JP2005093387A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 利用形態に対応した姿勢で電子機器を保持し、電子機器に設けられる2次電池を充電することができる利便性の向上された充電装置を提供する。
【解決手段】 保持体23は、電子機器21を保持した状態で、基台22に角変位可能に設けられる。保持体23を角変位させることによって、この保持体23に保持された電子機器21の姿勢を変更することができる。充電手段24は、電子機器21が保持体23に装着された装着状態で、2次電池を充電するので、保持体23を変位させて電子機器21の姿勢を変更しても、2次電池を充電することができる。これによって充電中であっても電子機器21に設けられる電子機器側表示部38に表示される内容を目視しやすいように電子機器21の姿勢を変更し、また電子機器21に設けられる電子機器側操作部37を操作しやすいように電子機器21の姿勢を変更することができ、利便性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器に設けられる2次電池を充電する充電装置に関する。
図11は、従来の技術の充電装置1の平面図であり、図12は充電装置1の側面図である。充電装置1は、充電回路基板2が収容される基台3と、携帯型オーディオ機器であるディスク再生装置4を保持する保持体5とが別体で形成され、相互に固定されて構成される。ディスク再生装置4は、略短直方体形状を有する。基台3が水平な載置面6を有する載置台7上に載置された状態で、ディスク再生装置4の厚み方向の一表面8を載置面7に対して予め定める角度で傾斜させた状態で保持する(たとえば特許文献1参照)。保持体5は、上方に開口し、ディスク再生装置4を収容する収容部10を有し、ディスク再生装置4の厚み方向に垂直な方向の一端部9を収容して、ディスク再生装置4を保持する。
保持体5には、充電用の接続端子11,12が設けられる。充電用の接続端子11,10は、充電回路基板2に電気的に接続される。充電用の接続端子11,12は、保持体5の収容部10に設けられ、収容部10の底部から上方に突出する。保持体5には、保持体5の収容部10にディスク再生装置4の一端部9が収容された状態で、ディスク再生装置4に形成される凹部13に係合するロック用爪14が設けられる。ロック用爪14は、弾発性を有し、前記凹部13に係合した状態で、ディスク再生装置4をこのディスク再生装置4の厚み方向一方に向かって付勢する。ロック用爪14の先端部がディスク再生装置4に形成される凹部13に係合して、係止することによって、ディスク再生装置4が上方に移動することを防止する。充電回路基板2には、ジャック14が設けられ、ジャック14は商用電源に接続される。
ジャック14にプラグを差し込み、商用電源と接続することによって、電源電圧が充電回路基板2に供給される。充電回路基板2は、電源電圧を所定の電圧に変換し、変換した電圧を、充電用の接続端子11,12に与える。接続端子11,12は弾発性を有し、上方に付勢される、言い換えると保持体5に保持されたディスク再生装置4に近接する向きに付勢される。ディスク再生装置1は、内部に2次電池を有し、2次電池に接続され外部に露出する再生装置側充電用端子を有する。保持体5にディスク再生装置4が保持された状態、つまり保持体5の収容部10にディスク再生装置4の一端部9が収容された状態で、接続端子11,12が図示されない再生装置側充電用端子に当接する。以上のような構成とすることによって、ディスク再生装置4を保持体に保持させると、ディスク再生装置4に設けられる2次電池が充電される。
特開2001−52761号公報
従来の技術の充電装置1では、ディスク再生装置4を予め定める1つの姿勢に保持した状態で、ディスク再生装置4に設けられる2次電池を充電する。したがって、充電装置1によってディスク再生装置4に設けられる2次電池の充電を行う場合では、ディスク再生装置4を利用者が望む姿勢にして充電することができない。充電装置1の保持されるディスク再生装置4の姿勢が固定されていることによって、充電装置1に保持された状態でのディスク再生装置4の使用が困難となる問題がある。具体的には、たとえばディスク再生装置4に設けられる操作部を操作することが困難となったり、またたとえばディスク再生装置4に設けられる表示部に充電の状態を表示させる場合などでは、表示部を目視することが困難となったりする。したがって充電装置1にディスク再生装置4を保持させた状態において、ディスク状再生装置4の利便性が低下する。
本発明の目的は、利用形態に対応した姿勢で電子機器を保持し、電子機器に設けられる2次電池を充電することができる利便性の向上された充電装置を提供することである。
本発明は、電子機器に設けられる2次電池を充電する充電装置であって、
基台と、
電子機器が着脱可能に装着され、かつ基台に電子機器を保持した状態で変位可能に設けられる保持体と、
電子機器が保持体に装着された装着状態で、2次電池を充電する充電手段とを含むことを特徴とする充電装置である。
また本発明は、電子機器は2次電池に接続される電子機器側端子を有し、
充電手段は、
保持体に設けられ、電子機器が保持体に装着された装着状態で、電子機器側端子に接続される保持体側端子と、
基台に設けられ、所定の電源の電源電圧から2次電池に対応する充電電圧を発生する充電用電圧発生回路と、
保持体側接続端子と充電用電圧発生回路とを相互に電気的に接続する接続手段とを含むことを特徴とする。
また本発明は、保持体と基台とは相互に角変位可能に連結されることを特徴とする。
また本発明は、保持体および基台の角変位を予め定める角度範囲以下に規制する角変位規制手段を有することを特徴とする。
また本発明は、角変位規制手段は、
保持体および基台のいずれか一方に設けられ、保持体および基台が相互に角変位する中心軸線に垂直な仮想一平面上で前記中心軸線に近接および離反する方向に延びる案内溝が形成される案内部と、
一端部が案内部の案内溝に沿って移動可能に案内部に連結され、他端部が基台および保持体のいずれか他方に角変位可能に連結される連結部とを含むことを特徴とする。
また本発明は、案内部は、連結部の案内溝に沿う移動を所定の位置で阻止する移動阻止部を有することを特徴とする。
また本発明は、弾発性を有する弾発性部材を含み、
案内部は、保持体と基台とが相互に角変位する中心軸線に平行な軸線まわりに角変位可能に基台に支持され、弾発性部材は、案内部を基台に近接または離反するように付勢することを特徴とする。
