JP2005110218A - 機器連携装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが煩雑な手間をかけることなく、機器連携のための設定を行うことが可能な機器連携装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 機器連携装置は、外部機器に対するユーザ操作履歴を記録し(ステップS102)、ユーザにより「現在の状態が望ましい」あるいは「現在の状態が嫌だ」の旨を示す指定を受けた場合(ステップS103でYES)、外部機器の状態を取得し(ステップS104)、ユーザが望む所定の外部機器の状態を再現するための契機となるトリガー動作を特定し(ステップS105)、トリガー動作に連動して動作する連携動作を特定し(ステップS106)、トリガー動作を検知した場合、連携動作を動作させるよう外部機器を制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、機器を連携して動作させる機器連携システムに関し、特に、機器連携システムにおける機器の連携方法の設定に関する技術である。
近年のデジタル化やネットワーク化の進展に伴って、家電製品とコンピュータや通信機器が融合した、「情報家電」が市場に出現しつつある。また、それらの「情報家電」同士をホームネットワークなどを介して接続し、情報のやり取りを行い、互いに連携して動作するようなシステムも開発されてきている。
このような機器連携システムの例として、学習リモコンを使った複数機器の連携動作指示装置がある。ユーザはこの学習リモコンに、複数の機器の制御コマンドを学習させ、複数の機器に対する制御コマンドの組み合わせを特定のボタンに登録する。これにより、ユーザは1回の操作で任意の複数の機器を連携動作させることができる。例えば、1回の操作でテレビとDVDプレーヤの電源をONにし、テレビをDVD入力に切替え、DVDプレーヤを再生させることができる。その結果、各機器はDVD視聴に適した状態になる。
このような機器連携システムの例として、連携動作のトリガーとなる機器の動作と、それに連携して動作する機器の動作を個々に設定し、その設定に基づいて連携動作させる機器連携システムが特許文献1で提案されている。
特開2002−186067号公報
しかし、上述した従来の機器連携システムにおいて、ユーザは連携させる機器の動作を個々に設定していく必要があり、設定手順が煩雑で面倒であった。
そこで本発明では、ユーザが各機器の動作を個々に設定することなく、容易に各機器をユーザの望む状態に再現させるための設定を行うことが可能な機器連携システムの実現を目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、ユーザが「現在の状態が望ましい」あるいは「現在の状態が嫌だ」と指定するだけで各機器をユーザの望む状態を再現させるという着想を得てなされたものである。
そこで、本発明に係る機器連携装置は、複数の外部機器に対するユーザ操作を検出して操作履歴を記録する操作履歴記録手段と、前記操作履歴記録手段に記録した操作履歴から、所定の基準に基づきユーザ操作の一群を抽出するユーザ操作抽出手段と、前記ユーザ操作の一群によって導かれる外部機器の状態を再現させるための複数の外部機器の連携動作を特定する連携動作特定手段と、前記動作特定手段により特定された複数の外部機器の動作を行わせるための契機となる特定の事象を検知する検知手段と、前記特定の事象を検知すると、前記動作特定手段により特定された連携動作に係る動作を各外部機器に行わせるための制御信号を各外部機器に送信する機器連携手段とを備えることを特徴とする。
ここで、ユーザ操作とは、ユーザに起因する機器の動作あるいは状態変化を意味し、例えばユーザが照明のスイッチをONにすることによって、照明がONの状態になったという動作を意味し、これに加えて、ユーザが感知されて発生する、対人センサーのユーザ感知という動作等もユーザ操作に含めて考える。
本発明に係る機器連携装置は上記のように構成されるため、ユーザが過去に行った操作の結果としての外部機器の状態を再現するための外部機器の動作を特定して、それらを特定の事象を契機にして行わせることが可能になるため、ユーザが煩雑な操作をしなくても、過去に行ったユーザ操作が導いた外部機器の状態を再現するための設定を行うことが可能になる。
また、前記連携動作特定手段は、ユーザから所定の指示を受付ける受付部と、
前記受付部が指示を受け付けた時点での外部機器の状態を収集する状態収集部と、前記外部機器の動作と、該動作が導く前記外部機器の状態とを対応付けて管理する対応管理部と、前記所定の指示に応じて、前記状態収集部で収集した前記状態に基づいて、前記連携動作に係る外部機器の動作を特定する特定部とを有することを特徴とする、としてもよい。
これにより、所定の時点での外部機器の状態を収集し、それらの状態に外部機器を導くための動作を特定して、その動作を実行させることが可能になる。
また、前記特定部は、前記状態収集部で収集した前記状態を再現させるための外部機器の動作を特定することを特徴とする、としてもよい。
これにより、ユーザは所定の時点を指示するだけで容易に、その時点での外部機器の状態を再現させるための動作と、その契機となる動作を設定することが可能になる。
また、前記特定部は、前記状態収集部で収集した前記状態と異なる特定の状態を再現させるための外部機器の動作を特定することを特徴とする、としてもよい。
これにより、所定の時点での外部機器の状態を収集し、それらの状態と異なる状態に外部機器を導くための動作を特定して、その動作を実行させることが可能になる。つまり、ユーザは所定の時点を指定するだけで容易に、その時点での外部機器の状態と異なる状態、例えばエアコンのONとOFFのように正反対の状態を再現させるための動作と、その契機となる動作を設定することが可能になる。
また、前記ユーザ操作抽出手段は、所定の時点まで連続的に、所定の時間以内の間隔で行われているユーザ操作を、前記一群として抽出することを特徴とする、としてもよい。
所定の時点まで連続的に、所定時間以下の間隔を開けて連続して行われるユーザ操作の一群は、該時点での外部機器の状態に直接影響を及ぼしたと考えられる。これにより、効果的に外部機器の状態を再現するための外部機器の動作を特定することが可能になる。
また、前記検知手段で検知する特定の事象は、前記ユーザ操作抽出手段で取得した前記ユーザ操作の一群に含まれる、特定の外部機器に対するユーザ操作に起因する前記外部機器の動作の何れか1つが行われたことであることを特徴とするとしてもよい。
これにより、抽出した一群のユーザ操作に起因する外部機器の動作の全てを、他の外部機器を動作させる契機として検知する動作、とすることができ、ただ1つに限定されなくて済むようになる。すなわち、同じ外部機器の動作でも多様な動作を契機にして行わせることが可能になる
また、前記検知手段で検知する特定の事象は、前記ユーザ操作抽出手段で取得した前記ユーザ操作の一群のなかで最初に行われたユーザ操作に起因する外部機器の動作であることを特徴とする、としてもよい。
これにより、機器連携装置は最初に行われたユーザ操作に起因する外部機器の動作を契機にして、その後に行われたユーザ操作の結果導かれる状態を再現するための動作を行うため、ユーザ操作の履歴を時間順に再現することができ、ユーザ操作の履歴に起因する外部機器の動作を時間順に、ある程度忠実に再現することが可能になる。
また、前記検知手段で検知する特定の事象は、予め設定しておいた特定の外部機器の動作であることを特徴とする、としてもよい。
これにより、外部機器に動作を行わせる際に契機となる外部機器の動作を、何らかの要因で特定できなかった場合に、予め設定しておいた外部機器の動作を代わりに外部機器に動作を行わせる際に契機となる外部機器の動作として特定することが可能になる。
