JP2005092281A - 画像入力装置及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シームレスにマルチメディア文書ファイルの生成を行う。
【解決手段】 マルチメディア文書ファイルを取得し(S2)、取得したマルチメディア文書ファイルに関する所定のマルチメディア情報を情報取得指示手段の指示に応じて取得し(S3〜S5)、この取得したマルチメディア情報を用いてマルチメディア文書ファイルを作成更新し(S6)、配信する(S8)。これにより、マルチメディア文書ファイルを用いて操作者にマルチメディア情報を指示するとともに、同じマルチメディア文書ファイルが提出文書になることで、操作者に対して直感的なマルチメディア情報の取得の指示を行わせることができるとともに、マルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルを用いて画像入力装置内で文書生成や文書更新を行って即座にWeb上へのアップロードなどを行うことができるので、シームレスにマルチメディア文書ファイルの生成を行うことができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像入力装置及び情報処理装置に関する。
現在、画像や動画、音声といった様々な種類の膨大な数の電子データがWebで公開されており、画像などを撮影する装置としてデジタルカメラが一般的になっている。また、オフィスなどで扱う文書においても電子化が当たり前の時代であり、その内容も単なるテキストだけでなく、図や画像、動画、音声といったマルチメディアの情報が使われるようになってきている。このような場合においても、マルチメディア情報としてデジタルカメラで撮影された画像や動画等を使う機会が増えてきている。
このようにデジタルカメラで撮影された画像、動画、音声などのコンテンツは、単に閲覧されるだけにとどまらず、電子文書に使用される機会が多くなっている。また、事故証明などのための現場撮影にデジタルカメラを用いるケースも増えてきており、デジタルカメラで撮影された画像等のコンテンツを用いた文書を作成する機会は今後ますます増えていくものと考えられる。
しかしながら、デジタルカメラは撮影するのが主な機能である。そのため、デジタルカメラで撮影した画像などのコンテンツを用いて文書を作成するには、別途、文書をユーザがパーソナルコンピュータ上で作成し、そのレイアウトにあわせて画像の大きさなどを調整する必要があるため、文書を作成するにあたっては煩雑な面が多い。また、必要以上に高解像度で撮影したり、逆に必要な解像度が得られていない画像を使わなければならなくなったりといった問題も生じる。
一方、近年、通信機能付きのデジタルカメラやデジタルカメラ付きの携帯電話などが登場し、撮影する機能と通信機能の両方が装備された製品が登場している。このような通信機能付きのデジタルカメラ等には、撮影データをすぐにサイトなどにアップロードできる機能を持つものもある。
ところが、このような機能を有しているデジタルカメラ等であっても、機器内で文書をうまく生成できないために、一旦、パーソナルコンピュータに転送して、データの加工をし、文書の作成を行ってから、アップロード、提出などを行わなければならないといった不便な状況にある。すなわち、撮影データをすぐにサイトなどにアップロードできる機能付きのデジタルカメラ等であっても、撮影したデータを電子メールに添付して送付する程度の使用に留まっている。
つまり、Webに公開する文書中にデジタルカメラで撮影した画像を使用したい場合には、画像をデジタルカメラから取り出すとともに文書を開き、文書に画像を挿入するなどの処理を行わなければならない。
そこで、このような問題を解決すべく、デジタルカメラ内で、撮影したコンテンツを使用した文書を簡単に作成する従来技術がいくつか提案されている。例えば特許文献1には、あらかじめテンプレートを用意し、デジタルカメラに転送しておき、撮影した静止画像をその場で容易にHTMLファイル化できるデジタルカメラ装置が提案されている。
特開2002−204381公報
ところが、特許文献1のデジタルカメラ装置によれば、HTMLファイル形式をとっているために文書内容と画像とが分かれてしまい、作成した文書を転送などして使用する際に、ファイルすべてを指定しなければならなかったり、フォルダごと指定しなければならなかったりするため、文書の扱いが不便であるという問題がある。
本発明は、シームレスにマルチメディア文書ファイルの生成を行うことを目的とする。
請求項1記載の発明の画像入力装置は、マルチメディア情報を取得するマルチメディア情報取得手段と、マルチメディア文書ファイルを取得する文書取得手段と、この文書取得手段により取得したマルチメディア文書ファイルに関する所定のマルチメディア情報について、前記マルチメディア情報取得手段による取得を指示する情報取得指示手段と、この情報取得指示手段の指示に応じて取得された前記マルチメディア情報を用いて、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルを作成更新する文書作成更新手段と、この文書作成更新手段により作成更新した前記マルチメディア文書ファイルを配信する文書配信手段と、を備える。
したがって、取得したマルチメディア文書ファイルに関する所定のマルチメディア情報が情報取得指示手段の指示に応じて取得され、この取得されたマルチメディア情報を用いてマルチメディア文書ファイルが作成更新されて配信される。これにより、マルチメディア文書ファイルを用いて操作者にマルチメディア情報を指示するとともに、同じマルチメディア文書ファイルが提出文書になることで、シームレスにマルチメディア文書ファイルの生成を行うことが可能になる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像入力装置において、前記マルチメディア情報取得手段により取得した前記マルチメディア情報、若しくは、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイル、または、前記文書作成更新手段により作成更新した前記マルチメディア文書ファイルを再生する再生手段を備える。
したがって、取得したマルチメディア情報や、取得または更新したマルチメディア文書ファイルを再生して操作者が確認することが可能になる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像入力装置において、前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを一元的に管理する文書管理手段を備える。