また本発明は、基台には、電子機器が保持体に装着された装着状態で電子機器に動作指令を与える操作部、および電子機器の動作状態を表す情報を表示する表示部のうち少なくともいずれか1つが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器が着脱自在に装着され、電子機器を保持した状態で保持体は、基台に変位可能に設けられるので、保持体を変位させることによって、この保持体に保持された電子機器の姿勢を変更することができる。充電手段は、電子機器が保持体に装着された装着状態で、2次電池を充電するので、保持体を変位させて電子機器の姿勢を変更しても、2次電池を充電することができる。つまり充電手段によって2次電池を充電している充電状態であっても、電子機器の姿勢を変更することができる。これによって、たとえば電子機器に表示部が設けられる場合、この表示部に表示される内容を目視しやすいように電子機器の姿勢を変更し、また電子機器に操作部が設けられる場合、この操作部を操作しやすいように電子機器の姿勢を変更することができる。したがって、利用者にとって電子機器を望ましい姿勢に保持した状態で、電子機器の2次電池を充電することができ、利便性が向上する。
また本発明によれば、電子機器を保持体に装着すると、保持体側端子と、電子機器側端子とが接続される。充電用電圧発生回路は、所定の電源の電源電圧から2次電池に対応する充電電圧を発生し、この充電電圧は接続手段および保持体側端子を介して、電子機器側端子に与えられる。電子機器側端子は2次電池に接続されているので、保持体側端子に与えられる充電電圧は、電子機器側端子を介して2次電池に与えられる。電子機器を保持体に装着するだけで、保持体側端子と、電子機器側端子とが接続され、2次電池に充電電圧を与えることができるので、電子機器に設けられる2次電池を容易に充電することができる。前述した充電用電圧発生回路は、基台に設けられる。基台を、たとえば載置台などに載置して用いることによって、保持体が変位しても、充電用電圧発生回路は変位することなく常に一定の状態で配置されるので、保持体に充電用電圧発生回路を設ける場合と比較して、充電用電圧発生回路の故障の発生を低減することができ、安定した充電を行うことができる。
また本発明によれば、保持体と基台とは相互に角変位可能に連結される。したがって保持体に保持される電子機器を、前記保持体と基台とが相対的に角変位する角変位軸線まわりに角変位させることができる。角変位軸線まわりに角変位させることによって、電子機器を基台に対して安定して変位させることができる。保持体と基台とを角変位可能に連結するための構成は、たとえばヒンジ部を設けることによって容易に実現することができる。
また本発明によれば、角変位規制手段は、保持体および基台の角変位を予め定める角度範囲以下に規制する。言い換えれば、角度変位規制手段によって、予め定める角度範囲を超えて保持体および基台が相対的に角変位することが防がれる。前記予め定める角度範囲は、保持体および基台が相対的に角変位することによって、装置の重心が移動し、基台の設置状態が不安定にならない範囲とする。これによって、電子機器を安定して保持することができる。
また本発明によれば、保持体および基台が相対的に角変位すると、連結部材の一端部が案内部の案内溝に沿って、前記保持体および基台が相互に角変位する中心軸線に向かって移動するとともに、連結部の他端部が基台および保持体のいずれか他方に対して角変位する。連結部材の一端部が案内溝の延びる方向の端部に当接すると、保持体および基台の相対的な角変位が阻止される。このような簡単な構成で、保持体および基台の角変位を予め定める角度範囲以下に容易に規制することができる。
また本発明によれば、移動阻止部は、連結部の案内溝に沿う移動を所定の位置で阻止する。保持体および基台の角変位量は、連結部の案内溝に沿う方向の移動量に対応するので、連結部が移動阻止部によって、その移動が阻止される位置に応じて、保持体および基台の角変位量を設定することができる。
また本発明によれば、保持体と基台とが相互に角変位する中心軸線に平行な軸線まわりに角変位可能に基台に支持される案内部を、弾発性部材によって基台に近接または離反するように付勢する。これによって案内部は前記軸線まわりの一定方向に付勢される。弾発性部材によって案内部を付勢する強さを調整することによって、案内部の基台に対する傾斜角度を変位させることができる。案内部の基台に対する傾斜角度を変位させることによって、案内部の案内溝に沿って移動する連結部材の移動のしやすさを調整することができる。
また本発明によれば、操作手段が基台に設けられる場合、操作手段を操作することによって、保持体に保持される電子機器に動作指令を与えて電子機器を操作することができる。保持体に電子機器が保持された状態であっても、確実に電子機器を操作することができ、利便性が向上する。また表示手段が基台に設けられる場合、電気機器の動作状態を表示させることができる。保持体に電子機器が保持された状態であっても、電子機器の状態を確実に把握することができる。
図1(1)および(2)は、本発明の実施の一形態の充電装置20を概略的に示す側面図である。図2は、充電装置20の平面図であり、図3は充電装置20の右側面図であり、図4は充電装置20の左側面図であり、図5は充電装置20の正面図である。また図6および図7は、充電装置20の中心軸線L1近傍の拡大断面図である。充電装置20は、電子機器21を保持して、電子機器21に設けられる2次電池を充電する。本実施の形態において、電子機器21は、具体的には携帯型のディスク再生装置であるミニディスクプレーヤーによって実現される。
充電装置20は、基台22と、保持体23と、充電手段24と、角変位規制手段25と
を含む。充電装置20は、その実使用状態では、略水平な載置面26を有する載置台27上に載置される。本実施の形態において「略水平」とは、水平を含む。本実施の形態では、このような実使用状態を想定して、充電装置20について説明する。
基台22は、載置台27の載置面26上に載置される。基台22の載置台27に当接する部分は、つまり基台22の底面28は、ほぼ平面状に形成される。基台22を載置面26に載置すると、前記底面28と載置面26とが面接触するので、基台20が載置台27上に安定して載置される。
基台22は、保持体23を変位可能に支持する。具体的には、保持体23と基台22とは、相互に角変位可能、つまり相対的に角変位可能に連結される。基台22は、保持体23を角変位可能に連結する連結部29を有する。連結部29は、基台22のX軸方向両端部から相互に向かう方向に突出する凸部によって実現される。基台22と保持体23とが相対的に角変位する中心軸線L1は、底面28に平行、つまり載置台27に載置される場合に略水平面に含まれる。中心軸線L1の延びる方向をX軸方向とし、鉛直方向をZ軸方向とし、X軸方向およびZ軸方向に垂直な方向をY軸方向とする。前記中心軸線L1は、基台22のY軸方向の一端部22aに配置される。
