JP2004354898A - 光モジュール、光ファイバレーザ装置、映像表示装置 - Google Patents
光モジュール、光ファイバレーザ装置、映像表示装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】半導体レーザから出射する光を高効率および高光密度で光ファイバに結合する光モジュールを得る。
【解決手段】コリメートされたレーザ光を整形する場合、前段プリズムの隙間により分割比が、厚みにより速軸方向への平行移動量や後段プリズムの厚みにより遅軸方向への平行移動量が決まる。このためレーザ光を整形する際に、レーザ光の開口数が最小となるように前段プリズムおよび後段プリズムを配置することにより、光ファイバへの入射角度が最小となり入射角度の増加に伴う伝播損失の増加の影響が低下するため、半導体レーザと光ファイバとをより高効率で光結合させることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】コリメートされたレーザ光を整形する場合、前段プリズムの隙間により分割比が、厚みにより速軸方向への平行移動量や後段プリズムの厚みにより遅軸方向への平行移動量が決まる。このためレーザ光を整形する際に、レーザ光の開口数が最小となるように前段プリズムおよび後段プリズムを配置することにより、光ファイバへの入射角度が最小となり入射角度の増加に伴う伝播損失の増加の影響が低下するため、半導体レーザと光ファイバとをより高効率で光結合させることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体レーザから出射する光を高効率および高光密度で光ファイバに結合する光モジュール、この光モジュールを用いた光ファイバレーザ装置、この光ファイバ装置を用いた映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体レーザと光ファイバとを光結合させる光モジュールは、使用する光ファイバがシングルモードファイバの場合、ビームエクスパンダーによりビーム整形を行って光結合性を高めている。(例えば、特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平7−318854号公報(第8〜9頁、図1,2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した文献の技術は、シングルモードファイバに光結合させるための技術である。シングルモードファイバはある特定の角度でしか入射できないため、ビームエクスパンダーによってファイバのモードに合わせるようにビーム形状を変換している。使用する光ファイバがマルチモードファイバの場合には、スポットサイズ・入射角度ともに小さくした方が光結合性が良い。しかし光学の性質としてスポットサイズと入射角度の積が一定となるため、光ファイバのコア径が微小になると、光導波路や光学レンズを用いた場合には光結合効率に限界が生じる。
【0005】
この発明の目的は、半導体レーザと光ファイバの光結合性を高めるための光モジュールおよびこの光モジュールを用いた光ファイバレーザ装置およびこの光ファイバレーザ装置を用いた映像表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明ではビーム整形を行うプリズムの構成および配置を調整することにより、任意のレーザ光に整形することが可能となる。
例えばコリメートされたレーザ光を整形する場合、前段プリズムの隙間により分割比が、厚みにより速軸方向への平行移動量が決まる。また、後段プリズムの厚みにより遅軸方向への平行移動量が決まる。このためレーザ光を整形する際に、レーザ光の開口数が最小となるように前段プリズムおよび後段プリズムを配置すれば、光ファイバへの入射角度が最小となり入射角度の増加に伴う伝播損失の増加の影響が低下するため、半導体レーザと光ファイバとをより高効率で光結合させることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の光モジュールの一実施の形態について説明するためのもので、(a)は光モジュールをx軸方向に見たy−z平面図、(b)は、光モジュールをy軸方向に見たx−z平面図である。
【0008】
図1において、101は半導体レーザ、102および103はレーザ光をコリメートするためのy軸(速軸)コリメートシリンドリカルレンズおよびx軸(遅軸)コリメートシリンドリカルレンズ、104はファイバ集光レンズ、105は光ファイバ、106および107はコリメートされたレーザ光を整形するための前段プリズムおよび後段プリズムである。
【0009】
