JP2005092364A - ワークフロー実行支援装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ワークフロー実行支援装置は、複数のワークフローと各ワークフローについての伝票処理の流れとを予め記憶させておくワークフロー記憶部M1と、各伝票に記入されるデータと各伝票の処理段階とが記憶される伝票記憶部M2と、各業務と各伝票処理とに対する各人の権限が記憶される権限記憶部M3とを有している。ディスプレイ24によって各処理段階にある伝票と各伝票に記入されるデータとを確認することが可能になっている。伝票処理はキーボード23により選択されたワークフローに基づきキーボード23による操作に従って実行される。キーボード23による操作は権限記憶部M3に記憶された権限に応じて制限される。
【選択図】 図2
Description
そこで、この種のワークフローの実行をコンピュータを利用した電子化システムにより支援することも可能であるが、事業所毎にワークフローの態様や各業務の各伝票処理に対する各社員の権限などが異なるため、事業所毎にプログラムを作成する必要がある。
図示例のワークフロー実行支援装置は、会計処理についてのワークフローの実行をコンピュータを利用した電子化システムにより支援するためのもので、官公庁や法人などの事業所に導入されている。この実施例では、各社員が操作する端末をクライアントとするクライアント・サーバーシステムによって構築されており、LAN1上にサーバ3と各社員が直接操作する複数の端末2とを配置して構成されている。
前記サーバ3は、図2に示すように、制御、演算の主体であるCPU30と、ROMやRAMを含むメモリ31と、各端末2と通信するための送受信部31とでデータ処理機能部を構成しており、蓄積すべきデータやプログラムはワークフロー記憶部M1、伝票記憶部M2、および権限記憶部M3などに記憶させている。
伝票記憶部M2には、各ワークフローについて業務毎に各伝票に記入されるデータと、各伝票が現在どの処理段階にあるかが記憶されるようになっている。この実施例では、詳細は後述するが、処理段階毎のファイルを用意しておき、伝票の処理段階に応じて該当するファイルにその伝票に記入されるデータを記憶させることにより伝票に記入されるデータとその伝票の処理段階とを記憶させるようにする。
権限記憶部M3には、各業務の各伝票処理に対する権限と組織内の部署および役職と社員とを対応付ける権限テーブルTB(図3参照)が記憶される。図示の権限テーブルTBの詳細は後述する。
前記キーボード23は、ワークフローを選択したり、ワークフローにおける業務を選択したり、各処理段階の伝票を選択したり、伝票に記入するデータとその伝票の処理段階を入力したりするのに用いられる他、会計処理システムの管理者が前記した権限を設定するときにも用いられる。なお、キーボード23は、図示していないが、主として選択などの操作に用いられるマウスを含むものである。
この実施例では、ワークフローは、図4に示すように、キャビネットを表すアイコン41〜45で表示される。ワークフローにおける業務は、図5に示すように、引出しを表すアイコン51〜55で表示される。業務における伝票の処理段階は、図6に示すように、フォルダーなどを表すアイコン61〜66で表示される。また、伝票が存在している伝票の処理段階は、伝票がはさまったフォルダーを表すアイコン(図示例では63のアイコン)で表示される。
なお、ディスプレイ24の画面は、伝票にデータを記入するときには、該当する伝票の雛形が表示され、また、権限の設定を行うときには、権限設定のための入力画面が表示されることは勿論である。
因みに、「支出負担行為からの流れ」というワークフローは前記の「支出伺」という業務が省略されたものである。なお、図5には、「伺からの流れ」というワークフローについて全ての業務が示してあるが、実際は図7に示すように、操作者が実施する権限のある業務のみが表示される。この図7には、画面から消えている業務、すなわち、操作者が実施する権限のない業務が点線で示してある。
同図の画面において、「伝票作成」の文字が付された伝票を表したアイコン61は起票する前の段階を示す。「未登録」の文字が付されたフォルダを表したアイコン62は伝票を起こして所定のデータを記入している中途の段階を示す。「未確定」の文字が付されたフォルダを表したアイコン63は伝票入力を終えて起票の登録を行った段階を示す。「未記帳」の文字が付されたフォルダを表したアイコン64は伝票に記入したデータを確定して印刷した伝票10を決裁に廻した段階を示す。「記帳済」の文字が付されたフォルダを表したアイコン65は伝票10に対する決裁が降りて伝票10を所定のバインダに綴じた段階を示す。「削除履歴」の文字が付されたゴミ箱を表したアイコン66は伝票10に対する決裁が降りずに未決裁が確定した段階を示す。なお、図6には、「支出伺」という業務について伝票の処理段階の全てが示してあるが、実際は図8に示すように、操作者が伝票処理を行うことができる権限のある伝票の処理段階のみが表示される。この図8には、画面から消えている伝票の処理段階、すなわち、伝票処理を行う権限のない伝票の処理段階が点線で示してある。
この権限テーブルTBの中で組織内の各部署の社員に対する権限A〜Fが設定される。図中、○は「権限あり」を示し、×は「権限なし」を示している。例えば、社員の「田中五郎」は総務課の決裁担当者であり、自部署の伝票を確認できる権限と自部署の伝票に入力できる権限とを有しているが、それ以外の権限は認められていない。
キーボード23を操作して社員の氏名と個人認証のためのパスワードが入力されると、図3の権限テーブルTBが参照されて権限が読み出される。その結果、実行する権限のない業務や伝票処理についてはディスプレイ24の画面に該当するアイコンが表示されないか、または、実行する権限のない伝票処理については伝票処理を実行するためのツールが表示されない。これにより操作者は、設定された権限に基づいてキーボード23による操作が制限されることになる。
同図のST1において、まず、ディスプレイ24にシステムログインメニューが表示されるので、操作者は自己の氏名とパスワードを入力する(ST2)。氏名およびパスワードが適正であれば、ST3の判定が「YES」となり、ディスプレイ24に全ての会計処理のリストが表示される(ST4)。いずれかの会計処理、例えば「支出処理」が選択されたとすると、ST5の判定が「YES」であり、支出処理について、事業所において選択したワークフローのうち、操作者が実行する権限のあるワークフローのみがディスプレイ24に表示される(ST6)。
同図のST14−1では、ディスプレイ24の画面上でどの伝票の処理段階が選択されたかをチェックしている。