したがって、マルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルとを一元的に扱えるようにし、操作者のマルチメディア文書ファイルの扱いを容易にすることが可能になる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像入力装置において、前記文書管理手段は、前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを単一ファイルにカプセル化することで一元的に扱う。
したがって、カプセル化することによって、マルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルとを一元的に扱えるようにし、操作者のマルチメディア文書ファイルの扱いを容易にすることが可能になる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像入力装置において、前記文書管理手段は、前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとこれらの前記マルチメディア情報及び前記マルチメディア文書ファイルを閲覧するプログラムとを単一ファイルにカプセル化する。
したがって、閲覧プログラムも含めてカプセル化することによって、マルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルとを一元的に扱えるようにし、操作者のマルチメディア文書ファイルの扱いを容易にすることが可能になるとともに、環境を問わずにそのマルチメディア文書ファイルを閲覧することが可能になる。
請求項6記載の発明は、請求項3記載の画像入力装置において、前記文書管理手段は、URL(Uniform Resource Locator)を用いて前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを一元的に扱う。
したがって、URLの情報を利用してマルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルとを一元的に扱えるようにし、操作者のマルチメディア文書ファイルの扱いを容易にすることが可能になる。
請求項7記載の発明は、請求項3記載の画像入力装置において、前記文書管理手段は、MHTML(MIME Encapsulation of Aggregate HTML)形式を用いて前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを一元的に扱う。
したがって、MHTML形式を用いてマルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルとを一元的に扱えるようにし、操作者のマルチメディア文書ファイルの扱いを容易にすることが可能になる。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像入力装置において、前記情報取得指示手段は、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルに格納されているマルチメディア情報項目を取得し、このマルチメディア情報項目を表示部に表示させる。
したがって、操作者に対してマルチメディア情報項目の指示を行なうことが可能になる。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか一記載の画像入力装置において、前記情報取得指示手段は、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルに格納されている情報取得条件を取得して、前記マルチメディア情報取得手段による前記マルチメディア情報の取得に際して当該情報取得条件を設定する。
したがって、マルチメディア情報の取得に際しての情報取得条件の自動設定を行なうことが可能になる。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか一記載の画像入力装置において、前記マルチメディア情報取得手段により取得した前記マルチメディア情報を編集する編集手段を備える。
したがって、取得したマルチメディア情報を編集することが可能になる。
請求項11記載の発明は、請求項1ないし10のいずれか一記載の画像入力装置において、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルを編集する文書編集手段を備える。
したがって、デジタルカメラ等の画像入力装置上でマルチメディア文書ファイルの編集を行なうことが可能になる。
請求項12記載の発明は、請求項1ないし11のいずれか一記載の画像入力装置において、前記文書作成更新手段により作成更新した前記マルチメディア文書ファイルを別の文書フォーマットに変換するフォーマット変換手段を備える。
したがって、別の文書フォーマットに変換することが可能になるので、利便性を高めることが可能になる。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の画像入力装置において、前記フォーマット変換手段は、前記マルチメディア文書ファイルの保存・配布方法にあわせてフォーマットを変換する。
したがって、E-mailで転送するときはMHTML形式というように、配布にあわせて適切なフォーマットに自動的に変換されるようにすることで利便性を高めることが可能になる。
請求項14記載の発明は、請求項1ないし13のいずれか一記載の画像入力装置において、前記マルチメディア文書ファイルに格納されている作成者情報を抽出する情報抽出手段と、この情報抽出手段により抽出した前記作成者情報を、前記マルチメディア情報取得手段により取得した前記マルチメディア情報に埋め込む情報埋め込み手段と、を備える。
したがって、取得したマルチメディア文書ファイル中から作成者情報が取得され、その作成者情報がマルチメディア情報に埋め込まれることにより、コンテンツの保護が可能になる。
請求項15記載の発明は、請求項14記載の画像入力装置において、前記情報埋め込み手段は、電子透かしを用いる。
したがって、取得したマルチメディア文書ファイル中から作成者情報が取得され、その作成者情報がマルチメディア情報に電子透かしとして埋め込まれることにより、コンテンツの保護が可能になる。