ここで、図2を用いて半導体レーザ101について説明する。半導体レーザ101は、図2(a)に示すように略直方体状に形成され、その光出射端面となる一側面に、光出射領域となる細長い形状の活性層101aが露出されている。
【0010】
なお、活性層101aに直交する、活性層101aの短手方向をy軸(速軸)方向と定義する。この活性層101aのy軸方向の長さは、数μmである。また、この活性層101aに平行な、活性層101aの長手方向をx軸(遅軸)方向と定義する。この活性層101aのx軸方向の長さは、数100μmである。さらに、この活性層101aから出射されるレーザ光の進行方向、つまり、上記光出射端面に垂直な方向をz軸方向と定義する。
【0011】
そして、この活性層101aから出射されるレーザ光は、図2(b)に示すように、y軸方向に±数10度の広がり角θfを持って放出される。また、この活性層101aから出射されるレーザ光は、図2(c)に示すように、x軸方向に±数°の広がり角θsを持って放出される。
【0012】
再び図1において、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光は、y軸コリメート用のシリンドリカルレンズ102に入射されて、y軸方向に平行なビーム形状に整形される。その後、このシリンドリカルレンズ102から出射されたレーザ光は、x軸コリメート用のシリンドリカルレンズ103に入射されて、x軸方向に平行なビーム形状に整形される。
【0013】
シリンドリカルレンズ103から出射されたレーザ光は、第1のビーム整形部106および第2のビーム整形部107に順次入射されてそれぞれビーム整形された後、集光用レンズ104により集光されて光ファイバケーブル105のコア105a内に入射される。
【0014】
図3は、上記第1のビーム整形部106の詳細を示し、(a)は第1のビーム整形部106をx軸方向に見たy−z平面で見た状態を示し、(b)は第1のビーム整形部106をy軸方向に見たx−z平面で見た状態を示している。
【0015】
すなわち、この第1のビーム整形部106は、それぞれが所定の厚みをもった平板状に形成される2枚のレンズ106a,106bで構成されている。各レンズ106a,106bは、x軸方向に所定の間隔dxを空けて配置されている。また、一方のレンズ106aは、x軸を中心に、z軸に対して所定の角度θxだけ傾斜されている。また、他方のレンズ106bは、x軸を中心に、z軸に対してレンズ106aとは逆方向に、所定の角度θxだけ傾斜されている。
【0016】
図4(a)は、前記シリンドリカルレンズ103から出射されて、第1のビーム整形部106に入射されるレーザ光L1のビーム形状を示している。すなわち、このレーザ光L1は、y軸方向が短く、x軸方向が長い、細長いビーム形状となっている。
【0017】
このようなビーム形状のレーザ光L1が、第1のビーム整形部106に入射されると、図4(b)に示すように、レーザ光L1の中央部分L2は、レンズ106a,106bの間に設けられた間隔dxの空間をそのまま通過したdxの長さで出射される。
【0018】
また、レーザ光の一方の端部L3は、傾斜された平板状のレンズ106aに入射されることにより、中央部分L2に対してy軸方向に所定の距離Δyだけ平行移動され、L2より短いdx1の長さで出射される。
【0019】
さらに、レーザ光の他方の端部L4は、レンズ106aと逆方向に傾斜された平板状のレンズ106bに入射されることにより、中央部分L2に対して、y軸方向に端部L3と逆方向に所定の距離Δyだけ平行移動され、L2より短いdx2の長さで出射される。
【0020】
つまり、この第1のビーム整形部106は、x軸方向に細長いビーム形状のレーザ光L1を、中央部分L2と、この中央部分L2に対して、y軸方向に互いに逆方向に所定の距離Δyだけ平行移動した端部L3,L4との、3つの部分に分割する機能を有している。
【0021】
なお、レーザ光L1の端部L3,L4を平行移動させる量は、レンズ106a,106bの屈折率、傾斜角度および厚み等を可変することにより、任意に設定可能であるが、L3,L4はL2に比べて短いものとする。また、レーザ光L1を3分割する際の分割比は、レンズ106a,106bの間隔dxを可変することにより、任意に設定可能である。この場合もL3,L4はL2に比べて短い関係とする。
【0022】
図5は、上記第2のビーム整形部107の詳細を示し、(a)は第2のビーム整形部107をx軸方向に見たy−z平面で見た状態を示し、(b)は第2のビーム整形部107をy軸方向に見たx−z平面で見た状態を示している。
【0023】