また、機器連携装置はさらに、外部機器のうち、データを出力可能な外部機器によって出力されたデータを取得する取得手段を備え、前記機器連携手段は、前記連携動作特定手段によって特定された動作に係る外部機器のうちの一の外部機器がデータを出力する場合、前記制御信号と前記取得手段により取得されたデータとを、当該特定された動作に係る外部機器のうちの他の外部機器に送信することとしてもよい。
これにより、接続された外部機器から出力されたデータと同じデータを他の外部機器の入力データとして用いる場合、ユーザは容易に外部機器から出力されるデータを、入力データとして他の外部機器へ送信することができる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1に係る機器連携装置について図面を用いて説明する。
<構成>
図1は、本発明の実施形態1に係る、機器連携装置001とその他の機器から構成される機器連携システム008の概略構成図である。機器連携システム008は、各家庭に設置された機器連携装置001と、その他の機器、例えば照明002、エアコン003、ステレオ004、テレビ007、コタツ006、玄関センサー005等とが、ホームネットワーク等の通信網101により接続されて構成され、ユーザの所定の機器に対する操作をトリガーにして、他の機器に予め設定された動作をさせることを機器連携装置001によって可能にするためのシステムである。
本実施形態では上記連携動作のトリガーとなる外部機器の動作を「トリガー動作」、そのトリガー動作に連携して動作する外部機器の動作を「連携動作」と称する。
機器連携装置001はその他の機器と、例えばHAVi (Home Audio/ Video Interoperability) や、ECHONET(Energy Conservation and Homecare Network)の ような規格に準拠した通信網101で相互接続されている。これらの通信網101においては、機器間で相互を特定した通信やデータの処理や、動作制御が可能である。
この機器連携装置001は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、機器連携装置001は、その機能を達成する。
機器連携装置001に通信網101を介して接続されている照明002、エアコン003、ステレオ004、テレビ007、コタツ006、玄関センサー005等は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、等を備えた装置であり、公知従来の技術にあるように通信網101を介して機器連携装置001に自装置の動作状態やユーザによる操作内容を伝える機能を有し、また機器連携装置001から送信される動作制御のコマンド等を受信し、それに従って動作する機能を備える。
図2は、機器連携装置001の機能構成図を示したものである。
<機器連携装置001の構成>
まず、図2を用いて機器連携装置001について説明する。機器連携装置001は機能構成要素として、通信部102、現状態収集部109、受付部108、ユーザ操作記録制御部103、ユーザ操作履歴蓄積部104、ユーザ操作抽出部105、動作特定部106、記憶部107、設定保存部111、連携動作制御部110を備える。
ここで通信部102はIEEE1394コネクタなどを含むネットワーク接続ユニットであり、ネットワークケーブルを介してデータ通信制御装置を接続されており、通信網101を介して接続された外部機器との間で通信を行う機能を有する。
ユーザ操作記録制御部103は、通信部102を介して外部機器から伝えられる外部機器のユーザ操作に係る情報を、ユーザ操作履歴蓄積部104に記録すべく処理を行う機能を有する。
ユーザ操作履歴蓄積部104は、例えばハードディスクであり、ユーザ操作記録制御部103から伝えられた外部機器のユーザ操作に係る情報を保存するために用いられる。ユーザ操作抽出部105は、後で詳しく説明するように、ユーザ操作履歴蓄積部104に蓄積された外部機器のユーザ操作の履歴データから、所定の基準に基づいてユーザ操作の履歴データの一群を抽出して、動作特定部106に伝える機能を有する。
受付部108には例えばボタンや、キーボード等の入力装置が設けられている。使用者はこれらの入力装置を用いて信号を入力することが可能であり、受付部108は入力された信号の内容に応じて動作特定部106に信号を送出する機能を有する。
現状態収集部109は、後で詳しく説明するように、受付部108から外部機器の現在の状態を収集する旨の信号を受け付けると、外部機器に対して現在の動作状態を取得するための信号を送信し、これに応じて送信されてきた外部機器の現在の動作状態を取得する機能を有する。
動作特定部106は、後で詳しく説明するように、ユーザ操作抽出部105から外部機器のユーザ操作の一群を取得する機能、現状態収集部109から外部機器の現状態を取得する機能、さらにそれらの情報に基づいて、トリガー動作及び連携動作を特定して、設定保存部111に記憶させる機能を有する。また、後述するように記憶部107に格納される機器機能データを用いて、外部機器の動作とその動作が導く状態を対応付けて管理する機能を有する。
記憶部107は、後で詳しく説明するように、外部機器の状態と、その状態を導く外部機器の動作を関連付けたデータを記憶するメモリ群であり、電源がオフにされてもデータが消滅してしまうことのない不揮発性メモリで構成される。
設定保存部111は、トリガー動作とそれに関する連携動作の設定を記憶するメモリ群であり、電源がオフにされても、データが消滅してしまうことのない不揮発性メモリで構成される。
連携動作制御部110は、外部機器から伝えられる動作状態のうち、設定保存部111に記憶したトリガー動作を検知すると、そのトリガー動作に関連付けられた連携動作を行うように外部機器に対して動作制御のためのコマンド等を送信する機能を有する。
なお、ユーザ操作記録制御部103、現状態収集部109、動作特定部106、連携動作制御部110はソフトウェアで実現される機能部であり、即ちメモリに格納された制御用プログラムをCPUが実行することによりその機能が実現されるものである。
<データ>
以下、上述した機器連携装置001において扱われる主なデータについて説明する。
図6は記憶部107に格納される機器情報データ200の構成と内容例を示したものである。機器情報データ200は、機器201、動作202、状態203、優先度204を含んで構成されるデータであって、工場出荷時に設定されるかもしくは、通信網101を介して外部機器から取得することが出来るデータである。
ここで機器201は機器連携装置001と通信網101を介して接続された外部機器を示している。状態203はその外部機器が機器連携装置001に送信することが出来る自装置の動作状態を示し、動作202は外部機器をその状態に導くための、外部機器の動作を示したものである。優先度204は後で説明するように、連携動作を特定するために用いる情報の1つである。
図7はユーザ操作履歴蓄積部104に蓄積されるユーザ操作履歴データ300の構成と内容例を示したものである。ユーザ操作履歴データ300は、時刻301、機器302、検知内容303を含んで構成されるデータであって、外部機器に対して、ユーザ操作が行われた場合に蓄積される情報である。
ただし、ここで蓄積される情報は、ユーザに起因する機器の動作あるいは状態変化であり、例えば対人センサーのユーザ感知や、エアコン003の電源投入時に同時にエアコン003によってなされる室内温度の計測結果などもユーザ操作に含めて考える。
時刻301はその検知内容303を検知した日時を示し、機器302はその機器名、検知内容303は検知した内容を示している。
図7の例では、L304〜L315はそれぞれ、機器連携装置001が検知した外部機器の動作の履歴データを示し、例えばL304は、3月2日9時15分00秒に玄関センサー005がユーザの外出を感知した例を示しており、L306は、同日20時5分3秒にユーザが照明002をONにしたという例を示している。
図8はユーザ操作抽出部105がユーザ操作履歴データ300から抽出したデータで作成する重要操作履歴データ400の構成と内容例を示したものである。その構成(401〜403)はユーザ操作履歴データ300と同一であるので詳しい説明は省略する。
