JP2005098002A - 便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メディア交換を容易に行うことのできるプレーヤを備えた便器装置を提供する。
【解決手段】 便器本体の後部上面に取り付けられて、便座及び/又は便蓋を回動可能に支持すると共に、外部から供給された電力により作動する機能ユニットを収納した収納ケースを備えた便器装置において、この収納ケースには外部から挿入されたメディアから音データをピックアップ可能なプレーヤを備え、前記便器本体の後部上面よりも上方で且つ側方の空間から、前記メディアを前記プレーヤへ挿入可能であることを特徴とする。
【選択図】 図1



Description

本発明は、便器に固定されて使用される便器装置に係り、詳しくは、挿入されたメディアから音データをピックアップ可能なプレーヤを備え、トイレルームの使用者の快適性向上に寄与する便器装置に関する発明である。
従来の便器本体の後部上面に取付けられて使用される便器装置としては、その収納ケーシング内に洗浄ノズルを備え、温水を人体局部へ吐水して洗浄を行う温水洗浄装置が知られている。この温水洗浄装置においては、外部から供給された電力により洗浄水を加熱して温水化したり、洗浄ノズルの制御が行われ、トイレルームの使用者に快適感を与えている。
また、温水洗浄装置以外にも、便座を加熱する暖房便座装置や、便器ボール内の臭気を消すための脱臭便座装置や、便座,便蓋の開閉を電動モータにて行う便座・便蓋開閉装置が実用化されている。
一方、使用者の快適性向上のために、音に着目したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
この特許文献1の便器装置においては、便器本体の後部に音響発生装置を備え、使用中の音を撹乱することが提案されている。
実開平02−109878号公報(第1頁、第1,2図)
しかし、特許文献1においては、音データとしては使用時の用便音を紛らわせればよく、その音データを使用者の好みに応じて変更することを考えてはおらず、そのため、音データを記録しているメディアであるCDやカセットの交換については考慮されてはいない。
また、トイレ室内に市販のCDプレーヤやMDプレーヤを設置しておくことも考えられ、その場合、トイレ室内の床面、または、トイレ室内に設けられた棚上にCDプレーヤやMDプレーヤを置くことになるが、何れにしても、電源コードの配置等を考えると設置が面倒であり、また、便器装置の使用時に邪魔にならない位置に設置せざるを得ないが故に、CDやMDといったメディアの交換操作がし辛いものである。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、メディア交換を容易に行うことのできるプレーヤを備えた便器装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明においては、便器本体の後部上面に取り付けられて、便座及び/又は便蓋を回動可能に支持すると共に、外部から供給された電力により作動する機能ユニットを収納した収納ケースを備えた便器装置において、この収納ケースには外部から挿入されたメディアから音データをピックアップ可能なプレーヤを備え、前記便器本体の後部上面よりも上方で且つ側方の空間から、前記メディアを前記プレーヤへ挿入可能であることを特徴とする。なお、ここでの音データとは、音楽、音声、効果音等を指すものとする。
このように、メディアのプレーヤへの挿入作業時に、便器本体の後部上面よりも側方の空間から挿入可能であるので便座や便蓋が開蓋(起立)していても邪魔にならず、また、便器本体の後部上面よりも上方から挿入可能であるため腰を屈めなくても楽な体勢でメディアの着脱を行うことができる。しかも、メディア挿入空間が便器本体の上面よりも上方であるため、便器本体の使用時や清掃時の飛散水が掛かかり難く、プレーヤ内へ水侵入して故障発生することを防ぐこともできる。
また、前記プレーヤは、ヒンジを軸にして便器本体の側方へ向けて回動することにより開閉される蓋体を設け、この蓋体が開蓋した状態において、メディアを略縦状態にしてプレーヤに挿入して装着可能とすれば、この便器装置を設置しているトイレルーム壁面と便器装置側方との空間が狭く、メディアを横にできない場合であってもメディアの交換を行うことが可能となる。
なお、メディアが略縦状態であるとは、所定厚みの板状体であるメディアの表面積の大きな板状面(CDで言えば円形面)が床面と略垂直である状態を指す。