すなわち、この第2のビーム整形部107は、それぞれが所定の厚みをもった平板状に形成される2枚のレンズ107a,107bで構成されている。各レンズ107a,107bは、y軸方向に所定の間隔dyを空けて配置されている。また、一方のレンズ107aは、y軸を中心に、z軸に対して所定の角度θyだけ傾斜されている。また、他方のレンズ107bは、y軸を中心に、z軸に対してレンズ107aとは逆方向に、所定の角度θyだけ傾斜されている。
【0024】
図6(a)は、第1のビーム整形部106から出射されて、第2のビーム整形部107に入射されるレーザ光L2,L3,L4を示している。このようなレーザ光L2,L3,L4が、第2のビーム整形部107に入射されると、図6(b)に示すように、中央部分L2は、レンズ107a,107bの間に設けられた間隔dyの空間をそのまま通過して出射される。
【0025】
また、レーザ光の一方の端部L3は、傾斜された平板状のレンズ107aに入射されることにより、中央部分L2に向けてx軸方向に所定の距離だけ平行移動されて出射される。
【0026】
さらに、レーザ光の他方の端部L4は、レンズ107aと逆方向に傾斜された平板状のレンズ107bに入射されることにより、中央部分L2に向けて、x軸方向に所定の距離だけ平行移動されて出射される。
【0027】
この場合、レーザ光L3,L4は、それぞれ、レーザ光L2とy軸上で並ぶ位置まで平行移動される。つまり、この第2のビーム整形部107は、第1のビーム整形部106でy軸方向に平行移動されたレーザ光L3,L4を、中央部分L2を基準としてy軸方向に直列に並ばせるように、x軸方向に平行移動させる機能を有している。
【0028】
なお、レーザ光L3,L4をx軸方向に平行移動させる量は、レンズ107a,107bの屈折率、傾斜角度および厚み等を可変することにより、任意に設定可能である。
【0029】
上記した実施の形態によれば、半導体レーザ素子101から出射され、シリンドリカルレンズ102,103により平行光に整形された細長いビーム形状のレーザ光L1を、その長手方向に長さが光ファイバケーブルのコア径に沿ってL3<L2>L4の関係で3分割し、分割された各部分をy軸に沿って直列に並ばせるように移動させている。
【0030】
このため、3分割された各レーザ光L2,L3,L4を、光ファイバケーブル105の円形のコア105s内に無駄な余裕を生じさせることなく全て入射させることができ、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光を高効率および高光密度で光ファイバケーブル105に入射させることが可能となる。
【0031】
換言すれば、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光のうち、x軸の開口数が光ファイバケーブル105の有効開口数を超えていて光ファイバケーブル105と光結合できない領域を、開口数に余裕のあるy軸に移動させることにより、高効率で高光密度な光ファイバケーブル105との光結合を図るようにしている。
【0032】
ここで、有効開口数とは、結像に寄与する光束の範囲のことで、換言すれば光ファイバに有効的に入射できる光束の範囲のことである。
また、第1のビーム整形部106および第2のビーム整形部107は、いずれも、平板状の2枚のレンズ106a,106bおよび107a,107bから構成されるので、特殊な形状のレンズを用いる必要もなく、構成の簡易化を図ることができる。
【0033】
図7は、上記した光モジュールを用いたこの発明の光モジュール装置の一実施の形態を示し、図1(a),(b)の構成と同一部分には同一符号を付して説明する。この実施の形態は、光ファイバケーブル105のコア105a内に、レーザ活性物質を添加したものである。
【0034】
すなわち、光ファイバケーブル105には、半導体レーザ素子101から出射される励起光を透過し、光ファイバケーブル105で発生するレーザ光を反射する反射素子71と、光ファイバケーブル105で発生するレーザ光を一部反射する反射素子72とが設けられている。
【0035】
この場合、例えば、半導体レーザ光の波長を830〜850nm、光ファイバケーブル105のコア105a内のレーザ活性物質をPr3+/Yb3+、反射素子71は830〜850nmを全透過し635nmを全反射、反射素子72は635nmを一部反射するように構成される。
【0036】
光ファイバケーブル105に入射された励起光は、レーザ活性物質に吸収されて635nmの光を発生する。発生した635nmの光は、反射素子71,72が構成する共振器により635nmのレーザ光が発生し、反射素子72側から出力される。
【0037】
この場合、高出力および高密度の励起光が必要になるので、図3に示した半導体レーザモジュール11を利用することは特に効果的となる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。
【0038】
