JP2005103025A - 放射線画像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】特に画像退避サーバーやその機能など意識せずに、かつ画像入力装置に画像データを一時退避するバッファが無い場合でも、何らかの影響でネットワークの転送が遅くなっても画像喪失をする事無く確実に画像データを転送する事ができる。
【解決手段】放射線画像を検出する検出手段を備え、検出した放射線画像に基づいて、画像情報を入力するようにした画像入力装置であって、画像入力装置と画像確認のための画像表示部が分離されていて、ネットワーク接続されているシステムにおいて、画像データを一時退避する画像サーバを同一ネットワーク内に立て、画像表示部側が当該画像データの取り込みを行えない場合に、画像入力装置から一時画像データを画像サーバに退避する。
【選択図】図1

Description

この発明は、主に医療分野で使用される放射線画像情報を入力するための画像入力装置及び画像表示部を持つ放射線画像システムに関するものである。
病気診断等のために放射線発生装置から被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線による放射線画像を読み取り画像情報を入力するようにした画像入力装置が公知である。かかる画像入力装置には、放射線画像情報を蓄積した輝尽性蛍光体プレートにレーザー光を走査して発生した輝尽光を集光しフォトマルチプライヤ(以下PMTという場合がある)で光電変換して電気信号に変えるシステム(CRタイプ)、及び、被写体を通過して照射されるX線エネルギーをX線透過画像として再構成するための電気信号に変換する機能を有し画像診断のために必要な人体の部分を十分に覆う面積の平面をもつ平板状のX線画像平面検出器(X線フラットパネルディテクタ)から構成したシステム(FPDタイプ)がある。
例えばCRタイプの画像入力装置において、読取り部と画像表示するコンソール部の基本構成に関するシステムが特開平10−274821号公報で、読取り部とコンソール部を分け、ネット接続し自由度を持たせたシステムが特開2002−159476号公報で提案されている。
更に画像データを一時保管するシステムの提案として、特開平7−73201号公報にサーバ自身の記憶容量が無くなった場合、外部記憶装置に保存し、当該サーバのデータを消去する等の、画像退避システムの提案がある。
また特開平6−12357号公報にて、処理能力を超えた画像データを、一旦別サーバに転送し一時管理するシステムの提案がある。
特開平10−274821号公報 特開2002−159476号公報 特開平7−73201号公報 特開平6−12357号公報
ところで、画像入力装置から画像表示部への画像転送については、特に画像退避などの考えは記載していない。不具合が生じた時に、画像入力装置から画像表示部に当該画像データを再送信する仕組みを設けないと、この場合画像喪失の状態に陥る。また、この画像再送信する仕組みは、画像入力装置自体、画像保存できる場合を想定しているため、コスト削減などで画像データを保存できない画像入力装置の場合、受けて(ここでは画像表示部)が100%画像データを受け取る必要がある。画像入力装置を含む放射線画像システムにおいて、画像を受け取れない場合に退避する。
このような目的を達成するために、この発明は、基本的には、画像入力装置から画像表示部、例えば画像表示用コンソールに対して画像転送を行う放射線画像システムにおいて、画像入力装置に読取した画像データを記憶する手段が無い、もしくは少ない事による画像データの記憶領域を、上書き処理する装置ついては、その限られた記憶する手段の記憶領域が上書きされたにように、画像を読取、1回記憶領域に退避した内容が、リングバッファ形式などで、同一メモリに対して2回目のアクセスにより、上書きされる前に、ネットワーク上の画像表示部にデータ転送されていることが必要がある。外部出力、ここではネットワーク出力だが、その転送時間を、画像の読取時間以上にするなどの高速化が必要である。よって画像表示用コンソールが、既に他の画像入力装置からデータ受け取り中、もしくは画像表示用コンソールが何かしらの処理により画像入力装置から画像データを受け取るには、十分な速度で対応できない場合に、画像サーバに一時退避する手段を設けて、画像データの喪失をなくす事を特徴とする放射線画像システムである。
画像表示部、画像表示用コンソールが画像データを取り込むために、画像入力装置から送られる転送速度に対して十分な速度を達成できないと判断する方法として、既に別の画像入力装置から画像転送中である事を知る仕組みを構築すれば良い。
