JP2005101278A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明においては、エピタキシャルチャネル構造MOSFETとエレベイテッドソース・ドレイン構造MOSFETの混載を実現することを目的とする。
【解決手段】 本発明においては、エレベイテッドソース・ドレイン構造MOSFETのゲート電極17を形成した後に、エピタキシャルチャネル形成領域34およびエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35を開口して開口部とし、その後、結晶成長を行うことにより、製造工程を簡略化することが可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】 本発明においては、エレベイテッドソース・ドレイン構造MOSFETのゲート電極17を形成した後に、エピタキシャルチャネル形成領域34およびエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35を開口して開口部とし、その後、結晶成長を行うことにより、製造工程を簡略化することが可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は結晶成長によって形成されたチャネル領域を有する電界効果トランジスタと、ソース・ドレイン領域がチャネル形成領域よりも高い位置に形成されたエレベイテッドソース・ドレイン構造を有する電界効果トランジスタの混載方法に関する。
これまで電界効果型トランジスタ(FET)は、微細化を進めることでその特性を向上させてきた。微細化が進むにつれて、ショートチャネル効果やパンチスルーを回避するために基板濃度(特にチャネル部分)の高濃度化と、ソース・ドレイン高濃度拡散層の浅接合化が進んでいる。しかしながらゲート長が100nmよりも微細になってくると、単純なチャネル部分の高濃度化やソース・ドレインの浅接合化では、十分な特性が得られなくなってきた。
例えばシュートチャネル耐性を高めるためにチャネル部分を高濃度化すると、不純物散乱によりチャネル部分での移動度が低下するため、微細化による電流駆動力向上が得られなくなる。このような電流駆動力の低下は、特に高速動作向けの電界効果トランジスタには致命的である。
また、ソース・ドレイン高濃度拡散層を浅く形成すると、高濃度拡散層とシリサイド/シリコン界面が接近するため、寄生抵抗成分の増大、シリサイドに起因した接合リークの増加が発生する。このような寄生抵抗成分の増大およびリーク電流の発生は、特に低消費電力向けの電界効果トランジスタには致命的である。
チャネル部分の高濃度化による移動度低下を抑える手法として、図7(A)に示すように高濃度に不純物がドーピングされたウェル領域に、チャネルとなる低濃度もしくはアンドープのエピタキシャル成長層(エピチャネル構造)を形成することで急峻な不純物プロファイルを形成し、移動度の低下を防ぐ手法が知られている。
ソース・ドレインの浅接合化の手法として、図7(B)に示すようにエピタキシャルSiまたはポリシリコンを選択成長することでソース・ドレインの位置を引き上げるエレベイテッドソース・ドレイン構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許第2964925号公報
しかしながら、エピチャネル構造による高速動作電界効果トランジスタと、エレベイテッドソース・ドレイン構造による低消費電力電界効果トランジスタを混載しようとした場合、結晶成長が2回必要なために製造コストが増大してしまうという課題がある。結晶成長は枚葉式(ウェハの処理を一枚ずつ行う。)の装置がほとんどであり、スループットが低下するという課題もある。さらに、2回目の結晶成長時に不純物プロファイルが崩れてしまうという課題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、1回の結晶成長によってエピチャネル構造による高速動作電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造による低消費電力電界効果トランジスタの混載を可能とする半導体装置とその製造方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、エレベイテッドソース・ドレイン構造形成の選択成長実施時に、エピチャネルを同時に形成する。
本発明により、1回の結晶成長によってエピチャネル構造による高速動作電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造による低消費電力電界効果トランジスタの混載が可能となる。
本発明により、1回の結晶成長によってエピチャネル構造による高速動作電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造による低消費電力電界効果トランジスタの混載が可能となる。
本発明により、1回の結晶成長によってエピチャネル構造による高速動作電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造による低消費電力電界効果トランジスタの混載が可能となり、低コストとスループットの向上が実現できる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は、本発明の実施の形態1における製造方法を示している。ここでは、チャネル部が結晶成長によって形成されるSiGe層チャネルを有するp型MOSFET(図の左側で説明する)と、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有するp型MOSFET(図の右側で説明する)の混載方法について説明する。
図1および図2は、本発明の実施の形態1における製造方法を示している。ここでは、チャネル部が結晶成長によって形成されるSiGe層チャネルを有するp型MOSFET(図の左側で説明する)と、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有するp型MOSFET(図の右側で説明する)の混載方法について説明する。