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。
【0039】
図8は、この発明の光ファイバモジュール装置を用いた映像表示装置の一実施の形態を概略的に示したものである。
80R,80G,80Bは、R,G,Bの出力光を得る光ファイバモジュール装置であり、このB光ファイバモジュール装置80Bの構成要素として光ファイバモジュール装置81とツリウムイオン(Tm3 + )アップコンバージョンレーザ装置86があり、光ファイバモジュール装置81は図7に示す構成のファイバモジュール装置を用いる。Tm3 +アップコンバージョンレーザ装置86は、B光ファイバモジュール装置81Bから出力されるレーザ光でTmイオンが添加されたファイバを励起し、青色レーザ光にアップコンバートするためのものである。
【0040】
光ファイバモジュール装置80R,80G,80Bから出力されるR,G,B光は、それぞれの光に応じた液晶パネル82R,82G,82Bに入力され空間変調を受ける。空間変調を受けたR,G,B光は、ダイクロイックプリズムなどの合成部83によって合成ざれ、投射レンズ84に入力する。この入力光は、投射レンズ84によってスクリーン85に映像として表示させる。
【0041】
図9は、この発明のアップコンバージョンファイバレーザ装置を用いた映像表示装置の他の実施の形態を概略的に示したものである。光ファイバモジュール装置80R,80G,80Bから出力されるR,G,B光を1つにまとめて巨視的(全体的)に見た場合の白色光を作る。この白色光をカラーフィルタ付の液晶パネル91に入力し、投射レンズ84によってスクリーン85に映像として表示させる。
【0042】
上記したこの発明のファイバモジュール装置を用いた各映像表示装置によれば、所望の波長のレーザ出力低下を防止できることから、映像表示における輝度の確保を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、半導体レーザと光ファイバとを高効率で光結合させるためのビーム整形を用いる場合、コリメートされたレーザ光の開口数ができるだけ小さくなるように前段プリズムと後段プリズムの構成および配置を調整することで、より高効率で半導体レーザと光ファイバとを光結合させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光モジュールの一実施の形態について説明するための説明図。
【図2】図1の半導体レーザ素子について説明するための説明図。
【図3】図1の第1のビーム整形部について説明するための説明図。
【図4】図1の第1のビーム整形部の動作について説明するための説明図。
【図5】図1の第2のビーム整形部について説明するための説明図。
【図6】図1の第2のビーム整形部の動作について説明するための説明図。
【図7】この発明の光モジュール装置の一実施の形態について説明するための説明図。
【図8】この発明の映像表示装置の一実施の形態について説明するための説明図。
【図9】この発明の映像表示装置の他の実施の形態について説明するための説明図。
【符号の説明】
101…半導体レーザ
102,103…コリメートシリンドリカルレンズ
104…集光レンズ
105…光ファイバ
106…前段プリズム
107…後段プリズム
101a…活性層
106a,106b,107a,107b…レンズ
71,72…反射素子
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体レーザから出射する光を高効率および高光密度で光ファイバに結合する光モジュール、この光モジュールを用いた光ファイバレーザ装置、この光ファイバ装置を用いた映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体レーザと光ファイバとを光結合させる光モジュールは、使用する光ファイバがシングルモードファイバの場合、ビームエクスパンダーによりビーム整形を行って光結合性を高めている。(例えば、特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平7−318854号公報(第8〜9頁、図1,2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した文献の技術は、シングルモードファイバに光結合させるための技術である。シングルモードファイバはある特定の角度でしか入射できないため、ビームエクスパンダーによってファイバのモードに合わせるようにビーム形状を変換している。使用する光ファイバがマルチモードファイバの場合には、スポットサイズ・入射角度ともに小さくした方が光結合性が良い。しかし光学の性質としてスポットサイズと入射角度の積が一定となるため、光ファイバのコア径が微小になると、光導波路や光学レンズを用いた場合には光結合効率に限界が生じる。
