JP2005096979A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005096979A
JP2005096979A JP2003335826A JP2003335826A JP2005096979A JP 2005096979 A JP2005096979 A JP 2005096979A JP 2003335826 A JP2003335826 A JP 2003335826A JP 2003335826 A JP2003335826 A JP 2003335826A JP 2005096979 A JP2005096979 A JP 2005096979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
target
transport
route
collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003335826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4492844B2 (ja
Inventor
Tatsuyuki Nishi
竜志 西
Masami Konishi
正躬 小西
Yutaka Saito
豊 斉藤
Takashi Taneda
隆 種田
Makoto Otsubo
真 大坪
Kengo Kasahara
健吾 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okayama University NUC
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petroleum Refining Co Ltd
Okayama University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Petroleum Refining Co Ltd, Okayama University NUC filed Critical Nippon Petroleum Refining Co Ltd
Priority to JP2003335826A priority Critical patent/JP4492844B2/ja
Publication of JP2005096979A publication Critical patent/JP2005096979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4492844B2 publication Critical patent/JP4492844B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 複数の在庫箇所に分散在庫されている複数種類の搬送対象を移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段により集荷位置まで効率的に集荷する集荷計画をデータ生成できるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】 対象搬送手段による搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表と、在庫箇所ごとに在庫されている搬送対象と、をデータ記憶しており、集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力されると、その搬送対象を最短距離で集荷する集荷計画をSA法によりデータ探索してデータ出力するので、例えば、データ出力された集荷計画に対応して対象搬送手段により複数の搬送対象を最短距離で効率的に集荷することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の在庫箇所に分散在庫されている複数種類の搬送対象を移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段により集荷位置まで集荷する集荷計画をデータ生成するデータ処理装置に関する。
現在、輸入製品などの搬送対象を倉庫の複数の在庫箇所に分散在庫することがあり、その搬送対象を搬出するときは、フォークリフトなどの対象搬送手段により搬出する搬送対象を所定の集荷位置まで集荷する。
上述のような集荷はフォークリフトの作業者が勘により実行しているため、最適な集荷作業が実行されないこともある。特に、作業者が集荷作業に習熟していない場合、非効率的な集荷作業となることが多々ある。
なお、本出願人は集荷計画をデータ生成するデータ処理装置の開発などを通常の業務としておらず、その特許出願なども経験がないため、本案に対応する公知例を検出できなかった。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、複数の在庫箇所に分散在庫されている複数種類の搬送対象を移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段により集荷位置まで効率的に集荷する集荷計画をデータ生成できるデータ処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1のデータ処理装置は、複数の在庫箇所に分散在庫されている複数種類の搬送対象を移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段により所定の集荷位置まで集荷する集荷計画をデータ生成するデータ処理装置であって、地図記憶手段、在庫記憶手段、条件記憶手段、対象入力手段、在庫検出手段、経路探索手段、経路出力手段、を有している。
地図記憶手段は、対象搬送手段による搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ記憶しており、在庫記憶手段は、在庫箇所ごとに在庫されている搬送対象をデータ記憶している。条件記憶手段は、対象搬送手段が一度に搬送できる搬送対象の数量をデータ記憶しており、対象入力手段は、集荷位置に集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力される。在庫検出手段は、データ入力された搬送対象が在庫されている複数の在庫箇所を在庫記憶手段の記憶データからデータ検出し、経路探索手段は、データ入力された複数の搬送対象をデータ検出された複数の在庫箇所から集荷位置まで経路図表の最短距離で集荷する集荷計画を条件記憶手段の記憶データを参照してSA法によりデータ探索する。経路出力手段は、データ探索された集荷計画をデータ出力するので、本発明のデータ処理装置は、集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力されると、その搬送対象を最短距離で集荷する集荷計画を集荷計画としてデータ出力する。
本発明の第2のデータ処理装置は、地図入力手段、図表生成手段、を有しており、地図入力手段は、複数種類の搬送対象が分散在庫されている複数の在庫箇所と移動自在な対象搬送手段により前記搬送対象が集荷される集荷位置との物理配置がデータ入力される。図表生成手段は、データ入力された物理配置から対象搬送手段による搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ生成するので、本発明のデータ処理装置は、在庫箇所と前記集荷位置との物理配置がデータ入力されると、対象搬送手段による搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ生成する。
本発明の自動搬送倉庫は、複数種類の搬送対象が分散在庫される複数の在庫箇所と1個の集荷位置とを有している自動搬送倉庫であって、少なくとも1個の対象搬送手段、地図記憶手段、在庫記憶手段、条件記憶手段、対象入力手段、在庫検出手段、経路探索手段、設備制御手段、を有している。
対象搬送手段は、移動自在で搬送対象を在庫箇所から集荷位置まで集荷し、地図記憶手段は、対象搬送手段による搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ記憶している。在庫記憶手段は、在庫箇所ごとに在庫されている搬送対象をデータ記憶しており、条件記憶手段は、対象搬送手段が一度に搬送できる搬送対象の数量をデータ記憶している。対象入力手段は、集荷位置に集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力され、在庫検出手段は、データ入力された搬送対象が在庫されている複数の在庫箇所を在庫記憶手段の記憶データからデータ検出する。経路探索手段は、データ入力された複数の搬送対象をデータ検出された複数の在庫箇所から集荷位置まで経路図表の最短距離で集荷する集荷計画を条件記憶手段の記憶データを参照してSA法によりデータ探索し、設備制御手段は、データ探索された集荷計画で対象搬送手段に搬送対象を在庫箇所から集荷位置まで集荷させる。従って、本発明の自動搬送倉庫は、集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力されると、その搬送対象を対象搬送手段により最短距離で集荷位置に集荷する。