請求項16記載の発明の情報処理装置は、マルチメディア情報を挿入する部分に関して、ファイル名のみをセットし、もしくは、仮ファイルを用意したマルチメディア文書ファイルを生成する文書ファイル生成手段を備える。
したがって、ダミーファイルを用いて操作者に対する各種指示を行ったり、各種条件の自動設定ができるようにすることが可能になる。
請求項17記載の発明は、請求項16記載の情報処理装置において、前記仮ファイルには、マルチメディア情報項目や情報取得条件などの撮影指示情報を保持している。
したがって、ダミーファイルを用いて操作者にマルチメディア情報項目の指示を行ったり、マルチメディア情報の取得に際しての情報取得条件の自動設定ができるようにすることが可能になる。
本発明によれば、マルチメディア文書ファイルを用いて操作者にマルチメディア情報を指示するとともに、同じマルチメディア文書ファイルが提出文書になることで、操作者に対して直感的なマルチメディア情報の取得の指示を行わせることができるとともに、マルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルを用いて画像入力装置内で文書生成や文書更新を行って即座にWeb上へのアップロードなどを行うことができるので、シームレスにマルチメディア文書ファイルの生成を行うことができる。
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図9に基づいて説明する。
[1.本実施の形態のシステム構成の説明]
図1は、本実施の形態のシステムを示す概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態のシステムは、USB(Universal Serial Bus)等の通信ケーブルCを介し、情報処理装置であるパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータと呼ぶ)Aと、画像入力装置であるデジタルカメラBとが接続されている。
[1−1.コンピュータAの説明]
まず、情報処理装置であるコンピュータAについて説明する。図2は、コンピュータAのハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。コンピュータAは、情報処理を行うCPU(Central Processing Unit)2と、BIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)3と、情報を処理中に一時的に格納するRAM(Random Access Memory)4等の記憶部と、処理結果等を保存するHDD(Hard Disk Drive)5等の記憶部と、情報を外部に保管又は配布し若しくは情報を外部から入手するための記憶媒体であるメディアMに対して各種データを記録・読取可能なドライブ6と、デジタルカメラBと通信するための通信ケーブルCに接続するための通信インタフェース8と、処理経過や処理結果等をユーザに表示するディスプレイ9と、操作者がコンピュータAに命令や情報等を入力するためのキーボード10やマウス11等の入力装置とから構成され、これらの間のデータ通信をバスコントローラ7が調停して動作している。なお、通信インタフェース8は、デジタルカメラBとの通信のみに用いるものではなく、図示しないプリンタ等との通信にも利用可能である。また、通信インタフェース8の接続形態は、通信ケーブルC(例えばUSBケーブル)等の通信線を用いたケーブル接続だけでなく、赤外線などを利用したワイヤレス接続であっても良い。
なお、メディアMとしては、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等のような磁気的な記憶媒体、MOのような光磁気的な記憶媒体、CD、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等のような光学的な記憶媒体、半導体メモリ等、各種の記憶媒体が適用できる。
データ送信は、コンピュータAの通信インタフェース8へとデータを送ることにより、通信インタフェース8が通信ケーブルCへと信号を出力する。また、通信インタフェース8が受け取った信号については、通信インタフェース8において必要かどうかの判断がなされ、必要なデータであれば取り込み、不必要であれば破棄する、というような処理が行われる。すなわち、あらゆるデータの送受信は、すべて通信インタフェース8を経由して行われることになる。
一般的に、このようなコンピュータAではユーザが電源を投入すると、CPU2はROM3内のBIOSに含まれるローダーというプログラムを起動させ、HDD5からオペレーティング・システムという当該コンピュータAのハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラムをRAM4に読み込む。オペレーティング・システムは起動すると、ユーザの操作に応じてアプリケーション・プログラムの起動、情報の読み込み、保存等をサポートする。代表的なオペレーティング・システムはWindows(Microsoft Corporationの登録商標)等である。これらのオペレーティング・システム上で走るプログラムが、通常アプリケーション・プログラムと呼ばれている。
[1−2.デジタルカメラBの説明]
次に、画像入力装置であるデジタルカメラBについて説明する。図3はデジタルカメラBのハードウェア構成を概略的に示すブロック図、図4はその外観構成を示す概略斜視図である。
図3に示すように、画像入力装置であるデジタルカメラBは、概略的には、信号処理部12と、メモリ制御部13と、主制御部14と、フレームメモリ15と、インタフェース16と、表示部17と、情報を外部に保管又は配布し若しくは情報を外部から入手するための記憶媒体であるメディアMに対して各種データを記録・読取可能な外部記憶部18と、撮影モード設定部19と、撮像部20と、タッチパネル27と、操作部28と、マイク29とを備える。そして、撮像部20はレンズ21と、絞り22と、シャッタ23と、光電変換素子24と、前処理部25とを含む。
