JP2005094967A - 車両用発電機の発電量制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電機の出力電圧を切換制御するものにおいて出力電圧を高くするときに生じる電磁音の増大を抑制することができる車両用発電機の発電量制御装置を提供する。
【解決手段】 車両の運転状態が非減速状態から減速状態に移行したときにエンジン回転数Neが所定回転数αより大きいときは、該エンジン回転数Neが所定回転数α以下に低下するまでの間、発電機の出力電流Iが所定電流値βを超えないように制御した後、出力電圧Vを第1電圧V1に制御する
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用電気負荷に電力を供給すると共にバッテリを充電する車両用発電機の発電量制御装置に関し、発電量を車両の運転状態に応じて制御する技術の分野に属する。
自動車等の車両には、エアコンやヘッドランプ等の電気負荷に電力を供給するバッテリと、上記電気負荷に電力を供給すると共にバッテリを充電する発電機とが備えられており、この種のバッテリの充電方法としては一定電圧で常時充電する方法が従来一般的である。しかし、このような充電方法によると、エンジン出力が車両の走行以外に発電機の駆動にも常時費やされて車両の加速性能が損なわれるため、所望の加速性能を得ようとするとエンジン出力を増大させねばならず、エンジンの燃費が低下するという問題がある。
これに対処するものとして、例えば特許文献1に、加速時には、発電機の駆動に費やされるエンジン出力を軽減するために発電機の発電量を減少させると共に、減速時には、車両の運動エネルギを発電機の駆動エネルギとして有効利用できるように発電機の発電量を増加させるものが開示されている。詳しくは、加速時には、発電機の出力電圧をバッテリ電圧付近に低下させてバッテリから電気負荷に電力を供給し(バッテリを放電させ)、減速時には、発電機の出力電圧をバッテリ電圧より高くして発電機から電気負荷及びバッテリに電力を供給(バッテリを充電)するものである。
特開昭57−192739号公報
ところで、一般に発電機は、発電中、鉄心構成部材の振動等により電磁音を発生するが、この電磁音は出力電流が大きくなるほど大きくなることから、特許文献1に記載のような発電機の出力電圧の切換制御を行うと、発電機の出力電圧を低下させたときには発電機の出力電流が減少して電磁音が小さくなり、発電機の出力電圧を高くしたときには発電機の出力電流が増大して電磁音が大きくなる。
特に、出力電圧を高くしたときからしばらくの間は、バッテリが急速な充電状態となって、発電機の出力電流がその出力可能な最大電流に達するほど増大することがあり、その場合、電磁音が特に大きくなって乗員に不快感や違和感を与えることがある。
また、これは、発電機の回転数が高くなるほど(エンジン回転数が高くなるほど)出力可能な最大電流値が大きくなって顕著となる。
そこで、本発明は、発電機の出力電圧を切換制御するものにおいて出力電圧を高くするときに生じる電磁音の増大を抑制することができる車両用発電機の発電量制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明(以下、第1発明という)は車両用電気負荷に電力を供給するバッテリと、エンジンに駆動されて上記電気負荷及びバッテリに電力を供給する発電機と、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記発電機によるバッテリ充電制御のための出力電圧を、上記運転状態検出手段で車両の減速が検出されたときはバッテリへの充電を促進する第1電圧に制御し、車両の減速が検出されないときはバッテリへの充電を抑制する第2電圧に制御する発電量制御手段とが備えられた車両用発電機の発電量制御装置であって、エンジン回転数を検出するエンジン回転検出手段が備えられており、上記発電量制御手段は、運転状態検出手段で検出された車両の運転状態が非減速状態から減速状態に移行したときにエンジン回転検出手段で検出されたエンジン回転数が所定回転数より大きいときは、該エンジン回転数が所定回転数以下に低下するまでの間、発電機の出力電流が所定電流値を超えないように制御した後、出力電圧を第1電圧に制御することを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明(以下、第2発明という)は、第2発明において、所定回転数は、発電機の出力電圧が第1電圧に設定されているときのエンジン回転数に対する最大出力可能電流値の特性に基づいて、該最大出力可能電流値と所定電流値とが一致するときのエンジン回転数に設定されることを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明(以下、第3発明という)は、第1発明または第2発明において、発電機の温度に関連するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段が備えられており、所定回転数は、該パラメータ値検出手段で検出されたパラメータ値から認識される発電機温度が低いほど小さくされることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、第1発明によれば、車両の運転状態が非減速状態から減速状態に移行したときにエンジン回転数が所定回転数より大きいときは、該エンジン回転数が所定回転数以下に低下するまでの間、発電機の出力電流が所定電流値を超えないように制御された後、第1電圧に制御されるから、発電機の出力電流の急増が防止され、この結果、発電電圧切換による燃費向上効果をできるだけ維持しつつ、電磁音の増大を抑制して、乗員の不快感及び違和感を防止することができる。