また、前記プレーヤは、前記便器装置が載置されている便器本体後部よりも側方に突出した位置に配置されているようにすれば、便座や便蓋が開蓋(起立)していてもメディア挿入口が隠れることがなく、メディア交換作業が一層容易となる。
また、前記プレーヤは、便器本体に載置される便器装置の底面よ上方に配置されているようにすれば、メンテナンス作業などで便器装置本体を便器本体から取り外して床置きした場合であっても、その自重による荷重が便器装置全体で分散されるため、プレーヤ底面に荷重がかかって破損してしまうことがない。
前記プレーヤは、蓋体が閉蓋した際に押し潰される防水パッキンを備えていれば、プレーヤ内部の水侵入を防止して、プレーヤの故障発生を防ぐことができる。
しかも、前記蓋体が閉蓋時に前記防水パッキンを押し潰した状態に蓋体を保持するロック機構を有すると共に、このロック機構の解除時に前記蓋体を所定角度開方向に緩やかに移動させるダンパ手段を有するものとすれば、ロック機構解除後に押し潰されていた防水パッキンの反発力によって蓋体が威勢良く開くことが防止され、これにより蓋体が所定角度で開動作から閉動作に反転して再び閉状態になることを予防でき、メディア交換作業を妨げることがない。
また、前記便器装置において、音データを出力するためのスピーカーが機能部ケーシングに設けられているものとすれば、スピーカー迄の配線も収納ケース内部に収納することができ、見栄え良く、かつ、施工も簡単となる。
以上述べてきた構成により、便器に固定されて使用される便器装置であって、挿入されたメディアから音データをピックアップ可能なプレーヤを備えた便器装置において、メディア交換を容易に行うことのでき、かつトイレルームの使用者の快適性向上に寄与する便器装置を提供することが可能となる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係わる便器装置の説明図であり、図2はこの第1の実施の形態に係る便器装置の内部の説明図である。また、図3、図4はそれぞれ本発明の第2、第3の実施の形態に係る便器装置の説明図である。
図1に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る便器装置55は、便器56に付設された便座装置及びそのリモコン装置57を備えたトイレ室58に適用するものであり、便座装置の収納ケース59の外側壁に、記録媒体60に録音された音信号を含む電気信号を取り出し増幅するプレーヤ61が設けられたシステムである。なお、プレーヤ61及び記録媒体60の種類は、カセットテープ,CD,MD,DVDなどを用いることができる。
便座装置の収納ケース59内には、受信機及びスピーカーがそれぞれ設けられている。また、収納ケース59の他側側壁には、スピーカーから再生された音を収納ケース59の外部に出すための多数の開口部を備えたカバー62が設けられている。なお、プレーヤ61は、プレーヤ61が接続された電源コードを、トイレ室58内に設けられた100V電源(図示せず)に差し込み動作させることも、また便座装置の電源と共用にすることも可能である。
ここで、図2を参照しながら、便器装置55による音楽の出力方法について説明する。
プレーヤ61に、音楽が録音された記録媒体60(メディア)である音楽ソフト65をセットする。
便座装置を操作するためのリモコン装置57または音楽用リモコン装置64を操作することで、収納ケース59に設けられたリモコン受光部63が電気信号を受信し、収納ケース59内のメインコントローラ66がプレーヤ61のオンオフ制御(音楽のスタート及びストップ制御)等を行う。
なお、メインコントローラ66への指令は、収納ケース59内に設けられた便座装置の操作部67の操作や、また人体検知センサ及び着座検知センサのいずれか一方又は双方からなる検知センサ68を介して行うことも可能である。
プレーヤ61からの出力は、収納ケース59内に設けられたアンプ69に入力され、アンプ69からの出力が前記したスピーカー70に出力されて、トイレ室58内に音楽を流すことができる。ここで、収納ケース59に音楽出力端子71を設けることで、アンプ69からの出力を他のスピーカー72に出力し、このスピーカー72から音楽を流すことも可能である。
なお、収納ケース59内には、便座装置の使用方法を音声案内する音声ドライブ73を予め設けておき、音楽再生中に、音声ドライブ73から音声信号を出すときは、メインコントローラ66からの指示により、音楽の音量を落す等の制御を行うことも可能である。このメインコントローラ66は、前記した機能部15と実質的に同様の構成である機能部74の動作も制御している。
