JP2005103599A - パンチプレス用マーキング金型及びマーキング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記入ミスを無くし、マーキングの跡が残らず、構成が簡単であり、パンチプレスのNC制御手順で作動可能なパンチプレス用マーキング金型及びマーキング方法を提供する。
【解決手段】 パンチ金型PM の下端部に、ホルダ37を介してマーキング用ペン36を着脱自在に設けた。上記パンチ金型PM が、パンチガイド30内に摺動自在に設けたパンチボディ31と、パンチプレスのラムにより押圧されるパンチボディ31の上端部に設けたパンチヘッド32若しくはキー部材42、43と、該パンチヘッド32若しくはキー部材42、43とリテーナカラー22、23との間に設けたストリッパスプリング33と、パンチボディ31の下端部に設けたマーキング用ペン36を有し、該マーキング用ペン36が、上限位置において、パンチガイド30内に格納され、下限位置において、ワークWに接触してマーキング可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記入ミスを無くし、マーキングの跡が残らず、構成が簡単であり、パンチプレスのNC制御手順で作動可能なパンチプレス用マーキング金型及びマーキング方法に関する。
従来より、少量多品種生産体制においては、最終製品になる前のブランク加工品の段階で、各ブランク加工品に所定のマーキングを行うことにより、製品管理を行っている。
この場合のマーキング方法としては、作業者が手作業で行う手作業マーキング、刻印部材によりワークに刻印を行う刻印マーキング、レーザ光をワーク上に照射してマーキングを行うレーザマーキング、インクをワーク上に噴射してマーキングを行うインクジェットマーキングなどがある。具体例としては、実開昭6228565に開示された刻印パンチがある。
実開昭62−28565
このうち、上記手作業マーキングは、作業者が記入ミスをすることがあり、それに気が付かずにそのままの状態で放置すると、製品の管理が不能となる。
また、刻印マーキングやレーザマーキングは、最後の工程で塗装、メッキを行っても、その刻印やレーザ照射の跡が残ってしまい、製品としての体裁が悪く、またその跡が製品として重要な領域に形成されている場合には、製品としての価値が全く無くなる恐れもある。
更に、レーザマーキングやインクジェットマーキングは、構成が複雑であり、そのため一般には極めて高価である。
本発明の目的は、記入ミスを無くし、マーキングの跡が残らず、構成が簡単であり、パンチプレスのNC制御手順で作動可能なマーキング金型及びマーキング方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、
パンチ金型PM の下端部に、ホルダ37を介してマーキング用ペン36を着脱自在に設けたことを特徴とするパンチプレス用マーキング金型、及び
上記マーキング金型を使用するマーキング方法であって、
(1)パンチセンタCにマーキング金型PM 、DM を位置決めし、
(2)パンチ金型PM に設けたマーキング用ペン36の対向位置にワークWを位置決めし、
(3)マーキング用ペン36をワークWに接触させ、
(4)該ワークWを移動させながら、所定のマーキングを施すことを特徴とするマーキング方法という技術的手段が講じられている。
従って、本発明の構成によれば、パンチプレスのNC制御手順で(図15)作動可能なことから、記入ミスが無くなり、パンチ金型PM に設けたマーキング用ペン36を例えばインクペンとすることにより、塗装、メッキなどにより跡が残らず、更に既存の金型P、D(図1)をマーキング金型PM 、DM として用いることができると共に、ラム軸制御とワーク移動軸制御を利用できることから、構成が極めて簡単になる。
このため、本発明によれば、記入ミスを無くし、マーキングの跡が残らず、構成が簡単であり、パンチプレスのNC制御手順で作動可能なマーキング金型及びマーキング方法を提供するという効果を奏することとなった。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は、本発明が適用されるパンチプレス、例えばタレットパンチプレスと、そのNC装置60を示している。
上記タレットパンチプレスは、上部タレット6と下部タレット7を有し、上下タレット6、7には、パンチPとダイDから成る金型P、Dが同心円状に配置されている。
この同心円状に配置された金型P、Dのうちには、後述するマーキング用ペン36(図2又は図6)を着脱自在に設けた本発明に係るマーキング金型PM 、DM が含まれる。
上部タレット6(図1)の回転軸8と下部タレット7の回転軸9には、チェーン4と5がそれぞれ巻回されていると共に、該チェーン4と5は、駆動軸3に巻回されている。
また、パンチセンタCにおけるパンチPの直上方であっで、上部フレーム1には、パンチPを駆動制御するラム2が設けられている。
この構成により、モータMにより駆動軸3を回転させることにより、チェーン4と5を循環させれば、上部タレット6と下部タレット7が同期回転し、例えば本発明のマーキング金型PM 、DM をパンチセンタCに位置決めことができる(図15のステップ101)。
