JP2005089590A - 食器、調理器具の洗浄方法及び洗浄剤組成物 - Google Patents

食器、調理器具の洗浄方法及び洗浄剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 食器、調理器具の手洗い洗浄を短時間かつ簡単に行うことができる洗浄方法及び洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】 (a)アルキルエトキシレートサルフェート、
(b)アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)及び/又は芳香族スルホン酸塩を1質量%以上、
(c)界面活性剤を合計20〜60質量%含有し、
(d)25℃におけるpHが5〜7で、粘度が200mPa・s以下、イオン交換水で2倍に希釈したときの2倍希釈液の粘度が希釈前の液体の粘度以下であり、5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下となる液体洗浄剤組成物を0.1〜3質量%含有する水道水中に、被洗物を1〜5分間浸漬した後、スポンジなど洗浄器具を用いて擦り洗いすることを特徴とする食器、調理器具の洗浄方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、短時間の浸漬処理と手洗いで優れた洗浄力を発揮する食器、調理器具の洗浄方法及び洗浄剤組成物に関する。
石鹸工業会2001年調査(n=315)によれば、家庭において食後の後片づけはアイロン掛けに次いで最も嫌いな家事で、負担感の強いものとされている。
一般に、家庭での食器、調理器具の洗浄は、主に下記2つの方法で行われている。
(A)スポンジ等の器具に洗剤を取り、それを用いて被洗物を擦り洗いする方法。
(B)たらいやシンク等に水をはり洗剤を薄めて、漬けおきを行った後に、スポンジ等の器具を用いて擦り洗いする方法。
上記(A)の方法では、強固な汚れの付着した被洗物を洗う場合には強い機械力が必要であるばかりか、2度洗いも必要となり、強い負担感の原因となっている。
その課題を解決するために(B)の浸漬する工程を加えるのがよいが、ほとんどの場合水のみに浸漬し、しかも30分以上被洗物を浸漬するため洗浄時間が長くかかり、負担感の軽減に結びついていない。更に、油汚れが多量に付着した被洗物を同時に浸漬すると、他の食器に汚れが付着する、ぬるぬるするなど、食器洗いの嫌悪感や負担感を増大させる原因となる。
強固な汚れに対し、浸漬処理用の洗浄剤組成物が提案されているが、洗浄剤を水道水で希釈する課程で増粘/ゲル化する傾向があるため、浸漬する桶に入れて洗浄剤を事前によく混ぜる必要があり、しかも、長時間の浸漬処理が必要である(特許文献1、2参照)。
特表2001−508487号公報 特表2001−522931号公報
上記の事情から、食器、調理器具の手洗い洗浄を短時間かつ簡単に行うことができる洗浄方法及び洗浄剤組成物が望まれていた。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定のアニオン界面活性剤と特定のアルキルエトキシレート、芳香族スルホン酸塩とを組み合わせて、特定のpH及び粘度/粘度挙動になるように液体洗浄剤組成物を調製することにより、水道水で希釈したとき、該組成物が増粘/ゲル化することなく、速やかに水中に拡散して均一に溶解し、被洗物を1〜5分間浸漬するだけで優れた洗浄力が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の(1)に記載の洗浄方法又は(2)に記載の組成物である。
(1)(a)アルキルエトキシレートサルフェート、
(b)アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)及び/又は芳香族スルホン酸塩を1質量%以上、
(c)界面活性剤を合計20〜60質量%含有し、
(d)25℃におけるpHが5〜7で、粘度が200mPa・s以下、イオン交換水で2倍に希釈したときの2倍希釈液の粘度が希釈前の液体の粘度以下であり、5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下となる液体洗浄剤組成物を0.1〜3質量%含有する水道水中に、被洗物を1〜5分間浸漬した後、スポンジなど洗浄器具を用いて擦り洗いすることを特徴とする食器、調理器具の洗浄方法。
(2)食器、調理器具を、洗浄剤の希釈水溶液に浸漬処理する工程を経て洗浄する洗浄剤組成物であって、
(a’)アルキルエトキシレートサルフェート3〜9質量%、
(b’)アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)、クメンスルホン酸塩及びキシレンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を2〜15質量%、
(c’)アニオン界面活性剤を合計12〜20質量%含有し、
