JP2005093817A - ファイバレーザ装置及びレーザ光の増幅方法、光学装置 - Google Patents

ファイバレーザ装置及びレーザ光の増幅方法、光学装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的低出力での光増幅が可能で、また高出力化の可能なファイバレーザ装置、レーザの増幅方法、またこれを利用した光学装置を提供する。
【解決手段】 励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバ7を有するファイバレーザ装置30であって、この光増幅ファイバ7から出射される増幅レーザ光を分離して、その一部が光増幅ファイバ7の被増幅レーザ光入射側7Aから入射される構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバを有するファイバレーザ装置及びレーザ光の増幅方法、光学装置に関する。
励起用レーザ光を注入することにより、出力の低い被増幅レーザ光を増幅させて出射する光増幅ファイバ、いわゆるファイバアンプレーザは、例えば第2高調波光を発生するために高い出力を必要とする場合など、種々の分野に利用されている(例えば特許文献1参照。)。
この光増幅ファイバを用いたファイバレーザ装置の一例を図12の概略構成図を参照して説明する。
励起用レーザ1から出射された励起用レーザ光は、伝送用光ファイバ2を経由して、レンズ3を介して波長選択ミラー5を通過し、レンズ4で集光されて、光増幅ファイバ7の増幅レーザ光の出射端7Bより光増幅ファイバ7の後述する第1クラッド部に注入される。このとき励起用レーザ1の波長は、光増幅ファイバ7の中心部に設けられるコア部に添加された希土類の励起波長に合わされている。
一方、比較的低出力の被増幅レーザ、または例えば伝送用光ファイバ等により伝送された信号光等を出射する被増幅レーザ光発生部14から被増幅レーザ光が出射され、レンズ13と、戻り光を低減する光アイソレータ12、旋光子11を通過し、ミラー10を介して波長選択ミラー9で反射され、光増幅ファイバ7の被増幅レーザ光入射端7Aのコア部に注入される。このとき被増幅レーザ光の波長は光増幅ファイバ7のコア部に添加された希土類の誘導放出光の波長に合わされている。
光増幅ファイバ7をレーザ光が伝播していく過程において、第1クラッド中の励起用レーザ光はコア部に添加された希土類に吸収されてコア部に誘導放出光を誘起する。光増幅ファイバ7において片道で吸収されない残りの励起用レーザ光は、リターンミラー16で光増幅ファイバ7に戻され有効に利用される。
一方、コア部を伝播する被増幅レーザ光は、その誘導放出光をピックアップしながら次第にその強度を増加させ、すなわち増幅が行われる。増幅されたレーザ光は光増幅ファイバ7の被増幅レーザ光の出射端7Bより出射される。
一般に、長い光増幅ファイバ7または大出力の励起用レーザ1を用いれば、コア部での吸収量は大きくなり、より大きな増幅、すなわち大出力レーザ光が得られる。具体的なファイバレーザの例としてはコア部に希土類Nd(ネオジム)を添加した光増幅ファイバ7を用いて、励起用レーザ1に波長約800nmの半導体レーザ、被増幅レーザ光発生部14に波長1064nmのNd:YAGレーザを用いると、波長1064nmの増幅されたレーザ出力が得られる。
以上、一般的なファイバレーザ装置の構成例を説明したが、例えば図13に他の例の構成図を示すように、励起用レーザ1を光増幅ファイバ7の入射端7Aから注入してもよい。図13において図12と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
また2つの励起用レーザ1を用い光増幅ファイバ7の両端7A、7Bから注入する方法も用いられる。
次に、図14の断面図を参照してファイバレーザ装置に用いられる光増幅ファイバの断面構造を説明する。この例においては、その構造からダブルクラッドファイバと呼ばれるクラッド層を2層構成とした光増幅ファイバの例を示す。図14に示すように、比較的屈折率の高いコア部91に希土類が添加され、被増幅レーザ光発生部から出射される被増幅レーザ光が注入、伝播、増幅される。
一般にコア部の断面形状は円であるが、偏波面保存のために図示のように楕円形状などが採用されることもある。偏波面保存型構成とする場合は、このように断面楕円形状のコアとして、例えば矢印e1及びe2で示すように、例えばその長軸方向および短軸方向に偏光方向を有する光をそれぞれ独立に伝播させる。
またコアの直径は単一モードで伝播させるときには10ミクロン以下、多モードで伝播させるときには50ミクロン以上が一般的である。
一方、第1クラッド92には、励起用レーザから出射される励起用レーザ光が注入される。第2クラッド93は第1クラッド92より屈折率が低く、励起用レーザ光は第1クラッド92内を伝播する。その伝播する過程で励起用レーザ光はコア部91にも侵入し、侵入した光はコア部91に添加された希土類に吸収される。第1クラッド92の直径はコア部91の直径の2〜10倍と用途に応じて選択される。第2クラッド93の外側はバッファ94、ジャケット95で、機械的な強度を維持する目的で一般に光学材料以外の材料が用いられる。
このような従来型のファイバレーザ装置では、常時被増幅レーザ光を光増幅ファイバ内に注入し続ける必要がある。