従って、この状態で、後述するX軸モータMx(図1)とY軸モータMyから成るワーク移動軸の制御により、クランプ13に把持されたワークW上のマーキング領域R1、R2・・・を(図14)パンチセンタCに位置決めし(図15のステップ102)、ラム軸制御により、後述するペン位置決め機構62、63を介して(図2又は図6)マーキング用ペン36を下降させて前記ワークWに接触させ(図15のステップ103)、前記ワーク移動軸制御により、ワークWを移動させれば、そのマーキング領域R1、R2・・・に所定のマーキングを施すことができる(図15のステップ104)。
図2は、本発明に係るマーキング金型PM 、DM と、パンチ金型PM 内でマーキング用ペン36を上限位置(図5(A))と下限位置(図5(D))に位置決めするペン位置決め機構62の第1実施形態を示す全体図であり、マーキング前の状態を示している。
このマーキング金型PM 、DM を構成するパンチ金型のパンチボディ31には、既述したマーキング用ペン36が設けられ、ダイ金型DM には、ローラ39が回転自在に取り付けられ、該ローラ39上には、後述するワーク移動軸制御により作動するワーク位置決め・マーキング機構61(図1)を介して、ワークWがパンチセンタCに位置決めされるようになっている(図15のステップ102)。この場合、上記ローラ39を取り付ける代わりに、ダイ金型DM 上に、ブラシを植設してもよい。
パンチ金型PM は(図2)、パンチガイド30を有し、該パンチガイド30は、リフトスプリング34を介して、上部タレット6に支持されている。
上記パンチガイド30の下端には、カバー38が着脱自在に取り付けられ、マーキング用ペン36が交換し易いようになっている。
このパンチガイド30のフランジ部分には、リテーナカラー22が設けられ、該リテーナカラー22には、ストリッパスプリング33を介してパンチヘッド32が支持されている。
この場合、ストリッパスプリング33のバネ定数は、上記リフトスプリング34のバネ定数よりも小さい。
上記パンチヘッド32の下端には、パンチボディ31が螺合され、該パンチボディ31には、フローティングスプリング35とホルダ37を介して、マーキング用ペン36が着脱自在に設けられている。
フローティングスプリング35は、ラム軸制御により、ペン位置決め機構62、63を介して(図2又は図6)マーキング用ペン36が下限位置においてワークWと接触する場合に(図3又は図7)、該ラム軸の位置決め誤差、マーキング金型PM 、DM の全長誤差、ワークWの反りなどを吸収する機能を有する。
マーキング用ペン36は(図2又は図6)、不使用時には、上限位置においてパンチガイド30内に格納され、該ペン36の破損と乾燥が防止されるようになっている。
また、マーキング用ペン36は、交換時には、パンチガイド30下端のカバー38を(図2)外し、ホルダ37を(図4(A))例えば反時計方向に45°旋回させて外すと、内部に格納したマーキング用ペン36(キャップ48付き)が露出するので(図4(B))、それを離脱させ(図4(C))、新しいものと交換する。
この場合、図4に示すキャップ48は、マーキング用ペン36を長時間使用しないときに装着しておくものであり、ペン36交換時には、このキャップ48ごと交換する。
この構成により、マーキング用ペン36を使用する場合には、既述したように、キャップ48(図4)を外した状態で、マーキング金型PM 、DM をパンチセンタCに位置決めする(図15のステップ101)と共に、ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・を(図14)パンチセンタCに位置決めした後(図15のステップ102)、ラム2がパンチヘッド32を押圧すると(図5(B))、先ず、ストリッパスプリング33が撓み、パンチボディ31のみがパンチガイド30内を下降し、更にラム2がパンチヘッド32を押圧すると(図5(C))、パンチボディ31がストロークリミットに到達した後、次いで、リフトスプリング34が撓んで(図5(D))、パンチPM 全体が下降することにより、マーキング用ペン36が下限位置においてワークWに接触する(図15のステップ103)。
また、マーキング用ペン36が下限位置においてワークWと接触した状態で、該ワークW上に所定のマーキングが施された段階では(図5(D)、図15のステップ104)、ラム2は下死点に保持されていてパンチヘッド32を押圧しているので、ラム2を(図5(E))下死点から上昇させれば、パンチ金型PM 全体が押圧力から解放される。
これにより、先ず、バネ定数がより大きいリフトスプリング34の復元力により、パンチガイド30が上昇し、それに伴ってワークWに接触していたマーキング用ペン36も上昇してワークWから離脱し(図15のステップ105)、次いで、ストリッパスプリング33の復元力により、該パンチガイド30内でパンチボディ31が上昇することにより、マーキング用ペン36が更に上昇して上限位置においてパンチガイド30内に格納され、該パンチ金型PM 全体が元の位置に復帰する。
即ち、図2(図3)の場合には、マーキング用ペン36を上限位置と(図5(A))下限位置に(図5(D))位置決めするペン位置決め機構62は、ラム2により押圧され且つマーキング用ペン36を取り付けたパンチボディ31が設けられたパンチヘッド32を有し、該パンチヘッド32はパンチガイド30にストリッパスプリング33を介して支持され、パンチガイド30はリフトスプリング34を介して上部タレット6に支持され、ストリッパスプリング33のバネ定数は、リフトスプリング34のバネ定数よりも小さく設定されている。
図6は、本発明に係るマーキング金型PM 、DM と、パンチ金型PM 内でマーキング用ペン36を上限位置と(図13(A))下限位置に(図13(C))位置決めするペン位置決め機構63の第2実施形態を示す全体図である。
