JP2005088946A - 飲料サーバー用洗浄器 - Google Patents

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Abstract

【目的】簡単な操作で洗浄後の飲料通路内から残留洗浄液を除去できるようにした飲料サーバー用洗浄器を提供する。
【解決手段】中心軸線方向に移動可能な中空シャフト71を備えたディスペンスヘッド7を取り付け、飲料サーバーの飲料通路内に洗浄液を圧送して、飲料通路内を洗浄する飲料サーバー用洗浄器であって、内部に空洞部11が形成された洗浄器本体10と、ディスペンスヘッドを取り付けるためのディスペンスヘッド取付部12と、洗浄液の供給部2と、洗浄液の供給を開閉する開閉弁21と、洗浄器本体の空洞部内に配置され、中空シャフトの先端部に当接して中空シャフトの中心軸線方向に移動可能に設けられた切替弁体3と、切替弁体を上方に付勢する付勢部材39とを有し、切替弁体は、中空シャフトが上方に移動したときには洗浄液を中空シャフト内に流入させ、中空シャフトが下方に移動したときには押出用気体を中空シャフト内に流入させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ビール樽等の飲料容器に接続されて飲料をグラス等に注出し分配する飲料サーバー(飲料ディスペンサ)の内部の飲料通路を洗浄するための飲料サーバー用洗浄器に関する。
ビール樽等の飲料容器に接続されて飲料をグラス等に注出し分配する飲料サーバー(飲料ディスペンサ)は次のようにして使用する。ビール樽等の飲料容器の口金には、容器栓(フィッティング)が取り付けられており、この容器栓にディスペンスヘッドが接続される。このディスペンスヘッドを介して生ビール等の飲料容器内に二酸化炭素等の加圧ガスを供給し、飲料容器内の飲料を容器外に注出する。
ディスペンスヘッドは図4に示すような構成である。図4はディスペンスヘッド7の断面図である。ディスペンスヘッド7の取付部78は容器栓に取り付けられる。ディスペンスヘッド7を容器栓に取り付けた状態で、ハンドル73を下方に揺動させて中空シャフト71を図の下方に押し下げると、中空シャフト71の先端部75およびガス弁押下部76が容器栓に設けられたビール弁およびガス弁を押し下げて開状態とする。それと同時に、ガス供給口74から供給された加圧二酸化炭素ガスが飲料容器内に流入する。加圧ガスにより加圧された飲料容器内の飲料は、中空シャフト71内を通り流出口77から流出する。
ディスペンスヘッドから流出した飲料は、飲料サーバーに供給され、飲料サーバー内で冷却されてグラス等に注出される。このディスペンスヘッドおよび飲料サーバー内の飲料通路の内部には飲料が残っており、そのまま放置しておくと飲料が変質、腐敗等して通路を汚染するおそれがある。したがって、飲料サーバーの使用後に内部の通路を洗浄する必要がある。
従来の飲料サーバーの洗浄器としては、下記の特許文献1に記載されたものが公知である。特許文献1には、容器本体(2)の内部に洗浄液を貯留し、容器栓(4)にディスペンスヘッドを取り付けて、洗浄液を飲料サーバーの飲料通路内に圧送して洗浄するようにした洗浄器が記載されている。
特許文献1の洗浄器は洗浄液を貯留するための容器を有するものであるが、このような貯留容器を持たず、水道の蛇口に接続して洗浄液として水道水を圧送するようにした洗浄器も使用されている。これは、図6、図7に示すような洗浄器8である。洗浄器8には、ディスペンスヘッド7を取り付けるためのディスペンスヘッド取付部82が形成されており、容器栓の取付構造と同様の機構によりディスペンスヘッド7を取り付けることができる。図6、図7はディスペンスヘッド7が取り付けられた状態を示している。
