JP2005101992A - 沿海・海岸情報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動端末装置に対してその端末位置やその場の状況やユーザの目的に応じて情報配信するシステムにおいて、アクセス制限のために参照する条件として、端末位置だけでなく天気、水温、気温などの気象・海象条件を参照して、海上安全情報やその配信態様を決定して海上安全情報を配信するシステムを提供する。
【解決手段】沿海エリア108を船舶101が航行している。船舶101には、GPS(Global Positioning System)機能とブラウザ機能を備えた携帯電話107を所持したユーザ106が乗船している。海岸エリア109には無線基地局102が設置されており、携帯電話107と無線通信接続できる。通信網(携帯電話網を含む)103には、無線基地局102、沿海・海岸情報センター104そして情報サイト105が接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置特定可能な移動端末装置を所持して船舶に乗船しているユーザが容易に海上安全情報を取得できる沿海・海岸情報システム、特に携帯電話を利用して海上安全上必要な情報を取得できるシステム関するものである。
海上安全に関して、海上交通センターが海上交通に関する情報を常時把握・分析し、航行船舶に対して、きめ細かな情報提供を行うとともに、海上交通安全法及び港則法に基づき、巨大船等が航路を安全に航行できるように、航法指導等の航路しょう戒を行う巡視船艇と連携しながら航行管制を行っているが、サービスエリアがふくそう海域等に限られたり、迅速な情報取得ためには船舶自動識別装置 AIS(Automatic Identification System)を備えた特定の船舶に限られていた。
沿海や海岸で活動している小型船舶やプレジャーボートに対して、AISのような高価な装置を使わずに海上安全情報を提供出来るシステムが望まれている。最近通信機能を備えたノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話などの移動端末装置が普及して来ている。非特許文献1の記述によると、携帯電話はアンケート調査で多くのマリンレジャー愛好者がマリンレジャーの場に携行しているものであることがわかっており、緊急時の通知手段などとして有効に利用することが検討されている。
移動端末装置に対してその端末位置やその場の状況やユーザの目的に応じて情報配信するシステムとして、本発明の出願人であるスペースタグ社が提案しているスペースタグシステムがある。スペースタグ社の出願特許の1つである特許文献1において、情報配信においてアクセス制限するスペースタグシステムが提案されている。アクセス制限のために参照する条件として、端末位置だけでなく天気、気温などの気象条件を参照することにまで言及しているが、海上安全情報の種類や配信態様や海上安全情報を配信するときに考慮しなければならない潮汐などの条件についての考察に欠けており、海上安全情報を配信するシステムとしては不十分であった。
特願2002−66176号 海上保安庁編集 「平成12年度版 海上保安白書」
解決しようとする課題は、携帯電話など位置特定可能な移動端末装置を使って、その場に必要な海上安全情報を配信することを可能にするシステムを供給することである。
請求項1に記載の発明は、船舶に乗船中のユーザが所持する位置特定可能な移動端末装置にサーバから海上安全情報を配信するシステムにおいて、前記移動端末装置の端末位置、現在時刻、船舶の大きさ、船舶の種類、進路、船舶の速度、行き先、乗船目的から選ばれる少なくとも1つを評価した評価結果に基づいて配信を制御する配信制御手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記評価が予め用意された海図データ、潮汐データから選ばれた少なくとも1つを参照して行われることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記制御が前記海上安全情報の配信の許可/禁止を決定することであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記海上安全情報は情報毎に予め設定した海域・地域に関連づけられており、前記評価結果に基づいて特定された海域・地域に関連した海上安全情報に対して配信の許可/禁止を決定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