本発明の第2の実施の形態に係る便器装置80について説明するが、これは便器装置55の音楽用リモコン装置64が無くなり、プレーヤ81の操作部82が、便座装置の収納ケース83の外側壁に設けられたプレーヤ81に備えられていること以外は、便器装置55と実質的に同様のシステムであるため、同一部材には同一の番号を付し、詳しい説明を省略する。
図3に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る便器装置80は、便座装置の収納ケース83の外側壁に、記録媒体60に録音された音信号を含む電気信号を取り出し増幅するプレーヤ81が設けられたシステムである。
この便器装置80は、収納ケース83に設けられた人体検知センサや着座検知センサ(図示せず)を介して、プレーヤ81のオンオフ制御(音楽のスタート及びストップ制御)を行うことが可能である。
なお、音楽の選曲等の操作は、リモコン装置57または収納ケース83に設けられた操作部82で行う。
本発明の第3の実施の形態に係る便器装置85について説明する。
図4に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る便器装置85は、便器86に付設された便座装置及びそのリモコン装置87を備えたトイレ室88に適用するものであり、便座装置の収納ケース89の一方側の外側壁に設けられた載置部90に、トイレ室88に持ち込んだ記録媒体に録音された音信号を含む電気信号を取り出し増幅するプレーヤ91を載置可能とするシステムである。
なお、プレーヤ91及び記録媒体の種類は、便器装置55と同様のものを用いることができる。
便座装置の収納ケース89内には、スピーカーが設けられている。また、収納ケース89の一方側の側壁にはプラグ92が設けられ、プレーヤ91からの出力がジャックを介して収納ケース89内に設けられたアンプに接続され、このアンプからの出力がスピーカーに出力されている。そして、収納ケース89の他側側壁には、スピーカーから再生された音を収納ケース89の外部に出すための多数の開口部を備えたカバー93が設けられている。
なお、プレーヤ91は、プレーヤ91が接続された電源コードを、トイレ室88内に設けられた100V電源(図示せず)に差し込み動作させることも、また便座装置の電源と共用にすることも、またはプレーヤ91に内蔵された電池(図示せず)によって動作させることも可能である。なお、音楽の選曲等の操作は、プレーヤ91に設けられた操作部によって行う。
以上説明してきたように、第1の実施の形態〜第3の実施の形態においては、音信号を記録しているメディアである記録媒体を挿入するプレーヤ61,81,91が、収納ケース59,83,89の側面に設けられている。そのため、CD,MD等記録媒体を、便器56,86の後部上面よりも上方且つ側方からプレーヤに対して挿入可能であり、開放した便座や便蓋によって記録媒体の挿入部が隠れることがなく、しかも、便器上部よりも上方から挿入可能であり、使用者が立ったままの状態で簡単に記録媒体をプレーヤへ挿入可能である。
なお、本明細書においては、男子小用のために立つ側を前方とし、収納ケースが固定されいる側を後方とし、前方に立った使用者の左右側を側方とするものであり、陶器製の便器上平面よりも鉛直方向上側を上方とし、便器上平面よりも下側を下方と称するものである。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
この第4の実施の形態においては、図5の斜視図に示すように、メディアとしての音楽CDを再生可能なプレーヤ200は陶器製の大便器本体201後部上面に固定された収納ケース202の側方に固定されている。この収納ケース202には便座202aと便蓋202bとが回動可能に支持されている。また、この収納ケース202内には、前記した第1〜第3の実施の形態と同様に、肛門や女性陰部を温水洗浄する為に電動モータにより進退可能な洗浄ノズル、この洗浄ノズルへ温水を供給するための電気温水加熱器や電磁ポンプ、洗浄後の人体へ向けて温風を吹き出す為の電動ファンと電気ヒータ、大便器本体201のボール部内の臭気を排出するための電動ファン、前記便座202a,便蓋202bを開閉回動させるための電気モータ,大便器本体201へ向けての洗浄水供給のオンオフを行う電磁弁、といった外部から供給された電力によって作動する機能ユニットが収納されている。
