JP2005106918A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二次転写外ローラの中間転写ベルトへの接離の際の中間転写ベルトの位置ずれや色ずれを減少し、高品位の画像を形成可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 トナー像が一次転写された中間転写ベルト6上のトナー像を転写材に二次転写するために、前記中間転写ベルト6に当接して回転可能な二次転写外ローラ8を有し、前記二次転写外ローラ8は、トルクリミッタを介して駆動され、該二次転写外ローラ8の軸上にかかるトルクリミッタ空転トルクをTTLとし、前記二次転写外ローラ8の軸上の負荷トルクをTCLとしたときに、TTL−TCLをY[gf・cm]、前記中間転写ベルトの移動速度をVB、滑り・つぶれのない状態での前記二次転写外ローラの入力周速度をVRとして、{(VR/VB)−1}×100をXとしたとき、Y≦−0.45X2−90.08X+480、且つX≧0、且つY≧0、満たすことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、中間転写体に形成されたトナー像を被転写体に転写して画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、装置全体を小型化するため、例えば電子写真方式を用いて像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に転写した後、この中間転写体に転写されたトナー像を転写材に転写する方式を採用したカラー画像形成装置が知られている。
一般的には、中間転写体としてベルトを使用し、像担持体で形成したトナー像を回転する中間転写ベルトに一次転写し、これを所定色分繰り返して重畳転写することでカラー画像を形成する。そして、前記画像形成と同期して中間転写ベルトと二次転写回転体である二次転写外ローラとのニップ部で形成される二次転写部へ転写材を搬送し、二次転写ローラにバイアス印加することで前記中間転写ベルト上のカラー画像を転写材に転写してカラー画像を得るものである。
このような画像形成装置においては、二次転写外ローラを回転させる第2駆動手段を有し、二次転写外ローラは、中間転写体より離間する構成をとるものがあり、その場合、二次転写外ローラが中間転写体に対して押圧される際に中間転写体が負荷変動を受け、画像の色ずれを生じる場合がある。
そのため、特開平5−72912号公報に示されるように、ワンウェイクラッチを介して二次転写外ローラを駆動し、かつその際の二次転写外ローラの速度設定は中間転写体の速度より低速に設定したものがある。この装置では、二次転写外ローラが中間転写体に対して押圧される際には、回転しているために負荷変動が少ない。そして、中間転写体の速度が二次転写外ローラの周速より高速なため、前記クラッチがはずれて二次転写外ローラは中間転写体によって駆動される(特許文献1)。
また、特開平11−52757号公報に示されるように、多色画像形成装置においてトルクリミッタを介して二次転写外ローラを駆動する構成が提案されている(特許文献2)。
特開平5−72912号公報 特開平11−52757号公報
しかし、特開平5−72912号のようにワンウェイクラッチを用いる構成にあっては、二次転写外ローラにクリーニング手段を具備すると、クラッチが外れた際にクリーニング手段の負荷により中間転写体が負荷変動を受け、画像の色ずれを生じる場合がある。
また、特開平11−52757号のような構成にあっては、中間転写体の速度と二次転写外ローラの回転数及び二次転写外ローラ軸上にかかるトルクリミッタ空転トルクTTLと二次転写外ローラの軸上にかかる負荷トルクTCLの関係の考察がされてなく、最適化もなされていない。また、シート搬送性に関しては考慮されていない。