記制御が海上安全情報を移動端末装置に出力する出力態様を選ぶ決定をすることであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記出力態様が音声、振動、画面表示から選ばれる少なくとも1つであり、音量、振動の程度、表示画像が前記評価に応じて決定されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記海上安全情報が海図情報、浅瀬情報、漁具の設置状況、障害物情報、気象・海象情報、トラブル発生情報、陸上アクセス情報、寄港地情報、航路情報、給油施設情報から選ばれる少なくとも1つの情報であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記海上安全情報が乗船中のユーザが所持する位置特定可能な移動端末装置からサーバが収集するものであり、前記移動端末装置の端末位置、現在時刻、船舶の名前、ユーザの名前、船舶の大きさ、船舶の種類、進路、船舶の速度、行き先、乗船目的から選ばれる少なくとも1つと関連づけて収集されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記海上安全情報が沿岸・海岸でのレジャーの適・不適に関する情報を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記海上安全情報が周囲の船舶に安全のための協力動作を求める情報を含むことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の沿海・海岸情報システムにおいて、前記移動端末装置が測位機能とブラウザ機能とを備えた携帯電話であることを特徴とする。
本発明の沿海・海岸情報システムは、海上安全情報に考慮しなければならない潮汐などの特別な条件についても参照しているため、海の状況にマッチした海上安全情報を選択し、適切な出力態様でユーザが海上安全情報を携帯電話などの移動端末装置から容易に利用できるという利点がある。
以下、図を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明による沿海・海岸情報システムの構成の一例を示すブロック図である。沿海エリア108を船舶101が航行している。船舶101には、GPS(Global Positioning System)機能とブラウザ機能を備えた携帯電話107を所持したユーザ106が乗船している。
海岸エリア109には無線基地局102が設置されており、携帯電話107と無線通信接続できる。通信網(携帯電話網を含む)103には、無線基地局102、沿海・海岸情報センター104そして情報サイト105が接続されている。
本実施例の対象となる船舶101が高価な航行装置を搭載した大型船よりは小型船舶、特にモーターボートなどのプレジャーボートを対象とする場合において本発明による海上安全に資する効果が大きい。
本実施例では、無線基地局102は海岸エリア109上に設置されたNTTドコモ、auなど携帯電話の基地局であり、ユーザ106の所持する携帯電話107と無線通信する構成であるが、本発明の構成はこれに限られるものではなく、沖合の灯台などの施設に設置された他の方式の無線基地局とこの無線基地局との無線通信機能を備えたノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)あるいはウェアラブルコンピュータとで通信する構成であっても良い。
ユーザ106は携帯電話網を介して、沿海・海岸情報センター104にアクセスし海上安全情報を取得したり、沿海・海岸情報センター104にトラブル情報や漁具設置情報などの海上安全情報を送出して、必要な海域に配信するように設定することができる。
図2は沿海・海岸情報センター104の内部構成図である。201は配信サーバであり、通信手段202、配信制御手段203、データベースアクセス手段204を備えている。
海図DB205、潮汐DB206、海上安全情報データベース207が備えられている。海上安全情報データベース207に格納される海上安全情報は、陸上アクセス情報、寄港地情報、航路情報、給油施設情報などであり、所定の評価条件とともに格納されている。
情報サイト105は、海上安全情報を取り扱う他の情報センターであり、本発明の情報配信センター104で備えていない情報に対してアクセス要求があった場合に所定の評価条件を満たす場合に情報を送信する。ここで取り扱う情報は、漁具の設置情報、トラブル発生情報であり、その位置情報などとともに格納される。ここで記載されているのは1つの情報サイトであるが、2つ以上の情報サイトと接続する方式であってもよい。
