JP2005100982A - インクジェットプリント用基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェットプリント用基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
大きな表面張力の差および薄い厚さを有する基板を、低コストで生産することを可能とする。このために、基板は、ベース基板上に、有機物、特に、フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンよりなる非連続的な層構造が配置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、表面上に非連続的なフォトレジスト層構造が配置されたベース基板よりなるインクジェットプリント用基板及びそれを製造する方法に関する。
インクジェットプリントは、発光半導体高分子(LEP)を利用するフルカラーディスプレイを製造するために、最も重要な製造工程の一つである。この場合、所定の基板上に、対応する高分子溶液の少量の液滴が蒸着される。インクジェットプリントは、例えば、基板上に、DNAセンサーまたはカラーフィルターを蒸着するような他の技術分野においても用いられる。
実施するにあたって、蒸着される物質(例えば、インク)を前述した活性表面上に正確に位置付けて蒸着されることが要求される。インクジェットプリント技法は、このような要求を満足させる技法の一つとして知られている。インクジェットプリントに関して、インクは蒸着される活性物質を補助物質に溶解させて生成する。次いで、例えば、圧電または“バブルジェット(登録商標)”方式によって、インクはコーティングされる基板上に少量の液滴となって蒸着される。基板上に液滴を正確に位置付けて蒸着させることに関し、様々な技術が存在するが、基板に対応するインクジェットヘッドによって機械的に位置付けて液滴を蒸着させることが可能である。補助物質の蒸発後、活性物質が基板の活性表面上にフィルムを形成する。
プリント中において最も陥りやすい事例の一つは、活性物質からの液滴が基板の周辺の表面において散乱することである。有機発光ダイオード(OLED)を用いたディスプレイ素子の場合、赤、緑、青の発光領域は相互に隣接して配列されるため、このような液滴の散乱は、色が混合されるということを意味する。
OLEDディスプレイ素子は、80年代後半以来に知られてきた。これは、高分子OLED(PLED)と低分子OLED(SM−OLED)とに区分される。特許文献1には、基本形態としてのPLEDディスプレイ素子構造が開示されている。特許文献2および3には、SM−OLEDの構造原理が示され、発光及び電子輸送物質としてのALQ3が開示されている。
OLED構造素子の基本となる原理は、電界発光により発光させることである。適切なコンタクトを通じて、電子と正孔とが、半導体物質内に注入される。光は、このような電荷運搬体の再結合によって発生する。
圧電インクジェットプリント技法は、高分子OLEDを用いたフルカラーディスプレイの製造において最も重要な構造化技法のうちの一つである。ここで、所定の基板の活性表面上に、活性物質(正孔輸送物質または発光物質)を含む溶液の少量の液滴が蒸着される。例えば、最近、携帯電話に用いられる高解像度ディスプレイ素子において、このような活性表面(単一ピクチャーポイント)の寸法は40×180μmの範囲内とされる。
従来の技術におけるインクジェットヘッドは、直径30μmのインク液滴を生成できる。その結果、液滴の直径はコーティングされるピクチャーポイントと同程度のサイズとされる。液滴のオーバーフローを防止するために、基板の表面が所定の方法によって形成される。
上記の方法として、通常、2つの方法が用いられる。第一の方法は、相異なる表面張力(表面エネルギー)を有する領域を生じさせることによって、インクに対して相異なるカバリング特性を発生させて、基板の表面を形成する方法である。第二の方法は、インクの液滴のオーバーフローを防止するように設計された幾何学的(機械的)なバリヤーを使用する方法である。
特許文献4には、一つの基本的な溶液接近法が開示されている。基板表面を形成する物質を適切に選択することによって、表面張力の差が生成される。印刷されたインクは、大きな表面張力を有する領域内においてのみ移動できるが、一方、小さな表面張力を有する領域内においては、バリヤーとして作用する。均一な層厚さを有するフィルムを得るために、OLEDの画素表面範囲において大きな表面張力を有するように設定することがさらに好ましい。形成されたフィルムは周辺の領域まで均質であるが、層厚さは、バリヤーに向かって活性領域の外郭部の近傍において薄くなる。必要となる表面張力の差を発生させることは、様々な方法で達成されうる。特許文献4には、2層の表面構造が開示されている。プラズマを用いた適切な表面処理により生じる化学的作用によって、上部層には小さな表面張力が発生し、下部層には大きな表面張力が発生する。通常用いられる方法によって、下部層は、酸化および/又は窒化シリコンのような無機材料で製造される。