なお、本発明で云う各種手段は、その機能を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明で云う各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が1個の部材として形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等も可能である。
また、本発明で云う情報記憶媒体とは、データ処理装置に各種処理を実行させるためのコンピュータプログラムが事前に格納されたハードウェアであれば良く、例えば、データ処理装置に固定されているROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)、データ処理装置に交換自在に装填されるCD(Compact Disc)−ROMやFD(Flexible Disc-cartridge)、これらの組み合わせ、等で実施することが可能である。
また、本発明で云うデータ処理装置とは、コンピュータプログラムを読み取って対応する処理動作を実行できるハードウェアであれば良く、例えば、CPU(Central Processing Unit)を主体として、これに、ROM、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の各種デバイスが接続されたハードウェアなどで良い。
なお、本発明でコンピュータプログラムに対応した各種動作をデータ処理装置に実行させることは、各種デバイスをデータ処理装置に動作制御させることなども意味している。例えば、データ処理装置に各種データを記憶させることは、データ処理装置に固定されているRAM等の情報記憶媒体にCPUが各種データを格納すること、データ処理装置に交換自在に装填されているFD等の情報記憶媒体にCPUがFDD(FD Drive)で各種データを格納すること、等で良い。
本発明の第1のデータ処理装置では、集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力されると、その搬送対象を最短距離で集荷する集荷計画をSA法によりデータ探索してデータ出力するので、例えば、データ出力された集荷計画に対応して対象搬送手段により複数の搬送対象を最短距離で効率的に集荷することができる。
本発明の第2のデータ処理装置では、在庫箇所と集荷位置との物理配置がデータ入力されると、対象搬送手段による搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ生成するので、集荷計画のデータ生成に有効な経路図表をデータ生成することができる。
本発明の自動搬送倉庫では、集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力されると、その搬送対象を最短距離で集荷する集荷計画をSA法によりデータ探索し、その集荷計画に対応して複数の搬送対象を対象搬送手段により最短距離で効率的に集荷位置に集荷することができる。
[実施の形態の構成]
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のデータ処理装置100は、例えば、各種の搬送対象を一時的に在庫する一時在庫倉庫200に設置され(図示せず)、その一時在庫倉庫200での搬送対象の集荷計画のデータ生成に利用される。
より具体的には、本形態で例示する一時在庫倉庫200は、図4に示すように、在庫箇所として複数の平置ラック201と複数の電動ラック202とが所定位置に配置されており、これらの平置/電動ラック201,202に石油製品のペール缶などの複数種類の搬送対象(図示せず)が分散在庫されている。
平置/電動ラック201,202から離反した所定位置には1個の集荷位置203が存在しており、移動自在な対象搬送手段であるフォークリフト(図示せず)により各種の搬送対象が複数の平置/電動ラック201,202から1個の集荷位置203まで集荷される。なお、フォークリフトが実際に移動できる移動経路204は事前に規定されており、その移動経路204の距離も計測されている。
平置ラック201は、平坦な上面を有しており、その上面に各種の搬送対象が単純に載置されている(図示せず)。このため、フォークリフトによる搬送対象の搬出作業に特定の搬出時間が必要なく、1個の平置ラック201に対して同時に複数のフォークリフトが搬出作業を実行できる。
電動ラック202は、電動で移動する複数の棚状の収納ラックからなり、その収納ラックに各種の搬送対象が立体的に収納されている(図示せず)。このため、フォークリフトで電動ラック202から搬送対象を搬出するときは、目的の搬送対象が露出するように収納ラックを移動させ、その移動により発生した収納ラックの間隙に進入して搬送対象を搬出する。
従って、電動ラック202ではフォークリフトは搬出作業に特定の搬出時間を必要とし、1個の電動ラック202に対して同時に複数のフォークリフトは搬出作業を実行できない。
本形態では一時在庫倉庫200に5台などの複数のフォークリフトが配置されており、これらのフォークリフトは通常は集荷位置203で待機している。例えば、この集荷位置203に本形態のデータ処理装置100も配置されており、フォークリフトの作業員に通達される集荷計画をデータ生成する。
本形態のデータ処理装置100は、図3に示すように、コンピュータの主体となるハードウェアとしてCPU101を有しており、このCPU101には、バスライン102により、ROM103、RAM104、HDD105、FD106が交換自在に装填されるFDD107、CD−ROM108が交換自在に装填されるCDドライブ109、キーボード110、マウス111、ディスプレイ112、I/Fユニット113、等のハードウェアが接続されている。
本形態のデータ処理装置100では、ROM103、RAM104、HDD105、交換自在なFD106、交換自在なCD−ROM108、等のハードウェアが情報記憶媒体に相当し、これらの少なくとも一個にCPU101のためのコンピュータプログラムおよびリソースがソフトウェアとして格納されている。
このようなソフトウェアはデータ処理装置100に事前にインストールされており、データ処理装置100の起動時にCPU101にデータ読取される。このようにCPU101が適正なコンピュータプログラムをデータ読取して各種処理を実行することにより、本形態のデータ処理装置100は、図1に示すように、地図入力手段301、図表生成手段302、地図登録手段303、経路検出手段304、最短登録手段305、地図記憶手段311、在庫記憶手段312、条件記憶手段313、最短記憶手段314、対象入力手段316、在庫検出手段317、経路探索手段318、経路出力手段319、等の各種手段を各種機能として論理的に有している。
さらに、経路探索手段318は、図2に示すように、初期生成手段321、ランダム変更手段322、評価算出手段323、差分算出手段324、第1置換手段326、第2置換手段327、動作制御手段328、変数更新手段329、処理制御手段331、結果確定手段332、等からなり、そのランダム変更手段322は、2オプト近傍手段334とランダム近傍手段335からなる。
各種入力手段301,316は、RAM104に格納されているコンピュータプログラムに対応してCPU101がキーボード110やI/Fユニット113の入力データを認識する機能などに相当し、経路出力手段319は、コンピュータプログラムに対応してCPU101がディスプレイ112にデータ表示を実行させる機能などに相当する。
各種記憶手段311,312,…は、CPU101が認識するようにHDD105に構築された記憶エリアなどに相当し、各種登録手段303,305は、CPU101がHDD105の記憶エリアにデータ登録を実行する機能などに相当し、その他の各種手段302,304,…は、CPU101が所定のデータ処理を実行する機能などに相当する。
地図入力手段301は、図4に示すように、複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との物理配置が、各種の属性データとともにデータ入力され、図表生成手段302は、図5に示すように、データ入力された物理配置から経路図表210をデータ生成する。
より具体的には、前述のように、平置ラック201は、フォークリフトによる搬出作業に特定の搬出時間が必要なく、複数のフォークリフトで同時に搬出作業を実行できるが、電動ラック202は、特定の搬出時間が必要で複数のフォークリフトで同時に搬出作業を実行できない。
そこで、上述のように複数の平置/電動ラック201,202の物理配置がデータ処理装置100にデータ入力されるとき、その電動ラック202ごとに特定の搬出時間もデータ入力され、複数のフォークリフトでの同時作業の可否も平置/電動ラック201,202ごとにデータ入力される。
これらの入力データからデータ生成される経路図表210では、移動経路204がノード211を介して適宜連結された所定単位の多数のアーク212からなり、平置/電動ラック201,202と集荷位置203とが多数のノード211の一部からなり、多数のノード211には個々に識別番号がデータ付与されている。
つまり、平置/電動ラック201,202と集荷位置203との物理配置がノード211にデータ変換され、これら平置/電動ラック201,202と集荷位置203とのノード211を連結している移動経路204が多数のノード211を介して順次連結された多数のアーク212にデータ変換される。
このとき、例えば、図4に示すように、“G”なる1個の電動ラック202に対してフォークリフトがアクセスできる移動経路204が“24(m)”で、アーク212の単位が“4.0(m)”ならば、図5に示すように、その1個の電動ラック202は“G−1”〜“G−6”なる6個のノード211にデータ変換される。