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、二次転写回転体の中間転写体への接離の際の中間転写体の位置ずれや色ずれを減少し、高品位の画像を形成可能な画像形成装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明における第1の手段は、像担持体に形成したトナー像を中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写して画像を記録する画像形成装置において、前記中間転写体上のトナー像を前記転写材に二次転写するために、前記中間転写体に当接して回転可能な二次転写回転体を有し、前記二次転写回転体は、トルクリミッタを介して駆動され、該二次転写回転体の軸上にかかるトルクリミッタ空転トルクをTTLとし、前記二次転写回転体の軸上の負荷トルクをTCLとしたときに、TTL−TCLをY[gf・cm]、前記中間転写体の移動速度をVB、前記中間転写体の駆動系の剛性をk、滑り・つぶれのない状態での前記二次転写回転体の入力周速度をVR、前記二次転写回転体の半径をr、前記二次転写回転体の駆動系の慣性モーメントをI、前記中間転写体の許容位置ずれ量をx0、{(VR/VB)−1}×100をXとしたとき、Y≦−(I/x0r)VB 22/10000−(I/x0r) VB 2X/50+rkx0、且つX≧0、且つY≧0を満たすことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明における第2の手段は、像担持体に形成したトナー像を中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写して画像を記録する画像形成装置において、前記中間転写体上のトナー像を前記転写材に二次転写するために、前記中間転写体に当接して回転可能な二次転写回転体を有し、前記二次転写回転体は、トルクリミッタを介して駆動され、該二次転写回転体の軸上にかかるトルクリミッタ空転トルクをTTLとし、前記二次転写回転体の軸上の負荷トルクをTCLとしたときに、TTL−TCLをY[gf・cm]、前記中間転写体の移動速度をVB、滑り・つぶれのない状態での前記二次転写回転体の入力周速度をVRとして、{(VR/VB)−1}×100をXとし、k=10000、x0=0.004、I=0.215、VB=10、r=1.2としたとき、Y≦−0.45X2−89.58X+480、且つX≧0、且つY≧0、満たすことを特徴とする。
第3の手段は、像担持体に形成したトナー像を中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写して画像を記録する画像形成装置において、前記中間転写体上のトナー像を前記転写材に二次転写するために、前記中間転写体に接離可能な二次転写回転体を有し、前記二次転写回転体は、トルクリミッタを介して駆動され、該二次転写回転体の軸上にかかるトルクリミッタ空転トルクをTTLとし、前記二次転写回転体の軸上の負荷トルクをTCLとしたときに、TTL−TCLをY[gf・cm]、前記中間転写体の移動速度をVB、滑り・つぶれのない状態での前記二次転写回転体の入力周速度をVRとして、{(VR/VB)−1}×100をXとし、k=10000、x0=0.004、I=0.215、VB=10、r=1.2としたとき、1.3≦X<1.5のときは、85≦Y≦240、また、1.5≦X≦4.5のときは、85≦Y≦140、を満たすことを特徴とする。
第4の手段は、前記第1又は第2又は第3の手段において、前記二次転写回転体は、前記中間転写体に対して接離可能であることを特徴とする。
本発明は中間転写体の速度VBと、二次転写回転体の周速VR、及びトルクリミッタの空転トルクTTLと、二次転写回転体軸上の負荷トルクTCLの差TTL −TCLの関係を前述したようにすることにより、二次転写回転体の中間転写体への接離の際に中間転写体の位置ずれを減少し、また、中間転写体が転写材を良好に搬送できる。よって、転写性も良好となり、色ずれのない高品質の画像を得ることができる。
(装置全体構成)
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用した画像形成装置の一例の概略構成説明図である。図1において、ドラム状の電子写真感光体である感光体ドラム1の周囲には帯電器、レーザースキャナ、現像器及びクリーナ等、電子写真画像形成のための周知である図示しない部品が配置されている。感光体ドラム1は帯電器で一様に帯電され、レーザースキャナによって画像データに基づき、レーザー光が照射されることにより、前記感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器において、予定の色のトナーが現像される。
