JP2005106392A - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

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憲一 加藤
Yuichiro Kono
雄一郎 河野
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Abstract

【課題】 電源線の挿入が不完全な状態で施工された場合、発熱により端子台の温度ヒューズが溶断した場合に、制御手段の動作状態に関わらず確実にヒータの電流を遮断することにより、端子台の異常発熱を防止し、安全な浴室暖房乾燥機を提供するとともに、使用者に端子台の異常発熱を知らせることを可能とする。
【解決手段】 本発明では、端子台の温度上昇を検出して開路する温度検出器を設けるとともに、制御用電源とヒータ駆動手段が温度検出器を介して接続される構成としたことにより、端子台が温度上昇して温度検出器が開路した場合、制御用電源からヒータ駆動手段への電力供給が確実に遮断されるため、例えば、ノイズ等にて制御手段が誤動作や暴走した際においても、ヒータへの通電を停止させることができるため、端子台の異常発熱を確実に防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、浴室暖房乾燥機に係り、特にヒータなどの大きな電流が流れる端子台の異常発熱対策に関する発明である。
従来の浴室乾燥暖房機などの電気機器には通常、電源線を接続するための端子台が取り付けられている。この端子台は、例えばPBT樹脂等で成型される本体と、この本体内に取り付けられた金属端子とから構成されているが、電源線の挿入が不完全な状態で施工された場合、端子台内部に取り付けられた金属端子と電源線が点接続の状態になるため、接触抵抗が増大し、電気機器の負荷電流と増大した接触抵抗により発生するジュール熱にて端子台が発熱する。そこで、端子台に温度ヒューズを備え、端子台における発熱が異常に大きくなると、温度ヒューズを溶断させ、その温度ヒューズの溶断を検出し、電気機器への電源を遮断する構成がとられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような場合、温度ヒューズの溶断検出及び電気機器への電源遮断命令を制御手段にて行っているため、例えば、ノイズ等にて制御手段が誤動作した際には、確実に電気機器への電源遮断を行うことができず、端子台に電流が流れ続けてしまうため、端子台の異常発熱が継続してしまい、非常に危険な状態になる可能性があるといった問題があった。また、電気機器への電源を遮断するため、使用者はどのような理由で、電源が遮断されたのかを把握することができないといった問題もあった。
特開平9−213380号公報(第3頁、第3図)
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、端子台の温度ヒューズが溶断した場合に、制御手段の動作状態に関わらず、確実に負荷の電流を遮断することにより、端子台の異常発熱を防止し、安全な浴室暖房乾燥機を提供するとともに、使用者に端子台の異常発熱を知らせることを可能にするものである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、浴室の空気を過熱するヒータと、前記ヒータに商用電力を供給するための電源線と、前記電源線と商用電源とを接続するための端子台と、前記商用電源とは絶縁され直流電力を供給するための制御用電源と、前記制御用電源に接続され前記ヒータを駆動制御するヒータ駆動手段と、前記ヒータ駆動手段を制御するための制御手段とを備えた浴室暖房乾燥機において、該端子台の温度が所定温度に達した際に回路を開く温度検出器を前記端子台に設けるとともに、前記制御用電源より前記温度検出器を介して前記ヒータ駆動手段へ接続された構成としたことにより、端子台が温度上昇して温度検出器が開路した場合、制御用電源からヒータ駆動手段への電力供給が確実に遮断されるため、例えば、ノイズ等にて制御手段が誤動作や暴走した際においても、ヒータへの通電を停止させることができるため、端子台の異常発熱を確実に防止することができる。