また高出力での安定性のために、上述したような光アイソレータ12など、被増幅レーザ光の注入用光学系に性能の高い部品を用いる必要がある。
また更に、このような利得飽和型の光増幅ファイバを用いたファイバレーザ装置では、注入される励起用レーザ光の出力に比例した増幅レーザ光出力が得られるが、1つの光ファイバに注入できる励起用レーザ光出力には限界がある。すなわち1つの光増幅ファイバによる光増幅出力に上限が存在する。したがって、より高出力化が可能なファイバレーザ装置が望まれている。
国際公開第02/03513号パンフレット
本発明は、比較的低出力での光増幅が可能で、また高出力化の可能なファイバレーザ装置、レーザの増幅方法、これを用いた光学装置を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバを有するファイバレーザ装置であって、この光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光を分離して、その一部が光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射される構成とする。
また本発明によるレーザ光の増幅方法は、光増幅ファイバに励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅するレーザ光の増幅方法であって、光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部を分離して、この光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射する。
更に本発明による光学装置は、上述の本発明構成によるファイバレーザ装置型のファイバレーザ部を有する構成とするものである。すなわち、励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバを、ファイバレーザ部に少なくとも一以上設け、この光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光を分離して、その一部が少なくとも光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射される構成とする。
上述の本発明によれば、励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅すると共に、光増幅ファイバから増幅される増幅レーザ光の一部を分離して被増幅レーザ光入射側から入射することにより、一旦励起用レーザ光を注入して増幅レーザ光を増幅して増幅レーザ光を得た後、この増幅レーザ光の一部を更に増幅させて目的とする出力の増幅レーザ光を出力させることにより、元の被増幅レーザ光発生部からのレーザ出力を低減化、もしくは停止することができる。
従って、従来は被増幅レーザを常時動作させる必要があったが、例えば初期のみの動作とすることができる。また、初期のみの動作とする場合、例えば光アイソレータや被増幅レーザ光発生部との光結合部などにおける必要な光学的性能を下げることができ、安価な光学部品の使用が可能となるなど、コストの低減化を図ることも可能となる。
本発明のファイバレーザ装置及びレーザの増幅方法、更に光学装置によれば、光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光を分離して、その一部を光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射させることにより、被増幅レーザを常時動作させることなくレーザ光を増幅することができ、低消費電力化を図ることができる。
また本発明において、被増幅レーザ光の光増幅ファイバへの入射光量を調整する調整手段を設けることにより、増幅レーザ光の出力調整を容易に行うことができる。
更に本発明において、光増幅ファイバから増幅レーザ光を分離する分離手段として偏光ビームスプリッタを用いて、光増幅ファイバを偏波面保存型構成とすることにより、偏光方向の異なる光を、光増幅ファイバに同時に且つ独立に伝播させ、例えば旋光子を光増幅ファイバへの入射光量の調整手段として用いることにより、容易に被増幅レーザ光の注入量を調節し、同様に増幅レーザ光の出力の調整を容易に行うことが可能となる。
更に、本発明において少なくとも2以上の光増幅ファイバを設け、一の光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部を、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射させることによって、いわばアレイ型構成のファイバレーザ装置を構成することができ、このアレイ型構成とすることにより小面積で高出力のレーザ光源を実現することができると共に、1つの被増幅レーザ光発生部だけで複数の被増幅レーザ光が得られるファイバレーザ装置を構成できるので、消費電力も少なくなり、コストの低減化が可能となる。