Si基板1に、ドライエッチング技術を用い、深さ350nm程度の溝を形成した後、溝内部をSi酸化膜2で埋め込む。次に燐(P)および砒素(As)を注入し、n型ウェル9を形成する。このときn型ウェル9の濃度は、1×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内に設定する。(図1(A))
次に第1のゲート絶縁膜16、第1のポリシリコン29および保護膜30を形成する。ここでの第1のゲート絶縁膜16は、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有するp型MOSFETのゲート絶縁膜となる。第1のゲート絶縁膜16はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。また、第1のポリシリコン29の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。保護膜30には、シリコン窒化膜もしくはシリコン酸化膜を用いればよい。保護膜30の形成にはCVD法を用いてもよいし、シリコン酸化膜を用いる場合にはポリシリコン29の表面を熱酸化してもよい。保護膜30の厚さは10〜30nm程度に設定する。(図1(B))
次に第1のポリシリコン29および保護膜30をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第1のゲート電極17を形成する。保護膜30のドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスを用いればよく、ポリシリコン29のドライエッチングガスには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。(図1(C))
次にp型エクステンション20のイオン注入を行う。p型エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図1(D))
次に第1のサイドウォール18を形成する。第1のサイドウォール18はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。第1のサイドウォールの形成には、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、もしくはこれらの積層構造をCVD法にて堆積した後、ドライエッチングにて全面エッチバックを行うことで実現できる。ドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスが用いられる。全面エッチバック時に、第1のゲート絶縁膜16をエッチングすることにより、エピタキシャルチャネル形成領域34およびエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35のSi基板1表面を露出させるようにする。従ってこの時点で、Si基板1の表面が露出された開口部(すなわち、1つのエピタキシャルチャネル形成領域34および2つのエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35)が3つ形成されていることになる。(図1(E))
次にSiバッファ層13、Si1-xGex層14(0<x<1)、Siキャップ層15の選択成長を順次おこなう。結晶成長には、UHV−CVD法を用いた選択成長法を用いる。成長温度は500℃〜800℃、結晶成長用のガスにはSiH4、Si2H6、GeH4を用いればよい。また、HClガスを添加することにより選択性を向上させてもよい。このように選択成長を用いることにより、SiGeエピタキシャルチャネル部23およびSiGeエレベイテッドソース・ドレイン部24の形成が、1回の結晶成長によって実現できる。
次に第1のゲート絶縁膜16、第1のポリシリコン29および保護膜30を形成する。ここでの第1のゲート絶縁膜16は、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有するp型MOSFETのゲート絶縁膜となる。第1のゲート絶縁膜16はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。また、第1のポリシリコン29の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。保護膜30には、シリコン窒化膜もしくはシリコン酸化膜を用いればよい。保護膜30の形成にはCVD法を用いてもよいし、シリコン酸化膜を用いる場合にはポリシリコン29の表面を熱酸化してもよい。保護膜30の厚さは10〜30nm程度に設定する。(図1(B))
次に第1のポリシリコン29および保護膜30をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第1のゲート電極17を形成する。保護膜30のドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスを用いればよく、ポリシリコン29のドライエッチングガスには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。(図1(C))
次にp型エクステンション20のイオン注入を行う。p型エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図1(D))
次に第1のサイドウォール18を形成する。第1のサイドウォール18はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。第1のサイドウォールの形成には、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、もしくはこれらの積層構造をCVD法にて堆積した後、ドライエッチングにて全面エッチバックを行うことで実現できる。ドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスが用いられる。全面エッチバック時に、第1のゲート絶縁膜16をエッチングすることにより、エピタキシャルチャネル形成領域34およびエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35のSi基板1表面を露出させるようにする。従ってこの時点で、Si基板1の表面が露出された開口部(すなわち、1つのエピタキシャルチャネル形成領域34および2つのエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35)が3つ形成されていることになる。(図1(E))
