JP2005107563A - 食品の製造履歴情報管理方法およびシステム - Google Patents

食品の製造履歴情報管理方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 作業者の衛生状態を含めた食品の製造履歴情報管理を行うことを可能とする食品の製造履歴情報管理システムを提供する。
【解決手段】 上記課題を達成するための食品製造履歴情報管理システムは、工程毎に部屋分けされた製造ラインを有する食品工場において、ID番号を記録したRFID84を持つ作業者82の基本データが前記ID番号と共に記録された作業者データベースと、各作業者の各部屋への入室状態を記録する入室者データベースと、食品の製造履歴を記録する食品製造履歴データベースと、を有する履歴管理サーバ70と、前記作業者82のRFID84のID番号を読み取るRFID読取部90とを備えている。また、前記履歴管理サーバ70は、読み取られた作業者のデータを食品製造履歴データに関連つけて記録する製造履歴データ記録部68を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、食品の製造履歴情報管理方法およびシステムに係り、特に、弁当や惣菜等複数の食材を取り扱うラインを有する食品工場で作業する作業者の衛生情報も含めて管理する食品の製造履歴情報管理方法およびシステムに関する。
食品を取り扱う生産ラインを持つ工場等では、食品を加工した環境の衛生面や食材の入荷時期、食材の加工手段、加工状態、および食品の製造ラインに携わる作業者の衛生情報までもが製造履歴を管理すること(衛生管理)の一環とされつつある。
このような食品の製造履歴情報管理を行っている工場では、従来、食材の入荷から製品(食品)として搬送されるまでの履歴は、作業者が手作業(手入力)により記録するようにしていたが、各行程に携わる作業者自体に関する情報は殆ど履歴として記録することはなかった。しかし、作業者の健康状態や衛生状態は、加工(製造)に携わった食品の衛生面に大きな影響を与えるとともに、食品に不具合が発生した場合には原因究明の一要因にもなることから重要なポイントとなっている。
作業者の情報も含めた食品の製造履歴情報管理を行うシステムについて、特許文献1に記載がある。
特許文献1に記載のシステムは、食品製造工程における温度と、時間と、各行程に携わった作業員と、作業員が食品の加工に使用した設備と、を履歴として記録し、「何時」、「誰が」、「どの設備を使用し」、「何を調理/加工したか」、「その時の温度条件はどうであったか」等の総合的な管理情報を出力できるというものである。
特開平11−160160号公報
特許文献1に記載のシステムによれば、誰が加工した(工程に携わった)かということは、履歴として残すことができるが、その作業者の衛生状態等は、履歴として残すことはできない。よって、食品に不具合が生じた場合に、責任問題を問うことはできるが、最も重要視すべき点である「何が原因であるか」ということを究明する要因の一つが抜けることとなる。また、作業員の履歴情報は、作業員自体がID番号を入力するという手段をとっているため、入力ミスや、入力を忘れるということが起こり得る。
本発明では、作業者の衛生状態、行動履歴をHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point:危害分析重要管理点)や衛生管理基準として食品の製造履歴情報管理を行うことを可能とする食品製造履歴情報管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る食品の製造履歴情報管理方法は、工程毎に部屋分けされた製造ラインを有する食品工場で、食品加工に携わる作業者の情報を食品の製造履歴情報の一部として記録する食品の製造履歴情報管理方法において、前記作業者の情報は前記作業者が携帯するID番号を記録したタグのID番号を読み取ることで、前記ID番号に紐付けられて予めサーバに記録されている作業者の基本情報が前記食品の製造履歴情報に関連付けられることを特徴とする。
また、前記作業者は定められた消毒機器の使用によって各部屋への入出を許可され、前記作業者が前記各部屋へ入出した情報に基づき前記作業者の工場内での動線が記録されるようにすると良い。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る食品の製造履歴情報管理システムは、工程毎に部屋分けされた製造ラインを有する食品工場において、ID番号を記録したタグを有する作業者の基本データが前記ID番号と共に記録された作業者データベースと、各作業者の各部屋への入室状態を記録する入室者データベースと、食品の製造履歴を記録する食品製造履歴データベースと、を有するサーバと、前記作業者が各部屋へ入出する際に前記タグのID番号を読み取るタグ読取部と、を備え、前記サーバは、前記タグ読取部によって読み込まれたID番号と、前記作業者データベースとを照合して導き出された作業者の基本情報を、前記作業者が携わる製造工程情報の一部として食品製造履歴データに関連つけて記録する製造履歴データ記録部を有することを特徴とする。
