用していた。釜ヒーターは珈琲豆を焙煎する際に内部の空気を加熱するための装置であり、略椀状の外周に沿って、垂直方向に一本一本、配置ニクロム線を設けられていた。そのため、ニクロム線のいずれか1本が断線した場合、釜ヒーターの一部の温度が下がったまま焙煎を行ってしまうため、珈琲豆に焼きムラを生じさせていた。
特開2000−184874号公報 特開平11−276139号公報
そこで、本発明は、流路の周面に、開閉作動が自在で長方形状のシャッターを備えた装置では、珈琲豆を均一に焙煎するための基準となる熱風が装置内部から逃げず、生の珈琲豆の焙煎に時間及びコストが掛からず、生の珈琲豆の焙煎時に空気を加熱するために使用する釜ヒーターのニクロム線に断線が生じても珈琲豆に焼きムラを生じさせない珈琲豆焙煎装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、生の珈琲豆を投入する珈琲豆投入部と、前記珈琲豆投入部から落下した珈琲豆を受ける豆受部、前記豆受部に温度を保つために設けた釜ヒーター、前記豆受部の中央で熱風を吹き出し珈琲豆を焙煎する回転ヘッド、前記回転ヘッドの上部で吹き出した熱風を装置内部に循環させる排気ダクトボックス、前記回転ヘッドに熱風を供給する温風ブロワ及び前記温風ブロワの温風の温度を上昇させる温風ヒーターを有する焙煎部と、前記焙煎部を構成する豆受部の下部に接続し、焙煎済みで豆受部から落下する珈琲豆を冷風で冷却し、内部にチャフ除去フィルターを備えた箱状の冷却ボックス、前記冷却ボックスの上部から前記冷風を送り込む冷却ブロワ及び前記冷却ブロワから送気された冷風が、珈琲豆の熱により温風に変わり、前記温風だけを焙煎珈琲豆装置部の外部に放出する排気ダクトとからなる冷却部とからなることを特徴とする珈琲豆焙煎装置の構成とした。
本発明である珈琲豆焙煎装置は、小型であるために場所を選ばずに何処でも使用することができ、短時間で珈琲豆を均一に焙煎でき、味、香りが極めて高い焙煎した珈琲豆を提供することができる。
第2に珈琲豆約160gの焙煎時間が従来の各装置の場合、5分〜最大10分以上かかっていた所、本発明である珈琲豆焙煎装置では、約180秒、即ち3分以内と極めて短時間で珈琲豆の焙煎を行うことができる。
第3に中深煎り(ハイロースト)、深煎り(シティロースト)、極深煎り(フルシティロースト)アイスコーヒー(フレンチロースト)、エスプレッソ(イタリアンロースト)のように、適宜用途に応じて、珈琲豆を短時間で焙煎することができる。
熱風が装置内部から逃げないよう珈琲豆投入部に排気ダクトボックスを備え、更に珈琲豆に焼きムラを生じさせないように焙煎装置部内に釜ヒーター及び釜ヒーターの上部に熱風を吹き出す回転ヘッドを備えた装置にすることで、短時間で珈琲豆を均一に焙煎でき、味、香りが極めて高い焙煎した珈琲豆を提供できるようにした。
以下に、添付図面に基づき、本発明である珈琲豆焙煎装置の詳細を説明する。
図1は本発明である珈琲豆焙煎装置の正面図、図2は本発明である珈琲豆焙煎装置の左側面図、図3は本発明である珈琲豆焙煎装置の右側面図、図4は本発明である珈琲豆焙煎装置の背面図、図5は本発明である珈琲豆焙煎装置の平面図、図6は本発明である珈琲豆焙煎装置の斜視図である。
図1に示したように本発明である珈琲豆焙煎装置1は、生の珈琲豆を投入する珈琲豆投入部2と、珈琲豆投入部2の下部に設け、珈琲豆を短時間の熱風で焙煎する焙煎装置部3とからなる。珈琲豆投入部2は、略L字状の直方体の箱である本体2aと、本体2aの下部の凹状の窪み部分に珈琲豆に熱風を吹きつけ、珈琲豆を常時攪拌するために設けた円柱状の攪拌棒2bとからなる。
そして、本体2aの左右側面には、生の珈琲豆を投入するための取手2gと、取手2gの上部に豆シュートハンドル2dを備えた。本体2aの左右側面に取り付けた豆シュートハンドル2dは、生の珈琲豆を焙煎装置部3内にある豆受部に投入できる手動回転式のハンドルである。次に直方体の形状である焙煎装置部3の詳細を説明する。
焙煎装置部3の上面には、攪拌棒2bを上部から挿入した加熱釜7と、加熱釜7の正面の中央部分に、焙煎装置部3の中央には略半楕円の形状で、引き出し式の容器である焙煎豆取出口5が挿入されている。焙煎豆取出口5の正面は、焙煎し終えた珈琲豆の入った容器を取り出すために取手5aが設けられてる。
そして、焙煎装置部3の右部に設けた操作パネル4は、投入された珈琲豆の重量や温度、焙煎の度合い、風量等任意で決定できる。そして各項目に従って決定した後に、自動制御で珈琲豆の焙煎の開始から終了までの内容を操作パネル4上の液晶画面等に表示することができる。また、珈琲豆を焙煎する重量は、100g、200g、300g、400g、500g・・のように各100g単位で珈琲豆を瞬時に焙煎することができる。
なお、焙煎装置部3の底面の四隅には、珈琲豆焙煎装置1全体を移動できるように、車軸であるキャスター3d及びキャスター3dを固定するための傘状のキャスター止め支柱3eを設けている。次に、図2及び図3で珈琲豆投入部2の詳細を説明する。
図2及び図3に示したように、珈琲豆投入部2の左右両側面の上部には、左右に回動可能で略六角形状の豆シュートハンドル2dを設けている。また豆シュートハンドル2dに隣接して、珈琲豆焙煎装置1の右側面に設けた珈琲豆の焙煎を開始する際の主電源である電源スイッチ2eと、左右両側面に略楕円状のカバーを縦一列に複数有した排気パネル2fを設けた。
電源スイッチ2eは三相交流のAC200Vの電源である。また図2及び図3にに示したように、珈琲豆投入部2の左側面と右側面は、珈琲豆投入部2の構造と同一である。なお右側面に設けた電源スイッチ2eは、取付位置を右側面、左側面いずれの面に対し自由に取付位置を変更することができる。