基台22は、下蓋体31と上蓋体32とを含む。下蓋体31は、載置台27に当接する基台底壁部33と、この基台底壁部33の周縁部から立設する側壁部34とを含み、有底筒形状を有する。本実施の形態では前記基台底壁部33は、矩形の板状部材によって形成される。上蓋体32は、下蓋体31の上部に設けられ、下蓋体31の上方に開口した開口部の一部を塞ぐ。前述した連結部29は、上蓋部32に形成される。上蓋体32の前記中心軸線L1の近傍には、前記X軸方向の両端部から上方に突出する基台ガイド部132が形成される。
保持体23は、着脱可能に電子機器21を装着し、装着された電子機器21を保持する。保持体23は、電子機器21を保持した状態で基台22に角変位可能に設けられる。保持体23の一端部35は、前記基台22の連結部29に連結される。
本実施の形態において、電子機器21は、略板状である略直方体形状を有する。電子機器21の内部には、電子機器21が動作するための電源である2次電池が設けられる。2次電池は、たとえばニッケルカドミウム電池およびニッケル水素電池などによって実現される。また電子機器21は、その厚み方向一表面部36に、電子機器21に所定の動作指令を与える電子機器側操作部37と、電子機器21の動作状態を表示する電子機器側表示部38とを有する。電子機器側操作部34は、押圧ボタンを含み、操作者は電子機器21の厚み方向に押圧ボタンの操作片を押圧することによって、電子機器21に所定の動作命令を与えることができる。電子機器側表示部38は、液晶表示パネルによって実現され、電子機器21の動作に関する所定の情報を表示する。前記所定の情報は、たとえば充電状態を表す情報、および記録媒体の読取りに関する情報などを含む。電子機器21は、図示されない制御部を含み、電子機器側操作部34および電子機器側表示部35は制御部によって制御される。
電子機器21は、電子機器本体48と電子機器蓋体49とを含む。電子機器蓋体49は、電子機器本体48の厚み方向一方に設けられる。電子機器本体48および電子機器蓋体49は、電子機器21の前記厚み方向に垂直な方向の一端部で、相対的に角変位可能に連結される。電子機器本体48および電子機器蓋体49の角変位する軸線の延びる方向を電子機器21の幅方向とする。このような電子機器21では、電子機器蓋体49を相対的に角変位させることによって、電子機器21の内部に、ディスク状記録媒体を着脱自在に収容する。電子機器21は、図示されないディスク再生装置を含み、その内部に収容されるディスク状記録媒体に記録されている情報を読み出して、再生することができる。電子機器本体48と電子機器蓋体49とが密着し、電子機器21にディスク状記録媒体を装着または離脱することができない状態を閉状態とし、閉状態から電子機器本体48と電子機器蓋体49とが相対的に角変位して、電子機器21の内部にディスク状記録媒体を装着または離脱することができる状態を開状態とする。電子機器本体48には、電子機器蓋体49の遊端部を開放可能に係止する蓋体係止部39が設けられ、前記閉状態では、蓋体係止部39によって電子機器蓋体37が係止される。蓋体係止部39は、蓋体係止操作片39aを含む。蓋体係止操作片39aは電子機器本体48の遊端部の略中央部に設けられる。
また電子機器21は、保持体23の第1被嵌合部41と、第2被嵌合部42と、電子機器側コネクタ43とを有する。第1被嵌合部41は、凹所によって実現され、電子機器本体48の遊端部で、前記幅方向の両端部に形成される。第2被嵌合部42は、凹所によって実現され、電子機器本体42の基端部で、前記幅方向の略中央部に形成される。電子機器側コネクタ43は、電子機器41の内部に設けられる2次電池に電気的に接続される電子機器側充電端子44と、電子機器21の制御部に接続される電子機器側制御用端子45とを含む。電子機器側充電用端子44と電子機器側制御用端子45とは、電子機器本体42の厚み方向に立設する側壁部から電子機器21の外部に露出する。
保持体23は、電子機器21の厚み方向他端部46を収容して保持する。保持体23は、保持ガイド体51と、保持体23に装着される電子機器21を押圧する押圧手段52とを含む。
図8は、保持ガイド体51の平面図である。保持ガイド体51は、電子機器21の厚み方向他端部46が当接する第1ガイド部53と、第1ガイド部53の一端部53aに連なり、基台20に角変位可能に連結されるアーム部54と、第1ガイド部53の他端部53bに連なり、第1ガイド部53から電子機器21が装着される側に立設する第2ガイド部55とを含む。第1ガイド部53は、板状部材によって形成され、保持する電子機器21の厚み方向他方への変位、つまり第1ガイド部53に向かう方向への変位を規制する。アーム部54は、前記X軸方向の両端部にそれぞれ連なる。アーム部54には、前記連結部29である凸部が嵌合するアーム嵌合部56が形成される。アーム嵌合部56は、凹部によって実現される。アーム嵌合部56は、貫通孔によって実現されてもよい。アーム嵌合部56の凹部の内径は、連結部29である凸部の外径よりもわずかに大きく形成される。これによって、中心軸線L1まわりに、保持体23および基台22を相対的に容易に角変位させることができる。
第2ガイド部55は、第1ガイド部53の他端部53bでX軸方向の一端部および他端部にそれぞれ形成される壁部57,58を有し、保持される電子機器21のX軸方向への変位を規制するとともに、第1ガイド部53に沿って、中心軸線L1から離反する方向への変位を規制する。
保持体23は、電子機器21を保持した状態で、電子機器21が第1ガイド部53から離反する方向、つまり電子機器21の厚み方向一方へ移動することを防止する第1嵌合部61を、その遊端部に有する。第1嵌合部61は、第2ガイド部55から電子機器21に臨む方向、ここでは第2ガイド部55から中心軸線L1に近接する方向に突出する凸部によって実現される。前記凸部は、壁部57,58にそれぞれ形成される。電子機器21を保持体23に装着すると、第1嵌合部61は、前述した第1被嵌合部41に嵌合して、電子機器21を係止する。これによって、保持体23から電子機器21が不用意に離脱することが防止される。以後、前記第1嵌合部61をロック用爪と記載する場合がある。