次にSiバッファ層13、Si1-xGex層14(0<x<1)、Siキャップ層15の選択成長を順次おこなう。結晶成長には、UHV−CVD法を用いた選択成長法を用いる。成長温度は500℃〜800℃、結晶成長用のガスにはSiH4、Si2H6、GeH4を用いればよい。また、HClガスを添加することにより選択性を向上させてもよい。このように選択成長を用いることにより、SiGeエピタキシャルチャネル部23およびSiGeエレベイテッドソース・ドレイン部24の形成が、1回の結晶成長によって実現できる。
従って、この時点で選択成長によって形成された凸字状の半導体部分が3つ形成されることになる。各層の膜厚に関しては、ゲート絶縁膜16とSiキャップ層15の界面に発生する寄生チャネルの影響を抑えるため、Siキャップ層15は1〜10nmに設定するとよい。Si1-xGex層14(0<x<1)は5〜30nm程度の厚さに制御するとよい。さらに、Si1-xGex層14の膜厚はGe組成で決まる臨界膜厚以下に設定するとよい。Siバッファ層13は任意の膜厚に設定してよい。そのためエレベイテッドソース・ドレイン構造の高さは、Siバッファ層13の膜厚で制御が可能となる。(図1(F))
次に、第2のゲート絶縁膜31を形成する。第2のゲート絶縁膜31はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でもよい。ここで、第2のゲート絶縁膜31はSiGe層チャネルを有するp型MOSFETのゲート絶縁膜として機能する。また、ゲート絶縁膜31はSiGeエレベイテッドソース・ドレイン部24の上部にも形成される。(図2(A))
次に、第2のポリシリコン32をウェハ全面に堆積する。また、第2のポリシリコン32の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。(図2(B))
次に、第2のポリシリコン32をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第2のゲート電極36を形成する。ドライエッチングには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。本ガス系を用いたドライエッチングにおいては、シリコン酸化およびシリコン窒化膜に対して高い選択比(100程度)を保ちながら、ポリシリコンのみを選択的にエッチングすることが可能である。従って、SiGeエレベイテッドソース・ドレイン部24の表面は第2のゲート絶縁膜31で被覆され、第1のゲート電極17の表面は保護膜30で被覆されているため、第2のポリシリコン32のみを選択的に加工することができる。さらに、SiGe層チャネルp型MOSFETのp型エクステンション20のイオン注入を行う。p型エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図2(C))
次に、第2のサイドウォール37の形成を行う。第2のサイドウォール37はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でも良い。さらにp型ソース・ドレイン19のイオン注入を行う。イオン種にはホウ素(B)を用い、不純物濃度が1020cm-3以上になるようにする。ここで、SiGe層チャネルp型MOSFETとエレベイテッドソース・ドレイン構造p型MOSFETのソース・ドレインを、1回のイオン注入で実現が可能である。(図2(D))
最後に、層間絶縁膜3を堆積した後、コンタクトホールを形成し、電極33を形成することでデバイスが完成する。(図2(E))
かかる構成によれば1回の結晶成長によって、エピチャネル構造による電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造を有する電界効果トランジスタの混載が可能となり、低コスト化が実現できると同時に、製造工程を減らすことができ、製造時間を短縮することができる。
次に、第2のゲート絶縁膜31を形成する。第2のゲート絶縁膜31はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でもよい。ここで、第2のゲート絶縁膜31はSiGe層チャネルを有するp型MOSFETのゲート絶縁膜として機能する。また、ゲート絶縁膜31はSiGeエレベイテッドソース・ドレイン部24の上部にも形成される。(図2(A))
次に、第2のポリシリコン32をウェハ全面に堆積する。また、第2のポリシリコン32の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。(図2(B))
次に、第2のポリシリコン32をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第2のゲート電極36を形成する。ドライエッチングには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。本ガス系を用いたドライエッチングにおいては、シリコン酸化およびシリコン窒化膜に対して高い選択比(100程度)を保ちながら、ポリシリコンのみを選択的にエッチングすることが可能である。従って、SiGeエレベイテッドソース・ドレイン部24の表面は第2のゲート絶縁膜31で被覆され、第1のゲート電極17の表面は保護膜30で被覆されているため、第2のポリシリコン32のみを選択的に加工することができる。さらに、SiGe層チャネルp型MOSFETのp型エクステンション20のイオン注入を行う。p型エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図2(C))