また、第2発明によれば、所定回転数が、発電機の出力電圧が第1電圧に設定されているときのエンジン回転数に対する発電機の最大出力可能電流値の特性に基づいて、該最大出力可能電流値と所定電流値とが一致するときのエンジン回転数に設定されるから、エンジン回転数が所定回転数に低下したときに発電機の出力電圧を第1電圧に切り換えても、発電機の出力電流値が上記所定値を超えることがない。この結果、確実に、電磁音のレベルを所定のレベル以下に抑制することができる。すなわち、電磁音の増大を抑制して、乗員の不快感及び違和感を一層効果的に防止することができる。
そして、第3発明によれば、所定回転数は、パラメータ値検出手段で検出されたパラメータ値から認識される発電機温度が低いほど小さくされることとなる。つまり、一般に、発電機温度が低いほど発電機の電機子巻線の電気抵抗値が低下し、同じ回転数でも発電機の最大出力電流値は増加することから、発電機温度に応じて所定回転数を補正しない場合、発電機温度が低くなるほど電磁音が大きくなるが、この第3発明によれば、所定回転数を、発電機温度が低いほど小さくするから、発電機温度が変化した場合でも、所定電流値を一定に保って、発生する電磁音のレベルを一定に維持することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る車両用発電機の発電量制御装置について説明する。
図1は、この最良の形態に係る車両用発電機の発電量制御装置1の構成を示している。該車両には、エアコン、ヘッドランプ、デフォッガ等の車両用電気負荷2に電力を供給するバッテリ3と、上記車両用電気負荷2に電力を供給すると共にバッテリ3を充電する発電機4とが備えられている。ここで、バッテリ3は自動車用に一般的に用いられる例えば定格12Vの鉛蓄電池であり、発電機4はオルタネータ及び出力電圧及び電流調整用のレギュレータ等で構成されている。
また、この発電量制御装置1は、コントロールユニット10を有し、発電機4の出力電流Iを検出する電流センサ11からの信号、車速Sを検出する車速センサ12からの信号、アクセルペダルの開度Aを検出するアクセル開度センサ13の信号、エンジン回転数Neを検出するエンジン回転センサ14からの信号等を入力する。また、コントロールユニット10は、これらの信号に基づいて発電機4の出力電圧V及び出力電流I、すなわち発電量を制御する信号aを発電機4に出力する。
そして、コントロールユニット10は、上記発電機4によるバッテリ充電制御のための出力電圧Vを、上記車速センサ12及びアクセル開度センサ13からの信号に基づいて車両の減速を検出したときは、バッテリ3の充電を促進する第1電圧V1に制御し、車両の減速が検出されないときはバッテリ3の充電を抑制する第2電圧V2に制御する。これは、加速時には、発電機4の駆動に費やされるエンジン出力を軽減するために発電機4の発電量を減少させると共に、減速時には、車両の運動エネルギを発電機4の駆動エネルギとして有効利用できるように発電機4の発電量を増加させることを目的としている。
ところで、背景技術で説明したように、一般に、発電機は、発電中、鉄心構成部材の振動等により電磁音を発生するが、上記のように、発電機の出力電圧の切換制御を行うと、発電機の出力電圧を高くしたときからしばらくの間は、バッテリが急速な充電状態となって、発電機の出力電流がその出力可能な最大電流に達するほど大きくなることがあり、このときに電磁音が大きくなって乗員に不快感や違和感を与えることがある。そして、これは、発電機の回転数が高いときに顕著となる。
そこで、コントロールユニット10は、車両の運転状態が非減速状態から減速状態に移行したときにエンジン回転センサ14で検出されたエンジン回転数Neが所定エンジン回転数αより大きいときは、該エンジン回転数Neが上記所定エンジン回転数α以下に低下するまでの間、発電機4の出力電流Iを所定電流値βを超えないように制御した後、出力電圧Vを第1電圧V1に制御する。
以下、このコントロールユニット10による制御について図2のフローチャート等を用いて詳細に説明する。なお、このフローチャートによる制御は所定周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS1で、電流センサ11、車速センサ12、アクセル開度センサ13、エンジン回転センサ14からの信号を入力すると共に、ステップS2で、車両が減速状態にあるか否かを判定する。ここで、車両が減速状態にあるか否かは、上記車速センサ12で検出された車速S及びアクセル開度センサ13で検出されたアクセル開度Aに基づいて判定され、車速Sが低下しかつアクセル開度Aがゼロすなわちアクセルペダルが踏み込まれていないときに車両が減速状態と判定する。