この第2実施形態は、既述した第1実施形態とは(図2、図3)、マーキング用ペン36が着脱自在に設けられたパンチボディ31を有する点では共通するが(図4)、ペン位置決め機構63が(図6、図7)ラム2′により断続的に押圧される、即ち断続的に叩かれる第1キー部材42を有する点で異なる。
即ち、第1実施形態の場合には(図2、図3)、ラム2は、例えば油圧シリンダで駆動される油圧式であって、該ラム2は、下死点に一定時間保持されることが可能であり、ワークW上にマーキングが施される間に(図5(D))、上記ラム2の位置制御によって、マーキング用ペン36を同じ位置に位置決めしておくことができる。
しかし、第2実施形態の場合には(図6、図7)、ラム2′は、例えばモータM′・クランク機構64で駆動される電動式の一部に見られるように、下死点に一定時間保持されることが不可能であり、ワークW上にマーキングが施される間に(図13(C))、上記ラム2′の位置制御によっては、マーキング用ペン36を同じ位置に位置決めしておくことができない。
そのため、第2実施形態の場合には、ラム2′は、ペン36下降時と(図13(B))、該ペン36によるマーキング終了時だけ(図13(D))、断続的に前記第1キー部材42を押圧する、即ち叩くだけであり、叩いた後は、ラム2′は、直ちに上死点に戻る(図13(C)、図13(E))。
第1キー部材42を叩いた後は(図13(B)、図13(D))、パンチボディ31(図6)を介して前記ペン36を支持している第2キー部材43の前記第1キー部材42に対する位置を変えることにより、ペン36をロックして(図13(C))下限位置においてワークW上にマーキングを施し、又はマーキング終了後のペン36をアンロックして次の案内溝bまで旋回移動させ(図13(E))元の位置に復帰させることとしたのである。
図6において、マーキング金型PM 、DM を構成するパンチ金型PM のパンチボディ31には、同様にマーキング用ペン36が設けられ、ダイ金型DM には、ローラ39が回転自在に取り付けられ、該ローラ39上には、ワーク移動軸制御により作動するワーク位置決め・マーキング機構61(図1)を介して、ワークW(図6)がパンチセンタCに位置決めされるようになっている。
パンチ金型PM は(図6)、パンチガイド30を有し、該パンチガイド30は、リフトスプリング34を介して、上部タレット6に支持され、パンチガイド30のフランジ部分には、リテーナカラー23が設けられている。
上記リテーナカラー23には、ストリッパスプリング33を介して、ボルト45により一体的に組み立てられた第1キー部材42と第2キー部材43(軸受け部材44を含む)とマーキング用ペン36が取り付けられたパンチボディ31から成る組立体が支持されている。
この場合、ストリッパスプリング33のバネ定数は、同様に上記リフトスプリング34のバネ定数よりも小さい。
また、上記リテーナカラー23には、後述するように、下死点に到達したラム2′(図13(B))により叩かれた前記第1キー部材42が、隣接案内部材41、41′間の溝aに沿って下降し、第2キー部材43を該溝aから外すと共に旋回させるが、このとき、前記第1キー部材42と第2キー部材43とパンチボディ31から成る組立体全体が下降し(図7)、軸受け部材44の鐔44Aがリテーナカラー23に衝突して組立体が破損する恐れがある。
これを回避するために、リテーナカラー23の上面であって上記軸受け部材44の鐔44Aに対向する位置には、衝撃防止用ウレタン25が設けられている。
上記第1キー部材42と第2キー部材43は、後述する当接キー42A(図12)、43Aを介して、互いに当接しており、第1キー部材42には(図6)、前記したボルト45がカラー46を介して貫通し、該ボルト45は、更に第2キー部材43の軸受け部材44を貫通して下方に伸び、該ボルト45の下端には、パンチボディ31が取り付けられ、該パンチボディ31には、同様にフローティングスプリング35とホルダ37を介して、マーキング用ペン36が着脱自在に設けられている。
この場合、第2キー部材43は、第1キー部材42に対して、前記ストリッパスプリング33を介して上方に付勢されていて、両キー部材43、42は、前記当接キー43A、42Aを介して互いに当接し、このとき該第2キー部材43の軸受け部材44が、前記第1キー部材42のカラー46に当接している。
しかし、既述したように、ラム2′により(図13(B))、第1キー部材42が叩かれて下降すると、第1キー部材42に押圧された第2キー部材43が、前記隣接案内部材41、41′間の溝a、即ち案内溝aから外れる。
その後は、第1キー部材42の当接キー42Aから、第2キー部材43に及ぼされる垂直方向の力fsin2θと(図12の下図)、水平方向の力fsin θ×cos θにより、該第2キー部材43は、ストリッパスプリング33(図6)の復元力に抗して第1キー部材42から一旦外れると共に、軸受け部材44を介して旋回し(このとき、軸受け部材44も(図6)、第1キー部材42のカラー46から一旦離れる)、案内部材41′の切欠部41Aに係止してロックされる(図13(C))。
即ち、図12において、第1キー部材42がラム2′に叩かれて下降する場合に(図13(B))、該第1キー部材42の当接キー42Aが(図12の上図)、下方の第2キー部材43の当接キー43Aを押す力をfとすると、該当接キー43Aの傾斜面に働く垂直方法の力は、図示するように、第1キー部材42の当接キー42Aの傾斜面の角度をθとして、fsin θである。