図3に示したように焙煎装置部3の右側面は、操作パネル4の右部に、複数の第1排気パネル3bと第2排気パネル3cを設けた。なお、第1排気パネル3bと、第2排気パネル3cの相違点は、パネルの縦幅が若干異なるだけである。
また図3に示したように操作パネル4の下部には、珈琲豆を焙煎した時に生じる豆の皮(以下、チャフという)を内部に貯め、焙煎装置部3の外に取出できるチャフボックス6を設けている。チャフボックス6は、略長方形状の容器であり、図17で詳細を説明する。
次に図4に示したのは、本発明である珈琲豆焙煎装置1の背面図である。以下、珈琲豆投入部2と、焙煎装置部3に分けて説明する。
珈琲豆投入部2の本体2aの背面は、排気パネル2hが縦一列になるように設けられている。なお、排気パネル2hの並びや個数等は、1列に付き13個と限定せず、状況に応じて排気パネル2hの個数を適宜変更することができる。
一方の焙煎装置部3の本体3aの背面は、複数の排気パネル3f、3fを設け、排気パネル3fと、排気パネル3fとの間の中央部分には、珈琲豆を焙煎した時に生じる排気熱を焙煎珈装置部3の外部に排気するための筒状の排気筒3hを設けた。
本発明で使用する排気筒3hは、排気筒3hから排出する排気熱の温度を、珈琲豆の焙煎時に最大60℃以下にした。これは、誤って作業者の皮膚に排気筒3hが直接触れる場合等を考慮したもので、作業者の火傷等による事故を未然に防止することができる。なお、排気パネル3fの下部に設けた長方形状の窪みは、三相交流の電源コード等を接続するための差込口3gである。次に図5で、焙煎装置部3の平面について詳細を説明する。
図5に示したように、焙煎装置部3の上面の中央には、略円状の加熱釜7が設けられている。加熱釜7は、半円状の上蓋7bと、同じく半円状で開口又は取り外し可能な下蓋7cとからなる。加熱釜7の釜本体7aの四隅は、半円状の突起7dが釜本体7aと一体化して設けられており、突起7dは上面にネジ孔を有し、焙煎装置部3の上面にネジ等で固定できる。
なお、加熱釜7の上蓋7bはステンレス製、下蓋7cは耐熱ガラス製からなる。下蓋7cは、焙煎した珈琲豆17の色を適宜、目視確認できるようにした。また下蓋7cは、内部の温度を低下させないように外周に略半円状でゴム製からなるパッキンを設け、焙煎装置部3内部の気密性を高め、熱の漏洩を防止することができる。次に図6に示した本発明である珈琲豆焙煎装置1の斜視図だが、各構成部品等の説明を行ったため、詳細な説明を省略する。次に図7から図9では、本発明である珈琲豆焙煎装置1で珈琲豆の焙煎を行う動作を縦断面図にて詳細を説明する。
図7は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に珈琲豆を挿入する動作を示した縦断面図図8は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に挿入された珈琲豆を攪拌する動作を示した縦断面図、図9は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に挿入された珈琲豆を排出し、冷却する動作を示した縦断面図である。なお、温風ブロワ19等の市販の装置等は正面図で示した。
図7は、本発明である珈琲豆焙煎装置1の内部構造8で、「珈琲豆の挿入動作」を示したものである。珈琲豆を焙煎するために生の珈琲豆を投入できる珈琲豆投入部2と、前記珈琲豆投入部2の下方向で珈琲豆を焙煎する焙煎装置部3とからなる珈琲豆焙煎装置1において、珈琲豆投入部2の下部から焙煎装置部3の上部にかけて設けた焙煎部9と、焙煎装置部3の中央から下部にかけて、焙煎した珈琲豆を冷却できる冷却部10とからなる。
焙煎部9は、加熱釜7と連結した投入枠15と、投入枠15内で珈琲豆17の落下をコントロールする豆落下装置14と、前記投入枠15を中央に挿通し、熱風を装置内部に循環させると共に、熱風が装置内部から逃げないように設けた排気ダクトボックス26を珈琲豆投入部2に設け、前記珈琲豆投入部2から落下した珈琲豆を受ける豆受部13、前記豆受部13を構成するホッパー部材13aの底面を構成する外周に沿って前記ホッパー部材13aの温度を一定に保つために設けた釜ヒーター12、前記豆受部13の中央で熱風を吹き出し珈琲豆を焙煎する回転ヘッド11、回転ヘッド11の上部で吹き出した熱風を装置内部から逃げないように前記排気ダクトボックス26に送気し、前記回転ヘッド11に熱風を供給するために外気を温風ヒーター20で暖め送気する温風ブロワ19とを有し、前記珈琲豆投入部2の下部から前記焙煎装置部3の上部に設けたことを特徴とする焙煎部9である。
一方の冷却部10は、前記焙煎部9を構成する豆受部13の下部に接続し、焙煎が済み豆受部13から落下する珈琲豆を冷風で冷却し、内部にチャフ除去フィルター18hを備えた箱状の冷却ボックス18、前記冷却ボックス18の上部から前記冷風を送り込む冷却ブロワ22と、前記冷却ブロワ22から送気された冷風が前記冷却ボックス18内を通過する際に、焙煎された珈琲豆の熱により冷風が温風に変わり、温風だけを焙煎珈琲豆装置部3の外部に放出する排気ダクト24とを有し、焙煎装置部3の中央から下部に設けたことを特徴とする冷却部10である。次に、各動作の詳細を説明する。
図7に示したように本発明である珈琲豆焙煎装置1は、生の珈琲豆を生豆投入口2cから投入し、投入した後の珈琲豆17は、豆シュートハンドル2dを回動させることで、略ホッパー状の投入枠15に密着していたつり下げ式で傘状の豆落下装置14が下方向に下がり、豆受部13の内部に生の珈琲豆17が堆積する仕組みである。