ここで、信号処理部12は、前処理部25、メモリ制御部13、主制御部14及びインタフェース16に接続されている。また、メモリ制御部13は、フレームメモリ15に接続されている。さらに、主制御部14は、メモリ制御部13、撮影モード設定部19及びマイク29に接続されている。なお、マイク29は、アナログ−デジタル変換器(A/D変換器)30を介して主制御部14に接続されている。また、フレームメモリ15は、メモリ制御部13に接続されている。インタフェース16は、表示部17、外部記憶部18、タッチパネル27及び操作部28に接続されている。また、インタフェース16には、コンピュータAと通信するための通信ケーブルCも接続される。
一方、撮像部20においては、レンズ21と絞り22、シャッタ23、光電変換素子24が光軸上でこの順に配置され、光電変換素子24は前処理部25に接続されている。撮像部20の光電変換素子24には、例えばCCD(Charge Coupled Device)が使用されている。また、前処理部25にはプリアンプや自動利得制御回路(Auto Gain Control−AGC)等からなるアナログ信号処理部やアナログ−デジタル変換器(A/D変換器)が備えられ、光電変換素子24より出力されたアナログ映像信号に対して、増幅やクランプ等の前処理が施された後、上記アナログ映像信号がデジタル映像信号に変換される。
信号処理部12は、デジタル信号処理プロセッサ(DSPプロセッサ)等により構成され、画像圧縮機能を有するとともに、撮像部20において得られたデジタル映像信号に対して色分解、ホワイトバランス調整、γ補正など種々の画像処理を施す。
メモリ制御部13は、このようにして処理された画像信号をフレームメモリ15へ格納したり、逆にフレームメモリ15に格納された画像信号を読出したりする処理を行う。
主制御部14は、当該デジタルカメラBの各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)、このCPUが使用する各種制御プログラムなどを記憶したROM(Read Only Memory)、ワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)を有するマイクロコンピュータ構成のものである。なお、ROMに格納されている制御プログラムに代えて、図4に示すように当該制御プログラムを格納したメディアMをデジタルカメラBの外部記憶部18に装着し、デジタルカメラBのCPUに当該制御プログラムを実行させるようにしても良い。また、フレームメモリ15は少なくとも2枚の画像を格納し、一般的にはVRAM,SRAM,DRAM等の半導体メモリが使用される。
ここで、フレームメモリ15から読出された画像信号は、信号処理部12において画像圧縮等の信号処理が施された後、インタフェース16を介して外部記憶部18に保存される。この外部記憶部18はインタフェース16を介して供給される画像信号などの種々の信号を読み書きし、ICメモリカードや光磁気ディスク等により構成される。ここで外部記憶部18として、モデムカードやISDNカードが使用されれば、ネットワークを経由して画像信号を直接遠隔地の記録媒体に送信することもできる。
ところで、外部記憶部18に保存される画像ファイルは、Exif(Exchangeable Image File Format)ファイル形式である。このExifファイル形式は、図5に示すように、撮影した画像データであるJPEG画像(無圧縮であればTIFF形式)、TIFF形式で記録されている付加情報、撮影時に録音された音声データであるWAVファイル等を記録することが可能なファイル形式である。なお、付加情報として記録されるデータとしては、デジタルカメラBのメーカ名・機種名・デジタルカメラソフトのバージョン・露出プログラムモード・測光モード・絞り値・開放絞り値・シャッタ速度・焦点距離・合焦距離・露出補正値・ISO感度値・日時・光源判別・ストロボの使用・サムネイル画像などのデータがある。
また、逆に外部記憶部18に記録された画像信号の読出しは、インタフェース16を介して信号処理部12へ画像信号が送信され、信号処理部12において画像伸長が施されることによって行われる。一方、外部記憶部18及びフレームメモリ15から読出された画像信号の表示は、信号処理部12において画像信号に対してデジタル−アナログ変換(D/A変換)や増幅などの信号処理を施した後、インタフェース16を介して表示部17に送信することにより行われる。ここで、表示部17は、インタフェース16を介して供給された画像信号に応じて画像を表示し、例えばデジタルカメラBの筐体に設置されたLCD(Liquid Crystal Display)により構成される。
また、デジタルカメラBは、外観的には、図4に示すように、電源スイッチ31、シャッタ32、ファインダ33、撮影モード設定部19に撮影モードを設定するための撮影モード設定キー34、表示部17に表示された画像を上下方向にスクロールさせるためのスクロールキー35,36、決定キー37等を備えている。なお、シャッタ32、撮影モード設定キー34、スクロールキー35,36、決定キー37は、前述した操作部28を構成するものである。
[2.コンピュータAが備える特長的な機能の説明]
次に、コンピュータAのHDD5に格納されたアプリケーション・プログラムがCPU2に実行させる機能について説明する。本実施の形態においては、コンピュータAが備える特長的な機能であるHTML形式のマルチメディア文書作成処理について説明する。
[2−1.HTML形式のマルチメディア文書作成処理]
HTML(Hyper Text Markup Language)は、文章の論理構造を記述するための言語であって、“<”“>”に囲まれたタグと呼ばれる命令を使って記述される。本実施の形態のコンピュータAには、アプリケーション・プログラムの1つとして周知のHTMLエディタがインストールされている。このHTMLエディタによれば、ワードプロセッサと類似した操作によって、タグを意識して記述することなく簡単にHTML形式のテキストファイルを作成することができる。コンピュータAにおいては、ベースとなるHTML形式のマルチメディア文書ファイルがHTMLエディタを用いて作成される。
本実施の形態のマルチメディア文書作成処理においては、マルチメディア情報(画像、動画、音声などのコンテンツ)を挿入する部分に関しては、ファイル名のみセットしておくか、もしくは、仮のファイル(ダミーファイル)を用意する。仮のファイル(ダミーファイル)には、撮影対象やデジタルカメラBの設定などの情報を入れておけるようにしても良い。これらの設定情報は、例えばExifファイルに入れておくことが可能である。仮のファイルのフォーマットとしてExifファイル形式を採用し、撮影項目や撮影条件などの情報をダミーの画像ファイルに入れておくことで、デジタルカメラBはExifファイルの内容に基づいて撮影項目を表示したり、デジタルカメラBの設定自体を自動設定することが可能である。ここに、文書ファイル生成手段の機能が実行される。