さらに、前述の電動ラック202の搬出時間が移動距離に換算されるので、この換算された移動距離に対応して電動ラック202のノード211に連結されるアーク212が増加される。また、前述のように電動ラック202には同時作業の不能がデータ入力されるので、電動ラック202のノード211にのみ連結されているアーク212には、同時不能が属性としてデータ付与される。
なお、実際の一時在庫倉庫200は、図4に示すように、平置/電動ラック201,202や集荷位置203などが通常は矩形範囲に配置されているが、本形態のデータ処理装置100では、上述のように電動ラック202に連結されるアーク212を増加させる。
このため、そのままでは電動ラック202のノード211などは大幅に外側に突出することになるが、図表生成手段302は、外側に突出した線形の移動経路204を曲折させて経路図表210をディスプレイ112の表示画面に対応した所定の矩形範囲に成形する。
地図登録手段303は、図表生成手段302によりデータ生成された経路図表210を地図記憶手段311にデータ登録するので、この地図記憶手段311は、データ登録された経路図表210をデータ記憶する。
経路検出手段304は、図表生成手段302によりデータ生成された経路図表210から、複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との組み合わせごとの最短距離の移動経路204である最短経路をダイクストラ法によりデータ検出する。
最短登録手段305は、経路検出手段304によりデータ検出された最短経路を最短記憶手段314にデータ登録するので、この最短記憶手段314は、複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との組み合わせごとに最短経路をデータ記憶する。
在庫記憶手段312は、平置/電動ラック201,202ごとに在庫されている搬送対象をデータ記憶しており、条件記憶手段313は、一時在庫倉庫200で一度に利用されるフォークリフトの個数と、そのフォークリフトが一度に搬送できる搬送対象の数量と、を制約条件としてデータ記憶している。
在庫記憶手段312の記憶データは、一時在庫倉庫200の在庫状況に対応して手作業の入力操作などで常時更新されており、条件記憶手段313の記憶データは、一時在庫倉庫200でのフォークリフトの運用状況に対応して事前に入力操作されている。なお、本形態では説明を簡単とするため、複数のフォークリフトの性能は一律としている。
対象入力手段316は、集荷位置203に集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力され、在庫検出手段317は、データ入力された搬送対象が在庫されている複数の平置/電動ラック201,202を在庫記憶手段312の記憶データからデータ検出する。
より具体的には、所定の入力状態にあるデータ処理装置100に、作業者が集荷する搬送対象の種類と数量とをキーボード110の手動操作などで入力操作すると、そのデータ処理装置100では、CPU101により入力データを検索キーとしてHDD105の所定のデータファイルから搬送対象が在庫されている複数の平置/電動ラック201,202をデータ検出する。
経路探索手段318は、データ入力された複数の搬送対象をデータ検出された複数の平置/電動ラック201,202から集荷位置203まで最短時間で集荷する集荷計画を地図記憶手段311と条件記憶手段313と最短記憶手段314との記憶データを参照してSA法によりデータ探索し、経路出力手段319は、データ探索された集荷計画をディスプレイ112の表示出力などでデータ出力する。
上述のように経路探索手段318が集荷計画をデータ探索する場合、その初期生成手段321は、複数の平置/電動ラック201,202から集荷位置203まで複数の搬送対象を集荷する集荷計画の1次解をデータ生成し、ランダム変更手段322は、1次解の移動経路204をランダムに変更して2次解をデータ生成する。
より詳細には、集荷する複数の搬送対象の種類と数量とが、その搬送対象が在庫されている複数の平置/電動ラック201,202とともにデータ入力されると、初期生成手段321は、いわゆる巡回セールスマン問題の解法アルゴリズムにより、集荷位置203から複数の平置/電動ラック201,202を巡回して複数の搬送対象を集荷位置203まで集荷する集荷計画の1次解をデータ生成する。
そのとき、初期生成手段321は、条件記憶手段313がデータ記憶している、フォークリフトが搬送できる搬送対象の数量と、一度に利用できるフォークリフトの個数と、に対応して集荷する複数の搬送対象を複数のフォークリフトに単純に順番に割り当て、経路探索手段318にデータ記憶されている最短経路に基づいて、集荷計画をデータ探索する。
さらに、地図記憶手段311にデータ記憶されている経路図表210では、電動ラック202のノード211のみに連結されている移動経路204のアーク212には同時作業の不能がデータ付与されているので、初期生成手段321は、上述のアーク212に複数のフォークリフトが同時に位置しないように集荷計画の1次解をデータ生成する。
その場合、初期生成手段321は、同時不能の移動経路204での複数のフォークリフトの移動をデータ検出すると、そのデータ検出した複数のフォークリフトに移動経路204を移動する順番をFIFOルールで付与する。
このとき、図6に示すように、同時不能の移動経路204から最前のフォークリフトが離脱するまで次段のフォークリフトに待機時間をデータ設定し、同時不能の移動経路204での複数のフォークリフトの移動を時分割とする。
ランダム変更手段322は、2オプト近傍手段334による1次解の集荷計画の2オプト近傍と、ランダム近傍手段335による1次解の集荷計画のランダム近傍と、を組み合わせて、2次解をデータ生成する。
より具体的には、1次解の集荷計画でフォークリフトが集荷位置203から複数の平置/電動ラック201,202を巡回して集荷位置203まで移動するとき、2オプト近傍手段334は、その1次解の複数の平置/電動ラック201,202をランダムに交換して2次解をデータ生成する。
例えば、図7に示すように、集荷位置203が“18”なるノード211で“3,4,8”なるノード211から搬送対象を集荷する場合、図7(a)に示すように、“18→4→8→3→18”なる1次解の“4,8”なるノード211が交換されると、図7(b)に示すように、“18→8→4→3→18”なる2次解がデータ生成される。
また、1次解の集荷計画でフォークリフトが集荷位置203から平置/電動ラック201,202を介して集荷位置203まで移動する集荷動作が複数のとき、ランダム近傍手段335は、その1次解の複数の集荷動作で搬送対象の数量が同一の平置/電動ラック201,202をランダムに交換して2次解をデータ生成する。
さらに、本形態では前述のように一度に複数のフォークリフトが利用されるので、ランダム近傍手段335は、複数のフォークリフトの集荷動作で搬送対象の数量が同一の平置/電動ラック201,202もランダムに交換する。また、ランダム近傍手段335は、一度に利用されるフォークリフトの個数もランダムに変更し、複数のフォークリフトへの複数の平置/電動ラック201,202の割り当てもランダムに変更する。
例えば、図8に示すように、集荷位置203が“18”なるノード211で“3,4,8,11”なるノード211から2個のフォークリフトで搬送対象を集荷する場合、図8(a)に示すように、“18→11→18”“18→8→4→3→18”なる1次解の一部のノード211が交換されると、“18→11→8→18”“18→4→3→18”なる2次解がデータ生成される。
評価算出手段323は、1次解と2次解と集荷計画の所要時間を評価値として各々算出し、差分算出手段324は、1次解の評価値を2次解の評価値から減算した差分値△Iを算出する。より詳細には、評価算出手段323は、複数のフォークリフトの集荷計画の移動距離を移動時間に換算し、その移動時間に待機時間を加算した合計時間を評価値として算出する。
例えば、図7(a)(b)に示すように、“18→4→8→3→18”なる1次解から“18→8→4→3→18”なる2次解がデータ生成されると、その所要時間に相当するアーク212の個数は“16”から“14”まで削減されるので、差分値△Iは“−2”となる。
第1置換手段326は、差分値△Iが負値ならば1次解を2次解で置換し、第2置換手段327は、差分値△Iが負値でなくとも“d<exp(△I/T) (dは“0≦d<1”の一様乱数,Tは所定の変数)”が成立すれば1次解を2次解で置換する。
動作制御手段328は、ランダム変更手段322と評価算出手段323と差分算出手段324と第1置換手段326と第2置換手段327との処理動作を所定回数まで繰り返させ、変数更新手段329は、処理動作が所定回数まで繰り返されると変数Tを“1”以下の所定の定数γの乗算によりデータ更新する。
処理制御手段331は、変数Tがデータ更新されるごとに動作制御手段328の処理動作を繰り返させ、結果確定手段332は、動作制御手段328の処理動作が所定回数まで繰り返されても2次解に置換されない1次解を集荷計画として確定するとともに、処理制御手段331の処理動作が所定回数まで繰り返されたときも1次解を集荷計画として確定する。