洗浄器8の洗浄器本体80の内部には、略円筒形状の空洞部81が形成されている。そして、空洞部81内には弁体84が上下方向(中空シャフト71の中心軸線方向)に移動可能に配置されている。この弁体84はコイルばね85によってディスペンスヘッド取付部82側の方向(図の上方)付勢されている。弁体84の上方の移動端位置はストッパ86によって規制されている。ストッパ86は洗浄器本体80の内周面に固定されている。また、供給ホースの一端が水道の蛇口に接続され、その供給ホースの他端が供給部83に接続される。
飲料サーバーおよびディスペンスヘッドの洗浄作業を行うには、まず、水道の蛇口に一端を接続した供給ホースの他端を供給部83に接続する。ディスペンスヘッド取付部82にはディスペンスヘッド7を取り付ける。次に、水道の蛇口を開き、ディスペンスヘッド7を操作して、洗浄液を飲料サーバーの飲料通路内に圧送して洗浄作業を行う。洗浄開始から所定の時間が経過したら、ディスペンスヘッド7を操作して洗浄液の供給を止め、洗浄作業を終了する。そして、水道の蛇口を閉じ、ディスペンスヘッド取付部82からディスペンスヘッド7を取り外す。
図6は、中空シャフト71が上方に位置している状態(押し下げられていない状態)を示している。この状態では、弁体84が上方の移動端位置にあり、弁体84によって供給部83と中空シャフト71の下端部とが遮断されているので、水道の蛇口を開いても、洗浄液(水道水)が中空シャフト71内に流れ込むことはない。
図7は、中空シャフト71が下方に押し下げられた状態を示している。ディスペンスヘッド7を図7で説明したように操作して、中空シャフト71を押し下げると、ガス弁押下部76が弁体84に当接して弁体84も下方に移動して図示のような状態となる。この状態では、弁体84に設けられた貫通孔841によって供給部83と中空シャフト71の下端部とが連通し、洗浄液である水道水が中空シャフト71内に流れ込む。洗浄液は、中空シャフト71内を通って流出口77から流出し、飲料サーバーの飲料通路の内部等を洗浄する。
特開2000−117216号公報
以上のように、特許文献1に記載された洗浄器や図6、図7に示すような洗浄器により、飲料サーバーの飲料通路内の洗浄作業を能率良く行うことができる。ただ、洗浄後の飲料サーバーの飲料通路内には洗浄液が残ることになる。洗浄液が飲料通路内に残っていても、飲料サーバーの使用開始時に所定量の飲料を流して注出することにより、飲料通路内の洗浄液を全て流し出すことができる。
洗浄後あまり時間を経過しないで飲料サーバーを使用する場合には、このような使用方法により問題は生じない。しかし、洗浄後に飲料サーバーを使用しないで長期間保管するような場合には、以下のような問題点がある。洗浄液である水道水にはもともと塩素が含まれていて殺菌作用があるが、長期間放置されると塩素が徐々に蒸発してしまい殺菌作用が減少していく。そして、飲料通路内に残留する洗浄液自体に細菌が発生したり洗浄液が腐敗してしまうおそれもある。
また、図6、図7に示すような洗浄器においては、洗浄器8と水道の蛇口を供給ホースによって接続したままの状態とされることが多い。水道の蛇口は閉じられている。このような状態であると、供給ホース内に残留している水道水内の塩素が徐々に蒸発して殺菌作用が減少するという問題点もある。すなわち、供給ホース内に残留する水道水が劣化して細菌が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、洗浄作業後に飲料通路内に残留する洗浄液を押し出すための押出用気体を飲料通路内に供給し、簡単な操作で飲料通路内から残留洗浄液を除去できるようにするとともに、洗浄液を供給するホース内に残留する洗浄液の劣化も防止することのできる飲料サーバー用洗浄器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の飲料サーバー用洗浄器は、中心軸線方向に移動可能な中空シャフトを備えたディスペンスヘッドを取り付け、飲料サーバーの飲料通路内に洗浄液を圧送して、前