以上のようにして作成されたマルチメディア文書ファイルは、デジタルカメラBに対して通信ケーブルC又はネットワークを介して転送される。
[3.デジタルカメラBが備える特長的な機能の説明]
次に、デジタルカメラBのROMに格納されている制御プログラムがCPUに実行させる機能について説明する。本実施の形態においては、デジタルカメラBが備える特長的な機能について説明する。
[3−1.マルチメディア文書配信処理]
図6は、マルチメディア文書配信処理の流れを示すフローチャートである。マルチメディア文書配信処理は、撮影モード設定キー34により撮影モード設定部19がマルチメディア文書配信モードに設定されることによりマルチメディア文書ファイルの取得が宣言されると(ステップS1のY)、Exifファイルであるマルチメディア文書ファイルを取得する(ステップS2:文書取得手段)。マルチメディア文書ファイルは、USB等の通信ケーブルCを介して接続されているコンピュータAから取得するものであっても良いし、モデムカード等によりネットワークを経由してWeb上に設置されているコンピュータAから取得するものであっても良いし、Exifファイルであるマルチメディア文書ファイルを記憶したメディアMを外部記憶部18にセットして取得するものであっても良い。
次いで、取得したマルチメディア文書ファイルから撮影指示情報(撮影項目や撮影条件などの情報)を取得し(ステップS3:情報取得指示手段)、取得した撮影項目や撮影条件などを表示部17に表示するとともに取得した撮影項目や撮影条件などを設定する(ステップS4)。
なお、マルチメディア文書ファイル中に撮影指示情報(撮影項目や撮影条件などの情報)が格納されていない場合には、操作部28を操作することにより、撮影項目や撮影条件などを設定する(ステップS4)。
撮影項目や撮影条件などの設定が終了すると撮影モード設定部19が撮影モードに移行し、ユーザによるシャッタ32の操作による画像、動画、音声などのマルチメディア情報の取得、ユーザによる決定キー37による所望の画像、動画、音声などのマルチメディア情報の確定を許容する。ここに、マルチメディア情報取得手段が実現されている。より具体的には、画像を取得する場合は、ユーザによるシャッタ32の操作に応じて、CCD24に結像された像を前処理部25によりA/D変換等して取り込むことによって取得し、音声を取得する場合は、マイク29から入力されたデータをA/D変換器30によりA/D変換して取得し、動画を撮影する場合はCCD24からの映像信号とマイク29からの音声信号を記録する。
このようにして画像、動画、音声などのマルチメディア情報が取得されると(ステップS5)、このマルチメディア情報を用いてステップS2で取得したマルチメディア文書ファイルを更新する文書更新処理が実行される(ステップS6:文書作成更新手段)。より具体的には、上述したように撮影したマルチメディア情報が確認され、必要に応じて編集がなされて内容が確定されると、該当するファイルのダミーファイルとの置き換えが実行される。ダミーファイルがなければ、該当するファイル名にして該当するsrcタグから保存先を確定する。なお、撮影したマルチメディア情報や、取得または更新したマルチメディア文書ファイルを表示部17に表示させる(再生手段)ことで、操作者に確認させるようにしても良い。
文書更新処理の終了後、続けて撮影する場合は(ステップS7のN)、再び撮影項目や撮影条件などを設定し(ステップS4)、画像、動画、音声などのマルチメディア情報の取得に待機する(ステップS5)。
一方、撮影を終了する場合は(ステップS7のY)、マルチメディア文書ファイルを配信して処理を終了する(ステップS8:文書配信手段)。マルチメディア文書ファイルの配信は、メディアMにマルチメディア文書ファイルを記憶して配信したり、ネットワーク経由でWeb上にアップロードしたり、E-mailに添付して送信することにより行われる。
[3−1.マルチメディア文書更新配信処理]
図7は、マルチメディア文書更新配信処理の流れを示すフローチャートである。マルチメディア文書更新配信処理は、撮影モード設定キー34により撮影モード設定部19がマルチメディア文書更新配信モードに設定されることによりマルチメディア文書ファイルの検索が宣言されると(ステップS11のY)、デジタルカメラBのフレームメモリ15もしくは外部記憶部18内のメディアMに保存されているマルチメディア文書ファイルの検索を行う(ステップS12)。
デジタルカメラBのフレームメモリ15もしくは外部記憶部18内のメディアMに保存されているマルチメディア文書ファイルがある場合には(ステップS13のY)、その一覧を表示部17に表示する(ステップS14)。図8は、一覧表示されたマルチメディア文書ファイルのタイトルを例示的に示す正面図である。
このように表示部17にマルチメディア文書ファイルが一覧表示されている状態で、操作者によりタッチパネル27を介して所望のマルチメディア文書ファイルが選択されると(ステップS15のY)、撮影項目を表示部17に表示して設定する(ステップS16)。図9は、一覧表示された撮影項目を例示的に示す正面図である。このような撮影項目は、Exifファイルであるマルチメディア文書ファイルに情報がある場合には、そこから情報を抽出して表示する。マルチメディア文書ファイルに情報がない場合には、HTML文書のsrcタグからファイル名を抽出して表示する。
一方、デジタルカメラBのフレームメモリ15もしくは外部記憶部18内のメディアMに保存されているマルチメディア文書ファイルがない場合や(ステップS13のN)、マルチメディア文書ファイルの選択をキャンセルする場合には(ステップS17のY)、そのまま処理を終了する。
このようにして撮影項目や撮影条件などの設定が終了すると撮影モード設定部19が撮影モードに移行し、ユーザによるシャッタ32の操作による画像、動画、音声などのマルチメディア情報の取得、ユーザによる決定キー37による所望の画像、動画、音声などのマルチメディア情報の確定を許容する。
このようにして画像、動画、音声などのマルチメディア情報が取得されると(ステップS18)、このマルチメディア情報を用いてステップS15で選択したマルチメディア文書ファイルを更新する文書更新処理が実行される(ステップS19)。