上述のようなデータ処理装置100の各種手段は、必要によりHDD105やI/Fユニット113等のハードウェアを利用して実現されるが、その主体はRAM104等の情報記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムに対応してハードウェアであるCPU101が機能することにより実現されている。
このようなコンピュータプログラムは、例えば、複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との物理配置と各種の属性データとのキーボード110やI/Fユニット113などによるデータ入力を受け付けること、データ入力された物理配置と属性データとに対応して多数のノード211とアーク212からなる経路図表210をデータ生成すること、データ生成された経路図表210をデータファイルなどとしてHDD105などにデータ登録すること、データ生成された経路図表210から複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との組み合わせごとの最短経路をダイクストラ法によりデータ検出すること、データ検出された最短経路をデータ登録すること、平置/電動ラック201,202ごとに在庫されている搬送対象をデータ記憶しておくこと、一時在庫倉庫200で一度に利用されるフォークリフトの個数とフォークリフトが一度に搬送できる搬送対象の数量とを制約条件としてデータ記憶しておくこと、集荷位置203に集荷する搬送対象の種類と数量とのデータ入力を受け付けること、データ入力された搬送対象が在庫されている複数の平置/電動ラック201,202を前述の記憶データからデータ検出すること、データ入力された複数の搬送対象をデータ検出された複数の平置/電動ラック201,202から集荷位置203まで最短時間で集荷する集荷計画を各種の記憶データを参照してSA法によりデータ探索すること、データ探索された集荷計画をディスプレイ112の表示出力などでデータ出力すること、等の処理動作をCPU101等に実行させるためのソフトウェアとしてRAM104等の情報記憶媒体に格納されている。
さらに、上述の集荷計画をSA法によりデータ探索するコンピュータプログラムは、複数の平置/電動ラック201,202から集荷位置203まで複数の搬送対象を複数のフォークリフトで集荷する集荷計画の1次解をデータ生成すること、1次解の集荷計画でフォークリフトが集荷位置203から複数の平置/電動ラック201,202を巡回して集荷位置203まで移動するときは、その複数の平置/電動ラック201,202をランダムに交換して2次解をデータ生成すること、1次解の集荷計画でフォークリフトが集荷位置203から平置/電動ラック201,202を介して集荷位置203まで移動する集荷動作が複数のときは、複数の集荷動作で搬送対象の数量が同一の平置/電動ラック201,202をランダムに交換して2次解をデータ生成すること、この2次解をデータ生成するときに複数のフォークリフトの集荷動作で搬送対象の数量が同一の平置/電動ラック201,202もランダムに交換すること、2次解をデータ生成するときに一度に利用されるフォークリフトの個数もランダムに変更すること、2次解をデータ生成するときに複数のフォークリフトへの複数の平置/電動ラック201,202の割り当てもランダムに変更すること、1次解と2次解と集荷計画の所要時間を評価値として各々算出すること、1次解の評価値を2次解の評価値から減算した差分値△Iを算出すること、差分値△Iが負値ならば1次解を2次解で置換すること、差分値△Iが負値でなくとも“d<exp(△I/T)”が成立すれば1次解を2次解で置換すること、上述の2次解の生成から置換までの処理動作を所定回数まで繰り返すこと、処理動作が所定回数まで繰り返されると変数Tを“1”以下の所定の定数γの乗算によりデータ更新すること、変数Tがデータ更新されるごとに上述の2次解のデータ生成から変数Tのデータ更新までの処理動作を繰り返すこと、この処理動作が所定回数まで繰り返されても2次解に置換されない1次解を集荷計画として確定すること、処理動作が所定回数まで繰り返されたときも1次解を集荷計画として確定すること、等の処理動作をCPU101等に実行させるためのソフトウェアとしてRAM104等の情報記憶媒体に格納されている。
[実施の形態の動作]
上述のような構成において、本実施の形態のデータ処理装置100によるデータ処理方法を以下に説明する。例えば、まず、ある一時在庫倉庫200でデータ処理装置100を使用する場合、図4に示すように、その一時在庫倉庫200の複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との物理配置を、その電動ラック202ごとの搬出時間、電動ラック202での同時作業の不能、などの各種の属性データとともに作業者がデータ処理装置100にキーボード110の手動操作などでデータ入力する。
すると、このデータ処理装置100では、図9に示すように、データ入力された一時在庫倉庫200の各種データから(ステップS1)、所定のアルゴリズムにより経路図表210をデータ生成し(ステップS2)、その経路図表210がHDD105などにデータ記憶する(ステップS3)。
このように経路図表210がデータ生成されるとき、図5に示すように、移動経路204がノード211を介して適宜連結された所定単位の多数のアーク212にデータ変換され、平置/電動ラック201,202と集荷位置203とが多数のノード211の一部としてデータ生成される。
さらに、前述の電動ラック202の搬出時間が移動距離に換算されて電動ラック202のノード211に連結されるアーク212が増加され、電動ラック202のノード211にのみ連結されているアーク212には同時作業の不能が属性としてデータ付与される。また、外側に突出した線形の移動経路204は曲折され、経路図表210の外形がディスプレイ112の表示画面に対応した所定の矩形範囲に成形される。
つぎに、このようにデータ生成された経路図表210から複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との組み合わせごとの最短距離の移動経路204である最短経路がダイクストラ法によりデータ検出され(ステップS4)、その最短距離をHDD105などにデータ登録する(ステップS5)。
さらに、平置/電動ラック201,202ごとに在庫されている搬送対象、一時在庫倉庫200で一度に利用されるフォークリフトの個数、そのフォークリフトが一度に搬送できる搬送対象の数量、等を作業者がデータ処理装置100にキーボード110の手動操作などでデータ入力すると、その入力データもHDD105などにデータ登録される。
上述のような各種のデータ登録が完了すると、データ処理装置100は集荷要求のデータ入力に対応して集荷計画をデータ出力できる状態となる。そこで、搬送対象を集荷位置203に集荷する要求が発生した場合、図10に示すように、その搬送対象の種類と数量とを作業者がデータ処理装置100にキーボード110の手動操作などでデータ入力する(ステップT1)。
すると、このデータ処理装置100では、データ入力された搬送対象が在庫されている複数の平置/電動ラック201,202がHDD105などの記憶データからデータ検出され(ステップT2)、データ入力された複数の搬送対象をデータ検出された複数の平置/電動ラック201,202から集荷位置203まで最短時間で集荷する集荷計画がSA法によりデータ探索される(ステップT3)。
より詳細には、図11に示すように、データ処理装置100では、最初に複数の平置/電動ラック201,202から集荷位置203まで複数の搬送対象を集荷する集荷計画の1次解が、いわゆる巡回セールスマン問題の解法アルゴリズムによりデータ生成される(ステップE2)。
その場合、フォークリフトが搬送できる搬送対象の数量と、一度に利用できるフォークリフトの個数と、に対応して集荷する複数の搬送対象が複数のフォークリフトに単純に順番に割り当てられ、データ登録されている最短経路に基づいて、集荷計画の1次解がデータ探索される。
このように1次解がデータ生成されるとき、電動ラック202のノード211のみに連結されている移動経路204のアーク212には同時不能がデータ付与されているので、同時不能の移動経路204での複数のフォークリフトの移動がデータ検出されると、図6に示すように、そのデータ検出した複数のフォークリフトに移動経路204を移動する順番がFIFOルールで付与され、同時不能の移動経路204から最前のフォークリフトが離脱するまで次段のフォークリフトに待機時間がデータ設定される。
上述のように集荷計画の1次解がデータ生成されると、その1次解から2オプト近傍とランダム近傍とにより、2次解がデータ生成される(ステップE3)。より詳細には、1次解の集荷計画でフォークリフトが集荷位置203から複数の平置/電動ラック201,202を巡回して集荷位置203まで移動するとき、その1次解の複数の平置/電動ラック201,202がランダムに交換されて2次解がデータ生成される。
例えば、図7に示すように、集荷位置203が“18”なるノード211で“3,4,8”なるノード211から搬送対象を集荷する場合、図7(a)に示すように、“18→4→8→3→18”なる1次解の“4,8”なるノード211が交換されると、図7(b)に示すように、“18→8→4→3→18”なる2次解がデータ生成される。
また、1次解の集荷計画でフォークリフトが集荷位置203から平置/電動ラック201,202を介して集荷位置203まで移動する集荷動作が複数のとき、その1次解の複数の集荷動作で搬送対象の数量が同一の平置/電動ラック201,202がランダムに交換されて2次解がデータ生成される。