もし、「伝票作成」の文字が付された伝票の処理段階が選択されれば、ST14−2の判定が「YES」であり、伝票記憶部M2より伝票の雛形が読み込まれ、起票からの「伝票入力処理」が実行される(ST14−7)。もし、「未登録」の文字が付された伝票の処理段階が選択されれば、ST14−3の判定が「YES」であり、伝票記憶部M2の保存ファイルより作成途中の伝票が読み込まれ、伝票入力処理が継続される(ST14−8)。
同図のST1では、現在実行しようとしている伝票処理がワークフローにおける1番目の業務についてのものかどうかが判断される。例えば、「伺からの流れ」というワークフローであって「支出伺」という1番目の業務について「伝票作成」の文字が付された伝票の処理段階が選択された場合は、ST1判定は「YES」であり、伝票記憶部M2より伝票の雛形が読み込まれてディスプレイ24に表示され(ST2)、起票からの伝票入力処理が実行される(ST3)。
2 端末
3 サーバ
20 CPU
21 メモリ
23 キーボード
24 ディスプレイ
M1 ワークフロー記憶部
M2 伝票記憶部
M3 権限記憶部
Claims (8)
- 伝票処理を伴うワークフローの実行をコンピュータを利用した電子化システムにより支援するためのワークフロー実行支援装置であって、
複数のワークフローと各ワークフローについての伝票処理の流れとを予め記憶させておく第1の記憶手段と、
各伝票に記入されるデータと各伝票の処理段階とが記憶される第2の記憶手段と、
各業務と各伝票処理とに対する各人の権限が記憶される第3の記憶手段と、
ワークフローとワークフローにおける業務と各処理段階の伝票とを選択する操作と伝票に記入されるデータとその伝票の処理段階とを入力する操作とを行うための操作手段と、
各処理段階にある伝票と各伝票に記入されるデータとを画面上で確認することが可能な表示手段と、
前記操作手段により選択されたワークフローに基づき前記操作手段による操作に従って伝票処理を実行するとともに、第3の記憶手段に記憶された権限に応じて前記操作手段による操作を制限する制御手段とを備えて成るワークフロー実行支援装置。 - 前記コンピュータを利用した電子化システムは、各人が操作する端末をクライアントとするクライアント・サーバーシステムによって構築されている請求項1に記載されたワークフロー実行支援装置。
- 前記表示手段の画面には、ワークフローは所定の概念の第1のアイコンで表示され、ワークフローにおける業務は第1のアイコンより下位概念の第2のアイコンで表示され、業務における伝票の処理段階は第2のアイコンより下位概念の第3のアイコンで表示される請求項1に記載されたワークフロー実行支援装置。
- 前記表示手段の画面には、ワークフローはキャビネットを表すアイコンで表示され、ワークフローにおける業務は引出しを表すアイコンで表示され、業務における伝票の処理段階はフォルダーを表すアイコンで表示される請求項1または3に記載されたワークフロー実行支援装置。
- 前記表示手段の画面には、伝票が存在する伝票の処理段階と伝票が存在しない伝票の処理段階とが区別して明示される請求項1に記載されたワークフロー実行支援装置。
- 前記第3の記憶手段は、各業務の各伝票処理に対する権限と組織内の部署および役職と個人とを対応付ける権限テーブルを記憶しており、個人が特定されたとき、前記権限テーブルが参照されてその個人の各業務の各伝票処理に対する権限が読み出される請求項1に記載されたワークフロー実行支援装置。
- 前記制御手段は、権限のない業務または伝票処理について前記表示手段に該当する業務および伝票処理の段階を表示させないことにより前記操作手段による操作を制限する請求項1に記載されたワークフロー実行支援装置。
- 前記制御手段は、権限のない伝票処理について前記表示手段に該当する伝票処理を実行するためのツールを表示させないことにより前記操作手段による操作を制限する請求項1に記載されたワークフロー実行支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003322185A JP2005092364A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | ワークフロー実行支援装置 |
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JP2005092364A true JP2005092364A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34453632
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JP (1) | JP2005092364A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8098389B2 (en) | 2007-04-26 | 2012-01-17 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image processing apparatus, workflow testing method and workflow testing program |
JP2012060670A (ja) * | 2005-05-13 | 2012-03-22 | Microsoft Corp | 走査システムおよび方法 |
US11379171B2 (en) | 2020-06-01 | 2022-07-05 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003322185A patent/JP2005092364A/ja active Pending
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JP2012060670A (ja) * | 2005-05-13 | 2012-03-22 | Microsoft Corp | 走査システムおよび方法 |
US8098389B2 (en) | 2007-04-26 | 2012-01-17 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image processing apparatus, workflow testing method and workflow testing program |
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