この場合、無機層は、大きな表面張力を有する周囲領域に作用して、インクジェットプリント工程において、均質な高分子フィルムの蒸着を容易にする。
しかし、このような層の蒸着及び構造化において、半導体産業で通常行われるスパッタリング工程及びプラズマ強化化学気相蒸着(PECVD)などの工程が必要とされる。このような工程は、長いパルス時間を要求し、かつコストがかかるので、OLEDを用いることによって得られるコスト節減の効果を半減する。さらに、第2層は、例えば、基盤の表面からあらかじめ設定された高さに突出し、かつ小さな表面張力を有するような表面の輪郭に形成される。第2層上に蒸着された高分子フィルムは、セパレータから周辺領域へ向けて部材厚が増す予期しない輪郭に形成される。このような厚さが増す輪郭曲線はピクチャーポイント(ピクセル)まで達する。
特許文献4における他の短所は、インクの保存場所がオーバーフローを防ぐために用いられるという点である。このようなインクの保存場所の構造化を図るためには時間がかかり、付随的な工程も必要とされるため、技術的な問題が生じる。
特許文献5には、フォトレジストで事前処理された基板表面に対する化学的処理が開示されている。フォトレジストは、マスクによって露光されて、現像される。このような方法によって生成された構造において、フォトレジストが施された領域は小さな表面張力を有するが、一方、フォトレジストが施されていない領域は大きな表面張力を有する。フォトレジスト構造は、エッジ部において、平均的な表面張力を有しするため、基板の表面張力における突然変異が防止される。しかし、表面張力とフォトレジスト構造におけるエッジ部の幾何学的形状とは、自由に、また選択的に、変更を加えることができない。これは、平均的な表面張力を有するエッジ部において、インクジェットプリント工程における場所的な溶解容量を減少するものである。さらに他の短所は、ただ一つの所定のフォトレジストだけが使用されうるという点である。したがって、多様な物質に対して、表面張力の差を発生させることが出来ないため、適用性が限られる。しかも、上述した化学処理は、長い製造時間を要する。
特許文献5には、二段階の表面処理が開示される。まず、表面全体に小さな表面張力を発生させる。次に、波長の短い光を照射する領域を選択して露光して、その結果、露光された領域は表面張力を増加させられる。しかし、この方法において、発生し得る表面張力の差は制限され、さらに必要とされる露光時間が長いため、量産に適しない。
液滴のオーバーフローを防止するための第二の方法として、幾何学的(機械的)バリヤーがある。
特許文献6には、隣接した二つのピクチャーポイント間に配置されるフォトレジスト構造が開示されている。フォトレジストのストライプ構造は、2μmより高く、インク液滴のオーバーフローを防止する物理的なバリヤーとして作用する。このようなフォトレジストの製造は、特許文献7に開示されている。相互に平行となるように配列された二つのフォトレジスト構造(いわば、“バンク”)は、チャンネルを形成するが、当該チャンネルの中心には赤、緑、または青に発光するピクチャーポイントがある。このようなチャンネルに適切なインクがプリントされて活性物質を有するピクチャーポイント層が形成されると同時に、フォトレジスト構造は、チャンネルの外側に配置されるピクチャーポイントへのインク液滴のオーバーフローを防止する。バンクの高さはピクチャーポイントの幅又は液滴の直径に0.5を乗じた高さより高い。また、当該高さは、インクジェットプリント方法を通じて蒸着された活性物質のフィルム厚さより過度に高い。微細な構造を呈するバンクは、オーバーフローしたものの保存場所となるために、円形、楕円形または三角形を呈するぎざぎざのくぼみに形成されえる。しかし、このような高さを有するバンクは、続く金属蒸着の段階において、品質低下を誘発し得る。OLED構造素子の負極が、熱蒸着またはスパッタリングによって形成される。フォトレジスト構造が有する形状や高さによっては、不連続な金属フィルムあるいは薄い金属フィルムが、“バンク”の側壁に蒸着される。これにより、電気抵抗が増大され、電源入力時においてディスプレイ素子に悪い影響を及ぼす。
国際公開第00/76008号パンフレット 米国特許第4539507号明細書 米国特許第4885211号明細書 欧州特許出願公開第0989778号明細書 特開平2−30129号公報 米国特許第6388377号明細書 欧州特許出願公開第0996314号明細書
本発明の目的は、表面張力の大きい格差を有する表面を備える基板を提供することである。このため、基板表面は、小さな高低差を有するように形成される。