記飲料通路内を洗浄する飲料サーバー用洗浄器であって、内部に略円筒形状の空洞部が形成された洗浄器本体と、前記ディスペンスヘッドを取り付けるためのディスペンスヘッド取付部と、前記洗浄液の供給部と、前記洗浄液の供給を開閉する開閉弁と、前記洗浄器本体の前記空洞部内に配置され、前記中空シャフトの先端部に当接して前記中空シャフトの中心軸線方向に移動可能に設けられた切替弁体と、前記切替弁体を前記ディスペンスヘッド取付部側に付勢する付勢部材とを有し、前記切替弁体は、前記中空シャフトが前記切替弁体側と反対方向に移動したときには洗浄液を前記中空シャフト内に流入させ、前記中空シャフトが前記切替弁体側に移動したときには押出用気体を前記中空シャフト内に流入させるものである。
また、上記の飲料サーバー用洗浄器において、前記切替弁体は、中心軸線方向の両端部が開放された略円筒状の円筒部と、当該円筒部の内部に設けられた係合壁とを備えたものであり、前記係合壁は、前記円筒部の中心軸線と直交する平板状に形成され、中央に穴部が形成されたものであることが好ましい。
また、上記の飲料サーバー用洗浄器において、洗浄液は水道水であり、押出用気体は前記ディスペンスヘッドを介して供給される二酸化炭素の加圧ガスであることが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
飲料サーバーの飲料通路を洗浄液によって洗浄した後に、飲料通路内に残っている洗浄液を加圧ガスにより押し出すことができるため、飲料サーバーを使用しないで長期間保管するような場合でも、飲料通路内に残留する洗浄液自体に細菌が発生したり洗浄液が腐敗してしまうおそれがなくなり、衛生上の問題が生じない。すなわち、洗浄後の飲料サーバーの衛生状態を長期間にわたり良好に保つことができる。また、飲料サーバーを洗浄後すぐに使用する場合にも、飲料通路内に残留する洗浄液が極めて少ない状態となるため、飲料サーバーの使用開始時に余分に流す飲料の体積が少なくて済み効率的な運用が可能となる。
供給部に開閉弁を備えているので、洗浄器と水道の蛇口を洗浄液ホースによって接続したままの状態とした場合でも、水道の蛇口を開いておき開閉弁を閉じておくことにより、洗浄液ホース内部の水道水は水道管内と同じ密封状態となっており、塩素濃度も減少することがない。したがって、洗浄液ホース内に残留する水道水が劣化して細菌が発生するおそれもない。
切替弁体が、円筒部と、中央に穴部が形成された係合壁とからなる簡素な構成であることにより、洗浄器のコストを上昇させることなく、洗浄液と加圧ガスの供給切り換えを容易に行うことができる。
残留洗浄液を押し出すための加圧ガスは、飲料サーバー使用時と同じ加圧ガスを使用するため、押し出し用加圧ガスを別途用意する必要がなく、押し出し用加圧ガスのために洗浄器のコストが上昇することもない。また、残留洗浄液を押し出すための操作も簡単であり、誰でも容易に操作を行うことができる。さらに、洗浄液は一般の上水道の水道水を使用するため、洗浄コストを低減させることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここでは飲料として生ビールを例にとって説明する。図1、図2は、本発明の洗浄器1を示す断面図である。これらの図はディスペンスヘッド7が取り付けられた状態である。ディスペンスヘッド7は、前述のように図4に示す構成であるが、図1、図2においては図面の複雑化を避けるためにハンドル73、ガス供給口74等の部分の図示を省略している。また、図3は、洗浄器1を図1における上方から見た図である。
ここでは、便宜上、図1における上方、下方を洗浄器1の上方、下方として説明する。ただし、洗浄器1は必ずしもこのような配置でのみ使用するわけではなく、任意の方向に向けた配置でも使用可能である。洗浄器1の洗浄器本体10の全体形状は、上方が開放され下方が閉塞された略円筒形状に形成されている。なお、洗浄器本体10の外周部には、任意の形状の凸部等を形成することができる。この凸部等は、作業者が洗浄器1を支持する際の支持部として使用したり、洗浄器1を床上に載置するときに洗浄器1を安定させるために設けられる。
