JP2005103533A - 流体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体の粒をより細かくすることで、洗浄能力または塗布能力を高めることができ、少ない液体量で効果的に洗浄または塗布を行うことができる流体噴射装置の提供。
【解決手段】 加圧された液体を導く第1供給流路51と、加圧された気体を導く第2供給流路52と、第1供給流路51と第2供給流路52とを合流させ、液体と気体とを混合させる気液混合部35と、気液混合部35からの流体を外部に導く噴出流路53とを有する流体噴射装置11において、噴出流路53の中間部に、噴出流路53を一旦複数の分岐流路55〜57に分岐させた後に再びこれら分岐流路55〜57を合流させる分岐合流部58が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気液を混合して噴出させる流体噴射装置に関する。
気液を混合して噴出させる流体噴射装置に関して、圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、水を圧送する水供給手段と、洗剤を圧送する洗剤供給手段と、これら圧縮空気供給手段、水供給手段および洗剤供給手段に接続されるとともにノズルを有し、圧縮空気と水とを混合させてノズルから噴出させる状態と、圧縮空気と洗剤とを混合させてノズルから噴出させる状態とに切り換え可能な洗浄ガンとを具備するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2000−51800号公報
ところで、洗浄においては、洗浄用の液体を噴出させる際に、液体の粒が細かければ細かいほど、洗浄対象物への影響を少なくして洗浄能力を高めることができ、少ない液体量で効果的に洗浄を行うことができることになる。また、コーティング剤等の塗布用の液体を塗布対象物へ噴出する場合においても、液体の粒が細かければ細かいほど、少ない液体量で効果的に塗布を行うことができることになる。
したがって、本発明は、液体の粒をより細かくすることで、洗浄能力または塗布能力を高めることができ、少ない液体量で効果的に洗浄または塗布を行うことができる流体噴射装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、加圧された液体を導く第1供給流路と、加圧された気体を導く第2供給流路と、前記第1供給流路と前記第2供給流路とを合流させ、前記液体と前記気体とを混合させる気液混合部と、該気液混合部からの流体を外部に導く噴出流路とを有する流体噴射装置において、前記噴出流路の中間部には、該噴出流路を一旦複数の分岐流路に分岐させた後に再びこれら分岐流路を合流させる分岐合流部が設けられていることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記噴出流路の末端を構成する可撓性の噴射チューブと、該噴射チューブの径方向外側に、大径側が先端側に位置するように配置されるコーン状のガイドとを備えていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、加圧された液体が第1供給流路を介して導かれ、加圧された気体が第2供給流路を介して導かれると、気液混合部がこれら第1供給流路と第2供給流路とを合流させることにより、液体と気体とを混合させることになる。そして、このように混合される際に液体は細かい粒となる。このように混合された液体および気体の気液混合流体は、噴出流路を介して外部に導かれることになるが、その途中、分岐合流部で一旦複数の分岐流路に分岐させられた後再び合流させられる際に衝突し、その結果、液体を一層細かい粒にできる。したがって、水あるいは洗剤等の洗浄用の液体を噴出させる際には洗浄能力を高めることができて少ない液体量で効果的に洗浄を行うことができ、コーティング剤等の塗布用の液体を噴出させる際には塗布能力を高めることができて少ない液体量で効果的に塗布を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、分岐合流部で一旦複数の分岐流路に分岐させられた後再び合流させられた気液混合流体が噴射チューブから噴出される際に噴射チューブをコーン状のガイドに沿って高速で旋回させることになる。よって、噴射チューブから噴出される気液混合流体が高速で噴射位置をずらしながら旋回することになり、その結果、洗浄時には洗浄能力をさらに高め、塗布時には塗布能力をさらに高めることができる。