なお、収納ケース202の側方には、プレーヤ200の動作を操作するためのスイッチが設けられた操作ユニット部をカバーするサイドカバー203が収納ケースと一体的に形成されている。そして、このサイドカバー203とプレーヤ200との上面および側面が面一となることにより、プレーヤ200と収納ケース202との一体感を醸し出している。また、収納ケース202の後部左右には一対のスピーカ(図示せず)が設けられており、プレーヤ200によってピックアップされた音データを発音可能である。
図6に基づいて操作ユニット部の構成について説明する。このサイドカバー203の前方には開閉蓋204が設けられており、開蓋した内部には操作パネル205が設けられている。この操作パネルにはプレーヤ200の音楽CDを演奏スタートする再生スイッチ205aや演奏停止スイッチ205b等が設けられている。また、この操作パネル205の上方には、斜め上方を指向した焦電センサ206や照度センサ207が設けられている。この焦電センサ206はトイレルームに入室した使用者の熱(赤外線)を感知することによりトイレルームに入室した使用者を検出するものであり、照度センサ207はトイレルームの照度を検出するものであり、何れのセンサも収納ケース202の後ろ側に設けられた複数のLED集合体からなる間接照明ユニット(図示せず)の自動点灯・自動消灯の制御に用いられる。
プレーヤ200は収納ケース202を大便器本体201に固定した後に、その収納ケース202に対して固定されるものであり、その固定手順について以下に説明する。
図7の梱包状態図に示すように、工場出荷後の施工現場までの物流形態においては、便座202a,便蓋202bを支持した状態で収納ケース202が機能部梱包箱210に収められており、この機能部梱包箱210の中に、プレーヤ200を収めたプレーヤ梱包箱211が同梱されている。
プレーヤ200はプレーヤ梱包箱211を用いて個別梱包することにより、機能部梱包箱210よりも耐衝撃性に優れる梱包がなされている。従って、精密機器であるプレーヤを機能部梱包箱210に同梱していたとしても、工場出荷後の輸送時にプレーヤ200が破損することを防ぐことができる。
施工現場では、まず、収納ケース202が大便器本体201の後部上面に固定される。
次に、図8に示す施工斜視図に示すように、収納ケース202の側方であって、この収納ケース202と一体に形成されている開閉蓋204を含む操作ユニット部の後方にプレーヤ200の固定作業を行う。
なお、この図8に示すように、プレーヤ200はCD駆動モータやピックアップ部やこれらの制御ユニット(何れも図示せず)を備えたプレーヤ機能部224と、このプレーヤ機能部224に装着された音楽CDをカバーするプレーヤ蓋体225とから構成されており、このプレーヤ機能部224の下方に設けられたプレーヤヒンジ226によってプレーヤ蓋体225が手動にて回動可能に連結されている。そして、プレーヤ機能部224の上面には、プレーヤ蓋体225を開放させるスライドスイッチ227や、演奏中の曲数やボリューム等を表示する液晶からなる表示部228が設けられている。
プレーヤ200の固定作業においては、まず、プレーヤ200から伸びる配線の端子A221と収納ケース202に開口したコネクト孔202Cから取り出した配線の端子B222とが連結され、その連結された端子A221と端子B222とは図9に示すように、プレーヤ機能部224に設けられた端子係止部229に固定され、プレーヤ200の収納ケース202への固定作業時に邪魔にならないようにする。
この端子A221と端子B222との連結によって、収納ケース202からプレーヤ200を駆動するための電力を供給可能であると共に、収納ケース202からの動作指令を伝達することが出来る。この場合の動作指令としては、操作パネル205または図示しないリモコン装置を操作した場合に発信される信号や図示しない人体検知手段からの信号に基づく音楽CD再生・停止指令などが挙げられる。
なお、この図9のプレーヤ機能部の内部機構を省略した断面図に示すように、端子係止部229の上方には端子庇230が形成されており、プレーヤ200が収納ケース202に固定された後に、上方の固定隙間から侵入した水が端子A221と端子B222とに掛かることを防ぐものであり、また防水シート231によって、プレーヤ機能部224の内部への水侵入が防止されるものである。
次に、プレーヤ200と収納ケース202との固定構造について図10、図11を用いて説明する。
図10は後方から見たプレーヤ200と収納ケース202との固定構造を示す図であり、プレーヤ200の後方には収納ケース202側へ向けた係合突起232が設けられており、この係合突起232が収納ケースの側方かた突出して形成された固定リブ233の係合凹部234に嵌まり込むことにより、プレーヤ200は収納ケース202に仮固定される。