文書更新処理の終了後、続けて撮影する場合は(ステップS20のN)、再び撮影項目や撮影条件などを設定し(ステップS16)、画像、動画、音声などのマルチメディア情報の取得に待機する(ステップS18)。
一方、撮影を終了する場合は(ステップS20のY)、マルチメディア文書ファイルを配信して処理を終了する(ステップS21)。マルチメディア文書ファイルの配信は、メディアMにマルチメディア文書ファイルを記憶して配信したり、ネットワーク経由でWeb上にアップロードしたり、E-mailに添付して送信することにより行われる。
このように、デジタルカメラB内のマルチメディア文書ファイルを表示部17に一覧表示させ(図9参照)、配信するマルチメディア文書ファイルを操作者に指定させ、配信の指示を受けた場合には、関連するデータをまとめて転送することで、HTML文書のような要素がばらばらになる文書も一元的に扱うことが可能である。なお、撮影したデータを選択してそのデータのみを転送するモードももちろん用意する。
本実施の形態によれば、マルチメディア文書ファイルを作成していくに当たって、一度作成したマルチメディア文書ファイルを作成しなおしたり、内容を更新したり、途中経過を公開しつつマルチメディア文書ファイルを作成していったりということも可能である。つまり、Web上に公開しているマルチメディア文書ファイルをデジタルカメラBで取得し、撮影しなおし、再びWeb上で公開するといったことも容易にできる。本実施の形態によれば、Web上で公開している文書の形式(この場合ではHTML)とデジタルカメラB内での文書形式が同じなため、例えばユーザがPC上で体裁を整えたりすることなく、そのまま、WebとデジタルカメラBをシームレスにマルチメディア文書ファイルを行き来させ、文書の更新を行うことが可能である。
また、このような場合には、URL(Uniform Resource Locator)を基本情報としてマルチメディア文書ファイルと撮影データを文書管理手段により一元管理することが可能である。HTMLにおいてリンクを指定する場合は、絶対パスか相対パスのいずれかであるので、文書公開URLとパスから判断し、文書公開URLを基本のURLとして他の文書要素も関連付けて管理することが可能である。
さらに、MHTML(MIME Encapsulation of Aggregate HTML)というファイル形式で一元的にファイル群を管理するという手段もある。MHTML形式は、“Encapsulation”(カプセル化)という言葉が示すように、画像ファイルなどを使用したHTMLメールやWebページで、1ページ分の関連ファイルをすべて1つのファイルに埋め込むことができるようにしたものである。このようなMHTML形式を用いれば、マルチメディア文書ファイルと撮影データとを1つのファイルとして扱えるため、管理が容易になる。
ここに、マルチメディア文書ファイルを用いて操作者にマルチメディア情報を指示するとともに、同じマルチメディア文書ファイルが提出文書になることで、操作者に対して直感的なマルチメディア情報の取得の指示を行わせることができるとともに、マルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルを用いて画像入力装置内で文書生成や文書更新を行って即座にWeb上へのアップロードなどを行うことができるので、シームレスにマルチメディア文書ファイルの生成を行うことが可能になる。
次に、本発明の第二の実施の形態を図10ないし図16に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態において説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略する。
本実施の形態は、カプセル化文書を格納したメディアMをデジタルカメラBの外部記憶部18に装着し、デジタルカメラBのCPUに当該カプセル化文書内のプログラムを実行させるようにしたものである。
ここで、カプセル化文書について図10を参照して簡単に説明する。図10に示すように、カプセル化文書は、文書ファイル、画像ファイル、動画ファイルなどのコンテンツとともにそれらを閲覧するための文書ビューワプログラム、画像ビューワプログラム、動画ビューワプログラムが一つのファイルになっており、文書構造を構造ファイルで定義する構造になっている。すなわち、コンテンツ(文書ファイル、画像ファイル、動画ファイル)とともにそのコンテンツを閲覧するためのプログラム(文書ビューワプログラム、画像ビューワプログラム、動画ビューワプログラム)を文書中に含む構造になっているので、環境を問わずにどこでも閲覧できるという特長を持つ(例えば、特開2003−015941公報参照)。各ビューワは、Java(登録商標)で実装することにより、アプレットとして動作させ、ブラウザで閲覧することも可能である。カプセル化文書の形式上、文書を1つのファイルとして扱えるため、HTML文書の場合に問題になる文書要素がばらばらになるという問題も生じない。また、図10に示した構造では、各ビューワを用意しているが、これらは必ずしも必要なものではない。逆に、単なるビューワに限らず、文書に通信機能を持たせるような機能拡張も可能である。
ここで、文書を定義する構造ファイルについて詳述する。この構造ファイルのフォーマットはXML(eXtensible Markup Language)である。例えば、図11に示したようなレイアウトの構造ファイルは、図12に示すようなXML文書で表すことができる。この構造ファイルをデジタルカメラB内のプログラムが解釈することにより、図9に示したような撮影項目をデジタルカメラBの表示部17に表示することができる。より具体的には、図12中のimageタグやmovieタグをプログラムが読むと、その属性値などから、撮影の対象や撮影方法などを指示することが可能になる。
このようにXMLはプログラムが処理するのに適したフォーマットであるため、この構造ファイルを用いると、いろいろな設定が容易にできる。つまり、前述したExifファイルに設定情報を埋め込むように、XML文書(構造ファイル)に記述することも可能である。例えば図12中のcomment属性は、被写体に関する情報である。XML文書に記述することによって、プログラムは容易に内容を取得することができるため、自動設定も容易である。
ところで、XMLは、図12に示すようにtextやimage、movieタグの属性としてレイアウト情報を設定することができ、XMLにより文書レイアウトが記述されているため、他文書フォーマットへの変換も行うことができる。例えば、HTMLやSVG(Scalable Vector Graphics)、PDF(Portable Document Format)などは仕様が公開されているためXML文書のレイアウト情報、撮影したコンテンツを利用しての作成が可能である。