本発明の第1実施形態の流体噴射装置を図1〜図3を参照して以下に説明する。
図1は、第1実施形態の流体噴射装置を示す断面図である。
第1実施形態の流体噴射装置11は、例えば車両等の洗浄用の洗浄装置として使用されるもので、このように洗浄装置として使用される場合に内部に洗剤または水からなる洗浄用の液体が貯留されるタンク12と、このタンク12内に圧縮空気(気体)を導入して液体を加圧するエアコンプレッサ13と、エアコンプレッサ13で加圧されたタンク12内の液体をタンク12の外へ導く可撓性を有する流体管14と、流体管14の先端に取り付けられて流体管14内の流路を開閉させる開閉ガン15とを有している。
タンク12は、液体導入用の液体導入口20が上部に設けられたタンク本体21と、このタンク本体21の液体導入口20に螺合されることでこの液体導入口20を閉塞させる蓋体22とを有している。タンク本体21の上部には、液体導入口20に並んで液体導出口23と気体導入口24と気体導出口25とが設けられている。
エアコンプレッサ13は、その吐出側が配管27を介してタンク本体21の気体導入口24に接続されており、気体導入口24からタンク12内に圧縮空気を導入する。
流体管14は、液体導出口23に接続されるとともに、タンク本体21の底部近傍まで延出する内部管部29と、この内部管部29に繋がるとともにタンク12の外で延出する外部管部30とを有しており、外部管部30は、内部を通過する流体に脈動を生じさせることができる程度の可撓性を有している。
開閉ガン15は、流体管14の外部管部30の先端に取り付けられるもので、レバー32の揺動操作により内部開閉弁15aで流体管14内の流路を開閉させる。開閉ガン15の先端には流体を吐出させる外部ノズル33が設けられている。
外部ノズル33は、開閉ガン15に対し着脱式とされており、洗浄作業に合わせて最適なものが取り付けられる。
例えば、円筒状をなし内部の流体の通過では変形せずピンポイントで流体を噴出できるピンポイントノズルや、内部の流体の通過では変形せずピンポイントで流体を噴出できしかも手で曲げることにより変形しかつ変形した状態を維持可能なフレキシブルノズルや、全体が例えばナイロン・テフロン(登録商標)・ポリウレタン・ポリプロピレン等の可撓性材料で形成されるとともに、長さ方向に直交する一方向における幅が長さ方向に直交しかつ前記一方向に直交する方向における幅より小さくされる、いわゆる偏平形状をなし、内部の流体の通過で前記一方向に往復動する扁平ノズル等が外部ノズル33として交換使用される。
流体管14の外部管部30の途中位置(タンク12と開閉ガン15との間)にある気液混合部35に、流体管14内に圧縮空気を導入する気体管37が導入されている。この気体管37は、タンク12の気体導出口25に接続されるもので、エアコンプレッサ13によりタンク12内に導入される圧縮空気を流体管14内に導入する。
つまり、流体管14内の気液混合部35よりもタンク12側が、加圧された液体を導く第1供給流路51を構成しており、気体管37内が、加圧された空気を導く第2供給流路52を構成していて、気液混合部35は、第1供給流路51と第2供給流路52とを合流させて、液体と気体とを混合させる。また、流体管14内の気液混合部35よりも開閉ガン15側と開閉ガン15の内部と外部ノズル33の内側とが、気液混合部35からの流体を外部に導く噴出流路53を構成している。
ここで、この気体管37の流体管14内に配置された先端部には、開閉ガン15側に延出する可撓性を有する円筒状の内部ノズル38が設けられており、この内部ノズル38はその基端側において支持部材39を介して流体管14に支持されている。内部ノズル38は、全体が例えばナイロン・テフロン(登録商標)・ポリウレタン・ポリプロピレン等の可撓性材料で略一定肉厚に一体成形されてなる筒状のもので、長さ方向に直交する一方向における幅が、長さ方向に直交しかつ前記一方向に直交する方向における幅より小さくされる、いわゆる偏平形状を少なくとも一部がなしており、内部の流体の通過で前記一方向にのみ往復動すなわち振動する。
また、流体管14の気体管37の接続位置よりもタンク12側には、流体管14内の流路の開閉量を手動により調整可能な調整弁40が設けられている。すなわち、この調整弁40は、ハンドル部41の回動により流体管14内の流路を全閉から全開までの任意の開度に調整可能となっている。