前記構成により、この発明は、特に画像退避サーバやその機能など意識せずに、かつ画像入力装置に画像データを一時退避するバッファが無い場合でも、何らかの影響でネットワークの転送が遅くなっても画像喪失をする事無く確実に画像データを転送する事ができる。
以下、この発明の放射線画像システムの実施の形態について説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。 図1は放射線画像システムの概略構成図である。この実施の形態の放射線画像システムは、イーサーネットに、画像表示用コンソール1〜3、画像入力装置4,5、コントロールサーバ6、画像サーバ7が接続されている。
予め画像表示用コンソール1〜3の1つに読取する放射線画像変換パネルの個体情報、例えばバーコードデータを読み込ませる。その放射線画像変換パネルAのバーコードデータは、情報のコントロールサーバ6に送られ、バーコードデータが、コントロールサーバ6上のテーブル、画像表示用コンソール1のデータとして登録される。ここでいずれか(ここでは4,5のいずれか)の画像入力装置で、この放射線画像変換パネルAが読み取られた場合、画像入力装置はこの放射線画像変換パネルAのバーコードデータをキーにして、このコントロールサーバ6のデータベースにアクセスし、読み取った画像をどの画像表示用コンソール1〜3に転送するかを知ることが出来、ここでは画像表示用コンソール1に画像データを転送させる。
この場合、現在読み取り中などの動作状況に関しても、このコントロールサーバ6に情報保存する事が可能なため、情報保存する。ここで例えば放射線画像変換パネルAを画像入力装置4に投入し、画像読取と画像データ転送を行わせ、コントロールサーバ6に現在画像入力装置4は画像読取中で、画像表示用コンソール1についても、画像データ取り込み中との情報を保存する。この時に画像表示用コンソール1に上記とは別の放射線画像変換パネルBを登録し、画像入力装置5を使用して画像読取と画像データを合わせる時に、コントロールサーバ6を見る事によって、現在画像データ転送中で、画像表示用コンソール1はビジー状態と知る事ができる。その時に放射線画像変換パネルBの画像データ、ここでは画像入力装置5からの画像データを、画像表示用コンソール1に転送せずに、画像サーバ7に画像データを転送させる。これにより、画像表示用コンソール1が画像入力装置4から画像を受け取れない状況下にいても、画像入力装置5は画像読取動作を行い、画像データを喪失する事なく画像サーバ7にデータ退避する事が可能になる。
ここで、画像表示用コンソールが画像データの受け取り中でなくとも、内部処理などで画像データの受け取り作業に対して著しく速度低下をもたらし、画像入力装置4,5から画像データを受け取る事が出来ない状況の時には、コントロールサーバ6に画像表示用コンソール1が現在転送不可であることを通知し、画像サーバ7に画像データを転送させても構わない。
また、連続して50MB以上の画像データを転送する場合、画像表示用のコンソールの処理が遅くなるため、連続して大容量画像データを送信する場合は、2撮影以降の画像データをこの画像サーバ7に保存させても良い。
ここで画像表示用コンソール1〜3が画像データの取り込み可になると、コントロールサーバ6に対して取り込み可の情報を通知し、それを画像サーバ7が検知して、画像サーバ7から画像表示用コンソール1〜3に対して画像データを転送する。これによりこの放射線画像システムを使用するユーザーは、特に画像サーバ7を意識する事なく、放射線画像システムを運用する事ができる。この時に画像サーバ7から画像表示用コンソール1〜3に画像データを転送した後、画像サーバ7上に残っている画像データを消去する事が望ましい。但し保存させておいても構わない。
この実施の形態は、画像入力装置が複数台でも、画像サーバが一つの放射線画像システムであるが、次に画像入力装置が一つに対して、それに対応する画像サーバが一つ必ずある放射線画像システムの実施の形態を図2に示す。
図2は放射線画像システムの概略構成図である。この実施の形態の放射線画像システムは、複数の画像表示用コンソール1〜3と、画像入力装置4,5がネットワークで接続されるシステムにおいて、画像入力装置4,5で読み取った画像を、どの画像表示用コンソール1〜3に送信すればよいか、その行き先をコントロールするサーバ6を必ず用意する。
そのコントロールサーバ6は、データ−ベース(以下DB)で構築され、図3のように、各画像表示用コンソール1〜3、各画像入力装置4,5の“status”、”カセッテ登録情報“のテーブルを持ち、それぞれデータがそのテーブルに保存されている。