さらに、複数のフォークリフトの集荷動作で搬送対象の数量が同一の平置/電動ラック201,202もランダムに交換され、一度に利用されるフォークリフトの個数もランダムに変更され、複数のフォークリフトへの複数の平置/電動ラック201,202の割り当てもランダムに変更される。
例えば、図8に示すように、集荷位置203が“18”なるノード211で“3,4,8,11”なるノード211から2個のフォークリフトで搬送対象を集荷する場合、図8(a)に示すように、“18→11→18”“18→8→4→3→18”なる1次解の一部のノード211が交換されると、“18→11→8→18”“18→4→3→18”なる2次解がデータ生成される。
上述のように集荷計画の1次解と2次解とがデータ生成されると、複数のフォークリフトの集荷計画の移動距離が移動時間に換算され、その移動時間に待機時間を加算した合計時間が評価値として算出される(ステップE4)。
なお、当然ながら複数のフォークリフトの集荷動作は並列に実行されるので、複数のフォークリフトの所要時間のうち、最大の所要時間が集荷計画の評価値となる。例えば、図6(b)に示すように、“Operator 1 - 3”のフォークリフトが並列に集荷作業を実行する場合、最大の“Operator 1”の所要時間が評価値となる。
上述のように集荷計画の1次解と2次解との評価値が算出されると、1次解の評価値を2次解の評価値から減算した差分値△Iが算出される(ステップE5)。例えば、図7(a)(b)に示すように、“18→4→8→3→18”なる1次解から“18→8→4→3→18”なる2次解がデータ生成されると、その所要時間に相当するアーク212の個数は“16”から“14”まで削減されるので、差分値△Iは“−2”となる。
そして、上述のように差分値△Iが負値ならば1次解が2次解で置換されるが(ステップE7)、差分値△Iが負値でなくとも“d<exp(△I/T) (dは“0≦d<1”の一様乱数,Tは所定の変数)”が成立すれば(ステップE8)、やはり1次解が2次解で置換される(ステップE7)。
上述のような2次解のデータ生成から1次解の置換までの処理動作が所定回数まで繰り返されると(ステップE9,E10)、上述の変数Tが“1”以下の所定の定数γの乗算によりデータ更新される(ステップE11)。
このように変数Tがデータ更新されるごとに、上述のような2次解のデータ生成から1次解の置換までの処理動作が所定回数まで繰り返されるが(ステップE3〜E10)、その変数Tのデータ更新までの処理動作が所定回数まで繰り返されても1次解が2次解に置換されないときは(ステップE13〜E16)、その1次解が集荷計画として確定される(ステップE18)。
ただし、1次解が2次解に置換されない状態で処理動作が所定回数まで繰り返されないときも、変数Tのデータ更新が所定回数まで繰り返されると(ステップE12,E17)、そのときの1次解が集荷計画として確定される(ステップE18)。
上述のように集荷計画が確定されると、図10に示すように、その集荷計画がディスプレイ112の画像表示などでデータ出力されるので、複数のフォークリフトの作業者はデータ出力された集荷計画を各々確認し、その集荷計画に対応して複数の搬送対象を平置/電動ラック201,202から集荷位置203まで集荷する集荷作業を並列に実行する。
[実施の形態の効果]
本実施の形態のデータ処理装置100では、集荷する搬送対象の種類と数量とがデータ入力されると、その搬送対象を最短距離で集荷する集荷計画をSA法によりデータ探索してデータ出力するので、データ出力された集荷計画に対応して複数のフォークリフトにより複数の搬送対象を最短時間で効率的に集荷することができる。
しかも、本形態のデータ処理装置100では、平置/電動ラック201,202の物理配置がデータ入力されると、フォークリフトによる搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路204からなる経路図表210をデータ生成するので、集荷計画のデータ生成に有効な経路図表210を自動的にデータ生成することができる。
特に、移動経路204がノード211を介して連結される所定単位のアーク212にデータ変換されるとともに、平置/電動ラック201,202と集荷位置203とがノード211にデータ変換されて経路図表210がデータ生成されるので、移動経路204のデータ生成や移動距離のデータ検出などが容易な経路図表210を自動的にデータ生成することができる。
さらに、本形態の一時在庫倉庫200には、フォークリフトによる搬出作業に特定の搬出時間を必要としない平置ラック201と特定の搬出時間を必要とする電動ラック202とがあるが、本形態のデータ処理装置100では、複数の平置/電動ラック201,202の物理配置とともに電動ラック202ごとに搬出時間もデータ入力されると、そのデータ入力された物理配置と搬出時間から経路図表210をデータ生成するので、平置/電動ラック201,202の搬出時間の相違が反映されている経路図表210を自動的にデータ生成することができる。
さらに、上述のようにデータ生成された経路図表210では、電動ラック202などに連通する移動経路204が極端に外側に突出することになるが、本形態のデータ処理装置100では、外側に突出した線形の移動経路204を曲折させて経路図表210を所定の矩形範囲に成形するので、データ生成された経路図表210のデータ表示やデータ印刷が容易である。
しかも、平置ラック201では同時に複数のフォークリフトが搬出作業を実行できるが、電動ラック202では同時に複数のフォークリフトは搬出作業を実行できない。しかし、本形態のデータ処理装置100では、複数の平置/電動ラック201,202の物理配置とともに平置/電動ラック201,202ごとに複数のフォークリフトによる同時作業の可否もデータ入力されると、その可否が経路図表210の平置/電動ラック201,202ごとにデータ付与される。
そして、その可否にも対応して集荷計画がデータ探索されるので、電動ラック202の位置に複数のフォークリフトが同時に移動する不適な集荷計画がデータ生成されることを自動的に防止することができる。特に、電動ラック202の位置での複数のフォークリフトの移動がデータ検出されると、データ検出した複数のフォークリフトに移動経路204を移動する順番がFIFOルールで付与されて待機時間がデータ設定されるので、複数のフォークリフトによる電動ラック202の位置への進入が的確に集荷計画にデータ設定される。
そして、その複数のフォークリフトの集荷計画の移動距離が移動時間に換算されて待機時間が加算された合計時間が最小となる集荷計画がデータ探索されるので、特定の搬送時間が必要な電動ラック202が存在しても、それを考慮して複数のフォークリフトにより複数の搬送対象を最短時間で効率的に集荷できる集荷計画を確実にデータ生成することができる。
さらに、複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との組み合わせごとの最短経路が経路図表210からダイクストラ法でデータ検出されてデータ登録され、そのデータ登録されている最短経路に基づいて集荷計画がデータ探索されるので、複数の搬送対象を最短時間で効率的に集荷する集荷計画を簡単なデータ処理で効率的にデータ探索することができる。
また、本形態のデータ処理装置100では、上述のようにSA法により集荷計画をデータ探索するとき、複数の近傍探索として2オプト近傍とランダム近傍とを組み合わせて1次解から2次解をデータ生成するので、既存のアルゴリズムにより効率的に2次解をデータ生成することができる。
その場合、フォークリフトが同時に利用される複数でも、一度に利用されるフォークリフトの個数もランダムに変更され、複数のフォークリフトへの複数の平置/電動ラック201,202の割り当てもランダムに変更されるので、複数のフォークリフトによる並列作業が効率的に集合される集荷計画をデータ生成することができる。
[具体例の開示]
ここで、本発明者が実際に実行した処理手法を以下に簡単に説明する。まず、本発明者は複数のフォークリフトによる集荷計画を定式化するため、以下のように各種の変数を定義した。なお、以下の説明の符号は、図11のフローチャートで使用している符号とは関連していない。
N :ノード211の集合
i :平置/電動ラック201,202のノード211の集合(Ni∈N)
V :フォークリフトの集合
m :フォークリフトの識別番号(本形態ではm=1〜5)
k :フォークリフトの往復回数(本形態ではk=1〜4)
ij:“i”なるノード211から“j”なるノード211への最短距離
i :“i”なるノード211から集荷する搬送対象の数量
W :フォークリフトが一度に搬送できる搬送対象の数量
i m:“m”なるフォークリフトが電動ラック202の位置に進入した時間
i m:“m”なるフォークリフトの電動ラック202での搬送時間
なお、当然ながら、
i,j∈N
m∈V
である。つぎに、決定変数“xi,j,k m”を以下のように設定した。
Figure 2005096979
そして、フォークリフトが一度に搬送できる搬送対象の数量は、以下の条件式で定義される。
Figure 2005096979
さらに、電動ラック202の位置を複数のフォークリフトが同時に移動できないことは、以下の条件式で定義される。なお、(3)式は、最前のフォークリフトが電動ラック202の位置から離脱してから次段のフォークリフトが進入することを意味しており、(4)式は、電動ラック202の位置に一度に存在するフォークリフトは1個であることを意味しており、(5)式は、電動ラック202の位置を移動するフォークリフトは一度に1個であることを意味している。