【0005】
この発明の目的は、半導体レーザと光ファイバの光結合性を高めるための光モジュールおよびこの光モジュールを用いた光ファイバレーザ装置およびこの光ファイバレーザ装置を用いた映像表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明ではビーム整形を行うプリズムの構成および配置を調整することにより、任意のレーザ光に整形することが可能となる。
例えばコリメートされたレーザ光を整形する場合、前段プリズムの隙間により分割比が、厚みにより速軸方向への平行移動量が決まる。また、後段プリズムの厚みにより遅軸方向への平行移動量が決まる。このためレーザ光を整形する際に、レーザ光の開口数が最小となるように前段プリズムおよび後段プリズムを配置すれば、光ファイバへの入射角度が最小となり入射角度の増加に伴う伝播損失の増加の影響が低下するため、半導体レーザと光ファイバとをより高効率で光結合させることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の光モジュールの一実施の形態について説明するためのもので、(a)は光モジュールをx軸方向に見たy−z平面図、(b)は、光モジュールをy軸方向に見たx−z平面図である。
【0008】
図1において、101は半導体レーザ、102および103はレーザ光をコリメートするためのy軸(速軸)コリメートシリンドリカルレンズおよびx軸(遅軸)コリメートシリンドリカルレンズ、104はファイバ集光レンズ、105は光ファイバ、106および107はコリメートされたレーザ光を整形するための前段プリズムおよび後段プリズムである。
【0009】
ここで、図2を用いて半導体レーザ101について説明する。半導体レーザ101は、図2(a)に示すように略直方体状に形成され、その光出射端面となる一側面に、光出射領域となる細長い形状の活性層101aが露出されている。
【0010】
なお、活性層101aに直交する、活性層101aの短手方向をy軸(速軸)方向と定義する。この活性層101aのy軸方向の長さは、数μmである。また、この活性層101aに平行な、活性層101aの長手方向をx軸(遅軸)方向と定義する。この活性層101aのx軸方向の長さは、数100μmである。さらに、この活性層101aから出射されるレーザ光の進行方向、つまり、上記光出射端面に垂直な方向をz軸方向と定義する。
【0011】
そして、この活性層101aから出射されるレーザ光は、図2(b)に示すように、y軸方向に±数10度の広がり角θfを持って放出される。また、この活性層101aから出射されるレーザ光は、図2(c)に示すように、x軸方向に±数°の広がり角θsを持って放出される。
【0012】
再び図1において、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光は、y軸コリメート用のシリンドリカルレンズ102に入射されて、y軸方向に平行なビーム形状に整形される。その後、このシリンドリカルレンズ102から出射されたレーザ光は、x軸コリメート用のシリンドリカルレンズ103に入射されて、x軸方向に平行なビーム形状に整形される。
【0013】
シリンドリカルレンズ103から出射されたレーザ光は、第1のビーム整形部106および第2のビーム整形部107に順次入射されてそれぞれビーム整形された後、集光用レンズ104により集光されて光ファイバケーブル105のコア105a内に入射される。
【0014】
図3は、上記第1のビーム整形部106の詳細を示し、(a)は第1のビーム整形部106をx軸方向に見たy−z平面で見た状態を示し、(b)は第1のビーム整形部106をy軸方向に見たx−z平面で見た状態を示している。
【0015】
すなわち、この第1のビーム整形部106は、それぞれが所定の厚みをもった平板状に形成される2枚のレンズ106a,106bで構成されている。各レンズ106a,106bは、x軸方向に所定の間隔dxを空けて配置されている。また、一方のレンズ106aは、x軸を中心に、z軸に対して所定の角度θxだけ傾斜されている。また、他方のレンズ106bは、x軸を中心に、z軸に対してレンズ106aとは逆方向に、所定の角度θxだけ傾斜されている。
【0016】
図4(a)は、前記シリンドリカルレンズ103から出射されて、第1のビーム整形部106に入射されるレーザ光L1のビーム形状を示している。すなわち、このレーザ光L1は、y軸方向が短く、x軸方向が長い、細長いビーム形状となっている。
【0017】