豆受部13は、3つの部材が一体化して構成されている。第1に上部に落下してきた珈琲豆17を受けるためのホッパー部材13a、第2にホッパー部材13aの底部に設け、焙煎し終えた珈琲豆17を落下させる筒状の開口部材13b、第3に開口部材13bに落下してきた珈琲豆17を受けるシュート部材13cである。なお傾斜したホッパー部材13aの開口角度Aは35度とする。
そして、豆受部13の内部に堆積した生の珈琲豆17は、珈琲豆17を均一に焙煎するために、回転ヘッド11の周囲に堆積する。回転ヘッド11は、貫通孔11cから熱風を吹き出すことで珈琲豆17を焙煎すると共に、予め開口部材13bの上部に密着し、珈琲豆17が開口部材13bへ落下することを防止する装置である。
回転ヘッド11は、温風ブロワ19から温風ヒーター20を経て発生した熱風を、貫通孔11cからホッパー部材13aの開口方向であるB方向やC方向に沿って吹きだし、熱風の渦巻きを発生させ、回転ヘッドを構成する上回転ヘッド11aを熱風で浮き上がらせると共に、珈琲豆17に渦巻き状の回転を与え、適宜浮き上がらせることができる。
そして回転ヘッド11の上面は、珈琲豆投入部2に取り付けた上下に移動可能な攪拌棒2bに接続固定し、回転ヘッド11の底面は、温風ヒーター20から連結した温風ヒーター管20aの上部に挿通固定している。
また、豆受部13を構成するホッパー部材13aの底面に釜ヒーター12を設けることで、一定の温度を保持し、珈琲豆17全体の温度を均一に保持可能とした。釜ヒーター12とは、貫通孔からホッパー部材13aの底面、即ち下部から開口方向までの全体を覆い、回転ヘッド11によって発生した熱風の渦巻きを一定の温度に保持できるニクロム線を内蔵した繊維材質のヒーターである。本発明で使用する釜ヒーター12の設定温度は、265℃から285℃の範囲で調節することができる。なお、釜ヒーター12の設定温度は、珈琲豆17の使用用途に応じて、任意で変更することができる。
釜ヒーター12の上部に熱風を送気するために本発明では、温風ブロワ19及び温風ブロワ19に接続した温風ブロワ管19a、そして、温風ブロワ管19aに接続し、熱風を更に高温の熱風に変えるための温風ヒーター20、そして温風ヒーター20に連結し、前記回転ヘッド11の底面に挿通した温風ヒーター管20aに連結している。温風ブロワ19及び温風ヒーター20は、市販品を使用することができる。
また、温風ブロワ19の右側面には、フィルターボックス21を設けているが、フィルターボックス21は、温風ブロワ19の内部に外からの新鮮な空気を取り込むための装置で、第1フィルター管21aが、温風ブロワ19に連結している。
なお、焙煎後の珈琲豆17を冷却するための冷却部10は、前記豆受部13の下部に接続し、焙煎済みで豆受部13から落下してきた珈琲豆を冷却するための箱状の冷却ボックス18と、前記冷却ボックス18の上部に冷風を送り込むために、フィルターボックス21から外からの新鮮な空気を取り込み第2フィルター管21bを経て冷風を送気する冷却ブロワ22と、送り込んだ冷風が珈琲豆の焙煎熱によって暖められ、排気するために前記冷却ボックス18の内部に設けたチャフ除去フィルター18hと、チャフ除去フィルター18hを経て、焙煎装置部3の外に放出できる筒状の排気ダクト24とからなる。なお前記排気ダクト24は、図2から図5に示した排気筒3hに接続することがでできる。次に、図8で「珈琲豆の攪拌動作」について詳細を説明する。
図8に示したように、「珈琲豆の攪拌動作」とは、傘状の豆落下装置14が、投入枠15に上昇し、投入枠15を閉じると共に、回転ヘッド11が回動を開始し、珈琲豆17の焙煎を開始する動作をいう。回転ヘッド11は、貫通孔11cから熱風を吹き出し、自らも回転する。
そして、珈琲豆17同士が、相互に回転及び衝突することで、珈琲豆の皮の表面に摩擦を生じさせ、珈琲豆の皮が一部剥離され、剥離された珈琲豆17の皮であるチャフが、mm豆受部13に右上に設けた排気ダクトボックス26に流入する仕組みである。排気ダクトボックス26とは、ホッパー部材13aの右端部に連結する貫通孔26k、26lを設けた箱である。
なお、排気ダクトボックス26に入り込んだチャフは、温風管18dを経て、冷却ボックス18の右側からU字状の温風管18gに入り、チャフ除去フィルター18hの表面に設けた網部分に前記チャフが衝突することで、チャフボックス6の内部にチャフが落下する。なお、
排気ダクトボックス26の上部に設けた温風管21d、フィルターボックス21の背面(図示せず)に接続することができる。また排気ダクトボックス26の詳細は、図25及び図26で説明する。
次に図9に示したように「珈琲豆の排出、冷却動作」に移る。図9に示したように「珈琲豆の排出、冷却動作」とは、焙煎が終了した後に、開口部材13bから、シュート部材13cを経て、珈琲豆17を焙煎豆取出口5の容器5bに排出する動作をいう。
具体的には、回転ヘッド11が珈琲豆投入部2のある上方向に上昇し、回転ヘッド11と開口部材13bとの密着が解かれ、密着が解かれた開口部材13bの隙間から焙煎した珈琲豆17が、シュート部材13cに落下する仕組みである。シュート部材13cは略へ字状の部材であり、下方に沿って窄んでいる。
シュート部材13cに落下した珈琲豆17は、シュート部材13cの下端部で、筒状の連結管18cから冷却ボックス18内部にある焙煎豆取出口5の容器5bに集められる仕組みである。焙煎豆取出口5の底部は直径5mmの網状になっており、チャフのみが垂直方向に落下する。