例えば、カセッテナンバーが「0012345」のカセッテを、画像表示用コンソール1に登録した場合(登録方法は、バーコード入力や、ICタグなどで無線送信など)、画像表示用コンソール1は得たカセッテナンバーをコントロールサーバ6の”画像表示用コンソール1“のテーブルに登録作業を行う(図3参照)。そして画像入力装置4に「0012345」カセッテを投入すると、画像入力装置4でもカセッテナンバーを読取(画像表示用コンソールでナンバーを読んだのと同じ手段)、コントロールサーバ6の画像表示用コンソールの各テーブルに、該当するカセッテナンバーが無いかを検索する。
ここで図3では、「画像表示用コンソール1」に該当するカセッテナンバーが登録されているので、画像入力装置4は画像表示用コンソール1に、読み取った画像データを送信すればよい事を理解する。画像入力装置4は、画像表示用コンソール1のstatusを確認し、”1“の待機状態であった場合、読取動作を行い、逐次ネットワークを介して、画像データを画像表示用コンソール1に転送する。
次に、図4のフローチャートの動作説明を行う。ステップa1において、画像入力装置にカセッテを投入し、カセッテナンバーを読取る。コントロールサーバに、カセッテナンバーをキーにして、検索を開始し、登録されている画像表示用コンソールを検索する(ステップa2)。この検索で登録無しの場合は、ステップa1へ移行し、登録ありの場合は、ステップa4へ移行する(ステップa3)。
ステップa4において、登録されている画像表示用コンソールのIPアドレスを記憶し、登録されている画像表示用コンソールのstatus確認を行なう。ステップa5において、status=“1”と比較して判断し、status=“1”の読取OK状態の場合は、ステップa6へ移行し、status=“1”以外の読取注意状態の場合は、ステップa8へ移行する。
ステップa6において、画像読取動作を開始し、画像データの転送先は、画像表示用コンソールであり、読取が終了すると、ステップa1へ移行する(ステップa7)。
ステップa8において、画像読取動作を開始し、画像データの転送先は、画像サーバであり、読取が終了すると(ステップa9)、画像サーバから、コントロールサーバの、送信すべき画像表示用コンソールのstatusをチェックする(ステップa10)。
このstatusチェックは、status=“1”と比較して判断し(ステップa11)、status=“1”の読取OK状態の場合は、ステップa12へ移行し、status=“1”以外の読取注意状態の場合は、ステップa10へ移行する。
ステップa12において、画像サーバから該当画像表示用コンソールに画像データを転送し、読取が終了とステップa1へ移行する(ステップa13)。
この実施雄形態の放射線画像システムでは、更に別なカセッテ、「7754321」を画像表示用コンソール1に登録する。そして画像入力装置4がまだ画像読み取り中に、画像入力装置5に「7754321」カセッテを投入すると、画像入力装置5はコントロールサーバ6のDB検索を行い、転送先が画像表示用コンソール1で、尚且つstatusが“2”の読み取り中である事を理解する。 ここで画像入力装置5は読取動作を行うが、2枚同時に画像表示用コンソールに転送を行うと、ネットワークの負荷が大きい事や、コンソールの方で画像処理などの処理が重なり、画像転送が遅くなってしまう恐れがあり、画像入力装置がデータをバッファできない構造の場合、読取速度より画像データの転送速度が遅くなると、画像データの送信に欠落が生じ、画像喪失となってしまう。よってstatusが“2”である事を理解した時、画像サーバ、ここでは画像サーバ8に一旦画像データを退避する動作を行う。画像入力装置5から画像サーバ8に画像データを転送する。
画像サーバ8に読み取った画像データ全て転送後、画像サーバ8がコントロールサーバ6の該当カセッテナンバーの送信先の画像表示用コンソールのstatusをチェックし、statusが“1”に切り替わったところで、画像サーバ8から、画像表示用コンソール1に対して、画像データを転送する。これにより一般のユーザーは、特に画像退避サーバやその機能など意識せずに、かつ画像入力装置に画像データを一時退避するバッファが無い場合でも、画像喪失する事なく確実に画像データを転送する事ができるシステムを構築する事が可能である。 また、図5のように、画像入力装置のデータ一時退避のバッファは、例えば50MBまで持っているなど、あるコストパフォーマンスにあった一定量持たせても良い。その場合に現在持つ最大値、ここでは50MBまでは特に画像サーバ7にデータ送信する機能は働かせず、50MBを超えて、画像喪失する可能性のある画像サイズを画像表示用コンソールに送信する場合に、この画像サーバ7にデータ退避する仕組みを設けても良い。
図5では、更に同一画像入力装置が連続して50MBを超える画像データを転送する場合には、status情報を見ずに自動的に画像サーバ7にデータ転送する形式が記載されている。