次に、第2のサイドウォール37の形成を行う。第2のサイドウォール37はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でも良い。さらにp型ソース・ドレイン19のイオン注入を行う。イオン種にはホウ素(B)を用い、不純物濃度が1020cm-3以上になるようにする。ここで、SiGe層チャネルp型MOSFETとエレベイテッドソース・ドレイン構造p型MOSFETのソース・ドレインを、1回のイオン注入で実現が可能である。(図2(D))
最後に、層間絶縁膜3を堆積した後、コンタクトホールを形成し、電極33を形成することでデバイスが完成する。(図2(E))
かかる構成によれば1回の結晶成長によって、エピチャネル構造による電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造を有する電界効果トランジスタの混載が可能となり、低コスト化が実現できると同時に、製造工程を減らすことができ、製造時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態において、SiGe層をチャネルとするp型MOSFETを例に挙げたが、n型MOSFETにおいても本発明を適用することができる。その場合、不純物種を変更すればよい。具体的には、ホウ素(B)の代わりに燐(p)もしくは砒素(As)を用いればよく、燐(P)・砒素(As)の代わりにホウ素(B)を用いれば、n型MOSFETを実現できる。
尚、本実施の形態においてSiGe層14をチャネルに用いたが、Si層、もしくはSiGeC層をチャネルに用いてもよい。また、単にSi層をチャネルに用いてもよい。
図5には、本実施の形態を用いて製作可能なトランジスタ構造を示す。図5中でA−1〜A−4はエピチャネル構造MOSFET、B−1〜B−4はエレベイテッドソース・ドレイン構造MOSFETである。本発明の最大の特徴は、たった一度の結晶成長において、かつ同一の結晶成長膜構成(13、14、15)において、以下に示す8種類のトランジスタの混載が可能な点である。ここで補足として、DTMOS(DynamiC Threshold VoltaGe MOSFET)ついて説明する。DTMOSはF.Assaderaghiらによって提案された電界効果トランジスタであり(F.Assaderaghi et. al., “A DynamiC Threshold VoltaGe MOSFET (DTMOS) for Ultra−Low VoltaGe Operation.”)、ゲート電極36とn型ウェル8もしくはp型ウェル9とが短絡された構造を持っている。図5ではゲート電極とウェルとの短絡の様子が接続部6で示されている。DTMOSは理想的な立ち上がり特性を示すことから、低電圧(電源電圧1V以下)デバイスとして注目されている。
(A−1)〜(B−4)の各MOSFETを以下に簡単に説明する。
(A−1)エピチャネル構造p型MOSFET
特徴:SiGe層14をチャネルとする埋め込みチャネルp型MOSFET。SiGeチャネルによる高移動度により、高速動作が可能。低1/fノイズ。
特徴:SiGe層14をチャネルとする埋め込みチャネルp型MOSFET。SiGeチャネルによる高移動度により、高速動作が可能。低1/fノイズ。
(A−2)エピチャネル構造n型MOSFET
特徴:Si層15をチャネルとする表面チャネルn型MOSFET。Siエピチャネルによる高移動度により、高速動作が可能。
特徴:Si層15をチャネルとする表面チャネルn型MOSFET。Siエピチャネルによる高移動度により、高速動作が可能。
(A−3)エピチャネル構造p型DTMOS
特徴:SiGe層14をチャネルとする埋め込みチャネルp型DTMOS。SiGeチャネルによる高移動度に加え、DTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。低1/fノイズ。
特徴:SiGe層14をチャネルとする埋め込みチャネルp型DTMOS。SiGeチャネルによる高移動度に加え、DTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。低1/fノイズ。
(A−4)エピチャネル構造n型DTMOS
特徴:Si層15をチャネルとする表面チャネルn型DTMOS。Siエピチャネルによる高移動度に加え、DTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。
特徴:Si層15をチャネルとする表面チャネルn型DTMOS。Siエピチャネルによる高移動度に加え、DTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。
(B−1)エレベイテッドソース・ドレイン構造p型MOSFET
特徴:極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴:極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
(B−2)エレベイテッドソース・ドレイン構造n型MOSFET
特徴:極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴:極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
(B−3)エレベイテッドソース・ドレイン構造p型DTMOS
特徴: DTMOS構造により低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴: DTMOS構造により低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
(B−4)エレベイテッドソース・ドレイン構造n型DTMOS
特徴:DTMOS構造により低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴:DTMOS構造により低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特に図示しないが、これらのn型MOSFETとp型MOSFETを組み合わせたCMOSの実現も可能であることは、言うまでもない。