このようなビーム形状のレーザ光L1が、第1のビーム整形部106に入射されると、図4(b)に示すように、レーザ光L1の中央部分L2は、レンズ106a,106bの間に設けられた間隔dxの空間をそのまま通過したdxの長さで出射される。
【0018】
また、レーザ光の一方の端部L3は、傾斜された平板状のレンズ106aに入射されることにより、中央部分L2に対してy軸方向に所定の距離Δyだけ平行移動され、L2より短いdx1の長さで出射される。
【0019】
さらに、レーザ光の他方の端部L4は、レンズ106aと逆方向に傾斜された平板状のレンズ106bに入射されることにより、中央部分L2に対して、y軸方向に端部L3と逆方向に所定の距離Δyだけ平行移動され、L2より短いdx2の長さで出射される。
【0020】
つまり、この第1のビーム整形部106は、x軸方向に細長いビーム形状のレーザ光L1を、中央部分L2と、この中央部分L2に対して、y軸方向に互いに逆方向に所定の距離Δyだけ平行移動した端部L3,L4との、3つの部分に分割する機能を有している。
【0021】
なお、レーザ光L1の端部L3,L4を平行移動させる量は、レンズ106a,106bの屈折率、傾斜角度および厚み等を可変することにより、任意に設定可能であるが、L3,L4はL2に比べて短いものとする。また、レーザ光L1を3分割する際の分割比は、レンズ106a,106bの間隔dxを可変することにより、任意に設定可能である。この場合もL3,L4はL2に比べて短い関係とする。
【0022】
図5は、上記第2のビーム整形部107の詳細を示し、(a)は第2のビーム整形部107をx軸方向に見たy−z平面で見た状態を示し、(b)は第2のビーム整形部107をy軸方向に見たx−z平面で見た状態を示している。
【0023】
すなわち、この第2のビーム整形部107は、それぞれが所定の厚みをもった平板状に形成される2枚のレンズ107a,107bで構成されている。各レンズ107a,107bは、y軸方向に所定の間隔dyを空けて配置されている。また、一方のレンズ107aは、y軸を中心に、z軸に対して所定の角度θyだけ傾斜されている。また、他方のレンズ107bは、y軸を中心に、z軸に対してレンズ107aとは逆方向に、所定の角度θyだけ傾斜されている。
【0024】
図6(a)は、第1のビーム整形部106から出射されて、第2のビーム整形部107に入射されるレーザ光L2,L3,L4を示している。このようなレーザ光L2,L3,L4が、第2のビーム整形部107に入射されると、図6(b)に示すように、中央部分L2は、レンズ107a,107bの間に設けられた間隔dyの空間をそのまま通過して出射される。
【0025】
また、レーザ光の一方の端部L3は、傾斜された平板状のレンズ107aに入射されることにより、中央部分L2に向けてx軸方向に所定の距離だけ平行移動されて出射される。
【0026】
さらに、レーザ光の他方の端部L4は、レンズ107aと逆方向に傾斜された平板状のレンズ107bに入射されることにより、中央部分L2に向けて、x軸方向に所定の距離だけ平行移動されて出射される。
【0027】
この場合、レーザ光L3,L4は、それぞれ、レーザ光L2とy軸上で並ぶ位置まで平行移動される。つまり、この第2のビーム整形部107は、第1のビーム整形部106でy軸方向に平行移動されたレーザ光L3,L4を、中央部分L2を基準としてy軸方向に直列に並ばせるように、x軸方向に平行移動させる機能を有している。
【0028】
なお、レーザ光L3,L4をx軸方向に平行移動させる量は、レンズ107a,107bの屈折率、傾斜角度および厚み等を可変することにより、任意に設定可能である。
【0029】
上記した実施の形態によれば、半導体レーザ素子101から出射され、シリンドリカルレンズ102,103により平行光に整形された細長いビーム形状のレーザ光L1を、その長手方向に長さが光ファイバケーブルのコア径に沿ってL3<L2>L4の関係で3分割し、分割された各部分をy軸に沿って直列に並ばせるように移動させている。
【0030】
このため、3分割された各レーザ光L2,L3,L4を、光ファイバケーブル105の円形のコア105s内に無駄な余裕を生じさせることなく全て入射させることができ、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光を高効率および高光密度で光ファイバケーブル105に入射させることが可能となる。
【0031】
換言すれば、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光のうち、x軸の開口数が光ファイバケーブル105の有効開口数を超えていて光ファイバケーブル105と光結合できない領域を、開口数に余裕のあるy軸に移動させることにより、高効率で高光密度な光ファイバケーブル105との光結合を図るようにしている。
【0032】