また、請求項2記載の発明のよれば、請求項1記載の浴室暖房乾燥機において、浴室の空気を循環する循環ファンと、浴室の空気を換気する換気ファンと、前記制御用電源に接続され前記循環ファンを駆動制御する循環ファン駆動手段と、前記制御用電源に接続され前記換気ファンを駆動制御する換気ファン駆動手段を有するとともに、前記制御用電源より前記温度検出器を介して前記循環ファン駆動手段または前記換気ファン駆動手段へ接続されている構成としたことにより、端子台が温度上昇して温度検出器が開路した場合、制御用電源からヒータ駆動手段だけでなく、循環ファン駆動手段、換気ファン駆動手段への電力供給も確実に遮断されるため、例えば、ノイズ等にて制御手段が誤動作や暴走した際においても、ヒータ、循環ファン、換気ファンへの通電を停止させることができるため、端子台の異常発熱をより確実に防止することができる。
また、請求項3記載の発明のよれば、請求項1記載の浴室暖房乾燥機において、前記温度検出器の開閉を検出する開閉検出手段と、浴室の空気を循環する循環ファンと、浴室の空気を換気する換気ファンと、前記制御用電源に接続され前記循環ファンを駆動制御する循環ファン駆動手段と、前記制御用電源に接続され前記換気ファンを駆動制御する換気ファン駆動手段を有するとともに、前記制御手段は前記開閉検出手段が前記温度検出器の開状態を検出した際に、前記循環ファン駆動手段または前記換気ファン駆動手段への出力を停止する構成としたことにより、ヒータ専用の1つの開閉検出手段でヒータのみならず、消費電流の大きい循環ファン、換気ファンへの通電をも停止させることができるため、端子台の異常発熱をより確実に防止することができる。
また、請求項4記載の発明のよれば、請求項1乃至3のいずれか一に記載の浴室暖房乾燥機において、前記温度検出器の開閉を検出する開閉検出手段と、前記浴室暖房乾燥機の運転を操作する運転操作手段と、前記制御手段と前記運転開始手段の間でデータを授受するための通信手段と、前記運転操作手段に設けられ前記浴室暖房乾燥機の運転状態を表示する表示手段を有するとともに、前記制御手段は前記開閉検出手段が前記温度検出器の開状態を検出した際に、前記表示手段に異常内容の表示を行う構成としたことにより、使用者が機器の異常内容を認識できるとともに、対策を施すことが可能となるため、機器の異常使用を未然に防止することができる。
本発明によれば、端子台が温度上昇し温度検出器が開路すると、制御電源からヒータ駆動手段への電力供給が確実に遮断されるようにしたため、例えば、ノイズ等にて制御手段が誤動作や暴走した際においても、ヒータへの通電を停止させることができるため、端子台の異常発熱を確実に防止することができるという効果がある。
以下に、本発明の浴室暖房乾燥機の第一の実施形態を説明する。
図1は浴室暖房乾燥機の斜視図である。浴室暖房乾燥機本体1には、箱型のケーシング2の上面に端子台3が取り付けられており、この端子台3を取り囲むように端子台カバー4が取り付けられている。一方、浴室暖房乾燥機本体1の下面側は化粧カバー5が取り付けられている。
図2は浴室暖房乾燥機の平断面図である。略長方形の平面形状を有する箱形のケーシング2内に、頂壁すなわち図2において紙面手前側の外壁から、底壁すなわち図2において紙面後方の外壁に至る内壁6が配設され、循環区画7と換気区画8が画成されている。循環区画7内には循環ファン9が配設されている。図2に示すように、循環ファン9の周囲には、ケーシング2の頂壁から底壁に至る対数螺旋形状の空気案内板10が配設されている。循環区画7内のケーシング2の底壁には、循環ファン9に対峙して循環用吸気口11が形成されている。循環用吸気口11には循環用フィルター12が配設されている。循環区画7内のケーシングの底壁隅部には、長方形の排気口13が形成されている。空気案内板10は、一端が排気口13の近傍位置まで延び、他端が、前記一端に対峙するケーシングの側壁に接続している。空気案内板10の前記一端の近傍部と、該一端の近傍部に対峙するケーシング2の側壁とケーシング2の底壁とにより包囲される空間内にヒータ14が配設されている。換気区画8内には、循環ファン9と同様の構造を有する換気ファン15が配設されている。内壁6の一部は対数螺旋形状に形成されて、空気案内板10を構成している。換気区画8内のケーシング2の底壁には、換気ファン15に対峙して換気用吸気口16が形成されている。換気用吸気口16には換気用フィルター17が配設されている。換気区画8内のケーシング2の側壁に、換気口18が形成されている。ケーシング2内で且つ循環区画7と換気区画8の外に、制御装置19が配設されている。
図3は本発明の回路ブロック図である。制御装置19及びヒータ14は、電源線20により、端子台21に接続するように構成されている。該端子台21は、電源引込み線22により商用電源23に接続されている。