Figure 2005096979
そして、複数のフォークリフトが複数の搬送対象を集荷する所要時間“fm”を最小化する目的関数は以下のように定義される。
Figure 2005096979
そして、本発明者が実際に前述の2次解のデータ生成から1次解の置換までの処理動作の繰返回数を“200回(図11のN=200)”、変数Tのデータ更新の繰返回数を“500回(図11のM=500)”、変数Tを“10”定数γを“0.96”としてシミュレーションを実行したところ、熟練したフォークリフトの作業者による集荷作業よりも単時間で終了する集荷計画をデータ生成することができた。
また、一度に使用するフォークリフトの個数もシミュレートしたところ、図12に示すように、条件によってはフォークリフトの個数が増大するほど集荷作業の所要時間が短縮される分けでもなく、集荷作業に最適なフォークリフトの個数もデータ生成できることが確認された。
[実施の形態の変形例]
本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では複数の平置/電動ラック201,202の物理配置から経路図表210をデータ生成することと、複数の平置/電動ラック201,202と1個の集荷位置203との組み合わせごとの最短経路をデータ検出することと、経路図表210に対応して集荷要求から集荷計画をデータ探索することの、全部を1個のデータ処理装置100で実行することを例示したが、これらを別個のデータ処理装置で個別に実行するようなことも可能である。
また、上記形態では一時在庫倉庫200で一度に複数のフォークリフトが並列に集荷作業を実行することを例示したが、例えば、本案による集荷計画のデータ探索はフォークリフトが1個の場合でも有用である。なお、フォークリフトが1個の場合には、前述のような電動ラック202での待機時間は発生しないので、電動ラック202に複数のフォークリフトを一度に位置させないためのデータ処理が必要なく、評価値も所要時間ではなく移動距離とすることが可能である。
さらに、上記形態では一時在庫倉庫200に、搬出作業に特定の搬出時間を必要とせず同時に複数のフォークリフトが搬出作業を実行できる平置ラック201と、特定の搬出時間を必要として同時に複数のフォークリフトは搬出作業を実行できない電動ラック202と、が在庫箇所として存在することを例示したが、このような平置/電動ラック201,202の一方のみしかない一時在庫倉庫(図示せず)での集荷計画のデータ探索にも本案は適用可能である。
また、上記形態では複数の平置/電動ラック201,202の物理配置とともに電動ラック202での搬出時間がデータ処理装置100にデータ入力されると、このデータ処理装置100が電動ラック202の搬出時間を自動的に移動距離に換算して経路図表210をデータ生成することを例示した。しかし、上述のような搬出時間のデータ入力は実行せず、データ生成された経路図表を作業者が手作業で修正することで、電動ラック202への移動経路204を搬出時間に対応して延長することも可能である。
さらに、上記形態では一時在庫倉庫200に設置されたデータ処理装置100が、フォークリフトの作業者のための集荷計画をデータ探索することを例示した。しかし、電子制御されたホイストなどを対象搬送手段として有している自動搬送倉庫において(図示せず)、データ探索した集荷計画で対象搬送手段を動作制御して搬送対象を集荷することも可能である。
また、上記形態では複数の平置/電動ラック201,202から一つの集荷位置203まで各種の搬送対象を効率的に集荷する集荷計画をデータ処理装置100によりデータ生成することを例示したが、例えば、同様なデータ処理により、一つの集荷位置203から複数の平置/電動ラック201,202に各種の搬送対象を効率的に搬送して収納する計画をデータ生成することも可能である。
さらに、本実施の形態ではRAM104等に格納されているコンピュータプログラムに対応してCPU101が動作することにより、データ処理装置100の各種機能として各種手段が論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各種手段の各々を固有のハードウェアとして形成することも可能であり、一部をソフトウェアとしてRAM104等に格納するとともに一部をハードウェアとして形成することも可能である。
本発明の実施の一形態のデータ処理装置の論理構造を示す模式図である。 経路探索手段の内部構造を示す模式図である。 データ処理装置の物理構造を示すブロック図である。 一時在庫倉庫の物理構造を示す平面図である。 経路図表を示す模式図である。 集荷計画での複数の対象搬送手段であるフォークリフトの関係を示すガントチャートである。 集荷計画の1次解から2次解をデータ生成する一例を示す模式図である。 集荷計画の1次解から2次解をデータ生成する一例を示す模式図である。 データ処理装置が一時在庫倉庫の物理構造から経路図表をデータ生成するデータ処理方法を示すフローチャートである。 データ処理装置が集荷要求から集荷計画をデータ生成するメインルーチンのデータ処理方法を示すフローチャートである。 集荷計画をデータ探索するサブルーチンのデータ処理方法を示すフローチャートである。 フォークリフトの個数と集荷作業の所要時間との関係を示す特性図である。
符号の説明
100 データ処理装置
101 コンピュータの主体であるCPU
103 情報記憶媒体であるROM
104 情報記憶媒体であるRAM
105 情報記憶媒体であるHDD
106 情報記憶媒体であるFD
108 情報記憶媒体であるCD−ROM
201 在庫箇所である平置ラック
202 在庫箇所である電動ラック
203 集荷位置
204 移動経路
210 経路図表
211 ノード
212 アーク
301 地図入力手段
302 図表生成手段
303 地図登録手段
304 経路検出手段
305 最短登録手段
311 地図記憶手段
312 在庫記憶手段
313 条件記憶手段
314 最短記憶手段
316 対象入力手段
317 在庫検出手段
318 経路探索手段
319 経路出力手段
321 初期生成手段
322 ランダム変更手段
323 評価算出手段
324 差分算出手段
326 第1置換手段
327 第2置換手段
328 動作制御手段
329 変数更新手段
331 処理制御手段
332 結果確定手段
334 2オプト近傍手段
335 ランダム近傍手段

Claims (26)

  1. 複数の在庫箇所に分散在庫されている複数種類の搬送対象を移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段により所定の集荷位置まで集荷する集荷計画をデータ生成するデータ処理装置であって、
    前記対象搬送手段による前記搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ記憶している地図記憶手段と、
    前記在庫箇所ごとに在庫されている前記搬送対象をデータ記憶している在庫記憶手段と、
    前記対象搬送手段が一度に搬送できる前記搬送対象の数量をデータ記憶している条件記憶手段と、
    前記集荷位置に集荷する前記搬送対象の種類と数量とがデータ入力される対象入力手段と、
    データ入力された前記搬送対象が在庫されている複数の前記在庫箇所を前記在庫記憶手段の記憶データからデータ検出する在庫検出手段と、
    データ入力された複数の前記搬送対象をデータ検出された複数の前記在庫箇所から前記集荷位置まで前記経路図表の最短距離で集荷する前記集荷計画を前記条件記憶手段の記憶データを参照してSA(Simulated Annealing)法によりデータ探索する経路探索手段と、
    データ探索された前記集荷計画をデータ出力する経路出力手段と、
    を有しているデータ処理装置。
  2. 少なくとも前記在庫箇所と前記集荷位置との物理配置がデータ入力される地図入力手段と、
    データ入力された前記物理配置から前記経路図表をデータ生成する図表生成手段と、
    データ生成された前記経路図表を前記地図記憶手段にデータ登録する地図登録手段と、
    を有している請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記対象搬送手段による前記搬送対象の搬出作業に特定の前記搬出時間を必要としない前記在庫箇所と特定の前記搬出時間を必要とする前記在庫箇所とがあり、
    前記地図入力手段は、複数の前記在庫箇所の物理配置とともに前記在庫箇所ごとに前記搬出時間もデータ入力され、
    前記図表生成手段は、データ入力された前記物理配置と前記搬出時間から前記経路図表をデータ生成する請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記対象搬送手段が同時に利用される複数からなり、
    同時に複数の前記対象搬送手段が搬出作業を実行できる前記在庫箇所と同時に複数の前記対象搬送手段は搬出作業を実行できない前記在庫箇所とがあり、
    前記地図入力手段は、複数の前記在庫箇所の物理配置とともに前記在庫箇所ごとに複数の前記対象搬送手段による同時作業の可否もデータ入力され、
    前記図表生成手段は、データ入力された前記物理配置からデータ生成する前記経路図表の前記在庫箇所ごとに前記可否もデータ付与し、
