JP2005095045A - 収穫機の刈取り部対地高さ検出装置 - Google Patents

収穫機の刈取り部対地高さ検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 接地センサを利用して刈取り部の対地高さを検出する装置を、接地センサが地面上を横滑りしても引っ掛かりのない状態で得る。
【解決手段】 分草フレーム16に対して接地センサ21を基端部横軸芯X周りで上下揺動自在に支持させるとともにその接地センサ21の中間部を接地部21aとして構成する。中間部より後方側に延出された先端部21dを分草フレーム16から垂下した左右規制具65に貫通させて後方に向けて延出する。分草フレーム16を中間位置でその後方側部分16fが上方に向うように屈曲形成するとともに、屈曲点か又はその近傍に左右規制具65を配置してある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサ、及び、この接地センサの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備えてある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置に関する。
収穫機において、刈取り部対地高さを検出する検出装置を設け、刈取り部対地高さ検出装置による検出高さが設定高さ以下になれば、刈取り部を走行機体に対して自動的に上昇させる制御が実行されるように構成するとか、刈取り部対地高さ検出装置による検出結果に基づいて刈取り部の対地高さが設定範囲内になるように、刈取り部を走行機体に対して自動的に昇降させる制御が実行されるように構成し、走行機体が前後に傾斜するなどしても、刈取り部の分草具が地面に突っ込むことを回避するとか、刈取装置による刈り高さを設定高さに維持しながら作業できるようにされることがある。
分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサ、及び、この接地センサの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備え、刈取り部の対地高さを接地センサによって検出するようになった収穫機の刈取り部対地高さ検出装置として、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。
すなわち、接地センサとしての橇状の対地接触部材を、分草フレームとしての分草支持杆に横軸芯まわりで上下揺動自在に取り付け、対地接触部材が下方に一定以上揺動したことを検出するスイッチ、及び、対地接触部材が上方に一定以上揺動したことを検出するスイッチを設けたものがあった(特許文献1参照)。
実公昭60−5778号公報(第3欄第5行〜第17行及び、図2,3)
機体の操向操作が行なわれると、刈取り部が地面に対して横方向に振れ動くことから、接地センサが地面上を横滑り移動する場合がある。従来の検出装置を採用した場合、接地センサが地面上を横滑りした際、接地センサが地面との接触により、接地センサであるとかセンサー支持部などに強い曲げ力などが掛かりやすくなっていた。検出部にも無理な力が掛かりやすくなっていた。
そこで、本出願人において、特願2003−16215号において次のような提案を行った。このものの要旨は、分草フレームに対して接地センサを基端部横軸芯周りで上下揺動自在に支持させるとともにその接地センサの中間部を接地部として構成し、前記中間部より後方側に延出された先端部を前記分草フレームから垂下した左右規制具に貫通させて後方に向けて延出していた。
このような構成によって、接地センサの先端部に対しても横移動力を左右規制具で受止めることができるので、センサ支持部における荷重負担を軽減することができた。
しかし、特願2003−16215号における図面の図3に示すように、左右規制具の設置位置が分草フレームの屈曲部位より前方側の直線状部分に設けてあるので、接地センサにおける左右規制具より先端側に延出された先端部は、分草フレームの直線状部分の下面に接当する状態にある。このような状態で、刈取部を接地状態に維持した状態で、操向操作が行われた場合には、図13及び図14に示すように、接地センサ21はその中間部21aが操向方向とは反対側に弾性変形するとともに、帯板状の中間部21aが傾斜姿勢で丸棒状の左右規制具65と円筒状の分草フレーム16との接続部位に食い込む状態で入り込むことになって、引っ掛かり状態を生じていた。