なお、珈琲豆17の冷却には、外気をフィルターボックス21から取り入れ、第2フィルター管21bを経て、冷却ブロワ22で外気を冷却し、冷却ブロワ管22a、3又状の分岐管23、冷却管18bを経て、冷却ボックス18に冷風が送られる仕組みである。
なお、分岐管23の残りの一方の管は、冷却ボックス18内部から排出される排気熱の温度を更に下げるために、第1排気管24aを経て、排気ダクト24まで冷風を送気する。
冷却ボックス18とは、冷却ボックス18の本体18aの上部に、焙煎された珈琲豆を取り出すための、焙煎豆取出ボックス5と、焙煎豆取出ボックス5で発生したチャフなどの細かいゴミを落下させるための空洞18fと、空洞18fの内部で温風管18dと接続したU状のU字管18gと、U字管18gの内部から排出した豆の皮を除去するチャフ除去フィルター18hと、チャフ除去フィルター18hの下部で、落下した珈琲豆の皮を集積するチャフボックス6とからなる。次に、図10以降で、本発明である珈琲豆焙煎装置1の内部を構成する構成部品について各詳細を説明する。
図10は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた豆投入装置の拡大図、図11は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備え、生の珈琲豆に熱風を吹き付け攪拌する回転ヘッドの拡大図、図12は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備え、回転ヘッドの左右側面に傾斜して設けたホッパーの先端部及び焙煎部の壁面の拡大図である。
図10に示したのは、投入された生の珈琲豆17が、最初に堆積する投入枠15の内部の正面図である。傘状の豆落下装置14の先端14aが、投入枠15の下部の開口部分に約半分程入り込んで密着したことを示す図である。
投入枠15は、略ハ字状の形状を有しており、左投入枠15aと、右投入枠15bからなる。左投入枠15aは垂直に設け、右投入枠15bは投入された珈琲豆17がより落下しやすいように約45°、外方である右に開口するように屈曲している。なお、投入枠15の傾斜角度は45°に限定するものではない。
本発明で使用する豆落下装置14の先端14a形状は、投入枠15との密着度を高めるために、傘状の市販品を採用した。なお、豆落下装置14の形状は、投入枠15内部に熱量を逃さない形状であれば、本発明で使用したように傘状の部材に限定せず、円柱状、球状のように自由に豆落下装置14の先端14a形状を変更することができる。
図11は、本発明である珈琲豆焙煎装置1の内部に備え、生の珈琲豆に熱風を吹き付け攪拌する回転ヘッド11の拡大図である。回転ヘッド11は、上回転ヘッド11aと下回転ヘッド11bとからなり、下回転ヘッド11bの左右側面にかけて設けたゴム等からなるOリング11jに、ホッパー部材13aの開口部材13bが密着するように設けられている。そして、上回転ヘッド11aの上面には、取付部材2iが設けられ、取付部材2iから攪拌棒2bと接続している。
図12に示したように、ホッパー部材13aの先端部分、即ち左上部は、焙煎装置部3の上面の本体3aと鋭角に接合しているため、珈琲豆が接合面3iに詰まる恐れがある。そこで、本発明では、本体3aと、ホッパー部材13aの先端との接合面3iを湾曲を設けることで、珈琲豆17の詰まりを防止することができる。次に、図13から図17で本発明の中心となる回転ヘッド11の詳細を説明する。
図13は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッド11の正面図、図14は本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッド11の縦断面図、図15は本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッドの第2実施例の縦断面図である。なお、図16は本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッド11の平面図、図17は本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッド11の底面図である。
図13に示したように、回転ヘッド11は、回動式で円筒状を構成する上回転ヘッド11aと、上回転ヘッド11aの側面の中央に設け、珈琲豆を焙煎するための熱風を吹き出す貫通孔11cと、前記上回転ヘッド11aの下部で連結した下回転ヘッド11bとからなる部材である。回転ヘッド11は珈琲豆の焙煎時に高温になるため、放熱性に優れたアルミ等の金属材料を使用する。
また回転ヘッド11を構成する上回転ヘッド11aの側面に設けた正方形状の貫通孔11cは、1つのみでなく、2つ以上設けることができる。なお本発明では、2つの貫通孔11cを設けたことを特徴とする。貫通孔11c以外の貫通孔は図14で説明する。
そして、下回転ヘッド11bの中央には、耐熱性に優れたゴム材等からなるOリング11jを取り付けた。次に図14で回転ヘッド11の内部構造について上回転ヘッド11a、下回転ヘッド11bに分けて詳細を説明する。
図14に示したように上回転ヘッド11aは、逆さ凹の形状であり、アルミニウム等の金属材料からなる部材である。円状の上蓋11eと、前記上蓋11eの下部に設け、底部に底面11uを備えた略リング状の本体11fと、本体11fの下部の位置に熱風を吹き出すために設けた略長方形状の貫通孔11c、11dとからなる。
