JP2005090883A - 熱交換器用フランジ及び熱交換器 - Google Patents

熱交換器用フランジ及び熱交換器 Download PDF

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Eishin Kameda
英信 亀田
Hiroyuki Yoshida
宏行 吉田
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Marelli Corp
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Abstract

【課題】熱交換器用フランジにおいて、一体ロウ付け時にねじ部がロウ材により埋まることがなく、またボルトの有効ねじ長さを確保して、他部品を確実に取り付けることを課題とする。
【解決手段】フランジ本体の厚み方向に貫通する少なくとも一つのねじ部13が形成された熱交換器用フランジ12において、ねじ部13のロウ付け面側に座ぐり部15を形成することにより、一体ロウ付け時に溶けたロウ材を座ぐり部15に留めて、ロウ材がねじ部13に流れ込むのを防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両等に用いられる熱交換器用フランジ(以下、適宜にフランジという)と、このフランジを備えた熱交換器に関する。
一般的な熱交換器においては、他部品との接続のためにソケットもしくはフランジが設けられている。このソケットもしくはフランジは、熱交換器本体のサイドプレートに組み付けられ、このサイドプレートとの間にニッケル等のロウ材を投入し、治具へ固定した後、真空炉中にて加熱することにより、熱交換器本体と一体ロウ付けにより接合される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−178386号公報
上記フランジには、他部品を取り付けるためのねじ穴が数カ所に設けられている。このねじ穴に形成されたねじ部(ねじ山)はフランジ本体を貫通しているため、上記のような一体ロウ付けを行うと、溶けたロウ材により、ねじ部のロウ付け面側が埋まってしまうことがあった。これを解決するため、ねじ部がフランジを貫通しないように形成したり、ねじ部を貫通させた場合には、ロウ材の流れ防止剤を塗布して、溶けたロウ材がねじ部に達しないようにする対策が採られていた。
しかしながら、ねじ部がフランジを貫通しないように形成した場合は、ねじの下穴を形成する深さを正確に抑制する必要があるため、作業の効率化を図ることが難しいものとなっていた。また、ボルトの有効ねじ長さをフランジの肉厚分だけ確保することができないため、他部品との接続強度が低下することになる。更に、ロウ材の流れ防止剤を塗布するようにした場合は、ねじ部に流れ防止剤を塗布する工程が必要となるため、加工工数が増加することになる。
この発明の目的は、一体ロウ付け時にねじ部がロウ材により埋まることがなく、またボルトの有効ねじ長さを確保して、他部品を確実に取り付けることができる熱交換器用フランジ及び熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、フランジ本体の厚み方向に貫通する少なくとも一つのねじ部が形成され、一体ロウ付けにより熱交換器コアのサイドプレートに接合される熱交換器用フランジにおいて、前記ねじ部のロウ付け面側に座ぐり部を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記熱交換器用フランジに形成された座ぐり部の直径を、前記ねじ部の直径よりも大きくすることを特徴とする。
請求項3の発明は、フランジ本体の厚み方向に貫通する少なくとも一つのねじ部が形成され、一体ロウ付けにより熱交換器コアのサイドプレートに接合される熱交換器用フランジを備えた熱交換器であって、前記熱交換器用フランジのねじ部のロウ付け面側、又は前記熱交換器コアのサイドプレートにおいて前記熱交換器用フランジのねじ部と接する面側のうち、少なくとも一方に座ぐり部が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3において、前記熱交換器コアのサイドプレートにおいて前記熱交換器用フランジのねじ部と接する面側に形成される座ぐり部の直径は、前記ねじ部の直径よりも大きいことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3において、前記熱交換器コアのサイドプレートにおいて前記熱交換器用フランジのねじ部と接する面側に形成される座ぐり部の直径は、前記熱交換器用フランジに形成される座ぐり部の直径よりも大きいことを特徴とする。
本発明に係わる熱交換器用フランジ及び熱交換器によれば、一体ロウ付け時に溶けたロウ材は座ぐり部に留まり、その隙間を充填することがないため、ねじ部がロウ材により埋まるのを防止することができる。また、ねじ部がフランジを貫通するように形成できるため、ボルトの有効ねじ長さをフランジの肉厚分だけ確保して、他部品との接続強度を向上させることができる。
以下、本発明に係わる熱交換器用フランジ及び熱交換器を実施するための最良の形態を示す実施例を図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施例においては、フランジ及びこれに関連する部分の構造について図示及び説明するものとし、熱交換器コアの詳細については説明を省略する。
図2は、熱交換器10の概略斜視図であり、各実施例に共通な構成を示している。図2に示すように、熱交換器コア11の最上面には、一体ロウ付けにより熱交換器コア11と接合されたフランジ12が設けられている。フランジ12の四隅には、ねじ部13が形成されており、図示しないボルトにより他部品と接続できるように構成されている。
図1は、実施例1の構成を示す部分断面図であり、図2のA−A断面に相当する。
フランジ12は熱交換器コア11のサイドプレート14上に配置され、フランジ12とサイドプレート14との間に投入された図示しないロウ材が加熱により溶融することによって、フランジ12とサイドプレート14が接合される。
本実施例において、フランジ12に形成されたねじ部13は、フランジ本体の厚み方向に貫通しており、且つ、ロウ付け面側に座ぐり部15が形成されている。座ぐり部15の深さは、フランジ12とサイドプレート14との間における一般的なロウ材の充填間隔以上とすることが必要であり、少なくとも0.1mm以上とすることが望ましい。
上記構成において、フランジ12とサイドプレート14との間に図示しないロウ材を投入し、真空炉中にて加熱すると、図示しないロウ材が溶けてフランジ12とサイドプレート14との隙間に流れ出る。このとき、ロウ材はねじ部13のロウ付け面側にも流れ出すことになるが、ロウ材は座ぐり部15の隙間(ロウ材の充填間隔以上の隙間)に溜まり、その隙間を充填することはないため、ロウ材のねじ部13への流れ込みを防止することができる。
図3は、実施例2の構成を示す部分断面図であり、図2のA−A断面に相当する。
本実施例において、フランジ22に形成されたねじ部23は、フランジ本体の厚み方向に貫通している。一方、フランジ22のねじ部23と対向するサイドプレート24側には座ぐり部25が形成されている。座ぐり部25の直径はフランジ22のねじ部23の直径よりも大きくすることが望ましい。また、座ぐり部25の深さは、フランジ22とサイドプレート24との間における一般的なロウ材の充填間隔以上とすることが必要であり、少なくとも0.1mm以上とすることが望ましい。
上記構成において、フランジ22とサイドプレート24との間に図示しないロウ材を投入し、真空炉中にて加熱すると、図示しないロウ材が溶けてフランジ22とサイドプレート24との隙間に流れ出る。このとき、ロウ材はねじ部23のロウ付け面側にも流れ出すが、ロウ材はサイドプレート24に形成された座ぐり部25の隙間(ロウ材の充填間隔以上の隙間)に溜まり、その隙間を充填することはないため、ロウ材のねじ部23への流れ込みを防止することができる。
図4は、実施例3の構成を示す部分断面図であり、図2のA−A断面に相当する。
本実施例において、フランジ32に形成されたねじ部33は、フランジ本体の厚み方向に貫通しており、且つ、ロウ付け面側に座ぐり部35が形成されている。また、サイドプレート34においてフランジ32のねじ部33と接する面側には座ぐり部36が形成されている。座ぐり部36の直径は座ぐり部35の直径よりも大きくすることが望ましい。本実施例において、座ぐり部35及び座ぐり部36の深さは、いずれか一方又は両方の合計がフランジ32とサイドプレート34との間における一般的なロウ材の充填間隔以上であればよい。
上記構成において、フランジ32とサイドプレート34との間に図示しないロウ材を投入し、真空炉中にて加熱すると、図示しないロウ材が溶けてフランジ32とサイドプレート34との隙間に流れ出る。このとき、ロウ材はねじ部33のロウ付け面側にも流れ出すが、ロウ材は座ぐり部35の隙間、並びにサイドプレート34に形成された座ぐり部36の隙間に溜まり、その隙間を充填することはないため、ロウ材のねじ部33への流れ込みを防止することができる。
以上説明したように、上記各実施例においては、一体ロウ付け時に溶けたロウ材が座ぐり部に留まり、その隙間を充填することがないため、ロウ材がねじ部に流れ込むのを防止することができる。また、ねじ部がフランジを貫通するように形成できるため、ボルトの有効ねじ長さをフランジの肉厚分だけ確保して、他部品との接続強度を向上させることができる。
なお、上記各実施例の構成と、ねじ部がフランジを貫通しないようにした従来例とを比較すると、上記各実施例では、ねじの下穴を形成する深さを正確に制御する必要がないため、作業の効率化を図ることができる。また、ボルトの有効ねじ長さを確保することができるため、フランジの薄肉化を図ることは可能となる。更に、ロウ材の流れ防止剤を塗布するようにした従来例と比較すると、上記各実施例では、ねじ部に流れ防止剤を塗布する工程が不要となるため、加工工数を減らすことができる。
実施例1の構成を示す部分断面図。 各実施例に共通な熱交換器の概略斜視図。 実施例2の構成を示す部分断面図。 実施例3の構成を示す部分断面図。
符号の説明
10 熱交換器
11 熱交換器コア
12,22,32 フランジ
13,23,33 ねじ部
14,24,34 サイドプレート
15,25,35,36 座ぐり部