制御装置19は、制御プログラムが格納されたメモリを含む制御手段24と、通信手段25、制御用電源26、循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28、ヒータ駆動手段29とを備えている。制御用電源26は、商用電源23とは絶縁された直流電圧を出力する電源である。制御手段24には運転操作手段30からの操作信号が入力され、制御手段24から循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28、ヒータ駆動手段29へ制御信号が出力される。
図4は端子台の平面図、図5は図4の端子台のA−A断面図、図6は電源線が完全挿入された状態の端子台断面図、図7は電源線が不完全挿入された状態の端子台断面図をそれぞれ示している。端子台21は、商用電源23に接続される各電源引込み線22と、ヒータ14用及び制御装置19用の電源線20に接続するように構成されている。端子台21は、図4、5に示すように直方体形状の樹脂製の本体60に、導電性の金属材からなるコネクタ端子61、62と、導電性の金属材からなるばね部材63とを備えている。端子台本体60は、横方向二つに仕切られる内部空間64と、内部空間64にそれぞれ連なる横方向二つの電線挿入用の透孔65と、電源線抜き出し用のリバースノブ66とを備えている。コネクタ端子61、62は、端子台21の内部空間64の仕切られた部屋それぞれに一つずつ組み込まれるもので、帯状に形成されている。端子台21には、温度ヒューズ67が固定されている。該温度ヒューズ67は、端子台21が所定の温度(例えば、103℃)に達すると溶断する遮断手段を構成している。そして、温度ヒューズ67には、両端にリード線68が接続され、雄コネクタ69と接続されている。
図6に示すように、端子台本体60の透孔65から電源引込み線22が所定量以上例えば奥まで完全挿入されると、まず、挿入初期段階において電源引込み線22がばね部材63のくさび片70を奥側へ倒し、挿入の進行とともに傾動片71と端子台本体68との間に入り込むようになる。これにより、傾動片71が端子台21から若干離れるよう下向きに圧縮されるので、この傾動片71の弾性復元力で電源引込み線22が端子台21に押し付けられて挟持される。一方で、くさび片70の弾性復元力で電源引込み線22の途中を上向きに押し付けるので、そのくさび作用により電源引込み線22が抜け出さないように保持される。この状態で、電源引込み線22とコネクタ端子61とがばね部材63を介して導通される。
しかし、図7に示すように、電源引込み線22の挿入量が所定量に満たない状態つまり完全挿入されずに、ばね部材63のくさび片70を倒しただけの状態、つまり途中までしか挿入されなかった場合であっても、ばね部材63を介して電源引込み線22とコネクタ端子61とがかろうじて導通するようになる。
上述したように、電源引込み線22が完全挿入状態のときも不完全挿入状態のときも、電源引込み線22とコネクタ端子61とが導通するようになっているため、特に不完全挿入状態のとき、電源引込み線22とばね部材63とが点接触となり、ここの接触抵抗が増加し、発熱するという不具合が生じる。
図3の本発明の回路ブロック図に示すように、雄コネクタ69と雌コネクタ31とが継合され、両コネクタの第一接点72、32同士が接触すると共に、第二接点73、33同士が接触し、制御用電源26とヒータ駆動手段29とが温度ヒューズ67を介して通電可能に接続されている。つまり、制御用電源26から供給された電流が雌コネクタ31の第一接点32から雄コネクタ69の第一接点72へと流れて、温度ヒューズ67を流れ、雄コネクタ69の第二接点73から雌コネクタ31の第二接点33へと流れて、ヒータ駆動手段29に流れるように接続されている。
ここで、浴室暖房乾燥機の作動を乾燥運転を例にとって説明する。使用者が運転操作手段30の図示しない乾燥スイッチをONすると、循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28、ヒータ駆動手段29がONされ、循環ファン9と換気ファン15が回転し、ヒータ14が作動する。制御手段24は、あらかじめ定められた回転数となるように循環ファン9及び換気ファン15を制御する。この結果、浴室暖房乾燥機は乾燥運転状態となる。回転する循環ファン9から吐出された空気がヒータ14を経由して高温の温風となり、空気吹出口13を通って浴室内へ吹き出す。浴室内に吹き出した高温の温風は、物干し用ポールに吊された衣類から水分を奪う。衣類から水分を奪って低温多湿となった温風の一部は、循環用フィルター12を経由して循環用吸気口11を通ってケーシング2へ流入し、循環ファン9とヒータ14を経由して、高温の温風となって浴室へ還流する。衣類から水分を奪って低温多湿となった温風の他の一部は、換気用吸気口16を通ってケーシング2へ流入し、換気ファン15と換気口18とを経由して、排気ダクトへ廃棄される。高温の温風が大風量で浴室へ供給されるので、衣類は高速乾燥される。