本発明の他の目的は、基板表面は、単に有機物質だけを用いて形成されることである。さらに、事前設定された表面対応及び他の品質仕様を有する基板は、従来の技術における公知とされた基板よりさらに安く生産されることである。
本発明の一面によれば、表面上部にフォトレジスト層構造が非連続的に配置されるベース基板を備えるインクジェットプリント用基板において、前記フォトレジスト層構造上に、有機物よりなる非連続的層構造がさらに形成され、前記非連続的層構造の表面張力は、前記フォトレジスト層構造の表面張力より小さいことを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明の他の一面によれば、前記非連続的層構造は、前記フォトレジスト層構造の少なくとも一部に形成されることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記フォトレジスト層構造と前記非連続的層構造との表面張力の差は、約10mN/mから約90mN/mであることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記フォトレジスト層構造の表面張力は、約50mN/mから約100mN/mであることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造の表面張力は、約10mN/mから約40mN/mであることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記ベース基板と前記フォトレジスト層構造との間に配置され、正孔の注入に適した中間層をさらに備えることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記中間層は、ITOよりなることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記中間層の表面張力は、約50mN/mから約100mN/mであることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造は、フルオロ化ハイドロカーボンよりなることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造を構成する前記フルオロ化ハイドロカーボンは、ポリテトラフルオロ化エチレンであることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造は、ポリシロキサンであることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記ベース基板はガラス、シリコン及び合成物質のうちいずれか一つ以上よりなることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記フォトレジスト層構造は、ノボラックベーシス、アクリルラッカー、エポキシラッカー及びポリイミドラッカーのうちいずれか一つであることを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記フォトレジスト層構造の自由表面は、前記基板の活性表面を形成することを特徴とするインクジェットプリント用基板を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、ベース基板の上部に第1フォトレジスト層構造が非連続的に形成されたインクジェットプリント用基板を生成する方法において、有機物よりなる非連続的層構造を前記第1フォトレジスト層構造の上部の少なくとも一部に蒸着させる段階を備えることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造の蒸着段階は、化学気相蒸着方法によってなされることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記化学気相蒸着段階は、フルオロ化ハイドロカーボンを使用して前記非連続的層構造を形成する段階であることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記フルオロ化ハイドロカーボンは、ポリテトラフルオロ化エチレンであり、前記化学気相蒸着段階は、C、C、及びCのうち一つ以上よりなる反応ガス雰囲気内において行われることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記化学気相蒸着段階は、ヘキサメチルジシロキサン、アクリル誘導シロキサン及びビニル誘導シロキサンのうち一つ以上よりなるポリシロキサンで前記非連続的層構造を形成する段階であることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