このような状態に陥る原因としては、次のような点が考えられる。つまり、接地センサ21はその中間部21aが操向方向とは反対側に弾性変形する際には、左右規制具を貫通した先端部は中間部とは反対側つまり操向方向側に変位する必要があるが、その先端部が分草フレームの下面に強く押し付けられているために、操向方向に変位できない状態にある。その為に、接地センサの中間部と先端部との接続部分が前記したように、丸棒状の左右規制具と円筒状の分草フレームとの溶接部位に食い込む状態で入り込むこととなる。
本発明の目的は、接地センサが地面上を横滑りしても、接地センサなどに無理な力が掛かりにくくかつ引っ掛かりの生じにくい収穫機及びその刈取り部対地高さ検出装置を提供することにある。
請求項1による発明の構成、作用は、次のとおりである。
〔構成〕
分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサ、及び、この接地センサの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備えてある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置において、
前記分草フレームに対して前記接地センサを基端部横軸芯周りで上下揺動自在に支持させるとともにその接地センサの中間部を接地部として構成し、前記中間部より後方側に延出された先端部を前記分草フレームから垂下した左右規制具に貫通させて後方に向けて延出し、前記分草フレームを中間位置でその後方側部分が上方に向うように屈曲形成するとともに、前記屈曲点か又はその近傍に前記左右規制具を配置してある。
〔作用〕
つまり、左右規制具の設置位置を分草フレームにおける屈曲点か又は近傍位置に設定することによって、接地センサの左右規制具を貫通した先端部と上方に向かうように屈曲形成された後方側部分とが上下に離間する状態となる。
ここに、刈取部を接地状態に維持した状態で、操向操作が行われた場合であっても、接地センサの中間部が操向方向とは反対側に弾性変形したとしても、セ地センサの先端部が分草フレームの後方側部分に接当することがないので、中間部とは反対側、つまり、操向方向に自由に変位することができ、接地センサの中間部が左右規制具の角部に強く押し付けられることがなく、引っ掛かることを抑制できる。
接地センサの左右規制具を貫通した先端部と上方に向かうように屈曲形成された後方側部分とが上下に離間する状態となるので、接地センサの中間部が接地圧を受けて弾性変形し先端部が斜め後方上方に移動することなっても、前記した後方側部分に接当することが少なく、その弾性変形を許容することになっている。
〔効果〕
従って、接地センサが地面上を横滑りしても、接地センサにも、接地センサの支持部や検出部にも無理な曲げ力などが掛かりにくくて変形や破損が発生しにくいように耐久性の富んだものになるとともに、その為に導入した左右規制具への引っ掛かりを抑えることができた。
請求項2による発明の構成、作用は、次のとおりである。
〔構成〕
請求項1による発明の構成において、前記接地センサの先端に折り返し片を屈曲形成するとともに、前記折り返し片の横幅を前記左右規制具の貫通用孔幅よりも大きくしてある。
〔作用効果〕
つまり、折り返し片の横幅を前記左右規制具の貫通用孔幅よりも大きくしてあるので、接地センサを操向操作しても接地センサの先端部が左右規制具より外れることがない。
したがって、操向時に接地センサの接地状態を意識せずに操作を行える。
請求項3による発明の構成、作用は、次のとおりである。
〔構成〕
請求項1又は請求項2による発明の構成において、前記接地センサの揺動基端部近くに補強リブ部を形成してある。
〔作用効果〕
つまり、接地センサは接地面の凹凸に追従して上下揺動を繰り返すとともに、操向時の左右方向への変位を受ける。したがって、接地センサは揺動基端部に過大な応力を生じ永久変形を生じることもある。
そこで、その揺動基端部近くに補強リブを設けることによって、センサ自体の強度を向上させて、永久変形等を阻止できる。
請求項4による発明の構成、作用は、次のとおりである。
〔構成〕
請求項1〜3による発明の構成において、前記刈取り部対地高さ検出装置の検出結果に基づいて前記刈取り部の対地高さを設定高さに維持する制御手段を有している。
〔作用効果〕
刈取り部対地高さ検出装置による検出高さが設定刈高さになるように刈取り部を自動的に昇降操作する刈高さ制御が行なわれ、走行地面の凹凸や傾斜のために自走機体が前後方向に傾斜しても刈取装置の対地高さが設定高さ又はそれに近いものに維持され、切り株の高さが設定刈高さ又はそれに近いものになる状態で作業できる。
従って、接地センサの活用によって収穫作業を良好に行い得る。