そして、このfsin θの垂直方向の成分であるfsin2θが(図12の下図)、第2キー部材43の当接キー43Aに働くことにより、該第2キー部材43は、下降して案内溝aから外れ(図13(B))、またこのfsin θの水平方向の成分であるfsin θ×cos θが(図12の下図)、第2キー部材43の当接キー43Aに働くことにより、該第2キー部材43は、時計方向に旋回する(図13(B)。
しかし、このときは、ラム2′が上昇して上死点に復帰しているので、該第2キー部材43は、旋回しながらストリッパスプリング33(図6)の復元力により上昇し、当接キー43Aよりも外側の案内キー43Bが案内部材41′の下端の切欠部41Aに係止してロックされる(図13(C))。
この場合、第2キー部材43より下方のパンチボディ31(図6)に取り付けられたマーキング用ペン36は(図13(C))、下限位置においてワークWに接触し、この状態で、ワーク位置決め・マーキング機構61を介して(図1)、該ペン36が接触しているワークWを移動させることにより、該ワークW上には所定のマーキングが施される。
また、第1キー部材42の案内キー42Bは(図13(C))、案内溝aに挿入されたままであるが、該案内キー42Bよりも内側の次の当接キー42A′には、第2キー部材43の当接キー43Aが当接している。
マーキングが終了すると(図13(C))、再度ラム2′が(図13(D))第1キー部材42を叩いてそれを下降させる。
従って、既述したように(図12)、該第1キー部材42の当接キー42A′からの力fsin θ(図12の下図)の垂直分力fsin2θにより、同様に第2キー部材43が下降して案内キー43Bが切欠部41Aから外れてアンロック状態となる(図13(D))。
また、同時に、第1キー部材42の当接キー42A′からの力fsin θ(図12の下図)の水平分力fsin θ×cos θにより、該第2キー部材43は再度時計方向に旋回する(図13(D))。
このとき、ラム2′が上昇して上死点に復帰しているので(図13(E))、該第2キー部材43は、旋回しながらストリッパスプリング33(図6)の復元力により上昇し、当接キー43Aより外側の案内キー43Bが案内部材41′の下端の傾斜面41Bに沿って摺動することにより、隣接案内部材41′、41′′間の溝b、即ち次の案内溝bに挿入する。
この案内溝bに挿入することにより、第2キー部材43は、旋回を停止し、該第2キー部材43は、更にストリッパスプリング33の復元力により、案内溝bに沿って第1キー部材42と共に上昇して元の位置に復帰する。
そして、このとき、第1キー部材42の案内キー42Bは、同様に、案内溝aに挿入されたままであるが、該案内キー42Bよりも内側の前記当接キー42A′(図13(D)の更に次の当接キー42A′′(図13(E))には、第2キー部材43の当接キー43Aが当接している。
一方、上記リテーナカラー23(図6)の外周には、支持部材40が設けられ、該支持部材40は、図8に示すように、例えば円筒状であって、その内側であって上部半分ぐらいの位置には(図9(A)、図9(B))、前記案内部材41が、複数個ボルト47で固定されている。
これにより、各隣接案内部材41により、複数個の案内溝a〜hが(図9(C))環状に形成され、前記第1キー部材42と第2キー部材43が上下方向に案内されるようになっている(図13)。
上記第1キー部材42は(図8)、例えば偏平な円柱状であって、その外周には、例えば90°間隔で(図10)前記案内キー42Bが設けられている。
また、この案内キー42Bの下端内側には(図10(A))、下方に突出した当接キー42Aが、円周方向に沿って複数個設けられ、前記したように(図12)、第2キー部材43の当接キー43Aと(図11(A))互いに当接するようになっている。
第2キー部材43は(図8)、同様に例えば偏平な円柱状であって、その外周には、例えば90°間隔で(図11)前記案内キー43Bが設けられている。
また、この案内キー43Bの上端内側は(図11(A))、上方に突出した当接キー43Aとなっており、前記したように、第1キー部材42の当接キー42Aと(図10(A))互いに当接するようになっている。
そして、第1キー部材42が(図13(B))ラム2′で叩かれると、該第1キー部材42は下降し、当接キー42Aが、既述したように、垂直方向の力fsin2θと(図12下図)、水平方向の力fsin θ×cos θを第2キー部材43の当接キー43Aに及ぼすことにより、第2キー部材43は(図13(B))下降してその案内キー43Bが案内溝aから外れると共に旋回する(図9(D))。
この場合、既述したように、第1キー部材42の案内キー42Bは(図13(A)〜図13(E))、例えば案内溝aに常時挿入されており、該第1キー部材42は、上下動するだけである(図9(D))。
しかし、第2キー部材43の案内キー43Bは、既述したように、マーキングごとに(図13(C))前記例えば案内溝aから外れてロックされ、その後アンロックされて旋回後(図13(D))、次の案内溝bに移動する(図13(E))ように、順次、案内溝a〜hに移動して行く(図9(D))。
また、第2キー部材43が旋回することにより、その案内キー43Bが例えば案内溝a(図13(A))から案内溝bに移動する間に(図13(E))、前記第1キー部材42の当接キー42A、42A′(図13(C)〜図13(D))、42A′′(図13(E))に対して、該旋回する第2キー部材43の当接キー43Aが順次当接する。