造の蒸着段階は、熱蒸着方法によってなされることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造を構造化するために、前記蒸着段階は、シャドーマスクを用いることによってなされることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記非連続的層構造を構造化するために、前記蒸着段階後に前記非連続的層構造の少なくとも一部をレーザ溶融除去させる段階をさらに含むことを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記蒸着段階前に行われる前記第1フォトレジスト層構造間に非連続的に配置され、前記第1フォトレジスト層構造の一面から突出した第2フォトレジスト層を構造化させる段階と、前記蒸着段階後に行われる非連続的に配置された前記第2フォトレジスト層間の間隙を通じて前記第2フォトレジストに対する溶剤を投入する段階とをさらに備えることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明のさらに他の一面によれば、前記ベース基板の表面を酸素プラズマ処理する段階をさらに備えることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法を提供する。
本発明の基板の特徴は、微細な表面形状を呈し、一つの有機物質のみから形成される表面を有し、相異なる表面張力を有する領域を備える。このために、フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサン(シロキサン系化合物)から形成される非連続な層構造がベース基板表面上に形成された非連続なフォトレジスト構造上に配置される。フルオロ化ハイドロカーボンは、ポリテトラフルオロ化エチレンにより形成されることが好ましい。したがって、本発明の基板は、ガラス、合成物質またはシリコンより形成されることが好ましいベース基板と、ベース基板上に配列される2つの層構造とを有する。フォトレジスト構造は、例えばITOにより形成されたOLEDディスプレイ正極に対応する活性表面の領域に限定される。ここで、活性表面は、フォトレジスト層構造によって覆われていないベース基板上に配置される層の表面である。加えて、フォトレジスト層構造は、例えば薄膜層トランジスタ構造素子のような下部の電気回路を保護する。本発明によれば、フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンより形成される層構造は、小さな表面張力を有する。この層構造において、活性領域における境界領域のみが、ポリシロキサンまたはフルオロ化ハイドロカーボンから形成される。このような活性領域を取り囲む領域に生じる小さな表面張力によって、インクジェットプリント方式によって塗布されるインク液滴のオーバーフローが防止される。インクジェットプリント工程において、本発明における基板上に塗布されるインクは、例えばOLEDディスプレイ用高分子を含む溶液とすることができる。しかし、本発明の基板は、インクジェットプリント工程を用いて製造されるOLEDディスプレイのみに適用されるものと限定されない。例えば、DNAセンサーまたはカラーフィルターが、インクジェットプリントによって本発明の基板上に蒸着しうる。 フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンより形成されるフォトレジスト層構造上に配置される層は、下部に位置するフォトレジスト層構造を完全に、あるいは部分的に覆うことができる。フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンの層構造は、小さな表面張力を有し、当該層構造が、二つの隣接した活性表面(ピクセル)間に適切に配列されるという条件下において、インクのオーバーフローを効果的に防止しうる。
前述された本発明の基板は、ベース基板、フォトレジスト層構造及びフルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンからなる層構造を有し、表面張力において固有な差を有する。例えば、フォトレジスト及びITOのような活性表面は、50mN/mから100mN/mの範囲内における大きな表面張力を有する。一方、フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンからなる層構造(以下、遮断層/遮断層構造)は、約20mN/mの表面張力を有する。これによって、大きな表面張力の差が、例えばプラズマ処理のような別途の表面処理なしに生じさせ得る。
本発明の他の長所は、例えば、ITO層を掃除するUV−オゾン処理のようなOLEDの製造に用いられる表面処理を制限なしに使用できるという点であるが、当該処理は、大きな表面張力の差に悪影響を及ぼさずに、本発明の基板に、適用することが可能である。