ここで、図13はフォーマット変換処理の流れを概略的に示すフローチャートである。カプセル化文書の構造ファイルに基づく文書一覧(図6参照)を表示部17に表示し(ステップS31)、この文書一覧から操作者によりタッチパネル27を介して所望の文書が選択されると(ステップS32のY)、表示部17に機能選択画面を表示する(ステップS33)。図14は、機能選択画面を例示的に示す正面図である。図14に示すように、機能選択画面には、文書に対する指示が一覧表示される。
この表示部17に表示された機能選択画面から操作者によりタッチパネル27を介して「文書変換」が選択されると(ステップS34のY)、表示部17にフォーマット選択画面を表示する(ステップS35)。図15は、フォーマット選択画面を例示的に示す正面図である。
なお、機能選択画面から操作者によりタッチパネル27を介して「文書変換」以外が選択されると(ステップS34のN、ステップS41のN)、他の機能動作を実行し、機能選択画面から操作者によりタッチパネル27を介して「キャンセル」が選択されると(ステップS41のY)、ステップS31に戻る。
この表示部17に表示されたフォーマット選択画面から操作者によりタッチパネル27を介して所望のフォーマットが選択されると(ステップS36のY)、選択されたフォーマットに変換するフォーマット変換処理を実行する(ステップS37:フォーマット変換手段)。
ここで、フォーマット変換処理について詳述する。図16は、フォーマット変換処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図16に示すように、操作者によって選択された文書のXML文書を読み込み(ステップS51)、レイアウト情報とコンテンツ情報を取得する(ステップS52)。次に、必要なコンテンツのコピーを行い(メモリ不足時はコピーしないオプションも用意)、該当するフォーマットのテンプレートとコンテンツを用いて文書を生成する(ステップS53〜S55)。
ステップS37のフォーマット変換処理によりフォーマット変換された文書は、デジタルカメラBのフレームメモリ15もしくは外部記憶部18内のメディアMに保存され(ステップS38)、配信の必要がある場合には(ステップS39のY)、マルチメディア文書ファイルを配信して処理を終了する(ステップS40)。マルチメディア文書ファイルの配信は、メディアMにマルチメディア文書ファイルを記憶して配信したり、ネットワーク経由でWeb上にアップロードしたり、E-mailに添付して送信することにより行われる。
このように、操作者が所望の文書フォーマットを選択できることによって、文書を提出する際の利便性が増す。
なお、本実施の形態においては、XML文書を前提として述べたが、HTML文書でもそのレイアウト情報は取得できるため、上記のように他文書への変換を行うことができる。また、E-mailの添付ファイルで送信するにはMHTMLが適しており、文書提出用にはPDFが適しているように、用途に合わせた文書フォーマットの変換を自動的に行うことも可能である。さらに、操作者が自分の用途に合わせて一度設定すると、次回からはE-mail添付の時にはPDFというように、その設定したフォーマットに自動的に変換するようにするのも可能である。
また、図12に示したようなカプセル化文書の構造ファイルには、authorタグに作成者の名前が記述されている。この情報を読み取って撮影した画像(Exifファイル)に入力したり(情報抽出手段、情報埋め込み手段)、電子透かしとして埋め込む情報埋め込み手段を用意して情報を埋め込むことができる。なお、電子透かしを埋め込む情報埋め込み手段は、周知技術を利用することができるので、ここでの説明は省略する。このように作成者の名前を電子透かしとして埋め込むことにより、コンテンツの保護も行うことができる。なお、電子透かしを抽出する情報抽出手段は、文書を取得し、撮影指示を行う際に実現できるのでそちらで兼ねても問題ない。したがって、撮影ごとに情報抽出を行っているが、最初に文書を読み込んだ時点で情報を抽出しておいても良い。
ここに、閲覧プログラムも含めてカプセル化することによって、マルチメディア情報とマルチメディア文書ファイルとを一元的に扱えるようにし、操作者のマルチメディア文書ファイルの扱いを容易にすることが可能になるとともに、環境を問わずにそのマルチメディア文書ファイルを閲覧することが可能になる。
なお、デジタルカメラBにおいて画像、動画、音声などのマルチメディア情報を編集できる編集手段を備えるようにしても良い。通常、画像はデジタルカメラBの表示部17で確認し、問題があれば即座にその場で撮り直しが可能であるが、撮り直しせずにコントラストだけを調整したりしたい場合もある。また、動画や音声は、ある程度長い時間を記録するため、実際に使用する箇所をそこから抜粋したい場合が多い。そこで、これらの撮影データを編集する手段を用意する。操作者が編集しようとするデータが画像の場合は、編集メニューで「明るさ」、「コントラスト」、「色調整」、「フォーマット変換」などを用意する。また、撮影データが動画や音声だった場合は、再生させながらユーザに対して「開始点」と「終了点」を指定させるようにする。また、「圧縮」や「フォーマット変換」などの機能を追加しても良い。
また、画像、動画、音声などのマルチメディア情報の編集のみでなく、デジタルカメラB内でマルチメディア文書ファイル自体を編集することができる文書編集手段を備えるようにしても良い。例えば、図8に示したような表示部17に表示された文書選択画面からマルチメディア文書ファイルを選択し、図14に示したような文書に対する指示が一覧表示された機能選択画面を表示部17に表示させる。この機能選択画面から操作者によりタッチパネル27を介して「文書編集」が選択されると、編集モードで表示部17に文書が表示されるので、表示部17上をタッチパネル27を介してポイントして画像の大きさを調整したり、マイク29からの入力される音声により音声認識を行ってテキスト化したり、タッチパネル27を利用して文字認識を行うことによりテキスト入力することにより、文書の編集が可能である。また、別途キーボード(図示せず)を用意(付加)して文書の編集を行えるようにしても良い。