図1に示すように、クローラ式走行装置1によって自走し、運転座席2が装備された搭乗型の運転部、運転座席2の下方に位置するエンジン(図示せず)が備えられた原動部を有した自走機体の機体フレーム3の前部に位置する支持部4に、刈取り部10の前処理部フレーム11の基端側を機体横向きの軸芯まわりで回動自在に連結するとともに、前記機体フレーム3の後端側に脱穀装置5および穀粒タンク6を設けて、コンバインを構成してある。
このコンバインは、稲・麦などの穀粒を収穫するものであり、前記前処理部フレーム11にリンク機構7を介してシリンダロッドが連結している油圧式のリフトシリンダ8を操作すると、このリフトシリンダ8が前処理部フレーム11を上下に揺動操作して刈取り部10を地面上近くまで下降した作業位置と、地面上から高く浮上した上昇非作業位置とに昇降操作する。刈取り部10を下降作業位置にして自走機体を走行させると、刈取り部10が複数の植付け条の刈取り対象の植立茎稈を機体横方向に並ぶ複数個の分草具12によって分草して機体横方向に並ぶ複数の引起装置13のうちの対応するものに案内し、各引起装置13の上昇移動する引起し爪(図示せず)によって引起し処理するとともにバリカン型の刈取装置14によって刈取り、刈取り穀稈を株元側に作用する挟持搬送装置と穂先側に作用する係止搬送装置とで成る搬送装置17によって機体後方側に搬送し、脱穀装置5が搬送装置17からの刈取穀稈を脱穀フィードチェン5aによって機体後方向きに搬送しながら穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理し、穀粒タンク6が脱穀装置5からの脱穀粒を回収して貯留していく。
刈取り部10についてさらに詳述すると、図1、図2などに示す如く構成してある。
すなわち、機体フレーム3の前記支持部4に基端側が回動自在に連結している機体前後向きの伝動ケースで成るメインフレーム11a、及び、このメインフレーム11aの先端部に中間部が連結している機体横向きの伝動ケース15などによって前記前処理部フレーム11を構成してある。前記横向き伝動ケース15が備えている支持部材15aの機体横方向での複数箇所から分草フレーム16を機体前方向きに延出させて、隣接し合う一対の分草フレーム16によって穀稈引起し経路18を形成し、各分草フレーム16の先端部に前記分草具12を固定し、各穀稈引起し経路18の横側に前記引起装置13を配置し、前記複数本の分草フレーム16の基端部にわたって前記刈取装置14を取り付けてある。
図2に示すように、刈取り部10の前記複数個の分草具12のうちの最も機体横外側に位置する分草具12のやや後側に、接地センサ21を利用して刈取り部10の対地高さを検出する刈取り部対地高さ検出装置20を設けてある。図9に示すように、前記刈取り部対地高さ検出装置20の検出部22を連係させた制御手段30に、前記リフトシリンダ8の制御弁31の電磁操作部、運転部に設けた刈高さ設定手段32を連係させてある。
刈高さ設定手段32は、人為操作自在なポテンショメータで成り、刈高さ制御によって維持させるべき刈取装置14の刈高さを変更自在に設定し、この設定刈高さを電気信号にして制御手段30に出力するようになっている。
前記制御手段30は、マイクロコンピュータを利用して成り、刈取り部対地高さ検出装置20による検出情報、及び、刈高さ設定手段32による設定情報に基づいてリフトシリンダ8を自動的に操作する刈高さ制御を実行するようになっている。
すなわち、刈取り部対地高さ検出装置20による検出高さが刈高さ設定手段32による設定刈高さから外れると、制御弁31にリフトシリンダ8を操作させるべき信号を出力することによってリフトシリンダ8を刈取り部10の上昇側や下降側に操作し、このために刈取り部10が上昇するとか下降して刈取り部対地高さ検出装置20が刈高さ設定手段32による設定刈高さに対応する対地高さを検出する状態になると、制御弁31にリフトシリンダ8を停止させるべき信号を出力することにより、リフトシリンダ8を停止操作して刈取り部10の上昇や下降を停止させるようになっている。
これにより、収穫作業を行なうに当たり、制御手段30による刈高さ制御をオンに切り換えておくと、刈取り部対地高さ検出装置20による検出高さが刈高さ設定手段32による設定刈高さになるように刈取り部10を自動的に昇降操作する刈高さ制御が行なわれ、走行地面の凹凸や傾斜のために自走機体が前後方向に傾斜しても刈取装置14の対地高さが設定高さ又はそれに近いものに維持され、切り株の高さが設定刈高さ又はそれに近いものになる状態で作業できる。
図9に示す昇降レバー34は、運転部に人為操作するように設けられ、操作されると刈取り部10を上昇や下降させる指令を制御手段30に出力することによって刈取り部10を上昇操作や下降操作させるものである。すなわち、刈取り部10を人為的に昇降操作するものである。制御手段30は、前記昇降レバー34が操作されて上昇や下降指令を入力した場合、刈取り部対地高さ検出装置20による検出結果に優先して制御弁31を切り換え操作してリフトシリンダ8を刈取り部10の上昇側や下降側に操作するようになっている。