また、各部屋の出入口には消毒機器が備えられ、前記消毒機器には、使用時に前記タグのID番号を読み取るタグ読取部と、前記消毒機器の使用時間を計測するタイマと、が備えられ、前記サーバには、前記タイマによって計測された時間から、前記消毒機器が適切に使用されたかを判定するデータ収集部が設けられると良い。
また、本発明を実施する場合の基礎となる食品製造履歴情報管理システムは、食品製造の工程毎に配されるゲートと、前記ゲートで得られるデータを管理するサーバとを備え、前記ゲートには工程の環境データおよび食材の加工データを入力する入力装置と、ID番号を記録されたタグのID番号を読み取るリーダ部が設けられ、前記タグは食品製造の工程を流れて前記ゲート毎に分散・集合される食材のうち、同一条件で加工されるロット毎に付され、前記サーバは、前記ゲート毎に変化するロット単位のデータを、ゲート毎に前記タグに記録されたID番号と関連付けると共に、前記ゲート毎に変化する前記ID番号の履歴を管理することを特徴とするものであると良い。
また、前記ロットは、工程を流れるトレイ単位であるようにすると良い。
上記構成の食品の製造履歴情報管理方法において、作業者の基本情報をID番号に紐付けて予めサーバに記録しておくようにしたことで、IDを読み取った時点で、予め記録されている作業者の病歴や健康状態といった複数の情報を食品製造工程の情報の一部として記録することができる。また、前記作業者は消毒機器の使用によって各部屋への入出を許可するようにすることで、食品製造工程の衛生状態を良好に保つことができる。また、作業者の入出情報を基に、作業者の動線を記録することで、作業者の行動管理をも行うことが可能となる。
また、上記構成の食品の製造履歴情報管理システムにおいて、工程毎に部屋分けされた製造ラインを有する食品工場において、ID番号を記録したタグを有する作業者の基本データが前記ID番号と共に記録された作業者データベースと、各作業者の各部屋への入室状態を記録する入室者データベースと、食品の製造履歴を記録する食品製造履歴データベースと、を有するサーバと、前記作業者が各部屋へ入出する際に前記タグのID番号を読み取るタグ読取部と、を備え、前記サーバは、前記タグ読取部によって読み込まれたID番号と、前記作業者データベースとを照合して導き出された作業者の基本情報を、前記作業者が携わる製造工程情報の一部として食品製造履歴データに関連つけて記録する製造履歴データ記録部を有することを特徴とすることにより、作業者の衛生状態を含めた食品の製造履歴情報の管理を行うことが可能となる。
以下本発明の食品の製造履歴情報管理方法およびシステムに係る実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施の形態は本発明の一態様に過ぎない。
まず、本発明を実施する場合の基礎となる食品製造履歴情報管理システムについて説明する。
図1は、本発明を実施する場合の基礎となる食品製造履歴情報管理システムと製造ラインとの関係を示す概略構成の斜視図である。
当該食品製造履歴情報管理システムの基本構成は、ID番号を記録したタグであるRadio Frequency Identification(以下RFIDという)を備えたトレイ(容器)10と、前記トレイ10に備えられたRFIDに記録されたデータ(例えばID番号)を読み取る、リーダ部12a、12bと、前記トレイ10によって搬送される食材22を加工する際の環境情報等を入力する入力装置14と、前記リーダ部12a、12b及び入力装置14が取得したデータを記録保存するコンピュータ端末16とから成り、前記リーダ部12a、12bと、入力装置14とから成る部分をゲート11と総称する。
上記構成のシステムは、少なくとも上流側搬送部18aと、下流側搬送部18bと、前記上流側搬送部18aと前記下流側搬送部18bとの間に設けられる加工部20とを備えた製造ラインに設けられる。
また、前記入力装置14は、前記加工部20の、食材22を加工する際の加工温度や、環境情報等を得ることができる箇所に設けられていれば良い。
