JP2005090591A - ストッパーゴムの構造 - Google Patents

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Yoshihiko Yatsuda
義彦 矢津田
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】 衝撃荷重が作用した際のゴム単体の弾性変形による緩衝機能を十分に確保しつつ、ゴム単体の亀裂や金具からの分離を軽減して耐久寿命の向上が図れるようにする。
【解決手段】 衝撃荷重を受け止める強度を有する剛性金具1の上面に衝撃力吸収用の板状ゴム単体2を積層してなるストッパーゴムの構造であって、板状ゴム単体2はそれの周辺部を取り囲むように配した固定用部材3により剛性金具1に対して非接着状態で、かつ、衝撃荷重作用時に板状ゴム単体2の変形を許容する隙間sを持たせて固定保持され、また、固定用部材3には、板状ゴム単体2の上方への抜け止め部4が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばクレーン等で吊り上げた鉄道用貨車を降下させて台車上にセットする際の衝突により、台車側に瞬間的に高い衝撃荷重が加わったとき、その衝撃エネルギーを吸収し緩和する機能を発揮させるべく用いられるストッパーゴムの構造に関するものである。
この種のストッパーゴムは、図5に示すように、衝撃荷重を受け止める強度を有する鋼製などの剛性金具20の上面に衝撃力吸収用の板状ゴム単体21を積層してなり、従来一般には、その板状ゴム単体21と剛性金具20が、両者の対向面間に介在させた接着剤層22を介して一体に加硫接着されていた。
しかし、上記のような剛性金具20と板状ゴム単体21が加硫接着された構造の従来のストッパーゴムにおいては、例えば鉄道用貨車等の重量物体23が板状ゴム単体21の上面に衝突して衝撃荷重Wが作用した際、この板状ゴム単体21の動きが拘束されて弾性変形しにくい状態にあるために、該ゴム単体21の一部、特に、剛性金具20との接着界面部分に力が集中的に加わり、その結果、ゴム単体21に亀裂が発生したり、接着剤層22が剥離して金具20とゴム単体21とが分離したりするなどの異常を発生しやすく、それゆえに、ストッパーゴムの耐久寿命も短く、頻繁な交換を要しランニングコストが高くつくという問題があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、衝撃荷重が作用した際のゴム単体の弾性変形による緩衝機能を十分に確保しつつ、ゴム単体の亀裂や金具からの分離を軽減して耐久寿命を向上することができるストッパーゴムの構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るストッパーゴムの構造は、衝撃荷重を受け止める強度を有する剛性金具の上面に衝撃力吸収用の板状ゴム単体を積層してなるストッパーゴムの構造であって、前記板状ゴム単体は、該ゴム単体の周辺部を取り囲むように配した固定用部材により前記剛性金具に対して、非接着状態で、かつ、衝撃荷重作用時における板状ゴム単体の変形を許容する隙間を持たせた状態で固定保持されているとともに、この固定用部材には、前記板状ゴム単体の上方への抜け止め部が設けられていることを特徴としている。
上記のような特徴構成を有する本発明のストッパーゴムの構造によれば、ゴム単体が剛性金具に対して非接着状態で、その周辺部を取り囲むように配された固定用部材に対して上方への抜け止め状態、かつ、ゴム単体の一定量以上の変形を許容する非拘束状態に固定保持されているので、衝撃荷重が作用した際、前記許容範囲でスムーズに弾性変形して所定の緩衝機能を十分に発揮させることが可能である。したがって、大きい衝撃荷重が作用した時でもゴム単体に加わるダメージを軽減して亀裂の発生を防止するとともに剛性金具からの積層分離も防止することができるため、ストッパーゴムとしての耐久寿命の著しい向上を図ることができる。そのうえ、ゴム単体と剛性金具は非接着であるから、繰り返し使用によってゴム単体が性能劣化したような場合、そのゴム単体のみを交換すればよく、また、その交換も容易であり、ランニングコストの低減も図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係るストッパーゴムの構造を示す全体平面図、図2は図1のA−A線に沿う縦断面図、図3は図1のB−B線に沿う縦断面図であり、このストッパーゴム10は、例えば衝撃荷重を受け止める強度を有する鋼製などの矩形状剛性金具1の上面に衝撃力吸収用の矩形板状ゴム単体2を積層してなる。