配信制御手段203は、携帯電話107から情報アクセス要求があった場合に、データベースアクセス手段204を用いて海上情報データベース207から要求された情報を取得するとともに、該携帯電話の位置に基づいてアクセスの可否、および提供する情報の態様を決定するものである。配信制限手段203の動作の詳細については後述する。
本実施例では配信制御手段を配信サーバに備える方式を採用したが、本発明のシステムはこれに限られるものではなく移動端末装置に配信制御手段を設ける方式でも良い。
データベースアクセス手段204は205〜207のデータベースにアクセスする手段である。また通信手段202はサーバ104が携帯電話107や情報サイト105と通信するための手段であり、海上安全情報を携帯電話107に送り出す機能、携帯電話107から送られて来る携帯電話の端末位置の情報がある場合にはそれを受け取る機能、携帯電話からの情報アクセス要求を受け取る機能、情報サイトに情報要求を送り出し情報を受け取る機能を少なくとも備えている。
以下、本発明の特徴である配信制御手段203および配信制御手段203の動作について説明する。
図3は配信制御手段の内部構成図である。出力決定手段301、評価手段302という構成である。
出力決定手段301は、評価手段302からの評価結果を参照して携帯電話107での出力決定し、通信手段へ出力情報を送出する。評価手段302は携帯電話107からの情報アクセス要求を受けて、海上安全情報情報データベース207に格納された評価条件に従って評価結果を生成する。
図4は海上安全情報DB207に格納された情報の一例を示している。一つの行が一つの情報に対応する。この一行分が出力決定手段301または評価手段302に送られる。したがって、移動端末手段に配信制御手段が備えられる構成の場合には配信サーバから移動端末装置に出力情報だけでなくIDおよび評価条件の部分も送信されることになる。実際に利用者に提示される部分は出力情報のところに記載されているものである。
IDは情報毎につけられる識別子である。評価条件は、出力決定手段301または評価手段302によって参照される条件で、様々な形式で与えられる。出力情報は利用者に提示する情報そのものを示す。出力情報は、IDが001の例のように音声情報を参照してもよい。またIDが002の例のようにテキスト情報で提供されてもよい。また、IDが003の場合ように海図DB205を参照して座標(X,Y)に関連づけられた周囲の海図画像を参照してもよい。
その他、動画情報、WebのURL(インターネットのアドレス)など、あらゆる情報を参照することができる。移動端末手段に配信制御手段が備えられる構成の場合、これらの参照情報も同時に配信サーバから移動端末装置に送られる。
図5はID003の出力画像の例である。携帯電話107の表示画面501に海図情報が表示されている。ここで浅瀬は502のように表示され、自船はアイコン503として進路を示すイメージが重畳表示されている。
評価条件は、IDが001例では不等式で提供されている。ここで(x,y)は、GPSで測位された携帯電話の端末位置を示した座標であり、nは船舶の大きさを示している。D(x,y)は端末位置での水深を、C(x,y,t)は時刻tにおける(x,y)の属する海域の潮位を、F(n)はユーザが乗船している船舶における安全な水位を示めす。ここで水深は海図DB205を、潮位は潮位DB206を参照する。ここでは安全な水位を求める船舶のパラメータとして船舶の大きさを使ったが、本実施例はこれに限られるものではなく、船舶の種類、進路、速度、乗船目的を用いても良い。
IDが002の例では端末位置(x,y)が海図データの航行禁止領域に存在するかどうかを判定して、航海禁止領域にあれば配信許可とする。ここで航行禁止領域は連立不等式によって示されている。ここでは、端末位置の経度 x、緯度 y とする。またa1, b1, c1、 a2, b2, c2, a3, b3, c3, a4, b4, c4はそれぞれ正の実数で航路の形状と大きさを決めるパラメータである。図6はアクセス可能な領域の例を示す図であり、係数の与え方によってこのような閉じた四角形の領域とすることができる。(もちろん係数の与え方により開いた領域になることもある。)