洗浄器本体10の上部は、円筒形状の外径が下部よりも拡大されて、ディスペンスヘッド取付部12として形成されている。ディスペンスヘッド取付部12は、内部が空洞でありこの空洞の上方は開放されている。図3に示すように、ディスペンスヘッド取付部12の内周面には係合突起13が形成されている。この係合突起13によってディスペンスヘッド7がディスペンスヘッド取付部12にワンタッチで結合できる。
洗浄器本体10の下部はディスペンスヘッド取付部12の外径よりも小径の円筒形状とされており、内部には空洞部11が形成されている。空洞部11は、略円筒形状であり下方は閉塞されている。洗浄器本体10の下部外周面には、洗浄液を洗浄器1に供給するための供給部2が一体に設けられている。ここで洗浄液としては一般の水道水が使用される。供給部2には洗浄液ホース51の一端が接続され、洗浄液ホース51の他端は水道の蛇口5(図5参照)に接続される。
洗浄液(水道水)は蛇口5から洗浄液ホース51を介して供給部2に供給される。開閉弁21は洗浄液の供給を開閉するためのものである。図1では開閉弁21が開状態となっており、洗浄液が供給部2から空洞部11に供給される。空洞部11の内周側面には、空洞部11と供給部2とを連通する連通孔15が設けられている。
空洞部11には、切替弁体3が上下方向(空洞部11の中心軸線方向、すなわち中空シャフト71の中心軸線方向)に移動可能に配置されている。切替弁体3の本体は、上下端が開放された略円筒形状の円筒部として形成されている。切替弁体3の内部には水平方向の係合壁31が設けられている。係合壁31は切替弁体3の円筒部の中心軸線と直交する平板状に形成されている。係合壁31の中央部には上下に貫通する穴部が設けられており、洗浄液はこの穴部を通って切替弁体3の下方から上方へ移動可能である。また、コイルばね39が係合壁31と空洞部11の底面との間に配置されており、切替弁体3を上方(ディスペンスヘッド取付部12側の方向)に付勢している。
切替弁体3と空洞部11の内周面との間は、Oリングによってシールされている。また、空洞部11の内周面には、ねじ結合により円筒状のストッパ14が固定されている。切替弁体3の外周段部がストッパ14の下端に当接することによって、切替弁体3の上方の移動端位置が規制されている。図1では切替弁体3が上方の移動端位置にある。この状態では、供給部2から供給された洗浄液は切替弁体3の係合壁31の穴部を通って、中空シャフト71内に流入する。
図2は、洗浄器1の他の動作状態を示す断面図である。この図の洗浄器1は、供給部2の開閉弁21を閉状態とし、また、ディスペンスヘッド7のハンドル73を操作して、中空シャフト71を下方(切替弁体3側の方向)の移動端位置に移動させた状態である。中空シャフト71の先端部75は、切替弁体3の係合壁31に当接し、コイルばね39の付勢力に抗して切替弁体3を下方移動端位置に移動させる。
この状態では、洗浄液は開閉弁21および切替弁体3によって供給を阻まれている。そして、ガス供給口74(図4参照)から供給された二酸化炭素加圧ガスが、中空シャフト71の先端部75に設けられた側方開口79から中空シャフト71内に流入する。この加圧ガスは、洗浄後の飲料サーバーの飲料通路内に残った洗浄液を飲料通路から押し出して排出させるための押出用気体である。
図5は、洗浄器1を使用した洗浄作業の状態を示す図である。洗浄作業を行うには、ビール樽等の口金に接続されていたディスペンスヘッド7を取り外して、洗浄器1に接続する。ディスペンスヘッド7の中空シャフト71の上端部には飲料ホース41の一端が接続されており、飲料ホース41の他端は飲料サーバー4に接続されている。また、ガス供給口74にはガス供給ホース61の一端が接続されており、ガス供給ホース61の他端は加圧ガスボンベ6に接続されている。加圧ガスボンベ6内には二酸化炭素等の加圧ガスが貯蔵されている。