    前記経路探索手段は、前記経路図表の在庫箇所ごとにデータ付与されている前記可否にも対応して前記集荷計画をデータ探索する請求項2または3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記図表生成手段は、前記移動経路をノードを介して連結される所定単位のアークにデータ変換するとともに前記在庫箇所と前記集荷位置とを前記ノードにデータ変換して前記経路図表をデータ生成する請求項2ないし4の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  6. 前記図表生成手段は、外側に突出した線形の前記移動経路を曲折させて前記経路図表を所定の矩形範囲に成形する請求項2ないし5の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  7. 複数の前記在庫箇所と1個の前記集荷位置との組み合わせごとに最短距離の前記移動経路である最短経路をデータ記憶している最短記憶手段も有しており、
    前記経路探索手段は、データ記憶されている前記最短経路に基づいて前記集荷計画をデータ探索する請求項1ないし6の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  8. 複数の前記在庫箇所と1個の前記集荷位置との組み合わせごとの前記最短経路を前記経路図表からダイクストラ法でデータ検出する経路検出手段と、
    データ検出された前記最短経路を前記最短記憶手段にデータ登録する最短登録手段と、も有している請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 前記経路探索手段が、
    複数の前記在庫箇所から前記集荷位置まで複数の前記搬送対象を集荷する前記集荷計画の1次解をデータ生成する初期生成手段と、
    前記1次解の前記移動経路をランダムに変更して2次解をデータ生成するランダム変更手段と、
    前記1次解と前記2次解との所要時間を評価値として各々算出する評価算出手段と、
    前記1次解の評価値を前記2次解の評価値から減算した差分値△Iを算出する差分算出手段と、
    前記差分値△Iが負値ならば前記1次解を前記2次解で置換する第1置換手段と、
    前記差分値△Iが負値でなくとも“d<exp(△I/T) (dは“0≦d<1”の一様乱数,Tは所定の変数)”が成立すれば前記1次解を前記2次解で置換する第2置換手段と、
    前記ランダム変更手段と前記評価算出手段と前記差分算出手段と前記第1置換手段と前記第2置換手段との処理動作を所定回数まで繰り返させる動作制御手段と、
    前記処理動作が所定回数まで繰り返されると前記変数Tを“1”以下の所定の定数γの乗算によりデータ更新する変数更新手段と、
    前記変数Tがデータ更新されるごとに前記動作制御手段の処理動作を繰り返させる処理制御手段と、
    前記動作制御手段の処理動作が所定回数まで繰り返されても前記2次解に置換されない前記1次解を前記集荷計画として確定する結果確定手段と、
    を有している請求項1ないし8の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  10. 前記結果確定手段は、前記処理制御手段の処理動作が所定回数まで繰り返されたときも前記1次解を前記集荷計画として確定する請求項9に記載のデータ処理装置。
  11. 前記ランダム変更手段は、複数の近傍探索を組み合わせて前記1次解から前記2次解をデータ生成する請求項9または10に記載のデータ処理装置。
  12. 前記ランダム変更手段は、2オプト近傍とランダム近傍とを組み合わせて前記1次解から前記2次解をデータ生成する請求項11に記載のデータ処理装置。
  13. 前記ランダム変更手段は、
    前記対象搬送手段が前記集荷位置から複数の前記在庫箇所を巡回して前記集荷位置まで移動するときの複数の前記在庫箇所をランダムに交換する2オプト近傍手段と、
    前記対象搬送手段が前記集荷位置から前記在庫箇所を介して前記集荷位置まで移動する集荷動作が複数のときに複数の前記集荷動作で前記搬送対象の数量が同一の前記在庫箇所をランダムに交換するランダム近傍手段と、
    請求項9ないし12の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  14. 前記対象搬送手段が同時に利用される複数からなり、
    前記条件記憶手段は、前記対象搬送手段の個数もデータ記憶しており、
    前記ランダム近傍手段は、複数の前記対象搬送手段の集荷動作で前記搬送対象の数量が同一の前記在庫箇所もランダムに交換する請求項13に記載のデータ処理装置。
  15. 前記ランダム近傍手段は、一度に利用される前記対象搬送手段の個数もランダムに変更する請求項14に記載のデータ処理装置。
  16. 前記ランダム近傍手段は、複数の前記対象搬送手段への複数の前記在庫箇所の割り当てもランダムに変更する請求項14または15に記載のデータ処理装置。
  17. 同時に複数の前記対象搬送手段が搬出作業を実行できる前記在庫箇所と同時に複数の前記対象搬送手段は搬出作業を実行できない前記在庫箇所とがあり、
    前記地図記憶手段は、前記在庫箇所ごとに同時作業の可否もデータ付与されている前記経路図表をデータ記憶しており、
    前記経路探索手段は、前記経路図表の在庫箇所ごとにデータ付与されている前記可否にも対応して前記集荷計画をデータ探索する請求項14ないし16の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  18. 前記経路探索手段は、同時作業の不能がデータ付与されている前記移動経路での複数の前記対象搬送手段の移動をデータ検出し、データ検出した複数の前記対象搬送手段に前記移動経路を移動する順番をFIFO(First In First Out)ルールで付与して待機時間をデータ設定する請求項17に記載のデータ処理装置。
  19. 前記経路探索手段は、複数の前記対象搬送手段の集荷計画の移動距離を移動時間に換算して前記待機時間を加算した合計時間が最小となる前記集荷計画をデータ探索する請求項18に記載のデータ処理装置。
  20. 複数種類の搬送対象が分散在庫されている複数の在庫箇所と移動自在な対象搬送手段により前記搬送対象が集荷される集荷位置との物理配置がデータ入力される地図入力手段と、
    データ入力された前記物理配置から前記対象搬送手段による前記搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ生成する図表生成手段と、
    を有しているデータ処理装置。
  21. 複数種類の搬送対象が分散在庫される複数の在庫箇所と1個の集荷位置とを有している自動搬送倉庫であって、
    前記搬送対象を前記在庫箇所から前記集荷位置まで集荷する移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段と、
    前記対象搬送手段による前記搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ記憶している地図記憶手段と、
    前記在庫箇所ごとに在庫されている前記搬送対象をデータ記憶している在庫記憶手段と、
    前記対象搬送手段が一度に搬送できる前記搬送対象の数量をデータ記憶している条件記憶手段と、
    前記集荷位置に集荷する前記搬送対象の種類と数量とがデータ入力される対象入力手段と、
    データ入力された前記搬送対象が在庫されている複数の前記在庫箇所を前記在庫記憶手段の記憶データからデータ検出する在庫検出手段と、
    データ入力された複数の前記搬送対象をデータ検出された複数の前記在庫箇所から前記集荷位置まで前記経路図表の最短距離で集荷する前記集荷計画を前記条件記憶手段の記憶データを参照してSA法によりデータ探索する経路探索手段と、
    データ探索された前記集荷計画で前記対象搬送手段に前記搬送対象を前記在庫箇所から前記集荷位置まで集荷させる設備制御手段と、
    を有している自動搬送倉庫。
  22. 請求項1に記載のデータ処理装置のデータ処理方法であって、
    前記対象搬送手段による前記搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表を前記地図記憶手段にデータ記憶させておき、
    前記在庫箇所ごとに在庫されている前記搬送対象を前記在庫記憶手段にデータ記憶させておき、
    前記対象搬送手段が一度に搬送できる前記搬送対象の数量を前記条件記憶手段にデータ記憶させておき、
    前記集荷位置に集荷する前記搬送対象の種類と数量とのデータ入力を受け付け、
    データ入力された前記搬送対象が在庫されている複数の前記在庫箇所を前記記憶データからデータ検出し、
    データ入力された複数の前記搬送対象をデータ検出された複数の前記在庫箇所から前記集荷位置まで前記経路図表の最短距離で集荷する前記集荷計画を前記記憶データを参照してSA法によりデータ探索し、
    データ探索された前記集荷計画をデータ出力するデータ処理方法。
  23. 請求項20に記載のデータ処理装置のデータ処理方法であって、
    移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段により所定の集荷位置まで集荷される複数種類の搬送対象が分散在庫されている複数の在庫箇所の物理配置のデータ入力を受け付け、