図2、図3などに示すように、前記刈取り部対地高さ検出装置20は、前記複数個の分草具12のうち、運転部が位置する側とは反対側の最も機体横外側に位置する分草具12の後側近くで、この分草具12を支持する前記分草フレーム16の先端付近に取付けた支持体25、この支持体25の下部の横側面がわに基端側が連結している前記接地センサ21、前記支持体25の上部の横側面がわに取付けた前記検出部22を備えて構成してある。
図3、図4などに示すように、支持体25は、前後側にピン形の取付け部51,52が付いている板金製の取付け部材50と、この取付け部材50の前記両取付け部51,52の間に一側面がわがネジ締め連結されているギヤケース40とで構成し、そして、分草フレーム16の基端側部分16aを構成する丸鋼管材の先端部に屈曲丸棒材を連結することによって分草フレーム16の先端部に設けた屈曲部16bに前記両取付け部51,52で連結してある。すなわち、屈曲部16bの先端側における機体上下向き部分の下部に筒体を取付けて設けた前支持部16cの取付け孔に前記前側の取付け部51を回動自在に装着し、屈曲部16bの基端側における機体上下向き部分の下部にブラケットを取付けて設けた後支持部16dの取付け孔に前記後側の取付け部52を回動自在に装着することにより、屈曲部16bに連結してある。これにより、支持体25は、両取付け部51,52の軸芯上に位置する機体前後向きの軸芯Yまわりで分草フレーム16に対して回動するようになっており、分草フレーム16の前記屈曲部16bは、支持体25を機体上方側に迂回するようになっている。
図10などに示すように、接地センサ21は、帯板バネの基端側に取付け片部21cを立上げ形成するとともに、中間部に前端部21bや後端側より機体下方向きに突出した接地作用部21aを備えるように曲げ成形した帯板ばねで構成してある。接地センサ21の基端側には帯板の一部を膨出させた補強リブ部21fを一体形成してあり、帯板ばねの強度向上を図っている。図3などに示すように、この接地センサ21は、支持体25の前記ギヤケース40の入力軸41に取付け片部21cを一体回動自在に連結することにより、支持体25に支持させてある。これにより、接地センサ21は、前記入力軸41の軸芯であって、支持体25の前記回動軸芯Yと直交し合う軸芯Xのまわりで支持体25に対して揺動するようになっており、かつ、支持体25と共に前記軸芯Yまわりで分草フレーム25に対して図5(ロ)に示す正回転方向Aにも、図5(ハ)に示す逆回転方向Bにも回動するようになっている。
図3、図5に示すように、前記前側の取付け部51にコイル部が外嵌している巻きばね60の両端部61,62どうしの間に入り込むように配置したばねストッパー部16eを分草フレーム16の屈曲部16bに設け、前記ばねストッパー部16eより巻きばね60のコイル部の方に寄った位置で前記両ばね端部61,62どうしの間に入り込むように配置したばね操作ピン53を支持体25の前記取付け部材50に固設してあり、支持体25は、前記巻きばね60によって次の如く回動付勢されている。すなわち、支持体25の分草フレーム16に対する回動軸芯Yまわりでの回動位置のうち、接地センサ21の支持体25に対する揺動軸芯Xが機体横向きになって接地センサ21が分草フレーム16に対して軸芯Xまわりで上下揺動することとなる回動位置を基準回動位置N〔図5(イ)〕とし、支持体25がこの基準回動位置Nから正回転方向A及び逆回転方向Bのいずれの回転方向に回動操作されても、その回動操作力が解除されると、基準回動位置Nに自ずと回動復帰するように回動付勢されている。
すなわち、図5(ロ)に示すように、支持体25が基準回転位置Nから正回転方向Aに回動操作されると、巻きばね60の一方の第1ばね端部61がばねストッパー16eに当接して支持されながら、他方の第2ばね端部62がばね操作ピン53によって正回転方向Aに押圧されて巻きばね60が弾性変形し、巻きばね60が支持体25を基準回動位置Nに復帰回動するように付勢する。図5(ハ)に示すように、支持体25が基準回転位置Nから逆回転方向Bに回動操作されると、巻きばね60の第2ばね端部62がばねストッパー16eに当接して支持されながら、第1ばね端部61がばね操作ピン53によって逆回転方向Bに押圧されて巻きばね60が弾性変形し、巻きばね60が支持体25を基準回動位置Nに復帰回動するように付勢する。
図7に示すように、検出部22は、本体が前記ギヤケース40の側面がわに固定され、入力軸22aが前記ギヤケース40の内部に入り込んでいる回転式のポテンショメータによって構成してある。