また、前記入力装置14には図2に示すように、食材を加工する際の温度情報を入力する温度センシング部54の他に、食材入荷時における情報を入力し、RFIDのID番号と関連付ける入力端末部52と、弁当等の盛り付け時の計量情報を入力する計量情報出力部56と、作業場やトイレ等の各部屋への入室時若しくは退室時の使用がSOP(Standard Operarion Procedure:標準作業手順)とされるエアシャワーや水道等の消毒・殺菌機器の作動時間を計測する作動時間計測部80とがあり、前記作動時間計測部80は、前記消毒機器に設けられ、消毒機器を使用した作業者82のID番号を読み込み、当該ID番号と消毒機器の作動時間とを関連付ける。前記消毒機器が適切に使用されたかどうかの判定は、前記作動時間を基に、後述する製造データ収集部64にて成される。なお、前記入力端末部52は、Personal Digital Assistance(以下PDAという)等の携帯可能な端末であると良い。
前記リーダ部12a、12bには、RFIDのID番号を読み取るRFID読取部58と、読み取ったID番号をコンピュータ端末16に送信するための通信モジュール60とが備えられる。
また、本発明の実施形態では、上記リーダ部12a、12bの他に、作業者82が有するRFID84を読み取るためのセンサ部であるRFID読取部90を備えた入退室ゲート86が設けられる。前記入退室ゲート86は、前記リーダ部12a、12bと同様に、RFID84のID番号を読み取るRFID読取部90と、読み取ったID番号をコンピュータ端末16に送信するための通信モジュール88とを有する。
前記入退室ゲート86は、図示しない作業場やトイレといった各部屋の、図示しない出入り口に備えることで、作業者82が部屋を出入する情報を記録することが可能となる。よって、作業者82の行動履歴(工場内の動線)を管理(記録)することができるようになる。
また、通常、弁当の製造ラインを有する工場は、処理工程毎に部屋分けされている。このため、処理工程の部屋の入退室ゲート86を通過した作業者82は、当該部屋の処理工程に携わったものとみなすことができる。よって、当該作業者82の基本データや、行動履歴を食品製造履歴の一部として管理することが可能となる。
前記コンピュータ端末16には、少なくとも、リーダ部12a、12bとの間を前記RFID50を備えたトレイ10が通過する時間を測定するための開始時刻測定部62と終了時刻測定部66と、前記各入力装置14より入力されたデータを収集する製造データ収集部64と、前記製造データ収集部64に送られたデータとリーダ部12a、12bや入退室ゲート86が読み取ったRFID84に記録されたID番号とを関連付けてその履歴を記録する製造履歴データ記録部68と、が備えられる。
さらに図1には示さなかったが、前記コンピュータ端末16には、製造履歴情報を集中管理するサーバである履歴管理サーバ70が接続され、前記製造履歴データ記録部68とデータの送受信を可能にしている。
前記リーダ12a、12b、前記入退室ゲート86、前記入力装置14と、前記コンピュータ端末16とのデータの送受信は、有線または無線形式の通信ネットワークによれば良い。
上記構成の実施形態において、履歴管理サーバ70は、コンピュータ端末16を介してデータの管理を行う旨記載したが、前記履歴管理サーバ70に前記コンピュータ端末16の機能を持たせても良い。また、コンピュータ端末16自体をサーバとして機能させても良い。
また、前記履歴管理サーバ70には、図示しない製造履歴管理データベースの他に、少なくとも工場内の作業者の基本データを記録した作業者データベース(以下作業者DB)と、各部屋への作業員の入室状態を記録する各部屋毎の入退室データベース(以下入退室DB)とを備える。なお、前記作業者DBには、作業者の有するRFIDのID番号に紐付けて、作業者の氏名、年齢、性別、連絡先、病歴、顔写真等を記録しておく。
上記のような食品製造履歴情報管理システムでは、図3に(1)〜(5)で示すように食品の履歴管理が行われる。なお、図3の上段には作業の概要を模式図的に示し、中段には作業のフローチャートを示し、下段には各作業時の入力データを示す。
まず、(1)に示されるように、食材(原料)入荷時には、原料の箱(容器)にRFIDを貼付し、貼付されたRFIDのID番号を読み込み、前記ID番号に関連付けるための原料の情報や配送業者、入荷日時等を入力し、コンピュータ端末16に送信する。送信されたデータは、ID・原料名・原料詳細・配送業者名・入荷日等であり、これらのデータを関連つけて管理する。
次に(2)に示す下処理工程では、リーダ部12a(図1参照)で原料の箱に貼付されたRFIDのID番号を読み取る。その後、加工部20にて洗浄等の下処理を施し、原料を、同時に処理可能な単位(ロット)毎にトレイ等の容器に分配する。このときの環境情報(温度等)は逐次温度センシング部54(図2参照)によって記録され、コンピュータ端末16に送信され、記録される。