そして、図11の前方から見たプレーヤ200と収納ケース202との固定構造に示すように、ネジA235をネジ穴A236に挿入して螺合することによって、プレーヤ200と収納ケース202とが固定される。
また、ネジB238をネジ穴B239に挿入して螺合することによって、プレーヤ200と収納ケース202とが固定される。
以上の、図10、図11に示す3箇所の固定構造によって、プレーヤ200は収納ケース202に対して固定される。
なお、この図11においては操作ユニット部のサイドカバー203が取り外されている状態を示しており、サイドカバー203は固定作業後に操作ユニット部に設けられているボス237へ嵌着されるものである。
図12はスライドスイッチ227が操作されることにより、プレーヤ蓋体225が開放された状態を示す図である。この図に示すように、スライドスイッチ227を後方(紙面向こう側)にスライドすることにより、プレーヤ蓋体225に設けられたロック爪225aとプレーヤ機能部224内蔵のロック機構(図示せず)との係合が解除され、プレーヤヒンジ226に内蔵されているはダンパ機構(図示せず)によって、所定角度(閉状態から略60度)まで緩やかに回動する。この状態で音楽CDを縦にしてプレーヤ機能部224にセットした後、使用者がプレーヤ蓋体225を回動してプレーヤ機能部224に押し付けることにより、ロック爪225aがロック機構により係合されその状態が保持される。
この図に示すように、プレーヤ200の下方一部であるプレーヤヒンジ226近傍は、一点鎖線で示す大便器本体201の上面201aよりも下方に位置するものではあるが、音楽CDのプレーヤ200への脱着は、大便器本体201の後部の上面201aよりも上方であり、且つ、側面201bよりも側方から行うことが可能であり、便蓋202bが開蓋(起立)していても邪魔にならず、また、それほど腰を屈める必要も無く、しかも、音楽CDの挿入空間の大部分が大便器本体201の上面201aよりも上方であるため、大便器本体201の使用時や清掃時の飛散水が掛かかり難いものである。
また、スライドスイッチ227を後方へスライドするという動作は便器前方に立った使用者からすればスライドスイッチ227を押す動作であるため操作しやすく、また、音楽CDを縦にして着脱可能である為、平面方向のスペースが狭いトイレルームであっても操作し易いものである。
なお、ロック機構の係合が解除されて所定位置まで緩やかに回動したプレーヤ蓋体225に対し、過大に回動される外力が働いた場合には、プレーヤ蓋体225はプレーヤ機能部224から破損することなく脱落するように構成しておくのが望ましい。
次に、プレーヤ200におけるプレーヤ機能部224とプレーヤ蓋体225との水侵入防止のためのシール構造について説明する。
図13はシール構造を説明するための図であり、図13(a)の分解斜視図に示すように、プレーヤ機能部224の側面周囲にはパッキン嵌入溝242が設けられており、そこに防水パッキン240が嵌め込まれている。
図13(b)は防水パッキン240によるシール状態を説明するための断面図であり、防水パッキン240は二股状の嵌入部240aがパッキン嵌入溝242に嵌入しており、その状態で二股状で各々が先細りのシール部240bがプレーヤ機能部224から突出しており、このシール部240bに対してプレーヤ蓋体225に設けられた当接突起241が当接することにより、この当接突起241の先端がシール部240bの二股の間に入り込むように構成されている。
従ってプレーヤ機能部224とプレーヤ蓋体225とは全周に亘ってシールが形成されることになり、音楽CDが装着されるプレーヤ200内部に水が侵入することが防止でき、特に、当接突起241の両側において二股状のシール部240bと当接して二重のシール部が形成されるため、より一層防水効果が高いものである。
次に、公共の場所に設けられる場合を考慮して、プレーヤ200内部の音楽CDの盗難や悪戯を防止する為の機構について図14〜図16に基づいて説明する。
図14に示すようにプレーヤ蓋体225を挿通するネジ穴L251を設け、ネジL250によって、プレーヤ蓋体225をプレーヤ機能部224に対して固定することによって、プレーヤ蓋体225の開放を禁止するものである。
図15はスライドスイッチ227の後方にロック部材253を固定するものであり、このロック部材253に設けられたネジ穴M254にネジM252を挿通してロック部材253をプレーヤ機能部224に固定することにより、スライドスイッチ227の後方への移動を禁止することにより、プレーヤ蓋体225の開放を禁止するものである。