また本発明によるレーザの増幅方法において、励起用レーザ光を比較的低出力で光増幅ファイバに入射して被増幅レーザ光を増幅した増幅レーザ光を出射する第1増幅状態と、励起用レーザ光を比較的高出力で光増幅ファイバに入射し、この光増幅ファイバにより増幅された増幅レーザ光の一部を光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射し、被増幅レーザ光の入射を低減又は停止する第2の増幅状態とを切り替え可能とすることによって、上述したように、目的とする比較的高出力の増幅レーザ光を得るにあたり、被増幅レーザ光発生部を常時動作させることなく、例えば被増幅レーザ光発生部は初期のみの動作としても所望の高出力のレーザ光を得ることが可能となり、低消費電力化、コストの低減化を容易に図ることが可能となる。
以下本発明によるファイバレーザ装置及びレーザの増幅方法を実施するための最良の形態の各例について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の例に限定されることなく、例えばこのような光増幅ファイバを用いる各種光学装置、又はレーザ光源を有する各種電子装置などに適用し得ることが可能であることはいうまでもない。
〔1〕第1の形態
図1は、本発明を実施するための最良の形態の一例の概略構成である。図1において、図12と対応する部分には同一符号を付して示す。
本発明は、図1に示すように、励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバ7を有するファイバレーザ装置30であって、この光増幅ファイバ7から出射される増幅レーザ光を分離して、その一部が矢印Lrで示すように、光増幅ファイバ7の被増幅レーザ光入射側7Aから入射される構成とする。
この例においては、光増幅ファイバ7として偏波面保存型構成の光増幅ファイバを用いて、被増幅レーザ光を入射する入射光量を調整する調整手段23として旋光子を、また増幅レーザ光を分離する分離手段19として偏光ビームスプリッタを用いる場合を示す。
このような構成において、光増幅ファイバ7の励起用レーザ1は伝送用光ファイバ2を経由して、レンズ3を介して波長選択ミラー5を通過し、レンズ4で集光されて、光増幅ファイバ7の片端、すなわち増幅レーザ光出射端7Bより、光増幅ファイバ7の前述の図14において説明した例えば第1クラッドに注入される。このとき励起用レーザ1の波長は、光増幅ファイバ7のコア部に添加された希土類の励起波長に合わされている。
一方、比較的低出力の被増幅レーザ光発生部14から出射された被増幅レーザ光は、レンズ13を介して戻り光を低減する光アイソレータ12、旋光子より成る調整手段23を通過し、偏光ビームスプリッタより成る合成手段22および波長選択ミラー9で反射され、レンズ8を介して光増幅ファイバ7の被増幅レーザ光入射端7Aからコア部に注入される。
このとき被増幅レーザ光の波長は、光増幅ファイバ7のコア部に添加された希土類の誘導放出光の波長に合わされている。
この場合においても、前述の図12において説明した例と同様に、光増幅ファイバ7を伝播していく過程において、第1クラッド中の励起用レーザ光はコア部に添加された希土類に吸収されてコア部に誘導放出光を誘起する。そして光増幅ファイバ7を伝播中片道で吸収されない残りの励起用レーザ光は、波長選択ミラー9を通過して、レンズ15を介してリターンミラー16で反射され、光増幅ファイバ7に戻され有効に利用される。
一方、コア部を伝播する被増幅レーザ光は、その誘導放出光をピックアップしながら次第にその強度を増加し、すなわち増幅が行われる。増幅されたレーザ光は光増幅ファイバ7の増幅レーザ光出射端7Bより出射される。
この例においても、コア部に希土類Ndを添加した光増幅ファイバ7を用いて、励起用レーザ1に波長約800nmの半導体レーザ、被増幅レーザ光発生部14に波長1064nmのNd:YAGレーザを用いると、波長1064nmの増幅された比較的高い出力のレーザ光が得られる。
尚、光増幅ファイバ7の両端から励起用レーザ光と被増幅レーザ光を注入する例を説明したが、前述の図13において説明した例と同様に、励起用レーザ光を光増幅ファイバ7の被増幅レーザ光入射端7Aから注入してもよく、また2つの励起用レーザを用い光増幅ファイバ7の両端7A及び7Bから注入してもよい。
またこの例においては、光増幅ファイバ7としては、前述の図14において説明した偏波面保存型構成の光増幅ファイバを用いるものである。すなわち、コア部の断面形状を楕円形状として、異なる偏光方向のレーザ光が例えば楕円の長軸と短軸方向に沿う方向に伝播される構成とする。
そしてこの本発明構成によるファイバレーザ装置においては、光増幅ファイバ7の出射端7Bからの増幅レーザ光を旋光子より成る調整手段18と偏光ビームスプリッタより成る分離手段19を用いて例えばP偏光としてその一部を取り出し、ミラー20、21を介して入射側の偏光ビームスプリッタより成る合成手段22に導く。
被増幅レーザ光発生部14から出射される被増幅レーザ光は、旋光子より成り、入射光量を調整可能な調整手段23を介して偏光ビームスプリッタより成る合成手段22に例えばS偏光として入射される。
このような偏光方向の選定により、前述の図14において説明した矢印e1及びe2の両方の偏光光を同軸上で光増幅ファイバ7の入射端7Aに導くことができる。このファイバレーザ装置の増幅方法として、本発明においては以下の方法を採ることができる。
この例においては、レーザ立ち上げ時の低出力動作時にのみ被増幅レーザ光発生部を被増幅レーザ光源として用い、以降の動作時には、増幅された出力光の一部を被増幅レーザ光として帰還することにより、被増幅レーザ光発生部14の出力を低減又は停止した状態で、増幅レーザ光を高出力で得ることが実現可能となる。