図8の例では、L404〜L410はユーザ操作履歴データ300から抽出された履歴データの例を示し、例えばL404は、3月3日18時10分00秒に玄関センサー005がユーザの帰宅を感知した例を示している。
図9は現状態収集部109によって外部機器から収集され、動作特定部106に送られる現状態データ500の構成と内容例を示したものである。現状態データ500は前に示したように、外部機器の現状態を示すデータであって、機器501、状態502を含んで構成される。図9の例では、例えば照明002がON、テレビ007の電源がON、チャンネルが8、音量が15などという状態が登録されている例を示している。
図10は設定保存部111に格納される連携動作設定データ600の構成と内容例を示したものである。連携動作設定データ600はトリガー動作601の機器、動作、連携動作602の機器、動作を含んで構成されるデータであって、特定したトリガー動作及び連携動作を記録した情報である。
図10の例では、例えば玄関センサー005がユーザの帰宅を感知すると、照明002がONになるようなトリガー動作、及び連携動作が設定されている例を示している。
<動作>
<機器連携装置001の全体的動作>
以下、上述した機器連携装置001の動作について説明する。
図3は、機器連携装置001の全体的動作を示すフローチャートである。
機器連携装置001は、ネットワークを介して接続した外部機器に対してユーザ操作が行われた場合そのユーザ操作を記録し(ステップS101、ステップS102)、ユーザからの「現在の状態が好ましい」と外部機器の状態に対して肯定的な旨を示す指定を受け付けた場合には、外部機器の現在の状態を収集し、トリガー動作及び連携動作を特定する(ステップS103〜ステップS106)。そして、連携動作設定データ600に保存しているトリガー動作601を検知すると、連携動作602の機器に対して所定の動作を行わせるための制御コマンド等を送信する、という一連の手順を繰り返し行うものである。
以下、機器連携装置001の全体的動作を詳しく説明する。
外部機器に対してユーザが操作を行った場合、操作を行った外部機器はそのユーザの操作に起因して発生した動作内容を機器連携装置001に対して送信する。これを受けて、通信部102を介して外部機器から送られてくるユーザ操作に起因する動作内容を検知した場合(ステップS101でYES)、ユーザ操作記録制御部103は、外部機器の機器名、検知内容および、その時刻をユーザ操作履歴蓄積部104に記録するべく処理を行い、ユーザ操作履歴データ300を追加更新する(ステップS102)。
次に、受付部108に対するユーザによる指示がない場合(ステップS103でNO)は、機器連携装置001は処理をステップS107に移す。ここで、ユーザが受付部108のボタンを押下するなどして、「現在の状態が望ましい」と指定する旨の信号を入力した場合(ステップS103でYES)、受付部108は動作特定部106に対してトリガー動作及び連携動作を特定するための処理を行うべく指示を伝える。
この指示に対応して動作特定部106は現状態収集部109に対して外部機器の状態を収集するべく指示を伝え、これを受けた現状態収集部109は通信部102を介して外部機器に対して現在の状態を返信するよう指示を伝える。この指示に対応して外部機器から現在の状態についての情報伝えられた場合には、現状態収集部109は、現状態データ500を作成し動作特定部106に伝える(ステップS104)。
次に動作特定部106は、トリガー動作特定処理に処理を移す。ここで、トリガー動作特定処理の詳細について、図4を用いてさらに詳しく説明する。
図4は機器連携装置001によりなされるトリガー動作特定手段を示すフローチャートである。動作特定部106はトリガー動作特定処理を行うよう指示を受けた場合、まずユーザ操作抽出部105に対して、現在の外部機器の状態を導いたと考えられる一群のユーザ操作の履歴データを表す重要操作履歴データ400を、ユーザ操作履歴データ300から抽出するよう指示を伝える。これを受けてユーザ操作抽出部105は、まずユーザ操作履歴蓄積部104に格納されているユーザ操作履歴データ300を参照する(ステップS201)。
次にユーザ操作抽出部105は、まずユーザ操作履歴データ300のうち最新の履歴データに着目し(ステップS202)、その履歴データより1つ前のデータとの時刻の差を計算し、その差が所定時間以内であれば(ステップS203でNO)、その1つ前の履歴データに着目し(ステップS204)、その履歴データとさらにその1つ前の履歴データとの時刻の差を計算する。
このようにステップ203で、着目した履歴データとその1つ前の履歴データとの時刻の差が所定時間より大きくなるまでステップ203とステップ204を次々と繰り返す処理を行う。上記の所定時間は工場出荷時に設定される値であり、記憶部107に格納されるデータである。
ここで、ステップS203で着目した履歴データとその1つ前の履歴データとの時刻の差が所定時間より大きいと判定された場合(ステップS203でYES)、ユーザ操作抽出部105はステップ204で着目した履歴データから最新の履歴データまでを抽出して、重要操作履歴データ400として登録する(ステップS205)。そしてユーザ操作抽出部105は重要操作履歴データ400を動作特定部106に伝える。
ここで、重要操作履歴データ400を伝えられた動作特定部106は、重要操作履歴データ400のうち最初に検知した外部機器の動作をトリガー動作として特定して(S206)、トリガー動作特定処理を終える。
次に動作特定部106は、連携動作特定処理に処理を移す。ここで、連携動作特定処理の詳細について、図5を用いてさらに詳しく説明する。
図5は、機器連携装置001によりなされる連携動作特定処理を示すフローチャートである。動作特定部106はまず現状態取得部から取得した現状態データ500、及びトリガー動作特定処理で取得した重要操作履歴データ400を参照する(ステップS301)。
次に、現状態データ500で示される外部機器の状態と対応付けられる動作を、機器情報データ200から取得し、その取得した動作が重要操作履歴データ400の検知内容に含まれている場合、その動作を連携動作として特定する(ステップS302)。ただしここで、機器情報データ200を用いて、現状態データ500から外部機器の動作を取得する際に、同一の機器で複数の現状態がある場合、機器情報データ200の優先度204の値が大きい状態203から動作202を取得するものとする。
次に動作特定部106は上記のように特定したトリガー動作、及び連携動作を対応付けて連携動作設定データ600に追加し、設定保存部111に格納して連携動作特定処理を終える。
以上のようにして、ステップS103でユーザが「現在の状態が望ましい」と外部機器の状態について肯定的なことを示す旨を、機器連携装置001の受付部203のボタンを押下するなどして入力することにより、機器連携装置001はステップS104〜ステップS106を行い、トリガー動作、及び連携動作が設定されることになる。
次に機器連携装置001の連携動作制御部110は、通信部102を介して外部機器から送られてくるユーザ操作に起因する動作内容を検知した場合、その動作内容が、設定保存部111に格納した連携動作設定データ600のトリガー動作に登録されているかどうかを検索し、登録されていた場合(ステップS107でYES)、そのトリガー動作と対応付けられている機器に対して連携動作を行わせるべく制御コマンド等を送信することにより、外部機器に対して連携動作を行わせることができる。
その後、機器連携装置は処理をステップS101に戻す。ここで、ステップS107においてトリガー動作を検知しなかった場合は、処理をステップS101に戻す。