本発明の実施例において、酸素プラズマ処理によって、遮断層の表面張力ではなく、例えば、ITO層のような活性(ピクセル)表面の表面張力を増加させることが可能であり、この結果、基板において大きな表面張力の差を生じさせる。
フォトレジスト層構造は、100nmから3000nmの高さを有することが好ましく、遮断層は、1nmから300nmの高さを有することが好ましい。フォトレジスト構造は、50mN/nと100mN/m間の表面張力を有することが好ましく、遮断層は、10mN/mと40mN/m間の表面張力を有することが好ましい。
本発明のインクジェットプリント用基板の製造方法において、まず、少なくとも一つのフォトレジスト層がベース基板上に蒸着される。次いで、フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンからなる非連続な層構造が形成される。フォトレジストは、ノボラックベーシス、アクリルラッカー、エポキシラッカーまたはポリイミドラッカーなどの購入可能なフォトレジストでありえる。フォトレジスト層は、ラッカー蒸着、露光及び現像のような標準技法によって蒸着される。
フルオロ化ハイドロカーボンまたはポリシロキサンからなる遮断層は、例えば、CVD方法(化学気相蒸着)によりCを使用するか、または熱的蒸発法によりポリテトラフルオロ化エチレンを使用して蒸着される。
このような方法で蒸着された遮断層は、レーザ溶融除去、またはリフトオフ工程において、シャドーマスクを使用して、構造化される。
本発明の基板における他の長所は、各活性領域の表面張力を30mN/mから70mN/mの範囲内に保ち、さらに、インクジェットプリントにおいて有機物質または水溶液または懸濁液を用いることに適した厚さにすることが出来ることである。小さな表面張力を有する遮断層(例えば、テフロン(登録商標))は、両方の溶液によってコーティングすることができず、一方、ITOあるいはフォトレジスト層である遮断層は、大きな表面張力を有し、両方の溶液を用いてコーティングすることが出来る。この結果、部分的にコーティングされ、インク液滴のオーバーフローを防止することが可能な幾何学的な層が形成される。
さらに、本発明の他の長所は、遮断層(例えば、テフロン(登録商標))は、薄い層厚さであったとしても、インクの液滴に対して効果的に反発作用を発揮するという点である。したがって、遮断層の層厚さは、例えば100nm以下の非常に薄い厚さに形成されうる。これは、遮断層が、後続の段階で熱蒸着によって蒸着される金属層(例えば、OLEDディスプレイ用負極層)に非常に微小な影効果を与えるといったさらなる長所へも結びつくものとされる。しかも、金属層の層厚さを、遮断層及びフォトレジスト層構造の厚さより過度に大きくすることによって、完壁なエッジカバリングが確保される。結果的に、従来の技術において生じたようなエッジ及び“バンク”エッジ領域における金属層の厚さの不均一性を生じさせず、平らでない金属層における電気抵抗の増大を回避させる。これによって、能動マトリックスOLED構造的素子の入力電力は非常に低減し、非常に高い作動安定性が確保される。これは、能動マトリックスOLED構造的素子において非常に重要な長所である。
本発明の他の長所は、低い表面張力と後続的に塗布されるインクの大きい反発効果とを得るために要求される遮断層(テフロン(登録商標)層)の幅を、5μmあるいはそれ以下にすることが可能なように、非常に小さくすることが出来るという点である。結果的に、二つの隣接したピクチャーポイントの間隔は、特に機械的安定性を達成するために“バンク”は10μmより広い幅を有することとされた従来の構造と比較して、小さくすることを可能とする。これにより、本発明の基板を用いることによって、高解像度のディスプレイスクリーンが製造されうる。さらに、本発明の基板を用いることによって、トップエミッション型のディスプレイ素子が、さらに大きなアスペクト比(ピクチャーポイントの全表面に対する発光表面の比)に製造されうる。
また、インクジェットプリントによって蒸着される活性領域は、より層厚さにおいて均一性が保たれる。層厚さの均一性は、表面張力を変化させる領域の境界面における乾燥現象によってもたらされる。遮断層の幅が小さいため、活性表面(例えば、ITO)と遮断層との間の大きな間隔が、スクリーンの解像度を低減されることはない。
しかも、有機材料のみを使用して層生成及び構造化を行うことによって、複雑ではない技術を採択できる。例えば、スパッタプラントまたはプラズマエッチング器のような複雑な技術装備を使用する必要がないため、コストを節減できる。
本発明は、図面に示された実施例によってさらに詳細に記述される。