感光体ドラム1には、複数のローラ2,3,4,5ならびにこれらに張架された中間転写体としての中間転写ベルト6からなる中間転写装置7が隣接配置されている。一次転写ローラ5は、中間転写ベルト6を介して感光体ドラム1に押圧されていて、感光体ドラム1上のトナー像を前記中間転写ベルト6に一次転写する。一方、ローラ4には中間転写ベルト6を間に挟んで二次転写回転体としての二次転写外ローラ8が対向設置されていて、前記二次転写外ローラ8とローラ4との間つまり二次転写位置に搬送されてくる被転写体(以下「記録シート」という)に中間転写ベルト6上のトナー像を転写する。記録シートは給送カセット9内に積み重ねられた状態で収納されていて、最上部のものから順に給送ローラ10で搬送される。
給送ローラ10から引き出された記録シートは、レジローラ対11により二次転写位置に搬送される。二次転写位置では、中間転写ベルト6のトナー像が二次転写外ローラ8の作用によって記録シートに転写される。記録シートに転写されたトナー像は定着ローラ対12によって加熱定着され、排出トレイ13に排出される。
(二次転写時の負荷変動)
上記画像形成装置において、感光体ドラム1上にイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の順序で形成されたトナー像は、前記感光体ドラム1に一次転写ローラ5が対向する一次転写位置において中間転写ベルト6に転写される。中間転写ベルト6上には、画像のサイズに応じて1枚または複数枚分のトナー像が同時期に存在する。例えば、A3サイズの画像の場合、図2(a)に示すように、先行するページの画像については、中間転写ベルト6上でのトナー像の記録シートへの二次転写が開始された時に、最後のブラック(K)色は一次転写の最中である。また、このブラック色トナー像が二次転写の最中に、次ページの最初のイエロー(Y)色のトナー像に関して一次転写が開始される。このように、イエロー(Y),ブラック(K)色のトナー像は二次転写の最中に一次転写され、シアン(C),マゼンタ(M)色のトナー像は二次転写中でない時に一次転写される。
二次転写を行う際に、二次転写外ローラ8が例えば図2(a)のaのタイミングで中間転写ベルト6に押圧され、bのタイミングで 二次外転写ローラ8が中間転写ベルト6から離間する。このため、二次転写の最中と、それ以外の時とでは中間転写ベルト6にかかる負荷が変動する。その結果、図2(b)に示すように、中間転写ベルト6に位置ずれΔLが生じ、二次転写の最中に一次転写されるイエロー(Y),ブラック(K)色のトナー像との形成位置がずれて色ずれが生じる。
また、二次転写部においては記録シートへの転写と同時に記録シートの搬送を行う。記録シートの搬送は、中間転写ベルト6と二次転写外ローラ8によって行われるため、記録シートは前記中間転写ベルト6と二次転写外ローラ8による速度変動の影響を受ける。このとき、トナー像は中間転写ベルト6上に形成されているため、記録シートが二次転写外ローラ8による速度変動の影響を受けることによって、二次転写の際に色ずれが生じる場合がある。
(二次転写外ローラと中間転写ベルトの当接、回転)
そこで、本実施形態では、以下の構成により上記の問題を改善している。図3は前記の構成における、二次転写外ローラ8の駆動系統説明図である。同図において、モータ15の回転は、トルク制限手段としてのトルクリミッタ14を介して二次転写外ローラ8に伝達される。
二次転写外ローラ8は、トルクリミッタ14を介して駆動され、二次転写外ローラ8の軸上にかかるトルクリミッタ14の空転トルクTTLと、二次転写外ローラ8の軸上における負荷トルクTCLの差、TTL−TCLをY[gf・cm]、中間転写ベルト6の速度VB、中間転写ベルトの駆動系の剛性をk、滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速VRとして、二次転写外ローラの半径をr、二次転写外ローラの駆動系の慣性モーメントをI、中間転写ベルトの許容位置ずれ量をx0、{(VR/VB)−1}×100をXとした際に、、
Y≦−(I/x0r)VB 22/10000−(I/x0r) VB 2X/50+rkx0 ……(1)
X≧0 ……(2)
Y≧0 ……(3)
上記3式を満たすことが好ましい。これらのトルク及び速度設定による作用については、後述する。