図6、図7に示すように、ギヤケース40の前記入力軸41に対して取り付け部42aが外嵌している扇形ギヤ42と、この扇形ギヤ42に噛合った状態で前記入力軸22aに対して外嵌している円形ギヤ43とで成るギヤ連動機構44を、ギヤケース40の内部に設けてある。扇形ギヤ42の取付け部42aは、入力軸41の横断面非円形のためにこの入力軸41に対して一体回動自在に係合している。円形ギヤ43は、前記入力軸22aの横断面非円形のためにこの入力軸22aに対して一体回動自在に係合している。扇形ギヤ42のピッチ円直径が円形ギヤ43のピッチ円直径より大である。これにより、ギヤ連動機構44は、接地センサ21を上下揺動自在に支持している回転支軸41の回転が増速して検出部22の入力軸22aに伝達するようにして入力軸41を検出部22の入力軸22aに連動させている。
前記ギヤケース40の内部に、コイル部が前記入力軸41に外嵌している巻きばねで成るセンサーばね46を設けてある。このセンサーばね46は、扇形ギヤ42を介して入力軸41を回動付勢することにより、接地センサ21の接地作用部21aが確実に接地作用するように接地センサ21を下降側に揺動付勢している。
これにより、刈取り部対地高さ検出装置20は、次の如く作動する。
すなわち、通常時は、巻きばね60のために支持体25が前記基準回動位置Nになっていて、接地センサ21が軸芯Xまわりで分草フレーム16に対して上下揺動するようになっており、刈取り部10の対地高さが変化して分草フレーム16の対地高さが変化すると、接地センサ21は、これの接地作用部21aに作用する接地反力と、接地センサ21の弾性復元力や前記センサーばね45による下降力のために軸芯Xまわりで分草フレーム16に対して上昇揺動するとか下降揺動する。すると、接地センサ21の回転がギヤ連動機構44によって増速して検出部22の入力軸22aに伝達されて検出部22が作動する。これにより、検出部22により、接地センサ21の支持体25に対する揺動角に基づいて刈取り部10の対地高さを検出し、この検出結果に基づいて刈取装置14の対地高さを検出してこの検出結果を電気信号にして制御手段30に出力する。
自走機体の操向操作が行なわれて刈取り部10が横振れすると、接地センサ21が地面上を横ずれするが、このとき、接地センサ21が土塊に引っ掛かるなどすると、これによって接地センサ21に作用する移動抵抗のために、接地センサ21が支持体25と共に軸芯Yまわりで巻きばね60に抗してローリングするとともに検出部22も共にローリングし、接地センサ21や入力軸41とか検出部22に巻きばね60による付勢力によって決まる強さより強い無理な曲げ力などの操作力が掛かりにくくなっている。
図2などに示すように、分草フレーム16の前記基端側部分16aを中間位置において後方側部分16f程上方に向かう状態に屈曲形成している。この基端側部分16aの屈曲点近くに、U字状に曲げ成形した屈曲丸棒材を取付けて接地センサ21に対する左右規制具65を設けてある。図8(イ)に示すように、この左右規制具65には、接地センサ21の後端側に横幅W1が接地作用部21aの横幅W2(図4)より狭くなるようにして設けた先端部21dが摺動自在に入り込んでおり、左右規制具65は、接地センサ21の後方に延出された先端部21dが分草フレーム16に対して横ずれしようとしても、左右一対の機体上下向きの縦辺部65aで先端部21dに係合作用し、縦辺部65aどうしの間隔が先端部21dの横幅W1より大であることに起因してセンサー後端側がずれ動くストローク以上はずれ動かないようにその横ずれを規制するように構成してある。また、左右規制具65は、縦辺部65aどうしの間隔が先端部21dの横幅W1より大であることに起因して先端部21dが左右規制具65に対して回動し得ることにより、接地センサ21が軸芯Yまわりで分草フレーム16に対して回動することを許容している。
すなわち、左右規制具65は、接地センサ21に回動操作力が作用した際、先端部21dの横幅W1と縦辺部間隔との差によって接地センサ21が軸芯Yまわりでローリングすることを許容しながら、接地センサ21の後端側が分草フレーム16に対して大きく位置ずれして接地センサ21に捩れが発生することを防止している。すなわち、接地センサ21に捩れが発生して接地センサ21及び入力軸41などに無理な曲げ力などが掛かることを防止している。
図7、図10などに示すように、接地センサ21の前端部に機体前後方向に対して傾斜した傾斜部21eを設けてある。この傾斜部21eの作用により、平面視でのギヤケース40と接地センサ21のラップが少なくなって、ギヤケース40と接地センサ21の間に泥土が詰まりにくくなり、また、接地センサ21が株に割り込んだとき、植立穀稈を前方に押し倒しにくくなる。