図1は、1.1mm厚さのボロシリケートガラスよりなるベース基板1の平面図を示す。ベース基板1の一面には、正孔注入に適した材料からなる中間層が形成される。すなわち、ベース基板1の一面は、中間層としての厚さが100nmであるITO層2でコーティングされるが、ITO層2は、相互に平行なストライプ状に配列され、各層は70μmの幅を有し、隣接する層と10μmの間隔をおいて形成される方式で構造化される。層構造、ITO層構造、およびフォトレジスト層構造などの用語は、レーザ溶融除去及びその他の方法におけるシャドーマスクの使用により構造化される不連続な層を特定するために用いられる用語である。個々の構造に対して用いられる用語は、構造化される段階によって決定される。さらに、基板は、標準的な技法(例えば、ラッカーコーティング)によって蒸着される厚さ0.3μmのフォトレジスト層構造3(フォトレジストJSR PC 302よりなる)を有する。このようなフォトレジスト層は、例えば、ディスプレイのピクチャーポイント(活性表面あるいはピクセル)を定義するITOストライプ2上に自由表面を形成するような露光及び現像などの従来技術によって、構造化される。このような自由表面のサイズは約50×200μmであって、互いに100μmの間隔を有する。フォトレジストは、鋭角エッジが形成されないように現像される。図2に示されるように、フォトレジスト層は、ITO層2からフォトレジスト層3に至るまで、上向きに20゜の角度に傾斜するように構造化される。次の段階において、テフロン(登録商標)(ポリテトラフルオロ化エチレン)が蒸着される。これは、気相蒸着により実行される。このために、Cガスが、60秒間に200Wの電力を消費するマイクロウェーブプラズマプラントへ供給される。最終チャンバー圧力は200Paに達する。この結果、図4、9及び12に示されるように、100nm厚さのテフロン(登録商標)層5が基板上に蒸着される。気相蒸着のための気体として、C、Cまたはこれと類似した気体を用いることが出来る。
ポリテトラフルオロ化エチレン(テフロン(登録商標))のようなフルオロ化されたハイドロカーボンに代えて、ヘキサメチルジシロキサンまたはアクリル誘導シロキサンまたはビニル誘導シロキサンを通じてシロキサン系化合物、ポリシロキサンが蒸着されうる。
図3及び図4に示されるように、テフロン(登録商標)層の構造化のためにシャドーマスク4が用いられる。シャドーマスク4は、厚さが500μmの金属ホイールよりなる。このような金属ホイールは、テフロン(登録商標)5を基板のITO−表面2上に蒸着させないようにレーザ溶融除去または化学的エッチングによって構造化される。テフロン(登録商標)が蒸着される前に、シャドーマスク4は、適切な手段によって、基板と対向するように整列される。図5及び図6は、シャドーマスク4を用いたテフロン(登録商標)5の蒸着後における本発明の基板を示す。図5及び図6に示すように、ストライプ状のテフロン(登録商標)層5が、フォトレジスト構造3を部分的に覆う。この結果、テフロン(登録商標)層5がストライプ状を呈することとなり、インクジェットプリント中に隣接するピクセルへインクがオーバーフローすることが避けられる。テフロン(登録商標)層5が構造化される過程は、図7から図11に示されるリフトオフ段階において説明される。まず、図7及び図8に示されるように、テフロン(登録商標)が形成されていない領域が後に第2フォトレジスト6および/または第2フォトレジスト層構造6によって覆われる領域であり、図1に示す基板に第2フォトレジスト構造6が構造化される。図8に概略的に示されるように、突出エッジ6が設けられることが好ましい。これによって、後続の段階であるCVD工程において蒸着されるテフロン(登録商標)層5が不連続に形成されうる(図9)。第2フォトレジスト層構造6(フォトレジストJEM750)は、下記のようにテトラヒドロフランのような所定の溶剤を用いて現像されることによって、その上に蒸着されたテフロン(登録商標)層5と共に分離されて、本発明における基板が形成される(図10及び図11)。突出構造を呈し不連続なテフロン(登録商標)層5の構造は、溶剤の浸湿を促進する。
図12は、図1に示す基板の上部に連続的なテフロン(登録商標)層が蒸着された状態を示す平面図である。テフロン(登録商標)層を構造化するための他の方法として、レーザ溶融除去を適用することがある。まず、図12に示すように、連続的なテフロン(登録商標)層5が図1に示す基板上に蒸着される。次いで、テフロン(登録商標)がコーティングされてはならない領域へ、図13に示されるように、エキシマレーザ7KrF−ガス充填が使用されることによって、248nmの波長を有するレーザ光線が照射される。このような方法によって、テフロン(登録商標)層5は、下部に影響が与られることがなく、レーザ光線7を受けた領域において完壁に除去される。上述したように、本発明のインクジェットプリンティングに適した基板は、ベース基板1上に、ITO層構造、フォトレジスト構造3、テフロン(登録商標)層構造5が形成されるように、製造される。シャドーマスク4が用いられることによってテフロン(登録商標)層構造を形成し、リフトオフ工程あるいはレーザ光線7によるレーザ溶融除去によって、第2のフォトレジスト層構造6を形成したのちに、正孔伝導層および/または発光層によって、ITO層構造2すなわち活性表面がコーティングされる。正孔伝導層は、ポリエチレンジオキシチオフェンあるいはポリスチレンスルホン酸によって形成される。発光層は、ポリフェニルビニレンまたはポリフルオレンによって形成される。