Claims (5)

  1. フランジ本体の厚み方向に貫通する少なくとも一つのねじ部(13)が形成され、一体ロウ付けにより熱交換器コア(11)のサイドプレート(14)に接合される熱交換器用フランジ(12)において、
    前記ねじ部のロウ付け面側に座ぐり部(15)を形成したことを特徴とする熱交換器用フランジ。
  2. 前記熱交換器用フランジ(12)に形成された座ぐり部(15)の直径は、前記ねじ部(13)の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用フランジ。
  3. フランジ本体の厚み方向に貫通する少なくとも一つのねじ部(13,23,33)が形成され、一体ロウ付けにより熱交換器コア(11)のサイドプレート(14,24,34)に接合される熱交換器用フランジ(12,22,32)を備えた熱交換器(10)であって、
    前記熱交換器用フランジ(12,32)のねじ部(13,33)のロウ付け面側、又は前記熱交換器コア(11)のサイドプレート(24,34)において前記熱交換器用フランジのねじ部と接する面側のうち、少なくとも一方に座ぐり部(15,25,35,36)を形成したことを特徴とする熱交換器。
  4. 前記熱交換器コア(11)のサイドプレート(24)において前記熱交換器用フランジ(22)のねじ部(23)と接する面側に形成される座ぐり部(25)の直径は、前記ねじ部(23)の直径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記熱交換器コア(11)のサイドプレート(34)において前記熱交換器用フランジ(32)のねじ部(33)と接する面側に形成される座ぐり部(36)の直径は、前記熱交換器用フランジに形成される座ぐり部(35)の直径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015025908A1 (ja) * 2013-08-22 2015-02-26 株式会社マーレ フィルターシステムズ 熱交換器
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