この構成により、図6のマーキング用ペン36を使用する場合には、同様に、キャップ48を(図4)外した状態で、マーキング金型PM 、DM をパンチセンタCに位置決めする(図15のステップ101)と共に、ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・を(図14)パンチセンタCに位置決めした後(図15のステップ102)、ラム2′が第1キー部材42を押圧すると(図13(B))、該ラム2′に押圧された第1キー部材42は、案内溝aに沿って下降し、第2キー部材43を押圧してそれを該案内溝aから外すと共に旋回させる。
そして、ラム2′が上死点に復帰すると、該第2キー部材43は、旋回しながらストリッパスプリング33(図6)の復元力により上昇し、該第2キー部材43の案内キー43Bが(図13(C))、前記案内溝aと次の案内溝bとの間の案内部材41′の切欠部41Aに係止してロックされ、このときマーキング用ペン36も下降して下限位置においてワークWに接触する(図15のステップ103)。
また、マーキング用ペン36が下限位置においてワークWと接触した状態で、プ104)、ラム2′が(図13(D))再度第1キー部材42を押圧後上死点に復帰すると、該ラム2′に押圧された第1キー部材42は、案内溝aに沿って下降し、第2キー部材43を押圧してそれを切欠部41Aから外すと共に旋回させる。そして、ラム2′が上死点に復帰すると、該第2キー部材43は、旋回しながらストリッパスプリング33(図6)の復元力により上昇し、それに伴ってマーキング用ペン36も上昇して、ワークWから離脱する(図15のステップ105)。
第2キー部材43が旋回しながら上昇すると、その案内キー43Bが(図13(E))案内部材41′の下端の傾斜面41Bに沿って摺動することにより、次の案内溝bに挿入し、該第2キー部材43は、旋回を停止し、ストリッパスプリング33の復元力により、該案内溝bに沿って第1キー部材42と共に上昇して元の位置に復帰し、そのとき、マーキング用ペン36は上限位置においてパンチガイド30内に格納される(図6)。
即ち、図6(図7)の場合には、マーキング用ペン36を上限位置と(図13(A))と下限位置に(図13(C))位置決めするペン位置決め機構63は、ラム2により押圧され且つマーキング用ペン36を取り付けたパンチボディ31が設けられたキー部材42、43を有し、該キー部材42、43はパンチガイド30にストリッパスプリング33を介して支持され、パンチガイド30はリフトスプリング34を介して上部タレット6に支持され、ストリッパスプリング33のバネ定数は、リフトスプリング34のバネ定数よりも小さく設定されている。
この場合、上記キー部材42、43が、第1キー部材42と第2キー部材43により構成されていると共に、第2キー部材43が第1キー部材42に対して、ストリッパスプリング33を介して上方に付勢されていると共に、軸受け部材44を介して旋回自在に取り付けられ、両キー部材42、43は、互いに当接した当接キー42A、43A及び案内溝a〜hに沿って上下動する案内キー42B、43Bを有する(図8〜図12)。
一方、タレットパンチプレス(図1)の下部フレーム21上には、Y軸レール17が敷設され、該Y軸レール17には、サポートブラケット16が滑り結合しており、該サポートブラケット16上には、キャリッジべース11が戴置されている。
そして、キャリッジべース11には、上部フレーム1に設けられたY軸モータMyのボールねじ14が螺合している。
また、キャリッジべース11には、クランプ13が取り付けられているキャリッジ12が、X軸レール18に滑り結合しており、該キャリッジ12には、X軸モータMxのボールねじ15が螺合している。
更に、タレットパンチプレスの中央には、センタテーブル10が固定され、該固定テーブル10の両側には、サイドテーブル10A、10Bが配置され、該サイドテーブル10A、10Bは、前記サポートブラケット16に取り付けられている。
この構成により、X軸モータMxを回転させると、キャリッジ12が、キャリッジべース11上をX軸方向に移動し、またY軸モータMyを回転させると、サポートブラケット16に支持されたキャリッジべース11が、サイドテーブル10A、10Bと共にY軸方向に移動する。
従って、キャリッジ12に搭載されたクランプ13に把持されたワークW上のマーキング領域R1、R2・・・を(図14)、前記パンチセンタCに(図2)位置決めされたマーキング金型PM 、DM 内のマーキング用ペン36の対向位置、即ちダイDM のローラ39上に位置決めすることができる(図15のステップ102)。
そして、前記したように、ラム2(図3)でパンチヘッド32を押圧してマーキング用ペン36をワークWに接触させた後(図14のステップ103)、再度X軸モータMx(図1)とY軸モータMyを駆動させれば、ワークWに接触したマーキング用ペン36に対してワークWを移動させながら所定のマーキングを施すことができる(図14のステップ104)。
このように、X軸モータMxのボールねじ15と、Y軸モータMyのボールねじ14によりワーク移動軸が構成されている。
また、上記X軸モータMxのボールねじ15に螺合してワークWを把持するクランプ13が搭載されたキャリッジ12と、該キャリッジ12が取り付けられてY軸モータMyのボールねじ14に螺合しているキャリッジべース11により、上記ワーク移動軸制御により作動し、既述したように、パンチセンタCに位置決めされたマーキング金型PM 、DM のマーキング用ペン36の対向位置にワークWを位置決めし、該ワークWに所定のマーキングを施すワーク位置決め・マーキング機構61が構成されている。