以下、具体的なデータ例を用いてこれまで説明した機器連携装置001の動作を一通り説明する。ここでは、ユーザが図1に示す機器連携システム008が備えられた家に帰宅し、照明002、テレビ007、エアコン003をONにし、その次にユーザが「現在の状態が望ましい」と外部機器の状態について肯定的な指定を、受付部108のボタンを押下するなどして、機器連携装置001に入力する状態を仮定して説明する。
機器連携装置001は、図6に示す機器情報データ200を記憶部107に保持しているものとする。また、以前のユーザ操作のデータが、図7のL304〜L309に蓄積されているものとする。
まず、ユーザが帰宅したことを玄関センサー005が感知したという情報がステップS101で捕捉され、その内容がステップS102でユーザ操作履歴データ300にL309として記録される。次に続いて、照明002、テレビ007、エアコン003に対するユーザ操作に起因する外部機器の動作がL311〜L315に記録される。
続いて、ユーザが「現在の状態が望ましい」と、機器連携装置001の受付部108に入力したことがステップS103で感知され、機器連携装置001は処理をステップS104に移す。ステップS104では、機器連携装置001の現状態取得部は、外部機器に対して現在の状態を返信するよう指示を伝える。この指示に対応して外部機器から現在の状態を伝えられた現状態取得部は、図9に示す現状態データ500を作成し、動作特定部106に伝える。
動作特定部106は次にトリガー動作特定処理(ステップS105)に処理を移す。ステップS105では、まずユーザ操作抽出部105は、図7に示すユーザ操作履歴データ300のうち最新の履歴データであるL315に着目する。L315で示す履歴データの時刻は3月3日18時10分20秒を表している。次にユーザ操作抽出部105は、1つ前の履歴データであるL314の時刻とL315の時刻との差を算出し、記憶部107に格納されている所定時間と、算出した時間差の大小関係を比較する(ステップS203)。
ここで、比較に用いる所定時間は2分に設定されていると仮定する。この場合算出した時間差は0であるため、ユーザ操作抽出部105は処理をステップS204に移し、一つ前の履歴データであるL314に着目する。以下、ステップS203で一つ前の履歴データとの時間差が所定時間よりも大きくなるまで、次々とステップS203、S204を繰り返す。
図7に示す操作履歴データの例では、L310に着目すると、一つ前の履歴データであるL309との時間差が2分より大きいため、ユーザ操作抽出部105は、L310〜L315までを抽出し、図8に示すような重要操作履歴データ400を作成し、この重要操作履歴データ400のうち最初の履歴データであるL315にある、玄関センサー005の帰宅感知という動作をトリガー動作として特定し、トリガー動作特定処理を終える。
次に動作特定部106は、現状態収集部109から伝えられた図9に示す現状態データ500及び、トリガー動作特定処理で作成した図8に示す重要操作履歴データ400を参照する(ステップS301)。まず動作特定部106は現状態データ500で示される状態と対応付けられる動作を機器情報データ200から取得する。
ここで、図9に示す現状態の中で、例えばエアコン003のように同一機器で複数の現状態が取得されている場合は、機器情報データ200での優先度204が高い現状態を、再現するべき重要な現状態であるとして、これらの現状態のみから動作を取得するものとする。この例では、エアコン003の現状態がON、設定温度21℃、室内温度20℃であるが、機器情報データ200では、状態がONの優先度204が5、設定温度、室内温度の優先度204が2に設定されているため、現状態がONのみから動作を取得する。
このようにして、図9に示す現状態データ500に示される状態と対応付けられる動作として取得される機器の動作は、機器とその機器の動作の組み合わせで表すと、以下のとおりである。すなわち、照明002・ON、テレビ007・ON、テレビ007・CH選局、テレビ007・音量変更、コタツ006・ON、エアコン003・ON、ステレオ004・OFFである。
次に動作特定部106は、取得したこれらの機器と動作の組み合わせが、重要操作履歴データ400に登録されているか否かを判断し、登録されている場合その動作を、連携動作として特定する(ステップS301)。この例では、照明002・ON、テレビ007・ON、コタツ006・ON、エアコン003・ON、が連携動作として特定する。次に図10に示すように、これらの連携動作と、トリガー動作特定手段で特定したトリガー動作を対応付けて連携動作設定データ600に追加し、設定保存部111に格納して連携動作特定処理を終える。
以上のようにして、ステップS103でユーザが「現在の状態が望ましい」と外部機器の状態について肯定的なことを示す旨を、機器連携装置001の受付部108のボタンを押下するなどして入力するだけで、機器連携装置001はステップS104〜ステップS106を行い、その結果トリガー動作、及び連携動作が図10に示されるように設定されることになる。
次に、機器連携装置001の連携動作制御部110は、通信部102を介して外部機器から送られてくるユーザ操作に起因する動作内容を検知した場合、それが玄関センサー005の帰宅感知であった場合、連携動作制御部110は、照明002、テレビ007、コタツ006、エアコン003に対してONの動作をさせるべく制御信号を送信し、これを受けてこれらの機器はONの動作を行う。
<実施形態2>
以下、本発明の実施形態2に係る機器連携装置について図面を用いて説明する。
<構成>
実施形態2に係る機器連係システムは、実施形態1において図1を用いて詳細に説明した機器連携システム008と同一の構成をなしているため、それらの構成要素についての詳しい説明は省略する。
<機器連携装置001の構成>
本実施形態2に係る機器連携装置001の構成は、実施形態1において図2を用いて詳細に説明した機器連携装置001と同一の構成をなしているため、その機能構成要素についての詳しい説明は省略する。
<データ>
以下、上述した機器連携装置001において扱われる主なデータについて説明する。
図6は記憶部107に格納される機器情報データ200の構成と内容例を示したものであり、この構成及び内容例は実施形態1で詳しい説明を行ったのでここでの説明は省略する。
図13はユーザ操作履歴蓄積部104に蓄積されるユーザ操作履歴データ700の構成と内容例を示したものであり、この構成は実施形態1で詳しい説明を行ったのでここでの説明は省略する。
図14は動作特定部106がユーザ操作履歴データ700から抽出する重要操作履歴データ1100の構成と内容例を示したものである。この構成はユーザ操作履歴データ300と同一であるので詳しい説明は省略する。
図15は現状態収集部109から、動作特定部106に送られる現状態データ800の構成と内容例を示したものであり、この構成は実施形態1で詳しい説明を行ったのでここでの説明は省略する。
図10は設定保存部111に格納される連携動作設定データ600の構成と内容例を示したものである。この構成と内容例は実施形態1で詳しい説明を行ったのでここでの説明は省略する。
図16は記憶部107に格納される対称状態データ900の構成と内容例を示したものである。対称状態データ900は機器901、状態902、対称的な状態903を含んで構成され、外部機器の状態902と、その状態902の対称的な状態903を関連付けて登録したデータである。対称状態データ900は工場出荷時に設定されるかまたは、通信網101を介して外部機器から取得などすることが可能なデータである。
<動作>
<機器連携装置001の全体的動作>
以下、上述した実施形態2に係る機器連携装置001の動作について説明する。
図3は、機器連携装置001の全体的動作を示すフローチャートである。
機器連携装置001は、ネットワークを介して接続した外部機器に対してユーザ操作が行われた場合そのユーザ操作を記録し(ステップS101、ステップS102)、ユーザからの「現在の状態は嫌だ」と外部機器の状態に対して否定的な旨を示す指定を受け付けた場合には、外部機器の現在の状態を収集し、トリガー動作及び連携動作を特定する(ステップS103〜ステップS106)。そして、連携動作設定データ600に保存しているトリガー動作を検知すると、連携動作の機器に対して所定の動作を行わせるための制御コマンド等を送信する、という一連の手順を繰り返し行うものである。