ここで、上記3式の導入をする。まず、滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速をVR、中間転写ベルト6の速度をVB 、中間転写ベルト6に働く力をFA[gf]、二次転写外ローラ8と中間転写ベルト6との間の動摩擦係数をμ、二次転写外ローラ8と中間転写ベルト6との間の圧をN[gf]、二次転写外ローラ8の半径をr[cm]とした際に、滑り、つぶれのない状態での二次転写外ローラの入力周速VRが、中間転写ベルト6の速度VBよりも遅い場合、式(4)、(5)より、
−μN<FA<μN ……(4)
A=(−TTL−TCL)/r ……(5)
A=(−TTL−TCL)/r<−μN ……(6)
となり、式(6)は式(4)、(5)を満たさないため、滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速VRが中間転写ベルト6の速度VBよりも遅い速度設定は最適ではない。また、FA<−μNの場合には式(4)より最適ではなく、同様に、FA>μNの場合も式(4)より最適ではない。
ここで、さらにトルク及び速度設定の最適範囲を絞り込むために、エネルギーと慣性を考慮にいれて考える。滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力角速度をωM、中間転写ベルト6の角速度をωj、二次転写外ローラ8の駆動系における慣性モーメントをIとすると、二次転写外ローラ8が中間転写ベルト6に接触する際の運動エネルギー変化は次のようになる。
(1/2)I(ωM 2−ωj 2) ……(7)
ここで、中間転写ベルト6の駆動系の剛性をk、慣性力をFBとすると、ポテンシャルエネルギーは、
(1/2)kx2=(1/2)FBx ……(8)
となる。運動エネルギーがポテンシャルエネルギーに変換されると考えると、
(1/2)FBx=(1/2)I(ωM 2−ωj 2) ……(9)
となり、この際に慣性力FBは式(10)のようになる。
B=(I/x)(ωM 2−ωj 2) ……(10)
また、一方で中間転写ベルト6に働く力FAは式(11)のようになる。
A=(TTL−TCL)/r ……(11)
ここで、中間転写ベルト6に働く力F0と中間転写ベルト6の位置ずれx0の許容値の関係は式(12)で示される。
0=kx0 ……(12)
よって、F0とFAとFBの関係は式(13)のようになる。
0≧FA+FB ……(13)
さらに、式(10)、(12)、(13)より、
A≦kx0−(I/x0)(ωM 2−ωj 2) ……(14)
となる。ここで、FA<0の時、二次転写外ローラ8は中間転写ベルト6から離れている状態では停止しているので、ωM=0となる。その際に、
A=kx0−(I/x0)(02−ωj 2) ……(15)
となり、式(15)は成立しないので最適ではない。
上記の式において、二次転写外ローラ8が中間転写ベルト6に接触する際の 運動エネルギーの50%がポテンシャルエネルギーに変換されるとして計算し、二次転写外ローラ8軸上にかかるトルクリミッタ14の空転トルクTTLと、二次転写外ローラ8の軸上の負荷トルクTCLとの差、TTL−TCLをY、中間転写ベルト6の速度VB、滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速VRとして、{(VR/VB)−1}×100をXとした際に、色ずれを抑制できるトルク及び速度設定範囲は式(1)〜(3)のようになる。
また、上記式(1)〜(3)において、k=10000、x0=0.004、I=0.215、VB=10、r=1.2としたとき、図4で示される範囲、すなわち、
Y≦−0.45X2−89.58X+480) ……(16)
X≧0 ……(17)
Y≧0 ……(18)になる。
(実験結果)
ここで、以下のような実験を行い、上式の確認を行った結果を示す。図5は、本実験を行った装置図である。同図において、二次転写外ローラ8はトルクリミッタ14を介して駆動され、また、ブレーキ18によって負荷を与えられるようになっている。
本実験では、二次転写外ローラ8の軸上にかかるトルクリミッタ14の空転トルクTTLと二次転写外ローラ8の軸上の負荷トルクTCLとの差、TTL−TCLと、滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速VRをパラメータとして、二次転写外ローラ8が中間転写ベルト6に接離する際の位置ずれ量を測定した。その際の、結果を図6に示す。
上記の実験結果とトルクリミッタ14と二次転写外ローラ8の外径の公差、クリーニング手段の負荷変動を考慮に入れた、最適なトルク及び速度設定範囲は図7、すなわち下記のようになる。