すなわち、少なくとも励起用レーザ光を比較的低出力で光増幅ファイバ7に入射して被増幅レーザ光を増幅した増幅レーザ光を出射する第1の増幅状態と、この光増幅ファイバ7により増幅された増幅レーザ光の一部を光増幅ファイバ7の被増幅レーザ光入射側7Aから入射し、被増幅レーザ光の入射を低減又は停止して、励起用レーザ光を比較的高出力で光増幅ファイバ7に入射する第2の増幅状態とをとり、これら第1及び第2の増幅状態を切り替え可能とする。
以下、これら第1および第2の増幅状態について具体的に説明する。
(1)第1の増幅状態
例えば動作開始時において、励起用レーザ1を低出力で動作させて、光増幅ファイバ7に注入すると共に、被増幅レーザ光発生部14からの被増幅レーザ光を上述したように旋光子より成る調整手段23を調整して、例えばS偏光として光増幅ファイバ7に注入する。
この状態で、光増幅ファイバ7において被増幅レーザ光を増幅させて、増幅光出射端7Bから出射させる。
(2)第2の増幅状態
光増幅ファイバ7から出射された増幅レーザ光を、旋光子より成る調整手段18と偏光ビームスプリッタより成る分離手段19を用いてその一部を取り出し、上述したように例えばP偏光でミラー20、21を介して入射側の偏光ビームスプリッタより成る合成手段22に導き、光増幅ファイバ7の入射端7Aに帰還させて注入する。このとき光増幅ファイバ7内では、被増幅レーザ光と帰還レーザ成分でP偏光光及びS偏光光として独立に伝播増幅され、定常状態でレーザ増幅動作する。それぞれの増幅利得は原理的には励起用レーザ1の吸収に対して50%ずつに等配分される。尚、S偏光とP偏光とを変換しても同様であることはいうまでもない。
この状態で、被増幅レーザ光発生部14からの光増幅ファイバ7への注入量を減少させる。その調整手段としては、被増幅レーザ光発生部14がレーザ光源であるときはそのものの出力を下げてもよいし、旋光子より成る調整手段23を回転させて偏光ビームスプリッタより成る合成手段22における反射光量を減少させてもよい。
この入射光量減少の過程で、増幅利得は帰還レーザ成分に多く配分されるようになり、被増幅レーザ光の光増幅ファイバ7への注入量を0にした時点で、増幅利得はすべて帰還レーザ成分に移され、レーザは動作を継続する。
そしてこの後励起用レーザ1を高出力動作にする。旋光子より成る調整手段18を調整して、必要最小限の帰還レーザ光量に調整して、偏光ビームスプリッタより成る分離手段19を反射させて、増幅された高出力のレーザ光を取り出すことができる。
以上が本発明のファイバレーザ構成と増幅方法の一例である。上述の第1の増幅状態と第2の増幅状態とを切り替え可能とすることによって、容易に低出力から高出力動作への切り替えを行うことができる。
尚、帰還用の増幅レーザ光は、上述のミラー20及び21に代えて伝送用光ファイバで伝送する構成も可能である。
このような本発明構成によるいわば帰還型のファイバレーザ装置の利点は、被増幅レーザ光発生部14を常時動作させるわけではないので消費電力の低減化を図ることが可能となる。
また上述の構成において、被増幅レーザ光の光増幅ファイバへの入射光量を調整する調整手段18、23を設けることにより、増幅レーザ光の出力調整を容易に行うことができる。
更に、光増幅ファイバから増幅レーザ光を分離する分離手段19として偏光ビームスプリッタを用いて、光増幅ファイバ7を偏波面保存型構成とすることにより、上述したように偏光方向の異なる光を同時に光増幅ファイバにおいて独立に伝播させ、旋光子等の調整手段18、23を用いることにより、容易に被増幅レーザ光の注入量を調節し、同様に増幅レーザ光の出力の調整を容易に行うことが可能となる。
また高出力動作時に被増幅レーザ光を使用しないので、光増幅ファイバ7からの戻り光が被増幅レーザ光発生部14の発振に与える影響が低減される。すなわち光アイソレータ12や被増幅レーザ光発生部14自体に必要な戻り光防止機能等の性能を下げることができ、例えば比較的安価な光学部品を使用することができるなど、コストの低減化を実現できる。
〔2〕第2の形態
次に、より大出力のレーザ光を得る場合の形態の一例について図2の概略構成図を参照して説明する。
前述したように、利得飽和型の光増幅ファイバを用いたファイバレーザ装置では、注入される励起用レーザ光の出力に比例した増幅レーザ光出力が得られるが、1つの光ファイバに注入できる励起用レーザ光出力には現状では限界があり、すなわち1つの光増幅ファイバによる光増幅出力に上限が存在する。
そこで大出力のレーザを実現するには多数のファイバレーザ装置を並列にして使用する必要がある。その場合、微小面積にレーザの光源位置を集積することが困難であった。また使用部品等の共通化も望まれている。
本例においては、上述の図1において説明した帰還型のファイバレーザ構成を併用して光増幅ファイバを複数用いる構成とした高出力化の容易なアレイ型ファイバレーザ装置である。図2の例においては、2つの光増幅ファイバをアレイ化した例を示す。図2において、図1と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この場合図2に示すように、一方の光増幅ファイバ71では、図1において説明した例と同様に、この光増幅ファイバ71の出射端71Bから出射された増幅レーザ光の一部を分離手段19により分離して、光増幅ファイバ71の被増幅レーザ光の入射端71Aに帰還して注入される構成とする。この例では、前述の図13において説明した例と同様に、励起用レーザ光と被増幅レーザ光とを光増幅レーザ71の被増幅レーザ光入射端71Aから入射させる。そして高出力時には、被増幅レーザ光発生部14からのレーザ光注入を減少ないしは停止させる。