そして、上蓋11eの上面から本体11fの上部にかけてネジ11gを挿通することで上蓋11eと、本体11fの双方を固定する。上蓋11eの底面には、攪拌棒2bと接続する際にネジを止めるナット11hを設けている。なお、本体11fにある貫通孔11cと貫通孔11dの相違点は縦方向の長さである。貫通孔11cのサイズは高さを15mm、横幅を12mmとし、他方の貫通孔11dは高さを5mm、横方向の長さを12mmとした。
一方の下回転ヘッド11bは、中心に貫通孔11lを有したリング状で、リングの側面となる外周にOリング11jをはめ込むための凹状の窪み11iを設けている。下回転ヘッド11bの上面は鍔状に突設し、次に中面、即ち側面はOリング11jが窪み11iから僅かに突出し、下面はOリング11jを挟みこむようなリングを形成する。なお、下回転ヘッド11bの材料は、前記上回転ヘッド11a同様、アルミニウム等の金属からなる部材である。Oリング11jの材料はフッ素ゴム等の材料を使用する。
また、下回転ヘッド11b上面と上回転ヘッド11aの底面11uとの間には、リング状のすべり部材11mを設けたことを特徴とする。すべり部材11mは、上回転ヘッド11aの底面11uと下回転ヘッド11bの上面との間に挟持されている。
すべり部材11mとは、白色のテフロン(登録商標)材からなるリング状の部材で、回転する上回転ヘッド11aの底面で接触する下回転ヘッド11bの上面との間の摩耗を防ぐことができる。また、焙煎途中の珈琲豆17から排出するチャフ等の汚れを防止することもできる。
即ち、本発明で使用する上回転ヘッド11aは、すべり部材11mを内部に備えているために、高速でなおかつ効率よく上回転ヘッド11aが回転でき、最適な温度の熱風を珈琲豆17全体にまんべんなく吹き付けることができる。次に、上回転ヘッド11aの内部に嵌合した嵌合部11nについて説明する。
嵌合部11nは、下回転ヘッド11b上面に突出した部分である。嵌合部11nの構成は、上から順に、ボルト11o、アルミニウム等の金属材料からなる略凹状の押さえ部材11pと、押さえ部材11pの下部に嵌合した第1嵌合部材11qと、第1嵌合部材11qの中央に設けた凹状の第2嵌合部材11rと、第2嵌合部材11rの側面に設けたOリング11sとからなる。そして、第1嵌合部材11qの外側に向かって設けた略L字状の係止具11tを備えている。
即ち、下回転ヘッド11bに設けた嵌合部11nのL字状の係止具11tが、上回転ヘッド11aの底面11uと嵌合することで連結し、係止具11tと、底面11uとの間に隙間11vを設けることで、貫通孔11c、11dから熱風を吹き出すだけでなく、隙間11vからも放射状に熱風を珈琲豆17に吹き付けることができるため、更に効率よく珈琲豆を焙煎することができる。なお、前記押さえ部材11pの中央は、貫通孔11lが連通している。次に回転ヘッド11の内部構造である嵌合部11nを改良した第2実施例の回転ヘッド11wの縦断面図について詳細を説明する。
図15に示したように、回転ヘッド11kは、図14に示した回転ヘッド11の部品の構成とほぼ同一である。そして、嵌合部11nに、フッ素樹脂ゴム又はシリコンゴム等の樹脂材からなる板状の緩衝材16を設けたこと、緩衝材16の上面にある押さえ部材11pの厚さを変更したこと、第2嵌合部材11rにOリング11sを設けなかったことを特徴とする。緩衝材16の取付位置は、上面を押さえ部材11p、側面を係止具11t、底面を第1嵌合部材11qで囲むように取り付ける。
なお、緩衝材16は、貫通孔11l内部の気密を高めると共に、押さえ部材11pの厚さを変更することで押さえ部材11pそのものの重量を軽減でき、更に、押さえ部材11pの厚さを低く抑えることで、貫通孔11cの内部から吹き出す熱風をより効率よく吹き出すことができる。
図16に示したのは、回転ヘッド11の平面図である。図16に示したように、下回転ヘッド11bが、上回転ヘッド11aの外周を囲むように一段低い状態で設けられ、上蓋11eは、ネジ11gで止められている。
図17は、回転ヘッド11の底面図である。図17に示したように下回転ヘッド11bの底面は、貫通孔11lを中央に設け、貫通孔11lの外周にOリング11jが設けられている。また貫通孔11lの内部で、上蓋11eの底部にはナット11hが設けられている。次に回転ヘッド11の上部に設けた豆受部13及び釜ヒーター12について詳細を説明する。
図18は本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えたホッパー及び釜ヒーターの正面図、図19は本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えたホッパ及び釜ヒーターの縦断面図である。
図18に示した釜ヒーター12は、椀状のホッパー部材13aの外周全体に、縦波状にかつ、前記各縦波が等間隔の幅になるようにニクロム線12aを設けた直火型の構造である。また、釜ヒーター12はニクロム線12aと一体構造であるため、前記ニクロム線12aが断線した場合、釜ヒーター12ごと速やかに交換できることを特徴とする。なお、釜ヒーター12には、断線検出機能(図示せず)及び温度を管理するためのサーモスタット(図示せず)まで配線25を使用し接続することができる。
よって本発明で使用するニクロム線及び釜ヒーター12は、常に温度を均一にできるため、珈琲豆に焼きムラを生じさせることがない。また本発明で使用するニクロム線12aの直径は0.6mmで、起電力として200V、3.2Kwを使用することができる。但し釜ヒーター12のサイズに合わせて、ニクロム線12aの直径は自由に変更することができる。次に図19で本発明で使用する釜ヒーター12の縦断面について詳細を説明する。