図16はプレーヤ200の底面に断面L字形状の回転防止板256を固定するものであり、この回転防止板256に設けられたネジ穴N257にネジN255を挿通して回転防止板256をプレーヤヒンジ226に固定することにより、プレーヤ蓋体225の開放を禁止するものである。
以上の図14〜図16に示したように、ネジを取り外さない限りプレーヤ蓋体225が開放できないようにするこで、プレーヤ200内部の音楽CDの盗難や悪戯を防止することが可能となる。
なお、以上の第4の実施の形態において、プレーヤが不要な場合には、図17に示すようにダミー蓋260を上述したプレーヤ200と同様の方法にて収納ケースに対して固定することにより、収納ケース202としてはプレーヤ200専用とする必要を無くすことができる。
また、以上、第4の実施の形態においては、プレーヤ200としては音楽CDをメディアとする場合について説明してきたが、MDやメモリー素子などをメディアとするプレーヤであっても構わなものであり、プレーヤ200の操作は、操作パネル205に設けられた操作スイッチだけでなく、リモートコントローラによって操作することも可能である。
次に、第5の実施の形態について図18に基づいて説明する。
この図18ではプレーヤ300のプレーヤ蓋体を取り外した状態を示すものであるが、この第5の実施の形態においては、収納ケース202の側方には円弧状の庇部310が形成されており、この庇部310の下側にプレーヤ300が固定される。但し、庇部310のスライドスイッチ320に対応する部分は切り欠かれており、スライドスイッチ320は上方から操作可能である。
このようにプレーヤ300の上方を収納ケース202と一体の庇部310で囲むことにより、この庇部310に使用者が手をついた場合であっても、その荷重が収納ケース202に分散するため、プレーヤ300が収納ケース202から外れてしまうことが防止される。
第6の実施の形態について図19に基づいて説明する。
この図19では、プレーヤ400内部のCD駆動ユニット等の配置を極力上方とし、且つ、プレーヤ蓋体を開閉するためのプレーヤヒンジをコンパクト化してプレーヤ400の下面に突出しないようにすることにより、プレーヤ400の下面が大便器本体201の上面201aとほぼ同一高さとなるように構成している。
このようにプレーヤ400の底面が収納ケース202と略面一であることにより、収納ケース202を大便器本体201から取り外して床置きした場合であっても、プレーヤ400の底面に荷重が集中して破損してしまうことを防止することができる。
第7の実施の形態について図20に基づいて説明する。
この図20では、第7の実施の形態においては、収納ケース202の内部にプレーヤ500が収納されており、この収納ケース202の側方から音楽CDをセットするためのトレー510が進退可能に構成されている。
これら、第5〜第7の実施の形態においても、音楽CDのプレーヤ300,400,500への脱着は、大便器本体201の後部の上面よりも上方であり、且つ、側面よりも側方から行うことが可能であり、便蓋が開蓋(起立)していても邪魔にならず、また、それほど腰を屈める必要も無く行うことが出来る。
本発明の第1の実施の形態に係る便器装置の説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る便器装置の内部の説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る便器装置の説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る便器装置の説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る便器装置の概略図である。 第4の実施の形態に係る便器装置の操作ユニットの説明図。 第4の実施の形態に係る便器装置の梱包状態図。 第4の実施の形態に係る便器装置の施工斜視図。 第4の実施の形態に係る便器装置のプレーヤ機能部の内部機構を省略した断面図。 第4の実施の形態に係る便器装置の後方から見たプレーヤと収納ケースとの固定構造。 第4の実施の形態に係る便器装置の前方から見たプレーヤと収納ケースとの固定構造。 第4の実施の形態に係る便器装置のプレーヤ蓋体が開放された状態を示す図。 第4の実施の形態に係る便器装置のシール構造説明図。 第4の実施の形態に係る便器装置のプレーヤ蓋体の開放禁止機構(1)。 第4の実施の形態に係る便器装置のプレーヤ蓋体の開放禁止機構(2)。 第4の実施の形態に係る便器装置のプレーヤ蓋体の開放禁止機構(3)。 第4の実施の形態に係る便器装置のプレーヤが不要な場合の対応図。 本発明の第5の実施の形態に係る便器装置の概略図である。 本発明の第6の実施の形態に係る便器装置の概略図である。 本発明の第7の実施の形態に係る便器装置の概略図である。