ここで、有効開口数とは、結像に寄与する光束の範囲のことで、換言すれば光ファイバに有効的に入射できる光束の範囲のことである。
また、第1のビーム整形部106および第2のビーム整形部107は、いずれも、平板状の2枚のレンズ106a,106bおよび107a,107bから構成されるので、特殊な形状のレンズを用いる必要もなく、構成の簡易化を図ることができる。
【0033】
図7は、上記した光モジュールを用いたこの発明の光モジュール装置の一実施の形態を示し、図1(a),(b)の構成と同一部分には同一符号を付して説明する。この実施の形態は、光ファイバケーブル105のコア105a内に、レーザ活性物質を添加したものである。
【0034】
すなわち、光ファイバケーブル105には、半導体レーザ素子101から出射される励起光を透過し、光ファイバケーブル105で発生するレーザ光を反射する反射素子71と、光ファイバケーブル105で発生するレーザ光を一部反射する反射素子72とが設けられている。
【0035】
この場合、例えば、半導体レーザ光の波長を830〜850nm、光ファイバケーブル105のコア105a内のレーザ活性物質をPr3+/Yb3+、反射素子71は830〜850nmを全透過し635nmを全反射、反射素子72は635nmを一部反射するように構成される。
【0036】
光ファイバケーブル105に入射された励起光は、レーザ活性物質に吸収されて635nmの光を発生する。発生した635nmの光は、反射素子71,72が構成する共振器により635nmのレーザ光が発生し、反射素子72側から出力される。
【0037】
この場合、高出力および高密度の励起光が必要になるので、図3に示した半導体レーザモジュール11を利用することは特に効果的となる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。
【0038】
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。
【0039】
図8は、この発明の光ファイバモジュール装置を用いた映像表示装置の一実施の形態を概略的に示したものである。
80R,80G,80Bは、R,G,Bの出力光を得る光ファイバモジュール装置であり、このB光ファイバモジュール装置80Bの構成要素として光ファイバモジュール装置81とツリウムイオン(Tm3 + )アップコンバージョンレーザ装置86があり、光ファイバモジュール装置81は図7に示す構成のファイバモジュール装置を用いる。Tm3 +アップコンバージョンレーザ装置86は、B光ファイバモジュール装置81Bから出力されるレーザ光でTmイオンが添加されたファイバを励起し、青色レーザ光にアップコンバートするためのものである。
【0040】
光ファイバモジュール装置80R,80G,80Bから出力されるR,G,B光は、それぞれの光に応じた液晶パネル82R,82G,82Bに入力され空間変調を受ける。空間変調を受けたR,G,B光は、ダイクロイックプリズムなどの合成部83によって合成ざれ、投射レンズ84に入力する。この入力光は、投射レンズ84によってスクリーン85に映像として表示させる。
【0041】
図9は、この発明のアップコンバージョンファイバレーザ装置を用いた映像表示装置の他の実施の形態を概略的に示したものである。光ファイバモジュール装置80R,80G,80Bから出力されるR,G,B光を1つにまとめて巨視的(全体的)に見た場合の白色光を作る。この白色光をカラーフィルタ付の液晶パネル91に入力し、投射レンズ84によってスクリーン85に映像として表示させる。
【0042】
上記したこの発明のファイバモジュール装置を用いた各映像表示装置によれば、所望の波長のレーザ出力低下を防止できることから、映像表示における輝度の確保を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、半導体レーザと光ファイバとを高効率で光結合させるためのビーム整形を用いる場合、コリメートされたレーザ光の開口数ができるだけ小さくなるように前段プリズムと後段プリズムの構成および配置を調整することで、より高効率で半導体レーザと光ファイバとを光結合させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光モジュールの一実施の形態について説明するための説明図。
【図2】図1の半導体レーザ素子について説明するための説明図。
【図3】図1の第1のビーム整形部について説明するための説明図。
【図4】図1の第1のビーム整形部の動作について説明するための説明図。
【図5】図1の第2のビーム整形部について説明するための説明図。
【図6】図1の第2のビーム整形部の動作について説明するための説明図。