また保持体23は、電子機器21が装着された状態で、電子機器21に形成される第2被嵌合部42に嵌合する第2嵌合部62を有する。第2嵌合部62は、第1ガイド部53の一端部53aに形成され、前記X軸方向の中央部から他端部53aに向かって突出する凸部によって実現される。電子機器21を保持体23に装着すると、第2嵌合部62が第2被嵌合部42に嵌合することによって、電子機器21の第1線方向Xへの移動、および厚み方向一方の移動が規制される。第1ガイド部53の一端部53aには、ばね支持部63が設けられる。ばね支持部63はX軸方向の一方寄りに設けられる。ばね支持部63は、X軸方向に延びる凸部によって実現され、中心軸線L1と同軸に形成される。
押圧手段52は、保持体23に装着された電子機器21を所定の方向に押圧する。押圧手段52は、中心軸線L1の近傍に設けられ、保持体23に装着される電子機器21を中心軸線L1から離反する向き、つまり保持体23の遊端部に向かって押圧する。押圧手段は、カバー体65と、可動ガイド部66と、弾発性部材77とを含む。カバー体65は、第1ガイド部53の一端部53aに固定される。カバー体65は、基台22の下蓋体31の上方に開口する開口部の残余の部分を塞ぐ。これによって、基台22の内部空間に埃および塵などが侵入することが防止される。カバー体65のX軸方向両端部には、可動ガイド案内部68が形成される。可動ガイド案内部68は、可動ガイド部66を移動可能に支持する。可動ガイド部68には、可動ガイド案内溝69が形成される。可動ガイド案内溝69は、中心軸線L1に垂直で、かつ保持体23に装着された電子機器21に近接および離反する方向、言い換えれば、可動ガイド案内溝69は、第1ガイド部53に沿う方向に延びる。可動ガイド案内溝69は、第1ガイド部53の厚み方向に所定の間隔をあけて形成される。
可動ガイド部66は、保持ガイド51の基端部に設けられ、カバー体65に移動可能に支持される。可動ガイド部66は、連結部29の近傍に設けられ、保持体23の第1ガイド部53を基台22の上蓋体31に当接させた折り畳み状態で、連結部29の上方に配置される。可動ガイド部66の保持体23に装着された電子機器21に臨む部分は、略平面状に形成される。これによって、可動ガイド部66と電子機器21とを面接触させることができる。可動ガイド部66は、保持体23のX軸方向両端部間にわたって延びる。可動ガイド部66のX軸方向両端部には、前記可動ガイド案内部69に案内される可動ガイド支持部71が形成される。可動ガイド支持部71は、X軸方向外方に突出する凸部によって実現される。前記可動ガイド支持部71は、第1ガイド部53の厚み方向に所定の間隔をあけて形成される。この可動ガイド支持部71が、前述した可動ガイド案内部68の可動ガイド案内溝69に嵌り込み、これによって可動ガイド案内溝69の延びる方向に沿う可動ガイド部66の変位が可能となる。可動ガイド案内溝69と可動ガイド支持部71とは、保持体23のX軸方向両端部に設けられ、かつ第1ガイド部53の厚み方向に所定の間隔をあけて連結されるので、可動ガイド部66を一定の方向に安定して移動させることができる。
可動ガイド部66には、挿通孔70が形成され、可動ガイド部66は、挿通孔70に前述した第2嵌合部62を挿通させた状態で、支持される。電子機器21を保持体23に装着することによって、可動ガイド23が移動して、挿通孔70から第2嵌合部62が突出する。挿通孔70の第2嵌合部62に臨む内周面と、第2嵌合部62との間には、間隙が設けられる。可動ガイド部66は、X軸方向にわずかに移動可能に支持される。
弾発性部材67は、前記可動ガイド案内溝69の一方、言い換えれば可動ガイド部66を保持体23に装着された電子機器21に向かう方向に可動ガイド部66を押圧する。弾発性部材67は、本実施の形態では、ねじりコイルばねによって実現される。弾発性部材67は、コイル部72と、コイル部72に連なり、コイル部72の軸線から離反する向き突出する第1ばねアーム部73および第2ばねアーム部74とを含む。第1ばねアーム部73の遊端部73Aと、第2ばねアーム部74の遊端部74Aとは、コイル部72の軸線まわりに間隔をあけて配置される。ねじりコイルばねは、コイル部72の軸線まわりに第1ばねアーム部73および第2ばねアーム部74を相互に近接させると、これら第1ばねアーム部73および第2ばねアーム部74が相互に離反する方向に弾発力が発生する。
弾発性部材67の第1ばねアーム部73は、可動ガイド部66の移動方向の一方側から可動ガイド部66に当接し、第2ばねアーム部74は、可動ガイド部66の可動ガイド部66に臨む部分に当接し、可動ガイド部66を、その移動方向他方、つまり保持体23の遊端部に向かって押圧する。保持体23には、弾発性部材67のX軸方向への移動を規制する第1弾発性部材ガイド部75が形成される。第1弾発性部材ガイド部75は、前記バネ支持部63の近傍に形成され、第1ばねアーム部73の基端部の、X軸方向の両側に形成される壁部によって実現される。第1ばね1アーム部73の基端部が前記壁部に当接することによって、X軸方向への弾発性部材67の移動が規制される。第1ばねアーム部73の遊端部側で第1弾発性部材ガイド部75の移動を規制しても第1ばねアーム部73が撓むことによって、第1弾発性部材ガイド部75が移動してしまうおそれがあるが、第1ばねアーム部73の基端部で移動を規制するので、第1弾発性部材ガイド部75のX軸方向への移動を確実に規制することができる。これによって、第1弾発性部材ガイド部75が可動ガイド部66を安定して弾発力を伝達することができる。
前記第1ばねアーム部73の中間部が、可動ガイド部66に当接する。可動ガイド部66は、前記第1ばねアーム部73の中間部が当接する弾発性部材当接部76を有する。弾発性部材当接部76は、可動ガイド部66から突出する突起部によって実現される。この突起部の先端部は、X軸方向に延びる曲面、ここでは円筒面77を有し、この円筒面77に第1ばねアーム部73が当接する。このように、円筒面77に第1ばねアーム部73が当接することによって、第1ばねアーム部73が弾発性当接部76に当接しながら円滑に移動することができるので、可動ガイド部66の移動が円滑に行なわれる。弾発性部材当接部76の先端部には、第2弾発性部材ガイド部78が形成される。第2弾発性部材ガイド部78は、前記円筒面77に当接する第1ばねアーム部73のX軸方向の両側に形成される壁部によって実現される。第2弾発性部材ガイド部78によって、第1ばねアーム部73が可動ガイド部66と当接する位置がX軸方向にずれることが防止され、安定して可動ガイド部66が押圧される。