一方、この光増幅ファイバ71から出射された増幅レーザ光の更に一部を、他方の光増幅ファイバ72の被増幅レーザ光入射端72A側から例えば伝送用光ファイバ81を用いて注入する。
この例では、光増幅ファイバ71から出射された増幅レーザ光を偏光ビームスプリッタ等の分離手段41で分離し、レンズ42を介して更にビームスプリッタ43で分離し、一方の増幅レーザ光を光増幅レーザ71に帰還させ、他方の増幅レーザ光をレンズ44を介して伝送用光ファイバ81に入射させる構成としている。なお、図示の例においては、分離手段41と光増幅ファイバ71の出射端71Bとの間の旋光子等より成る調整手段を省略して示す。
なお、各光増幅ファイバ71及び72の出射端71B及び72Bは、1つのファイバアレイマウント40上に配置される。図3及び図4にファイバアレイマウント40とそこに配置された2本のファイバ端の正面図及び側面図を示す。このように、例えばファイバアレイマウント40にV字状の溝部40aを設け、そこに各ファイバ71、72を載置して接着する。2本のファイバ端をより近づけることにより小面積で高出力のレーザ光源として扱えるようになる。
またレーザ特性の改善のためには光増幅ファイバ71及び72の出射端71B及び72Bは、ファイバの軸に対して垂直から一定の角度をもつことが望ましいが、ファイバアレイマウント40の材料に研磨可能なたとえばガラスなどを選べば、図4に示すように、光増幅ファイバ71及び72の出射端をファイバアレイマウント40に取り付けた後に角度研磨することが可能となりプロセスの簡略化が図れるといった長所もある。
上述の図2に示す構成とする場合は、第2の光増幅ファイバ72の被増幅レーザ光発生部が不要となるので、比較的高価な被増幅レーザの削減が可能となり、コストの低減化を図ることができる。
更に、第2の光増幅ファイバ72においても、その増幅レーザ光の一部を帰還させて注入することにより、高出力動作時において第1の光増幅ファイバ71から増幅レーザ光を分離させて注入させる入射光量を減少ないしは停止することも可能である。
〔3〕第3の形態
この例においては、前述の図2において説明した2本のアレイ型構成を発展させ、n本の光増幅ファイバを用いる構成とするもので、図5にその一例の概略構成を示す。
この場合においても、光増幅ファイバ71からの増幅レーザ光の一部を他方の被増幅レーザ光として利用する構成とするものである。図5において、図1及び図2と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
図5に示すように、任意の1つの光増幅ファイバ(図示の例では71)にのみ被増幅レーザ光発生部14からの被増幅レーザ光を用いてレーザ光を増幅させる。そして増幅レーザ光の一部を、例えば2番目の光増幅ファイバ72の被増幅レーザ光として図2において説明した例と同様に伝送用光ファイバ81を利用して注入する。
そして更に2番目の光増幅ファイバ72からの増幅レーザ光の一部を、同様に伝送用光ファイバ82を利用して、レンズ46、光アイソレータ47、旋光子48、ミラー49、波長選択ミラー55、レンズ54を介して次の光増幅ファイバ73の被増幅レーザ光として注入し、以下同様に順次増幅レーザ光の一部を分離して、伝送用光ファイバ83〜8n−1を利用して被増幅レーザ光として利用するアレイ型ファイバレーザ装置を構成することができる。25、45はそれぞれ伝送用光ファイバ81及び82の出射端を固定する支持台である。光増幅ファイバ73に励起用レーザ51から励起用レーザ光を、伝送用光ファイバ52を利用してレンズ53を介して注入するのは同様で、以下同様の構成とする。このような構成において、増幅レーザ光L1〜Lnが出射される光出射端のファイバアレイマウント60の具体的な構成例を以下説明する。
図6は増幅レーザ光出射端のファイバアレイマウント60の構成例を示す。ファイバアレイマウント60には、図3において説明した例と同様にn個のV字状の溝部60aを設けて各光増幅ファイバ71〜7nの光出射端を接着して例えば等間隔に固定配置することができる。このような構成とすることにより、隣接するファイバ間の距離をより近づけることができ、より小面積で高出力のレーザ光源として扱えるようになる。
図7及び図8に、このファイバアレイマウント60近傍の光学部品の配置構成の一例における正面図及び側面図を示す。図7に示すように、ファイバアレイマウント60上の各光増幅ファイバ71〜7nの光出射端に対向して、例えばビームスプリッタ61を配置する。このビームスプリッタ61により例えば図7の紙面において上方向に分離された光L1s〜Ln−1sは、微小レンズアレイ62により、伝送用光ファイバ81〜8n−1の入射端面に集光される。
例えば1番目の光増幅ファイバ71の光出射端からの増幅レーザ光の一部を2番目の光増幅ファイバ72への伝送用光ファイバ81の入射端へ、2番目の光増幅ファイバ72からの増幅レーザ光の一部を3番目の光増幅ファイバ73への伝送用光ファイバ82の入射端へ、更にこれを順次繰り返して、最後にn−1番目の光増幅ファイバ7n−1からの増幅レーザ光の一部をn番目の光増幅ファイバへの伝送用光ファイバ8n−1の入射端へと導かれる構成とする。