符号の説明
55…便器装置、56…便器、
57…リモコン装置、58…トイレ室、59…収納ケース、
60…記録媒体、61…プレーヤ、62…カバー、
63…リモコン受光部、64…音楽用リモコン装置、65…音楽ソフト、
66…メインコントローラ、67…操作部、68…検知センサ、
69…アンプ、70…スピーカー、71…音楽出力端子、
72…スピーカー、73…音声ドライブ、74…機能部、
80…便器装置、81…プレーヤ、82…操作部、
83…収納ケース、85…便器装置、86…便器、
87…リモコン装置、88…トイレ室、89…収納ケース、
90…載置部、91…プレーヤ、92…プラグ、93…カバー、
200,300,400,500…プレーヤ、
201…大便器本体、201a…上面、201b…側面、202…収納ケース
202a…便座、202b…便蓋、202c…コネクト孔
203…サイドカバー、204…開閉蓋、
205…操作パネル、205a…再生スイッチ、205b…停止スイッチ、
206…焦電センサ、207…照度センサ
210…機能部梱包箱、211…プレーヤ梱包箱、
221…端子A、222…端子B
224…プレーヤ機能部、225…プレーヤ蓋体、225a…ロック爪
226…プレーヤヒンジ、227,320…スライドスイッチ、
228…表示部、229…端子係止部、
230…端子庇、231…防水シート、
232…係合突起、233…固定リブ、234…係合凹部、
235…ネジA、236…ネジ穴A、237…ボス、
238…ネジB、239…ネジ穴B、
240…防水パッキン、240a…嵌入部、240b…シール部、
241…当接突起、242…パッキン嵌入溝、250…ネジL、251…ネジ穴L、
252…ネジM、253…ロック部材、254…ネジ穴M、
255…ネジN、256…回動防止板、257…ネジ穴N、
260…ダミー蓋、310…庇部、510…トレー




Claims (9)

  1. 便器本体の後部上面に取り付けられて、便座及び/又は便蓋を回動可能に支持すると共に、外部から供給された電力により作動する機能ユニットを収納した収納ケースを備えた便器装置において、
    この収納ケースには外部から挿入されたメディアから音データをピックアップ可能なプレーヤを備え、前記便器本体の後部上面よりも上方で且つ側方の空間から、前記メディアを前記プレーヤへ挿入可能であることを特徴とする便器装置。
  2. 前記プレーヤーは、ヒンジを軸にして便器本体の側方へ回動することにより開閉される蓋体を設け、この蓋体が開蓋した状態において、メディアを略縦状態にしてプレーヤーに挿入して装着可能であることを特徴とする、請求項1記載の便器装置。
  3. 前記プレーヤは、前記便器装置が載置されている便器本体後部よりも側方に突出した位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の便器装置。
  4. 前記プレーヤは、便器本体に載置される便器装置の底面よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項3記載の便器装置。
  5. 前記プレーヤは、前記収納ケースに対して着脱可能であり、その筐体に設けられているコネクト孔を通じて機能ユニットとプレーヤとの電力供給と信号伝達とが可能であることを特徴とする請求項3又は4に記載の便器装置。
  6. 前記プレーヤは、便器本体後部よりも側方に突出している上面又は前面に、操作スイッチ又は表示部を備えたことを特徴とする、請求項3乃至5いずれか一項記載の便器装置。
  7. 前記プレーヤは、蓋体が閉蓋した際に押し潰される防水パッキンを備えていることを特徴とする、請求項2項記載の便器装置。
  8. 前記蓋体が閉蓋時に前記防水パッキンを押し潰した状態に蓋体を保持するロック機構を有すると共に、このロック機構の解除時に前記蓋体を所定角度開方向に緩やかに移動させるダンパ手段を有することを特徴とする請求項7記載の便器装置。
  9. 前記便器装置において、音データを出力するためのスピーカーが機能部ケーシングに設けられていることを特徴とする、請求項1乃至8何れか一項記載の便器装置。



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