JP2005091266A - スパングルサイズ測定装置 - Google Patents

スパングルサイズ測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005091266A
JP2005091266A JP2003327679A JP2003327679A JP2005091266A JP 2005091266 A JP2005091266 A JP 2005091266A JP 2003327679 A JP2003327679 A JP 2003327679A JP 2003327679 A JP2003327679 A JP 2003327679A JP 2005091266 A JP2005091266 A JP 2005091266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel strip
plated steel
line
spangle
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003327679A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Hirose
幸三 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP2003327679A priority Critical patent/JP2005091266A/ja
Publication of JP2005091266A publication Critical patent/JP2005091266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

【課題】 連続溶融めっきラインを走行しているめっき鋼帯6の表面に生成したスパングルのサイズを高精度でオンライン測定する。
【解決手段】 スパングルサイズ測定装置40は、連続溶融めっきラインの冷却帯30と調質圧延機9との間に配置され、めっき鋼帯6の幅方向全域を照射する光源41と、光源41から出射されめっき鋼帯6の表面で反射した光を受光するため、めっき鋼帯6の幅方向に沿って配置された複数個のCCDカメラ42と、光源41近傍のパスラインに沿って配置された速度計45と、CCDカメラ42からの画像情報及び速度計45からのラインスピードが入力される制御盤43と、ラインスピードに同期して画像処理する演算器44とを備えている。ラインスピードの速度成分を打ち消した画像情報からスパングルサイズが演算されるので、スパングルサイズが高精度でオンライン測定できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、溶融めっき層に生じるスパングルのサイズをオンラインで測定する装置に関する。
めっき鋼板の製造には、生産性の高い連続溶融めっきラインが採用されている。
連続溶融めっきラインは、被めっき鋼帯1を加熱炉2で還元焼鈍した後、スナウト3を介して溶融めっき浴4に送り込み、シンクロール5を周回させて溶融めっき浴4から引き上げている(図1)。被めっき鋼帯1に随伴して溶融めっき浴4から持ち上げられた過剰の溶融めっき金属をガスワイピング等のめっき付着量調整装置(図示せず)で除去した後、単数又は複数段に配置されている冷却帯10,20,30にめっき鋼帯6を通板し、デフレクタロール7で偏向させて下工程に向けて搬送する。
冷却帯10は、流量調整弁11で流量が調整された冷風をブロア12で表面用冷却ボックス13,裏面用冷却ボックス14に送り込み、冷却ボックス13,14のノズルから冷風をめっき鋼帯6の表裏両面に吹き付けている。後段の冷却帯20,30も初段冷却帯10と同一構成にしても良いが、表裏両面の冷却速度を個別に制御する方式も採用される。個別制御する場合、ブロア22,32から送り込まれた冷風を表面用,裏面用に分流させた後で、表面用流量調整弁21f,31f及び裏面用流量調整弁21b,31bで流量を調節して表面用冷却ボックス23,33及び裏面用冷却ボックス24,34に送り込み、めっき鋼帯6の表裏両面をそれぞれ所定流量の冷風で冷却する。
下工程に送られためっき鋼帯6は、水槽8に浸漬・通板された後に調質圧延機9(図2)で軽圧下することにより表面調整される。調質圧延されためっき鋼帯6の表面にスパングル模様が観察される。スパングル模様は、溶融めっき浴4から引き上げた被めっき鋼帯1に付着している溶融めっき金属が凝固・冷却して溶融めっき層となるまでの冷却条件に応じて変わり、一般的には急冷却でスパングルサイズが小さく、緩冷却でスパングルサイズが大きくなる。溶融めっき鋼板の用途に応じて異なるスパングルサイズが要求されるため、冷却条件の制御によって必要サイズのスパングル模様を発現させている。
冷却条件の制御は、調質圧延機9を通過しためっき鋼帯6の表面に発現したスパングルを観察し、観察結果のスパングルサイズを基準値と比較し、比較結果に基づいてブロア12,22,32から送り込む冷風の流量を調節する方法が一般的である。しかし、この方法では、スパングルが軽圧下の影響を受けており、溶融めっきで生じたスパングルのサイズを正確に表すものとはいい難く、結果として制御精度も低い。そこで、めっき鋼帯6の表面に生じているスパングルをオンラインで直接観察し、観察結果をスパングルサイズの制御に利用する方法が提案されている(特許文献1,2)。
特開平10-237611号公報 特開平11-310862号公報
スパングルのオンライン観察には反射光の強弱を検出する測定器が使用されているが、連続溶融めっきラインを走行するめっき鋼帯6は、目標めっき付着量等に応じてラインスピードが80〜200m/分と大きく変動する。一つのコイルから送り出された被めっき鋼帯1を連続的に溶融めっきしている中間段階でラインスピードを変更する場合もある。
単位時間当りに検出されたCCDカメラの画像信号からスパングルサイズを割り出す従来の測定器では、CCDカメラで捕らえられる鋼帯の画像面積がラインスピードの影響を受け、スパングルサイズの高精度検出が困難である。具体的には、ラインスピードが遅いときには鋼帯画像面積が小さいのでスパングルサイズが実際値より大きく算出され、ラインスピードの上昇に伴って鋼帯画像面積が増加しスパングルサイズが小さく算出される傾向にある。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、CCDカメラで観察されためっき鋼帯表面の画像処理をラインスピードに同期させることにより、CCDカメラで捕捉される鋼帯画像面積に及ぼすラインスピードの影響を打ち消し、スパングルサイズを高精度にオンライン測定することを目的とする。
本発明では、連続溶融めっきラインを走行するめっき鋼帯が送り込まれる冷却帯と調質圧延機との間にスパングルサイズ測定装置を配置している。スパングルサイズ測定装置は、めっき鋼帯の幅方向全域を照射する光源,光源から出射され鋼帯表面で反射した光を受光するCCDカメラ,光源近傍のパスラインに沿って配置された速度計,CCDカメラからの画像情報及び速度計からのラインスピードが入力される制御盤,ラインスピードに同期して画像処理する演算器とを備えている。CCDカメラは、めっき鋼帯の表面全域を観察するように、めっき鋼帯の幅方向に沿って複数個配置されている。ラインスピードの速度成分を打ち消した画像情報からスパングルサイズが演算される。
連続走行しているめっき鋼帯6の表面をCCDカメラで観察するとき、CCDカメラで捕捉される一定の面積をS,ラインスピードをVとすると、単位時間TにS×V×Tの面積が観察対象になる。面積S×V×Tを鋼帯観察視野Aで観察し、鋼帯観察視野Aに現れている面積S×V×Tを画像処理し反射光の強弱からスパングルサイズを演算しようとすると、演算結果は当然にラインスピードVの影響を受ける。
本発明では、面積S×V×Tの画像処理に際し速度成分Vが除去されるように、画像処理をラインスピードVに同期させる。ラインスピードVとの同期は鋼帯観察視野面積S×V×TをラインスピードVで除することを意味し、スパングルサイズの算出結果に及ぼすラインスピードVの影響が排除される。
速度成分Vを除去した画像処理結果は、めっき鋼帯6の長手方向に沿った一定面積が観察対象であることを示す。一定面積に現れている反射光の強弱はスパングルサイズを正確に表す指標であり、結果としてスパングルサイズを高精度でオンライン測定できる。
スパングルサイズ測定装置40は、水槽8と調質圧延機9との間のパスラインに配置されている(図2)。スパングルサイズ測定装置40の設置個所は水槽8と調質圧延機9との間に限らず、冷却帯30から調質圧延機9までの何れの位置にスパングルサイズ測定装置40を配置しても良い。スパングルサイズ測定装置40は、めっき鋼帯6の表面を照射する光源41を備えている。光源41としては、めっき鋼帯6の幅以上の長さをもつ長尺の高周波蛍光灯が好ましい。光源41から出射された光は、めっき鋼帯6の表面で反射し、CCDカメラ42で受光される。CCDカメラ42は、めっき鋼帯6の幅方向全域を観察できるようにめっき鋼帯6の幅方向に沿って複数個配置することが好ましい。
CCDカメラ42の観察結果は、制御盤43を経て画像情報として演算器44に出力される。制御盤43には、速度計45で測定しためっき鋼帯6のラインスピードも入力され、CCDカメラ42からの画像情報と共に演算器44に出力される。演算器44では、速度計45から送られてきたラインスピード測定値を参照しながら、CCDカメラ42からの画像情報をラインスピードVと同期させて画像処理する。
CCDカメラ42は、一定周期Tで一定面積Sを画像信号として捕らえることができる。連続的走行しているめっき鋼帯6の画像をCCDカメラ42で捕捉すると、鋼帯観察視野Aの面積がS×V×tとなりラインスピードVの影響を受ける。しかし、周期TをラインスピードVと同期させると、ラインスピードVの信号が除去され、一定面積の鋼帯観察視野Aが捕捉される。
画像処理された画像情報を標準サンプルと比較し、ラインを走行しているめっき鋼帯6のスパングルサイズを算出する。ラインスピードVと同期してCCDカメラ42で捕捉した鋼帯観察視野Aは常に一定の面積であるので、該一定面積内のスパングルを画像処理することによってスパングルサイズが算出される。
具体的には、スパングルサイズ演算器44に保存されたデータを解析用演算器46に出力し、一定面積内のスパングル画像の明暗を強調し、明度を垂直軸として単位面積当りの三次元マップ(図3)を作成する。明度レベルの中間ポイントで三次元マップをカットし、明暗画像(図4)として解析用演算器46に取り込み、切断面積を積算する。積算値をスパングルサイズに相関させる(図5)ことにより、スパングルサイズを測定する。
以上の方法で測定されたスパングルサイズは、ラインスピードの影響が排除され、しかも調質圧延機9で軽圧下される前の値である。そのため、連続溶融めっきラインを走行しているめっき鋼帯表面に生成したスパングルを正確に表す指標として、操業条件の制御に有用な因子として使用される。
以上に説明したように、本発明によるとき、ラインスピードの如何に拘らず常に同じ面積の溶融めっき層が測定対象となるのでスパングルサイズの高精度なオンライン測定が可能となる。測定されたスパングルサイズに基づいて操業条件を制御すると、ニーズに合ったスパングルをもつ溶融めっき鋼帯が歩留良く製造される。
連続溶融めっきラインの主要部を示す概略図 スパングルサイズ測定装置を組み込んだ連続溶融めっきラインの概略図 スパングル画像の明暗を強調して作成した三次元マップ スパングルの三次元マップを明暗レベルの中間ポイントでカットして得られる明暗画像 切断面積の積算値からスパングルサイズの算出に使用する相関図の一例
符号の説明
1:被めっき鋼帯 2:加熱炉 3:スナウト 4:溶融めっき浴 5:シンクロール 6:めっき鋼帯 7:デフレクタロール 8:水槽 9:調質圧延機
40:スパングルサイズ測定装置 41:光源 42:CCDカメラ 43:制御盤 44:演算器 45:速度計 46:解析用演算器

Claims (1)

  1. 連続溶融めっきラインを走行するめっき鋼帯が送り込まれる冷却帯と調質圧延機との間に配置され、めっき鋼帯の幅方向全域を照射する光源と、光源から出射されめっき鋼帯の表面で反射した光を受光するため、めっき鋼帯の幅方向に沿って配置された複数個のCCDカメラと、光源近傍のパスラインに沿って配置された速度計と、CCDカメラからの画像情報及び速度計からのラインスピードが入力される制御盤と、ラインスピードに同期して画像処理する演算器とを備え、ラインスピードの速度成分を打ち消した画像情報からスパングルサイズを演算することを特徴とするスパングルサイズ測定装置。
JP2003327679A 2003-09-19 2003-09-19 スパングルサイズ測定装置 Pending JP2005091266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327679A JP2005091266A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 スパングルサイズ測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327679A JP2005091266A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 スパングルサイズ測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005091266A true JP2005091266A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34457478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003327679A Pending JP2005091266A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 スパングルサイズ測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005091266A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540768A (ja) * 2007-09-25 2010-12-24 エー ビー ビー リサーチ リミテッド 細長い金属帯状片の安定化および視覚的監視のための装置および方法
CN102607504A (zh) * 2012-03-01 2012-07-25 首钢总公司 一种在线检测热镀锌板表面锌花尺寸的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540768A (ja) * 2007-09-25 2010-12-24 エー ビー ビー リサーチ リミテッド 細長い金属帯状片の安定化および視覚的監視のための装置および方法
CN102607504A (zh) * 2012-03-01 2012-07-25 首钢总公司 一种在线检测热镀锌板表面锌花尺寸的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2334984T3 (es) Procedimiento de caracterizacion en linea de una superficie en movimiento y dispositivo para su puesta en practica.
EP2207908B1 (en) A device and a method for stabilization and visual monitoring of an elongated metallic strip
JP2018529845A (ja) 厚さが連続的に変化するストリップ材料のための溶融亜鉛めっき層厚さ制御システムおよび方法
EP3561442B1 (en) Strip edge detection device and strip edge detection method
JP4299619B2 (ja) スパングルサイズ制御システム
JP2005091266A (ja) スパングルサイズ測定装置
CN107541737A (zh) 提高带钢表面酸洗质量的方法
US11685984B2 (en) Method for controlling a coating weight uniformity in industrial galvanizing lines
JP2003105515A (ja) 鋼板形状矯正装置及び方法
JPH0770727A (ja) ゼロスパングル亜鉛メッキ鋼板の製造法と装置
JP3233057B2 (ja) 溶融めっき鋼板のスパングルサイズの測定方法
JP2005281799A (ja) 渦流式センサの補正方法、溶融メッキの目付け量制御装置及び制御方法
JP2000199043A (ja) 鋼帯のめっき付着量修正方法と反り検出方法および矯正方法
JP2807156B2 (ja) 溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度制御方法
JPH09279323A (ja) 溶融めっき鋼板の幅方向目付量制御方法及び装置
KR100497082B1 (ko) 용융도금공정에 있어서 강판의 반곡방지 제어장치
JP7323809B2 (ja) 金属帯の反り測定方法および金属帯の製造方法
JP6768916B2 (ja) 板エッジ検出装置及び板エッジ検出方法
JP2019167574A (ja) 加熱炉でのスラブ温度モデルの修正方法、ならびにスラブ抽出温度制御方法および制御装置
KR101480876B1 (ko) 연속 소둔로의 수냉대에서 망간 산화물이 스트립에 부착되는 것을 방지하는 장치
JPH0978215A (ja) 溶融めっき鋼板のめっき付着量制御装置
JP2004205307A (ja) 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度測定方法
JP2000192214A (ja) めっき付着量測定装置
JPH03175342A (ja) 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度測定法
JP2004198193A (ja) 薄板形状測定装置、薄板形状制御装置及び鍍金薄板製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060808

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070411

A521 Written amendment

Effective date: 20070417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20070417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20080821

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02