図19に示したのは釜ヒーター12の縦断面図である。釜ヒーター12は、豆受部13を構成するホッパー部材13aに密着し、そして層状に設けられている。釜ヒーター12の内部構造は、左から順に、熱伝導材12b、ニクロム線12aを縫い込んだ加熱材12c、そして、第1断熱材12d、第2断熱材12e とからなる。
熱伝導材12bとは、裏地ガラスクロスであり、ガラスクロスにシリカ系の水ガラスを吹き付けた部材である。熱伝導率の良い部材であればよく、本発明ではNHコートを使用した。なお、耐熱温度は400°である。
加熱材12cとは、中央にニクロム線12aを設け、ニクロム線12aの周りをガラスクロスで挟みこんだ部材である。厚さは0.6mm前後であることが好ましく、ニクロム線の温度が800℃から1000℃になるのに対し、ガラスクロスは、500℃の耐熱性があればよい。
第1断熱材12dは、厚さ22.7mmのガラスウールからなる部材である。第1断熱材を厚みを持たせることで、保温性を向上させた。また第2断熱材12eは、厚さ0.4mmのガラスクロスであればよい。第1断熱材12dの耐火温度は、500℃前後あればよく、一方の第2断熱材12eの耐火温度は、ガラスクロスの表面にシリコンを吹き付け、表面全体に皮膜をつくることで200℃まで温度を下げる部材であればよい。
なお、熱伝導材12b、加熱材12c、第1断熱材12d、第2断熱材12eいずれも厚さ等を自由に変更でき、新たに前記熱伝導材12b、加熱材12c、第1断熱材12d、第2断熱材12eのいずれかの材料を追加することもできる。即ち、釜ヒーター12は、豆受部3を構成するホッパー部材13aに密着し、内部構造を熱伝導材12b、ニクロム線12aを縫い込んだ加熱材12c、第1断熱材12d、第2断熱材12eを層状に設け、貫通孔からホッパー部材13aの下部から開口方向まで回転ヘッド11によって発生した熱風の渦巻きを一定の温度に保つことができる釜ヒーター12の構造とした。
図20に示したのは、本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の斜視図である。図20に示したように珈琲豆焙煎装置1aの特徴は、操作パネル4を着脱式の操作パネルにしたことである。即ち、焙煎装置部3の右側面から取り外し、コード等からなる有線によって離れた場所からも操作パネル4で珈琲豆焙煎装置1aを操作することができる。なお、有線の長さは、3〜10mの間、好ましくは5m離れた場所からも、珈琲豆の焙煎珈琲豆ができる。よって珈琲豆焙煎装置1を設置する店舗は、店内の場所を問わず、本発明である珈琲豆焙煎装置1を設置でき、遠隔操作によって簡単に珈琲豆の焙煎珈琲豆を行うことができる。
次に図21では、本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の正面図、図22は珈琲豆焙煎装置の第2実施例の左側面図、図23では、本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の右側面図である。図21から図23では、前記図1から図4に示した珈琲豆焙煎装置1の第1実施例との相違点を中心に説明する。
図21に示したように、本発明である珈琲豆焙煎装置1aの第2実施例の正面形状は、図1から図4に示した珈琲豆焙煎装置1と同一である。焙煎装置部3の左下にチャフボックス6が備えられていることを特徴とする。
図22に示したように、前記チャフボックス6を焙煎装置部3の左側面に内設することで、チャフボックス6の表面に突出していた取手6aをなくすことができる。よって珈琲豆焙煎装置1aを移動する際の妨げの原因であったチャフボックス6の取手6aによる出張りをなくすことができる。
またチャフボックス6の取手6aをなくすことで、排気パネル3jを増加でき、焙煎装置部3の内部の冷却効率が格段に向上した。なお、図23に示した珈琲豆焙煎装置1aの焙煎装置部3の右側面も前記左側面同様、排気パネル3jも増加することで、焙煎装置部3の内部の冷却効率を格段に向上した。
図24に示したのは、本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の内部を示した縦断面図である。各装置の構成は前記図7から図9と同様、珈琲豆焙煎装置1aの内部構造8である。即ち生の珈琲豆17を投入できる珈琲豆投入部2と、前記珈琲豆投入部2の下方向で珈琲豆を焙煎する焙煎装置部3において、珈琲豆投入部2の下部から焙煎装置部3の上部にかけて設けた焙煎部9と、焙煎装置部3の中央から下部にかけて、焙煎した珈琲豆を冷却できる冷却部10とからなる。なお、温風ブロワ19等の市販の各装置等は、図7と同様に正面図で示した。
図24に示したように、内部構造8の大きな特徴は、図7から図9に示した冷却ボックス18を構成する焙煎豆取出口5の容器5bと、チャフボックス6を個々に分離できることである。焙煎豆取出口5とチャフボックス6との連結は、容器5bの下部に設けた排気管5cをチャフボックス6の右側面に連結することで行う。
なお、前記排気管5cのように各管上に記載したA、B、C、D、Eのアルファベット記号は、各々の連結先を示す記号である。また焙煎豆取出口5の容器5bは長方形状で容器5b全体が網状になっている。また、焙煎豆取出口5の上面に設けた冷却管5dは、冷却ブロワ22と冷却ブロワ管22aで連結した三又状の分岐管23の左部に連結し、冷却管5dの右隣に設けた連結管5eは、豆受部13の底部のシュート部材13cに連結している。即ち、冷却管5dから流れ込む冷風により焙煎豆取出口5の容器5bで焙煎した珈琲豆17を冷却することができる。