前記剛性金具1の上面には、前記板状ゴム単体2の周辺部を取り囲むように、4個の金属製固定用部材3が矩形環状に配置されているとともに、これら金属製固定用部材3はそれぞれボルト5を介して剛性金具1に連結固定されている。これら矩形環状に配置された金属製固定用部材3の各内面3aと板状ゴム単体2の外面2aとの間には衝撃荷重作用時における板状ゴム単体2の水平方向への弾性変形を許容する僅かな隙間sが形成されており、これによって、板状ゴム単体2は剛性金具1に対し非接着状態で、金属製固定用部材3により挟み固定保持されている。
また、前記4個の金属製固定用部材3のうち、剛性金具1の短辺方向で対向する一対の金属製固定用部材3,3内面の上部位置には、前記板状ゴム単体2の上面に当接して該板状ゴム単体2が上方へ抜け出ることを阻止する抜け止め突片部4,4が一体に形成されている。なお、前記板状ゴム単体2としては、夏季等の高温環境下での使用時の軟化、さらには衝撃荷重の繰り返しによる変形量(ヘタリ量)を少なくして矩形環状に配置された金属製部材3からの脱落が生じないようにするために、ゴム硬さ70°以上の天然ゴム等を使用することが好ましい。
上記のような構成のストッパーゴム10は、例えば図4に示すように、クレーン等で吊り上げた鉄道用貨車11を降下させてレールに走行可能に載架されている台車12上にセットする際の衝撃エネルギーを吸収し緩和するために、台車12の上面に装着して使用される。かかる使用状態において、鉄道用貨車11が台車12に向けて降下されその一部の突出部11aがストッパーゴム10の板状ゴム単体2に衝突して衝撃荷重Wが作用した際、前記板状ゴム単体2は前記固定用部材3との間に形成された周辺の隙間sによる許容範囲で水平方向にスムーズに弾性変形して所定の緩衝機能を十分に発揮することになる。このように大きな衝撃荷重が作用した時でもゴム単体2に加わるダメージを非常に少なくして、亀裂の発生を抑制できるとともにゴム単体2が剛性金具1から積層分離することも防止できるので、ストッパーゴム10としての耐久寿命の向上を図ることができる。また、ゴム単体2と剛性金具1は非接着であるから、繰り返し使用によってゴム単体2が性能劣化したような場合、そのゴム単体2のみ交換すればよく、かつ、その交換も容易であるから、ランニングコストの低減も図ることができる。
なお、上記実施の形態では、剛性金具1、板状ゴム単体2が矩形状に形成されたものについて説明したが、それらの形状は円形でも、多角形であってもよい。
また、上記実施の形態では、本発明に係るストッパーゴム10の適用例として、鉄道用貨車を台車上にセットする際の緩衝ゴムに用いたもので説明したが、これ以外に、エレベータやジェットコースター、ロープウェイ、天井に取り付けるタイプの移動式クレーン、ホイスト等のレール上を移動する機器の端部到達時の衝突緩和、さらには、トラックや貨車に荷物を搬入する場合や計量機等で荷重を測定する場合のように、瞬間的に高負荷が加わる衝突の緩和に用いてもよい。
本発明に係るストッパーゴムの構造を示す全体平面図である。 図1のA−A線に沿う縦断面図である。 図1のB−B線に沿う縦断面図である。 同上ストッパーゴムの適用例を示す概略説明図で有る。 従来のストッパーゴムの構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1 剛性金具
2 板状ゴム単体
3 固定用部材
4 抜け止め突片部

Claims (1)

  1. 衝撃荷重を受け止める強度を有する剛性金具の上面に衝撃力吸収用の板状ゴム単体を積層してなるストッパーゴムの構造であって、
    前記板状ゴム単体は、該ゴム単体の周辺部を取り囲むように配した固定用部材により前記剛性金具に対して、非接着状態で、かつ、衝撃荷重作用時における板状ゴム単体の変形を許容する隙間を持たせた状態で固定保持されているとともに、この固定用部材には、前記板状ゴム単体の上方への抜け止め部が設けられていることを特徴とするストッパーゴムの構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8153614B2 (en) 2006-12-05 2012-04-10 Glycoscience Laboratories, Inc. Treatment of osteoarthritis

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