本発明は前記実施例に限定されず、例えば、受動マトリックス有機電界発光素子だけではなく、能動マトリックス有機電界発光素子にも適用できるなど多様な改変が可能とされる。さらに、本発明における思想から逸脱しない特性及び前述された手段の修正及び組合わせによって他の変形実施例を具現できる。
本発明は、図面に示された実施例に関して記述されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者において、多様な改変及び均等な範囲における他の実施例を具現することが可能である。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲に示される事項によって決定されなければならない。
本発明によるインクジェットプリント基板及びその製造工程は、電界発光ディスプレイだけではなく、基板上にDNAセンサーまたはカラーフィルターを蒸着することに関する技術分野など、多様な技術分野に適用されうる。
ITO層構造とフォトレジスト層構造とを備えるベース基板を示す平面図である。 図1のA−A線で切断した基板の断面図である。 図1に示す基板の上部にシャドーマスクが配置された状態を示す平面図である。 上部にシャドーマスクが配置された状態における図3のB−B線で切断した基板の断面図である。 ITO層と構造化されたフォトレジスト層だけではなく、構造化されたテフロン(登録商標)を備えるベース基板の平面図である。 図5のC−C線で切断した基板の断面図である。 図1に示す基板に第2フォトレジスト層構造が設けられた状態を示す平面図である。 図7のD−D’線で切断した基板の断面図である。 テフロン(登録商標)層が蒸着された状態における図7のD−D’線で切断した基板の断面図である。 図9に示す基板の第2フォトレジスト層構造が分離された状態を示す平面図である。 第2フォトレジスト層構造がリフトオフされた後のテフロン(登録商標)層構造の状態を示す断面図である。 図1に示す基板の上部に連続的なテフロン(登録商標)層が蒸着された状態を示す平面図である。 テフロン(登録商標)除去のためのレーザ光線が照射された状態における図12のF−F’線で切断した基板の断面図である。
符号の説明
1 ベース基板、
2 ITO層、
3 フォトレジスト層、
4 シャドーマスク。

Claims (24)

  1. 表面上部にフォトレジスト層構造が非連続的に配置されるベース基板を備えるインクジェットプリント用基板において、
    前記フォトレジスト層構造上に、有機物よりなる非連続的層構造がさらに形成され、
    前記非連続的層構造の表面張力は、前記フォトレジスト層構造の表面張力より小さいことを特徴とするインクジェットプリント用基板。
  2. 前記非連続的層構造は、前記フォトレジスト層構造の少なくとも一部に形成されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリント用基板。
  3. 前記フォトレジスト層構造と前記非連続的層構造との表面張力差は、約10mN/mから約90mN/mであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリント用基板。
  4. 前記フォトレジスト層構造の表面張力は、約50mN/mから約100mN/mであることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリント用基板。
  5. 前記非連続的層構造の表面張力は、約10mN/mから約40mN/mであることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリント用基板。
  6. 前記ベース基板と前記フォトレジスト層構造との間に配置され、正孔注入に適した中間層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリント用基板。
  7. 前記中間層は、ITOよりなることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリント用基板。