そして、ステップS2の判定がNOのとき、すなわち車両が非減速状態のときは、ステップS3で、発電機4の出力電圧Vを第2電圧V2に制御し、その判定がYESのとき、すなわち車両が減速状態のときは、ステップS4で、所定エンジン回転数αを算出する。この所定エンジン回転数αの算出方法については後述する。
次いで、ステップS5では、エンジン回転数Neが上記所定回転数αより大きいか否かを判定し、YESのとき、すなわちエンジン回転数Neが上記所定エンジン回転数αより大きいときは、ステップS6で、発電機4の出力電流を所定値βに制御する。一方、ステップS5の判定がNOのとき、すなわちエンジン回転数Neが上記所定エンジン回転数αより大きくないときは、ステップS7で、発電機4の出力電圧Vを第1電圧V1に制御する。すなわち、車両が減速状態に移行した場合において、エンジン回転数Neが所定エンジン回転数αより大きくないときは、発電機4の出力電圧Vが即座に第2電圧V2から第1電圧V1に切り換えられ、エンジン回転数Neが所定エンジン回転数αより大きいときは、エンジン回転数Neが所定エンジン回転数α以下となるまでの間、発電機4の出力電流Iが所定値βに制御された後、第1電圧V1に切り換えられることとなる。
ここで、上記発電機4の出力電流Iの所定値βは、電磁音による違和感を乗員に与える虞がない最大電流値、換言すれば、この値β以上の電流Iが流れると乗員に違和感を与える虞がある電流値である。なお、その値βは、実車評価等により求めればよい。
また、所定エンジン回転数αは、図3〜図6等に基づいて以下のように算出される。ここで、図3は、発電機1の出力電圧Vが第1電圧V1に設定されているときにおける、発電機回転数Naに対する発電機4の最大出力可能電流値Imaxの特性を示しており、まず、この特性に基づいて、発電機4の出力電流値Iが上記所定電流値βのときの発電機回転数Naの値γ(以後、所定発電機回転数γという)を算出する。ここで、最大出力可能電流値Imaxは、発電機4の温度Tにより変動することから、所定発電機回転数γも温度Tに応じた値を設定する。すなわち、発電機4の温度Tが低いときは、高いときよりも、発電機4の電機子巻線の抵抗値が小さくなり最大出力可能電流値Imaxが大きくなることから、上記所定値βに対応する発電機回転数γは小さくなる。
次いで、上記所定発電機回転数γをプーリ比(発電機回転数Na/エンジン回転数Ne)で除算して上記所定発電機回転数γのときのエンジン回転数(所定エンジン回転数α)を算出する。このプーリ比は一定であり、発電機回転数Naに対するエンジン回転数Neの特性は図4に示すようになる。
ここで、上記発電機4の温度Tは、本実施の形態においては、上記電流センサ11で検出された電流値I及び出力電圧Vに基づいて算出される発電量を過去一定時間分積分した発電量Whを、図5に示すマップに照らして求められる。なお、その値Tは、過去一定時間内の発電量Whが大きいほど高くされる。また、発電機4の温度Tは、この発電量Whだけでなく、外気温の影響を受けるため、外気温に応じて補正される。すなわち、発電機温度Tは、過去一定時間内の発電量Whが同じ場合でも、外気温が高いときは、低いときよりも、高い値とされる。このようにすれば、温度センサを用いなくても精度よく発電機温度Tを推定することができる。
また、このように所定発電機回転数γが発電機温度Tに基づいて補正されることより、所定エンジン回転数αは、所定電流値βが一定とすると、図6に示すように、発電機温度Tが低くなるほど小さくなる。
次に、図7を用いて、本実施の形態に係る発電量制御装置1による作用及び効果を説明する。
まず、乗員がアクセルペダルを踏み込み、車両が非減速状態で走行中は、発電機4の出力電圧Vがバッテリ3の充電を抑制する第2電圧V2に制御され、バッテリ放電により電気負荷2に電力が供給される。この結果、発電機4の出力電流Iはゼロとなっている。
そして、乗員がアクセルペダルを開放しかつ車速が低下して車両が減速状態に移行したとき(時刻t1)に、図7に示すようにエンジン回転数Neが所定エンジン回転数α以上であるときは、発電機4の出力電流値Iが所定値βを超えないように制御される。つまり、発電機4の出力電圧Vを第1電圧V1または第2電圧V2で一定に保つ定電圧制御から、発電機4の出力電流Iを所定電流値βに一定に保つ定電流制御に移行する。
そして、車両の減速に伴ってエンジン回転数Neが低下していくと(すなわち発電機回転数Naが低下していくと)、これに伴って、発電機4の最大出力可能電流値Imaxが一点鎖線アで示すように減少することとなる。そして、その最大出力可能電流値Imaxが所定値βにまで低下したとき、すなわち、エンジン回転数Neが所定エンジン回転数αにまで低下したとき(時刻t2)に、上記定電流制御から定電圧制御に移行して発電機4の出力電圧が第1電圧V1に移行されることとなる。