以上に示したように、本発明によれば様々な特徴を持つ複数のMOSFETの混載が、低コストかつ短工程で実現可能であることから、設計の幅が広がるだけでなく、高機能回路の実現が可能となる。
(実施の形態2)
図3および図4は、本発明の実施の形態2における製造方法を示している。ここでは、基板に緩和SiGe層を有する半導体基板を用い、チャネル部が結晶成長によって形成される引っ張り歪みSiエピチャネルp型MOSFET(図の左側で説明する)と、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有する歪みSiチャネルp型MOSFET(図の右側で説明する)の混載方法について説明する。
図3および図4は、本発明の実施の形態2における製造方法を示している。ここでは、基板に緩和SiGe層を有する半導体基板を用い、チャネル部が結晶成長によって形成される引っ張り歪みSiエピチャネルp型MOSFET(図の左側で説明する)と、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有する歪みSiチャネルp型MOSFET(図の右側で説明する)の混載方法について説明する。
まず、Si基板1に緩和したSiGe層25を堆積させる。緩和SiGe層の形成方法としては様々な方法が提案されているが、一般的にはGe組成xを0から0.3程度まで次第に増加させながら、Si基板上にSi1-xGex層を堆積させることで実現ができる。堆積方法としては、UHV−CVD法を用いることができる。このようにして得られた緩和したSiGe層25上に、UHV−CVD法を用いて、引っ張り歪みSi層26を結晶成長させる。ここで、引っ張り歪みSi層26の膜厚としては、5〜50nm程度に設定するとよい。望ましくは、緩和したSiGe層25のGe組成で決まる臨界膜厚以下に設定する。次にドライエッチング技術を用い、深さ350nm程度の溝を形成した後、溝内部をSi酸化膜2で埋め込む。次に燐(P)および砒素(As)を注入し、n型ウェル9を形成する。このときn型ウェル9の濃度は、1×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内に設定する。(図3(A))
次に第1のゲート絶縁膜16、第1のポリシリコン29および保護膜30を形成する。ここでの第1のゲート絶縁膜16は、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有するp型MOSFETのゲート絶縁膜となる。第1のゲート絶縁膜16はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。また、第1のポリシリコン29の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。保護膜30には、シリコン窒化膜もしくはシリコン酸化膜を用いればよい。保護膜30の形成にはCVD法を用いてもよいし、シリコン酸化膜を用いる場合にはポリシリコン29の表面を熱酸化してもよい。保護膜30の厚さは10〜30nm程度に設定する。(図3(B))
次に第1のポリシリコン29および保護膜30をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第1のゲート電極17を形成する。保護膜30のドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスを用いればよく、ポリシリコン29のドライエッチングガスには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。(図3(C))
次にp型エクステンション20のイオン注入を行う。エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図3(D))
次に第1のサイドウォール18を形成する。第1のサイドウォール18はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。第1のサイドウォールの形成には、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、もしくはこれらの積層構造をCVD法にて堆積した後、ドライエッチングにて全面エッチバックを行うことで実現できる。ドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスが用いられる。全面エッチバック時に、第1のゲート絶縁膜16をエッチングすることにより、エピタキシャルチャネル形成領域34およびエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35の引っ張り歪みSi層26表面を露出させるようにする。(図3(E))
次にSiエピタキシャル層の結晶成長を行う。結晶成長には、UHV−CVD法を用いた選択成長法を用いる。成長温度は500℃〜800℃、結晶成長用のガスにはSiH4、Si2H6を用いればよい。また、HClガスを添加することにより選択性を向上させてもよい。このように選択成長を用いることにより、歪みSiエピタキシャルチャネル部27および歪みSiエレベイテッドソース・ドレイン部28の形成が、1回の結晶成長によって実現できる。歪みSiエピタキシャルチャネル部27の膜厚は、歪みSiエピタキシャルチャネル部27の膜厚と歪みSi層26の膜厚を合計した膜厚が、緩和したSiGe層25のGe組成で決まる臨界膜厚以下に設定することが望ましい。本実施例の歪みSiエピチャネルp型MOSFETにおいては、低い不純物濃度による低不純物散乱に加え、引っ張り歪みによる移動度向上の効果により、高い電流駆動力が実現できる。(図3(F))
次に、第2のゲート絶縁膜31を形成する。第2のゲート絶縁膜31はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でもよい。ここで、第2のゲート絶縁膜31は歪みSiエピチャネルp型MOSFETのゲート絶縁膜として機能する。また、ゲート絶縁膜31はエレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルp型MOSFETのソース・ドレイン部24の上部にも形成される。(図4(A))