以下、機器連携装置001の全体的動作を詳しく説明する。
外部機器に対してユーザが操作を行った場合、操作を行った外部機器はそのユーザの操作に起因して発生した動作内容を機器連携装置001に対して送信する。これを受けて、通信部102を介して外部機器から送られてくるユーザ操作に起因する動作内容を検知した場合(ステップS101でYES)、ユーザ操作記録制御部103は、外部機器の機器名、検知内容および、その時刻をユーザ操作履歴蓄積部104に記録するべく処理を行い、ユーザ操作履歴データ300を追加更新する(ステップS102)。
次に、受付部108に対するユーザによる外部機器の状態に関する指定がない場合(ステップS103でNO)は、機器連携装置001は処理をステップS107に移す。ここで、ユーザが受付部108のボタンを押下するなどして、「現在の状態は嫌だ」と指定する旨の信号を入力した場合(ステップS103でYES)、受付部108は動作特定部106に対してトリガー動作及び連携動作を特定するための処理を行うべく指示を伝える。
この指示に対応して動作特定部106は現状態収集部109に対して外部機器の状態を収集するべく指示を伝え、これを受けた現状態収集部109は通信部102を介して外部機器に対して現在の状態を返信するよう指示を伝える。この指示に対応して外部機器から現在の状態についての情報が伝えられた場合には、現状態収集部109は、現状態データ500を作成し動作特定部106に伝える(ステップS104)。
次に、動作特定部106はトリガー動作特定処理に処理を移す。ここで、トリガー動作特定処理の詳細について、図11を用いてさらに詳しく説明する。
図11は機器連携装置001によりなされるトリガー動作特定手段を示すフローチャートである。動作特定部106はトリガー動作特定処理を行うよう指示を受けた場合、まずユーザ操作抽出部105に対して、ユーザ操作履歴データ300から現在の外部機器の状態を導いたと考えられる一群のユーザ操作の履歴データを抽出するよう指示を伝える。これを受けてユーザ操作抽出部105は、まずユーザ操作履歴蓄積部104に格納されているユーザ操作履歴データ300を参照する(ステップS400)。
次にユーザ操作抽出部105は、参照したユーザ操作履歴データ300のうち最新の履歴データに着目し(ステップS401)、その履歴データより1つ前のデータとの時刻の差を計算し、その差が所定時間以内であれば(ステップS402でNO)、その1つ前の履歴データに着目し(ステップS403)、その履歴データとさらにその1つ前の履歴データとの時刻の差を計算する。このようにステップ402で、着目した履歴データとその1つ前の履歴データとの時刻の差が所定時間より大きくなるまでステップ402とステップ403を繰り返す処理を行う。
上記の所定時間は工場出荷時に設定される値であり、記憶部107に格納されるデータである。
ここで、ステップS403で着目した履歴データとその1つ前の履歴データとの時刻の差が所定時間より大きいと判定された場合(ステップS402でYES)、ユーザ操作抽出部105は着目している履歴データの検知内容をトリガー動作として特定して(S404)、トリガー動作特定処理を終える。
次に動作特定部106は、連携動作特定処理に処理を移す。ここで、連携動作特定処理の詳細について、図12を用いてさらに詳しく説明する。
図12は、機器連携装置001によりなされる連携動作特定処理を示すフローチャートである。動作特定部106はまずユーザ操作履歴データ300を参照する(ステップS500)。
次に、動作特定部106は、ユーザ操作履歴データ300から、トリガー動作特定手段で特定したトリガー動作を検知内容に持つ最新の履歴データを、ステップS404で着目した履歴データより以前のデータから検索して特定する。つまり、動作特定部106はステップS404で着目した履歴データから順に時刻を遡って、トリガー動作を検知内容に持つ履歴データを検索し、最初に検出された履歴データを特定して(ステップS501)、次に処理をステップS502に移す。
次に、動作特定部106はステップS501で特定した履歴データに着目し(ステップS502)、その履歴データより1つ後の履歴データとの時刻の差を計算し、その差が所定時間以内であれば(ステップS503でNO)、その1つ後の履歴データに着目し(ステップS504)、その履歴データとさらにその1つ後の履歴データとの時刻の差を計算する。このようにステップS503で、着目した履歴データとその1つ前の履歴データとの時刻の差が所定時間より大きくなるまでステップS503とステップS504を繰り返す処理を行う。上記の所定時間は工場出荷時に設定されるかまたは、ユーザが設定することが可能な値などでもよい。
ここで、ステップS503で、着目している履歴データとその1つ後の履歴データとの時刻の差が所定時間より大きいと判定された場合(ステップS503でYES)、ユーザ操作抽出部105はステップS501で特定した履歴データから、着目している履歴データまでを抽出して、重要操作履歴データ400として登録して(ステップS505)、処理をステップS506に移す。
次に、動作特定部106は現状態取得部から取得した現状態データ500、重要操作履歴データ400、及び記憶部107から対称状態データ900を読み込み、参照して(ステップS506)、処理をステップS507に移す。
次に、動作特定部106は、現状態データ500で示される状態502と対称的な状態を、対称状態データ900の対称的な状態903から取得する。次に、その取得した対称的な状態903に対応付けられている動作を機器情報データ200より取得し、取得した動作202が重要操作履歴データ400の検知内容に含まれている場合、その動作を連携動作として特定する(ステップS507)。次に動作特定部106は上記のように特定したトリガー動作、及び連携動作を対応付けて連携動作設定データ600に追加し、設定保存部111に格納して連携動作特定処理を終える。
以上のようにして、ステップS103でユーザが「現在の状態は嫌だ」と外部機器の状態について否定的な内容を示す旨の指定を、機器連携装置001に入力することにより、機器連携装置001はステップS104〜ステップS106を行い、トリガー動作、及び連携動作を設定することが可能になる。
次に機器連携装置001の連携動作制御部110は、通信部102を介して外部機器から送られてくるユーザ操作に起因する動作内容を検知した場合、その動作内容が、設定保存部111に格納した連携動作設定データ600のトリガー動作に登録されているかどうかを検索し、登録されていた場合(ステップS107でYES)、そのトリガー動作と対応付けられている機器に対して連携動作を行わせるべく制御コマンド等を送信することにより、外部機器に対して連携動作を行わせることができる。その後機器連係装置は処理をステップS101に戻す。ここで、ステップS107においてトリガー動作を検知しなかった場合は、処理をステップS101に戻す。
以下、具体的なデータ例を用いてこれまで説明した機器連携装置001の動作を一通り説明する。ここでは、ユーザが図1に示す機器連携システム008が備えられた家に帰宅し、外部機器の電源が入っていなかったため、「現在の状態が嫌だ」と外部機器の状態について否定的な指定を、受付部108のボタンを押下するなどして、機器連携装置001に入力する状態を仮定して説明する。
機器連携装置001は、図6に示す機器情報データ200を記憶部107に保持しているものとする。また、以前のユーザ操作のデータが、図13のL704〜L708に蓄積されているものとする。まず、ユーザが帰宅したことを玄関センサー005が感知したという情報がステップS101で捕捉され、その内容がステップS102で図13に示すようにユーザ操作履歴データ300にL710として記録される。