原料が複数のトレイに分配されると、リーダ部12b(図1参照)は、複数に分配された各トレイに付されたRFIDのID番号を読み込み、トレイに付されたRFIDのID番号と原料の箱に貼付されていたRFIDのID番号とは、前記コンピュータ端末16の製造履歴データ記録部68に、それぞれを関連付けて記録する。
送信され、記録されたデータは、ID番号を関連付けたデータと、下処理後のトレイに付されたRFIDのID番号に関連付けられるデータである、下処理方法・下処理日時等である。
これを、図3に示す模式図で説明すると、ID番号101である原料が、ID番号201、202の二つのトレイに分配された場合には、ID番号101とID番号201との関係と、ID番号101とID番号202との関係とをそれぞれ記録し、その処理内容もそれぞれ記録するのである。
次に、(3)に示す加工工程では、図3中段に示されるように、下処理後のトレイに付されたRFIDのID番号を読み取る。その後加工部20にて食材を加工する。このとき、温度センシング部54によって加工環境の情報はコンピュータ端末16に送信される。食材加工後は、当該食材を、RFIDを付された新たなトレイに移し、前記新たなトレイに付されたRFIDのID番号を読み込む。このとき入力されるデータは、下処理後のトレイに付されたRFIDのID番号と、加工処理後のトレイに付されたRFIDのID番号とを関連付けるデータと、加工処理後のトレイに付されたRFIDのID番号に関連付けられて記録される加工方法・加工温度等のデータである。
これを、図3に示す模式図で説明すると、例えばID番号201の食材が、加工により、ID番号301とID番号302との番号を持つ食材に分割された場合、ID番号201とID番号301との関係と、ID番号201とID番号302との関係とをそれぞれ記録し、その加工内容をも記録する。
(4)に示す盛り付け工程では、複数の食材が弁当として一つの容器に盛り付けられるため、盛り付ける複数の食材のトレイに付されたRFIDのID番号を読み込む。その後、各トレイから食材を取り出し、弁当箱に盛り付けを行う。盛り付け終了後、弁当箱若しくは弁当箱を乗せるトレイに付されたRFIDのID番号を読み込み、コンピュータ端末16へ送信する。送信される情報は、弁当箱に盛り付けされた複数の食材のトレイに付されたRFIDのID番号と、弁当箱若しくは弁当箱を載せるトレイに付されたRFIDのID番号とを関連付ける情報と、弁当箱若しくは弁当箱を乗せるトレイに付されたRFIDに記録された、弁当の盛り付け方法や、盛り付け日時等である。
模式図で説明すると、ID番号301を付された食材(トレイ)と、ID番号401を付された食材(トレイ)と、ID番号501を付された食材(トレイ)とを一つの弁当箱に盛り付ける場合に、前記複数のID番号と、弁当箱に付されたID番号である1001とを関連付けるデータと、盛り付け時の環境情報等を記録する。
盛り付け後、(5)に示すように、弁当箱若しくは弁当箱を乗せるトレイに付されたRFIDのID番号を読み込むとともに、弁当の検査情報や、出荷日時、配送業者といった出荷情報を入力し、コンピュータ端末16に送信する。
上記のように、各ゲート毎に変わる食材のID番号を関連付けて、弁当の製造履歴を管理することで、製造された弁当に使用されている食材のそれぞれが、どのような工程を経てきているか、また、同様な工程を経た食材がどの弁当に配されているかを調べることが容易にできるようになる。
このような工程で弁当製造の履歴を管理する食品製造履歴情報管理システムに対して、本発明の食品の製造履歴情報管理システムに係る実施形態は、例えば(4)の盛り付け工程のように、作業者82の加担が必須となるものに適用されると効果的である。
一般に弁当の製造ラインを有する工場は、処理工程毎に部屋分けされているため、処理工程の部屋の出入口に設けられた入退室ゲート86を通過した作業者82が、当該処理に携わったとみなすことができる。このため、弁当製造工程における処理内容のデータと共に、前記入退室ゲート86を通過して作業場へ入室した作業者82のID番号を記録して、前記作業者82の基本情報を処理内容のデータに関連付ける。
以下に、作業者82が作業場へ入出する際の流れを図4を参照して説明する。