尚、伝送用光ファイバ81〜8n−1と、そのマウント63の形状構成は、前述のファイバアレイマウント60の構成と同様として、例えばV字状溝に接着する構成とすることができる。これらにより小型で集積化された高出力の増幅レーザ光が得られるファイバレーザ装置が実現される。
また図8に示すように、ファイバアレイマウント60及び63の材料に、研磨可能な例えばガラスなどを選べば、光増幅ファイバの出射端及び伝送用光ファイバの入射端をファイバアレイマウント60又は63に取り付けた後に角度研磨することが可能となり、プロセスの簡略化が図れるといった長所もある。図8において、図7と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。Loは増幅された出力レーザ光、Lsは分離された増幅レーザ光、矢印Lrは分離された帰還レーザ光の進行方向を示す。
以上第1〜第3の形態の各例を説明したが、このような本発明のファイバレーザ装置によれば、被増幅レーザ光発生部を常時動作させる必要がなくなることから、消費電力の低減化を図ることができる。また、光アイソレータや被増幅レーザ光源などにおける戻り光低減などの必要な性能を下げることができ、安価な光学部品の適用が可能となるなど、コストの低減化が可能となる。
また上述の構成において、被増幅レーザ光の光増幅ファイバへの入射光量を調整する調整手段を設けることにより、増幅レーザ光の出力調整を容易に行うことができる。
更に、光増幅ファイバから増幅レーザ光を分離する分離手段として偏光ビームスプリッタを用いて、光増幅ファイバ7を偏波面保存型構成とすることにより、上述したように偏光方向の異なる光を同時に光増幅ファイバにおいて独立に伝播させ、旋光子等の調整手段を用いることにより、容易に被増幅レーザ光の注入量を調節し、同様に増幅レーザ光の出力の調整を容易に行うことが可能となる。
また第2及び第3の形態におけるようにアレイ型構成とすることにより、小面積で高出力のレーザ光源が実現できる。
更に、1つの被増幅レーザ光源だけで複数のファイバレーザを構成できるので、消費電力も少なくなり安価な装置の実現が可能となる。
〔4〕第4の形態
次に、上述の本発明構成によるファイバレーザ部を有する光学装置、すなわち励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバを、ファイバレーザ部に少なくとも一以上設け、この光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光を分離して、その一部が少なくとも光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射される構成としたファイバレーザ部を設ける光学装置の各例について説明する。
この例においては、光増幅ファイバを複数用いるいわゆるファイバレーザアレイを用いる例を示し、図9にその概略構成を示すように、例えば前述の第3の形態において図5〜図8を用いて説明したアレイ型構成のファイバレーザ部101を設ける。そして、このファイバレーザ部101からの出力光、すなわち各光増幅ファイバ71〜7nからの出力光L1〜Lnを例えばシリンドリカルレンズアレイ103を通して出射させ、例えば矢印Yで示す図9の紙面に垂直な方向に曲率をもつシリンドリカルレンズ104を通し、更に矢印Xで示す図9の紙面に平行な方向に曲率をもつコンデンサレンズ105で照明面106に集光する。こうして形成されたビームは楕円形状となり、この楕円ビーム状の増幅レーザ光は、例えば面状にレーザ光を照射するレーザ加工などの種々のレーザ加工に用いることができる。図9において、一点鎖線cは光軸を示す。
図10A及びBに、この場合の照明面106におけるX軸方向(図9において矢印Xで示す方向)及びY軸方向(図9において矢印Yで示す方向)の光強度分布をそれぞれ実線Ix及びIyとして示す。すなわち、X軸方向に一定の広がりを有し、Y軸方向に比較的急峻な強度分布を有する楕円ビーム形状のレーザ光を得ることができる。
また、このように楕円状ビームとする他、集光光学系を調整して円状ビームを得ることも可能であり、その他種々のレーザ光利用分野に適用することができることはいうまでもない。
更にこのような楕円ビーム形状のレーザ光を例えば光空間変調器を利用して情報信号に対応して変調し、例えばスクリーンに映像情報等を表示する投射型光学装置、いわゆるレーザプロジェクタを構成することもできる。この場合の一構成例を図11に示す。図11において、図9と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
図11に示すように、この場合本発明構成によるファイバレーザ部101からの出力光を楕円ビーム形状に集光し、その照明面に光空間変調器107を配置する。この光空間変調器107としては、例えば液晶パネル等の透過型変調器を用いることができる。そして、この光空間変調器107から出射されたレーザ光を光偏向器108により例えば図11の紙面と直交するY軸方向に偏向すなわち走査照射させ、投影レンズ109によりスクリーン110上に例えばS1〜S3で示すように画像情報に対応させた光を投影させて、画像表示等を行ういわゆるレーザプロジェクタ装置を構成することができる。