(d’)25℃におけるpHが5〜7で、粘度が200mPa・s以下、イオン交換水で2倍に希釈したときの2倍希釈液の粘度が希釈前の液体の粘度以下であり、5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下となる液体洗浄剤組成物。
上記(1)の発明において、芳香族スルホン酸塩が、クメンスルホン酸塩及び/又はキシレンスルホン酸塩であることが好ましい。
上記(1)又は(2)において、さらに、半極性界面活性剤を含有することが好ましい。
本発明によると、短時間かつ簡単に食器、調理器具の手洗いができるので、食器、調理器具洗いの負担を軽減できる。
以下に、(1)の本発明について詳細に説明する。
本発明に用いられる(a)成分であるアルキルエトキシレートサルフェートは、アルキル基の炭素数が好ましくは、8〜18、更に好ましくは10〜14、特に12〜13であり、直鎖率は、60〜90質量%が好適である。
エチレンオキサイド(EO)の付加モル数は、洗浄性能及び皮膚刺激の点から、好ましくは1〜7、さらに好ましくは1〜4である。特に、最も多く存在する分子種のエチレンオキサイド付加モル数をNとしたとき、Nが正の整数であり、かつ、エチレンオキサイド付加モル数が(N−1)〜(N+1)の範囲である分子種の占める割合が55〜80質量%であるものが、特に好適である。
液体洗浄剤組成物中の(a)成分の含有量は、2〜30質量%の範囲で使用できるが、コスト・パフォーマンスの点から好ましくは3〜9質量%である。
(c)成分である界面活性剤の合計量は、洗浄性能の点から20〜60質量%が好ましく、より好ましくは20〜40質量%である。
(b)成分として、以下(b−1)及び/又は(b−2)が使用される。
(b−1)アルキルエトキシレート
炭素数8〜20、好ましくは10〜16の直鎖又は分岐のアルキル基を有する1価アルコールにエチレンオキサイドが平均5〜25モル、好ましくは、8〜20モル付加したものである。
(b−2)芳香族スルホン酸塩
クメンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩等が使用できるが、粘度低下効果に優れたクメンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩が好ましい。
塩としては、ナトリウム、カリウム塩が好ましい。
上記(b)成分は、単独又は併用して使用され、その含有量は、1質量%以上、好ましくは、2〜15質量%である。(b)成分がこの範囲において、洗浄剤組成物を水道水で希釈する際の粘度上昇を抑制する効果が十分に発揮される。
さらに、洗浄性能及び皮膚刺激を低減するために、半極性界面活性剤を含有することが好ましい。半極性界面活性剤としては、アルキルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシド、アルキルヒドロキシアミンオキシド等が使用できる。含有量は1〜10質量%、特に2〜8質量%が好適である。
本発明に用いる洗浄剤組成物は、25℃におけるpHが5〜7、好ましくは6〜7であり、粘度が200mPa・s以下、好ましくは、100〜180mPa・sである。
上記のpH範囲で優れた洗浄力が得られる。なお、上記の粘度は、以下の方法で測定した値である。
[粘度の測定法]
25℃に調整した洗浄剤またはイオン交換水で所定倍数希釈した洗浄剤を、BL型粘度計(TOKIMEC社製、PVL−B2)を用い、回転数60rpm、ローターNo.2にて1分後の値(粘度:mPa・s)を測定。
また、洗浄剤組成物は、イオン交換水で2倍に希釈したときの2倍希釈液の粘度が希釈前の液体の粘度以下、好ましくは、50〜150mPa・s、特に50〜100mPa・sであり、5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下、好ましくは、10〜30%となるように調製する。
水希釈時の粘度が上記範囲よりも大きく上昇する洗浄剤組成物は、水に滴下しただけでは溶液全体への拡散が十分に行われず、浸漬工程で洗浄剤成分が有効に作用しなくなる。
本発明において、(a)〜(c)成分等を上記の範囲とし、任意成分、特にエタノールやポリエチレングリコール等のハイドロトロープの含有量を微調整することで上記のような粘度/粘度挙動を示す洗浄剤組成物を容易に調製できる。
本発明において、液体洗浄剤組成物を0.1〜3質量%、好ましくは0.3〜3質量%含有する水道水中に、被洗物を1〜5分間浸漬した後、スポンジなど洗浄器具を用いて擦り洗いする。
洗浄剤組成物を水道水で希釈する際に、洗浄剤、水道水、被洗物の添加順序は、特に規定しないが、以下の方法が挙げられる。
(d−1)あらかじめ水道水を張った桶に洗浄剤組成物を滴下し、被洗物をその桶に入れる。
(d−2)被洗物を桶にいれてから、被洗物が十分に浸る量の水を注ぎ、洗浄剤組成物を滴下する。
(d−3)あらかじめ水道水を張った桶に被洗物を入れてから洗浄剤組成物を滴下する。
(d−4)食器又は調理器具に水道水を注ぎ、洗浄剤組成物を滴下する。
(d−5)食器又は調理器具に洗浄剤組成物を滴下し、水道水を注ぐ。