作業者82が作業場(部屋)に入出する際に通過する入退室ゲート86では、作業者82が通過する際に、作業者82の有するRFID84のID番号を読み取る(ステップ010)。読み取ったID番号と部屋の入室者DBに登録されているID番号とを照合し、前記読み取ったID番号が登録されているか否かを判断する(ステップ012)。読み取ったID番号が前記入室者DBに登録されていない場合には、作業場内に前記ID番号を有する作業者82は存在しないとみなされ、入室者(入室する者)とみなされる(ステップ020)。入室者とみなされた作業者82のID番号は、前記入室者DBに登録される(ステップ022)。また、入室の際のOSPとして使用を義務付けているエアシャワー等の消毒・殺菌機器では、使用と同時にID番号を読み取り、タイマによって、規定時間使用がされたかが前記製造データ収集部64にて判定される(ステップ024)。エアシャワーを規定時間浴びたと判定された作業者82は、入室許可者となり、作業場へ入室できる(ステップ026)。作業者82が入室すると、入退室ゲート86で読み取ったID番号を有する作業者82は、入室した部屋の処理工程に携わったものとみなされ、処理内容のデータと共に当該ID番号が履歴管理サーバ70に記録される(ステップ028)。前記ステップ024において入室許可されなかった場合には、再びエアシャワーを使用することで、入室許可者となるようにする。
また、前記入退室ゲート86通過時に入室者DBにID番号が登録されていた場合には、その作業者は退室者(退室する者)とみなされ、入室者DBから当該ID番号を消去される(ステップ030)。
上記のようにすることで、作業場へ入室した作業者82は、常に規定時間消毒・殺菌機器を使用した者となるので、作業場内の衛生状態を良好に保つことが可能となる。
入退室ゲート86および作動時間計測部80の使用例として、上記の他には、作業者82がトイレ等に行く場合がある。その流れを図5を参照して説明する。
作業者82がトイレに入出する際に通過する入退室ゲート86では、作業者82が通過する際に、作業者82の有するRFID84のID番号を読み取る(ステップ110)。読み取ったID番号と、部屋(トイレ)の入室者DBに登録されているID番号とを照合し、読み取ったID番号がトイレの入室者DBに登録されているか否かを判断する(ステップ112)。ID番号が登録されていない場合、トイレ内には前記ID番号を有する作業者82は存在しないと判断され、入室者とみなされる(ステップ120)。入室者とみなされた作業者82のID番号は、トイレの入室者DBに登録される(ステップ122)。
トイレでは、使用後に手洗いがOSPとして規定されているため、消毒機器としての水道(蛇口部)が使用される。このとき、蛇口部の使用とともに作業者82が携帯するRFID84のID番号を読み取ることで、作業者82が手洗いをしたか否かを判定する(ステップ124)。蛇口部でID番号を読み取られた場合には、そのID番号の作業者82は、手洗いを行ったとみなされて退室可能者であると、トイレの入室者データベース等に記録される(ステップ126)。ID番号を読み取ると共に、蛇口部の使用時間を測定し、これを踏まえて退室の可否を判定するようにしても良い。
前記ステップ112において、入室者DBに読み取ったID番号があると判定された場合には、そのID番号の作業者82は退室者とみなされる(ステップ130)。退室者とみなされた場合、ステップ124において、退室可能者と記録されているかが判定される(ステップ132)。退室可能者であると記録されている場合には、退室者としてトイレから出ることができる(ステップ134)。
上記のごとく作業者82が退室可能者と判定された場合には、前記作業者82のID番号は、トイレの入室者DBから削除される。
一方、退室可能者として記録されていないと判定された場合には、ステップ124に戻り、再び手洗いを行う。
トイレの出入口に備えられた入退室ゲート86で読み取られたID番号はその作業者の履歴として、処理情報の一部に記録することもできる。
このように、各部屋の出入口に入退室ゲート86を備えるようにすることで、作業者82がどの部屋に出入したかをも履歴として残すことが可能となる。このため、不具合が生じた食品の製造を担当していた作業者が出入していた部屋で製造された食品は、危険因子を持つという食品の安全管理も可能となる。
上記実施例では、作業者82が入退室ゲート86を通過して作業場に入室することで、その部屋で成される処理に携わるというように判断したが、実際に処理に携わる際にID番号を入力若しくは読取するようにしても良い。
上記のような作業者の衛生情報を含めた食品製造履歴情報管理システムにおいて、作業者の基本情報をID番号に紐付けて予めサーバに記録しておくようにしたことで、IDを読み取った時点で、予め記録されている作業者の病歴や健康状態といった複数の情報を食品製造工程の情報の一部として記録することができる。また、前記作業者は消毒機器の使用によって各部屋への入出を許可するようにすることで、食品製造工程の衛生状態を良好に保つことができる。また、作業者の入出情報を基に、作業者の動線を記録することで、作業者の行動管理をも行うことが可能となる。