本発明の第一の実施の形態のシステムを示す概略構成図である。 コンピュータのハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 デジタルカメラのハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 その外観構成を示す概略斜視図である。 Exifファイル形式を示す説明図である。 マルチメディア文書配信処理の流れを示すフローチャートである。 マルチメディア文書更新配信処理の流れを示すフローチャートである。 一覧表示されたマルチメディア文書ファイルのタイトルを例示的に示す正面図である。 一覧表示された撮影項目を例示的に示す正面図である。 本発明の第二の実施の形態のカプセル化文書のデータ構造を示す模式図である。 文書レイアウトの一例を示す説明図である。 図11に示す文書レイアウトをXML文書で表した説明図である。 フォーマット変換処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 機能選択画面を例示的に示す正面図である。 フォーマット選択画面を例示的に示す正面図である。 フォーマット変換処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
A 情報処理装置
B 画像入力装置

Claims (17)

  1. マルチメディア情報を取得するマルチメディア情報取得手段と、
    マルチメディア文書ファイルを取得する文書取得手段と、
    この文書取得手段により取得したマルチメディア文書ファイルに関する所定のマルチメディア情報について、前記マルチメディア情報取得手段による取得を指示する情報取得指示手段と、
    この情報取得指示手段の指示に応じて取得された前記マルチメディア情報を用いて、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルを作成更新する文書作成更新手段と、
    この文書作成更新手段により作成更新した前記マルチメディア文書ファイルを配信する文書配信手段と、
    を備える画像入力装置。
  2. 前記マルチメディア情報取得手段により取得した前記マルチメディア情報、若しくは、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイル、または、前記文書作成更新手段により作成更新した前記マルチメディア文書ファイルを再生する再生手段を備える、
    請求項1記載の画像入力装置。
  3. 前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを一元的に管理する文書管理手段を備える、
    請求項1または2記載の画像入力装置。
  4. 前記文書管理手段は、前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを単一ファイルにカプセル化することで一元的に扱う、
    請求項3記載の画像入力装置。
  5. 前記文書管理手段は、前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとこれらの前記マルチメディア情報及び前記マルチメディア文書ファイルを閲覧するプログラムとを単一ファイルにカプセル化する、
    請求項4記載の画像入力装置。
  6. 前記文書管理手段は、URL(Uniform Resource Locator)を用いて前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを一元的に扱う、
    請求項3記載の画像入力装置。
  7. 前記文書管理手段は、MHTML(MIME Encapsulation of Aggregate HTML)形式を用いて前記マルチメディア情報と前記マルチメディア文書ファイルとを一元的に扱う、
    請求項3記載の画像入力装置。
  8. 前記情報取得指示手段は、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルに格納されているマルチメディア情報項目を取得し、このマルチメディア情報項目を表示部に表示させる、
    請求項1ないし7のいずれか一記載の画像入力装置。
  9. 前記情報取得指示手段は、前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルに格納されている情報取得条件を取得して、前記マルチメディア情報取得手段による前記マルチメディア情報の取得に際して当該情報取得条件を設定する、
    請求項1ないし8のいずれか一記載の画像入力装置。
  10. 前記マルチメディア情報取得手段により取得した前記マルチメディア情報を編集する編集手段を備える、
    請求項1ないし9のいずれか一記載の画像入力装置。
  11. 前記文書取得手段により取得した前記マルチメディア文書ファイルを編集する文書編集手段を備える、
    請求項1ないし10のいずれか一記載の画像入力装置。
  12. 前記文書作成更新手段により作成更新した前記マルチメディア文書ファイルを別の文書フォーマットに変換するフォーマット変換手段を備える
    請求項1ないし11のいずれか一記載の画像入力装置。
  13. 前記フォーマット変換手段は、前記マルチメディア文書ファイルの保存・配布方法にあわせてフォーマットを変換する、
    請求項12記載の画像入力装置。
  14. 前記マルチメディア文書ファイルに格納されている作成者情報を抽出する情報抽出手段と、
    この情報抽出手段により抽出した前記作成者情報を、前記マルチメディア情報取得手段により取得した前記マルチメディア情報に埋め込む情報埋め込み手段と、
    を備える、
    請求項1ないし13のいずれか一記載の画像入力装置。
  15. 前記情報埋め込み手段は、電子透かしを用いる、
    請求項14記載の画像入力装置。
  16. マルチメディア情報を挿入する部分に関して、ファイル名のみをセットし、もしくは、仮ファイルを用意したマルチメディア文書ファイルを生成する文書ファイル生成手段を備える情報処理装置。
  17. 前記仮ファイルには、マルチメディア情報項目や情報取得条件などの撮影指示情報を保持している
    請求項16記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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