尚、上述の光空間変調器としては、その他例えばリボン素子の相対位置を電圧印加等により変化させて回折格子状態を変化させ、これにより光変調を行うGLV(Glating Light Valve)等の光空間変調器を用いることができる。この場合は反射型の光空間変調器であるため、光空間変調器107から反射されたレーザ光を光偏向器108に入射する構成とすればよい。
また光偏向器108として、ポリゴンミラー等のミラー型、すなわち反射型のものを用いる場合も同様に、この光偏向器108により反射されたレーザ光を投影レンズ109に入射させる構成とすればよい。
更に、上述の例においては、ファイバレーザ部101の出射側に波長変換部102を設ける構成とするものであるが、この場合例えば波長1064nmのレーザ光を波長532nmの緑色レーザ光に変換して利用することができる。
またこの例に限定されることなく、上述の第1〜第3の各形態においても同様に、その他の波長帯域の励起用レーザ、光増幅ファイバに本発明を適用し得ることはいうまでもなく、例えば上述の図11において示す例において、赤及び青色のレーザ光に波長変換して3原色光を得るなど、種々の変形、変更が可能である。
このように、本発明によるファイバレーザ装置をファイバレーザ部の少なくとも一部に適用して、レーザ光を用いる投影装置などの各種光学装置に利用することにより、前述の第1〜第3の形態における各例と同様に、被増幅レーザ光発生部すなわち例えば励起用レーザを常時動作させる必要がなくなり、また戻り光低減などに要する性能を下げることができることから、その低消費電力化、コストの低減化、小面積での高出力化を図ることができる。
またその他本発明構成のファイバレーザ装置を少なくとも光学系の一部に用いる各種加工装置、電子装置などに利用する場合においても、同様の効果が得られることはいうまでもない。
本発明によるファイバレーザ装置の一例の概略構成図である。 本発明によるファイバレーザ装置の一例の概略構成図である。 本発明によるファイバレーザ装置の一例のファイバアレイマウント部の正面図である。 本発明によるファイバレーザ装置の一例のファイバアレイマウント部の側面図である。 本発明によるファイバレーザ装置の一例の概略構成図である。 本発明によるファイバレーザ装置の一例のファイバアレイマウント部の正面図である。 本発明によるファイバレーザ装置の一例のファイバアレイマウント部の正面図である。 本発明によるファイバレーザ装置の一例のファイバアレイマウント部の側面図である。 本発明による光学装置の一例の概略構成図である。 Aはファイバレーザ光の強度分布の説明図である。Bはファイバレーザ光の強度分布の説明図である。 本発明による光学装置の一例の概略構成図である。 ファイバレーザ装置の一例の概略構成図である。 ファイバレーザ装置の他の例の概略構成図である。 光増幅ファイバの一例の要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 励起用レーザ
2 伝送用光ファイバ
3 レンズ
4 レンズ
5 波長選択ミラー
7 光増幅ファイバ
7A 被増幅レーザ光入射端
7B 増幅レーザ光出射端
8 レンズ
9 波長選択ミラー
12 光アイソレータ
13 レンズ
14 被増幅レーザ光発生部
15 レンズ
16 リターンミラー
30 ファイバレーザ装置
71 光増幅ファイバ
72 光増幅ファイバ
81 伝送用光ファイバ
82 伝送用光ファイバ
91 コア部
92 第1クラッド
93 第2クラッド
94 バッファ
95 ジャケット
101 ファイバレーザ部
102 波長変換部
103 シリンドリカルレンズアレイ
104 シリドリカルレンズ
105 コンデンサレンズ
106 照明面
107 光空間変調器
108 光偏向器
109 投影レンズ
110 スクリーン

Claims (18)

  1. 励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバを有するファイバレーザ装置であって、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光が分離され、その一部が上記光増幅ファイバの上記被増幅レーザ光入射側から入射される
    ことを特徴とするファイバレーザ装置。
  2. 被増幅レーザ光の上記光増幅ファイバへの入射光量を調整する調整手段が設けられて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のファイバレーザ装置。
  3. 上記光増幅ファイバから増幅レーザ光を分離する分離手段が偏光ビームスプリッタとされ、
    上記光増幅ファイバが偏波面保存型構成とされる
    ことを特徴とする請求項1記載のファイバレーザ装置。
  4. 上記光増幅ファイバから増幅レーザ光を分離する分離手段が偏光ビームスプリッタとされ、
    上記光増幅ファイバが偏波面保存型構成とされる
    ことを特徴とする請求項2記載のファイバレーザ装置。
  5. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバが設けられ、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部が、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射される