飲料サーバー4を使用して生ビールを注出する際には、ディスペンスヘッド7はビール樽の口金に接続されており、また、ディスペンスヘッド7には飲料サーバー4および加圧ガスボンベ6が接続されている。洗浄作業を行う際には、ディスペンスヘッド7をビール樽の口金から取り外し、図示のように洗浄器1に取り付ける。飲料サーバー4および加圧ガスボンベ6はディスペンスヘッド7に接続したままでよい。
洗浄器1の供給部2には、洗浄液ホース51の一端が接続されており、洗浄液ホース51の他端は一般上水道の蛇口5に接続されている。なお、後述のように、洗浄器1と蛇口5とを洗浄液ホース51によって常時接続した状態としていても問題は生じない。
このように接続が完了したら、洗浄作業を開始する。まず、飲料サーバー4の注出コック42を開状態として固定しておく。そして、蛇口5の栓を開状態とし、開閉弁21を開状態として、洗浄液をディスペンスヘッド7を介して飲料サーバー4に供給する。このとき、ディスペンスヘッド7のハンドル73は押し下げず、ディスペンスヘッド7および洗浄器1は図1に示すような状態となっている。したがって、洗浄液が中空シャフト71内を通って飲料サーバー4に供給される。このとき、ディスペンスヘッド7の機能によって加圧ガスの流入は阻まれている。
中空シャフト71、飲料ホース41、飲料サーバー4、注出コック42等の飲料通路の内部を洗浄した洗浄液は、注出コック42から排出される。これらの飲料通路の内部が十分に洗浄されるまで洗浄液を流し続ける。飲料通路の内部が十分に洗浄されたら、開閉弁21を閉状態として洗浄液の供給を停止する。次に、ディスペンスヘッド7のハンドル73を押し下げて、ディスペンスヘッド7および洗浄器1を図2に示すような状態とする。この状態では、ガス供給口74から供給された加圧ガスが、中空シャフト71の先端部75に設けられた側方開口79から中空シャフト71内に流入する。
そして、この加圧ガスが、中空シャフト71から飲料ホース41、飲料サーバー4、注出コック42に流通し、これらの飲料通路の内部に残っている洗浄液を押し出して注出コック42から排出させる。洗浄液が注出コック42から排出されることがなくなったら、ディスペンスヘッド7のハンドル73を引き上げて、加圧ガスの流入を停止させる。これで洗浄作業を終了する。
残留洗浄液を押し出すための加圧ガスは、飲料サーバー使用時と同じ加圧ガスを使用するため、押し出し用加圧ガスを別途用意する必要がなく、押し出し用加圧ガスのために洗浄器のコストが上昇することもない。また、残留洗浄液を押し出すための操作も簡単であり、誰でも容易に操作を行うことができる。また、洗浄液は一般の上水道の水道水を使用するため、洗浄コストを低減させることができる。
このように、飲料サーバー4の飲料通路を洗浄液によって洗浄した後に、飲料通路内に残っている洗浄液を加圧ガスによりほとんど押し出してしまうことができるため、飲料サーバーを使用しないで長期間保管するような場合でも、飲料通路内に残留する洗浄液自体に細菌が発生したり洗浄液が腐敗してしまうおそれがなくなり、衛生上の問題が生じない。すなわち、洗浄後の飲料サーバー4の衛生状態を長期間にわたり良好に保つことができる。
また、飲料サーバーを洗浄後すぐに使用する場合にも、飲料通路内に残留する洗浄液がほぼ完全に排出されているため、飲料サーバーの使用開始時に余分に流す飲料の体積が少なくて済み効率的な運用が可能となる。
洗浄器1と水道の蛇口5を洗浄液ホース51によって接続したままの状態とした場合でも、水道の蛇口5を開いておき開閉弁21を閉じておくことにより、洗浄液ホース51内部の水道水は水道管内と同じ密封状態となっており、塩素濃度も減少することがない。したがって、洗浄液ホース51内に残留する水道水が劣化して細菌が発生するおそれもない。