また弾発性部材当接部76は、第1ガイド部53の厚み方向に離間する可動ガイド支持部71の略中央に形成される。これによって、弾発性部材67によって可動ガイド部66が押圧されたときに、第1ガイド部53の厚み方向に所定の間隔をあけて形成される可動ガイド支持部71の一方だけが移動し、可動ガイド部66が他方の可動ガイド支持部71を支点として角変位し、可動ガイド部66の全体が阻止されるというような不具合を防止し、可動ガイド部66を可動ガイド案内溝69の延びる方向に円滑に移動することができる。また可動ガイド支持部71と第1ばねアーム部73とが当接する位置は、可動ガイド支持部71よりも保持体23の遊端部寄りに形成される。
カバー体65には、第1ばねアーム部73の遊端部73aに当接し、この第1ばねアーム部73のX軸方向への移動を規制する第1リブ81と、第2ばねアーム部74の遊端部74Aに当接し、コイル部72の軸線まわりへの第2ばねアーム部74の移動を規制する第2リブ82と、第2ばねアーム部74の遊端部74Aに当接し、この第2ばねアーム部74のX軸方向への移動を規制する第3リブ83とが形成される。これによって、弾発性部材67がX軸方向に移動してしまうことが防止され、かつ可動ガイド部66に安定した押圧力が伝達される。また第1ばね部材73の遊端部と、第2ばね部材74の遊端部とは、中心軸線に垂直な仮想一平面上に設けられる。これによって、コイル部72の軸線まわりに発生する弾発力を可動ガイド部66に有効に伝達することができる。
保持体23に装着していない場合、可動ガイド部66は、弾発性部材67によって保持体23の遊端部に向かって押圧され、可動ガイド支持部71が可動ガイド案内溝69の延びる方向の一端部に当接する。このとき可動ガイド部66の第2ガイド部55に臨む面と、第2ガイド部55の可動ガイド部66に臨む面との距離は、保持される電子機器21の寸法よりも小さくなる。また可動ガイド部66を可動ガイド案内溝69の他方に向かって移動させると、可動ガイド支持部71が可動ガイド案内溝69の延びる方向の他端部に当接したとき、可動ガイド部66の第2ガイド部55に臨む面と、第2ガイド部55の可動ガイド部66に臨む面との距離は、保持される電子機器21の寸法よりも大きくなる。保持体23に電子機器21を装着したときに、可動ガイド部66によって電子機器21が保持体23の遊端部に向かって押圧され、これによって電子機器21は保持体23に安定して保持される。
充電手段24は、保持体側コネクタ85と、第1基板86と、保持体側コネクタ85と充電装置基板86とを接続する接続手段87とを含む。保持体側コネクタ85は、保持体23に設けられ、電子機器21が保持体23に装着された装着状態で、電子機器側コネクタ43に接続される。保持体側コネクタ85は、保持体側充電用端子88および保持体側制御用端子89とを含む。保持体側コネクタ85は、保持体ガイド部65に形成される突出孔から保持体23に向かって突出する。
第1基板86は、基台22に設けられ、充電用電圧発生回路91を有する。充電用電圧発生回路91は、所定の電源の電源電圧から2次電池に対応する充電電圧を発生する。第1基板86は、基台22の内部空間に配置され、第1基板86の厚み方向で、上蓋体31および下蓋体32に所定の間隔をあけて設けられ、上蓋体31に固定される。第1基板86が有する充電用電圧発生回路91が発熱しても、この熱が基台22に伝わり、基台22が発熱することが防止される。
また第1基板86には、電源ジャック92および外部接続端子93が設けられる。電源ジャック92および外部接続端子93は、たとえばはんだ付けなどよって、充電用電圧発生回路と電気的導通をもって固定される。電源ジャック92は、図示されない電源プラグと挿抜可能となっており、電源プラグを挿入することによって、商用交流電源から所定の電源電圧が供給される。電源ジャック92に供給される電源電圧は、充電用電圧発生回路91に与えられる。電源ジャック92は、基台22に形成される孔部から外部空間に露出する。外部接続端子93は、図示されない接続コードが着脱可能に装着される。接続コードを外部接続端子93に装着することによって、第1基板86が有する充電用電圧発生回路91を含む所定の回路に電気信号および電力を送ったり、前記所定の回路からの電気信号および電力を接続コードから出力したりすることができる。外部接続端子93は、基台22に形成される孔部から外部空間に露出する。
接続手段87は、フレキシブル基板94と第2基板95とを含む。フレキシブル基板94は、可撓性を有する。フレキシブル基板94は、導電性を有する配線を有する。フレキシブル基板94の一端部は、たとえばはんだ付けによって、またはソケットを介して第1基板86に固定される。フレキシブル基板94が有する配線の一部が、前記充電用電圧発生手段91と電気的に接続される。またフレキシブル基板94が有する配線のうち他の一部の配線第1基板に形成される配線を介して、後述する充電装置側操作部98および充電装置側表示部99に接続される。充電用電圧発生手段91によって生成された充電用電圧は、フレキシブル基板94の一部の配線に与えられる。フレキシブル基板94の他端部は、第2基板92に同様に接続される。フレキシブル基板94が有する配線は、第2基板92に形成される配線と電気的に接続される。これによって第1基板86と第2基板95との間で、フレキシブル基板94を介して充電電圧の伝送、および所定の信号の送受信が行なわれる。
第2基板95は、前述した可動ガイド部66に設けられる。前述した保持体側コネクタ85は、第2基板95に設けられる。これによって保持体側コネクタ85は、可動ガイド部66が移動すると、この動作に伴って移動する。保持体側コネクタ85の保持体側充電用端子88および保持体側制御用端子89とは第2基板95に形成される配線に電気的に接続される。
前述したように接続手段87に、可撓性を有するフレキシブル基板94を用いることによって、保持体23および基台22が相互に角変位する、および可動ガイド部66が移動する場合に、第1基板86と第2基板95との位置が変位しても、このフレキシブル基板94が撓むことによって前記変位を許容することができ、断線することがないので、安定した充電を行なうことができる。第1基板86と第2基板95との間で、充電電圧の伝送だけでなく、他の情報、たとえば本実施の形態のように操作指令および表示表情などを伝送する場合、複数の信号線が必要となるが、フレキシブル基板94には、複数の配線を容易に形成することができるので、ケーブルによって接続する場合と比較して、配線が乱雑にならず、装置の組立てが容易となる。
また前述した保持体23に電子機器21を装着すると、保持体側コネクタ85の保持体充電用端子88および保持体側制御用端子89とは、それぞれの先端部が電子機器21側に近接するように移動する。これによって、保持体23に電子機器21を装着したときに、保持体充電用端子88および電子機器側充電用端子44と、保持体側制御用端子89および電子機器側制御用端子45とを確実に接続することができる。また保持体側コネクタ85は、コネクタガイド部96を有する。コネクタガイド部96は、保持体側コネクタ85が電子機器側コネクタ43に接続されたときに、保持体側コネクタ85のX軸方向への移動を規制し、各端子を安定して接続することができる。