    ことを特徴とする請求項1記載のファイバレーザ装置。
  6. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバが設けられ、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部が、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射される
    ことを特徴とする請求項2記載のファイバレーザ装置。
  7. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバが設けられ、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部が、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射される
    ことを特徴とする請求項3記載のファイバレーザ装置。
  8. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバが設けられ、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部が、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射される
    ことを特徴とする請求項4記載のファイバレーザ装置。
  9. 光増幅ファイバに励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅するレーザ光の増幅方法であって、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部を分離して、上記光増幅ファイバの上記被増幅レーザ光入射側から入射する
    ことを特徴とするレーザ光の増幅方法。
  10. 上記光増幅ファイバへの被増幅レーザ光の入射光量を調節可能とする
    ことを特徴とする請求項9記載のレーザ光の増幅方法。
  11. 上記光増幅ファイバを偏波面保存型構成とし、
    偏光ビームスプリッタにより上記増幅レーザ光の一部を分離する
    ことを特徴とする請求項9記載のレーザ光の増幅方法。
  12. 上記光増幅ファイバを偏波面保存型構成とし、
    偏光ビームスプリッタにより上記増幅レーザ光の一部を分離する
    ことを特徴とする請求項10記載のレーザ光の増幅方法。
  13. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバを設け、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部を、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射する
    ことを特徴とする請求項9記載のレーザ光の増幅方法。
  14. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバを設け、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部を、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射する
    ことを特徴とする請求項10記載のレーザ光の増幅方法。
  15. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバを設け、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部を、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射する
    ことを特徴とする請求項11記載のレーザ光の増幅方法。
  16. 少なくとも2以上の上記光増幅ファイバを設け、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光の一部を、他の光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射する
    ことを特徴とする請求項12記載のレーザ光の増幅方法。
  17. 少なくとも励起用レーザ光を比較的低出力で上記光増幅ファイバに入射して被増幅レーザ光を増幅した増幅レーザ光を出射する第1の増幅状態と、
    上記光増幅ファイバにより増幅された増幅レーザ光の一部を上記光増幅ファイバの被増幅レーザ光入射側から入射し、被増幅レーザ光の入射を低減又は停止して、励起用レーザ光を比較的高出力で上記光増幅ファイバに入射する第2の増幅状態とをとり、
    上記第1及び第2の増幅状態を切り替え可能とする
    ことを特徴とする請求項9記載のレーザ光の増幅方法。
  18. 励起用レーザ光を注入して被増幅レーザ光を増幅する光増幅ファイバが、ファイバレーザ部に少なくとも一以上設けられ、
    上記光増幅ファイバから出射される増幅レーザ光が分離され、その一部が少なくとも上記光増幅ファイバの上記被増幅レーザ光入射側から入射される
    ことを特徴とする光学装置。
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