また、上記構成の食品の製造履歴情報管理システムにおいて、工程毎に部屋分けされた製造ラインを有する食品工場において、ID番号を記録したRFIDを有する作業者の基本データが前記ID番号と共に記録された作業者データベースと、各作業者の各部屋への入室状態を記録する入室者データベースと、食品の製造履歴を記録する食品製造履歴データベースと、を有するサーバと、前記作業者が各部屋へ入出する際に前記RFIDのID番号を読み取るRFID読取部と、を備え、前記サーバは、前記RFID読取部によって読み込まれたID番号と、前記作業者データベースとを照合して導き出された作業者の基本情報を、前記作業者が携わる製造工程情報の一部として食品製造履歴データに関連つけて記録する製造履歴データ記録部を有することを特徴とすることにより、作業者の衛生状態を含めた食品の製造履歴情報の管理を行うことが可能となる。
また、各部屋の出入口には消毒機器が備えられ、前記消毒機器には、使用時に前記タグのID番号を読み取るRFID読取部と、前記消毒機器の使用時間を計測するタイマと、が備えられ、前記サーバには、前記タイマによって計測された時間から、前記消毒機器が適切に使用されたかを判定する製造データ収集部を設けるようにしたことにより、食品加工に携わる際の作業者の衛生状態を把握することが可能となる。
本発明を実施をする場合の基礎となる食品製造履歴情報管理システムと製造ラインとの関係を示す概略構成の斜視図である。 本発明の食品の製造履歴情報管理システムの構成を示す図である。 本発明を実施をする場合の基礎となる食品製造履歴情報管理システムの実施における流れを示す図である。 作業者が作業場へ入出する際の流れを示すフローチャートである。 作業者がトイレへ入出する際の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10………トレイ、11………ゲート、12a、12b………リーダ部、14………入力装置、16………コンピュータ端末、18a………上流側搬送部、18b………下流側搬送部、20………加工部、50………RFID、70………履歴管理サーバ、80………作動時間計測部、82………作業者、84………RFID、86………入退室ゲート、88………通信モジュール、90………RFID読取部。

Claims (4)

  1. 工程毎に部屋分けされた製造ラインを有する食品工場で、食品加工に携わる作業者の情報を食品の製造履歴情報の一部として記録する食品の製造履歴情報管理方法において、
    前記作業者の情報は前記作業者が携帯するID番号を記録したタグのID番号を読み取ることで、前記ID番号に紐付けられて予めサーバに記録されている作業者の基本情報が前記食品の製造履歴情報に関連付けられることを特徴とする食品の製造履歴情報管理方法。
  2. 前記作業者は定められた消毒機器の使用によって各部屋への入出を許可され、前記作業者が前記各部屋へ入出した情報に基づき前記作業者の工場内での動線が記録されることを特徴とする請求項1に記載の食品の製造履歴情報管理方法。
  3. 工程毎に部屋分けされた製造ラインを有する食品工場において、ID番号を記録したタグを有する作業者の基本データが前記ID番号と共に記録された作業者データベースと、各作業者の各部屋への入室状態を記録する入室者データベースと、食品の製造履歴を記録する食品製造履歴データベースと、を有するサーバと、前記作業者が各部屋へ入出する際に前記タグのID番号を読み取るタグ読取部と、を備え、
    前記サーバは、前記タグ読取部によって読み込まれたID番号と、前記作業者データベースとを照合して導き出された作業者の基本情報を、前記作業者が携わる製造工程情報の一部として食品製造履歴データに関連つけて記録する製造履歴データ記録部を有することを特徴とする食品の製造履歴情報管理システム。
  4. 各部屋の出入口には消毒機器が備えられ、
    前記消毒機器には、使用時に前記タグのID番号を読み取るタグ読取部と、前記消毒機器の使用時間を計測するタイマと、が備えられ、
    前記サーバには、前記タイマによって計測された時間から、前記消毒機器が適切に使用されたかを判定するデータ収集部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の食品の製造履歴情報管理システム。

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