前述した基台22には、保持体23に保持される電子機器21に動作指令を与えるための充電装置側操作部98と、電子機器21の動作状態を表す情報を表示する充電装置側表示部99が設けられる。充電装置側操作部98は、押圧ボタンを含んで構成され、押圧ボタンの操作片が基台22の上部に露出する。充電装置側表示部99は、たとえば液晶表示装置によって実現される。充電装置側操作部98および充電装置側表示部99は、第1基板に設けられる。接続手段87および保持体側コネクタ85の保持体側制御用端子89を介して電子機器21と電気的に接続される。充電装置側操作部98および充電装置側表示部99は、前記折り畳み状態で基台22が保持体23に相互に対向する領域に設けられる。充電装置側操作部98および充電装置側表示部99は、保持体側コネクタ84、接続手段87および第1基板86を介して、前述した電子機器21の制御部によって制御される。
角変位規制手段25は、保持体23および基台22の角変位を予め定める角度範囲以下に規制する。角変位規制手段25は、基台22に設けられる案内部101と、連結部102とを含む。案内部101は、基台22の上蓋体31に設けられる。案内部101には、中心軸線L1に垂直な仮想一平面上で前記中心軸線L1に近接および離反する方向に延びる案内溝107が形成される。本実施の形態では、略水平な載置面206に充電装置20が載置されている場合に、案内溝107は略水平に延びる。案内溝107は、本実施の形態では長孔によって形成される。案内部101は、本実施の形態では、X軸方向に予め定める間隔をあけて設けられる一対の案内レール101aによって実現される。案内部101は上蓋体31と一体に形成されてもよい。案内部101を上蓋体31と一体形成する場合、部品点数を削減することができ、組立てを容易にすることができる。
図9は、連結部102の平面図である。連結部102は、一端部103に第1連結ピン104を有し、他端部105に第2連結ピン106を有する。第1連結ピン104は、案内部101の案内溝102に沿って移動可能に、案内部101に連結される。第1連結ピン104は円柱形状を有し、案内溝107に接触して摺動することができる。第2連結ピン106は、保持体23の基端部および遊端部間の中間部に、前記中心軸線L1に平行な軸線まわりに角変位可能に連結される。前記連結部102の他端部104は、保持体23の第1ガイド部53の底面部53aに連結される。第1連結ピン104および第2連結ピン106は、X軸方向の外方に突出する。一対の第1連結ピン104の間の距離W1は、一対の第2連結ピン106の間の距離W2よりも広く選ばれる。これによって、保持体23と基台22とが相互に近接する方向に角変位させたときに、前記案内部101と第2連結ピン106が接触することが防止され、第1ガイド部53と上蓋体31とを当接させ折り畳み状態とすることができる。折り畳み状態では、保持体23に保持される電子機器21の厚み方向一表面部36は、略水平となる。連結部102は、板状部材によって形成される。連結部102を板状部材によって形成することによって、たとえば連結部102を棒状部材によって構成するよりも強度を高めることができ、保持体23に不用意な外力が加えられても、連結部102が破壊されてしまうことが防止される。
折り畳み状態では、第1連結ピン104は、案内部101の案内溝102の延びる方向の他端部、つまり中心軸線L1から最も離反している端部に当接する。案内溝102の延びる方向の寸法をSとする。折り畳み状態から保持体23を図1に示す矢符A1方向に角変位させると、第1連結ピン104は、案内溝107に沿って図1に示す矢符B2方向に移動する。図1(2)に示すように、第1連結ピン104が、矢符B1の向きに距離Sだけ移動し、案内溝107の延びる方向の一端部、つまり中心軸線L1に最も近接する端部に当接する。これによって保持体23および基台22の角変位を、予め定める角度範囲以下に制限することができる。保持体23および基台22が予め定める角度範囲を超えて角変位すると、電子機器21を保持した状態の充電装置20の重心が移動して不安定となる。たとえば中心軸線L1を含む鉛直面を超えて、前記重心が変位すると、充電装置20が転倒するおそれがある。したがって、予め定める角度は、電子機器21の保持体23が角変位しても、重心が前記中心軸線L1を含む円直面を超えない範囲に選ばれる。これによって、充電装置20が不所望に転倒することが防止される。さらに、保持体23に電子機器21を保持した状態で、電子機器21の電子機器蓋体49を角変位させても、前記重心が前記中心軸線L1を含む円直面を超えない範囲に選ばれる。本実施の形態では、予め定めるθは、90°未満で、たとえば70°に選ばれる。
基台22には、保持体23が角変位して、第1連結ピン104が、案内溝107の延びる方向の一端部、つまり中心軸線L1に最も近接する端部に当接したときに、保持体23の一部が当接し、保持体23の角変位を阻止する変位阻止部108が設けられる。これによって、連結部102と案内部101との連結、または連結部102と保持体23との連結が外れても、保持体23と基台22との相互の角変位を確実に阻止することができる。
案内部101は、連結部102の案内溝107に沿う移動を所定の位置で阻止する移動阻止部108を有する。移動阻止部108は、凹所によって実現される。前記移動阻止部108は、案内溝107の延びる方向の所定の位置で、この案内溝107の一部を下方に拡大することによって形成される。前述したように、折り畳み状態から保持体23を図1に示す矢符A1方向に角変位させると、第1連結ピン104は、案内溝107に沿って図1に示す矢符B1方向に移動し、前記移動阻止部108に第1連結ピン104が係合する。保持体23は重力によって、基台22に近接する方向、つまり図1の矢符A2向きに移動しようとするので、第1連結ビン104は前記移動阻止部108に向かって押圧される。これによって保持体23と基台22との角変位が阻止される。前記移動阻止部108は、保持体23が基台20に対して、35°となる位置と、70°となる位置に形成される。