上記乾燥運転時において、端子台21における電源引込み線22又は電源線20の接続不良があると、端子間の接触抵抗が増大し、端子台21が発熱する。そして、端子台21が昇温して所定温度(例えば、103℃)になると、温度ヒューズ67が溶断して、両コネクタ69、31の第一接点72、32と第二接点73、33との間の通電が遮断され、制御用電源26とヒータ駆動手段29との通電が停止する。ヒータ駆動手段29は、制御用電源26からの電力の供給が停止すると作動を停止するため、接点が開状態となり、ヒータ14への通電が遮断される。
ここで、端子台の通電電流と温度上昇との関係は図10に示され以下のようになる。端子台21の通電電流が13Aと仮定する。このうちヒータ14に流れる電流は12Aとする。端子台21における電源引込み線22又は電源線20の接続が正常な状態であれば、接触抵抗が例えば2mΩとなり、端子間における損失は0.34W(=13A×13A×2mΩ)、温度上昇は7℃となる。一方、端子台21における電源引込み線22又は電源線20の接続不良があると、端子間の接触抵抗が例えば30mΩとなり、端子間における損失は6.76W(=13A×13A×30mΩ)、温度上昇は139℃となり温度ヒューズ67の溶断温度103℃を超えるため、温度ヒューズ67は溶断する。
また、循環ファン9、換気ファン15の通電電流も1A程度は流れるので、ヒータ14ほどではないが、これも温度上昇に影響する。
上述のように、接続不良により温度ヒューズ67が溶断すると、両コネクタ69、31の第一接点72、32と第二接点73、33との間の通電が遮断され、制御用電源26からヒータ駆動手段29への通電が停止する。ヒータ駆動手段29は、制御用電源26からの電力の供給が停止すると作動を停止するため、接点が開状態となり、ヒータ14への通電が遮断される。これにより、端子台21に流れる電流は13Aからヒータ14に流れる電流12Aを引いた1Aとなる。ヒータ14への通電が遮断されることにより、端子台21の端子間における損失は30mW(=1A×1A×30mΩ)、温度上昇は0.6℃となる。
本第一の実施形態によれば、端子台21が異常過熱すると、ヒータ駆動手段29の通電が遮断されるとともに、接点を開状態にするようにしたため、制御手段24が何らかの原因で正常に動作していない場合においても、ヒータ14への通電を確実に遮断できるとともに、端子台21の発熱を確実に止めることができる。よって、安全な浴室暖房乾燥機を提供することができる。
以下に、本発明の浴室暖房乾燥機の第ニの実施の形態を説明する。なお、第一の実施形態と同一部分には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図8は本発明の回路ブロック図である。
本第二の実施形態は、図8に示すように、第一の実施形態と異なり、温度ヒューズ67の断線検出手段34を設け、制御手段24に断線検出手段34の信号を出力するように構成したものである。
端子台21における電源引込み線22又は電源線20の接続不良があると、端子間の接触抵抗が増大し、端子台21が発熱する。そして、端子台21が昇温して所定温度(例えば、103℃)になると、温度ヒューズ67が溶断して、両コネクタ69、31の第一接点72、32と第二接点73、33との間の通電が遮断され、制御用電源26とヒータ駆動手段29との通電が停止する。ヒータ駆動手段29は、制御用電源26からの電力の供給が停止すると作動を停止するため、接点が開状態となり、ヒータ14への通電が遮断される。
制御手段24は、温度ヒューズ67が溶断すると、開閉検出手段34の出力により、温度ヒューズ67が溶断したことを検出し、循環ファン駆動手段27及び換気ファン駆動手段28への動作出力を停止し、循環ファン9、換気ファン15の動作を停止させるとともに、運転操作手段30に備えられた表示手段35に異常を表示する。さらに、制御手段24は、運転操作手段30からの運転命令を受け付けないようにする。