一方、従来は、時刻t1の時点で発電機4の出力電圧Vをすぐに第2電圧V2から第1電圧V1に切り換えていたため、時刻t1以後、バッテリ3が急速な充電状態となり、発電機4の出力電流値Iが上記最大出力電流Imaxに達して電磁音が上記所定レベル以上に大きくなり、乗員に不快感や違和感を生じさせていたが、本実施の形態によれば、車両の運転状態が非減速状態から減速状態に移行したときにエンジン回転数Neが所定エンジン回転数αより大きいときは、該エンジン回転数Neが所定エンジン回転数αに低下するまでの間、発電機4の出力電流Iが所定電流値βを超えないように制御された後、発電機4の出力電圧Vが第1電圧V1に制御されるから、発電機4の出力電流Iの急増が防止される。つまり、発電機4の出力電圧切換制御による燃費向上効果を維持しつつ、電磁音の増大を抑制して、乗員の不快感及び違和感を防止することができる。
また、所定エンジン回転数αは、発電機1の出力電圧Vが第1電圧V1に設定されているときにおける、エンジン回転数Neに対する発電機4の最大出力可能電流値Imaxの特性に基づいて、該最大出力可能電流値Imaxと所定電流値βとが一致するエンジン回転数に設定されるから、該所定エンジン回転数αとなったときに、発電機4の出力電圧Vを第1電圧V1に切り換えても、発電機4の出力電流値Iが上記所定値βを超えることがなく、この結果、確実に、電磁音のレベルを所定のレベル以下に抑制することができる。すなわち、電磁音の増大を抑制して、乗員の不快感及び違和感を一層効果的に防止することができる。
そして、所定エンジン回転数αは、発電機温度Tが低いほど小さくされるから、発電機温度Tが変化した場合でも、所定電流値βが一定の値に保たれ、発生する電磁音のレベルを一定に維持することができる。
なお、バッテリ3があまり放電していない状態で本制御に移行した場合、エンジン回転数Neが所定エンジン回転数Neに低下する前に、発電機4の出力電流Iが点線イで示すように減少すると、発電機4の出力電圧Vは点線ウで示すように変化し、時刻t2で第1電圧V1に階段状に上昇することとなるが、その場合でも、発電機4の出力電流Iは上記所定値β以下で、電磁音が所定レベル以上に増大するのが抑制される。
本発明は、車両用発電機の出力電圧を高い電圧と低い電圧とに切換制御する発電量制御装置に広く適用することができる。
本発明を実施するための最良の形態に係る車両用発電機の発電量制御装置の構成図である。 この最良の形態に係る発電量制御のフローチャートの一例である。 発電機回転数に対する発電機の最大出力可能電流の特性を示す図である。 発電機温度を推定するときに用いるマップである。 発電機回転数とエンジン回転数との関係を示す図である。 発電機温度に対する所定エンジン回転数の特性を示す図である。 この最良の形態に係る発電量制御の作用を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1 発電量制御装置
2 車両用電気負荷
3 バッテリ
4 発電機
10 コントロールユニット(発電量制御手段、パラメータ値検出手段)
11 電流センサ
12 車速センサ(運転状態検出手段)
13 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
14 エンジン回転センサ(エンジン回転検出手段)

Claims (3)

  1. 車両用電気負荷に電力を供給するバッテリと、エンジンに駆動されて上記電気負荷及びバッテリに電力を供給する発電機と、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記発電機によるバッテリ充電制御のための出力電圧を、上記運転状態検出手段で車両の減速が検出されたときはバッテリへの充電を促進する第1電圧に制御し、車両の減速が検出されないときはバッテリへの充電を抑制する第2電圧に制御する発電量制御手段とが備えられた車両用発電機の発電量制御装置であって、エンジン回転数を検出するエンジン回転検出手段が備えられており、上記発電量制御手段は、運転状態検出手段で検出された車両の運転状態が非減速状態から減速状態に移行したときにエンジン回転検出手段で検出されたエンジン回転数が所定回転数より大きいときは、該エンジン回転数が所定回転数以下に低下するまでの間、発電機の出力電流が所定電流値を超えないように制御した後、出力電圧を第1電圧に制御することを特徴とする車両用発電機の発電量制御装置。
  2. 所定回転数は、発電機の出力電圧が第1電圧に設定されているときのエンジン回転数に対する最大出力可能電流値の特性に基づいて、該最大出力可能電流値と所定電流値とが一致するときのエンジン回転数に設定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用発電機の発電量制御装置。
  3. 発電機の温度に関連するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段が備えられており、所定回転数は、該パラメータ値検出手段で検出されたパラメータ値から認識される発電機温度が低いほど小さくされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用発電機の発電量制御装置。
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