保持体23の中心軸線L1から遊端部までの距離は、基台22の中心軸線L1から基台22の遊端部までの距離よりも大きく選ばれる。これによって角変位させたときに、基台22の接地面積を小さくすることができ、より少ない設置領域に充電装置20を載置することができる。また保持体23の遊端部には、把持部111が形成される。把持部111は、第1ガイド部53の遊端部の下部に形成され、折り畳み状態で基台22の遊端部の近傍に配置され、載置台27の載置面26に当接する。把持部111は、保持体23が角変位する中心軸線L1からもっとも離反した位置に設けられるので、把持部111を把持して保持体23を移動させると、もっとも小さな力で保持体23を角変位させることができる。
前述した充電装置20に、電子機器21を装着および離脱するときの動作について説明する。図7に示すように示すように、電子機器21を保持体23の第1ガイド部53に沿って可動ガイド部66に押し付けると、可動ガイド部66が可動ガイド案内溝69に沿って移動し、これによって電子機器21の厚み方向他端部46を第1ガイド部53に当接させることができる。電子機器21は、保持体23の第2ガイド部55および基台ガイド132によって、おおまかにX軸方向への変位が規制される。電子機器21の端面が可動ガイド部66を、この電子機器21から離反する方向、つまり図7に示す矢符F向きに押圧すると、可動ガイド部66は可動ガイド案内溝69に沿って移動可能に支持されているので、可動ガイド部69は、可動ガイド案内溝69の一方側に移動する。このとき、同時に可動ガイド部66に固定されている第2基板95およびこの第2基板95に固定されている保持体側コネクタ85も移動する。
可動ガイド部66が図7に示す矢符F向きに移動すると、図6に示すように第2嵌合部62から可動ガイド8から突出し、第2嵌合部62が電子機器21に形成される第2被嵌合部42に嵌合する。さらに保持体側コネクタ85のコネクタガイド部96と電子機器21の電子機器側コネクタ43が当接し、保持体側コネクタ85は、X軸方向に移動が規制される。また、保持体側コネクタ85の保持体側充電用端子88および保持体側制御用端子89は、電子機器21に近接する方向、つまり図9に示す矢符F向きに移動するので、電子機器側充電用端子44および電子機器側制御用端子45と安定的に通電することができる。さらに電子機器21を第1ガイド部53に向かって回動させると、図4に示すように、電子機器21の第1被嵌合部41が、保持体23の第1嵌合部61と嵌合し、これによって電子機器21の中心軸線L1まわりの回動が規制される。このように電子機器21は、保持体23によって保持される。前述したように電子機器21を保持体23に装着するだけで、保持体側充電用端子88と電子機器側充電用端子44とが接続され、2次電池に充電電圧を与えることができるので、電子機器21に設けられる2次電池を容易に充電することができる。
保持体23に保持される電子機器21の位置は、保持体23の第2嵌合部62によって決定される。電子機器21の電子機器側コネクタ43は、保持体コネクタ83のコネクタガイド部96によってX軸線方向への移動が規制される。電子機器21と保持体コネクタ83とは、別体であるので、電子機器側コネクタ43に対して保持体コネクタ83の位置がずれる場合がある。充電装置20では可動ガイド部66がX軸方向にわずかに移動することができるので、前記電子機器側コネクタ43に対する保持体コネクタ83の位置ずれを許容することができ、安定して接続することができる。弾発性部材67によって可動ガイド部66は、X軸方向へのセンター出しを行っている。言い換えれば、弾発性部材67によって、可動ガイド部66が一対の可動ガイド案内部68の中間に配置されるようにしている。
図4に示す装着状態において、電子機器21を保持体23の基端部側にスライドさせて移動させ、電子機器21の第1被嵌合部41と保持体23の第1嵌合部61との嵌合状態が解除され、電子機器21を中心軸線L1まわりに回動させることによって、容易に電子機器21を保持体23から離脱させることができる。
次に保持体23を角変位させるときの動作について説明する。保持体23と基台22とを折り畳んだ折り畳み状態から、保持体23を図1に示す矢符A1向きに角変位させると、保持体23に変位可能に連結される連結部102が変位して、連結部102の一端部103が案内溝107に沿って中心軸線L1に近接する向き、すなわち図1の矢符B1方向に移動する。保持体23を角変位させると、連結部102の第1連結ピン104が変位阻止部108に係合し、操作者が保持体23から手を離しても、図1(2)に示すように保持体23の図1の矢符A2方向への保持体23の角変位が阻止される。
図1(2)に示す状態から、保持体23を矢符A1方向にさらに角変位させると、連結部102の第1連結ピン104が、変位阻止部108から離脱し、第1連結ピン104は再び案内溝107に沿って矢符B1方向に移動する。そして第1連結ピン104が案内溝107の変位阻止部108に再び係合し、操作者が保持体23から手を離しても、図1(1)に示すように図1の矢符A2方向への保持体23の変位が阻止される。
保持体23を角変位させて、基台22に対して傾斜させると、保持体23に保持される電子機器21の電子機器側表示部38が、利用者にとって目視しやすくなる。これによって利用者は、たとえば電子機器側表示部38に表示される電子機器21の動作状態を表す情報を見ることができる。また、図1(1)に示す状態から、保持体を矢符A2向きに角変位させ、折り畳み状態とすることによって、保持体23に保持される電子機器21の厚み方向一表面部36が略水平になり、この厚み方向一表面部36に設けられる電子機器側操作部37を片手で操作することができ、利便性が向上する。したがって、充電装置20によって利用者にとって電子機器21を望ましい姿勢に保持した状態で、電子機器21の2次電池を充電することができ、利便性が向上する。また充電装置20に電子機器21を保持させることによって、たとえば店頭などで電子機器21を、この電子機器21が見やすいように展示するができる。
保持体23は、電子機器21の厚み方向他端部46を保持し、電子機器21の電子機器蓋体49を外部に露出させた状態を保って電子機器21を変位させることができる。したがって、保持体41に電子機器21を装着した装着状態においても、電子機器蓋体49を角変位させることができる。これによって、これによって保持体23を角変位させても、電子機器21の内部にディスク状記録媒体を装着または離脱することができる。
保持体23が図1の矢符A1向きに角変位して、基台22から離反することによって、基台22に設けられる充電装置側操作部98および充電装置側表示部99が露出する。これによって、充電装置側操作部98によって動作指令を入力可能となり、また充電装置側表示部99に表示される表示情報を目視可能な状態となる。保持体23を角変位させ、基台22に対して傾斜させた場合、電子機器21に設けられる電子機器側操作部37を操作しづらくなるが、このような充電装置側操作部98を設けることによって、電子機器21が傾斜した状態であっても、片手で基台22を押えてから操作する必要がなくなり、操作が容易となる。