本第ニの実施形態によれば、端子台21が異常過熱すると、端子台21の異常発熱を使用者に対して表示するため、使用者は端子台21の異常発熱を認識できるととともに、対策を施すことが可能となる。たとえば、運転操作手段30の表示手段35に『異常発熱による温度ヒューズ切断』等の異常内容を表示する。また、ヒータ14だけではなく、循環ファン9、換気ファン15の運転を停止させることが可能であるため、端子台21の発熱をより確実に止めることが可能となる。さらには、運転操作パネル30からの運転命令を受け付けないようにするため、異常状態での運転を防止できる。よって、安全な浴室暖房乾燥機を提供することができる。
第一の実施形態では、端子台21における電源引込み線22又は電源線20の接続不良がある場合の端子間の接触抵抗を30mΩとして説明したが、接触抵抗がさらに大きい場合、例えば1Ωとなった場合は、循環ファン9、換気ファン15の通電電流1A程度でも、端子間における損失は1W(=1A×1A×1Ω)、温度上昇は30℃となり、これも温度上昇に影響する。よって、ヒータ14だけでなく、循環ファン9、換気ファン15の運転を停止させることにより、端子台21の発熱をより確実に抑えることができる。
その他の構成、作用及び効果は第一の実施形態と同様である。
以下に、本発明の浴室暖房乾燥機の第三の実施の形態を説明する。なお、第一の実施形態及び第二の実施形態と同一部分には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図9は本発明の回路ブロック図である。
本第三の実施形態は、図9に示すように、第ニの実施形態と異なり、雄コネクタ69と雌コネクタ31とが継合され、両コネクタの第一接点72、32同士が接触すると共に、第二接点73、33同士が接触し、制御用電源26とヒータ駆動手段29、循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28とが温度ヒューズ67を介して通電可能に接続されている。つまり、制御用電源26から供給された電流が雌コネクタ31の第一接点32から雄コネクタ69の第一接点72へと流れて、温度ヒューズ67を流れ、雄コネクタ69の第二接点73から雌コネクタ31の第二接点33へと流れて、ヒータ駆動手段29、循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28に流れるように接続されている。
端子台21における電源引込み線22又は電源線20の接続不良があると、端子間の接触抵抗が増大し、端子台21が発熱する。そして、端子台21が昇温して所定温度(例えば、103℃)になると、温度ヒューズ67が溶断して、両コネクタ69、31の第一接点72、32と第二接点73、33との間の通電が遮断され、制御用電源26とヒータ駆動手段29、循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28との通電が停止する。ヒータ駆動手段29、循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28は、制御用電源26からの電力の供給が停止すると作動を停止するため、ヒータ14、循環ファン9、換気ファン15それぞれへの通電が遮断される。
制御手段24は、温度ヒューズ67が溶断すると、開閉検出手段34の出力により、温度ヒューズ67が溶断したことを検出し、運転操作手段30の表示手段35に、例えば『異常発熱による温度ヒューズ切断』等の異常内容を表示する。さらに、制御手段24は、運転操作手段30からの運転命令を受け付けないようにする。よって、安全な浴室暖房乾燥機を提供することができる。
本第三の実施形態によれば、端子台21が異常過熱すると、ヒータ駆動手段29、循環ファン駆動手段27、換気ファン駆動手段28の通電を遮断するようにしたため、制御手段24が何らかの原因で正常に動作していない場合においても、ヒータ14、循環ファン9、換気ファン15への通電を確実に遮断できるとともに、端子台21の発熱を確実に止めることができる。また、端子台21の異常発熱を使用者に対して表示するため、使用者は端子台21の異常発熱を認識できるととともに、対策を施すことが可能となる。さらには、運転操作手段30からの運転命令を受け付けないようにするため、異常状態での運転を防止できる。よって、安全な浴室暖房乾燥機を提供することができる。