  8. 前記中間層の表面張力は、約50mN/mから約100mN/mであることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリント用基板。
  9. 前記非連続的層構造は、フルオロ化ハイドロカーボンよりなることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板。
  10. 前記非連続的層構造を構成する前記フルオロ化ハイドロカーボンは、ポリテトラフルオロ化エチレンであることを特徴とする請求項9に記載のインクジェットプリント用基板。
  11. 前記非連続的層構造は、ポリシロキサンであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板。
  12. 前記ベース基板は、ガラス、シリコン及び合成物質のうちいずれか一つ以上よりなることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板。
  13. 前記フォトレジスト層構造は、ノボラックベーシス、アクリルラッカー、エポキシラッカー及びポリイミドラッカーのうちいずれか1つであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板。
  14. 前記フォトレジスト層構造の自由表面は、前記基板の活性表面を形成することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板。
  15. ベース基板の上部に第1フォトレジスト層構造が非連続的に形成されたインクジェットプリント用基板を生成する方法において、
    有機物よりなる非連続的層構造を前記第1フォトレジスト層構造の上部の少なくとも一部に蒸着させる段階を備えることを特徴とするインクジェットプリント用基板の製造方法。
  16. 前記非連続的層構造の蒸着段階は、化学気相蒸着方法によってなされることを特徴とする請求項15に記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  17. 前記化学気相蒸着段階は、フルオロ化ハイドロカーボンを使用して前記非連続的層構造を形成する段階であることを特徴とする請求項16に記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  18. 前記フルオロ化ハイドロカーボンは、ポリテトラフルオロ化エチレンであり、前記化学気相蒸着段階は、C、C、及びCのうち一つ以上よりなる反応ガス雰囲気内において行われることを特徴とする請求項17に記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  19. 前記化学気相蒸着段階は、ヘキサメチルジシロキサン、アクリル誘導シロキサン及びビニル誘導シロキサンのうち一つ以上よりなるポリシロキサンで前記非連続的層構造を形成する段階であることを特徴とする請求項16に記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  20. 前記非連続的層構造の蒸着段階は、熱蒸着方法によってなされることを特徴とする請求項15に記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  21. 前記非連続的層構造を構造化するために、前記蒸着段階はシャドーマスクを用いることによってなされることを特徴とする請求項15から20のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  22. 前記非連続的層構造を構造化するために、前記蒸着段階後に前記非連続的層構造の少なくとも一部をレーザ溶融除去させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項15から20のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  23. 前記蒸着段階前に行われる前記第1フォトレジスト層構造間に非連続的に配置され、前記第1フォトレジスト層構造の一面から突出した第2フォトレジスト層を構造化させる段階と、
    前記蒸着段階後に行われる非連続的に配置された前記第2フォトレジスト層間の間隙を通じて前記第2フォトレジストに対する溶剤を投入する段階と、をさらに備えることを特徴とする請求項15から20のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
  24. 前記ベース基板の表面を酸素プラズマ処理する段階をさらに備えることを特徴とする請求項15から20のいずれか1つに記載のインクジェットプリント用基板の製造方法。
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