次に、第2のポリシリコン32をウェハ全面に堆積する。また、第2のポリシリコン32の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。(図4(B))
次に、第2のポリシリコン32をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第2のゲート電極36を形成する。ドライエッチングには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。本ガス系を用いたドライエッチングにおいては、シリコン酸化およびシリコン窒化膜に対して高い選択比(100程度)を保ちながら、ポリシリコンのみを選択的にエッチングすることが可能である。従って、歪みSiエレベイテッドソース・ドレイン部28の表面は第2のゲート電極31で被覆され、第1のゲート電極17の表面は保護膜30で被覆されているため、第2のポリシリコン32を選択的に加工することができる。さらに歪みSiエピチャネルp型MOSFETのp型エクステンション20のイオン注入を行う。p型エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図4(C))
次に、第2のサイドウォール37の形成を行う。第2のサイドウォール37はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でも良い。さらにp型ソース・ドレイン領域19のイオン注入を行う。イオン種にはホウ素(B)を用い、不純物濃度が1×1020cm-3以上になるようにする。ここで、歪みSiエピチャネルp型MOSFETとエレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルp型MOSFETのソース・ドレイン領域を、1回のイオン注入で実現が可能である。(図4(D))
最後に、層間絶縁膜3を堆積した後、コンタクトホールを形成し、電極33を形成することでデバイスが完成する。(図4(E))
かかる構成によれば1回の結晶成長によって、エピチャネル構造による電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造を有する電界効果トランジスタの混載が可能となり、低コスト化が実現できると同時に、製造工程を減らすことができ、製造時間を短縮することができる。
次に第1のゲート絶縁膜16、第1のポリシリコン29および保護膜30を形成する。ここでの第1のゲート絶縁膜16は、エレベイテッドソース・ドレイン構造を有するp型MOSFETのゲート絶縁膜となる。第1のゲート絶縁膜16はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。また、第1のポリシリコン29の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。保護膜30には、シリコン窒化膜もしくはシリコン酸化膜を用いればよい。保護膜30の形成にはCVD法を用いてもよいし、シリコン酸化膜を用いる場合にはポリシリコン29の表面を熱酸化してもよい。保護膜30の厚さは10〜30nm程度に設定する。(図3(B))
次に第1のポリシリコン29および保護膜30をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第1のゲート電極17を形成する。保護膜30のドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスを用いればよく、ポリシリコン29のドライエッチングガスには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。(図3(C))
次にp型エクステンション20のイオン注入を行う。エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図3(D))
次に第1のサイドウォール18を形成する。第1のサイドウォール18はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層構造でもよい。第1のサイドウォールの形成には、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、もしくはこれらの積層構造をCVD法にて堆積した後、ドライエッチングにて全面エッチバックを行うことで実現できる。ドライエッチングガスには、CF4、CHF3、H2ガスの混合ガスが用いられる。全面エッチバック時に、第1のゲート絶縁膜16をエッチングすることにより、エピタキシャルチャネル形成領域34およびエレベイテッドソース・ドレイン形成領域35の引っ張り歪みSi層26表面を露出させるようにする。(図3(E))
次にSiエピタキシャル層の結晶成長を行う。結晶成長には、UHV−CVD法を用いた選択成長法を用いる。成長温度は500℃〜800℃、結晶成長用のガスにはSiH4、Si2H6を用いればよい。また、HClガスを添加することにより選択性を向上させてもよい。このように選択成長を用いることにより、歪みSiエピタキシャルチャネル部27および歪みSiエレベイテッドソース・ドレイン部28の形成が、1回の結晶成長によって実現できる。歪みSiエピタキシャルチャネル部27の膜厚は、歪みSiエピタキシャルチャネル部27の膜厚と歪みSi層26の膜厚を合計した膜厚が、緩和したSiGe層25のGe組成で決まる臨界膜厚以下に設定することが望ましい。本実施例の歪みSiエピチャネルp型MOSFETにおいては、低い不純物濃度による低不純物散乱に加え、引っ張り歪みによる移動度向上の効果により、高い電流駆動力が実現できる。(図3(F))