そして、第1実施形態においては、噴出流路53の中間部となる流体管14の気液混合部35よりも外側の部分であって、開閉ガン15の内部開閉弁15aよりも外側に、噴出流路53を一旦複数具体的には三つの分岐流路55〜57に分岐させた後に再びこれら三つの分岐流路55〜57を合流させる分岐合流部58が設けられており、この分岐合流部58のさらに外側に外部ノズル33が設けられている。
この分岐合流部58は、噴出流路53の分岐合流部58よりも内部開閉弁15a側の基側流路60に接続される分岐側拡大室61を有しており、この分岐側拡大室61から三つの分岐流路55〜57が分岐させられている。一つの分岐流路55は分岐側拡大室61における基側流路60の開口部60aとは反対側に開口部55aを有しており、残り二つの分岐流路56,57は分岐側拡大室61における基側流路60の開口部60aとは直交する方向に開口部56a,57aを有していて、これら開口部56a,57aは対向している。ここで、三つの分岐流路55〜57はすべて同じ流路断面積となっている。
また、分岐合流部58は、噴出流路53の分岐合流部58よりも外側となる外部ノズル33内の先端側流路64に接続される合流側拡大室65を有しており、この合流側拡大室65で三つの分岐流路55〜57が合流させられている。ここで、三つの分岐流路55〜57はそれぞれの開口部55b〜57b側の合流側拡大室65内における延長線がすべて合流側拡大室65内において一点で合流するように、つまりそれぞれの噴出させる流体が衝突するように配置されている。一つの分岐流路55は合流側拡大室65における先端側流路64の開口部64bとは反対側に開口部55bを有しており、残り二つの分岐流路56,57は合流側拡大室65における先端側流路64の開口部64bとは直交する方向に開口部56b,57bを有していて、これら開口部56b,57bは対向している。そして、分岐流路56,57同士は噴出させる流体を180度異なる方向から正面衝突させ、分岐流路55はこれら分岐流路56,57同士の正面衝突位置にこれらとは直交する方向に流体を噴出させる。ここで、開口部60aと開口部55aと開口部55bと開口部64bとは同一軸線上に配置されている。
なお、分岐合流部58の合流側拡大室65において、図2に示すように、分岐流路55が噴出させる流体に対し、分岐流路56,57がそれぞれ45度程度の角度をなして流体を合流させるようにしても良い。
以上の構成の第1実施形態の流体噴射装置11を洗浄用に用いる場合の作動について説明する。
まず、蓋体22が外された状態の液体導入口20を介してタンク本体21に洗浄用の液体、具体的には水を、気体導入口24および気体導出口25よりも下側のレベルで導入し、液体導入口20を蓋体22で閉塞させる。そして、この状態で、エアコンプレッサ13でタンク12内に圧縮空気を導入する。すると、タンク12内の水が加圧される。
そして、作業者が、レバー32を操作することにより開閉ガン15の内部開閉弁15aを開状態にすると、加圧されたタンク12内の水が、流体管14を介して開閉ガン15に導かれる。このとき、タンク12内にエアコンプレッサ13で導入されている圧縮空気も、気体導出口25から流体管14の途中位置に設けられた気体管37の内部ノズル38から、気液混合部35において噴出させられる。つまり、加圧された水が第1供給流路51を介して気液混合部35に導かれ、加圧された空気が第2供給流路52を介して気液混合部35に導かれると、気液混合部35がこれら第1供給流路51と第2供給流路52とを合流させることにより、水と空気とを混合させることになる。気体管37の内部ノズル38からの圧縮空気噴出で流体管14内を流れる水内に圧縮空気が混合されて水が細かい粒になる。ここで、内部ノズル38は扁平形状をなすとともに可撓性を有していることから圧縮空気の排出によって振動し、その結果、一層効果的に水が細かい粒になる。
このように気液が混合された流体が、開閉ガン15の内部開閉弁15aを通過しこの内部開閉弁15aよりも外側の基側流路60から分岐合流部58の分岐側拡大室61に導入され、この分岐側拡大室61から分岐する三つの分岐流路55〜57にそれぞれ導入される。そして、三つの分岐流路55〜57をそれぞれ流れる流体が、分岐合流部58の合流側拡大室65に導入され、合流側拡大室65で互いに衝突し合って合流して水がさらに細かい粒になった後、噴出流路53の先端側流路64を介して開閉ガン15から、外部ノズル33を介して洗浄対象物に向けて噴出されて、洗浄対象物を洗浄することになる。