IDが003の例では二次不等式で制約が書かれており、この不等式の成立する領域を図示すると図7のようになる。すなわち、図7は図4のIDが003の例における、情報アクセス可能な領域の例を示す図である。ここで、(x, y )は端末装置の位置を示す経度と緯度の情報である。(X, Y)は楕円の中心であり、a、 b、 cはそれぞれ正の実数で楕円の形状と大きさを決めるパラメータである。この例では、楕円の長軸と短軸はそれぞれ東西または南北方向に設定されているが、もちろん楕円が回転して、長軸、短軸が斜めになるような例も考えられる。また複数の楕円やその他の形状により領域が規定されていても構わない。
図8は、ID001の情報にアクセス要求があった場合の、配信制御手段または配信制御手段の動作の概要を示すフローチャート図である。ステップS101で端末の位置、時刻そして船舶の種類の情報 x, y, t, nを取得する。次にステップS102で不等式を評価する。ステップS103で不等式の成立を判定し、成立していればステップS104に進みアクセス許可の処理を行い、成立していなければアクセスを許可しない。他のデータの例もほぼ同様のステップからなるフローチャートで処理できる。連立不等式など条件式が複数ある場合、1つの条件式を処理し終わったら、まだ未処理の条件式がないかを探しなければ、そこで判定を行う処理をすればよい。
ステップS101におけるパラメータ取得は、ユーザが所持する携帯電話を海上安全情報センタにアクセスして所定のブラウザ画面から設定することによって所定の間隔で自動的に実行される。図9はユーザの使う携帯電話のブラウザ画面からの設定画面の一例である。901は船舶の種類の入力欄であり、予め設定された選択肢から選んで入力する。選択の結果は数値化されて配信制御のためのパラメータnの数値となる。902は測位間隔の設定である。ここで設定された時間間隔でGPS測位が行われ、位置座標(x,y)が計測され、その時刻tとともに送出されることになる。船舶の種類、測位間隔の入力が済んだら、設定キー903をクリックし、携帯電話と配信サーバに設定を登録する。
このように登録することによって、設定した時間間隔でユーザが載っている船舶の位置をGPS測位し、前述のステップで配信条件の評価を行い、成立していればアクセス許可処理としてID001であれば、ユーザの携帯電話から「座礁に注意してください」という音声を出力して海上安全を喚起する。ここでは浅瀬情報や航路情報を取り扱ったが、障害物情報や陸上アクセス情報なども同様に取り扱うことが出来る。
以下、海上安全情報を収集する動作について、図10のフローチャートに従って説明する。
航行中の船舶101が漁船であり、漁具を設置おり、周囲を航行する船に注意を促す必要がある。このときステップ1001において、漁船に乗船しているユーザ106は所持する携帯電話107で沿海・海岸情報センター104にアクセスする。ステップ1002において、ユーザの携帯電話が備えるGPS機能(ここではGPS機能とするが、基地局の電波強度から位置を測定する機能など他の測位機能を採用してもよい)によって端末位置を取得する。次にステップ1003において、必要項目の入力を行う。
図11はユーザの携帯電話に表示された入力画面である。1101の情報種類の設定は、コンボボックスからの選択とする。ここでは漁具設置を選択しているが、トラブルの発生情報などの選択肢を設け選択しても良い。1102は表示期間の設定であり、表示開始時刻と終了時刻を分単位で決めることが出来る。1103は配信エリアの設定であり、選択により大きさや形を選ぶことが出来る。ここでは自位置(x,y)を中心とする半径500mの円内を配信エリアとする設定となっている。ここでは配信エリアの設定は選択としたが、大きさを決める半径等の数値やエリアの境界線を決める数式の係数や定数を自由入力としても良い。
登録キー1104をクリックすると、GPS機能による自位置(x,y)の測位が行われ、上記必要項目とともに沿海・海岸情報センター104に送出され、海上安全情報として格納される。
上記フローに従って格納された図12は海上安全情報DBに格納された漁具設置情報である。情報表示に関する設定は評価条件として登録され、条件を満たす航行中の船舶に配信される。
図13は海上安全情報データベースに登録されたレジャー情報である。これから接岸して、レジャーを予定しているユーザや海岸にいて沿海・海岸情報センターにアクセスしてくるユーザの携帯電話に配信する情報である。ここで(x,y)はユーザの携帯電話の測位された端末位置であり、気温(x,y)、水温(x,y)風力(x,y)は、端末位置(x,y)が属する海域もしくは地域の気象・海象に関する情報である。アクセスしてきたユーザに対して、「サーフィン適」「ウィンドサーフィン、ヨット適」というようにテキストで携帯の画面に表示して現在このエリアの気象・海象の状況で安全に楽しむのに適当なレジャーをガイドすることが出来る。