また従来の技術の充電装置1では、略水平な載置面上に載置しないと、充電装置1が転倒して、電子機器4が充電装置1から外れてしまう場合があるが、本発明の充電装置20では、基台22が載置される載置面26が略水平でない場合であっても、保持体23を角変位させて、電子機器21の姿勢を変更することによって充電装置20の姿勢を安定させることができ、これによって安定して充電を行うことができる。
本実施の形態において、案内部101は基台22に設けられているが、本発明の実施のさらに他の形態において、案内部101を保持体23に設け、連結部102を基台22に角変位可能に連結してもよい。このような構成としても、前述した構成と同様な効果を達成することができる。
本実施の形態では、接続手段はフレキシブル基板94を含んで実現されているが、本発明の実施の他の形態において、前記フレキシブル基板94に代えてケーブルを用いてもよい。
図10は、本発明の実施のさらに他の形態の充電装置120の構成を概略的に示す側面図である。充電装置120は、前述した充電装置20と同様な構成であり、同様な部分には同様な符号を付してその説明を省略する。充電装置120は、充電装置20の構成に加えて、弾発性を有する弾発性部材121を含む。
充電装置120の案内部101は、この案内部101の一端部、つまり中心軸線L1寄りの端部で、中心軸線L1に平行な軸線L2まわりに角変位可能に基台22に支持される。弾発性部材121は、案内部101の他端部を基台22に近接する方向に付勢する。弾発性部材121は、たとえばコイルばねによって実現される。弾発性部材121によって案内部101を図10に示すZ軸方向の下方向および矢符B2方向の少なくともいずれか一方に付勢する強さを調整することによって、案内部101の基台22に対する傾斜角度を変位させることができる。案内部101の基台22に対する傾斜角度を変位させることによって、案内部101の案内溝107に沿って移動する連結部102の移動のしやすさを調整することができる。
本発明の実施のさらに他の形態において、前述の弾発性部材121は、案内部110の他端部を基台から離反する方向に付勢してもよい。
前述した電子機器21は、ディスク再生装置であるミニディスクプレーヤーによって実現されるが、ディスク再生記録装置によって実現されてもよく、また電子機器21は他の携帯型のオーディオ機器およびビジュアルオーディオ機器であるカセットプレーヤー、コンパクト(Compact Disk:略称CD)ディスクプレーヤーおよびエムピースリー(MP3)プレーヤーなどによって実現されてもよい。また電子機器21は、携帯型のオーディオ機器およびビジュアルオーディオ機器に限らず、たとえば携帯情報端末機(Personal Digital Assistant:略称PDA)、ノート型パーソナルコンピュータおよび携帯電話装置などによって実現されてもよい。
本発明の実施の一形態の充電装置20を概略的に示す側面図である。 充電装置20の平面図である。 充電装置20の右側面図である。 充電装置20の左側面図である。 充電装置20の正面図である。 充電装置20の中心軸線L1近傍の拡大断面図である。 充電装置20の中心軸線L1近傍の拡大断面図である。 保持ガイド体51の平面図である。 連結部102の平面図である。 本発明の実施のさらに他の形態の充電装置120の構成を概略的に示す側面図である。 従来の技術の充電装置1の平面図である。 充電装置1の側面図である。
符号の説明
20 充電装置
21 電子機器
22 基台
23 保持体
24 充電手段
25 角変位規制手段
43 電子機器側コネクタ
68 可動ガイド案内部
69 可動ガイド案内溝
85 保持体側コネクタ
87 接続手段
91 充電用電圧発生回路
94 フレキシブル基板
95 第2基板
101 案内部
107 案内溝
108 変位阻止部

Claims (8)

  1. 電子機器に設けられる2次電池を充電する充電装置であって、
    基台と、
    電子機器が着脱可能に装着され、かつ基台に電子機器を保持した状態で変位可能に設けられる保持体と、
    電子機器が保持体に装着された装着状態で、2次電池を充電する充電手段とを含むことを特徴とする充電装置。
  2. 電子機器は2次電池に接続される電子機器側端子を有し、
    充電手段は、
    保持体に設けられ、電子機器が保持体に装着された装着状態で、電子機器側端子に接続される保持体側端子と、
    基台に設けられ、所定の電源の電源電圧から2次電池に対応する充電電圧を発生する充電用電圧発生回路と、
    保持体側接続端子と充電用電圧発生回路とを相互に電気的に接続する接続手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  3. 保持体と基台とは相互に角変位可能に連結されることを特徴とする請求項1または2記載の充電装置。
  4. 保持体および基台の角変位を予め定める角度範囲以下に規制する角変位規制手段を有することを特徴とする請求項3記載の充電装置。
  5. 角変位規制手段は、
    保持体および基台のいずれか一方に設けられ、保持体および基台が相互に角変位する中心軸線に垂直な仮想一平面上で前記中心軸線に近接および離反する方向に延びる案内溝が形成される案内部と、
    一端部が案内部の案内溝に沿って移動可能に案内部に連結され、他端部が基台および保持体のいずれか他方に角変位可能に連結される連結部とを含むことを特徴とする請求項4記載の充電装置。
  6. 案内部は、連結部の案内溝に沿う移動を所定の位置で阻止する移動阻止部を有することを特徴とする請求項5記載の充電装置。
  7. 弾発性を有する弾発性部材を含み、
    案内部は、保持体と基台とが相互に角変位する中心軸線に平行な軸線まわりに角変位可能に基台に支持され、弾発性部材は、案内部を基台に近接または離反するように付勢することを特徴とする請求項5または6記載の充電装置。
  8. 基台には、電子機器が保持体に装着された装着状態で電子機器に動作指令を与える操作部、および電子機器の動作状態を表す情報を表示する表示部のうち少なくともいずれか1つが設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の充電装置。
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