ここで、必要に応じて、調整弁40により流体管14の開閉量を調整すると、気体管37で流体管14に導入される圧縮空気の流量に対する水の流量を調整することになり、水の粒の状態を所望の状態に調整できることになるが、空気の流量に対して水の流量は極端に少なくなるように設定される。
以上に述べたように、第1実施形態によれば、気液混合部35で空気と混合させられることで細かい粒となった水が、噴出流路53を介して外部に導かれる途中、分岐合流部58で一旦複数の分岐流路55〜57に分岐させられた後再び合流させられる際に衝突し、その結果、一層細かい粒になる。したがって、洗浄対象物への影響を少なくして洗浄能力を高めることができ、少ない水量で効果的に洗浄を行うことができることになる。例えば洗浄対象物が車両である場合、その塗装面に影響を与えずに水垢まで除去することができる。
なお、図3に示すように、液体ポンプ70で加圧された液体を導く第1供給流路71と、気体ポンプ72で加圧された気体を導く第2供給流路73とを気液混合部35で混合させるようにしても良い。
また、上記した外部ノズル33を設けずに、分岐合流部58で分岐後に合流させた流体をそのまま直接洗浄対象物に向け噴出させるようにしても良い。
さらに、洗浄用の液体として水ではなく洗剤を用いても良い。
加えて、上記水に換えて酸化チタン等のコーティング剤等の塗布用の液体をタンク本体21に導入し流体噴射装置11を塗布用の塗布装置として用いても良い。この場合も、気液混合部35で空気と混合させられることで細かい粒となった塗布用の液体が、噴出流路53を介して外部に導かれる途中、分岐合流部58で一旦複数の分岐流路55〜57に分岐させられた後再び合流させられる際に衝突し、その結果、一層細かい粒になる。したがって、塗布能力を高めることができ、少ない液体量で効果的に塗布を行うことができることになる。
本発明の第2実施形態の流体噴射装置を図4を参照して以下に説明する。
第2実施形態の流体噴射装置101も、例えば車両等の洗浄用の洗浄装置として使用されるもので、このように洗浄装置として使用される場合に内部に洗剤または水からなる洗浄用の液体が貯留されるタンク102と、タンク102の液体を圧送する液体ポンプ103と、液体ポンプ103で加圧された液体を導く第1供給流路104と、空気(気体)を圧送するエアコンプレッサ105と、エアコンプレッサ105で加圧された空気を導く第2供給流路106と、第1供給流路104および第2供給流路106が接続されるノズル107とを有している。
ノズル107は、第1供給流路104および第2供給流路106が接続されこれらを合流させる気液混合部110を有している。なお、第1供給流路104の気液混合部110と液体ポンプ103との間には第1供給流路104で気液混合部110に供給される液体の流量を調節する液体流量調節弁111が設けられている。
気液混合部110は、混合室109内に先細に絞られて突出する第1供給流路104から噴出させられる液体と、同じ混合室109内に先細に絞られて突出する第2供給流路106から噴出させられる気体とを混合室109内で衝突させることにより、液体と気体とを混合させて気液混合流体とする。ここで、第1供給流路104の開口部104aに対し、第2供給流路106は開口部106aを直交方向に向けており、これら開口部104a,106aの延長線が一点で合流するように配置されている。これにより、第1供給流路104および第2供給流路106同士は噴出させる液体および気体を直交方向から衝突させる。
気液混合部110で混合された気液混合流体を外部に導く噴出流路115の中間部には、噴出流路115を一旦複数具体的には三つの分岐流路116〜118に分岐させた後に再びこれら三つの分岐流路116〜118を合流室119内で合流させる分岐合流部120が設けられており、この分岐合流部120のさらに外部側にノズル本体121が設けられている。