トルクリミッタ14の空転トルクTTLと二次転写外ローラ8の軸上の負荷トルクTCLの差、TTL−TCLをY[gf・cm]、中間転写ベルト6の速度VB、滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速VRとして、{(VR/VB)−1}×100をXとした場合、
1.3≦X<1.5のときは、85≦Y≦240、
また、1.5≦X≦4.5のときは、85≦Y≦140、
の範囲となる。
上記の範囲に設定することによって、二次転写外ローラ8が中間転写ベルト6に接離する際の負荷変動による位置ずれを式(16)〜(18)の範囲よりも、より抑制することができ、色ずれを防ぐことができる。
(シート搬送性)
続いて、本実施形態の記録シート搬送性について説明をする。記録シートの速度変動に対して、二次転写外ローラ8の影響が伝わらない条件として、二次転写外ローラ8が中間転写ベルト6によって駆動されているということが挙げられる。ここで、二次転写外ローラ8と中間転写ベルト6との間の動摩擦係数をμ、二次転写外ローラ8と中間転写ベルト6との間の圧をN[gf]、二次転写外ローラ8の半径をr[cm]とした時に、二次転写外ローラが従動状態になる条件は次式で示される。
μN≧(TTL−TCL)/r ……(19)
上式より、二次転写外ローラ8軸上にかかるトルクリミッタ14の空転トルクTTLと、二次転写外ローラ8の軸上における負荷トルクTCLの差、TTL−TCLの最大値が決定される。また、二次転写外ローラ8の周速が一定以上の入力回転数で駆動することによって一定になるということが、本実施形態の条件である。前記のことが成立する範囲は以下のような式によって導出される。
本実施形態のおいて、すべりが発生する箇所として、二次転写外ローラ8と中間転写ベルト6によるニップ部とトルクリミッタが考えられる。図8において、中間転写ベルト6に働く力をFA[gf]、二次転写外ローラ8と中間転写ベルト6との間の動摩擦係数をμ、二次転写外ローラ8と中間転写ベルト6との間の圧をN[gf]、二次転写外ローラ8の半径をr[cm]とした際に、ニップ部ですべらない条件は、式(17)のようになる。
−μN<FA<μN ……(20)
となる。ここで、VR<VBにおいて、二次転写外ローラ8の軸上にかかるトルクリミッタ空転トルクTTL、クリーニングブレード19の当接等による二次転写外ローラ8の軸上の負荷トルクをTCLと、FAとの関係は、
A=(−TTL−TCL)/r ……(21)
となる。また、VR>VBの時には、
A=(TTL−TCL)/r ……(22)
となる。ここで式(17)、(18)より、
(TTL−TCL)/r<μN ……(23)
となる。式(23)を満たせば、ニップ部ですべりが生じない。
しかしながら、この条件を満たすためにはTCLが小さくなければならなく、その際には二次転写外ローラ8の駆動が必要ないということになってしまう。
よって、式(21)、(23)より条件を考えると、
−μN<(TTL−TCL)/r<μN ……(24)
となる。式(17)、(19)よりニップ部ですべりが生じない条件は、
R>VB ……(25)
であり、シート搬送における最適なトルク及び速度設定範囲は、式(19)、(25)によって示される。
また、以下のような実験によってシート搬送に関して、最適なトルク及び速度設定範囲の確認を行った。二次転写外ローラ8軸上にかかるトルクリミッタ14の空転トルクTTLと二次転写外ローラ8の軸上の負荷トルクTCLとの差TTL−TCLと滑り・つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速VRをパラメータとして、記録シートの速度と速度変動の測定を行った。記録シートの速度変動と中間転写ベルト6の速度変動を比較することによる、二次転写外ローラ8の影響がない、最適なトルク及び速度設定範囲を以下に示す。
トルクリミッタ14の空転トルクTTLと二次転写外ローラ8軸上の負荷トルクTCLの差、TTL−TCLをY[gf・cm]、中間転写ベルト6の速度VB、滑り、つぶれのない状態での二次転写外ローラ8の入力周速VRとして、{(VR/VB)−1}×100をXとした際に、図9に示すように結果を得た。これに示すように、−400≦Y≦700、かつ、0≦Xが、記録シートの搬送における最適なトルク及び速度設定範囲である。