前記構成を有するタレットパンチプレスのNC装置60は、CPU60Aと、入力部60Bと、出力部60Cと、記憶部60Dと、タレット軸制御部60Eと、ラム軸制御部60Fと、ワーク移動軸制御部60Gにより構成されている。
CPU60Aは、本発明の動作手順(図15に相当)に従ってラム軸制御部60Fやワーク移動軸制御部60Gなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入力部60Bは、キーボードなどで構成され、本発明のNC制御プログラム、加工データ(例えばCAD情報)など本発明の実施に必要な情報を入力し、その結果は、画面などで構成されている出力部60Cで確認できる。
記憶部60Dは、前記入力部60Bを介して入力されたNC制御プログラム、加工データなとを一旦格納する。
タレット軸制御部60Eは、モータMを作動し上部タレット6と下部タレット7を同期回転させることにより、所望の金型P、D、例えば本発明によるマーキング金型PM 、DM をパンチセンタCに位置決めする(図15のステップ101)。
ラム軸制御部60Fは(図1)、ペン位置決め機構62、63を(図2、図6)作動し、前記パンチセンタCに位置決めされたマーキング金型PM 、DM のパンチ金型PM 内において、マーキング用ペン36を上限位置と下限位置に位置決めし、例えばマーキング用ペン36を下降させ、下限位置においてワークWと接触させる(図15のステップ103)。
ワーク移動軸制御部60Gは、ワーク位置決め・マーキング機構61を(図1)作動し、パンチセンタCに位置決めされたマーキング金型PM 、DM 内のペン36に対向した位置にワークWを位置決めし(図15のステップ102)、該ワークWを、ペン位置決め機構62、63を介して該ワークWに接触したペン36に対して移動させながら所定のマーキングを施す(図15のステップ104)。
以下、本発明の動作を図5、図13、図14に基づいて説明する。
(1)図15のステップ101において、マーキング金型PM 、DM をパンチセンタCに位置決めする。
例えば、作業者がマーキング工程を開始する旨の開始信号を、入力部60B(図1)を介して入力すると、それを検知したCPU60Aは、タレット軸制御部60Eを介して、モータMを回転駆動し、上部タレット6と下部タレット7を同期回転させることにより、マーキング金型PM 、DM をパンチセンタCに位置決めする。
(2)図15のステップ102において、ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・をパンチセンタCに位置決めする。
前記したように、マーキング金型PM 、DM がパンチセンタCに位置決めされたことを、CPU60Aが検知すると、今度は、CPU60Aは、ワーク移動軸制御部60Gを介して、X軸モータMxとY軸モータMyを駆動制御し、ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・(図14)をパンチセンタCに位置決めする。
この場合、ワークWは、ダイ金型DM (例えば図2)に取り付けられたローラ39上を移動し、前記パンチセンタCに位置決めしたパンチ金型PM 内のマーキング用ペン36に対向した位置に、ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・を位置決めする。
(3)図15のステップ103において、マーキング用ペン36を下降させ、ワークWと接触させる。
前記ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・がパンチセンタCに位置決めされたことを検知したCPU60Aは(図1)、ラム軸制御部60Fを介して、マーキング用ペン36を下降させ、該ワークWに接触させる。このとき、マーキング用ペン36は、下限位置にある。
(3)−A 図2の場合。
図2の場合には、CPU60Aが(図1)、ラム軸制御部60Fを介して、油圧シリンダを駆動すると、ラム2が(図5(A))上死点から下降を開始し、該ラム2がパンチヘッド32を押圧すると(図5(B))、先ず、リフトスプリング34よりバネ定数が小さいストリッパスプリング33が撓み、パンチボディ31のみがパンチガイド30内を下降し、マーキング用ペン36がパンチガイド30下端から突出する。
更にラム2でパンチヘッド32を押圧すると(図5(C))、パンチボディ31がストロークリミットに到達した後、リフトスプリング34が撓んで(図5(D))、パンチPM 全体が下降することにより、マーキング用ペン36が下限位置においてワークWに接触する。
(3)−B 図6の場合。
図6の場合には、CPU60Aが(図1)、ラム軸制御部60Fを介して、モータM′(図6)を駆動すると、ラム2′が(図13(A))上死点から下降を開始し、第1キー部材42を押圧する(図13(B))。
前記ラム2′に押圧された第1キー部材42は、案内溝aに沿って下降し、該第1キー部材42の下方の第2キー部材43を押圧することにより(図12)、該案内溝aから第2キー部材43を外すと共に旋回させる(図13(B))。
そして、ラム2′が上死点に復帰すると、第2キー部材43は、旋回すると共にストリッパスプリング33(図6)の復元力により上昇し、該第2キー部材43の案内キー43Bが(図13(C))、前記案内溝aと次の案内溝bとの間の案内部材41′の切欠部41Aに係止することにより、該第2キー部材43は、ロックされ、このときマーキング用ペン36が下限位置においてワークWに接触する。