また、チャフボックス6は、長方形状のボックスで取出可能なチャフ回収ボックス6bを内設している。チャフボックス6の上面は、左から順に第2温風管6c、第2排気管24bが設けられ、チャフボックス6の右側面に排気管5cが設けられている。第2温風管6cは、排気ダクトボックス6の底部に接続し、第2排気管24bは、排気ダクト24の左部に接続する仕組みである。次に、チャフボックス6の右上を構成する装置である温風ブロワ19等に接続する管の詳細を説明する。
チャフボックス6の右上には、温風ブロワ19に接続した第1フィルター管21a、冷風ブロワ22に接続した第2フィルター管21b、そして、珈琲豆投入部2の上部に設け、排気ダクト26から温風管21dで接続したフィルターボックス21cを設けた。そして、フィルターボックス21cの内部の形状は、長方形状態のチャフ除去フィルター21eを備えている。これは、図7から図9に示したチャフ除去フィルター18hと同一のため詳細な説明は省略する。次に図25及び図26で、前記排気ダクトボックス26の詳細を説明する。
図25は、本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた排気ダクトボックスの斜視図、図26は本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた排気ダクトボックスの平面図である。
図25に示したように、排気ダクトボックス26は、略6字状の箱形のボックスで、熱風が珈琲豆焙煎装置1aの内部から逃げないよう循環させるための装置である。排気ダクトボックス26は、本体26aと、本体26aの背面に突出した突出部26bと、本体26aの下面に接続し豆受部13に嵌合する嵌合部26dと、本体26aの上面で投入部2を構成する投入枠15を連通する開口部26cとからなることを特徴とする。
排気ダクトボックス26の内部には、開口部26cの左側面に設けた第1通気口26iと、同排気ダクトボックス26の内部で開口部26cの右側面に設けた第2通気口26jとを備え、開口部26cの正面で、豆受部3から排気ダクトボックス26の内部に最初に流入する熱風27の進路を左右均等に変更する傾斜した第1遮へい版26fを備えた第1風受室26eと、第1風受室26e開口部26cの背面で、第2通気口26jから流入してきた他方の熱風27を上方に上げることで、フィルターボックス21cに流入し、傾斜した第2遮へい版26hを備えた第2風受室26gとからなることを特徴とする。
図26の排気ダクトボックス26の平面図に示したように、珈琲豆17の焙煎時に発生したチャフは熱風27によって、第1通気口26i、第2通気口26jを経て、第1通気口26iの熱風27はチャフを含んだまま前記温風管21dからフィルターボックス21cに吹き込み、他方の第2通気口26jも同様、チャフを含んだまま第2温風管6cから、チャフボックス6までそれぞれ排出できる。
本発明である珈琲豆焙煎装置の正面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の左側面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の右側面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の背面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の平面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の斜視図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に珈琲豆を挿入する動作を示した縦断面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に挿入された珈琲豆を攪拌する動作を示した縦断面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に挿入された珈琲豆を排出し、冷却する動作を示した縦断面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた豆投入装置の拡大図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備え、生の珈琲豆に熱風を吹き付け攪拌する回転ヘッドの拡大図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備え、回転ヘッドの左右側面に傾斜して設けたホッパーの先端部及び焙煎部の壁面の拡大図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッドの正面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッドの縦断面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッドの第2実施例の縦断面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッドの平面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた回転ヘッドの底面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えたホッパー及び釜ヒーターの正面