続いて、ユーザが「現在の状態は嫌だ」と、機器連携装置001の受付部108に入力したことがステップS103で感知されると、機器連携装置001は処理をステップS104に移す。ステップS104では、機器連携装置001の現状態取得部は、外部機器に対して現在の状態を返信するよう指示を伝える。この指示に対応して外部機器から現在の状態を伝えられた現状態取得部は、図15に示す現状態データ500を作成し、動作特定部106に伝える。
動作特定部106は次にトリガー動作特定処理(ステップS105)に処理を移す。ステップS105では、まずユーザ操作抽出部105は、図13に示すユーザ操作履歴データ300のうち最新の履歴データであるL711に着目する(ステップS401)。L711で示す履歴データの時刻は3月4日22時30分00秒を表している。次にユーザ操作抽出部105は、1つ前の履歴データであるL709の時刻とL710の時刻との差を算出し、記憶部107に格納されている所定時間と、算出した時間差の大小関係を比較する(ステップS402)。
ここで、比較に用いる所定時間は2分に設定されていると仮定する。この場合算出した時間差は2分以上あるため、ステップS404に処理を移し、ユーザ操作抽出部105は、L710を抽出し、玄関センサー005の帰宅感知という動作をトリガー動作として特定し、トリガー動作特定処理を終える。
次に動作特定部106は、連携動作特定処理に処理を移し、ユーザ操作履歴データ300を参照して(ステップS500)、トリガー動作を検知内容に持つ履歴をデータ、ステップ404で着目していた履歴データから時間を遡って検索する(ステップS501)。図13の例では、L705がトリガー動作と同じ、玄関センサー005の帰宅感知という動作を持つ履歴データなので、動作特定部106はL705に着目し(ステップS502)、処理をステップS503に移す。
ここで、着目しているL705で示す履歴データの時刻は3月3日18時10分00秒を表している。ステップS503で動作特定部106は、1つ後の履歴データであるL706の時刻とL705の時刻との差を算出し、記憶部107に格納されている所定時間と、算出した時間差の大小関係を比較する。ここで、比較に用いる所定時間は2分に設定されていると仮定する。L706とL705との時間差は2分以下であるため、動作特定部106は処理をステップS504に移し、一つ後の履歴データであるL706に着目する。以下、ステップS203で一つ前の履歴データとの時間差が所定時間よりも大きくなるまで、次々とステップS503、S504を繰り返す。
図に示す操作履歴データの例では、L708に着目すると、一つ後の履歴データであるL709との時間差が2分より大きいため、次に動作特定部106は、L705〜L708までを抽出し、図14に示すような重要操作履歴データ1100を作成して(ステップS505)、処理をステップS506に移す。
次に動作特定部106は、現状態収集部109から伝えられた図15に示す現状態データ1100、ステップS505で作成した図14に示す重要操作履歴データ1100、及び記憶部107に格納されている対称状態データ900を参照する(ステップS506)。まず動作特定部106は現状態データ500で示される状態と対称的な状態を対称状態データ900データから取得する。つまり、現状態データ800で示される機器の状態はそれぞれOFFであるが、これらの状態の対称的な状態として、動作特定部106は対称状態データ900からそれぞれONを取得する。
次に、動作特定部106は機器情報データ200から、現状態データ500と対称的な状態と対応付けられる動作を取得する。ここで、図15に示す現状態データ500と対称的な状態と対応付けられる動作として取得される機器の動作は、機器と動作の組み合わせで表すと、以下のとおりである。すなわち、照明002・ON、テレビ007・ON、コタツ006・ON、エアコン003・ON、ステレオ004・ONである。
次に動作特定部106は、これら取得した機器と動作の組み合わせが、重要操作履歴データ1100に登録されているか否かを判断し、登録されている場合その動作を、連携動作として特定する(ステップS507)。この例では、照明002・ON、テレビ007・ON、コタツ006・ON、を連携動作として特定する。次に、これらの連携動作と、トリガー動作特定手段で特定したトリガー動作を対応付けて連携動作設定データ600に追加し、設定保存部111に格納して連携動作特定処理を終える。
以上のようにして、ステップS103でユーザが「現在の状態は嫌だ」と外部機器の状態について否定的なことを示す旨を、機器連携装置001の受付部108のボタンを押下するなどして入力するだけで、機器連携装置001はステップS104〜ステップS106を行い、その結果トリガー動作、及び連携動作が設定されることになる。
次に、機器連携装置001の連携動作制御部110は、通信部102を介して外部機器から送られてくるユーザ操作に起因する動作内容を検知した場合、それが玄関センサー005の帰宅感知であった場合、連携動作制御部110は、照明002、テレビ007、コタツ006、に対してONの動作をさせるべく制御信号を送信し、これを受けてこれらの機器はONの動作を行う。
<実施形態3>
次に、機器連携装置001に接続されている外部機器がユーザによる入力を受付け、データを出力する機器である場合において、その外部機器から出力されるデータを機器連携装置001が取得し、他の外部機器へそのデータを送信する実施の形態について説明する。
前述した実施の形態1及び2では、「現在の状態が好ましい、又は嫌だ」という指示を受けて、外部機器の現状態を収集して連携動作の特定処理を行っていたが、本実施の形態は、データを出力する外部機器の状態をON又はOFFに限定できないため、外部機器の状態に関わらず、ユーザから連携動作の指示がなされたとき、ユーザ操作履歴データのうち所定の条件、つまり実施形態1と同様に所定の時間差を満たす外部機器の動作履歴データに係る動作を連携動作として特定する。
以下、本実施の形態における連携動作特定処理の手順について説明する。
(1)ユーザ操作記録制御部103は、ユーザによって外部機器への入力動作がなされる毎に、外部機器への入力動作を示す情報と、その外部機器から出力されるデータを、ユーザ操作履歴蓄積部104に送出し、ユーザ操作履歴蓄積部104はこれらの情報及びデータを記録する。
(2)次に、ユーザによって連携動作の指示がなされたとき、ユーザ操作抽出部105は、最新の履歴データから実施の形態1と同様に所定の時間差でユーザ操作履歴蓄積部104に記録されている履歴データを抽出する。
(3)動作特定部106は、抽出された履歴データのうち、最新の履歴データに着目し、そのデータより以前に他の外部機器から出力されたデータがあるか否か判断する。
(4)他の外部機器の出力データがある場合、動作特定部106は、抽出された履歴データのうち、外部機器がどのデータを取得するかユーザに選択させる。
また、動作特定部106は、抽出した履歴データのうち、最初に外部機器へ行われた入力操作をトリガー動作として特定する。
(5)ユーザによってデータ取得先が選択されたとき、動作特定部106は、抽出された履歴データに係る外部機器と、これらの外部機器とそのデータ取得先を示す他の外部機器を対応づけた外部機器連携表を作成し、トリガー動作と外部機器連携表を設定保存部111に記憶する。
尚、ここまでの手順によって連携動作を行わせるための準備が完了することになる。
(6)連携動作制御部110は、トリガー動作を検知する毎に、設定保存部111に記憶された外部機器連携表に基づいて各外部機器から出力されるデータを外部機器へ送信し、各外部機器に動作を行わせるための制御コマンドを送信する。
<具体例>
次に、上述した連携動作特定処理の具体例について図18を用いて説明する。
図18に示す具体例では、機器連携装置001に外食店推薦システム、カーナビゲーションシステム(以下「カーナビ」という)、ヘッドマウントディスプレイ(以下「HMD」という)が接続されている。