(4)図15のステップ104において、ワークWを移動させながら、該ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・に所定のマーキングを施す。
前記マーキング用ペン36がワークWに接触したことを検知したCPU60Aは(図1)、ワーク移動軸制御部60Gを介して、X軸モータMxとY軸モータMyを駆動し、マーキング用ペン36により、ワークW上のマーキング領域R1、R2・・・に所定マーキングを施す。
この場合、マーキングは、予め前記入力部60Bを介して入力したNC制御プログラムにより設定されており、例えば文字、数字、図形、線など何でもよい。
また、マーキングは、図14(A)に示すように、一定の大きさを有するマーキング領域R1、R2、R3・・・に例えばブランク製品管理用の文字、数字などを記入してもよく、また図14(B)に示すように、線状のマーキング領域R4に、次工程用の例えばプレスブレーキによる曲げ線を記入してもよい。
(5)図15のステップ105において、マーキング用ペン36を上昇させ、ワークWから離脱させる。
前記マーキングが終了したことを検知したCPU60Aは(図1)、再度ラム軸制御部60Fを介して、マーキング用ペン36を上昇させ、マーキングが終了したワークWから離脱させる。
(5)−A 図2の場合。
図2の場合には、マーキングが終了した段階で(図5(D))、ラム2は下死点に保持されていてパンチヘッド32を押圧している。
従って、CPU60Aは(図1)、このラム2を上昇させるべく、ラム軸制御部60Fを介して、油圧シリンダを駆動すると、ラム2が(図5(E))下死点から上昇を開始し、該ラム2がパンチヘッド32から離反する。
これにより、パンチPM 全体が押圧力から解放されるので、先ず、バネ定数がより大きいリフトスプリング34の復元力により、パンチガイド30が上昇し、それに伴ってワークWに接触していたマーキング用ペン36も上昇し、ワークWから離脱する。
その後、ストリッパスプリング33の復元力により、該パンチガイド30内でパンチボディ31が上昇することにより、マーキング用ペン36が更に上昇して上限位置においてパンチガイド30内に格納され、該パンチPM 全体が元の位置に復帰する。
(5)−B 図6の場合。
図6の場合には、マーキングが終了した段階で(図13(C))、ラム2′は既に上死点に戻っており、パンチボディ31を(図6)介してマーキング用ペン36を支持している第2キー部材43は、既述したように(図13(C))、案内溝aとbの間の切欠部41Aにロックされている。
従って、CPU60Aは(図1)、この第2キー部材43をアンロックさせるべく、ラム軸制御部60Fを介して、モータM′(図6)を駆動してラム2′を上死点から下降させ(図13(D))、第1キー部材42を押圧させる。その後、ラム2′は、直ちに上死点に復帰する。
これにより、第1キー部材42がその下方の第2キー部材43を押圧することにより(図12)、案内部材41′の切欠部41Aに係止している第2キー部材43を外すと共に旋回させる(図13(D))。
このとき、ラム2′が、前記したように、上死点に復帰しているので(図13(E))、該第2キー部材43は、旋回しながらストリッパスプリング33(図6)の復元力により上昇し、それに伴ってマーキング用ペン36も上昇して、ワークWから離脱する。
第2キー部材43が旋回しながら上昇すると、その案内キー43Bが(図13(E))案内部材41′の下端の傾斜面41Bに沿って摺動することにより、次の案内溝bに挿入する。
第2キー部材43は、案内溝bに挿入することにより、旋回を停止し、該第2キー部材43は、ストリッパスプリング33の復元力により、該案内溝bに沿って第1キー部材42と共に上昇して元の位置に復帰し、そのとき、マーキング用ペン36は上限位置においてパンチガイド30内に格納される(図6)。
(6)上記マーキング用ペン36が上昇して、ワークWから離脱すると(図15のステップ105)、CPU60Aは(図1)、例えば1枚のワークW(図14)について、マーキングが終了したか否かを判断し(図15のステップ106)、終了しない場合には(NO)、ステップ102に戻って同じ動作を繰り返し、終了した場合には(YES)、全ての動作を完了する(END)。
尚、上記実施形態においては、マーキング用ペン36をパンチ金型PM 側に設けた場合について詳述したが、本発明はそれに限定されず、マーキング用ペン36をダイ金型DM 側に設け、下部タレット7の下方に、油圧式や電動式のラム(下ラム)を設置してもよい。
また、上記実施形態においては、一本のマーキング用ペン36を、マーキング金型PM 、DM に設けた場合について、詳述したが、本発明はそれに限定されず、オートインデックス装置を備えたタレットパンチプレスにおいて、回転可能な多連マーキング金型PM 、DM に、同じ色のマーキング用ペン36を複数個設け、マーキング用ペン36の寿命が到来した場合には、該マーキング金型PM 、DM を回転させて、新たなマーキング用ペン36を使用することにより、ペン交換回数を減少させることも可能であり、又は回転可能な多連マーキング金型PM 、DM に、異なる色のマーキング用ペン36を複数個設け、該マーキング金型PM 、DM を回転させて、その都度必要な色のマーキング用ペン36を使用することにより、色分けマーキングを施すことも可能である。
本発明は、記入ミスを無くし、マーキングの跡が残らず、構成が簡単であり、パンチプレスのNC制御手順で作動可能なパンチプレス用マーキング金型及びマーキング方法に適用がある。