その他の構成、作用及び効果は第ニの実施形態と同様である。
本発明の浴室暖房乾燥機の斜視図である。 本発明の浴室暖房乾燥機の平断面図である。 本発明の浴室暖房乾燥機の第一実施形態の回路ブロック図である。 本発明の端子台の平面図である。 図4の端子台のA−A断面図である。 電源線が完全挿入された状態の端子台断面図である。 電源線が不完全挿入された状態の端子台断面図である。 本発明の浴室暖房乾燥機の第二実施形態の回路ブロック図である。 本発明の浴室暖房乾燥機の第三実施形態の回路ブロック図である。 本発明の端子台の通電電流と温度上昇の関係である。
符号の説明
1…浴室暖房乾燥機本体
2…ケーシング
3…端子台
4…端子台カバー
5…化粧カバー
6…内壁
7…循環区間
8…換気区間
9…循環ファン
10…空気案内板
11…循環用吸気口
12…循環用フィルター
13…排気口
14…ヒータ
15…換気ファン
16…換気用吸気口
17…換気用フィルター
18…換気口
19…制御装置
20…電源線
21…端子台
22…電源引込み線
23…商用電源
24…制御手段
25…通信手段
26…制御用電源
27…循環ファン駆動手段
28…換気ファン駆動手段
29…ヒータ駆動手段
30…運転操作手段
31…雌コネクタ
32…第一接点
33…第二接点
34…開閉検出手段
35…表示手段
60…端子台本体
61、62…コネクタ端子
63…ばね部材
64…内部空間
65…透孔
66…リバースノブ
67…温度ヒューズ
68…リード線
69…雄コネクタ
70…くさび片
71…傾動片
72…第一接点
73…第二接点

Claims (4)

  1. 浴室の空気を過熱するヒータと、前記ヒータに商用電力を供給するための電源線と、前記電源線と商用電源とを接続するための端子台と、前記商用電源とは絶縁され直流電力を供給するための制御用電源と、前記制御用電源に接続され前記ヒータを駆動制御するヒータ駆動手段と、前記ヒータ駆動手段を制御するための制御手段とを備えた浴室暖房乾燥機において、該端子台の温度が所定温度に達した際に回路を開く温度検出器を前記端子台に設けるとともに、前記制御用電源より前記温度検出器を介して前記ヒータ駆動手段へ接続されていることを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  2. 請求項1記載の浴室暖房乾燥機において、浴室の空気を循環する循環ファンと、浴室の空気を換気する換気ファンと、前記制御用電源に接続され前記循環ファンを駆動制御する循環ファン駆動手段と、前記制御用電源に接続され前記換気ファンを駆動制御する換気ファン駆動手段を有するとともに、前記制御用電源より前記温度検出器を介して前記循環ファン駆動手段または前記換気ファン駆動手段へ接続されていることを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  3. 請求項1記載の浴室暖房乾燥機において、前記温度検出器の開閉を検出する開閉検出手段と、浴室の空気を循環する循環ファンと、浴室の空気を換気する換気ファンと、前記制御用電源に接続され前記循環ファンを駆動制御する循環ファン駆動手段と、前記制御用電源に接続され前記換気ファンを駆動制御する換気ファン駆動手段を有するとともに、前記制御手段は前記開閉検出手段が前記温度検出器の開状態を検出した際に、前記循環ファン駆動手段または前記換気ファン駆動手段への出力を停止することを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の浴室暖房乾燥機において、前記温度検出器の開閉を検出する開閉検出手段と、前記浴室暖房乾燥機の運転を操作する運転操作手段と、前記制御手段と前記運転開始手段の間でデータを授受するための通信手段と、前記運転操作手段に設けられ前記浴室暖房乾燥機の運転状態を表示する表示手段を有するとともに、前記制御手段は前記開閉検出手段が前記温度検出器の開状態を検出した際に、前記表示手段に異常内容の表示を行うことを特徴とする浴室暖房乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014194335A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Panasonic Ecology Systems Guangdong Co Ltd 暖房換気扇

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