水温は、室温でよいが、冬季等では、お湯を加えて20〜40℃にすると、洗浄力が向上するので好ましい。
浸漬時間は、1〜5分間、特に1〜3分間が好ましく、この時間範囲では、負担に感じない。
洗浄器具は、特に限定するものではないが、好ましくは、ウレタン又はセルロース製スポンジ、ナイロン不織布付きウレタン又はセルロース製スポンジ、たわし、柄付きブラシ等が使用できる。
次に、(2)の本発明について詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物は、食器、調理器具を、洗浄剤の希釈水溶液に浸漬処理する工程を経て洗浄する洗浄剤組成物であって、その洗浄方法は、液体洗浄剤組成物を0.1〜3質量%、好ましくは0.3〜3質量%含有する水道水中に、被洗物を1〜5分間浸漬した後、スポンジなど洗浄器具を用いて擦り洗いするものである。
本発明に用いられる(a’)については、上記(1)の発明の(a)の記載と同様である。
(b’)成分は、アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)、クメンスルホン酸塩及びキシレンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を2〜15質量%である。アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)については、上記(1)の発明の(b−1)成分に記載のものと同様である。
クメンスルホン酸塩及びキシレンスルホン酸塩については、ナトリウム、カリウム塩が好ましく、クメンスルホン酸及びキシレンスルホン酸を対応するアルカリで中和してもよい。
(c’)成分として、アニオン界面活性剤を合計12〜20質量%含有する。
(a’)成分以外に、アニオン界面活性剤としては、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸塩、αスルホ脂肪酸誘導体、αオレフィンスルホン酸塩、αスルホ脂肪酸アルキルエステル塩、スルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、天然脂肪酸石鹸、アルキルエトキシサルフェート、アミドエーテルカルボン酸塩、アミノ酸系アニオン活性剤等が使用できる。塩としてはナトリウム、カリウム塩が好ましい。
上記アニオン界面活性剤の中で、コスト・パフォーマンスの点から好ましくは、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、αオレフィンスルホン酸塩である。
この他に、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、半極性界面活性剤、カチオン界面活性剤等を含有することができ、界面活性剤の合計量は、洗浄性能の点から20〜60質量%が好ましく、より好ましくは20〜40質量%である。
上記の界面活性剤の中で洗浄性能及び皮膚刺激を低減するために、半極性界面活性剤を含有することが好ましい。半極性界面活性剤としては、アルキルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシド、アルキルヒドロキシアミンオキシド等が使用できる。
含有量は1〜10質量%、特に2〜8質量%が好適である。
半極性界面活性剤を配合すると洗浄剤の粘度が増大することから、この系では、本発明の効果が特に、顕著に現れる。
両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤として、以下のものが使用できる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン、アミノカルボン酸塩、アルキルスルホベタイン、ヒドロキシアルキルスルホベタイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン等
ノニオン界面活性剤:上記(c')以外のアルキルエトキシレート、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、ソルビタンエステル、ソルビトールエステル、蔗糖脂肪酸エステル、メチルグルコシドエステル、メチルマンノシドエステル、エチルグルコシドエステル、N−メチルグルカミド、環状N−メチルグルカミド、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、アルキルグリセリルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエステル、脂肪酸グリコシドエステル、脂肪酸メチルグリコシドエステル、アルキルメチルグルカミド等
カチオン界面活性剤:アルキルアミン塩酸塩や第4級アンモニウム塩等
上記界面活性剤の中で泡性能の点で炭素数12〜14の脂肪酸アルカノールアミドを含有することが好ましい。含有量は、1〜10質量%、特に2〜8質量%が好適である。