以上の構成をとることによって、画像入力装置に一旦画像を退避するバッファが無い、もしくは十分に存在しない場合でも、画像サーバを設ける事で全体の仕組みとして問題なく機能させる事ができる。
この発明は、主に医療分野で使用される放射線画像情報を入力するための画像入力装置及び画像表示部を持つ放射線画像システム等に適用できる。
放射線画像システムの概略構成図である。 放射線画像システムの概略構成図である。 画像表示用コンソール、画像入力装置のstatusを示す図である。 放射線画像システムのフローチャートを示す図である。 放射線画像システムのフローチャートを示す図である。
符号の説明
1〜3 画像表示用コンソール
4,5 画像入力装置
6 コントロールサーバ

Claims (9)

  1. 放射線画像を検出する検出手段を備え、前記検出した放射線画像に基づいて、画像情報を入力するようにした画像入力装置であって、画像入力装置と画像確認のための画像表示部が分離されていて、ネットワーク接続されているシステムにおいて、
    画像データを一時退避する画像サーバを同一ネットワーク内に立て、画像表示部側が当該画像データの取り込みを行えない場合に、前記画像入力装置から一時画像データを前記画像サーバに退避することを特徴とする放射線画像システム。
  2. 請求項1の放射線画像システムにおいて、
    画像表示部が当該画像データの前の画像データの取り込み中と判断する仕組みを設け、前画像データの取り込み中と判断した場合に、画像入力装置から一時画像データを画像サーバに退避することを特徴とする放射線画像システム。
  3. 請求項1の放射線画像システムにおいて、
    複数ある画像入力装置から、ある任意の画像表示部に画像データを、ネットワークを介して送信するシステムにおいて、
    ある任意の画像表示部に対して、所定の画像入力装置から画像表示部に画像データを転送中に、他の画像入力装置も放射線画像の読取動作を行い、画像データを所定の画像入力装置と同一の画像表示部に送信する時に、所定の画像入力装置から画像データを転送中であることを判断し、画像データを一時退避する画像サーバに画像データを一時退避することを特徴とする放射線画像システム。
  4. 請求項1、2、3のいずれかの放射線画像システムにおいて、 大容量画像データとして50MBを超える画像データを画像入力装置から画像表示部に対して転送するシステムにおいて、連続して大容量画像データを転送する場合に、画像サーバに一時画像データを退避することを特徴とする放射線画像システム。
  5. 請求項1,2,3,4のいずれかの放射線画像システムにおいて、
    一時退避した画像データを画像表示部に転送することを特徴とする放射線画像システム。
  6. 請求項5の放射線画像システムにおいて、
    画像表示部側の画像データの取り込み処理や、画像データの画像処理などの動作が終了し、画像表示部側が、次の画像データを受取できる事が可能になった事を判断する仕組みを設け、一時退避した画像データを画像表示部に転送することを特徴とする放射線画像システム。
  7. 請求項6の放射線画像システムにおいて、
    画像表示部側が次の画像データを受取できる事が可能であり、
    画像データの取り込み作業が終了したことを画像サーバに通知する仕組みを設け、その通知により一時退避した画像データを随時画像表示部側に転送することを特徴とする放射線画像システム。
  8. 請求項1の放射線画像システムにおいて、
    複数の画像入力装置と複数の画像表示部を持つシステムで、ある任意の画像入力装置で読み取った画像データを、ある任意の画像表示部に転送するように対応付けを行うために、この対応付けをコントロールする機能を持つ放射線画像システムにおいて、
    この対応付けをコントロールする機能の情報を参照し、ある任意の画像表示部に画像データを転送する前に、他の画像入力装置が画像転送中である事が判定できた時に、画像サーバに一時画像データを退避することを特徴とする放射線画像システム。
  9. 請求項5の放射線画像システムにおいて、
    一時退避した画像データを画像表示部に転送した際に、退避した画像サーバから該当画像を消去することを特徴とする放射線画像システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010032268A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Fujifilm Corp 可搬型放射線画像変換装置、情報処理装置、及び収容装置

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