分岐合流部120は、合流室119内に先細に絞られて突出する分岐流路116から噴出させられる気液混合流体と、合流室119内に先細に絞られて突出する分岐流路117から噴出させられる気液混合流体と、合流室119内に先細に絞られて突出する分岐流路118から噴出させられる気液混合流体とを衝突させるようにして混合させる。ここで、一つの分岐流路116の開口部116aに対し、残り二つの分岐流路117,118はそれぞれの開口部117a,118aを直交方向に向けており、これら開口部117a,118aは互いに対向していて、すべての開口部116a,117a,118aの延長線が一点で合流するように配置されている。これにより、分岐流路117,118同士は噴出させる気液混合流体を180度異なる方向から正面衝突させ、分岐流路116はこれら分岐流路117,118同士の正面衝突位置にこれらとは直交する方向に気液混合流体を噴出させる。
なお、分岐合流部120において、第1実施形態と同様に、分岐流路116が噴出させる気液混合流体に対し、分岐流路117,118がそれぞれ45度程度の角度をなして気液混合流体を合流させるようにしても良い。
ノズル本体120は、噴出流路115の末端を構成する可撓性の円筒体からなる噴射チューブ125と、この噴射チューブ125の径方向外側に、大径側が先端側に位置するように配置されるコーン状のガイド126と、噴射チューブ125およびガイド126を支持する支持部127とを備えている。
このノズル本体121は、分岐合流部120において合流させられた気液混合流体を噴出流路115の末端を構成する噴射チューブ125の噴出穴128に導入させてこの噴出穴128から外部に噴出させることになり、このときの気液混合流体の力で噴射チューブ125はガイド126の内面129で案内されながら高速旋回することになる。
噴射チューブ125は、全体が例えばナイロン・テフロン(登録商標)・ポリウレタン・ポリプロピレン等の合成樹脂の可撓性材料で一定肉厚に一体成形された円筒体からなるチューブ本体131を有しており、このチューブ本体131は、一端部において支持部127に固定されている。このチューブ本体131の噴出穴128は1mm〜3mmの内径を有している。
また、噴射チューブ125は、チューブ本体131を内側に嵌合させた状態でこのチューブ本体131に対し固定される重量部132を複数有している。これら重量部132は金属・カーボン・セラミックスや、ナイロン・テフロン(登録商標)・ポリウレタン・ポリプロピレン等の合成樹脂で形成される。
これら重量部132はそれぞれが互いに重量を異ならせており、チューブ本体131の軸線方向における配設ピッチも不等ピッチとされている。重量部132は軸線方向における両端側が中央側よりも小径となる太鼓型をなしている。これら重量部132は、噴射チューブ125の旋回を効率良く行わせるために重みを持たせるとともに、噴射チューブ125がガイド126に沿って旋回する際にガイド126に接触する部分となり、チューブ本体131の摩耗を防止するためのものである。
なお、チューブ本体131において、重量部132が設けられる部分の外径に対して重量部132が設けられない部分の外径を大きくすることによって重量部132の軸線方向のずれを防止することができる。例えば、重量部132が設けられる部分の外径を最小とし、重量部132が設けられない部分をその外径が重量部132から離れるほど大径となり、隣り合う重量部132との間の中央位置で最大となる太鼓型としても良い。
ガイド126は、可撓性のほとんどない合成樹脂からなるもので、一端側が小径とされ他端側に位置するほど大径となるコーン状(いわゆるラッパ型)をなしている。なお、噴射チューブ125の摺動抵抗を小さくするためにガイド126の少なくとも内面129をステンレス等の金属材料やセラミックス等で形成しても良い。このガイド126は、内側に噴射チューブ125の基端部を同軸に配置した状態で小径側において支持部127に固定される。
以上の構成の第2実施形態の流体噴射装置101を洗浄用に用いる場合の作動について説明する。
まず、タンク102に洗浄用の液体、具体的には水を導入した状態で液体ポンプ103とエアコンプレッサ105とを作動させる。すると、タンク102内の水が加圧されて第1供給流路104で圧送されるとともに、空気が加圧されて第2供給流路106で圧送される。つまり、加圧された水が第1供給流路104を介して気液混合部110に導かれ、加圧された空気が第2供給流路106を介して気液混合部110に導かれることになり、気液混合部110がこれら第1供給流路104と第2供給流路106とを合流させることにより、水と空気とを混合させることになる。これにより、水に圧縮空気が混合されることで水が細かい粒になり、このような細かい粒の水を含む気液混合流体が、次に分岐合流部120に導入され、分岐する三つの分岐流路116〜118にそれぞれ分けられて導入される。そして、三つの分岐流路116〜118をそれぞれ流れる気液混合流体が、分岐合流部120で再び合流させられ互いに衝突し合って水をさらに細かい粒にした後、噴出流路115の末端を構成する噴射チューブ125の噴射穴128から外部つまり洗浄対象物に噴出させられることになる。その際に気液混合流体は噴射チューブ125をコーン状のガイド126に沿って高速で旋回させることになる。