ここで、外食店推薦システムは、ユーザに関連するユーザ情報の入力をユーザから受付けることにより、そのユーザ情報に基づく店名及び店の住所を示す外食店情報を出力するものである。
カーナビは、目的地の名称又は住所などを入力することにより、目的地までの行き方を示す行き方情報を出力する。
HMDは、表示する内容を示す表示情報を受付けることにより、受付けた表示情報に基づく画像等を表示する。
同図 (a)は、ユーザ操作履歴蓄積部104に記録されている外部機器の操作履歴データを示している。
“入力”はユーザによって外部機器へ入力操作がなされたことを表しており、“出力データ”は入力操作によって外部機器から出力されたデータを表している。
同図(b)は、設定保存部111に記憶された外部機器連携表を示しており、外部機器2101は、入力データ取得先2102から出力されたデータを入力データとして取得することを表している。
以下、連携動作特定処理の動作について上述の手順(1)〜(6)に従って説明する。
ユーザから受付部108を介して連携動作の指示がなされたとき、ユーザ操作抽出部105は、最新の履歴データから5分の時間差で記録されている一群の外部機器の動作を抽出する。この例では、L2010〜L2012までの外部機器の動作が抽出される。(手順(1)(2))
そして、最新の履歴データであるHMDの履歴データに着目し、このデータ以前に出力された「A店 北区**町」及び「A店行き方情報」のデータのうち、どのデータをHMDに入力するかディスプレイ等にこれらのデータを表示させることにより、ユーザに選択させる。カーナビについても同様に選択させる。
この例の場合、「A店行き方情報」をHMDに入力し、カーナビに「A店 北区**町」を入力するようにユーザから選択を受付けることにより、同図(b)に示す外部機器連携表を作成し、設定保存部111へ記憶させる。
次に、動作特定部106は、抽出された動作のうち最初に行われた入力動作をトリガー動作として特定し、設定保存部111へこの動作を記憶させる。この例では外食店推薦システムへの入力操作がトリガー動作となる。(手順(3)〜(5))
連携動作制御部110は、ユーザによる外食店推薦システムへの入力操作を検知すると、外食店推薦システムから出力された外食店情報をカーナビに送信し、カーナビに外食店情報に基づいて行き方情報を出力させ、出力された行き方情報をHMDへ送信し、HMDに行き方情報に基づく画像を表示させるコマンドを送信する。(手順(6))
<補足>
以上、本発明に係る機器連携装置について、実施形態1、2、3に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)本発明を実現する上では、通信網101は無線、有線のいずれの形態であってもよい。
(2)図1では、機器連携装置001以外に6機の外部機器を示したが、これらの数に限りはなく、それぞれ多数存在するとしてもよい。
(3)ステップS206でトリガー動作を特定する際に、重要操作履歴データ400のうち最初に検知した履歴データをトリガー動作として特定するとしたが、特定するトリガー動作は重要操作履歴データ400に含まれる履歴データの何れかであってもよい。
(4)ステップS402及びステップS203で比較に用いる所定時間は工場出荷時に設定される値であるとしたが、ユーザが設定することが可能な値でもよいし、処理中に決定される値でもよい。
(5)実施形態1及び実施形態2ではトリガー動作、及び連携動作双方を自動で設定する過程を説明したが、トリガー動作、及び連携動作をあらかじめ設定した所定の機器の動
作に設定することが可能であるとしてもよい。例えば、実施形態1の様に、トリガー動作が玄関センサー005の帰宅感知であって、再現するべき現状態データ500がエアコン003の室内温度20℃であるときに、さらに機器情報データ200が図6で示すような内容例の場合、室内温度20℃に対応付けられるエアコン003の動作202が存在しない。このような場合、動作特定部106は、例えば図17に示すような置換連携動作データ1000を用いて、GPS端末が家の1Km範囲内に入った動作をトリガー動作に、エアコン003をONにする動作を連携動作として設定することが可能である。
ここで、置換連携動作データ1000はトリガー動作1001、再現すべき現状態1002、置換トリガー動作1003、連携動作1004を含んで構成され、記憶部107に格納され、工場出荷時に設定されるか、もしくは外部機器から取得することが出来るデータである。動作特定部106は、トリガー動作1001、再現すべき現状態1002の組み合わせから、置換トリガー動作1003、及び連携動作1004を取得して、それらをトリガー動作、連携動作として、連携動作設定データ600に追加更新する。
ただし上記のような場合、GPS端末が通信網101に接続されていてなおかつ、機器情報データ200に登録されている必要がある。
(6)実施形態1及び、実施形態2ではトリガー動作、及び連携動作を自動で設定する動作を説明したが、勿論ユーザが設定を変更することが可能であるとしてもよい。例えば、「現在の状態が望ましい」として、本実施形態にしたがってトリガー動作、及び連携動作を設定した場合でも、ユーザは受付部108から、例えばトリガー動作のみを所定の機器の動作に変更する情報を入力し変更することが可能である。
例えば、ユーザが就寝前に室内の外部機器の状態が「現在の状態が望ましい」として、実施形態1にしたがってトリガー動作、及び連携動作を設定した場合でも、ユーザは、受付部108からコマンド等を入力することによって、連携動作をタイマーに連動して動作させるべく設定し、朝の所定の時刻に連携動作を動作させることが可能である。あるいは、受付部108からコマンド等を入力することによって、通信網101に接続され、なおかつ機器情報データ200に登録された目覚まし時計が鳴るという動作をトリガー動作に変更するなどとしてもよい。
(7)実施形態1及び実施形態2では、ユーザの識別を行っていないが、例えば外部機器及び機器連携装置001に、ユーザを識別するための機能を設けて、ユーザごとのトリガー動作、及び連携動作の設定を連携動作設定データ600に登録し、それに従ってユーザごとに外部機器を動作させる形態であってもよい。
(8)実施形態1及び、実施形態2に示した機器連携装置の各機能を実現させるための各種処理をCPUに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は、各種通信回路を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、頒布されたプログラムは、CPUを備える装置におけるCPUで読み取り可能なメモリなどに格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した機器連携装置の各機能が実現される。
(9)実施形態3において、外部機器がユーザから受付ける入力情報は、例えば、氏名、住所、年齢、電話番号、ユーザの位置、時間、嗜好、行動、スケジュール、所持金、受信メール、ユーザ周辺の物体や人、所持している物やその物の説明情報、通勤中や会話中などの社会的状況、歩行中や就寝中などの身体的状況、興奮度やストレスの程度や興味対象などの心的状況、などの状況を表す情報を含む。
(10)実施の形態3では、ユーザ操作履歴データに各外部機器から出力されたデータを記録していたが、外部機器に入力されるデータも記録し、ユーザ操作抽出部105によって抽出された外部機器において、出力データと入力データが異なる外部機器間で一致している場合、その入力データが入力された外部機器は、その出力データを出力した外部機器からデータを取得するものとして外部機器連携表を作成することとしてもよい。
(11)実施形態3では、ユーザ操作履歴データから抽出された履歴データに基づいて外部機器連携表を作成していたが、予め、ユーザにデータを出力する外部機器とその外部機器のデータ取得先を示す外部機器を対応付けて登録させてもよい。
本発明に係る、機器連携装置は、ユーザが煩雑な手間をかけずに、機器の連携方法を設定することが可能であり、機器を連携して動作させる機器連携システム等に有用である。