本発明の洗浄剤組成物は、25℃におけるpHが5〜7、好ましくは6〜7であり、粘度が200mPa・s以下、好ましくは、100〜180mPa・sである。
5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下、好ましくは、10〜30%である。
粘度の測定法や粘度挙動の調整等の詳細は上記(1)の発明の記載と同様である。
本発明では、被洗浄物の水切れ性を向上させる成分を使用することにより、洗浄から乾燥工程の負担感を低減できる。このような成分としては、ゼリー強度が100〜300ブルームのゼラチンや等電点が8.0〜10.0のゼラチンが好ましい。更に好ましくは等電点が9.0〜10.0のゼラチンである。これらゼラチンの含有量は0.01〜1質量%が好ましい。 特に、等電点8.0〜10.0のゼラチンは、低含有量で効果を発揮するので、より好適である。ゼラチンの具体例としては、豚皮由来のゼラチン(新田ゼラチン製、ゼラチンAP-150)、鮫皮由来のゼラチン(ゼライス(株)製、ゼラチンBLUE)が挙げられる。
本発明では、任意成分として、本発明の効果を損なわない範囲で、さらに種々の添加剤を用いることができる。例えば、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール、ポリエチレングリコール、芳香族カルボン酸等のハイドロトロープ剤、クエン酸(塩)、EDTA、グリコール酸(塩)等の金属イオン封鎖剤、マグネシウム塩、カルシウム塩等の無機塩、安息香酸、硫酸亜鉛等の抗菌剤、色素、香料、乳白剤、天然多糖類、粘土鉱物等の増粘剤、BHT、アスコルビン酸等の抗酸化剤などが使用できる。
香料として使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals 」,Vol.Iand II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)および「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)および「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin 」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994 )および「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)および「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)および「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
(2)の発明について、特に好適な実施の形態を以下に示す。
食器、調理器具を、洗浄剤の希釈水溶液に浸漬処理する工程を経て洗浄する洗浄剤組成物であって、
(a’)アルキルエトキシレートサルフェート3〜9質量%、
(a1) 半極性界面活性剤2〜8質量%、脂肪酸アルカノールアミド2〜8質量%、
(b’)アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)、クメンスルホン酸塩及びキシレンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を2〜15質量%、
(c1)アニオン界面活性剤を合計12〜20質量%、等電点が8.0〜10.0のゼラチンを0.01〜1質量%含有し、
(d’)25℃におけるpHが5〜7で、粘度が200mPa・s以下、イオン交換水で2倍に希釈したときの2倍希釈液の粘度が希釈前の液体の粘度以下であり、5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下となる液体洗浄剤組成物。
〔実施例1〜5、比較例1〜5〕
表1に示す組成の液体洗浄剤組成物を調製し、洗浄時の負担感について、以下のように評価し、その結果を併せて、表1に示す。なお、組成物及び希釈液の粘度は、以下の方法で測定した。表1から本発明では、洗浄時の負担が著しく軽減されていることがわかる。
また、特定のゼラチンを配合した実施例1、2、4について、水切れ性の評価は、それぞれ、○〜△、○、○と良好な結果が得られた。
[粘度の測定法]
25℃に調整した洗浄剤またはイオン交換水で所定倍数希釈した洗浄剤を、BL型粘度計(TOKIMEC社製、PVL−B2)を用い、回転数60rpm、ローターNo.2にて1分後の値(粘度:mPa・s)を測定した。
[洗浄の負担感の評価]
(1)モデル汚れの作成
直径20cmの陶器皿にカレー(大塚製薬、ボンカレー中辛)6g、ごはん(佐藤食品工業、サトウのごはん)4gを混ぜ合わせながら皿全体に塗り広げた後、7.5gを除去した。その後皿を25℃60%RHの恒温室にて1時間乾燥させた。評価に用いるまではラップをかけて乾燥状態が変わらないように維持した。
(2)洗浄
あらかじめ25℃の水道水2Lを桶にはっておき、20gの洗浄剤組成物(但し実施例5では6g、比較例4では1g)を滴下して手で軽く1回転攪拌した。
(1)で作成したモデル汚れ皿を1枚を桶に投入、1分間浸漬後、あらかじめ水道水38g、洗浄剤組成物2gを含ませたスポンジを用いて、汚れが除去できるまで擦り洗いを行う。1つの評価につきこれを3回繰り返した。
(3)判定 各パネラーごとに下記評価基準に基づいて点数付けを行い、3人のパネラーの平均点をもって負担感軽減を評価した。
−2 非常に楽に汚れが落ちる
−1 楽に汚れが落ちる
0 どちらともいえない
+1 あまり楽に汚れが落ちない
+2 非常に汚れが落ちにくい
[水切れ性の評価法]
被洗物:φ21cm陶器皿
汚垢 :無し
洗浄方法:11.5cm×7.5cm×3cmの食器洗い用スポンジに38gの水道水と2gの洗浄剤組成物をとり、数回手で揉んだ後、陶器皿1枚の表面を一定の回数を擦り、流水中(水道水)で充分にすすいだ。
この皿を垂直に立てかけ、5分後、水切れ性を下記評価基準で目視評価した。
評価基準:
○:ほぼ水切れした
△:やや水切れした
×:全く水切れしなかった
使用原料:
AES(3):C12-13アルキルエトキシ(EO=3)硫酸エステルナトリウム塩
NRES(2):直鎖率80質量%のC12-13アルキルエトキシ(EO=2)硫酸エステルナトリウム塩、EO付加モル数1〜3モルの分子種の占める割合が65質量%
BRE(15):ポリオキシエチレン(EO=15)アルキル(C12)エーテル
pTS-H:p-トルエンスルホン酸
CS-H:クメンスルホン酸
mXS-H:m-キシレンスルホン酸
AS:C12-13アルキル硫酸エステルナトリウム塩
SAS:C14〜16セカンダリーアルキルスルホン酸ナトリウム塩
AOS:C14アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム
LAS:C10〜14直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
AX:C12アルキルジメチルアミンオキシド
APAX:C12アルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド
LPB:C12アルキルアミドプロピルベタイン
LDE:ラウリン酸ジエタノールアミド
安息香酸Na:安息香酸ナトリウム
ソルビトール:ソルビトール
PEG:ポリエチレングリコール(分子量1000)
ZnSO4:硫酸亜鉛
MgSO4:硫酸マグネシウム
EtOH:エタノール
クエン酸Na:クエン酸3ナトリウム
硫酸:硫酸
NaOH:水酸化ナトリウム
香料:特開2002―327194号公報、表4〜11に記載の香料組成物A
色素:黄色203号
ゼラチンA:ゼラチンAP-150(新田ゼラチン(株)製、ゼリー強度160ブルーム、等電点8.5)
ゼラチンB:ゼラチンBLUE(ゼライス(株)製、ゼリー強度120ブルーム、等電点9.1)
水:東京都江戸川区平井の水道水
[pH調整方法]
2SO4又はNaOHで所定pHに調整。
Figure 2005089590

Claims (4)

  1. (a)アルキルエトキシレートサルフェート、
    (b)アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)及び/又は芳香族スルホン酸塩を1質量%以上、
    (c)界面活性剤を合計20〜60質量%含有し、
    (d)25℃におけるpHが5〜7で、粘度が200mPa・s以下、イオン交換水で2倍に希釈したときの2倍希釈液の粘度が希釈前の液体の粘度以下であり、5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下となる液体洗浄剤組成物を0.1〜3質量%含有する水道水中に、被洗物を1〜5分間浸漬した後、スポンジなど洗浄器具を用いて擦り洗いすることを特徴とする食器、調理器具の洗浄方法。
  2. 食器、調理器具を、洗浄剤の希釈水溶液に浸漬処理する工程を経て洗浄する洗浄剤組成物であって、
    (a’)アルキルエトキシレートサルフェート3〜9質量%、
    (b’)アルキルエトキシレート(平均EO付加モル数5〜25)、クメンスルホン酸塩及びキシレンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を2〜15質量%、
    (c’)アニオン界面活性剤を合計12〜20質量%含有し、
    (d’)25℃におけるpHが5〜7で、粘度が200mPa・s以下、イオン交換水で2倍に希釈したときの2倍希釈液の粘度が希釈前の液体の粘度以下であり、5倍に希釈したときの5倍希釈液の粘度が希釈前の液体粘度の40%以下となる液体洗浄剤組成物。
  3. 芳香族スルホン酸塩が、クメンスルホン酸塩又はキシレンスルホン酸塩である請求項1に記載の洗浄方法。
  4. さらに、半極性界面活性剤を含有する請求項2に記載の洗浄剤組成物、又は請求項3に記載の洗浄方法。

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