図3及び図10に示すように、接地センサ21の後方に延出した先端部21fに折り返し片21gを屈曲形成するとともに、折り返し片21gの横幅Lを前記左右規制具65の貫通用孔幅よりも大きくしてある。つまり、折り返し片21gは円形状を呈しており、その直径に相当する横幅Lを前記したように設定してある。これによって、接地センサ21の先端部21dが左右規制具65より抜け出ることはない。
〔別実施形態〕
上記実施形態の如く自走機体の前後傾斜にかかわらず刈取装置14の対地高さが設定範囲になるように、刈取り部対地高さ検出装置20による検出結果に基づいてリフトシリンダ8が刈取り部10の上昇側や下降側に自動的に操作されるように構成する他、分草具12の地面に対する突っ込みを防止するように、刈取り部対地高さ検出装置20による検出結果に基づいてリフトシリンダ8が刈取り部10の上昇側に自動的に操作されるように構成する場合にも本発明は適用できる。
接地センサ21としては、機体前後軸芯Y回りでローリング作動する構成はなくてもよい。
接地センサ21の先端部の幅W1を中間部の幅W2より小さく絞っているが、中間部と同一幅W2であってもよい。
刈取り部対地高さ検出装置20は、上記実施形態の如く運転部とは反対側の最も機体横端に位置する分草具12の後方に配置する他、運転部側の最も横端に位置する分草具12の後方であるとか、その両横端に位置する分草具12よりも機体内側に位置する分草具12の後方に配置して実施してもよい。
上記巻きばね60に替え、板ばね、ゴムなど各種のばね手段を採用して実施してもよいのであり、これら巻きばね60、板ばね、ゴムなどを総称して付勢手段60と呼称する。
本発明は、コンバインの他、玉ねぎ、人参などを各種の作物を収穫対象とする作業車にも適用できるのであり、これらの作業車やコンバインなどを総称して収穫機と呼称する。
コンバイン前部の側面図 刈取り部の主フレーム及び対地高さ検出装置を示す斜視図 刈取り部対地高さ検出装置の側面図 刈取り部対地高さ検出装置の平面図 (イ)は、支持体の基準回動位置を示す説明図、(ロ)、(ハ)は、巻きばねの付勢作用を示す説明図 ギヤ機構の側面図 ギヤケースの縦断正面図 (イ)は、係合部の正面図、(ロ)は、接地センサの接地作用部での断面図 ブロック図 接地センサの平面図 接地センサ先端部の側面図 接地センサ先端部の正面図 従来の接地センサ先端部の側面図 従来構造で引っ掛かりを生じた接地センサ先端部の正面図
符号の説明
10 刈取り部
16 分草フレーム
16f 分草フレームの後方側部分
21 接地センサ
21a 接地センサの接地部
21d 接地センサの先端部
21f 接地センサの補強リブ部
21g 接地センサの折り返し片部
22 検出部
30 制御手段
65 左右規制具
L 接地センサの折り返し片の横幅
X 接地センサの基端部横軸芯

Claims (4)

  1. 分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサ、及び、この接地センサの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備えてある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置において、
    前記分草フレームに対して前記接地センサを基端部横軸芯周りで上下揺動自在に支持させるとともにその接地センサの中間部を接地部として構成し、前記中間部より後方側に延出された先端部を前記分草フレームから垂下した左右規制具に貫通させて後方に向けて延出し、前記分草フレームを中間位置でその後方側部分が上方に向うように屈曲形成するとともに、前記屈曲点か又はその近傍に前記左右規制具を配置してある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置。
  2. 前記接地センサの先端に折り返し片を屈曲形成するとともに、前記折り返し片の横幅を前記左右規制具の貫通用孔幅よりも大きくしてある請求項1記載の収穫機の刈取り部対地高さ検出装置。
  3. 前記接地センサの揺動基端部近くに補強リブ部を形成してある請求項1又は2に記載の収穫機の刈取り部対地高さ検出装置。
  4. 前記刈取部対地高さ検出装置の検出結果に基づいて前記刈取り部の対地高さを設定高さに維持する制御手段を有している請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の収穫機の刈取り部対地高さ検出装置。
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