JP2005090024A - 合成樹脂製一方向継ぎ手 - Google Patents

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寿 南波
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Abstract

【課題】雄継ぎ手の抜けを防止するためのアンカー部材が合成樹脂で作られ、そのアンカー部材の機械的強度を維持しつつ屈曲可能に構成するため、保持部材とアンカー部材との間に軟質の連結部材を介在させると、雄継ぎ手の進入を許容するためアンカー部材を一旦その進路から退去させる動作は確実に行えるものの、その後、再び係合位置に復帰する動作が不確実になる現象がある。
【解決手段】雄継ぎ手の軸端に設けられた係合頭部のための進入孔を設けた保持部材と、進入した係合頭部の逆行を阻止するアンカー部材とを、比較的軟質の合成樹脂で作られた連結部材によって屈曲可能に結合して雌継ぎ手を構成し、前記アンカー部材を保持部材から進入方向内方へ傾斜させて円錐状に配置し、且つ外方へ傾動可能に整列して設けるとともに、前記アンカー部材の外面へ弾性材料からなるバンドを嵌着したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、シールドセグメントの結合用として好適な、合成樹脂製の一方向継ぎ手に関するものである。
トンネルや下水管の建設に使用されるコンクリート製のセグメント、いわゆるシールドセグメントの結合は、それぞれの端面を突き合わせて、それらの間に一方向継ぎ手を介在させることによって行われている。一方向継ぎ手は、雄継ぎ手と雌継ぎ手とからなり、両者の結合方向への相対的な移動は許容され、抜け方向への移動が阻止されるもので、従来はその主要な部分が鉄材によって作られている。近年、前記複雑な構成をもつ雌継ぎ手の部品点数を減じる目的や耐食処理を省略する目的で、主要な構成を合成樹脂に替えんとする試みもなされている(特許文献1)。
しかし、一方向継ぎ手を樹脂化するには、雌継ぎ手の要部をなすアンカー部材の改良が必要であった。アンカー部材は雌継ぎ手の中へ進入した雄継ぎ手と係合し、その抜脱を阻止する部材であってシールドセグメントに作用する大きな力に耐える強さと、雄継ぎ手の進入時に折れ曲ってその進路を開く柔軟性との、互いに矛盾する性質が求められるため、実用化が難しいとされてきた。
従来、このような欠点を除くため、図3で示すように、雄継ぎ手20の軸線の周りに、アンカー部材80とそれを係合方向へ付勢するばね82の数対を設けて両機能を分担することが行われていた。しかし、部品点数が多くなり組立工数が増して生産コストを高騰させ、さらに雌継ぎ手の外形が大型になって板厚の薄い小型のシールドセグメントへの適用を困難にした。そこで、発明者はそのような不具合を除くため、図2で示すように、雌継ぎ手30の要部をなす多数のアンカー部材34と、これを保持する環状の保持部材36との間に比較的軟質の合成樹脂で作られた連結部材38を介在させることにより、強さと可撓性とを共に有する一体化された雌継ぎ手30を開発した。
この雌継ぎ手30は、前記連結部材38として比較的軟質の合成樹脂を使用しているため、比較的容易に屈曲させることはできても、所要の大きさの復元力を得ることが困難であった。すなわち、雄継ぎ手20の係合頭部が進入するとき、一旦雄継ぎ手20の進路から退去した後に、再び雄継ぎ手20と当接する位置まで復帰することができないことがあった。
特開2003−090196号公報
解決しようとする問題点は、一旦、外方へ傾動したアンカー部材34のうちの数個でも、原位置へ復帰できないものがあると、残るアンカー部材34へ雄継ぎ手20の強大な引き抜き力の分担が増すので、設計当初からそれを見込む必要があり、それが原因で雌継ぎ手30の外形が大きくなってしまう点にある。
本願発明は、雄継ぎ手の軸端に設けられた係合頭部の進入するための進入孔を設けた保持部材と、進入した係合頭部の逆行を阻止するアンカー部材とを、比較的軟質の合成樹脂で作られた連結部材によって屈曲可能に結合して雌継ぎ手を構成し、前記アンカー部材を保持部材から進入方向内方へ傾斜させて円錐状に形成し、且つ外方へ傾動可能に整列して設けるとともに、前記アンカー部材の外面へ弾性材料からなるバンドを嵌着したことを最も主要な特徴とする。
本願発明に係る一方向継ぎ手は、保持部材とアンカー部材とを軟質の連結部材によって連結することにより、アンカー部材を雄継ぎ手の進路内へ進退可能に構成することができた。また、アンカー部材の外面にバンドが嵌着されているので、連結部材が軟質で復元力が安定しない場合であっても安定した復元力が得られる。また、バンドは自由状態にあるアンカー部材の外面より僅かに小径の勾配に成形してあるから、弾力と摩擦力によってアンカー部材の外面に密着し、小さな空間に取り付けられる利点がある。