    データ入力された前記物理配置から前記対象搬送手段による前記搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ生成するデータ処理方法。
  24. 請求項1に記載のデータ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記集荷位置に集荷する前記搬送対象の種類と数量とのデータ入力を受け付けること、
    データ入力された前記搬送対象が在庫されている複数の前記在庫箇所を前記記憶データからデータ検出すること、
    データ入力された複数の前記搬送対象をデータ検出された複数の前記在庫箇所から前記集荷位置まで前記経路図表の最短距離で集荷する前記集荷計画を前記記憶データを参照してSA法によりデータ探索すること、
    データ探索された前記集荷計画をデータ出力すること、
    を前記データ処理装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  25. 請求項20に記載のデータ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    移動自在な少なくとも1個の対象搬送手段により所定の集荷位置まで集荷される複数種類の搬送対象が分散在庫されている複数の在庫箇所の物理配置のデータ入力を受け付けること、
    データ入力された前記物理配置から前記対象搬送手段による前記搬送対象の搬送時間が移動距離に換算されている移動経路からなる経路図表をデータ生成すること、
    を前記データ処理装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  26. データ処理装置のためのコンピュータプログラムが格納されている情報記憶媒体であって、
    請求項24または25に記載のコンピュータプログラムが格納されている情報記憶媒体。
JP2003335826A 2003-09-26 2003-09-26 データ処理装置 Expired - Fee Related JP4492844B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003335826A JP4492844B2 (ja) 2003-09-26 2003-09-26 データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003335826A JP4492844B2 (ja) 2003-09-26 2003-09-26 データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005096979A true JP2005096979A (ja) 2005-04-14
JP4492844B2 JP4492844B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=34463106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003335826A Expired - Fee Related JP4492844B2 (ja) 2003-09-26 2003-09-26 データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4492844B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001185A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Kao Corp 物品仕分け方法
JP2018129001A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、移動経路決定方法及びプログラム
WO2021106977A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 公立大学法人 滋賀県立大学 輸送経路決定方法、コンピュータプログラム、及び、輸送経路決定装置
JP2021165189A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 トーヨーカネツ株式会社 倉庫制御の汎化法、装置、システム、プログラム、並びに記録媒体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001185A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Kao Corp 物品仕分け方法
JP2018129001A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、移動経路決定方法及びプログラム
WO2021106977A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 公立大学法人 滋賀県立大学 輸送経路決定方法、コンピュータプログラム、及び、輸送経路決定装置
JP2021165189A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 トーヨーカネツ株式会社 倉庫制御の汎化法、装置、システム、プログラム、並びに記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4492844B2 (ja) 2010-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10956858B2 (en) Static warehouse area sizing and slotting of a multi-mode forward area
Boudella et al. Kitting optimisation in Just-in-Time mixed-model assembly lines: assigning parts to pickers in a hybrid robot–operator kitting system
CN107194646B (zh) 库存调度方法以及装置
US8565912B2 (en) Pick and place
JP6650508B2 (ja) 倉庫管理システム及び倉庫管理方法
JP6856135B2 (ja) 搬送作業制御装置、搬送作業制御方法、及び、搬送作業制御プログラム
Tierney et al. Solving the robust container pre-marshalling problem
Sabouni et al. Carryover sequence-dependent group scheduling with the integration of internal and external setup times
US11164274B2 (en) Article conveyance system and article conveyance method
Ko et al. A rollout heuristic algorithm for order sequencing in robotic compact storage and retrieval systems
CN113269487A (zh) 拣货任务的处理方法、装置、介质与电子设备
JP4492844B2 (ja) データ処理装置
CN113650997B (zh) 一种物品出库定位方法和装置
JP5194708B2 (ja) 生産計画評価装置、およびその方法
Janse van Rensburg Artificial intelligence for warehouse picking optimization-an NP-hard problem
JP5591033B2 (ja) 運行管理装置および運行管理方法
JP2008230816A (ja) 調達物流スケジュール作成システム
Naderi et al. A Multiobjective Iterated Greedy Algorithm for Truck Scheduling in Cross‐Dock Problems
Resat et al. Design and development of robust optimization model for sustainable cross-docking systems: A case study in electrical devices manufacturing company
JP4609079B2 (ja) タイヤ搬送装置及びその方法
CN117533690B (zh) 货品拣货任务管理方法、装置、设备及存储介质
JP7404424B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム
JPWO2018220748A1 (ja) 仕分制御装置、仕分制御方法、および仕分制御プログラム
JP5998715B2 (ja) 搬送要員数算出プログラム、搬送要員数算出装置、及び搬送要員数算出方法
JP2006341948A (ja) 運搬作業の計画立案装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees