JP2005091127A - 評価基板及びそれを用いた評価方法、回路基板 - Google Patents

評価基板及びそれを用いた評価方法、回路基板 Download PDF

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Abstract

【課題】 低コスト及び短納期で、高精度な評価が可能な高速光通信モジュール用評価基板及びそれを用いた評価方法、回路基板を実現する。
【解決手段】 高速光通信モジュール用評価基板は、誘電体層1を有し、この誘電体層1の下面には、第1の接地導体2aが設けられている。一方、この誘電体層1の上面には、一端部の両側からこれと反対の他端部に向かって延び、且つ他端部において連接されたU字状の第2の接地導体2bが設けられている。この第1の接地導体2aと第2の接地導体2bとは、誘電体層1に設けた複数のビア5により電気的に接続されている。このU字状の第2の接地導体2bで囲まれた上面部分には、信号導体3が第2の接地導体2bと等距離をもって離間して設けられ、信号導体3及び第2の接地導体2bの一端部上には、突起部4がそれぞれ設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、評価基板及びそれを用いた評価方法、回路基板に係り、特に高速光通信モジュール用評価基板及びそれを用いた評価方法、回路基板に関する。
近年、光通信分野においては、通信情報量の増大化に対応するために高速化及び大容量化が進み、それと共に通信インフラのローコスト要求から、高速光通信モジュールの低価格化及び高速光通信モジュール用回路基板の小型化・多層化が進んでいる。
このため、最終出荷検査での高速光通信モジュールの高速電気信号及び光信号特性評価に加え、高価な半導体集積回路及び光作動素子を搭載した高速光通信モジュール用回路基板のモジュール製造途中工程での特性評価が重要になってきている。
この高速光通信モジュール製造途中工程での回路基板の評価には、評価基板を用いる方法や高速・高周波用同軸プローブを用いる方法等がある。
この種の評価基板を用いる方法としては、図9に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。図9は評価基板を示す断面図である。
図9に示すように、この特許文献1に開示された評価基板120は、ポリイミド樹脂等の樹脂材からなる第1及び第2の誘電体層101、102と、シリコーンゴムからなる緩衝層103と、絶縁フィルム104と、突起状の接触端子106と、緩衝層103及び絶縁フィルム104の間に設けられ、接触端子106から引き出された第1の導体105と、第1の誘電体層101の一端部に設けられ、第1の導体105と半田107により接続された第2の導体108と、第1の誘電体層101の上面に設けられ、第2の導体108に接続された端子109と、絶縁フィルムの第1の導体105を形成した対向面に、接触端子106と等距離に離間して形成された接地(グランド)用の第3の導体110から構成されている。
絶縁フィルム104及び第1の導体105は、その周辺部が第2の誘電体層102より外側に延長するように設けられ、第2の誘電体層102の外側で滑らかに折り曲げられている。そして、図示していないが評価対象の半導体集積回路或いは回路基板の端子に接触端子106を接触し、半導体集積回路或いは回路基板の端子から出力された信号は、第1の導体105、第2の導体108、端子109を介して評価装置に送信される。
なお、第3の導体110は、インピーダンス整合するために設けられたものであり、接触端子106及び端子109は、説明の簡略化のため一個づつしか図示していないが実際には複数個形成されている。
一方、高速・高周波用同軸プローブを用いる方法としては、高速光通信モジュール用回路基板の出力用信号線路及び接地導体に針あてする方法や同軸プローブの先端を出力用信号線路及び接地導体に半田付けし、同軸プローブを固定する方法が知られている。(非特許文献1参照)。
特開平10−239348号公報(頁16、図4) Candox Systems社"1.27mmピッチ小型同軸プローブ CP400−01"、[online]、[平成15年6月3日検索]、インターネット<URL;http://www.candox.co.jp/products/probe/cp400_01/cp400_01.html>
上述した評価基板を用いる方法においては、半導体集積回路或いは回路基板の端子から出力された信号は、第1の導体105、第2の導体108、端子109を介して評価装置に送信されるが、第1の導体105、第2の導体108、及び端子109は、周囲を接地導体等で取り囲まれていないので、高速・高周波領域でインピーダンスの乱れを抑制できず、例えばGbps以上の高速光通信モジュール及び回路基板の高精度を要求される特性評価に用いるのは困難である。
一方、上述した高速・高周波用同軸プローブを用いる方法においては、高速光通信モジュール用回路基板の出力用信号線路に針あてするためのプローブ先端(以後シグナルプローブと呼称する)は、接地(グランド)導体に接地するためのプローブ先端(以後グランドプローブと呼称する)とはプローブ内部のインピーダンスの乱れを抑制するように適切なピッチで配置され、同軸化されているので高速・高周波領域まで高精度に高速光通信モジュール用回路基板の特性を評価できる。
ところが、高速・高周波用同軸プローブは、評価基板に比べて数倍以上高価であり、高速光通信モジュール用回路基板の信号線路及び接地(グランド)導体の間隔に合わせてシグナルプローブ及びグランドプローブのピッチ間隔を変更した場合には、開発要素が加わり、更にコスト高となり、しかもラインアップ製品に比べ発注〜納入まで標準以上の期間を要する等の問題点を有している。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、低コスト及び短納期で、高精度な評価が可能な高速光通信モジュール用評価基板及びそれを用いた評価方法、回路基板を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の評価基板は、評価対象と電気的に接触して、電気特性評価をするための評価基板であって、誘電体層の第1主面に設けられた接地導体と、前記誘電体層の第1主面と対向する第2主面に設けられ、前記評価対象と電気的に接触するための信号導体と、前記信号導体の前記誘電体層に接する第1主面と対向する第2主面に設けられた突起部とを具備し、前記信号導体は、前記評価対象と前記突起部を介して電気的に接触されることを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために、本発明の一態様の評価方法は、誘電体層の第1主面に設けられた第1の接地導体と、前記誘電体層の第1主面と対向する第2主面に設けられた信号導体と、前記誘電体層の第2主面に前記信号導体と等距離をもって離間形成された第2の接地導体と、前記誘電体層に設けられて前記第1及び第2の接地導体を接続するビアと、前記信号導体及び第2の接地導体上にそれぞれ設けられた突起部とを有する評価基板を用いて、信号線路及び接地線路を有する回路基板の電気的特性を評価する評価方法であって、前記回路基板の信号線路及び前記接地線路と前記評価基板の前記信号導体及び前記第2の接地導体の突起部とをそれぞれ接触せる工程と、前記評価基板を用いて前記信号線路の出力信号の特性評価する工程とを具備することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために、本発明の一態様の回路基板は、評価基板の信号導体と電気的に接触されて、電気特性が評価される回路基板であって、誘電体層の第1主面に設けられ、出力信号を出力する信号線路と、前記誘電体層の第1主面に前記信号線路と等距離をもって離間形成された接地線路と、前記信号線路及び前記接地線路上にそれぞれ設けられた突起部とを具備し、前記信号線路は、前記評価基板の信号導体と前記突起部を介して電気的に接触されることを特徴とする。
本発明によれば、低コスト及び短納期で、高精度な評価が可能な高速光通信モジュール用評価基板及びそれを用いた評価方法、回路基板を提供することができる。
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る高速光通信モジュール用評価基板について、図面を参照して説明する。図1は、高速光通信モジュール用評価基板を示す斜視図、図2は図1のA−A線に沿う高速光通信モジュール用評価基板の断面図である。
図1に示すように、高速光通信モジュール用評価基板20は、比誘電率及び誘電正接の優れたガラスエポキシ樹脂、BT(ビスマレイド・トリアジン)レジン(R)、及びテフロン(R)等からなる誘電体層1を有する。この誘電体層1の下面(第1主面)全面には、第1の接地導体2aが設けられている。一方、この誘電体層1の上面(第2主面)には、一端部の両側から、これと反対の他端部に向かって延び、且つ他端部において連接されたU字状の第2の接地導体2bが設けられている。
この第1の接地導体2aと第2の接地導体2bとは、図2に示すように、誘電体層1に設けた複数のビア5により電気的に接続されている。また、このU字状の第2の接地導体2bで囲まれた誘電体1の上面部分には、信号導体3が第2の接地導体2bと等距離をもって離間形成されている。この第1の接地導体2a、第2の接地導体2b、及び信号導体3は、熱伝導度に優れた低抵抗の銅(Cu)からなる。なお、第1の接地導体2aを銅(Cu)の代わりにAu/Niメッキで形成してもよい。本実施例では、信号導体3と第2の接地導体2bの距離は、インピーダンス整合が取れるように最適化している。
そして、信号導体3及びその両側の第2の接地導体2bの一端部上には、突起部4が設けられている。この突起部4は、金(Au)メッキにより高さ20μmの円筒形に形成している。なお、この突起部4は、円筒形に限らず、角型、角錐型、半球型、或いは円錐型に形成してもよい。また、突起部4は、信号導体3及び信号導体3の両側に設けられた第2の接地導体2bにそれぞれ1個づつ設けているが、複数個設けてもよい。
第2の接地導体2bの他端部の両側には、評価基板20を高速信号評価装置に固定するための嵌合穴6が設けられている。また、信号導体3の他端部には、高速・高周波用同軸ケーブル10が設けられている。この同軸ケーブル10は、中心部に導体7が設けられ、この導体7の周囲には同軸的に誘電体層8を介して接地導体10が設けられており、この導体7は信号導体3に接続され、接地導体9は第2の接地導体2b上に半田等により固定されている。そして、この同軸ケーブル10により評価基板20からの信号を高速信号評価装置に伝達するようになっている。
次に、この評価基板20を用いて測定対象である10Gbps高速光通信モジュール用回路基板の評価方法について説明する。
図3は、10Gbps高速光通信モジュール用回路基板の評価方法を示す斜視図、図4は図3のB−B線に沿う断面図、図5は図3のC−C線に沿う断面図である。
図3に示すように、10Gbps高速光通信モジュール用回路基板30は、誘電体層1aの上面(第1主面)に10Gbps信号を伝送する平板の出力用信号線路13とこの両側に平板の接地線路2cが出力用信号線路13と平行して等距離をもって離間形成されている。ここで、説明の都合上、回路基板30の誘電体層1aの下面(第2主面)に設けられた誘電体層、信号線路、及び接地線路と、誘電体層1aの上面(第1主面)に設けられた出力用信号線路13及び接地線路2c以外の半導体装置、信号線路、及び接地線路については図示及び説明を省略する。
一方、評価基板20は、高速信号評価装置に次のようにして取り付けられる。すなわち、評価基板20を、その第1の接地導体2aを上向きにし、第2の接地導体2b及び信号導体3を下向きにして配置する。そして、図5に示すように、評価基板20の嵌合穴6及び高速信号評価装置の支持アーム12の嵌合穴16に、嵌合軸11をそれぞれ嵌合させて評価基板20を支持アーム12に固定し、同軸ケーブル10を高速信号評価装置に接続する。ここで、2本の支持アーム12は、水平に高速信号評価装置に取りつけられているので、評価基板20は、支持アーム12と平行に取りつけられる。このため、評価基板20と回路基板30は平行に対向配置することができる。
次に、図4に示すように、この評価基板20を下方に降下させて信号導体3上に設けられた突起部4を回路基板30の出力用信号線路13に、また第2の接地導体2b上に設けられた突起部4を接地線路2cにそれぞれ接触させる。 続いて、回路基板30の出力用信号線路13における10Gbps信号を、評価基板20を介して高速信号評価装置に伝送し、高速信号評価装置で出力振幅、tr(立ち上がり時間)、tf(立下り時間)、動作帯域等の高速・高周波特性を評価する。
上述したように、本実施例の高速光通信モジュール用評価基板では、高速光通信モジュール用回路基板の構造、材料、及び設計ルールを元にして、回路基板の作成時に同時に作成できるので、高速・高周波同軸ケーブルに比べて低コストで、且つ短納期で作成できる。
そして、円筒形で柔らかい金属の金(Au)を高速光通信モジュール用回路基板との接触に用いているので、回路基板との良好なコンタクトが得られ、半田付け等が不要なので繰り返し使用できる。
また、回路基板30における信号導体13からの信号を内部インピーダンスの乱れが少ない同軸ケーブル10に伝送しており、第2の接地導体2b及び信号導体3の間隔、幅及び厚さを変化させずに、突起部4の幅及び高さを調整することによりインピーダンス整合が図れるので、安定した高速・高周波特性を取得することができる。
そして、本実施例の回路基板の評価方法では、評価基板20が支持アーム12により、回路基板30と平行に設置され、評価基板20の信号導体3及び第2の接地導体2bに設けられた円筒型の突起部4と回路基板30の出力用信号線路13及び接地線路2cが平行にそれぞれ接触し、しかも突起部4が軟金属であるのので、評価基板20と回路基板30との接触が低抵抗で且つ安定した接触が得られる。そして、信号導体3からの10Gbps信号を信号導体3と接続する内部インピーダンスの乱れが少ない高速・高周波用同軸ケーブル10に伝送している。
従って、10Gbps高速光通信モジュールの製造工程途中段階の回路基板30であっても安定して高精度に高速・高周波特性を評価できる。
次に、本発明の実施例2に係る評価対象である高速光通信モジュール用回路基板について、図面を参照して説明する。図6は、高速光通信モジュール用回路基板を示す斜視図である。
本実施例では、回路基板の出力側以外の信号線路にも突起部を設け評価基板による特性評価を可能とし、合わせて突起部により信号線路のインピーダンス整合を図っている。
図6に示すように、高速光通信モジュール用回路基板30aでは、複数の誘電体層1を積層した積層基板50を有する。ここでは説明の都合上、積層基板50は、3層の誘電体層1b、1c、1dからなる場合を示す。
第1の誘電体層1bの下面(第1主面)には、接地導体2dが全面に設けられ、第1の誘電体層1bの上面(第2主面)には、第2の誘電体層1cが、第2の誘電体層1cの上面(第2主面)には、第3の誘電体層1dがそれぞれ設けられている。
この誘電体層1d上の中央部には、高速信号を処理するための半導体集積回路31が設けられている。半導体集積回路31の入力側には、高速信号を伝送する複数の信号線路13a、13b、13cが設けられ、信号線路13a、13b、13cの一端部には突起部4bが、また他端部には半導体集積回路31との接続を図るためのビア5aがそれぞれ設けられている。
半導体集積回路31の出力側には、半導体集積回路で処理された10Gbps信号を伝送する出力用信号線路13dが設けられている。そして、半導体集積回路31、信号線路13a、13b、13c、13dの周囲には、これらと等距離をもって離間された接地線路2eが設けられ、この接地線路2eは、複数のビア5cにより接地導体2dに接続されている。
出力用信号線路13dの一端部には、半導体集積回路31との接続を図るためのビア5bが設けられ、出力用信号線路13dの他端部及びこの出力用信号線路13dの他端部の両側に設けられた接地線路2eには突起部4bがそれぞれ設けられている。
なお、ビア5a、5bは、図示していないが積層基板50内に設けられた信号線路及び半導体集積回路31の下面に設けられたビア及び導体により半導体集積回路31に接続されている。
上述したように、本実施例の高速光通信モジュール用回路基板では、出力用信号線路13d及び接地線路2eに突起部4bを設けているので、突起部を設けていない通常の評価基板との良好なコンタクトが得られ、実施例1と同様に高速光通信モジュール用回路基板における出力側の高速・高周波特性を安定して正確に評価できる。
また、半導体集積回路31の入力側の信号線路13a、13b、13cにそれぞれ突起部4aを設けているので、突起部を設けていない通常の評価基板との良好なコンタクトが得られ、高速光通信モジュール用回路基板における入力側の高速・高周波特性を安定して正確に評価できる。
更に、信号線路13a、13b、13cに設けられた突起部4aの大きさ、高さを変化させることにより、信号線路13a、13b、13cの幅、長さを変更せずに信号線路13a、13b、13cの所望の特性インピーダンスが得られるので高速光通信モジュール用回路基板の設計自由度が向上し、高速光通信モジュール用回路基板の小型化が図れる。
次に、本発明の実施例3に係る評価対象である高速光通信モジュールの評価方法について、図面を参照して説明する。図7は、高速光通信モジュールの評価方法を示す斜視図、図8は図7のD−D線に沿う加圧部品で加圧された状態の高速光通信モジュール及び評価基板を示す断面図である。
図7に示すように、評価基板20aは、方形状の形状を有し、誘電体層1eの下面(第1主面)全面に第1の接地導体2fが設けられ、誘電体層1eの上面(第2主面)に平板の信号導体3a、3b、3c、3dが設けられ、この信号導体3a、3b、3c、3dと等距離で離間され、第1の接地導体2fと複数のビア5dで接続された第2の接地導体2gが設けられている。信号導体3a、3b、3c、3d上の一端部には、突起部4cがそれぞれ2個づつ設けられている。ここでは、突起部4cを2個づつ設けているが、1個づつ設けてもよい。
ここで、図示していないが評価基板20aには、図1と同様に導体信号部3a、3b、3c、3d上の他端部にそれぞれ同軸ケーブルの導体が接続され、同軸ケーブルの接地導体が評価基板20aの第2の接地導体2gにそれぞれ接続固定されている。そして複数の高速・高周波用同軸ケーブルは、高速光通信モジュール40を評価する高速信号評価装置に接続されている。
高速光通信モジュール40は、方形型の形状を有し、一側面に誘電体層1fで絶縁分離された平板の信号端子14a、14b、14c、14dが外方に突出されている。
加圧部品41は、絶縁性で方形型の形状を有し、高速光通信モジュール40と評価基板20aとを接触させるための部品である。
まず、図8に示すように、高速光通信モジュール40の信号端子14a、14b、14c、14dの直下に評価基板20aの信号導体3a、3b、3c、3dをそれぞれ向かい合うようにセットする。次に、加圧部品41を用いて高速光通信モジュール40の信号端子14a、14b、14c、14dを加圧することにより、高速光通信モジュール40の信号端子14a、14b、14c、14dと評価基板20aの信号導体3a、3b、3c、3d上に設けられた突起部4cとをそれぞれ接触する。
次に、高速信号評価装置から高速光通信モジュール40へ電源及び信号を入力し、高速光通信モジュール40の信号端子から高速信号を出力し、その出力信号を高速・高周波用同軸ケーブルから高速信号評価装置へ伝送し、高速信号評価装置で高速光通信モジュール40のエラーレート、ジッター、動作帯域、出力振幅等の高速・高周波特性を評価する。
上述したように、本実施例の高速光通信モジュールの評価方法では、評価基板20aの信号導体に設けられた突起部4cと高速光通信モジュール40の信号端子とを加圧部品41により加圧して接触させているので、評価基板20aと高速光通信モジュール40との接触が低抵抗になり、且つ安定した接触が得られる。そして、高速光通信モジュール40の出力信号を信号導体と接続する内部インピーダンスの乱れが少ない高速・高周波用同軸ケーブルに伝送している。
従って、高速光通信モジュール40の高速・高周波特性を安定して高精度に評価できる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更して実施してもよい。
例えば、評価基板は、信号導体の両側に等距離で離間された接地導体を設けた裏面接地導体付コプレーナ型伝送線路を用いているが、信号導体の両側に等距離で離間された接地導体を設けないマイクロストリップ型伝送線路を用いてもよい。
また、上記実施例2では、回路基板の出力用信号線路及び入力用信号線路にそれぞれ突起部を設けているが、出力用信号線路又は入力用信号線路の一方にのみ突起部を設けてもよい。
更に、高速・高周波モジュール用回路基板及びその評価基板としては、大容量ルータ、携帯電話基地局、交換機、ストレージ機器等にも適用できる。
本発明の実施例1に係る高速光通信モジュール用評価基板を示す斜視図。 図1のA−A線に沿う断面図。 本発明の実施例1に係る10Gbps高速光通信モジュール用回路基板の評価方法を示す斜視図。 図3のB−B線に沿う断面図。 図3のC−C線に沿う断面図。 本発明の実施例2に係る高速光通信モジュール用回路基板を示す斜視図。 本発明の実施例3に係る高速光通信モジュールの評価方法を示す斜視図。 図7のD−D線に沿う加圧部品で加圧された状態の高速光通信モジュール及び評価基板を示す断面図。 従来の評価基板を示す断面図。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、8、101、102 誘電体層
2a、2b、2c、2d、2f、2g、9 接地導体
2e 接地線路
3、3a、3b、3c、3d 信号導体
4、4a、4b、4c 突起部
5、5a、5b、5c、5d ビア
6、16 嵌合穴
7 105、108、110 導体
10 同軸ケーブル
11 嵌合軸
12 指示アーム
13 13a、13b、13c、13d 信号線路
14a、14b、14c、14d、109 信号端子
20、20a、120 評価基板
30、30a 回路基板
31 半導体集積回路
40 高速光通信モジュール
41 加圧部品
50 積層基板
103 緩衝層
104 絶縁フィルム
106 接触端子
107 半田

Claims (9)

  1. 評価対象と電気的に接触して、電気特性評価をするための評価基板であって、
    誘電体層の第1主面に設けられた接地導体と、
    前記誘電体層の第1主面と対向する第2主面に設けられ、前記評価対象と電気的に接触するための信号導体と、
    前記信号導体の前記誘電体層に接する第1主面と対向する第2主面に設けられた突起部と、
    を具備し、
    前記信号導体は、前記評価対象と前記突起部を介して電気的に接触されることを特徴とする評価基板。
  2. 評価対象と電気的に接触して、電気特性評価をするための評価基板であって、
    誘電体層の第1主面に設けられた第1の接地導体と、
    前記誘電体層の第1主面と対向する第2主面に設けられ、前記評価対象と電気的に接触するための信号導体と、
    前記誘電体層の第2主面に前記信号導体と等距離をもって離間形成され、且つ前記評価対象と電気的に接触するための第2の接地導体と、
    前記誘電体層に設けられて前記第1及び第2の接地導体を接続するビアと、
    前記導体信号部及び第2の接地導体上にそれぞれ設けられた突起部と、
    を具備し、
    前記信号導体及び前記第2の接地導体は、前記評価対象と前記突起部を介してそれぞれ電気的に接触されることを特徴とする評価基板。
  3. 評価対象と電気的に接触して、電気特性評価をするための評価基板であって、
    誘電体層の第1主面に設けられた第1の接地導体と、
    前記誘電体層の第1主面と対向する第2主面に設けられ、前記評価対象と電気的に接触するための信号導体と、
    前記誘電体層の第2主面に前記信号導体と等距離をもって離間形成され、且つ前記評価対象と電気的に接触するための第2の接地導体と、
    前記誘電体層に設けられて前記第1及び第2の接地導体を接続するビアと、
    前記信号導体及び第2の接地導体上の一端部にそれぞれ設けられた突起部と、
    中心部に設けられた導体とこの導体を電気的絶縁層を介して同軸的に囲撓する第3の接地導体を有し、且つ前記導体が前記信号導体の他端部に電気的接続され、前記第3の接地導体が前記第2の接地導体に電気的接続された同軸ケーブルと、
    を具備し、
    前記信号導体及び前記第2の接地導体は、前記評価対象と前記突起部を介してそれぞれ電気的に接触されることを特徴とする評価基板。
  4. 前記突起部の形状は、円筒形、角型、角錐型、半球型、又は円錐型であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の評価基板。
  5. 前記突起部は、複数個設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の評価基板。
  6. 誘電体層の第1主面に設けられた第1の接地導体と、前記誘電体層の第1主面と対向する第2主面に設けられた信号導体と、前記誘電体層の第2主面に前記信号導体と等距離をもって離間形成された第2の接地導体と、前記誘電体層に設けられて前記第1及び第2の接地導体を接続するビアと、前記信号導体及び第2の接地導体上にそれぞれ設けられた突起部とを有する評価基板を用いて、信号線路及び接地線路を有する回路基板の電気的特性を評価する評価方法であって、
    前記回路基板の信号線路及び前記接地線路と前記評価基板の前記信号導体及び前記第2の接地導体の突起部とをそれぞれ接触せる工程と、
    前記評価基板を用いて前記信号線路の出力信号の特性評価する工程と、
    を具備することを特徴とする評価方法。
  7. 誘電体層の第1主面に設けられた第1の接地導体と、前記誘電体層の第1主面と対向する第2主面に設けられた信号導体と、前記誘電体層の第2主面に前記信号導体と等距離をもって離間形成された第2の接地導体と、前記誘電体層に設けられて前記第1及び第2の接地導体を接続するビアと、前記信号導体及び前記第2の接地導体上にそれぞれ設けられた突起部とを有する評価基板を用いて、外囲器の外方に取出された信号端子及び接地端子を有する高速・高周波モジュールの電気的特性を評価する評価方法であって、
    前記高速・高周波モジュールの前記信号端子及び前記接地端子と前記評価基板の前記信号導体及び前記第2の接地導体の突起部とをそれぞれ接触させる工程と、
    前記高速・高周波モジュールの前記信号端子の出力信号を前記評価基板を用いて特性評価する工程と、
    を具備することを特徴とする評価方法。
  8. 評価基板の信号導体と電気的に接触されて、電気特性が評価される回路基板であって、
    誘電体層の第1主面に設けられ、出力信号を出力する信号線路と、
    前記誘電体層の第1主面に前記信号線路と等距離をもって離間形成された接地線路と、
    前記信号線路及び前記接地線路上にそれぞれ設けられた突起部と、
    を具備し、
    前記信号線路は、前記評価基板の信号導体と前記突起部を介して電気的に接触されることを特徴とする回路基板。
  9. 評価基板の信号導体と電気的に接触されて、電気特性が評価される回路基板であって、
    誘電体層の第1主面に設けられ、出力信号を外部へ出力する第1の信号線路と、
    前記誘電体層の第1主面に前記第1の信号線路と等距離をもって離間形成された接地線路と、
    前記第1の信号線路及び前記接地線路上にそれぞれ設けられた第1の突起部と、
    誘電体層の第1主面に設けられ、入力信号を入力する第2の信号線路と、
    前記第2の信号線路上に設けられた第2の突起部と、
    を具備し、
    前記第1の信号線路は、前記評価基板の信号導体と前記第1の突起部を介し、前記第2の信号線路は、前記評価基板の信号導体と前記第2の突起部を介してそれぞれ電気的に接触されることを特徴とする回路基板。
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