従来では、高価な装置を装備した船舶でしかアクセスできなかった海上安全情報を携帯電話等の誰でもが所持できる移動端末装置でアクセスできるようになり、小型船舶、とくにプレジャーボードのユーザに対して安価で効果的な安全情報システムを提供できる。また、小型船舶に乗船しているユーザ側から、特定の海域に対して海上安全情報を発信できるので時々刻々変わる安全情報を簡単な操作で必要な海域にいる船舶に通知することが出来る。
沿海・海岸情報システムの構成の一例を示すブロック図 沿海・海岸情報センター104の内部構成図 配信制御手段の内部構成図 海上安全情報DB207に格納された情報の一例 ID003の出力画像の例 アクセス可能な領域の例を示す図 IDが003の例における、情報アクセス可能な領域の例を示す図 配信制御手段の動作の概要を示すフローチャート図) ブラウザ画面からの設定画面の一例 海上安全情報を収集する動作についてのフローチャート ユーザの携帯電話に表示された入力画面 海上安全情報DBに格納された漁具設置情報 海上安全情報データベースに登録されたレジャー情報
符号の説明
101 船舶
102 無線基地局
103 通信網
104 沿海・海岸情報センター
105 情報サイト
107 携帯電話

Claims (11)

  1. 船舶に乗船中のユーザが所持する位置特定可能な移動端末装置にサーバから海上安全情報を配信するシステムにおいて、
    前記移動端末装置の端末位置、現在時刻、船舶の大きさ、船舶の種類、進路、船舶の速度、行き先、乗船目的から選ばれる少なくとも1つを評価した評価結果に基づいて配信を制御する配信制御手段を備えることを特徴とする沿海・海岸情報システム。
  2. 前記評価は、予め用意された海図データ、潮汐データから選ばれた少なくとも1つを参照して行われることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
  3. 前記制御は、前記海上安全情報の配信の許可/禁止を決定することであることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
  4. 前記海上安全情報は情報毎に予め設定した海域・地域に関連づけられており、前記評価結果に基づいて特定された海域・地域に関連した海上安全情報に対して配信の許可/禁止を決定することを特徴とする特許請求範囲第3項記載の沿海・海岸情報システム。
  5. 前記制御は、前記海上安全情報を前記移動端末装置に出力する出力態様を選ぶ決定をすることであることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
  6. 前記出力態様は、音声、振動、画面表示から選ばれる少なくとも1つであり、音量、振動の程度、表示画像が前記評価に応じて決定されることを特徴とする特許請求範囲第5項記載の沿海・海岸情報システム。
  7. 前記海上安全情報は、海図情報、浅瀬情報、漁具の設置状況、障害物情報、気象・海象情報、トラブル発生情報、陸上アクセス情報、寄港地情報、航路情報、給油施設情報から選ばれる少なくとも1つの情報であることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
  8. 前記海上安全情報は、乗船中のユーザが所持する位置特定可能な移動端末装置からサーバが収集するものであり、
    前記移動端末装置の端末位置、現在時刻、船舶の名前、ユーザの名前、船舶の大きさ、船舶の種類、進路、船舶の速度、行き先、乗船目的から選ばれる少なくとも1つと関連づけて収集されることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
  9. 前記海上安全情報は、沿岸・海岸でのレジャーの適・不適に関する情報を含むことを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
  10. 前記海上安全情報は、周囲の船舶に安全のための協力動作を求める情報を含むことを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
  11. 前記移動端末装置は、測位機能とブラウザ機能とを備えた携帯電話であることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の沿海・海岸情報システム。
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