機器連携システム008の概略構成図である。 機器連携装置001の機能ブロック図である。 機器連携装置001の全体的動作を示すフローチャートである。 機器連携装置001によりなされるトリガー動作特定処理を示すフローチャートである。 機器連携装置001によりなされる連携動作特定処理を示すフローチャートである。 機器連携装置001の記憶部107に格納される機器情報データ200の構成及び内容例を示した図である。 機器連携装置001のユーザ操作履歴蓄積部104に格納されるユーザ操作履歴データ300の構成及び内容例を示した図である。 機器連携装置001のユーザ操作抽出部105により作成される重要操作履歴データ400の構成及び内容例を示した図である。 機器連携装置001の現状態収集部109により作成される現状態データ500の構成と内容例を示した図である。 機器連携装置001の設定保存部111に格納される連携動作設定データ600の構成と内容例を示した図である。 機器連携装置001によりなされるトリガー動作特定処理を示すフローチャートである。 機器連携装置001によりなされる連携動作特定処理を示すフローチャートである。 機器連携装置001のユーザ操作履歴蓄積部104に格納されるユーザ操作履歴データ700の構成及び内容例を示した図である。 機器連携装置001のユーザ操作抽出部105により作成される重要操作履歴データ1100の構成及び内容例を示した図である。 機器連携装置001の現状態収集部109により作成される現状態データ800の構成と内容例を示した図である。 機器連携装置001の記憶部107に格納される対称状態データ900の構成及び内容例を示した図である。 機器連携装置001の記憶部107に格納される置換連携動作データ1000の構成及び内容例を示した図である。 実施の形態3の説明に用いるユーザ操作履歴データと外部機器連携表の内容例を示した図である。
符号の説明
001 機器連携装置
002 照明
003 エアコン
004 ステレオ
005 玄関センサー
006 コタツ
007 テレビ
008 機器連携システム
101 通信網
102 通信部
103 ユーザ操作記録制御部
104 ユーザ操作履歴蓄積部
105 ユーザ操作抽出部
106 動作特定部
107 記憶部
108 受付部
109 現状態収集部
110 連携動作制御部
111 設定保存部

Claims (11)

  1. 複数の外部機器に対するユーザ操作を検出して操作履歴を記録する操作履歴記録手段と、
    前記操作履歴記録手段に記録した操作履歴から、所定の基準に基づきユーザ操作の一群を抽出するユーザ操作抽出手段と、
    前記ユーザ操作の一群によって導かれる外部機器の状態を再現させるための複数の外部機器の連携動作を特定する連携動作特定手段と、
    前記動作特定手段により特定された複数の外部機器の動作を行わせるための契機となる特定の事象を検知する検知手段と、
    前記特定の事象を検知すると、前記動作特定手段により特定された連携動作に係る動作を各外部機器に行わせるための制御信号を各外部機器に送信する機器連携手段と
    を備えることを特徴とする機器連携装置。
  2. 前記連携動作特定手段は、
    ユーザから所定の指示を受付ける受付部と、
    前記受付部が指示を受け付けた時点での外部機器の状態を収集する状態収集部と、
    前記外部機器の動作と、該動作が導く前記外部機器の状態とを対応付けて管理する対応管理部と、
    前記所定の指示に応じて、前記状態収集部で収集した前記状態に基づいて、前記連携動作に係る外部機器の動作を特定する特定部とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置
  3. 前記特定部は、前記状態収集部で収集した前記状態を再現させるための外部機器の動作を特定すること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置。
  4. 前記特定部は、前記状態収集部で収集した前記状態と異なる状態を再現させるための外部機器の動作を特定すること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置。
  5. 前記ユーザ操作抽出手段は、所定の時点まで連続的に、所定の時間以内の間隔で行われているユーザ操作を、前記一群として抽出すること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置。
  6. 前記検知手段で検知する特定の事象は、
    前記ユーザ操作抽出手段で取得した前記ユーザ操作の一群に含まれる、特定の外部機器に対するユーザ操作に起因する前記外部機器の動作の何れか1つが行われたことであること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置。
  7. 前記検知手段で検知する特定の事象は、
    前記ユーザ操作抽出手段で取得した前記ユーザ操作の一群の中で最初に行われたユーザ操作に起因する外部機器の動作であること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置。
  8. 前記検知手段で検知する特定の事象は、
    予め設定しておいた特定の外部機器の動作であること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置。
  9. 複数の外部機器に対するユーザ操作を検出して操作履歴を記録する操作履歴記録ステップと、
    前記操作履歴記録手段に記録した操作履歴から、所定の基準に基づきユーザ操作の一群を抽出するユーザ操作抽出ステップと、
    前記ユーザ操作の一群によって導かれる外部機器の状態を再現させるための複数の外部機器の連携動作を特定する連携動作特定ステップと、
    前記動作特定手段により特定された複数の外部機器の動作を行わせるための契機となる特定の事象を検知する検知ステップと、
    前記特定の事象を検知すると、前記動作特定手段により特定された連携動作に係る動作を各外部機器に行わせるための制御信号を各外部機器に送信する機器連携ステップとを含むこと
    を特徴とする機器連携方法。
  10. CPUを備える装置に機器連携処理させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記機器連携処理は、
    複数の外部機器に対するユーザ操作を検出して操作履歴を記録する操作履歴記録ステップと、
    前記操作履歴記録手段に記録した操作履歴から、所定の基準に基づきユーザ操作の一群を抽出するユーザ操作抽出ステップと、
    前記ユーザ操作の一群によって導かれる外部機器の状態を再現させるための複数の外部機器の連携動作を特定する連携動作特定ステップと、
    前記動作特定手段により特定された複数の外部機器の動作を行わせるための契機となる特定の事象を検知する検知ステップと、
    前記特定の事象を検知すると、前記動作特定手段により特定された連携動作に係る動作を各外部機器に行わせるための制御信号を各外部機器に送信する機器連携ステップとを含むこと
    を特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 前記機器連携装置は、さらに
    前記外部機器のうち、データを出力可能な外部機器によって出力されたデータを取得する取得手段を備え、
    前記機器連携手段は、前記連携動作特定手段により特定された動作に係る外部機器のうちの一の外部機器がデータを出力する場合、前記制御信号と前記取得手段により取得されたデータとを、当該特定された動作に係る外部機器のうちの他の外部機器に送信すること
    を特徴とする請求項1記載の機器連携装置。
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