ここで、必要に応じて、流体流量調整弁111を調整すると、圧縮空気の流量に対する水の流量を調整することになり、水の粒の状態を所望の状態に調整できることになるが、空気の流量に対して水の流量は極端に少なくなるように設定される。
以上に述べたように、第2実施形態によれば、気液混合部110で空気と混合させられることで細かい粒となった水が、噴出流路115を介して外部に導かれる途中、分岐合流部120で一旦複数の分岐流路116〜118に分岐させられた後再び合流させられる際に衝突し、その結果、一層細かい粒になる。したがって、洗浄対象物への影響を少なくして洗浄能力を高めることができ、少ない水量で効果的に洗浄を行うことができることになる。例えば洗浄対象物が車両である場合、その塗装面に影響を与えずに水垢まで除去することができる。
また、分岐合流部120で一旦複数の分岐流路116〜118に分岐させられた後再び合流させられた気液混合流体が噴射チューブ125から噴出される際に噴射チューブ125をコーン状のガイド126に沿って高速で旋回させることになる。よって、噴射チューブ125から噴出される気液混合流体が高速で噴射位置をずらすように旋回することになる。その結果、洗浄対象物に音波の振動(例えば超音波振動)を発生させることができる等の理由から、さらに洗浄能力を高めることができる。
なお、第2実施形態においても、洗浄用の液体として水ではなく洗剤を用いても良い。
さらには、上記水に換えて酸化チタン等のコーティング剤等の塗布用の液体をタンク102に導入し流体噴射装置101を塗布用の塗布装置として用いても良い。この場合も、気液混合部110で空気と混合させられることで細かい粒となった塗布用の液体が、噴出流路115を介して外部に導かれる途中、分岐合流部120で一旦複数の分岐流路116〜118に分岐させられた後再び合流させられる際に衝突し、その結果、一層細かい粒になる。したがって、塗布能力を高めることができ、少ない液体量で効果的に塗布を行うことができることになる。また、噴射チューブ125から噴出される気液混合流体が高速で噴射位置をずらしながら旋回することになり、その結果、塗布能力をさらに高めることができる。
本発明の第1実施形態の流体噴射装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の流体噴射装置における分岐合流部の別の例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の流体噴射装置における気液混合部よりも気体供給側および液体供給側の別の例を示す図である。 本発明の第2実施形態の流体噴射装置を示す断面図である。
符号の説明
11,101 流体噴射装置
51,104 第1供給流路
52,106 第2供給流路
35,110 気液混合部
53,115 噴出流路
55〜57,116〜118 分岐流路
58,120 分岐合流部
125 噴射チューブ
126 ガイド

Claims (2)

  1. 加圧された液体を導く第1供給流路と、
    加圧された気体を導く第2供給流路と、
    前記第1供給流路と前記第2供給流路とを合流させ、前記液体と前記気体とを混合させる気液混合部と、
    該気液混合部からの流体を外部に導く噴出流路とを有する流体噴射装置において、
    前記噴出流路の中間部には、該噴出流路を一旦複数の分岐流路に分岐させた後に再びこれら分岐流路を合流させる分岐合流部が設けられていることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記噴出流路の末端を構成する可撓性の噴射チューブと、該噴射チューブの径方向外側に、大径側が先端側に位置するように配置されるコーン状のガイドとを備えていることを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
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