次に、第2のゲート絶縁膜31を形成する。第2のゲート絶縁膜31はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でもよい。ここで、第2のゲート絶縁膜31は歪みSiエピチャネルp型MOSFETのゲート絶縁膜として機能する。また、ゲート絶縁膜31はエレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルp型MOSFETのソース・ドレイン部24の上部にも形成される。(図4(A))
次に、第2のポリシリコン32をウェハ全面に堆積する。また、第2のポリシリコン32の形成にはCVD法を用いればよく、厚さ200nm程度に設定するとよい。また、ホウ素(B)がドーピングされたp型ポリシリコンであればさらによい。(図4(B))
次に、第2のポリシリコン32をドライエッチング技術を用いて加工することにより、第2のゲート電極36を形成する。ドライエッチングには、塩素、臭素、アルゴンなどを含むガスを用いればよい。本ガス系を用いたドライエッチングにおいては、シリコン酸化およびシリコン窒化膜に対して高い選択比(100程度)を保ちながら、ポリシリコンのみを選択的にエッチングすることが可能である。従って、歪みSiエレベイテッドソース・ドレイン部28の表面は第2のゲート電極31で被覆され、第1のゲート電極17の表面は保護膜30で被覆されているため、第2のポリシリコン32を選択的に加工することができる。さらに歪みSiエピチャネルp型MOSFETのp型エクステンション20のイオン注入を行う。p型エクステンション20の形成には、不純物濃度が5×1017cm-3から1×1019cm-3程度の範囲内になるように、ホウ素をイオン注入すればよい。(図4(C))
次に、第2のサイドウォール37の形成を行う。第2のサイドウォール37はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でも良い。さらにp型ソース・ドレイン領域19のイオン注入を行う。イオン種にはホウ素(B)を用い、不純物濃度が1×1020cm-3以上になるようにする。ここで、歪みSiエピチャネルp型MOSFETとエレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルp型MOSFETのソース・ドレイン領域を、1回のイオン注入で実現が可能である。(図4(D))
最後に、層間絶縁膜3を堆積した後、コンタクトホールを形成し、電極33を形成することでデバイスが完成する。(図4(E))
かかる構成によれば1回の結晶成長によって、エピチャネル構造による電界効果トランジスタとエレベイテッドソース・ドレイン構造を有する電界効果トランジスタの混載が可能となり、低コスト化が実現できると同時に、製造工程を減らすことができ、製造時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態において、歪みSi層をチャネルとするp型MOSFETを例に挙げたが、n型MOSFETにおいても本発明を適用することができる。その場合、不純物種を変更すればよい。具体的には、ホウ素(B)の代わりに燐(p)もしくは砒素(As)を用いればよく、燐(P)・砒素(As)の代わりにホウ素(B)を用いれば、n型MOSFETを実現できる。
また、本実施例ではバルク基板を用いたが、SGOI基板を用いてもよい。
図6には、本実施の形態を用いて製作可能なトランジスタ構造を示す。図6中でA-1〜A-4は歪みSiエピチャネル構造MOSFET、B-1〜B-4はエレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルMOSFETである。本発明の最大の特徴は、たった一度の結晶成長において、かつ同一の結晶成長膜構成において、以下に示す8種類のトランジスタ((A−1)〜(B−4))の混載が可能な点である。
(A−1)歪みSiエピチャネル構造p型MOSFET
特徴:歪みSiエピチャネルにより、高速動作、高駆動力が実現可能。
特徴:歪みSiエピチャネルにより、高速動作、高駆動力が実現可能。
(A−2)歪みSiエピチャネル構造n型MOSFET
特徴:歪みSiエピチャネルにより、高速動作、高駆動力が実現可能。
特徴:歪みSiエピチャネルにより、高速動作、高駆動力が実現可能。
(A−3)歪みSiエピチャネル構造p型DTMOS
特徴:歪みSiエピチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。
特徴:歪みSiエピチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。
(A−4)歪みSiエピチャネル構造n型DTMOS
特徴:歪みSiエピチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。
特徴:歪みSiエピチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。
(B−1)エレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルp型MOSFET
特徴:歪みSiチャネルによる高駆動力。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴:歪みSiチャネルによる高駆動力。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
(B−2)エレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルn型MOSFET
特徴:歪みSiチャネルによる高駆動力。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴:歪みSiチャネルによる高駆動力。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
(B−3)エレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルp型DTMOS
特徴: 歪みSiチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴: 歪みSiチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