なお、以上の実施の形態では、飲料として生ビール、飲料サーバーとして生ビールサーバーを例に挙げたが、本発明の洗浄器はそれ以外の任意の飲料サーバーの洗浄にも使用することができる。また、加圧ガスとしては、二酸化炭素等の飲料サーバー使用時と同じガスを使用することが望ましいが、圧縮空気等の他の加圧ガスを使用するようにしてもよい。さらに、洗浄液としては、一般の水道水を使用することが望ましいが、その他の専用の洗浄液を加圧して供給するようにしてもよい。
本発明の飲料サーバー用洗浄器は、生ビールを初めとする任意の飲料の飲料サーバーの洗浄に利用可能である。洗浄後の飲料サーバーの衛生状態を長期間にわたり良好に保つことができる。
本発明の洗浄器を示す断面図である。 本発明の洗浄器の他の動作状態を示す断面図である。 本発明の洗浄器を図1における上方から見た図である。 ディスペンスヘッドの構成を示す断面図である。 本発明の洗浄器の使用状態を示す図である。 従来の洗浄器を示す断面図である。 従来の洗浄器の他の動作状態を示す断面図である。
符号の説明
1 洗浄器
2 供給部
3 切替弁体
4 飲料サーバー
5 蛇口
6 加圧ガスボンベ
7 ディスペンスヘッド
8 洗浄器(従来)
10 洗浄器本体
11 空洞部
12 ディスペンスヘッド取付部
13 係合突起
14 ストッパ
15 連通孔
21 開閉弁
31 係合壁
39 コイルばね
41 飲料ホース
42 注出コック
51 洗浄液ホース
61 ガス供給ホース
71 中空シャフト
73 ハンドル
74 ガス供給口
75 先端部
76 ガス弁押下部
77 流出口
78 取付部
79 側方開口
80 洗浄器本体
81 空洞部
82 ディスペンスヘッド取付部
83 供給部
84 弁体
85 コイルばね
86 ストッパ

Claims (3)

  1. 中心軸線方向に移動可能な中空シャフト(71)を備えたディスペンスヘッド(7)を取り付け、飲料サーバーの飲料通路内に洗浄液を圧送して、前記飲料通路内を洗浄する飲料サーバー用洗浄器であって、
    内部に略円筒形状の空洞部(11)が形成された洗浄器本体(10)と、
    前記ディスペンスヘッド(7)を取り付けるためのディスペンスヘッド取付部(12)と、
    前記洗浄液の供給部(2)と、
    前記洗浄液の供給を開閉する開閉弁(21)と、
    前記洗浄器本体(10)の前記空洞部(11)内に配置され、前記中空シャフト(71)の先端部(75)に当接して前記中空シャフト(71)の中心軸線方向に移動可能に設けられた切替弁体(3)と、
    前記切替弁体(3)を前記ディスペンスヘッド取付部(12)側に付勢する付勢部材(39)とを有し、
    前記切替弁体(3)は、前記中空シャフト(71)が前記切替弁体(3)側と反対方向に移動したときには洗浄液を前記中空シャフト(71)内に流入させ、前記中空シャフト(71)が前記切替弁体(3)側に移動したときには押出用気体を前記中空シャフト(71)内に流入させるものである飲料サーバー用洗浄器。
  2. 請求項1に記載した飲料サーバー用洗浄器であって、
    前記切替弁体(3)は、中心軸線方向の両端部が開放された略円筒状の円筒部と、当該円筒部の内部に設けられた係合壁(31)とを備えたものであり、
    前記係合壁(31)は、前記円筒部の中心軸線と直交する平板状に形成され、中央に穴部が形成されたものである飲料サーバー用洗浄器。
  3. 請求項1,2のいずれか1項に記載した飲料サーバー用洗浄器であって、
    洗浄液は水道水であり、
    押出用気体は前記ディスペンスヘッド(7)を介して供給される二酸化炭素の加圧ガスである飲料サーバー用洗浄器。
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