上記よりまとめると、理論と実験の両面より最適なトルク及び速度設定範囲の確認を行い、二次転写外ローラ8が中間転写ベルト6に接離する際の中間転写ベルト6の位置ずれと、記録シートの搬送が良好に行われるための有効な範囲は、図4に示した範囲になり、さらなる良化を図るのであれば図7の範囲にすることが望ましい。
また、本実施形態における二次転写外ローラ8の構成において、図10のように、二次転写外ローラ8とトルクリミッタ14の間及びトルクリミッタ14とモータ15の間において、歯車装置16,17が介在していても良い。
本発明の実施の形態例を示す画像形成装置を説明する説明図である。 (a)は中間転写ベルトの負荷変動のタイムチャートであり、(b)は中間転写ベルトの位置ずれの波形である。 二次転写外ローラの駆動系統図である。 二次転写外ローラが中間転写ベルトに接離する際の理論的最適範囲である。 実験における二次転写外ローラの駆動系統図である。 二次転写外ローラが中間転写ベルトに接離する際の実験からの最適範囲である。 二次転写外ローラが中間転写ベルトに接離する際の理論・実験・公差を考慮した際の最適範囲及び二次転写外ローラが中間転写ベルトに対する接離とシート搬送の両面より決定される最適範囲である。 二次転写部における、力関係のモデルである。 シート搬送が良好に行われる実験からの最適範囲である。 二次転写外ローラの駆動系統図である。
符号の説明
1 …感光体ドラム
2,3,4,5 …ローラ
6 …中間転写ベルト
7 …中間転写装置
8 …二次転写外ローラ
9 …給送カセット
10 …給送ローラ
11 …レジローラ対
12 …定着ローラ対
13 …排出トレイ
14 …トルクリミッタ
15 …モータ
16,17 …歯車装置
18 …ブレーキ
19 …クリーニングブレード

Claims (4)

  1. 像担持体に形成したトナー像を中間転写体に一次転写し、該中間転写体上のトナー像を転写材に二次転写して画像を記録する画像形成装置において、
    前記中間転写体上のトナー像を前記転写材に二次転写するために、前記中間転写体に当接して回転可能な二次転写回転体を有し、
    前記二次転写回転体は、トルクリミッタを介して駆動され、該二次転写回転体の軸上にかかるトルクリミッタ空転トルクをTTLとし、前記二次転写回転体の軸上の負荷トルクをTCLとしたときに、TTL−TCLをY[gf・cm]、前記中間転写体の移動速度をVB[cm/s]、前記中間転写体の駆動系の剛性をk[gf/cm]、滑り・つぶれのない状態での前記二次転写回転体の入力周速度をVR[cm/s]、前記二次転写回転体の半径をr[cm]、前記二次転写回転体の駆動系の慣性モーメントをI、前記中間転写体の許容位置ずれ量をx0[cm]、{(VR/VB)−1}×100をXとしたとき、
    Y≦−(I/x0r)VB 22/10000−(I/x0r) VB 2X/50+rkx0、且つX≧0、且つY≧0
    を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記k=10000、x0=0.004、I=0.215、VB=10、r=1.2としたとき、
    Y≦−0.45X2−89.58X+480、且つX≧0、且つY≧0、
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記X、及び前記Yが、
    1.3≦X<1.5のときは、85≦Y≦240、
    また、1.5≦X≦4.5のときは、85≦Y≦140、
    を満たすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記二次転写回転体は、前記中間転写体に対して接離可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8059998B2 (en) 2007-05-31 2011-11-15 Ricoh Company, Ltd. Image forming device adapted to control speed difference between first rotary member and second rotary member
US8910939B2 (en) 2012-03-05 2014-12-16 Ricoh Company, Ltd. Sheet carrying device and image forming apparatus

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