アンカー部材が一旦、雄継ぎ手の外方へ退去した位置から原位置へ復帰させる連結部材の復元力を、構造が簡単で取り付けが容易なバンドによって助力できるものである。
図1は本願発明の一実施態様を示す。図中、10は一方向継ぎ手であり、一方向継ぎ手10はセグメントの一方14に固設された合成樹脂製の雄継ぎ手20と、セグメントの他方15に設けられた同じく合成樹脂製の雌継ぎ手30からなっている。雄継ぎ手20はセグメントの一方14に埋設された軸部22と、その先端部に円周溝23によって区画された係合頭部24とを有する。係合頭部24には前記円周溝23によって形成される僅かに傾斜した円錐状の係合部26と、進行方向前方に位置して円錐状に面取りをされた案内部28とが設けられている。
雌継ぎ手30はセグメント15に埋め込まれるケーシング31と、その内面に保持されるアンカー部材34を有する。ケーシング31は前記雄継ぎ手20の進入方向に向けて開く中空の筐体からなり、その開口部には前記アンカー部材34を保持するための保持部材36がねじ止めされている。
保持部材36は大略円板状をなしその中心部に前記係合頭部24の進入する進入孔36aと、外周にケーシング31の開口部へ螺合する雄ねじ36bとが設けられている。保持部材36の内側の側面には比較的軟質の合成樹脂からなる連結部材38を介してアンカー部材36の10個が周方向に並べて連結されている。
アンカー部材36の外面は全体として係合頭部24の進行方向前方へ向けて細くなる円錐状に形成され、内面も所定の板厚をもって前記進入孔36aへ続いている。その結果、個々のアンカー部材36は先端へ向かって細い板状をなし、先端部が軸芯方向へ傾いた形で配置される。
40はゴム状の性状を持つ合成樹脂製の薄い材料で作られたバンドである。バンド40の内径は前記円錐状に配置されたアンカー部材36の外面よりやや小径に作られていて、弾力によって前記アンカー部材36の外面へ嵌着されている。なお、図示の実施態様では、アンカー部材36の外面にバンド40を位置決めするための溝42が設けられているが、発明の構成上必須ではなく、省略することも可能である。
雌継ぎ手30は以上のように構成されているので、前記進入孔36aへ雄継ぎ手20が進入し、係合頭部24がアンカー部材36の内面に当接し、さらに進行するとアンカー部材36は、連結部材38と外面に設けたバンド40との弾力に抗して外方へ傾動する。係合頭部24が進行してアンカー部材36が約10度だけ外方へ傾動すると、その内面が軸線と略平行になって係合頭部24の進行を許容する。
係合頭部24がさらに進行してアンカー部材36の内面を外れると、アンカー部材36は連結部材38とバンド40との弾力によって円周溝21へ入る。すなわち、アンカー部材36の先端部は係合部26を構成する係合頭部24から円周溝23の底部に至る斜面を滑りながら当初の内方へ傾いた位置へ復帰する。よって、アンカー部材36の全てが、雄継ぎ手20進入が停止するまで前記斜面と接しており、雄継ぎ手20の後退が確実かつ強固に阻止される。
防錆性がよく、廉価に製造できる上、部品点数が少なく動作が安定しているので、シールドトンネルのセグメントを連結するための一方向継ぎ手として好適である。
本発明を利用する一方向継ぎ手の一例を示す断面図である。(実施例1) 発明を利用する継ぎ手の断面図である。 従来の継ぎ手を示す外観図である。
符号の説明
10 一方向継ぎ手
14 セグメントの一方
15 セグメントの他方
20 雄継ぎ手
22 軸部
23 円周溝
24 係合頭部
26 係合部
28 案内部
30 雌継ぎ手
31 ケーシング
32 保持部材
34 アンカー部材
36 保持部材
36a 進入孔
36b 雄ねじ
38 連結部材
40 バンド
42 溝
C 遊び

Claims (2)

  1. 雄継ぎ手の軸端に設けられた係合頭部のための進入孔を設けた保持部材と、進入した係合頭部の逆行を阻止するアンカー部材とを、比較的軟質の合成樹脂で作られた連結部材によって屈曲可能に結合して雌継ぎ手を構成し、前記アンカー部材を保持部材から進入方向内方へ傾斜させて円錐状に配置し、且つ外方へ傾動可能に整列して設けるとともに、前記アンカー部材の外面へ弾性材料からなるバンドを嵌着してなるアンカー部材の把持装置。
  2. 請求項1において、前記バンドは内側へ傾斜させたアンカー部材と略同角度の勾配を持つ環状に作られたゴム質の材料で作られているアンカー部材の把持装置。
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