本発明による全体図である。 本発明に係るマーキング金型PM 、DM と、ペン位置決め機構62の第1実施形態を示す図である。 図2のマーキング用ペン36使用時の図である。 本発明を構成するマーキング用ペン36の説明図である。 本発明の第1実施形態の動作説明図である。 本発明に係るマーキング金型PM 、DM と、ペン位置決め機構63の第2実施形態を示す図である。 図6のマーキング用ペン36使用時の図である。 図6のペン位置決め機構63を示す斜視図である。 図6のペン位置決め機構63を構成する案内部材41を示す図である。 図6のペン位置決め機構63を構成する第1キー部材42を示す図である。 図6のペン位置決め機構63を構成する第2キー部材43を示す図である。 図6のペン位置決め機構63を構成する第1キー部材42の当接キー42Aと、第2キー部材43の当接キー43Aの関係を示す図である。 本発明の第2実施形態の動作説明図である。 本発明を構成するマーキング用ペン36とワークWとの関係を示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 上部フレーム
2、2′ラム
6 上部タレット
7 下部タレット
21 下部フレーム
22、23 リテーナカラー
25 ウレタン
30 パンチガイド
31 パンチボディ
32 パンチヘッド
33 ストリッパスプリング
34 リフトスプリング
35 フローティングスプリング
36 マーキング用ペン
37 ホルダ
38 カバー
39 ローラ
40 支持部材
41 案内部材
41A 切欠部
42 第1キー部材
43 第2キー部材
42A、43A 当接キー
42B、43B 案内キー
44 軸受け部材
45、47 ボルト
46 カラー
48 キャップ
D ダイ
P パンチ
M 、DM マーキング金型
W ワーク

Claims (10)

  1. パンチ金型の下端部に、ホルダを介してマーキング用ペンを着脱自在に設けたことを特徴とするパンチプレス用マーキング金型。
  2. 上記パンチ金型が、パンチガイド内に摺動自在に設けたパンチボディと、パンチプレスのラムにより押圧されるパンチボディの上端部に設けたパンチヘッド若しくはキー部材と、該パンチヘッド若しくはキー部材とリテーナカラーとの間に設けたストリッパスプリングと、パンチボディの下端部に設けたマーキング用ペンを有し、該マーキング用ペンが、上限位置において、パンチガイド内に格納され、下限位置において、ワークに接触してマーキング可能となる請求項1記載のパンチプレス用マーキング金型。
  3. 上記パンチ金型には、マーキング用ペンを上限位置と下限位置に位置決めするペン位置決め機構が設けられている請求項1、又は2記載のパンチプレス用マーキング金型。
  4. 上記ペン位置決め機構が、パンチプレスのラムにより押圧されるキー部材を有し、該キー部材は、第1キー部材と第2キー部材により構成されていると共に、第2キー部材が第1キー部材に対して、上方に付勢されていると共に、旋回自在に取り付けられ、両キー部材は、互いに当接した当接キー及び案内溝に沿って上下動する案内キーを有する請求項3記載のパンチプレス用マーキング金型。
  5. 上記マーキング用ペンが、パンチボディの下端部にフローティングスプリングを介して設けられている請求項2、3又は4記載のパンチプレス用マーキング金型。
  6. 上記パンチガイドの下端部には、カバーが着脱自在に設けられている請求項2、3、4又は5記載のパンチプレス用マーキング金型。
  7. 上記ストリッパスプリングのバネ定数は、パンチプレスに設けられたリフトスプリングのバネ定数よりも小さく設定されている請求項2、5又は6記載のパンチプレス用マーキング金型。
  8. 上記請求項1記載のパンチプレス用マーキング金型を使用するマーキング方法であって、
    (1)パンチセンタにマーキング金型を位置決めし、
    (2)パンチ金型に設けたマーキング用ペンの対向位置にワークを位置決めし、

    (3)マーキング用ペンをワークに接触させ、
    (4)該ワークを移動させながら、所定のマーキングを施すことを特徴とするマーキング方法。
  9. 上記(3)において、ラムがパンチヘッドを押圧する場合には、該ラムがパンチヘッドを押圧すると、パンチボディが下降し、その後、パンチガイドが下降することにより、マーキング用ペンがワークに接触し、その間ラムはパンチヘッドを押圧したまま下死点に到達する請求項8記載のマーキング方法。
  10. 上記(3)において、ラムがキー部材を押圧する場合には、ラムがキー部材のうちの第1キー部材を押圧して下死点に到達後上死点に復帰し、その後、押圧された第1キー部材が下方の第2キー部材を下降させて案内溝から外すと共に旋回させると、該第2キー部材は旋回しながら上昇して該案内溝と次の案内溝との間の所定位置に係止してロックされ、そのとき、マーキング用ペンがワークに接触する請求項8記載のマーキング方法。
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CN102357603A (zh) * 2011-09-15 2012-02-22 马鞍山市恒意机械有限责任公司 车轮轮箍压弯模的加工工艺
CN113334466A (zh) * 2021-06-25 2021-09-03 廊坊中凤机械科技有限公司 在塑料膜上冲压点断线和生成切断信号触发结构的装置

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