(B−4)エレベイテッドソース・ドレイン構造歪みSiチャネルp型DTMOS
特徴:歪みSiチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特徴:歪みSiチャネルに加えてDTMOS構造により、低電圧においても高い電流駆動力が得られる。極めて浅いソース・ドレイン接合が実現可能となり、100nm以下の微細化時にも低リーク電流が実現できる。
特に図示しないが、これらのn型MOSFETとp型MOSFETを組み合わせたCMOSの実現も可能であることは、言うまでもない。
以上に示したように、本発明によれば様々な特徴を持つ複数のMOSFETの混載が、低コストかつ短工程で実現可能であることから、設計の幅が広がるだけでなく、高機能回路の実現が可能となる。
本発明にかかるエピタキシャルチャネルを有するMOSFETとエレベイテッド・ソースドレイン構造を有するMOSFETの混載技術は、高電流駆動力、低消費電力、高速動作の特徴をもつ複数のトランジスタの集積化が可能であることから、モバイル機器用半導体回路から大規模集積回路まで幅広く応用できる。
1 Si基板
2 Si酸化膜
3 層間絶縁膜
6 接続部
7 n型トリプルウェル
8 p型ウェル
9 n型ウェル
13 Siバッファ層
14 SiGe層
15 Siキャップ層
16 第1のゲート絶縁膜
17 第1のゲート電極
18 第1のサイドウォール
19 p型ソース・ドレイン
20 p型エクステンション
21 n型ソース・ドレイン
22 n型エクステンション
23 SiGeエピタキシャルチャネル部
24 SiGeエレベイテッドソース・ドレイン部
25 緩和したSiGe層
26 引っ張り歪みSi層
27 歪みSiエピタキシャル部
28 歪みSiエレベイテッドソース・ドレイン部
29 第1のポリシリコン
30 保護膜
31 第2のゲート絶縁膜
32 第2のポリシリコン
33 電極
34 エピエタキシャルチャネル形成領域
35 エレベイテッドソース・ドレイン形成領域
36 第2のゲート電極
37 第2のサイドウォール
2 Si酸化膜
3 層間絶縁膜
6 接続部
7 n型トリプルウェル
8 p型ウェル
9 n型ウェル
13 Siバッファ層
14 SiGe層
15 Siキャップ層
16 第1のゲート絶縁膜
17 第1のゲート電極
18 第1のサイドウォール
19 p型ソース・ドレイン
20 p型エクステンション
21 n型ソース・ドレイン
22 n型エクステンション
23 SiGeエピタキシャルチャネル部
24 SiGeエレベイテッドソース・ドレイン部
25 緩和したSiGe層
26 引っ張り歪みSi層
27 歪みSiエピタキシャル部
28 歪みSiエレベイテッドソース・ドレイン部
29 第1のポリシリコン
30 保護膜
31 第2のゲート絶縁膜
32 第2のポリシリコン
33 電極
34 エピエタキシャルチャネル形成領域
35 エレベイテッドソース・ドレイン形成領域
36 第2のゲート電極
37 第2のサイドウォール
Claims (8)
- 基板表面に凹凸が設けられた半導体基板において、
凸部分は少なくとも3つ以上形成されており、
凸部分の少なくとも1つ以上には、
基板上方から見たときに、電界効果トランジスタが上記凸部分に形成されており、かつ上記電界トランジスタは断面から見たときに凸部分にチャネルが形成されており、
また、上記電界効果トランジスタが形成された凸部分を除いた残りの凸部分のうち、少なくとも1つ以上の凸部分が電界効果トランジスタのソースとして機能し、少なくとも1つ以上の凸部分が電界効果トランジスタのドレインとして機能し、
上記ソース領域を形成する凸部と、上記ドレイン領域を形成する凸部の間に存在する凹部分には、上記凹部をチャネルとする電界効果トランジスタが形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
上記半導体基板および上記凸部分はSiであることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
上記半導体基板は緩和したSi1-xGex層(0<x<1)を含み、
かつ上記凸部分は歪んだSiを含むことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
上記半導体基板はSiであり、
上記凸部分にSi1-xGex層(0<x<1)を含むことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
上記半導体基板はSiであり、
上記凸部分にSi1-x-yGexCy層(0<x<1, 0<y<1)を含むことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1から5に記載の半導体装置において、
上記凸部分の形成には、選択成長が用いられていることを特徴とする半導体装置。 - 半導体基板にゲート絶縁膜を形成する工程と、
上記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
上記ゲート電極の側面を覆うようにサイドウォールを形成すると同時に、基板表面に半導体層が剥き出しになる開口を3つ以上設ける工程と、
上記開口部に選択的に結晶成長を行う工程を含む請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 請求項7に記載の半導体装置の製造方法において、上記ゲート電極上部には、保護膜が形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003333219A JP2005101278A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 半導体装置およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-09-25 JP JP2003333219A patent/JP2005101278A/ja active Pending
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