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えたホッパー及び釜ヒーターの縦断面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の斜視図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の正面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の左側面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の右側面図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の第2実施例の内部構造図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた排気ダクトボックスの斜視図である。 本発明である珈琲豆焙煎装置の内部に備えた排気ダクトボックスの平面図である。
符号の説明
1 珈琲豆焙煎装置
1a 珈琲豆焙煎装置
2 珈琲豆投入部
2a 本体
2b 攪拌棒
2c 生豆投入口
2d 豆シュートハンドル
2e 電源スイッチ
2f 排気パネル
2g 取手
2h 排気パネル
2i 取付部材
3 焙煎装置部
3a 本体
3b 第1排気パネル
3c 第2排気パネル
3d キャスター
3e キャスター止め支柱
3f 排気パネル
3g 差込口
3h 排気筒
3i 接合面
3j 排気パネル
4 操作パネル
5 焙煎豆取出口
5a 取手
5b 容器
5c 排気管
5d 冷却管
5e 連結管
6 チャフボックス
6a 取手
6b チャフ回収ボックス
7 加熱釜
7a 釜本体
7b 上蓋
7c 下蓋
7d 突起
8 内部構造
9 焙煎部
10 冷却部
11 回転ヘッド
11a 上回転ヘッド
11b 下回転ヘッド
11c 貫通孔
11d 貫通孔
11e 上蓋
11f 本体
11g ネジ
11h ナット
11i 窪み
11j Oリング
11k 回転ヘッド
11l 貫通孔
11m すべり部材
11n 嵌合部
11o ボルト
11p 押さえ部材
11q 第1嵌合部材
11r 第2嵌合部材
11s Oリング
11t 係止具
11u 底面
11v 隙間
12 釜ヒーター
12a ニクロム線
12b 熱伝導材
12c 加熱材
12d 第1断熱材
12e 第2断熱材
13 豆受部
13a ホッパー部材
13b 開口部材
13c シュート部材
14 豆落下装置
14a 先端
15 投入枠
15a 左投入枠
15b 右投入枠
16 緩衝材
17 珈琲豆
18 冷却ボックス
18a 本体
18b 冷却管
18c 連結管
18d 温風管
18e 排気管
18f 空洞
18g U字管
18h チャフ除去フィルター
19 温風ブロワ
19a 温風ブロワ管
20 温風ヒーター
20a 温風ヒーター管
21 フィルターボックス
21a 第1フィルター管
21b 第2フィルター管
21c フィルターボックス
21d 温風管
21e チャフ除去フィルター
22 冷却ブロワ
22a 冷却ブロワ管
23 分岐管
24 排気ダクト
24a 第1排気管
24b 第2排気管
25 配線
26 排気ダクトボックス
26a 本体
26b 突出部
26c 開口部
26d 嵌合部
26e 第1風受室
26f 第1遮へい板
26g 第2風受室
26h 第2遮へい板
26i 第1通気口
26j 第2通気口
26k 貫通孔
26l 貫通孔
27 熱風

Claims (4)

  1. 生の珈琲豆を投入する珈琲豆投入部と、前記珈琲豆投入部から落下した珈琲豆を受ける豆受部、前記豆受部の温度を保つために設けた釜ヒーター、前記豆受部の中央で熱風を吹き出し珈琲豆を焙煎する回転ヘッド、前記回転ヘッドの上部で吹き出した熱風を装置内部に循環させる排気ダクトボックス及び前記回転ヘッドに熱風を供給するために外気を温風ヒーターで暖め送気する温風ブロワを有する焙煎部と、前記焙煎部を構成する豆受部の下部に接続し、焙煎済みで豆受部から落下する珈琲豆を冷風で冷却し、内部にチャフ除去フィルターを備えた箱状の冷却ボックス、前記冷却ボックスの上部に前記冷風を送気する冷却ブロワ及び前記冷却ブロワから送気された冷風が珈琲豆の熱により温風に変わり、前記温風を焙煎珈琲豆装置部の外部に放出する排気ダクトとからなる冷却部とからなることを特徴とする珈琲豆焙煎装置。
  2. 回転ヘッドは、回動式で円筒状を構成する上回転ヘッドと、上回転ヘッドの側面に設け、珈琲豆を焙煎するための熱風を吹き出す貫通孔と、前記上回転ヘッドの下部で連結した下回転ヘッドとからなる部材で、放熱性に優れた金属材料であることを特徴とする請求項1項に記載の珈琲豆焙煎装置。
  3. 排気ダクトボックスは、略6字状の箱形のボックスで、熱風が珈琲豆焙煎装置の内部から逃げないよう循環させるための装置で、本体と、前記本体の背面に突出した突出部と、本体の下面に接続し豆受部に嵌合する嵌合部と、本体の上面で豆受部と連通した開口部とからなることを特徴とする請求項1項又は請求項2項に記載の珈琲豆焙煎装置。
  4. 釜ヒーターは、ホッパー部材に密着し、内部構造を熱伝導材、ニクロム線を縫い込んだ加熱材、第1断熱材、第2断熱材を層状に設け、貫通孔からホッパー部材の下部から開口方向まで回転ヘッドによって発生した熱風の渦巻きを一定の温度に保つことができることを特徴とする請求項1項、請求項2項又は請求項3項に記載の珈琲豆焙煎装置。
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