【図7】この発明の光モジュール装置の一実施の形態について説明するための説明図。
【図8】この発明の映像表示装置の一実施の形態について説明するための説明図。
【図9】この発明の映像表示装置の他の実施の形態について説明するための説明図。
【符号の説明】
101…半導体レーザ
102,103…コリメートシリンドリカルレンズ
104…集光レンズ
105…光ファイバ
106…前段プリズム
107…後段プリズム
101a…活性層
106a,106b,107a,107b…レンズ
71,72…反射素子
Claims (9)
- 半導体レーザ素子と、
前記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光をコリメートさせるコリメート手段と、
前記コリメート手段から出射されたレーザ光が光ファイバケーブルの有効開口数を満たす前記レーザ光の中央部から該中央部より短い前記有効開口数外の左右の前記レーザを前記有効開口数を満たす位置に平行移動させるビーム整形手段と、
前記ビーム整形手段から出射されたレーザ光を、前記光ファイバケーブルの光入射端面に集光させる集光手段とを具備したことを特徴とする光モジュール。 - 前記ビーム整形手段は、前記コリメート手段から出射されたレーザ光のうち、前記光ファイバケーブルの有効開口数を満たす部分は平行移動させず、前記光ファイバケーブルの有効開口数を超える部分を、前記光ファイバケーブルの有効開口数を満たす位置に平行移動させることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
- 前記ビーム整形手段は、
前記コリメート手段から出射されたレーザ光の少なくとも一部を、第1の方向に平行移動させる第1のビーム整形部と、
この第1のビーム整形部によって平行移動されたレーザ光を、前記第1の方向に直交する第2の方向に平行移動させる第2のビーム整形部とを具備したことを特徴とする請求項1記載の光モジュール。 - 前記ビーム整形手段は、平板状のレンズを、前記コリメート手段から出射されたレーザ光の進行方向に向けて面対向させ、かつ、所定の角度で傾斜させて設置することにより、前記コリメート手段から出射されたレーザ光を平行移動させることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
- 前記半導体レーザ素子は、y軸方向よりもx軸方向が長い光出射領域を有し、該光出射領域からy軸方向およびx軸方向にそれぞれ所定の広がり角を持ってレーザ光を放出し、
前記コリメート手段は、前記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光を、y軸方向とx軸方向とにそれぞれコリメートして、y軸方向よりもx軸方向が長いビーム形状のレーザ光にして、
前記ビーム整形手段は、前記コリメート手段から出射されたレーザ光のうち、x軸方向の一部を前記光ファイバケーブルの有効開口数を満たす位置に平行移動させることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。 - 半導体レーザと光ファイバとを光結合させるために、レーザ光をコリメートするための光学部品と光ファイバに光結合するための光学部品とを具備する光モジュールにおいて、
コリメートされたレーザ光をプリズムによって分割し少なくとも一部を平行移動して整形を行う場合、集光する際の開口数を最小にするようにプリズムを構成および配置することを特徴とする光モジュール。 - 請求項1の光ファイバケーブルのコア内に、レーザ活性物質が添加されるとともに、第1の波長の光を透過し第2の波長の光を反射する第1の反射素子および前記第2の波長の光を一部反射する第2の反射素子とによる共振器が形成されることを特徴とする光ファイバレーザ装置。
- 半導体レーザ素子から出射されコリメートされたレーザ光が光ファイバケーブルの有効開口数を超える場合に、前記光ファイバケーブルの有効開口数を満たす前記レーザ光の中央部と該中央部より短い前記有効開口数外の左右の前記レーザを前記光ファイバケーブルの有効開口数を満たす位置に平行移動させるように構成された光モジュールと、
前記光ファイバケーブルを介して出力されたレーザ光を、映像信号に基づいて空間変調する変調手段と、
前記変調手段から得られる光出力をスクリーンに投射して表示させる表示手段とを具備してなることを特徴とする映像表示装置。 - 前記光モジュールおよび前記変調手段は、R,G,Bのレーザ光にそれぞれ対応して設置され、前記表示手段は、R,G,Bの光に対応する各変調手段からの光出力を合成して前記スクリーンに投射することを特徴とする請求項8記載の映像表示装置。
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